JP2005020497A - 無線端末機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】高機能の新たなベースバンドIC(1A)が得られたとき、ベースバンドIC(1A)を交換するだけで、無線端末機器の機能を向上できる無線端末機器を提供する。
【解決手段】ベースバンド信号を処理し、制御用アドレスデータを発生するベースバンドIC(1A)と、無線信号の送受信を行い、ベースバンド信号と無線信号との相互周波数変換を行う高周波IC(1B)とを備え、高周波IC(1B)は、格納された制御用アドレスデータに対応して各種の動作状態の中の1つの動作状態を設定する複数のアドレス設定用レジスタ15(1)、15(2)と、アドレス設定用レジスタ15(1)、15(2)を選択するチップ選択ピン17とを有し、チップ選択ピン17で1つのアドレス設定用レジスタを選択したとき、そのアドレス設定用レジスタに格納された制御用アドレスデータに基づき1つの動作状態が設定される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線端末機器に係り、特に、ベースバンドIC(集積回路)及び高周波IC(集積回路)とを備え、高周波ICの各部の動作状態をベースバンドICから供給される制御用アドレスデータにより設定する無線端末機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、情報伝送技術が進歩し、その利用範囲が大きく拡大したことにより、携帯用情報端末機器や携帯用電話機等の無線端末機器は、利用するユーザーの数が大幅に増加し、これら無線端末機器の機能も急速に高まってきている。
【0003】
ここで、図2は、既知のこの種の無線端末機器の要部構成を示すブロック図である。
【0004】
図2に示されるように、この無線端末機器は、大きく分けて、ベースバンド(BB)IC21と高周波IC22とからなっている。この場合、ベースバンドIC21は、送信するベースバンド信号及び受信したベースバンド信号を各種処理するベースバンド信号処理部23と、無線端末機器の各部の動作を制御するとともに制御用アドレスデータを発生する制御部(CPU)24と、ベースバンド信号出力端子25(O)と、ベースバンド信号入力端子25(I)と、制御信号出力端子26とを備えており、高周波IC22は、送信ベースバンド信号を局部発振信号を用いて送信高周波信号に周波数変換する送信周波数変換部27と、受信高周波信号を局部発振信号を用いて受信ベースバンド信号に周波数変換する受信周波数変換部28と、送信高周波信号を送信レベルになるように増幅する送信信号増幅部29と、受信高周波信号を所定レベルになるように増幅する受信信号増幅部30と、局部発振信号の信号周波数を設定するPLL回路部(PLL)31と、送受信切替を行う送受信切替部(T/R SW)32と、内蔵アンテナ33と、ベースバンド信号入力端子34(I)と、ベースバンド信号出力端子34(O)と、制御信号入力端子35とを備えている。この他に、高周波IC22は、制御用アドレスデータが格納されるアドレス設定用レジスタ36と、アドレス設定用レジスタ36に制御用アドレスデータを格納する際に用いられるシフトレジスタ37とを備えている。
【0005】
そして、ベースバンドIC21において、ベースバンド信号処理部23は、ベースバンド信号出力端がベースバンド信号出力端子25(O)に接続され、ベースバンド信号入力端がベースバンド信号入力端子25(I)に接続される。制御部24は、アドレスデータ出力端が制御信号出力端子26に接続される。また、高周波IC22において、送信周波数変換部27は、第1入力端がベースバンド信号入力端子34(I)に、第2入力端がPLL回路部31の第1出力端に、出力端が送信信号増幅部29の入力端にそれぞれ接続される。受信周波数変換部28は、第1入力端が受信信号増幅部30の出力端に、第2入力端がPLL回路部31の第2出力端に、出力端がベースバンド信号出力端子34(O)にそれぞれ接続される。送信信号増幅部29は、出力端が送受信切替部32の第1固定入力端子に接続され、受信信号増幅部30は、入力端が送受信切替部32の第2固定入力端子に接続される。送受信切替部32は、切替端子が内蔵アンテナ33に接続される。アドレス設定用レジスタ36及びシフトレジスタ37は、制御信号入力端子35にそれぞれ接続される。
【0006】
この他に、ベースバンドIC21のベースバンド信号出力端子25(O)と高周波IC22のベースバンド信号入力端子34(I)との間、ベースバンドIC21のベースバンド信号入力端子25(I)と高周波IC22のベースバンド信号出力端子34(O)との間、それに、ベースバンドIC21の制御信号出力端子26と高周波IC22の制御信号入力端子35との間は、それぞれ信号線(図番なし)によって接続されている。
【0007】
前記構成による無線端末機器は、次のように動作する。
【0008】
この無線端末機器が無線信号を送信する場合は、ベースバンドIC21において、ベースバンド信号処理部23は、送信すべきデータ信号が供給されると、そのデータ信号に対して所定の信号処理を行い、処理データ信号をベースバンド信号出力端子25(O)に供給し、その後、信号線を通して高周波IC22のベースバンド信号入力端子25(I)に伝送する。
【0009】
次に、高周波IC22において、送信周波数変換部27は、ベースバンド信号入力端子25(I)に供給された処理データ信号とPLL回路部31から供給された局部発振信号とを周波数混合して変調し、送信高周波信号を形成して次続の送信信号増幅部29に供給する。送信信号増幅部29は、この送信高周波信号を送信電力レベルになるように増幅し、送受信切替部32に供給する。送受信切替部32は、信号送信時に送信高周波信号を伝送するように切替られており、それにより送信高周波信号が送受信切替部32を通って内蔵アンテナ33に供給され、そこから無線信号として送信される。
【0010】
また、この無線端末機器が無線信号を受信する場合は、高周波IC22において、内蔵アンテナ33が無線信号を受信すると、その信号が受信高周波信号として送受信切替部32に供給される。送受信切替部32は、信号受信時に受信高周波信号を伝送するように切替られており、それにより受信高周波信号が送受信切替部32を通して受信信号増幅部30に供給される。受信信号増幅部30は、受信高周波信号が所定の信号レベルになるように増幅し、増幅した受信高周波信号を受信周波数変換部28に供給する。受信周波数変換部28は、供給された受信高周波信号とPLL回路部31から供給された局部発振信号とを周波数混合して復調し、処理データ信号を形成してベースバンド信号出力端子34(O)に供給する。この後、処理データ信号は、信号線を通してベースバンドIC21のベースバンド信号入力端子25(I)に伝送される。
【0011】
次いで、ベースバンドIC21において、ベースバンド信号処理部23は、ベースバンド信号入力端子25(I)から供給された処理データ信号に対して所定の信号処理を行い、データ信号を再生する。
【0012】
ここで、高周波IC22に配置しているアドレス設定用レジスタ36は、ベースバンドIC21の制御部24から供給される制御用アドレスデータをシフトレジスタ37を介在させて格納するもので、格納された制御用アドレスデータの種別に対応してその制御機能が決められている。例えば、制御用アドレスデータが第1の種別であるとき、そのデータ内容に対応して高周波IC22の送信信号増幅部29の信号出力電力が設定され、第2の種別であるとき、そのデータ内容に対応して受信信号増幅部30の信号利得が設定され、第3の種別であるとき、そのデータ内容に対応してPLL回路部31から送信周波数変換部27に供給する局部発振信号周波数が設定され、第4の種別であるとき、そのデータ内容に対応してPLL回路部31から受信周波数変換部28に供給する局部発振信号周波数が設定される。
【0013】
なお、制御用アドレスデータをアドレス設定用レジスタ36に格納するには、クロック信号(CLK)の供給タイミングに合わせて、制御部24から供給される1ビットづつ制御用アドレスデータを順次シフトレジスタ37に仮格納し、その後、制御部24から供給されるエンコーダ信号(EN)により、シフトレジスタ37に仮格納した制御用アドレスデータをアドレス設定用レジスタ36に転送格納する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
前記既知の無線端末機器においては、使用されるベースバンドIC21と高周波IC22との組み合わせが決められ、その後に、ベースバンドIC21の制御部24から高周波IC22に供給される制御用アドレスデータの種別に対応した制御機能が一義的に決められ、それにより供給される制御用アドレスデータの種別により、その種別が意味する制御機能が達成される。
【0015】
ところで、この種の無線端末機器においては、使用されるベースバンドICと高周波ICとの組み合わせが決められた後に、そのベースバンドICよりも優れた機能を有する新たなベースバンドICが開発されたり、ベースバンドICを動作させるプログラムを改良した新たなベースバンドICが開発されたりすることがあり、その他にも、他のメーカーによって製造された新たな機能を備えたベースバンドICが開発されたりすることがある。そして、このような新たなベースバンドICが開発された場合、ユーザーは、無線端末機器の機能向上を図るために、新たなベースバンドICを組み込んだ無線端末機器への機種交換を要求するようになる。
【0016】
一般に、既知の無線端末機器は、以前のベースバンドICと新たに開発されたベースバンドICとを比べたとき、高周波IC22に対する制御機能が同じであっても、必ずしも同じ種別コードになっているとは限らず、ましてや、以前のベースバンドICとメーカーを異にするベースバンドICであれば、高周波IC22に対する制御機能が同じであっても、必ずしも同じ種別コードであるとは限らない。このため、既知の無線端末機器においては、ベースバンドICを新たなものに交換する場合、その新たなベースバンドICに適合した新たな高周波ICを使用したものに変更する、すなわち、無線端末機器全体を変更する必要があり、それにより1つの無線端末機器が使用される期間が非常に短くなって、結果的に無線端末機器のコストが上昇してしまう。
【0017】
本発明は、このような技術的背景に鑑みてなされたもので、その目的は、機能が向上した新たなベースバンドICが得られたとき、ベースバンドICを新たなものに交換するだけで、無線端末機器の機能を向上させることを可能にした無線端末機器を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明による無線端末機器は、ベースバンド信号を処理するとともに制御用アドレスデータを発生するベースバンドICと、高周波信号を無線信号として送受信するとともにベースバンド信号と高周波信号との相互周波数変換を行う高周波ICとを備え、高周波ICは、ベースバンドICから供給入力された制御用アドレスデータに対応して各種の動作状態の中の1つの動作状態を設定する複数のアドレス設定用レジスタと、複数のアドレス設定用レジスタの中の1つを選択するチップ選択ピンとを有し、チップ選択ピンにより1つのアドレス設定用レジスタを選択したとき、その1つのアドレス設定用レジスタに入力された制御用アドレスデータに基づいて1つの動作状態が設定される手段を備える。
【0019】
かかる手段によれば、高周波ICに予め複数のアドレス設定用レジスタと複数のアドレス設定用レジスタの中の1つを選択するチップ選択ピンとを配置し、使用するベースバンドICを新たなベースバンドICに変更する場合、チップ選択ピンを選択することによって、新たなベースバンドICが供給する制御用アドレスデータに適合したアドレス設定用レジスタを選択使用するようにしたので、ベースバンドICを新たなものに交換したにも係わらず、交換前のベースバンドICと同様の各種の動作状態に設定することができ、無線端末機器の機能の向上を低コストで達成することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0021】
図1は、本発明による無線端末機器の実施の形態を示すもので、その要部構成を示すブロック図である。
【0022】
図1に示されるように、この実施の形態による無線端末機器は、ベースバンド(BB)IC(1A)と高周波IC(1B)とからなっている。
【0023】
この場合、ベースバンドIC(1A)は、送信するベースバンド信号及び受信したベースバンド信号を各種処理するベースバンド信号処理部2と、無線端末機器の各部の動作を制御するとともに制御用アドレスデータを発生する制御部(CPU)3と、ベースバンド信号出力端子4(O)と、ベースバンド信号入力端子4(I)と、制御信号出力端子5とを備えている。
【0024】
また、高周波IC(1B)は、送信ベースバンド信号を局部発振信号を用いて送信高周波信号に周波数変換する送信周波数変換部6と、受信高周波信号を局部発振信号を用いて受信ベースバンド信号に周波数変換する受信周波数変換部7と、送信高周波信号を送信レベルになるように増幅する送信信号増幅部8と、受信高周波信号を所定レベルになるように増幅する受信信号増幅部9と、局部発振信号の信号周波数を設定するPLL回路部(PLL)10と、送受信切替を行う送受信切替部(T/R SW)11と、内蔵アンテナ12と、ベースバンド信号入力端子13(I)と、ベースバンド信号出力端子13(O)と、制御信号入力端子14とを備えている。さらに、高周波IC(1B)は、制御用アドレスデータが選択的に格納される2つのアドレス設定用レジスタ15(1)、15(2)と、アドレス設定用レジスタ15(1)、15(2)のいずれかに制御用アドレスデータを格納する際に用いられるシフトレジスタ16と、物理的にピン17(1)、17(2)を挿脱することによって使用するアドレス設定用レジスタ15(1)、15(2)を選択するチップ選択ピン17とを備えている。
【0025】
そして、ベースバンドIC(1A)において、ベースバンド信号処理部2は、ベースバンド信号出力端がベースバンド信号出力端子4(O)に接続され、ベースバンド信号入力端がベースバンド信号入力端子4(I)に接続される。制御部3は、アドレスデータ出力端が制御信号出力端子5に接続される。
【0026】
また、高周波IC(1B)において、送信周波数変換部6は、第1入力端がベースバンド信号入力端子13(I)に、第2入力端がPLL回路部10の第1出力端に、出力端が送信信号増幅部8の入力端にそれぞれ接続される。受信周波数変換部7は、第1入力端が受信信号増幅部9の出力端に、第2入力端がPLL回路部10の第2出力端に、出力端がベースバンド信号出力端子13(O)にそれぞれ接続される。送信信号増幅部8は、出力端が送受信切替部11の第1固定入力端子に接続され、受信信号増幅部9は、入力端が送受信切替部11の第2固定入力端子に接続される。送受信切替部11は、切替端子が内蔵アンテナ12に接続される。アドレス設定用レジスタ15(1)、15(2)は挿入されたピン17(1)、17(2)を通して制御信号入力端子14に接続され、シフトレジスタ16は、直接制御信号入力端子14に接続される。
【0027】
この他に、ベースバンドIC(1A)のベースバンド信号出力端子4(O)と高周波IC(1B)のベースバンド信号入力端子13(I)との間、ベースバンドIC(1A)のベースバンド信号入力端子4(I)と高周波IC(1B)のベースバンド信号出力端子13(O)との間、それに、ベースバンドIC(1A)の制御信号出力端子5と高周波IC(1B)の制御信号入力端子14との間は、それぞれ信号線(図番なし)によって接続されている。
【0028】
前記構成による無線端末機器は、次のように動作する。
【0029】
この無線端末機器における無線信号の送受信処理動作は、既に述べた既知の無線端末機器の当該動作と同じであって、始めに、この無線端末機器が無線信号を送信する場合は、ベースバンドIC(1A)において、ベースバンド信号処理部2は、送信すべきデータ信号が供給されると、そのデータ信号に対して所定の信号処理を行い、処理データ信号をベースバンド信号出力端子4(O)に供給し、その後、信号線を通して高周波IC(1B)のベースバンド信号入力端子13(I)に伝送する。
【0030】
次に、高周波IC(1B)において、送信周波数変換部6は、ベースバンド信号入力端子13(I)に供給された処理データ信号とPLL回路部10から供給された局部発振信号とを周波数混合して変調し、送信高周波信号を形成して次続の送信信号増幅部8に供給する。送信信号増幅部8は、この送信高周波信号を送信電力レベルになるように増幅し、送受信切替部11に供給する。送受信切替部11は、信号送信時に送信高周波信号を伝送するように切替られ、それにより送信高周波信号が送受信切替部11を通って内蔵アンテナ12に供給され、そこから無線信号として送信される。
【0031】
また、この無線端末機器が無線信号を受信する場合は、高周波IC(1B)において、内蔵アンテナ12が無線信号を受信すると、その信号が受信高周波信号として送受信切替部11に供給される。送受信切替部11は、信号受信時に受信高周波信号を伝送するように切替られ、それにより受信高周波信号が送受信切替部11を通して受信信号増幅部9に供給される。受信信号増幅部9は、受信高周波信号が所定の信号レベルになるように増幅し、増幅した受信高周波信号を受信周波数変換部7に供給する。受信周波数変換部7は、供給された受信高周波信号とPLL回路部10から供給された局部発振信号とを周波数混合して復調し、処理データ信号を形成してベースバンド信号出力端子13(O)に供給する。この後、処理データ信号は、信号線を通してベースバンドIC(1A)のベースバンド信号入力端子4(I)に伝送される。
【0032】
次いで、ベースバンドIC(1A)において、ベースバンド信号処理部2は、ベースバンド信号入力端子4(I)から供給された処理データ信号に対して所定の信号処理を行い、データ信号を再生する。
【0033】
ところで、高周波IC(1B)に配置している2つのアドレス設定用レジスタ15(1)、15(2)については、当初、チップ選択ピン17のピン17(1)だけが挿入され、それによりピン17(1)を通してアドレス設定用レジスタ15(1)が制御信号入力端子14に接続された状態になっている。この状態のとき、ベースバンドIC(1A)の制御部3から供給される制御用アドレスデータは、クロック信号の供給タイミングによって1ビットづつシフトレジスタ16に順次格納され、シフトレジスタ16の各段にデータビットが格納されると、制御部3から供給されるエンコード信号によりシフトレジスタ16の各段に格納されたデータビットがアドレス設定用レジスタ15(1)に転送され、アドレス設定用レジスタ15(1)に制御用アドレスデータが格納される。この場合も、格納された制御用アドレスデータの種別に対応してその制御機能が決められるもので、例えば、制御用アドレスデータが第1の種別であるとき、そのデータ内容に対応して高周波IC(1B)の送信信号増幅部8の信号出力電力が設定され、第2の種別であるとき、そのデータ内容に対応して受信信号増幅部9の信号利得が設定され、第3の種別であるとき、そのデータ内容に対応してPLL回路部10から送信周波数変換部6に供給する局部発振信号周波数が設定され、第4の種別であるとき、そのデータ内容に対応してPLL回路部10から受信周波数変換部7に供給する局部発振信号周波数が設定される。
【0034】
次に、無線端末機器に使用しているベースバンドIC(1A)を交換する必要が生じたとき、そのベースバンドIC(1A)を交換した際に選択ピン17のピン17(1)の挿入を外し、その代わりにピン17(2)を挿入して、ピン17(2)を通してアドレス設定用レジスタ15(2)が制御信号入力端子14に接続された状態にする。このような状態になると、ベースバンドIC(1A)の制御部3から供給される制御用アドレスデータは、クロック信号の供給タイミングによって1ビットづつシフトレジスタ16に順次格納され、シフトレジスタ16の各段にデータビットが格納されると、制御部3から供給されるエンコード信号によりシフトレジスタ16の各段に格納されたデータビットが今回アドレス設定用レジスタ15(2)に転送され、アドレス設定用レジスタ15(2)に制御用アドレスデータが格納される。そして、アドレス設定用レジスタ15(2)に制御用アドレスデータが格納された後、その制御用アドレスデータによる制御機能は、前述の場合と全く同じである。
【0035】
このような構成にした場合、ベースバンドIC(1A)を交換し、新たなベースバンドIC(1A)を使用したとき、新たなベースバンドIC(1A)の制御部3が出力する制御用アドレスデータが、以前のベースバンドIC(1A)の制御部3が出力する制御用アドレスデータと異なっていても、本来の制御機能を達成することができる方のアドレス設定用レジスタ、例えばアドレス設定用レジスタ15(2)に制御用アドレスデータを格納することによって以前の制御機能と変わらない制御機能を達成することが可能になる。この点を具体的に述べると、例えば、アドレス設定用レジスタ15(2)における5番目の段D3に格納されるデータビットの機能が送信信号増幅部8をオンに設定するものであるとき、以前のベースバンドIC(1A)の制御部3から供給された制御用アドレスデータの当該データビットが0である場合はアドレス設定用レジスタ15(1)に格納され、一方、新たなベースバンドIC(1A)の制御部3から供給された制御用アドレスデータの当該データビットが1である場合はアドレス設定用レジスタ15(2)に格納されるようにチップ選択ピン17のピン17(1)、17(2)の挿脱を切替えるようにすれば、ベースバンドIC(1A)が以前のものであってもまたは新たなものであっても選択することが可能になる。
【0036】
これにより、既に使用しているベースバンドIC(1A)に比べて安価で高性能のベースバンドIC(1A)が新たに開発されたような場合、当該ベースバンドIC(1A)の制御用アドレスデータの一部のデータビットが以前のベースバンドIC(1A)の制御用アドレスデータのものと異なるために、新たなベースバンドIC(1A)を単独で使用することができないという事態を回避することが可能になり、ベースバンドIC(1A)の選択が増すだけでなく、コストが低く、機能が向上したベースバンドIC(1A)を適宜選択使用することにより、高性能の無線端末機器を実現することが可能になる。
【0037】
なお、前記実施の形態においては、高周波IC(1B)に2つのアドレス設定用レジスタ15(1)、15(2)を使用している例を挙げて説明したが、本発明により使用可能なアドレス設定用レジスタは2つである場合に限られるものでなく、3つのアドレス設定用レジスタを使用するようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、高周波ICに予め複数のアドレス設定用レジスタと複数のアドレス設定用レジスタの中の1つを選択するチップ選択ピンとを配置し、使用するベースバンドICを新たなベースバンドICに変更する場合、チップ選択ピンを選択することによって、新たなベースバンドICが供給する制御用アドレスデータに適合したアドレス設定用レジスタを選択使用するようにしたので、ベースバンドICを新たなものに交換したにも係わらず、交換前のベースバンドICと同様の各種の動作状態に設定することができ、無線端末機器の機能の向上を低コストで達成することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による無線端末機器の実施の形態を示すもので、その要部構成を示すブロック図である。
【図2】既知の無線端末機器の要部構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1A ベースバンドIC(BB IC)
1B 高周波IC(RF IC)
2 ベースバンド信号処理部
3 制御部(CPU)
4(O) ベースバンド信号出力端子
4(I) ベースバンド信号入力端子
5 制御信号出力端子
6 送信周波数変換部
7 受信周波数変換部
8 送信信号増幅部
9 受信信号増幅部
10 PLL回路部(PLL)
11 送受信切替部(T/R SW)
12 内蔵アンテナ
13(I) ベースバンド信号入力端子
13(O) ベースバンド信号出力端子
14 制御信号入力端子
15(1)、15(2) アドレス設定用レジスタ
16 シフトレジスタ
17 チップ選択ピン
17(1)、17(2) ピン

Claims (2)

  1. ベースバンド信号を処理するとともに制御用アドレスデータを発生するベースバンドICと、高周波信号を無線信号として送受信するとともにベースバンド信号と高周波信号との相互周波数変換を行う高周波ICとを備え、前記高周波ICは、前記ベースバンドICから供給格納された制御用アドレスデータに対応して各種の動作状態の中の1つの動作状態を設定する複数のアドレス設定用レジスタと、前記複数のアドレス設定用レジスタの中の1つを選択するチップ選択ピンとを有し、前記チップ選択ピンにより1つのアドレス設定用レジスタを選択したとき、その1つのアドレス設定用レジスタに格納された制御用アドレスデータに基づいて1つの動作状態が設定されることを特徴とする無線端末機器。
  2. 前記設定される各種の動作状態は、送受信される高周波信号の電力制御、送受信される高周波信号の周波数制御、局部発振信号の周波数安定化制御であることを特徴とする請求項1に記載の無線端末機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006287622A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Fujitsu Ltd 高周波通信制御装置および高周波通信制御方法
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