JP2005269669A - デジタル無線受信機 - Google Patents

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Yoshiichi Sugiyama
由一 杉山
Michiaki Ueda
道昭 植田
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Abstract

【課題】 相互変調妨害に対して強く、受信感度の高いデジタル無線受信機を低電力、小
規模な構成で実現するようにする。
【解決手段】 帯域制限されたデジタル被変調波を増幅するRF可変利得増幅器3の出力
をIF周波数帯に変換した後、IF周波数信号のレベルを希望波レベル検出器7で検出し
、デジタル変調されたIF信号を復調器12でデジタル信号に復調した後、符号復号器1
3でデジタル信号を符号化、復号化するとともにビット誤り率計算部14でビット誤り率
を計算し、上記検出したIF信号のレベルと所定の基準レベル及び上記計算されたビット
誤り率と所定の基準ビット誤り率をそれぞれレベル判定器8で比較し、その結果に応じて
利得制御器9を介してRF可変利得増幅器3の利得を制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は無線受信機に係わり、特にデジタル変調波を低周波数帯へ周波数変換した後、
復調するデジタル無線受信機に関する。
従来のデジタル無線受信機の一例を図10に示す。
従来のデジタル無線受信機では、受信したデジタル変調波をIF周波数帯へ周波数変換
した後に、復調器でデジタル信号に復調していた。
一般にデジタル無線通信では、時分割多重伝送や、符号圧縮、伸長化が行われている。
符号圧縮、伸長化が行われる場合は、復調器のデジタル出力を符号復号器で復号するのが
一般的である。
図10において、複数のチャネルで構成されたRF帯受信信号はアンテナ1を介してR
F帯バンドパスフィルタ2で帯域制限され、RF可変利得増幅器3に入力される。RF可
変利得増幅器3で増幅されたRF受信信号17は、第1ミキサ4に入力され、第1局部発
振器10の局発周波数と混合され、第1IF帯へ周波数変換される。第1IF帯へ周波数
変換された第1IF信号18は、第1IF帯バンドパスフィルタ5で帯域制限され、第1
IF帯増幅器16で増幅された後、第2ミキサ6に入力される。その信号は、第2ミキサ
6で第2局部発振器11の局発周波数と混合され、第2IF信号19へ周波数変換された
後、復調器12に入力される。復調器12で、デジタル信号に復調された後、符号復号器
13に入力され、復号される。復号された受信データは、出力端子15から出力される。
いま、アンテナ入力端子21に、復調を希望する信号(以下希望波という)と、それら
の3次相互変調歪信号が希望波に一致する妨害信号である2信号(以下相互変調妨害波と
いう)とが入力されたとする。そのスペクトラムを図11に示す。図において、fDは希
望波の周波数、fUは相互変調妨害波の周波数である。図では点線で通過帯域と、減衰帯
域を分けたが、2妨害信号はRF帯バンドパスフィルタ2の通過帯域内となっている。
ここで相互変調妨害発生の仕組みを説明すると、希望周波数をf1、妨害波周波数をf
2、f3とし、f1、f2、f3に次式の関係があるとする。
(数1)
f1<f2<f3
f3−f2=f2−f1=df
この時2妨害波による相互変調波のうち3次成分のみを取り出すと、3次成分fi1、
fi2は次式のようになる。
(数2)
fi1=2f2−f3=f2−df=f1
fi2=2f3−f2=f2+df
このように、fi1がf1と等しくなり、希望波に対し干渉し、受信感度を劣化させる
無線通信では、周波数の有効利用のためにマルチチャネルアクセス方式が主流であり、
上記のようにチャネル間隔周波数がdfとなり、f1に対するf2、f3がアンテナに入
力される状況は発生する。従って、無線受信機にとって相互変調妨害に対する耐性は重要
な事項である。
また、この相互変調妨害波2波による、3次歪の大半は第1ミキサ4で発生し、この時
第1ミキサ4の出力(第1IF信号18)のスペクトラムは図12のようになり、これが
受信感度を劣化させる。この相互変調妨害を改善するために、第1IFレベル検出器25
、希望波レベル検出器7(この検出器をRSSI(Receive Signal Strength Indicator
)回路ともいう)、レベル判定器8、利得制御器9を用いてRF可変利得増幅器3の利得
を制御する。
以下にその動作を説明すると、まず、妨害のない状態での、希望波レベル検出器7の出
力20(以下RSSIという)と、デジタル無線で受信感度を示すビット誤り率を図13
に示す。この状態では、第1IF信号18のスペクトラムは図15のようになり、第1I
Fレベル検出器25の検出結果は小である。レベル判定器8は検出結果が小である間は利
得制御器9に対し利得切換え信号を出力しない。
次に、図11、図12で示したように相互変調妨害波がある場合は、第1IFレベル検
出器25の検出結果は大であり、妨害を受けているのでビット誤り率は図14のように、
点線で示した妨害のない場合のビット誤り率に比べ劣化している。この時RSSIが増加
し、しきい値Aを越えたら、レベル判定器8は利得制御器9に対し利得切換え信号を出力
し、RF可変利得増幅器3の利得を下げる。これにより、第1ミキサ入力信号の希望波妨
害比(以下D/U比という)は減少し、ビット誤り率はアンテナ入力レベルの増加に対し
妨害のない場合の値に近づく。
誤り率を劣化させる3次相互変調歪レベルは、ミキサ入力点での信号レベルを1dB小
さくすると3dB小さくなる関係があるから、RF可変利得増幅器3の利得を1dB下げ
る事により、3次相互変調歪レベルは3dB下がり、誤り率は大幅に改善できる。
このようにして、相互変調妨害による受信感度の劣化を軽減している。
前記従来技術は、3次相互変調歪を発生させる妨害波の入力がある場合に利得制御を行
っているが、3次相互変調歪を発生させない入力信号がある場合にも利得制御を行うとい
う問題がある。
つまり図16に示したように、df1≠df2である2信号fUがアンテナ入力端子2
1に入力された場合は、3次相互変調歪は希望波fDと一致しないので受信感度は劣化し
ない。しかしこの場合、図17のように第1ミキサ出力でも2信号が存在し、第1IFレ
ベル検出器25の検出結果は大となるので利得を下げてしまう。従って、図18に示すよ
うに、ビット誤り率は改善できない。
このように利得制御の効果がない場合があるという問題がある。
前記問題点を解決するために、本発明のデジタル無線受信機は、アンテナを介して入力
されRF帯バンドパスフィルタで帯域制限されたデジタル変調波を増幅するための利得可
変なRF増幅器と、増幅器からの出力をIF周波数帯へ変換した後、IF周波数信号のレ
ベルを検出する手段と、デジタル変調されたIF信号をデジタル信号に復調する復調器と
、デジタル信号を符号化、復号化しかつ受信ビット誤り率を計算する符号復号器と、前記
IF信号のレベルを検出する手段と前記符号復号器とに接続された制御手段とを備え、前
記制御手段がIF信号のレベルと所定の基準レベルとを比較し、かつ符号復号器からのビ
ット誤り率を所定の基準ビット誤り率と比較した結果に応じて前記RF増幅器の利得を制
御するようにしたものである。
また受信機には、データを入力するための入力手段と、入力されたデータを記憶するた
めの記憶回路とを備え、制御手段はIF信号のレベルと基準レベルとを比較する時、およ
びビット誤り率と基準ビット誤り率とを比較する時に、記憶回路に記憶されたデータを基
準レベルとして用いるようにする。
また記憶回路を、前記入力手段により書き込み可能な書き込み専用の記憶回路部分と、
予め所定のデータを記憶した読み出し専用の記憶回路部分とから構成し、制御手段は、書
き込み専用の記憶回路部分にデータが記憶されている場合は、その記憶回路に記憶された
データを基準レベルとして用い、書き込み専用の記憶回路部分にデータが記憶されていな
い場合には、読み出し専用の記憶回路部に記憶されたデータを基準レベルとして用いるよ
うにする。
また制御手段を、IF信号レベルと予め記憶された所定の基準レベルとを比較しかつビ
ット誤り率と所定の基準誤り率とを比較するためのレベル判定部と、そのレベル判定部か
ら出力された利得切り換え信号を所定期間記憶するための記憶回路と、その記憶回路に記
憶された利得切り換え信号に応じてRF増幅器の利得を切り換える制御部とから構成され
るようにする。
上記の構成により、IF信号の大小とビット誤り率の良否との両方によってRF可変利
得増幅器の利得を制御するので、相互変調妨害を発生させる妨害波が入力されたときに、
ビット誤り率の低下を防止でき、さらに相互変調妨害を発生させない入力信号があるとき
には利得制御を行わないことで、ビット誤り率を良好なまま保持できる。
以上説明したように、本発明によれば、相互変調妨害に対して強く、受信感度の高いデ
ジタル無線受信機を低電力、小規模な構成で実現できる。
なお、具体的な効果としては次のようなものがある。第1に、受信ビット誤り率そのも
のを判定値として用いるため、相互変調妨害が発生している事を確実に検知でき、受信感
度を良好に保持することができる。
また第2に、レベル判定器における基準レベル及び基準ビット誤り率を外部信号によっ
て設定できるため、希望波に対する入出力特性に関する自由度が高くなる。これにより、
受信機に組み込んだ場合、あるいはIC化した場合の汎用性を広くできる。本発明を間欠
受信機に適用すると、前の受信状態における利得制御情報を記憶する事により、休止状態
を経て次の受信状態に入った時、記憶情報を用いて速やかに必要な利得制御状態にする事
ができる。これにより、受信状態に入った時の利得制御に関する立ち上り時間が短縮され
る。
本発明によるデジタル無線受信機の第1の実施例のブロック構成図を図1に示す。
本実施例の受信機は、図1に示すように、図10に示した従来の受信機における第1I
Fレベル検出器25を削除し、符号復号器13とビット誤り率計算部14と、IF信号レ
ベルを検出する希望波レベル検出器7と、希望波レベル検出器7の出力と基準レベルとを
比較しかつビット誤り率を基準ビット誤り率と比較するレベル判定器8と、レベル判定器
8の出力に応じてRF可変利得増幅器3の利得を制御する利得制御器9とを備えたもので
ある。
符号復号器13の一つの例としては、日本国内でのデジタル方式自動車電話の規格であ
る、電波システム開発センター発行のRCR STD−27Bに詳述されたものがある。
なお本実施例では、ビット誤り率計算機能は符号復号器13が有するので、ビット誤り
率計算部14を符号復号器13に内蔵させているが、内蔵せずに独立にしても良いことは
言うまでもない。
次に上記各部の動作を説明する。レベル判定器8は、予め基準レベルおよび基準誤り率
を記憶しておき、希望波レベル検出器7の出力と基準レベルとを比較し、かつビット誤り
率計算部14の出力と基準誤り率とを比較し、比較結果に応じてRF可変利得増幅器3の
利得を切り換えるための指示を利得制御器9へ出力する。利得制御器9はレベル判定器8
からの指示を受けて、RF可変利得増幅器3の利得を切り換える。
この利得切り換えの動作は、例えば、RF可変利得増幅器3の構成として、高利得増幅
器と低利得増幅器とを備え、これらの増幅器を選択的に切り換え可能な構成としておき、
希望波レベル検出器7で検出したレベルが、予め設定した基準レベルA(以下しきい値A
)よりも小さいときにはRF可変利得増幅器3は高利得の増幅器を用い、希望波レベルが
基準レベルAを越え、かつビット誤り率が基準ビット誤り率B(以下しきい値B)より大
きいときには低利得増幅器に切り換わるように制御される。またRF可変利得増幅器3の
構成例として、可変減衰器と線形増幅器とを用いて構成しても同様である。以下は高利得
増幅器と低利得増幅器とによる構成として説明する。
まず相互変調妨害波がない場合を考える。図2に示すようにアンテナ入力レベルが増加
してゆく場合、始めは希望波レベルはしきい値A以下であり、ビット誤り率はしきい値B
より悪い。アンテナ入力レベルが増加すると、ビット誤り率はしきい値Bより良くなる。
さらにアンテナ入力レベルが増加すると、希望波レベルはしきい値Aより大きくなる。こ
の変化では、レベル判定器8は利得切り換え信号を出力せず、初期の高い利得のままであ
る。
次にアンテナ入力レベルが減少してゆく場合、今の説明とは逆になり、始めは希望波レ
ベルはしきい値A以上であり、ビット誤り率はしきい値Bより良い。利得は高くなってい
る。図3のようにアンテナ入力レベルが減少すると、希望波レベルはしきい値Aより小さ
くなる。さらにアンテナ入力レベルが減少すると、ビット誤り率はしきい値Bより悪くな
る。さらにアンテナ入力レベルが減少すると、希望波レベルはしきい値Cより小さくなる
。この変化では、レベル判定器8は利得切り換え信号を出力せず、初期の高い利得のまま
である。上記のように希望波レベルのしきい値にAとCとを設けている理由は後述する。
次に相互変調妨害波がある場合を考える。まず希望波および妨害波が共に増加し、アン
テナ入力レベルが増加してゆく場合を考えると、図4に示すように始めは希望波レベルは
しきい値A以下であり、ビット誤り率はしきい値Bより悪い。アンテナ入力レベルが増加
すると、希望波レベルはしきい値Aより大きくなる。この変化の時、レベル判定器8は利
得切り換え信号を出力し、利得制御器9はRF可変利得増幅器3の利得を下げる。この制
御により第1ミキサ4の入力レべルは下がり、第1ミキサ4の出力信号に含まれる3次相
互変調歪信号が小さくなり、ビット誤り率は、相互変調妨害のない誤り率(図中の点線の
誤り率)に近づく。
さらにアンテナ入力レベルが増加すると、ビット誤り率はしきい値Bより良くなる。こ
のように、利得切り換えにより、ビット誤り率を改善できる。
次にアンテナ入力レベルが減少してゆく場合、今の説明と逆になり、図5のようにアン
テナ入力レベルが減少すると、ビツト誤り率はしきい値Bより悪くなる。さらに減少する
と、希望波レベルはしきい値Aより小さくなるが、ここで利得切り換えはしない。希望波
レベルがしきい値Cより小さくなったときに、レベル判定器8は利得切り換え信号を出力
し、利得制御器9がRF可変利得増幅器3の利得を上げる。ここで、しきい値Aより小さ
いしきい値Cで切り換えていることにより、相互変調妨害を軽減している領域を長く保つ
ことができ、さらにアンテナ入力レベルの、しきい値A点付近での変動に対し、利得を頻
繁に切り換えることによる復調系への悪影響を軽減できる。
以上の動作を図6、図7を用いて整理する。希望波レベルとビット誤り率の組合せを表
したのが図6であり、希望波レベルが“小”であり、ビット誤り率が“悪い”状態を“小
悪”のように表現し、それらの変化を番号1〜8と定義する。図7はRF可変利得増幅器
3の利得が、変化1〜8によって、どう遷移するかを示したものである。例えば高い利得
の状態にある時、“小悪”から“大悪”への変化5によって利得は低い状態になる。これ
は前述の、相互変調妨害があり、アンテナ入力レベルが増加してゆく場合(図4の特性)
に対応する。
以上の説明では、アンテナ入力レベルの増加にはしきい値Aを、減少にはしきい値Cを
用い、いわゆるヒステリシス特性を持たせたが、さらにA<Dなるしきい値DおよびC<
E<Dなるしきい値Eを用い、2段階のヒステリシス特性を持たせても、本発明の一実施
例である事をつけ加えておく。
次に図8を用いて、前述したレベル判定器8に設定する基準レベル及び基準ビット誤り
率を自由に設定する事ができるようにした、第2の実施例について説明する。回路規模の
面からは、基準レベル及び基準ビット誤り率は固定値として、レベル判定器8内に予め設
定しておく事が有効であるが、レベル判定ならびに利得制御の汎用性を考慮すると、目的
に応じて入出力特性を外部信号によって変更できることも有効である。
図8は、入力端子23を介して外部信号によって書き込み可能な記憶回路22を追加し
たデジタル無線受信機のブロック構成図である。記憶回路22は書き込み可能な構成とし
、レベル判定器8で用いる基準レベル及び基準ビット誤り率を予め記憶しておくため、外
部に接続されたキーボード等から外部入力端子23を介して記憶情報を書き込むようにす
る。レベル判定器8は、記憶回路22に記憶された基準レベルと希望波レベル検出器7の
出力とを比較し、かつ記憶回路22に記憶された基準ビット誤り率とビット誤り率計算部
14のビット誤り率とを比較して、利得制御器9に利得切換え信号を出力する。その結果
、状況に応じて利得制御を変更する事が可能となる。なお記憶回路22の特徴として、他
の回路の電源を切断しても記憶情報を保持できることが望ましい。
また記憶回路の一部を読み出し専用記憶回路で構成し、その読み出し専用記憶回路に基
本情報(この情報を一般にデフォルト値と言う)を記憶しておき、外部信号によって書き
込み可能な記憶回路に情報を入力しない限り、読み出し専用記憶回路に記憶されている基
本情報を、基準レベル及び基準ビット誤り率として利得制御を行う事も可能である。
次に前述した受信機が間欠受信を行う場合について説明する。
間欠受信は予め設定した時間周期に従い、受信状態と休止状態を繰り返す受信方式であ
る。休止状態には一般に、制御部分を除き受信部の電源は切断する。従って特別の機能を
追加しない限り、一旦停止状態に入ると前述したRF可変利得増幅器の利得は初期状態に
戻る。
比較的短い周期で間欠受信する場合、希望波レベルが急激に変動する事は少ない。その
ため、受信状態から一旦停止状態に入り、再び受信状態に入った時、前の受信状態におけ
るのと近い希望波レベルである可能性が高い。従って、前の受信状態における利得制御状
態に関する情報を次の受信状態まで記憶する事によって、次の受信状態に入った時に速や
かに利得制御を行う事もできる。
図9はこのような間欠受信を行う受信機の実施例である第3の実施例のブロック構成を
示す図である。図8の記憶回路22とは異なる記憶回路24は、書き込み可能でかつ無線
受信部の電源を切断しても記憶情報を保持できる記憶回路である。レベル判定器8の出力
情報を記憶回路24に記憶する。利得制御器9は記憶回路24に記憶されている情報に応
じてRF可変利得増幅器3の利得を切り換える。
休止状態に入ると、記憶回路24を除く回路の電源は切断され、この時記憶回路24に
記憶された利得制御情報(例えば“高い”か“低い”という情報)は保持される。次の受
信状態に入ると、利得制御器9は記憶回路24に記憶されている利得制御情報を用い、前
の受信状態と同一にRF変換利得増幅器3の利得を切り換える。
一方レベル判定器8は記憶回路24に記憶されている利得制御状態を参照し、RF可変
利得増幅器3の利得がどの状態にあるか判断して、レベル判定に用いる基準レベル及び基
準ビット誤り率を選択する。
本発明によるデジタル無線受信機の第1の実施例のブロック構成図である。 本発明によるデジタル無線受信機における入出力特性を示す第1の図である。 本発明によるデジタル無線受信機における入出力特性を示す第2の図である。 本発明によるデジタル無線受信機における入出力特性を示す第3の図である。 本発明によるデジタル無線受信機における入出力特性を示す第4の図である。 本発明によるデジタル無線受信機での、判定条件の変化を説明するための図である。 本発明によるデジタル無線受信機での、RF可変利得増幅器の利得の状態遷移図である。 本発明によるデジタル無線受信機の第2の実施例のブロック構成図である。 本発明によるデジタル無線受信機の第3の実施例のブロック構成図である。 従来のデジタル無線受信機のブロック構成図である。 従来のデジタル無線受信機での、RF可変利得増幅器のスペクトラムを示す第1の図である。 従来のデジタル無線受信機での、第1ミキサ出力のスペクトラムを示す第1の図である。 従来のデジタル無線受信機における入出力特性を示す第1の図である。 従来のデジタル無線受信機における入出力特性を示す第2の図である。 従来のデジタル無線受信機での、第1ミキサ出力のスペクトラムを示す第2の図である。 従来のデジタル無線受信機での、RF可変利得増幅器のスペクトラムを示す第2の図である。 従来のデジタル無線受信機での、第1ミキサ出力のスペクトラムを示す第3の図である。 従来のデジタル無線受信機における入出力特性を示す第3の図である。
符号の説明
1…アンテナ 2…RF帯バンドパスフィルタ
3…RF可変利得増幅器 4…第1ミキサ
5…第1IF帯バンドパスフィルタ
6…第2ミキサ 7…希望波レベル検出器
8…レベル判定器 9…利得制御器
10…第1局部発振器 11…第2局部発振器
12…復調器 13…符号復号器
14…ビット誤り率計算部 15…出力端子
16…第1IF帯増幅器 17…RF受信信号
18…第1IF信号 19…第2IF信号
20…RSSI 21…アンテナ入力端子
22…記憶回路 23…外部入力端子
24…記憶回路 25…第1IFレベル検出器

Claims (3)

  1. 中間周波数信号のレベルを検出する受信信号強度検出器と、中間周波数信号をデジタル
    データに復調する復調器と、デジタルデータの符号化及び復号化を行う符号復号器から構
    成されるデジタル無線受信機において、制御信号により利得を可変できる可変利得増幅器
    と、入力信号と基準信号との比較を行うレベル判定器と、可変利得増幅器への制御信号を
    発生する利得制御器とを設け、符号復号器からの受信ビット誤り率と基準ビット誤り率、
    および受信信号強度信号と基準強度信号をそれぞれ比較し、その結果に応じて前記可変利
    得増幅器の利得を制御することを特徴とするデジタル無線受信機。
  2. 請求項1に記載のデジタル無線受信機において、データを入力するための入力手段と、
    入力されたデータを記憶するための記憶回路とを備え、ビット誤り率と基準ビット誤り率
    、および受信信号強度信号と基準強度信号とを比較するときに、前記記憶回路に記憶され
    たデータを基準ビット誤り率および基準強度信号として用いる事を特徴とするデジタル無
    線受信機。
  3. 請求項2に記載のデジタル無線受信機において、前記記憶回路は、前記入力手段により
    書き込み可能な書き込み専用の第1の記憶回路部分と、予め所定のデータを記憶した読み
    出し専用の第2の記憶回路部分とから成り、前記第1の記憶回路部分にデータが記憶され
    ている場合には、該第1の記憶回路部分に記憶されたデータを前記基準ビット誤り率およ
    び基準強度信号として用い、前記第1の記憶回路部分にデータが記憶されていない場合に
    は、前記第2の記憶回路部分に記憶されたデータを前記基準ビット誤り率および基準強度
    信号として用いることを特徴とするデジタル無線受信機。
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