JP2006287622A - 高周波通信制御装置および高周波通信制御方法 - Google Patents

高周波通信制御装置および高周波通信制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006287622A
JP2006287622A JP2005104782A JP2005104782A JP2006287622A JP 2006287622 A JP2006287622 A JP 2006287622A JP 2005104782 A JP2005104782 A JP 2005104782A JP 2005104782 A JP2005104782 A JP 2005104782A JP 2006287622 A JP2006287622 A JP 2006287622A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency control
frequency
circuit unit
setting
setting parameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005104782A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Uchikawa
秀樹 内川
Kentaro Fukushima
健太郎 福島
Hideyuki Araki
英行 荒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2005104782A priority Critical patent/JP2006287622A/ja
Priority to US11/189,326 priority patent/US7881676B2/en
Priority to EP20050254639 priority patent/EP1708444B1/en
Publication of JP2006287622A publication Critical patent/JP2006287622A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/38Transceivers, i.e. devices in which transmitter and receiver form a structural unit and in which at least one part is used for functions of transmitting and receiving
    • H04B1/40Circuits

Abstract

【課題】 高周波制御回路部にて高周波信号の送受信処理を行い、ベースバンド回路部にて高周波信号に含まれるデータのディジタル処理を行う高周波通信制御装置および方法に関し、高周波制御素子を変更する際に、ベースバンド回路部のファームウェアの処理形式を変更せずに高周波制御素子をべースバンド回路部に容易に接続することを目的とする。
【解決手段】 べースバンド回路部3が、複数の高周波制御素子の設定パラメータを予め保持する設定パラメータ保持部6と、べースバンド回路部に接続される高周波制御回路素子が切り替わるときに、外部からの設定情報に基づき、切り替え後の高周波制御素子が使用すべき設定パラメータを判別する設定パラメータ判別部4と、この判別結果に基づき、切り替え後の高周波制御素子に対応する設定パラメータを設定パラメータ保持部から選択し、切り替え後の高周波制御素子に送出する設定パラメータ選択処理部55とを含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯電話機等の無線通信機器において、1つのチップの高周波制御回路部(通常、RF制御回路部と呼ばれる)によって高周波信号の送受信処理を行い、かつ、他のチップのべースバンド回路部(べースバンド素子とも呼ばれる)によって、高周波制御回路部から送出される高周波信号に含まれるデータに対し各種のディジタル処理を行うための高周波通信制御装置および高周波通信制御方法に関する。
特に、本発明は、高周波制御回路部が複数の高周波制御素子(通常、RF制御素子と呼ばれる)を含む場合、これらの複数の高周波制御素子の有効活用を図るために、ユーザ等により選択された複数の高周波制御素子の任意の1つをべースバンド回路部に簡単な方法で接続することを可能にするための一手法について言及するものである。
一般に、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access:広帯域符号分割多元接続)形式で使用される携帯電話機等の無線通信機器においては、主にアナログ形式の高周波信号を取り扱う1チップの高周波制御回路部が実装されたチップと、主に低周波信号に変換されたディジタル形式のデータを取り扱うべースバンド回路部が実装されたチップによって、高周波通信制御装置が構成されている。
ここで、「W−CDMA」とは、無線通信における多元接続方式の1つであって、CDMA方式と同様のスペクトラム拡散技術を利用しかつCDMA方式よりも広い周波数帯域幅(例えば、800MHz〜2GHz)の電波を使用して、同じ周波数帯の電波を複数のユーザで効率的に共用する多元接続方式を指している。
従来の無線通信機器に使用される高周波通信制御装置においては、高周波制御回路部内の任意の1つの高周波制御素子をベースバンド回路部に接続する場合に、この1つの高周波制御素子に対して、ベースバンド回路部側のインタフェースは1対1で設定を行っていた。
このような設定方法では、上記の1つの高周波制御素子から他の高周波制御素子への変更が行われる毎に、ベースバンド回路部側のインタフェースを全て変更しなければならなくなる。それゆえに、ベースバンド回路部側のインタフェースを適切に設定するために必要なDSP(Digital Signal Processor:ディジタル信号プロセッサ)等のファームウェア(またはソフトウェア)の処理形式の変更も余儀なくされていた。
したがって、従来の無線通信機器に使用される高周波通信制御装置では、ベースバンド回路部に接続される高周波制御素子を変更する際に、ベースバンド回路部側のファームウェアの処理形式をわざわざ変更するためのコストや工数がかかるという問題が発生する。この結果、複数の高周波制御素子を資源として有効に利用することが困難になる。
ここで、参考のため、前述のような従来の高周波通信制御装置に関連した下記の特許文献1および特許文献2を先行技術文献として呈示する。
特許文献1では、高周波制御素子内の低雑音指数増幅器による選択制御を行う際に、同調チャネル周波数の信号レベルの大きさを、予め定められた閾値と比較し、この比較結果に応じて高周波制御素子内のAGC制御(自動利得制御)を行うか否かを判定すると共に、近傍周波数についても同様のAGC制御(自動利得制御)を行うか否かを判定するような信号処理装置が開示されている。しかしながら、特許文献1においては、ベースバンド素子に接続される高周波制御素子を変更する点に関しては一切言及していない。
特許文献2においては、通信中にバッテリ交換が行われても、不揮発性メモリに記憶されている情報に基づいて、携帯無線電話機の動作状態をバッテリ交換により電源電圧の供給が断たれる直前の状態に復帰させるようにした携帯型電子機器が開示されている。しかしながら、特許文献2においても、前述の特許文献1と同様に、ベースバンド素子に接続される高周波制御素子を変更する点に関しては一切言及していない。
したがって、特許文献1および特許文献2のいずれにおいても、ベースバンド素子に接続される高周波制御素子を変更する際に、従来の高周波通信制御装置と同様の問題が発生する。
特表2004−510377号公報 特開平6−43979号公報
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、ベースバンド回路部に接続される高周波制御素子を変更する際に、ベースバンド回路部側のファームウェア等の処理形式をわざわざ変更することなく変更後の高周波制御素子をべースバンド回路部に簡単な方法で接続することを可能にするような高周波通信制御装置および高周波通信制御方法を提供することを目的とするものである。
上記問題点を解決するために、本発明の1つの態様に係る高周波通信制御装置は、高周波信号の送受信処理を行う高周波制御回路部と、この高周波制御回路部から送出される高周波信号に含まれるデータに対して各種のディジタル処理を行うべースバンド回路部とを有し、上記高周波制御回路部では、複数の高周波制御回路素子のいずれか1つが選択的に上記べースバンド回路部に接続されており、上記べースバンド回路部は、上記複数の高周波制御素子の各々の設定パラメータを予め保持しておく設定パラメータ保持部と、上記べースバンド回路部に接続されている1つの高周波制御回路素子が他の高周波制御素子に切り替わるときに、外部から提供される上記他の高周波制御素子の設定に関する設定情報に基づいて、上記他の高周波制御素子に使用されるべき設定パラメータを判別する設定パラメータ判別部と、この設定パラメータ判別部による判別結果に基づいて、上記他の高周波制御素子に対応する設定パラメータを上記設定パラメータ保持部から選択し、上記他の高周波制御素子に送出する設定パラメータ選択処理部とを含む。
好ましくは、本発明の高周波通信制御装置において、上記べースバンド回路部に設けられている外部設定ピンから、上記他の高周波制御素子の上記設定情報が提供される。
さらに、好ましくは、本発明の高周波通信制御装置において、上記べースバンド回路部を制御する上位装置から、上記他の高周波制御素子の上記設定情報が提供される。
また一方で、本発明の他の態様に係る高周波通信制御装置は、高周波信号の送受信処理を行う高周波制御回路部と、この高周波制御回路部から送出される高周波信号に含まれるデータに対して各種のディジタル処理を行うべースバンド回路部とを有し、上記高周波制御回路部は、複数の高周波制御回路素子を含み、上記複数の高周波制御回路素子の各々は、上記複数の高周波制御素子の各々の設定パラメータを予め保持しておく設定パラメータ保持部を含み、上記複数の高周波制御素子のいずれか1つが選択的に上記べースバンド回路部に接続されており、上記べースバンド回路部は、上記べースバンド回路部に接続されている1つの高周波制御回路素子が他の高周波制御素子に切り替わるときに、上記他の高周波制御素子の上記設定パラメータ保持部に保持されている設定パラメータを読み込んで保持し、上記他の高周波制御素子に送出する設定パラメータ選択処理部を含む。
また一方で、本発明の高周波通信制御方法は、複数の高周波制御回路素子を含む高周波制御回路部によって高周波信号の送受信処理を行い、ベースバンド回路部によって上記高周波信号に含まれるデータに対し各種のディジタル処理を行う場合、上記複数の高周波制御素子のいずれか1つが上記ベースバンド回路部に接続されており、上記ベースバンド回路部の上記設定パラメータ保持部によって、上記複数の高周波制御素子の各々の設定パラメータを予め保持しておき、上記べースバンド回路部に接続されている1つの高周波制御回路素子が他の高周波制御素子に切り替わるときに、外部から提供される上記他の高周波制御素子の設定に関する設定情報に基づいて、上記他の高周波制御素子に使用されるべき設定パラメータを判別し、当該設定パラメータの判別結果に基づいて、上記他の高周波制御素子に対応する設定パラメータを選択し、上記他の高周波制御素子に送出する。
要約すれば、本発明では、第1に、W−CDMA形式で使用される無線通信機器の高周波制御素子の設定パラメータが比較的特化されている点に着目し、ベースバンド回路部の設定パラメータ保持部(例えば、不揮発メモリ情報保持部)によって複数の高周波制御素子の各々の設定パラメータを予め保持しておくようにしている。そして、べースバンド回路部に接続されている1つの高周波制御回路素子が他の高周波制御回路素子に切り替わるときに、外部から提供される高周波制御素子の設定情報(例えば、1つの高周波制御回路素子から他の高周波制御回路素子へ切り替わったことを示す信号に関する情報)に基づいて、切り替え後の高周波制御素子に使用されるべき設定パラメータを判別し、この判別結果に基づいて切り替え後の高周波制御素子に対応する設定パラメータを選択し、当該高周波制御素子に送出するようにしている。
それゆえに、本発明の第1の手法によれば、べースバンド回路部に接続されている1つの高周波制御回路素子が他の高周波制御素子に切り替わるときに、ベースバンド回路部側のファームウェア等の処理形式をわざわざ変更することなく、べースバンド回路部の設定パラメータ保持部から選択される設定パラメータを変更するのみで高周波制御回路素子の変更に容易に対応することが可能になり、上記のファームウェア等の処理形式を変更するためのコストや工数が節減される。
また一方で、本発明では、第2に、W−CDMA形式で使用される無線通信機器の高周波制御素子の設定パラメータが比較的特化されている点に着目し、複数の高周波制御回路素子の各々の設定パラメータ保持部によって複数の高周波制御素子の各々の設定パラメータを予め保持しておくようにしている。そして、べースバンド回路部に接続されている1つの高周波制御回路素子が他の高周波制御回路素子に切り替わるときに、切り替え後の高周波制御素子の設定パラメータ保持部に保持されている設定パラメータを読み込んでべースバンド回路部に保持し、切り替え後の高周波制御素子に送出するようにしている。
それゆえに、本発明の第2の手法によっても、前述の第1の手法とほぼ同様に、べースバンド回路部に接続されている1つの高周波制御回路素子が他の高周波制御素子に切り替わるときに、ベースバンド回路部側のファームウェア等の処理形式をわざわざ変更することなく、高周波制御素子の設定パラメータ保持部から読み込まれた設定パラメータを高周波制御回路素子に送出するのみで高周波制御回路素子の変更に容易に対応することが可能になり、上記のファームウェア等の処理形式を変更するためのコストや工数が節減される。
以下、添付図面(図1〜図13)を参照しながら、本発明の好ましい実施例の構成および動作等を説明する。
図1は、本発明の第1の実施例に係る高周波通信制御装置の構成を示すブロック図である。ただし、ここでは、本発明の第1の実施例に係る高周波通信制御装置10の構成を簡略化して示す。なお、これ以降、前述した構成要素と同様のものについては、同一の参照番号を付して表すこととする。
図1の高周波通信制御装置10は、W−CDMA方式を使用して高周波信号の送信処理および受信処理を行う高周波制御回路部1と、この高周波制御回路部1から送出される高周波信号または中間周波信号に含まれるデータに対して各種のディジタル処理を行うべースバンド回路部3とを備えている。
ここで、高周波制御回路部1は、主にアナログ形式の高周波信号の送受信処理を行って中間周波信号に変換する機能を有する。また一方で、べースバンド回路部3は、アナログ・ディジタルコンバータ(図示していない)等によって、高周波制御回路部1から送出されるアナログ形式の信号をディジタル形式の信号に変換し、このディジタル形式の信号に含まれる所望のデータを再生し、DSP(図示していない)等により各種のディジタル処理を行う機能を有する。好ましくは、高周波制御回路部1およびべースバンド回路部3の各々は、LSI(Large Scale Integrated Circuit:大規模集積回路)のチップにより別々に作製される。
より詳しく説明すれば、図1の高周波制御回路部1は、任意の1つの高周波制御回路素子(図1に、任意のRF制御素子として示す)2−k(kは任意の正の整数)を含む。この1つの高周波制御回路素子(任意のRF制御素子)2−kは、複数の高周波制御回路素子(図1では、3つのRF制御素子♯1(2−1)、RF制御素子♯1(2−2)およびRF制御素子♯3(2−3)を代表して示す)からルート(1)〜(3)を経由して選択されたものであり、べースバンド回路部3に接続されている。なお、ここでは、高周波制御回路部1のチップが、複数の高周波制御素子♯1〜♯3のいずれか1つの高周波制御素子を含む例を示しているが、当該チップの規模に応じて複数の高周波制御素子♯1〜♯3を全て含むように構成することも可能である。
また一方で、図1のベースバンド回路部3は、複数の高周波制御素子♯1〜♯3の各々の設定パラメータを予め保持しておく不揮発メモリ情報保持部6を具備している。この不揮発メモリ情報保持部6は、本発明の設定パラメータ保持部に対応するものであり、ROM(Read-Only Memory:リード・オンリ・メモリ)等の書き換え可能な不揮発メモリにより構成される。この不揮発メモリ情報保持部6は、後述の設定パラメータ選択処理部55によって、現在選択されている高周波制御素子に対応する高周波制御素子対応不揮発メモリ情報(図1では、RF制御素子♯1対応不揮発メモリ情報(60−1)、RF制御素子♯2対応不揮発メモリ情報(60−2)およびRF制御素子♯3対応不揮発メモリ情報(60−3)が、それぞれ対応するルート(1)〜(3)を経由して書き換えられる例を示す)に書き換えられるようになっている。なお、ここでは、ベースバンド回路部3のチップが、複数の高周波制御素子対応不揮発メモリ情報のいずれか1つの不揮発メモリ情報を保持する例を示しているが、当該チップの規模に応じて複数の高周波制御素子対応不揮発メモリ情報を全て含むように構成することも可能である。上記の高周波制御素子対応不揮発メモリ情報の具体的なフォーマットは、後述の図5〜図9にて詳しく説明する。
さらに、図1のベースバンド回路部3は、このべースバンド回路部3に接続されている1つの高周波制御回路素子が他の高周波制御素子に切り替わるときに、外部から提供される切り替え後の他の高周波制御素子の設定に関する高周波制御素子設定情報(例えば、1つの高周波制御回路素子から他の高周波制御回路素子に切り替わったことを示す信号に関する情報)SIに基づいて、切り替え後の他の高周波制御素子に使用されるべき設定パラメータを判別する設定パラメータ判別部4を具備している。好ましくは、設定パラメータ判別部4の機能は、コンピュータシステムのCPU40により実現される。このCPU40には、ROMおよびRAM(Random Access Memory:ランダム・アクセス・メモリ)等の記憶部41が設けられている。なお、この記憶部41の代わりに、CPU40に内蔵のROMおよびRAMを使用することも可能である。
より具体的にいえば、ROM等に格納されている設定パラメータ判別用のプログラム、およびRAM等に格納されているプログラム実行に必要な各種のデータをCPU40により読み出して上記プログラムを実行させることによって、設定パラメータ判別部4に相当する機能が実現される。
さらに、図1のベースバンド回路部3は、設定パラメータ判別部4による判別結果に基づいて、切り替え後の高周波制御素子に対応する不揮発メモリ情報を不揮発メモリ情報保持部6から選択し、高周波制御回路部1の切り替え後の高周波制御素子(例えば、任意の高周波制御素子2−k)に送出する設定パラメータ選択処理部55を具備している。この設定パラメータ選択処理部55は、設定パラメータ判別部4による判別結果に従って、不揮発メモリ情報保持部6に現在保持されている不揮発メモリ情報の内容を切り替え後の高周波制御素子対応不揮発メモリ情報に書き換えてから、当該高周波制御素子に対応する設定パラメータを選択するファームウェア処理部5と、このファームウェア処理部5により選択された設定パラメータを高周波制御回路部1の切り替え後の高周波制御素子に送出する素子対応設定パラメータ送出部35とを含む。好ましくは、ファームウェア処理部5および素子対応設定パラメータ送出部35の機能は、ファームウェアによりディジタル形式の信号を処理するDSP(図示していない)により実現される。
より具体的にいえば、図1のベースバンド回路部3の記憶部41に格納されているプログラムは、べースバンド回路部に接続されている1つの高周波制御回路素子が他の高周波制御素子に切り替わるときに、外部から提供される切り替え後の高周波制御素子の設定に関する設定情報に基づいて、切り替え後の高周波制御素子に使用されるべき設定パラメータを判別するステップと、当該設定パラメータの判別結果に基づいて、切り替え後の高周波制御素子に対応する設定パラメータを選択し、切り替え後の高周波制御素子に送出するステップとを含む。
さらに、本発明の第1の実施例では、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体(または記録媒体)を使用してCPUまたはDSPを動作させる場合、前述のようなプログラムの内容を保持している記憶媒体(図示していない)を用意することが好ましい。なお、上記第1の実施例の記憶媒体は、上記したものに限らず、フロッピィディスクやMO(Magneto-Optical Disk:光磁気ディスク)やCD−R(Compact Disk-Recordable)やCD−ROM(Compact Disk Read-only Memory)等の可搬形媒体、その他の固定形媒体など種々の記憶媒体の形態で提供可能なものである。
ここで、図1の高周波制御回路部1の切り替え後の高周波制御素子は、素子対応設定パラメータ送出部35から送出される設定パラメータに含まれる制御プロトコルSPにより制御される。特にW−CDMA形式で使用される高周波制御素子の制御プロトコルSPの内容は、比較的特化されている点に注目すべきである。このような制御プロトコルSPは、設定パラメータの設定値のインタフェースとして使用されるシリアル制御コードScc、ストローブ信号SsおよびクロックCLKを含む。このシリアル制御コードSccの内容は、例えば、受信部設定、送信部設定、送信部周波数設定および受信部周波数設定に関するものである。なお、図1の実施例では、設定パラメータの設定値のインタフェースはシリアル形式の制御コードであるが、本発明はこれに限るものではない。
本発明の第1の実施例によれば、ベースバンド回路部の不揮発メモリ情報保持部によって複数の高周波制御素子の各々の設定パラメータを予め保持しておくようにしている。そして、べースバンド回路部に接続されている1つの高周波制御回路素子が他の高周波制御回路素子に切り替わるときに、外部から提供される高周波制御素子対応設定情報に基づいて、切り替え後の高周波制御素子に使用されるべき設定パラメータをCPU等により判別し、この判別結果に基づいて切り替え後の高周波制御素子に対応する設定パラメータをDSP等により選択し、切り替え後の高周波制御素子に送出するようにしている。
それゆえに、本発明の第1の実施例によれば、べースバンド回路部に接続されている1つの高周波制御回路素子が他の高周波制御素子に切り替わるときに、ベースバンド回路部側のファームウェアの処理形式をわざわざ変更することなく、べースバンド回路部の不揮発メモリ情報保持部から選択される制御プロトコルを変更するのみで高周波制御回路素子の変更に容易に対応することができるようになる。
図2は、本発明の第2の実施例に係る高周波通信制御装置の構成を示すブロック図である。ただし、ここでも、本発明の第2の実施例に係る高周波通信制御装置10の構成を簡略化して示す。
図2の第2の実施例に係る高周波通信制御装置10は、前述の図1の第1の実施例と同様に、高周波信号の送信処理および受信処理を行う高周波制御回路部1と、この高周波制御回路部1から送出される高周波信号または中間周波信号に含まれるデータに対して各種のディジタル処理を行うべースバンド回路部3とを備えている。好ましくは、高周波制御回路部1およびべースバンド回路部3の各々は、LSIのチップにより別々に作製される。
ここで、図2の高周波制御回路部1のチップは、前述の図1の第1の実施例と異なり、複数の高周波制御素子♯1〜♯3を全て含むように構成される。このような複数の高周波制御回路素子♯1〜♯3(図2では、3つのRF制御素子♯1(2a−1)、RF制御素子♯1(2a−2)およびRF制御素子♯3(2a−3)を代表して示す)のいずれか1つが、切り替え可能にべースバンド回路部3に接続されている。
また一方で、図2のベースバンド回路部3は、複数の高周波制御素子♯1〜♯3の各々の設定パラメータを予め保持しておく不揮発メモリ情報保持部6を具備している。この不揮発メモリ情報保持部6は、本発明の1つの態様における設定パラメータ保持部に対応するものであり、ROM等の書き換え可能な不揮発メモリにより構成される。この不揮発メモリ情報保持部6では、複数の高周波制御素子♯1〜♯3にそれぞれ対応する高周波制御素子対応不揮発メモリ情報(図2では、RF制御素子♯1対応不揮発メモリ情報(60a−1)、RF制御素子♯2対応不揮発メモリ情報(60a−2)およびRF制御素子♯3対応不揮発メモリ情報(60a−3))が予め保持されており、設定パラメータ選択処理部55によって、切り替え後の高周波制御素子に対応する高周波制御素子対応不揮発メモリ情報が選択されるようになっている。上記の高周波制御素子対応不揮発メモリ情報の具体的なフォーマットは、後述の図5〜図9にて詳しく説明する。
さらに、図2のベースバンド回路部3では、外部設定ピンEPによって高周波制御素子の設定に関する設定情報を提供することにより、高周波制御素子対応不揮発メモリ情報の切り替えが可能になる。より具体的には、べースバンド回路部3に接続されている1つの高周波制御回路素子が他の高周波制御素子に切り替わるときに、外部設定ピンEPを切り替えておく。この外部設定ピンEPにより提供される設定情報に基づいて、不揮発メモリ情報保持部6内に保持されている高周波制御素子対応不揮発メモリ情報の切り替え選択を行うことが可能である。
さらに、図2のベースバンド回路部3は、前述の図1の実施例と同様に、上記べースバンド回路部3に接続されている1つの高周波制御回路素子が他の高周波制御素子に切り替わるときに、外部設定ピンEPにより提供される設定情報に基づいて、切り替え後の他の高周波制御素子に使用されるべき設定パラメータを判別する設定パラメータ判別部4を具備している。好ましくは、設定パラメータ判別部4の機能は、コンピュータシステムのCPU40により実現される。このCPU40には、ROMおよびRAM等の記憶部41が設けられている。
さらに、図2のベースバンド回路部3は、前述の図1の実施例と同様に、設定パラメータ判別部4による判別結果に基づいて、切り替え後の高周波制御素子に対応する不揮発メモリ情報を不揮発メモリ情報保持部6から選択し、高周波制御回路部1の切り替え後の高周波制御素子に送出する設定パラメータ選択処理部55を具備している。この設定パラメータ選択処理部55は、設定パラメータ判別部4による判別結果に従って、不揮発メモリ情報保持部6に保持されている切り替え後の高周波制御素子対応不揮発メモリ情報に含まれる設定パラメータを選択するファームウェア処理部5と、このファームウェア処理部5により選択された設定パラメータを高周波制御回路部1の切り替え後の高周波制御素子に送出する素子対応設定パラメータ送出部35とを含む。好ましくは、ファームウェア処理部5および素子対応設定パラメータ送出部35の機能は、ファームウェアによりディジタル形式の信号を処理するDSP(図示していない)により実現される。
ここで、図2の高周波制御回路部1の切り替え後の高周波制御素子は、前述の図1の場合と同様に、素子対応設定パラメータ送出部35から送出される設定パラメータに含まれる制御プロトコルSPにより制御される。このような制御プロトコルSPは、設定パラメータの設定値のインタフェースとして使用されるシリアル制御コードScc、ストローブ信号SsおよびクロックCLKを含む。なお、図2の実施例では、設定パラメータの設定値のインタフェースはシリアル形式の制御コードであるが、本発明はこれに限るものではない。
本発明の第2の実施例によれば、前述の第1の実施例と同様に、べースバンド回路部に接続されている1つの高周波制御回路素子が他の高周波制御素子に切り替わるときに、ベースバンド回路部側のファームウェアの処理形式をわざわざ変更することなく、べースバンド回路部の不揮発メモリ情報保持部から選択される制御プロトコルを変更するのみで高周波制御回路素子の変更に容易に対応することができるようになる。
図3は、本発明の第3の実施例に係る高周波通信制御装置の構成を示すブロック図である。ただし、ここでも、本発明の第3の実施例に係る高周波通信制御装置10の構成を簡略化して示す。
図3の第3の実施例に係る高周波通信制御装置10は、前述の図2の第2の実施例とほぼ同様の構成を有する。ただし、図3の第3の実施例においては、前述の図2の第2の実施例と異なり、ベースバンド回路部3を制御する上位装置7によって高周波制御素子の設定に関する設定情報を提供することにより、高周波制御素子対応不揮発メモリ情報の切り替えが可能になる。より具体的には、べースバンド回路部3に接続されている1つの高周波制御回路素子が他の高周波制御素子に切り替わるときに、上位装置の上位アプリケーションにより提供される切り替え情報(設定情報)に基づいて、不揮発メモリ情報保持部6内に保持されている高周波制御素子対応不揮発メモリ情報の切り替え選択を行うことが可能である。上記の高周波制御素子対応不揮発メモリ情報の具体的なフォーマットは、後述の図5〜図9にて詳しく説明する。
図3の実施例におけるべースバンド回路部3の各部の構成および動作は、上位装置7以外の点に関しては、前述の図2の実施例におけるべースバンド回路部の構成および動作と同じである。したがって、ここでは、図3のべースバンド回路部3の各部に関する再度の説明を省略する。
図4は、本発明の第4の実施例に係る高周波通信制御装置の構成を示すブロック図である。ただし、ここでも、本発明の第4の実施例に係る高周波通信制御装置10の構成を簡略化して示す。
図4の第4の実施例に係る高周波通信制御装置10は、高周波信号の送信処理および受信処理を行う高周波制御回路部1と、この高周波制御回路部1から送出される高周波信号または中間周波信号に含まれるデータに対して各種のディジタル処理を行うべースバンド回路部3とを備えている。好ましくは、高周波制御回路部1およびべースバンド回路部3の各々は、LSIのチップにより別々に作製される。
ここで、図4の高周波制御回路部1のチップは、複数の高周波制御素子♯1〜♯3を全て含むように構成される。このような複数の高周波制御回路素子♯1〜♯3(図3では、3つのRF制御素子♯1(2b−1)、RF制御素子♯1(2b−2)およびRF制御素子♯3(2b−3)を代表して示す)のいずれか1つが、切り替え可能にべースバンド回路部3に接続されている。
さらに、図4の複数の高周波制御回路素子♯1〜♯3の各々は、これらの複数の高周波制御素子♯1〜♯3の各々の設定パラメータを予め保持しておくメモリ情報保持部20−1〜20−3を具備している。このメモリ情報保持部No.1〜No.3(20−1〜20−3)は、本発明の他の態様における設定パラメータ保持部に対応するものであり、RAM等のメモリにより構成される。このメモリ情報保持部20−1〜20−3では、複数の高周波制御素子♯1〜♯3にそれぞれ対応するメモリ情報が予め保持されており、ベースバンド回路部3によって、切り替え後の高周波制御素子に対応するメモリ情報が読み込まれるようになっている。なお、この場合、メモリ情報保持部20−1〜20−3のメモリ情報は、高周波制御素子の切り替え時に読み出されて最終的にベースバンド回路部3のメモリ情報保持部に保持されるので、前述の図1〜図3の実施例のように不揮発メモリ情報を使用する必要はない。ただし、上記のメモリ情報のフォーマットは、前述の図1〜図3の実施例における不揮発メモリ情報のフォーマットと同じである。このフォーマットは、後述の図5〜図9にて詳しく説明する。
さらに、図4のベースバンド回路部3は、上記べースバンド回路部3に接続されている1つの高周波制御回路素子が他の高周波制御素子に切り替わるときに、切り替え後の高周波制御素子のメモリ情報保持部に保持されている設定パラメータを読み込んでベースバンド回路部3内のメモリ情報保持部8に一旦保持し、高周波制御回路部1の切り替え後の高周波制御素子に送出する設定パラメータ選択処理部55を具備している。この設定パラメータ選択処理部55は、メモリ情報保持部8に一旦保持されているメモリ情報に含まれる設定パラメータを選択するファームウェア処理部5と、このファームウェア処理部5により選択された設定パラメータを高周波制御回路部1の切り替え後の高周波制御素子に送出する素子対応設定パラメータ送出部35とを含む。好ましくは、ファームウェア処理部5および素子対応設定パラメータ送出部35の機能は、ファームウェアによりディジタル形式の信号を処理するDSP(図示していない)により実現される。
より具体的にいえば、図4の記憶部41に格納されているプログラムは、べースバンド回路部に接続されている1つの高周波制御回路素子が他の高周波制御素子に切り替わるときに、切り替え後の高周波制御素子のメモリ情報保持部に保持されている設定パラメータを読み込んでべースバンド回路部に保持し、切り替え後の高周波制御素子に送出するステップを含む。
ここで、図4の高周波制御回路部1の切り替え後の高周波制御素子は、素子対応設定パラメータ送出部35から送出される設定パラメータに含まれる制御プロトコルSPにより制御される。このような制御プロトコルSPは、設定パラメータの設定値のインタフェースとして使用されるシリアル制御コードScc、ストローブ信号SsおよびクロックCLKを含む。なお、図4の実施例では、設定パラメータの設定値のインタフェースはシリアル形式の制御コードであるが、本発明はこれに限るものではない。
さらに、図4のベースバンド回路部3には、DSPと協働して各種のディジタル処理を行うCPU40と、ROMおよびRAM等の記憶部41とが設けられている。
本発明の第4の実施例によれば、複数の高周波制御回路素子の各々のメモリ情報保持部によって複数の高周波制御素子の各々の設定パラメータを予め保持しておくようにしている。そして、べースバンド回路部に接続されている1つの高周波制御回路素子が他の高周波制御回路素子に切り替わるときに、切り替え後の高周波制御素子のメモリ情報保持部に保持されている設定パラメータをDSP等により読み込んでべースバンド回路部内のメモリ情報保持部に一旦保持し、切り替え後の高周波制御素子に送出するようにしている。
それゆえに、本発明の第4の実施例によれば、べースバンド回路部に接続されている1つの高周波制御回路素子が他の高周波制御素子に切り替わるときに、ベースバンド回路部側のファームウェア等の処理形式をわざわざ変更することなく、高周波制御素子のメモリ情報保持部から読み込まれた設定パラメータを高周波制御回路素子に送出するのみで高周波制御回路素子の変更に容易に対応することが可能になる。
図5は、本発明の実施例で使用される不揮発メモリ情報のイベントのセーブルの具体例を示すデータフォーマット図であり、図6は、本発明の実施例で使用される不揮発メモリ情報のイベント設定値のテーブルの具体例を示すデータフォーマット図である。
ここでは、前述の第1〜第4の実施例において、ベースバンド回路部の不揮発メモリ情報保持部(または高周波制御素子のメモリ情報保持部)に保持されている設定パラメータの設定例がテーブルの形式で図示されている。
図5は、不揮発メモリ情報のインデックスのイベントXのテーブルを例示したものである。このイベントXとして、X=0:高周波受信部処理、X=1:高周波送信部処理、X=2:高周波受信部周波数設定処理、X=3:高周波送信部周波数設定処理、および、X=m:その他の処理(mは4以上の任意の正の整数)をテーブルにまとめている。上記のように、W−CDMA形式で使用される高周波通信制御装置の高周波制御素子の設定パラメータでは、イベントXが比較的特化されている点に注目すべきである。
図6は、不揮発メモリ情報のインデックスのイベント設定値Yのテーブルを例示したものである。このイベント設定値Yとして、設定値送出処理に関係する事項を選定している。ここでは、Y=0:設定値送出なし、Y=1:設定値送出1回目、Y=2:設定値送出2回目、Y=3:設定値送出3回目、および、Y=n:設定値送出n回目(nは1以上の任意の正の整数)をテーブルにまとめている。
図7は、複数の高周波制御素子に関するイベント設定値送出回数のテーブルの具体例を示すデータフォーマット図、図8は、特定の高周波制御素子に関するイベント設定値送出回数のテーブルの具体例を示すデータフォーマット図、そして、図9は、特定の高周波制御素子に関するイベントとイベント設定値を2次元マトリックスで表示したテーブルの具体例を示すデータフォーマット図である。
図7は、前述の実施例(例えば、図1〜図4参照)で使用されている複数(3つ)の高周波制御素子♯1、♯2および♯3に関するイベント設定値送出回数のテーブルを例示したものである。ここでは、イベントXとして、高周波受信部処理、高周波送信部処理、高周波受信部周波数設定および高周波送信部周波数設定の4つを選定している。これらのイベントXの各々について、イベント設定値Yの送出回数を設定してテーブルにまとめている。
前述のファームウェア処理部(例えば、図1〜図4参照)では、図8に示すように、特定の高周波制御素子(例えば、高周波制御素子♯1)に関してイベントXとイベント設定値Yに対応するイベント設定値送出回数のテーブルの不揮発メモリ情報を読み出し、上記特定の高周波制御素子に対する設定パラメータの設定処理を行うようにしている。
図9は、特定の高周波制御素子(例えば、高周波制御素子♯1)に関するイベントとイベント設定値を2次元マトリックスで表示したテーブルを例示したものである。
例えば、特定の高周波制御素子♯1がベースバンド回路部で使用される場合、図8に示すような高周波制御素子♯1のイベント設定値送出回数と、図9に示すような高周波制御素子♯1のイベント設定値送出の際の送出設定値とを使用するようにしている。イベントXが高周波受信部処理の場合、ベースバンド回路部のファームウェア処理部では、[X][Y] = [0][0]の不揮発メモリ情報を読み出して送出回数を判断するようにしている。この場合、イベント設定値送出回数は2回なので、イベント設定値Yを2回送出する。送出されるイベント設定値は、[X][[Y]=[0][1]に書かれている受信部送出1回目設定値と、 [X][[Y]=[0][2]に書かれている受信部送出2回目設定値である。他のイベントでも同様の処理を行うようにしている。
好ましくは、上記のような2次元マトリックスのテーブルを複数個有しており、外部から提供される高周波制御素子の設定情報に基づいて、任意の2次元マトリックスのテーブルに切り替えることが可能である。
図10は、従来の高周波通信制御装置で高周波低雑音指数増幅器の選択制御を行う様子を示す信号流れ図であり、図11は、本発明の実施例で複数の高周波制御素子の接続変更の際に各素子対応の制御プロトコルを送出する様子を示す信号流れ図である。
ここでは、本発明の高周波通信制御装置の特徴をより一層明確にするために、図10および図11に基づいて、従来の高周波通信制御装置で高周波低雑音指数増幅器の選択制御を行う様子(前述の特許文献1に記載されている)と、本発明の実施例で複数の高周波制御素子の接続変更の際に各素子対応の制御プロトコルを送出する様子(前述の図1〜図4に記載されている)とを比較している。
図10の従来の高周波通信制御装置(信号処理装置)は、テレビジョンの受信品質を向上させるために考え出されたものである。図10に示すように、従来の高周波通信制御装置では、同調チャネル周波数f0の信号レベルおよび近傍周波数f1,f2に関する信号レベルの閾値420をメモリ410に予め保持しておく。また一方で、高周波受信回路100において、同調チャネル周波数f0の信号レベルおよび近傍周波数f1,f2(周波数f)の信号レベルを測定する。
さらに、プロセッサ400の比較部405において、上記信号レベルの測定結果として出力されるアナログ信号をアナログ・ディジタルコンバータ部(ADC部)105によりディジタル信号に変換して得られる同調チャネル周波数f0の信号レベル(受信信号Rx)の大きさを、予め定められた信号レベルの閾値420と比較する。この比較結果に応じて、高周波受信回路100のAGC部(自動利得制御部)105にてAGC制御を行うか否かを判定すると共に、近傍周波数f1,f2についても同様のAGC制御を行うか否かを判定するようにしている。ここでは、プロセッサ400の比較部405による比較処理の結果として、高周波制御素子への制御プロトコル(例えば、図10に示す制御コードScc、ストローブ信号SstおよびクロックCLK)の設定を変更している。ただし、このときに変更されるのは、制御データ(制御コード)の内容(d0,d1,d2,…,d7)のみであり、既定の高周波制御素子へのAGC制御を示しているにすぎない。逆にいえば、図10の従来の高周波通信制御装置では、本発明に示すようなイベントおよびイベント設定値の組み合わせを含む設定パラメータは一切変更されていない。さらに、図10の従来の高周波通信制御装置においては、異なる高周波制御素子に対応するように異なる制御プロトコルを送出する手法は開示・示唆されていない。
また一方で、図11の本発明の高周波通信制御装置では、異なる高周波制御素子の接続に応じて、インタフェースのタイミング(制御データ、ストローブ信号およびクロックのタイミング)および制御プロトコルを切り替える構成が開示されている。このような構成では、既述したように、ベースバンド回路部に対する複数の高周波制御素子の選択的な接続が可能になる。汎用の高周波制御素子全てに対応するためには、一般には全ての高周波制御素子分の制御プロトコルを無限に用意しなくてはならず、DSP等のファームウェア処理部5のプログラムの容量が無限に要求されることになる。
ここで、本発明の高周波通信制御装置では、高周波制御素子を制御するための処理が、前述のような少なくとも4つのイベント(高周波受信部処理、高周波送信部処理、高周波受信部周波数設定および高周波送信部周波数設定:すなわち、周波数設定およびパワーセーブ制御)に分類することができることを想定している。このような想定の下で、図5〜図9に示すような設定パラメータのテーブルを使用することによりDSP等のより少ない処理により、ほとんど全ての高周波制御素子に対応するように制御プロトコルを高周波制御回路部1に送出することが可能になる。
より詳しく説明すると、図11に示すように、高周波制御回路部1は、高周波信号の送信処理を行う高周波送信部12と、高周波信号の受信処理を行う高周波受信部13と、制御プロトコル(例えば、図11に示す制御コードScc、ストローブ信号SstおよびクロックCLK)に応じてAGC制御を行うAGC部(自動利得制御部)11とを備えている。
また一方で、図11のベースバンド回路部3は、複数の高周波制御素子の各々の設定パラメータを予め保持しておく不揮発メモリ情報保持部6を具備している。この不揮発メモリ情報保持部6は、複数の高周波制御素子の各々の設定パラメータと共に、高周波制御素子対応の制御プロトコルの指定情報65を保持している。
さらに、図11のベースバンド回路部3は、不揮発メモリ情報保持部6に保持されている高周波制御素子対応不揮発メモリ情報に含まれる設定パラメータを選択すると共に、高周波制御素子対応の制御プロトコルの指定情報を入力するファームウェア処理部5と、このファームウェア処理部5により選択された設定パラメータおよび制御プロトコルを高周波制御回路部1に送出する素子対応設定パラメータ送出部35とを含む。
より詳しく説明すると、図11のファームウェア処理部5は、高周波制御素子対応の制御プロトコルの指定情報に従って、複数の制御プロトコル(例えば、制御プロトコルI50−1、制御プロトコルII50−2および制御プロトコルIII50−3)を切り替える制御プロトコル切り替え制御部51と、この制御プロトコル切り替え制御部51の切り替え動作に従って高周波制御素子対応の制御プロトコルを選択するセレクタ部52とを具備している。
例えば、図11の切り替え後の高周波制御素子が制御プロトコルIに対応しているときには、図11の上側の信号流れ図に示すように、対応する制御プロトコルIに関する設定パラメータを使用して送信設定と受信設定のイベントが制御コードScc、ストローブ信号SstおよびクロックCLKが生成される。この場合、送信設定(送信信号Txの設定)と受信設定(受信信号Rxの設定)の設定のイベントが時間的に(時間tに対して)分離されている2種類の制御コード(d0,d1,d2,…,d7)が、制御プロトコルとして使用される。
また一方で、図11の切り替え後の高周波制御素子が制御プロトコルIIに対応しているときには、図11の下側の信号流れ図に示すように、対応する制御プロトコルIIに関する設定パラメータを使用して送信設定と受信設定のイベントが制御コードScc、ストローブ信号SstおよびクロックCLKが生成される。この場合、送信設定と受信設定のイベントが時間的に連続している制御データ(制御コード)(d0,d1,d2,…,d15)が、制御プロトコルとして使用される。
図12は、図3の実施例で切り替え後の高周波制御素子に対応する設定パラメータの設定処理を行うフローを説明するためのフローチャートである。ここでは、ベースバンド回路部(図3参照)のCPU(図3参照)またはDSPを動作させて高周波制御素子に対応する設定パラメータの設定処理を行うフローを説明する。この場合、ベースバンド回路部の不揮発情報保持部(図3参照)によって、複数の高周波制御素子の各々の設定パラメータが予め保持されているものとする。
まず、ステップS10において、高周波通信制御装置全体の初期化が実行される。つぎに、ステップS11において、べースバンド回路部に接続されている1つの高周波制御回路素子が他の高周波制御素子に切り替わるときに、上位装置の上位アプリケーションにより提供されるような切り替え後の高周波制御素子の設定に関する設定情報に基づいて、切り替え後の高周波制御素子に使用されるべき設定パラメータが判別される。
さらに、ステップS12において、当該設定パラメータが判別された結果に基づいて、切り替え後の高周波制御素子に対応する不揮発メモリ情報に含まれる設定パラメータの切り替え選択が行われる。
さらに、ステップS13において、切り替え後の高周波制御素子に対応する設定パラメータが、当該高周波制御素子に送出される。
このようにして、ステップS14において、最終的に、切り替え後の高周波制御素子の設定処理が完了する。
図13は、図4の実施例で切り替え後の高周波制御素子に対応する設定パラメータの設定処理を行うフローを説明するためのフローチャートである。ここでは、ベースバンド回路部(図4参照)のCPU(図4参照)またはDSPを動作させて高周波制御素子に対応する設定パラメータの設定処理を行うフローを説明する。この場合、複数の高周波制御回路素子の各々のメモリ情報保持部によって、複数の高周波制御素子の各々の設定パラメータが予め保持されているものとする。
まず、ステップS20において、高周波通信制御装置全体の初期化が実行される。つぎに、ステップS21において、べースバンド回路部に接続されている1つの高周波制御回路素子が他の高周波制御素子に切り替わるときに、切り替え後の高周波制御素子のメモリ情報保持部に保持されているメモリ情報の読み込みが行われる。
さらに、ステップS22において、読み込まれたメモリ情報が、べースバンド回路部のメモリ情報保持部に一旦保持される。
さらに、ステップS23において、一旦保持されているメモリ情報に含まれる設定パラメータが、切り替え後の高周波制御素子に対応する設定パラメータとして当該高周波制御素子に送出される。
このようにして、ステップS24において、最終的に、切り替え後の高周波制御素子の設定処理が完了する。
(付記1)高周波信号の送受信処理を行う高周波制御回路部と、該高周波制御回路部から送出される高周波信号に含まれるデータに対して各種のディジタル処理を行うべースバンド回路部とを有する高周波通信制御装置において、
前記高周波制御回路部では、複数の高周波制御回路素子のいずれか1つが選択的に前記べースバンド回路部に接続されており、
前記べースバンド回路部は、
前記複数の高周波制御素子の各々の設定パラメータを予め保持しておく設定パラメータ保持部と、
前記べースバンド回路部に接続されている1つの高周波制御回路素子が他の高周波制御素子に切り替わるときに、外部から提供される前記他の高周波制御素子の設定に関する設定情報に基づいて、前記他の高周波制御素子に使用されるべき設定パラメータを判別する設定パラメータ判別部と、
該設定パラメータ判別部による判別結果に基づいて、前記他の高周波制御素子に対応する設定パラメータを前記設定パラメータ保持部から選択し、前記他の高周波制御素子に送出する設定パラメータ選択処理部とを含むことを特徴とする高周波通信制御装置。
(付記2)前記設定パラメータ選択処理部がファームウェアにより実現される場合、前記べースバンド回路部に接続されている1つの高周波制御回路素子が他の高周波制御素子に切り替わるときに、前記ファームウェアの処理形式を変更することなく前記設定パラメータ保持部から選択される設定パラメータを変更するのみで高周波制御回路素子の変更に対応することが可能であることを特徴とする付記1記載の高周波通信制御装置。
(付記3)前記設定パラメータ保持部に保持されている前記複数の高周波制御素子の各々の設定パラメータが、前記複数の高周波制御素子の各々に関するイベントおよびイベント設定値の2つの要素からなる2次元マトリックスで表示されることを特徴とする付記1記載の高周波通信制御装置。
(付記4)前記2次元マトリックスの一方の要素である前記イベントが、高周波受信部処理、高周波送信部処理、高周波受信部周波数設定および高周波送信部周波数設定の4つを少なくとも含むことを特徴とする付記3記載の高周波通信制御装置。
(付記5)前記2次元マトリックスの他方の要素である前記イベント設定値が0のときに、イベント設定値送出回数を表し、前記イベント設定値が1のときに、前記イベント設定値の1 回目送出設定値を表し、前記イベント設定値が2のときに前記イベント設定値の2回目送出設定値、・・・、前記イベント設定値がnのときに前記イベント設定値のn回目送出設定値を表していることを特徴とする付記3記載の高周波通信制御装置。
(付記6)前記2次元マトリックスを複数個有しており、外部から提供される前記他の高周波制御素子の前記設定情報に基づいて、任意の2次元マトリックスに切り替えることが可能であることを特徴とする付記3記載の高周波通信制御装置。
(付記7)前記べースバンド回路部に設けられている外部設定ピンから、前記他の高周波制御素子の前記設定情報が提供されることを特徴とする付記1記載の高周波通信制御装置。
(付記8)前記べースバンド回路部を制御する上位装置から、前記他の高周波制御素子の前記設定情報が提供されることを特徴とする付記1記載の高周波通信制御装置。
(付記9)高周波信号の送受信処理を行う高周波制御回路部と、該高周波制御回路部から送出される高周波信号に含まれるデータに対して各種のディジタル処理を行うべースバンド回路部とを有する高周波通信制御装置において、
前記高周波制御回路部は、複数の高周波制御回路素子を含み、前記複数の高周波制御回路素子の各々は、前記複数の高周波制御素子の各々の設定パラメータを予め保持しておく設定パラメータ保持部を含み、前記複数の高周波制御素子のいずれか1つが選択的に前記べースバンド回路部に接続されており、
前記べースバンド回路部は、前記べースバンド回路部に接続されている1つの高周波制御回路素子が他の高周波制御素子に切り替わるときに、前記他の高周波制御素子の前記設定パラメータ保持部に保持されている設定パラメータを読み込んで保持し、前記他の高周波制御素子に送出する設定パラメータ選択処理部を含むことを特徴とする高周波通信制御装置。
(付記10)複数の高周波制御回路素子を含む高周波制御回路部によって高周波信号の送受信処理を行い、ベースバンド回路部によって前記高周波信号に含まれるデータに対し各種のディジタル処理を行うための高周波通信制御方法において、
前記複数の高周波制御素子のいずれか1つが前記ベースバンド回路部に接続されており、
前記ベースバンド回路部の前記設定パラメータ保持部によって、前記複数の高周波制御素子の各々の設定パラメータを予め保持しておき、
前記べースバンド回路部に接続されている1つの高周波制御回路素子が他の高周波制御素子に切り替わるときに、外部から提供される前記他の高周波制御素子の設定に関する設定情報に基づいて、前記他の高周波制御素子に使用されるべき設定パラメータを判別し、
当該設定パラメータの判別結果に基づいて、前記他の高周波制御素子に対応する設定パラメータを選択し、前記他の高周波制御素子に送出することを特徴とする高周波通信制御方法。
(付記11)複数の高周波制御回路素子を含む高周波制御回路部によって高周波信号の送受信処理を行い、ベースバンド回路部によって前記高周波信号に含まれるデータに対し各種のディジタル処理を行うための高周波通信制御方法において、
前記複数の高周波制御素子のいずれか1つが前記ベースバンド回路部に接続されており、
前記複数の高周波制御回路素子の各々の設定パラメータ保持部によって、前記複数の高周波制御素子の各々の設定パラメータを予め保持しておき、
前記べースバンド回路部に接続されている1つの高周波制御回路素子が他の高周波制御素子に切り替わるときに、前記他の高周波制御素子の前記設定パラメータ保持部に保持されている設定パラメータを読み込んで前記べースバンド回路部に保持し、前記他の高周波制御素子に送出することを特徴とする高周波通信制御方法。
(付記12)複数の高周波制御回路素子を含む高周波制御回路部によって高周波信号の送受信処理を行い、かつ、ベースバンド回路部によって前記高周波信号に含まれるデータに対し各種のディジタル処理を行い、前記複数の高周波制御素子のいずれか1つが前記ベースバンド回路部に接続され、前記ベースバンド回路部の前記設定パラメータ保持部によって、前記複数の高周波制御素子の各々の設定パラメータが予め保持されている場合、コンピュータに、
前記べースバンド回路部に接続されている1つの高周波制御回路素子が他の高周波制御素子に切り替わるときに、外部から提供される前記他の高周波制御素子の設定に関する設定情報に基づいて、前記他の高周波制御素子に使用されるべき設定パラメータを判別し、
当該設定パラメータの判別結果に基づいて、前記他の高周波制御素子に対応する設定パラメータを選択し、前記他の高周波制御素子に送出することを実行させるためのプログラムを記憶したことを特徴とする、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
(付記13)複数の高周波制御回路素子を含む高周波制御回路部によって高周波信号の送受信処理を行い、かつ、ベースバンド回路部によって前記高周波信号に含まれるデータに対し各種のディジタル処理を行い、前記複数の高周波制御素子のいずれか1つが前記ベースバンド回路部に接続され、前記複数の高周波制御回路素子の各々の設定パラメータ保持部によって、前記複数の高周波制御素子の各々の設定パラメータが予め保持される場合、コンピュータに、
前記べースバンド回路部に接続されている1つの高周波制御回路素子が他の高周波制御素子に切り替わるときに、前記他の高周波制御素子の前記設定パラメータ保持部に保持されている設定パラメータを読み込んで前記べースバンド回路部に保持し、前記他の高周波制御素子に送出することを実行させるためのプログラムを記憶したことを特徴とする、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
本発明は、複数の高周波制御素子を選択的にべースバンド素子に接続するために高周波制御素子の設定パラメータを容易に変更することができるような、W−CDMA形式で使用される携帯電話機等の無線通信機器に適用される。
本発明の第1の実施例に係る高周波通信制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施例に係る高周波通信制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施例に係る高周波通信制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施例に係る高周波通信制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例で使用される不揮発メモリ情報のイベントのセーブルの具体例を示すデータフォーマット図である。 本発明の実施例で使用される不揮発メモリ情報のイベント設定値のテーブルの具体例を示すデータフォーマット図である。 複数の高周波制御素子に関するイベント設定値送出回数のテーブルの具体例を示すデータフォーマット図である。 特定の高周波制御素子に関するイベント設定値送出回数のテーブルの具体例を示すデータフォーマット図である。 特定の高周波制御素子に関するイベントとイベント設定値を2次元マトリックスで表示したテーブルの具体例を示すデータフォーマット図である。 従来の高周波通信制御装置で高周波低雑音指数増幅器の選択制御を行う様子を示す信号流れ図である。 本発明の実施例で複数の高周波制御素子の接続変更の際に各素子対応の制御プロトコルを送出する様子を示す信号流れ図である。 図3の実施例で切り替え後の高周波制御素子に対応する設定パラメータの設定処理を行うフローを説明するためのフローチャートである。 図4の実施例で切り替え後の高周波制御素子に対応する設定パラメータの設定処理を行うフローを説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 高周波制御回路部
2−1 高周波制御素子♯1
2−2 高周波制御素子♯2
2−3 高周波制御素子♯3
3 ベースバンド回路部
4 設定パラメータ判別部
5 ファームウェア処理部
6 不揮発メモリ情報保持部
7 上位装置
8 メモリ情報保持部
10 高周波通信制御装置
35 設定パラメータ送出部
40 CPU(中央演算処理装置)
41 記憶部
51 制御プロトコル切り替え制御部
52 セレクタ部
55 設定パラメータ選択処理部
60−1 高周波制御素子♯1対応不揮発メモリ情報
60−2 高周波制御素子♯2対応不揮発メモリ情報
60−3 高周波制御素子♯3対応不揮発メモリ情報

Claims (5)

  1. 高周波信号の送受信処理を行う高周波制御回路部と、該高周波制御回路部から送出される高周波信号に含まれるデータに対して各種のディジタル処理を行うべースバンド回路部とを有する高周波通信制御装置において、
    前記高周波制御回路部では、複数の高周波制御回路素子のいずれか1つが選択的に前記べースバンド回路部に接続されており、
    前記べースバンド回路部は、
    前記複数の高周波制御素子の各々の設定パラメータを予め保持しておく設定パラメータ保持部と、
    前記べースバンド回路部に接続されている1つの高周波制御回路素子が他の高周波制御素子に切り替わるときに、外部から提供される前記他の高周波制御素子の設定に関する設定情報に基づいて、前記他の高周波制御素子に使用されるべき設定パラメータを判別する設定パラメータ判別部と、
    該設定パラメータ判別部による判別結果に基づいて、前記他の高周波制御素子に対応する設定パラメータを前記設定パラメータ保持部から選択し、前記他の高周波制御素子に送出する設定パラメータ選択処理部とを含むことを特徴とする高周波通信制御装置。
  2. 前記べースバンド回路部に設けられている外部設定ピンから、前記他の高周波制御素子の前記設定情報が提供されることを特徴とする請求項1記載の高周波通信制御装置。
  3. 前記べースバンド回路部を制御する上位装置から、前記他の高周波制御素子の前記設定情報が提供されることを特徴とする請求項1記載の高周波通信制御装置。
  4. 高周波信号の送受信処理を行う高周波制御回路部と、該高周波制御回路部から送出される高周波信号に含まれるデータに対して各種のディジタル処理を行うべースバンド回路部とを有する高周波通信制御装置において、
    前記高周波制御回路部は、複数の高周波制御回路素子を含み、前記複数の高周波制御回路素子の各々は、前記複数の高周波制御素子の各々の設定パラメータを予め保持しておく設定パラメータ保持部を含み、前記複数の高周波制御素子のいずれか1つが選択的に前記べースバンド回路部に接続されており、
    前記べースバンド回路部は、前記べースバンド回路部に接続されている1つの高周波制御回路素子が他の高周波制御素子に切り替わるときに、前記他の高周波制御素子の前記設定パラメータ保持部に保持されている設定パラメータを読み込んで保持し、前記他の高周波制御素子に送出する設定パラメータ選択処理部を含むことを特徴とする高周波通信制御装置。
  5. 複数の高周波制御回路素子を含む高周波制御回路部によって高周波信号の送受信処理を行い、ベースバンド回路部によって前記高周波信号に含まれるデータに対し各種のディジタル処理を行うための高周波通信制御方法において、
    前記複数の高周波制御素子のいずれか1つが前記ベースバンド回路部に接続されており、
    前記ベースバンド回路部の前記設定パラメータ保持部によって、前記複数の高周波制御素子の各々の設定パラメータを予め保持しておき、
    前記べースバンド回路部に接続されている1つの高周波制御回路素子が他の高周波制御素子に切り替わるときに、外部から提供される前記他の高周波制御素子の設定に関する設定情報に基づいて、前記他の高周波制御素子に使用されるべき設定パラメータを判別し、
    当該設定パラメータの判別結果に基づいて、前記他の高周波制御素子に対応する設定パラメータを選択し、前記他の高周波制御素子に送出することを特徴とする高周波通信制御方法。
JP2005104782A 2005-03-31 2005-03-31 高周波通信制御装置および高周波通信制御方法 Pending JP2006287622A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005104782A JP2006287622A (ja) 2005-03-31 2005-03-31 高周波通信制御装置および高周波通信制御方法
US11/189,326 US7881676B2 (en) 2005-03-31 2005-07-26 Radio-frequency communication control system, radio-frequency communication control method and computer-readable storage medium
EP20050254639 EP1708444B1 (en) 2005-03-31 2005-07-26 Radio-frequency communication control system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005104782A JP2006287622A (ja) 2005-03-31 2005-03-31 高周波通信制御装置および高周波通信制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006287622A true JP2006287622A (ja) 2006-10-19

Family

ID=36581754

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005104782A Pending JP2006287622A (ja) 2005-03-31 2005-03-31 高周波通信制御装置および高周波通信制御方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7881676B2 (ja)
EP (1) EP1708444B1 (ja)
JP (1) JP2006287622A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4915171B2 (ja) * 2006-08-11 2012-04-11 富士通株式会社 通信端末装置および通信方法
US10120621B2 (en) * 2016-05-30 2018-11-06 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, image processing method, and storage medium

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998056121A1 (fr) * 1997-06-03 1998-12-10 Ntt Mobile Communications Network Inc. Emetteur-recepteur adaptatif
JPH11274997A (ja) * 1998-03-20 1999-10-08 Toshiba Corp 無線機
JP2001077769A (ja) * 1999-09-08 2001-03-23 Toshiba Corp 無線通信装置
JP2001258074A (ja) * 2000-03-13 2001-09-21 Takeshi Aoki 複数の電話番号を持つ携帯電話機
JP2004023403A (ja) * 2002-06-14 2004-01-22 Communication Research Laboratory 無線通信端末、無線通信方法、放送提供装置、通信提供装置、放送提供方法、通信提供方法、ならびに、プログラム
JP2004023358A (ja) * 2002-06-14 2004-01-22 Denso Corp 統合通信装置
JP2004208055A (ja) * 2002-12-25 2004-07-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd アダプティブアレイアンテナ送信装置及びその調整方法
JP2005020497A (ja) * 2003-06-27 2005-01-20 Alps Electric Co Ltd 無線端末機器
JP2005210410A (ja) * 2004-01-22 2005-08-04 Murata Mfg Co Ltd インターフェース装置

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0643979A (ja) 1992-07-24 1994-02-18 Toshiba Corp 携帯形電子機器およびその電源回路
FI940049A0 (fi) * 1994-01-05 1994-01-05 Nokia Mobile Phones Ltd Anordning foer anpassning av signalnivaon i en mobiltelefon
US6151310A (en) * 1994-03-24 2000-11-21 Ericsson Inc. Dividable transmit antenna array for a cellular base station and associated method
JP2842267B2 (ja) * 1994-12-30 1998-12-24 日本電気株式会社 携帯無線機
US6091967A (en) * 1997-04-30 2000-07-18 Lucent Technologies Inc. Scalable radio platform
US7173923B2 (en) * 2000-03-17 2007-02-06 Symbol Technologies, Inc. Security in multiple wireless local area networks
US7173922B2 (en) * 2000-03-17 2007-02-06 Symbol Technologies, Inc. Multiple wireless local area networks occupying overlapping physical spaces
US7710503B2 (en) * 2000-09-25 2010-05-04 Thomson Licensing Apparatus and method for optimizing the level of RF signals based upon the information stored on a memory
AU2001293063A1 (en) 2000-09-25 2002-04-08 Thomson Licensing S.A. Apparatus and method for optimizing the level of rf signals
JP4102018B2 (ja) * 2000-11-30 2008-06-18 株式会社東芝 無線通信カードおよびシステム
US7200389B2 (en) * 2001-07-26 2007-04-03 Kyocera Wireless Corp. Dynamic interface software for wireless communication devices
US20040036772A1 (en) * 2001-09-25 2004-02-26 Pugel Michael Anthony Method for optimizing the level of rf signals by comparing quality of the rf signals under different operation modes
US7149213B1 (en) * 2001-12-28 2006-12-12 Advanced Micro Devices, Inc. Wireless computer system with queue and scheduler
US7200112B2 (en) * 2002-01-02 2007-04-03 Winphoria Networks, Inc. Method, system, and apparatus for a mobile station to sense and select a wireless local area network (WLAN) or a wide area mobile wireless network (WWAN)
JP3838924B2 (ja) * 2002-03-05 2006-10-25 株式会社東芝 無線通信装置
US20040127207A1 (en) 2002-09-25 2004-07-01 Interdigital Technology Corporation Programmable radio interface
CN1754326A (zh) * 2002-12-24 2006-03-29 松下电器产业株式会社 信道仿真方法和信道仿真器
US20040166823A1 (en) * 2003-02-21 2004-08-26 Magis Networks, Inc. Control interface scheme for wireless communication chipsets
US7536186B2 (en) * 2003-08-26 2009-05-19 Motorola, Inc. System to improve handover behavior

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998056121A1 (fr) * 1997-06-03 1998-12-10 Ntt Mobile Communications Network Inc. Emetteur-recepteur adaptatif
JPH11274997A (ja) * 1998-03-20 1999-10-08 Toshiba Corp 無線機
JP2001077769A (ja) * 1999-09-08 2001-03-23 Toshiba Corp 無線通信装置
JP2001258074A (ja) * 2000-03-13 2001-09-21 Takeshi Aoki 複数の電話番号を持つ携帯電話機
JP2004023403A (ja) * 2002-06-14 2004-01-22 Communication Research Laboratory 無線通信端末、無線通信方法、放送提供装置、通信提供装置、放送提供方法、通信提供方法、ならびに、プログラム
JP2004023358A (ja) * 2002-06-14 2004-01-22 Denso Corp 統合通信装置
JP2004208055A (ja) * 2002-12-25 2004-07-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd アダプティブアレイアンテナ送信装置及びその調整方法
JP2005020497A (ja) * 2003-06-27 2005-01-20 Alps Electric Co Ltd 無線端末機器
JP2005210410A (ja) * 2004-01-22 2005-08-04 Murata Mfg Co Ltd インターフェース装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP1708444B1 (en) 2011-10-19
US20060223470A1 (en) 2006-10-05
US7881676B2 (en) 2011-02-01
EP1708444A2 (en) 2006-10-04
EP1708444A3 (en) 2007-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5639418B2 (ja) 無線機における適応的インピーダンス整合のための整合回路
US9936399B2 (en) System and method for controlling a wireless device
WO2014126729A1 (en) Smart wifi access point that selects the best channel for wifi clients having multi-radio co-existence problems
CN1663136A (zh) 多模式rf通信装置
CN104521284A (zh) 切换方法、基站和用户设备
JP6509886B2 (ja) モードベースアンテナ同調
JP2006287622A (ja) 高周波通信制御装置および高周波通信制御方法
JP2007251668A (ja) 無線通信システム、無線基地局、伝送レート決定方法、および無線通信システムのプログラム
JP2002237764A (ja) 通信装置、及び通信制御方法
EP1796358B1 (en) Cordless communication apparatus
JP2007028436A (ja) 無線通信装置及び通信品質推定方法
JP4374571B2 (ja) 通信システム切換方法および携帯通信端末
JP5193734B2 (ja) 無線端末装置、記憶媒体
RU2008106646A (ru) Устройство, способ и компьютерный программный продукт для поддержки предоставления обслуживания оборудованию пользователя при смене соты
JP4065859B2 (ja) 受信装置、無線通信装置、無線通信システム、受信方法及び受信プログラムを記録した記録媒体
JP2005269669A (ja) デジタル無線受信機
JP2004208098A (ja) ソフトウェア無線機
JPH0818469A (ja) デジタル無線受信機
JP6068952B2 (ja) 携帯端末及び制御方法
KR20190007194A (ko) 병렬 믹서를 활용한 wban용 디지털 다운 컨버터
KR20050011810A (ko) 디지털 카오디오 제어 시스템 및 그 제어방법
CN115242330A (zh) 特高频无线音箱的连接方法、装置、无线音箱及介质
JP2006222763A (ja) 移動機、基地局及びこれらを備える無線システム並びに移動機のディジタルフィルタ構成制御方法
JP3806876B2 (ja) デジタル無線受信機
CN114844522A (zh) 通信电路及其干扰抑制方法、终端设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100518

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100716

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100928

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101126

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110412