JP2006283944A - 複列軸受装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 シールリングを簡易に装着することができ、かつ、軸受の内部へのデフオイル等の液状物の侵入が確実に防止された複列軸受装置を提供する。
【解決手段】 軸受内輪14の突き合わせ端面同士の境目部分20を外周側から漏れ止めするシールリング6を備えた複列円すいころ軸受装置1において、当該シールリング6は、境目部分20に押し当てられた弾性体からなる環状のシール部材6Sと、このシール部材6Sを支持する支持部材6Fからなり、当該支持部材6Fは、シール部材6Sに設けられ当該シール部材6Sを外周側から支持するバックアップ部6w及び、このバックアップ部6wから延設されると共に内輪14に対して軸方向移動できないように内輪14に装着されたアーム部6mを有している。
【選択図】 図2

Description

本発明は、自動車の駆動輪を複列軸受で支持する複列軸受装置に関する。
自動車の駆動軸に取り付けられた車輪の支持用に各種のころ軸受装置が採用されている。例えば重量の大きいトラックの後輪は、隣接して配置された二つのころ軸受を含むころ軸受装置によって駆動軸に取り付けられている。このような複列ころ軸受装置として、軸方向一端側にフランジ部を有する駆動軸が内部に挿通された車軸管と、前記フランジ部に取り付けられて前記車軸管の外周に設けられたハブ輪と、このハブ輪と前記車軸管との間で当該ハブ輪を前記車軸管に対して回転可能に支持し、かつ軸方向で突き合わせて設けられた一対の内輪を有する複列ころ軸受とを備えたものがある。
上記のような複列ころ軸受装置において、内輪が車軸管に着脱できるように挿嵌されているので、内輪と車軸管との間にわずかの隙間がある。また、車軸管はデフケースと連通しているために、デフオイルが上記隙間に入り込み、内輪の突き合わせ端面間からデフオイル等の液状物が軸受内部に侵入するおそれがある。そこで、デフオイル等の侵入防止策として、例えば内輪の突き合わせ端面間にOリングを入れた図4(a)に示すものや、内周面に形成した二つの各溝にOリングを入れてシールすると共に、内周面中央部分に径内方向へ向かう凸部を設けて位置決めした図4(b)に示すシールリングも知られている(例えば特許文献1参照)。さらに、突き合わせ端面同士の境目部分に環状凹部を形成し、この環状凹部に入り込むシールリングを設けた図4(c)に示すものもある。
特表2000−509791号公報
図4(a)に示すOリングを挟み込んだものでは、外輪につれて内輪も回転方向に動いて二つある内輪間に回転差が生じると、当該Oリングが損傷するおそれがある。また、図4(b)に示すシールリングでは、Oリングの摩耗が起こると当該シールリングが軸方向に移動することが考えられる。したがって、これら図4(a)、(b)に示すシール構造においてはデフオイル等が軸受内に侵入するおそれがある。一方、図4(c)に示すシールリングでは、内輪の境目部分に環状凹部を加工しなければならないためシールリングの装着に手間を要する点で不利である。
本発明はこのような従来の問題点に鑑み、シールリングを簡易に装着することができ、かつ、軸受内へのデフオイル等の液状物の侵入が確実に防止された複列軸受装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は次の技術的手段を講じた。
すなわち本発明は、軸方向一端側にフランジを有する駆動軸が内部に挿通された車軸管と、前記フランジ部に取り付けられて前記車軸管の外周に設けられたハブ輪と、このハブ輪と前記車軸管との間で当該ハブ輪を前記車軸管に対して回転可能に支持し、かつ軸方向で突き合わせて設けられた一対の内輪を有する複列軸受と、前記内輪の突き合わせ端面同士の境目部分を外周側から漏れ止めするシールリングとを備えた複列軸受装置において、前記シールリングは、前記突き合わせ端面同士の境目部分に押し当てられた弾性体からなる環状のシール部材と、このシール部材を支持する支持部材とからなり、前記支持部材は、前記シール部材に設けられ当該シール部材を外周側から支持するバックアップ部及び、このバックアップ部から延設されると共に前記内輪に対して軸方向移動できないように前記内輪に装着されたアーム部を有していることを特徴とする。
上記本発明の複列軸受装置によれば、境目部分の漏れを止めるためのシール部材に設けられたバックアップ部にアーム部が延設され、このアーム部が軸方向移動できないように内輪の外周面に装着されていることにより、当該シール部材が軸方向に位置ずれしない。これにより、軸受内へのデフオイル等の液状物の侵入を確実に防止することができる。シール部材の軸方向への位置ずれは、バックアップ部に延設された前記アーム部によってなされており、従来技術のように内輪の外周面に環状凹部を加工する必要がないため、シールリングを簡易に装着することができる。
上記の本発明において、前記シール部材の形状は、境目部分の漏れを止めるようなものであれば特に限定されるものではないが、当該境目部分に形成された内輪同士の外周溝部に入り込む断面凸形状の第一シール部を備えていることが好ましい。このようにすれば、境目部分に高いシール性を有するシール面が形成され、より確実に境目部分からの漏れを止めることができる。なお、この断面凸形状をなす第一シール部としては、先端部が鋭角となったものやアール状となったものが挙げられる。
さらに、上記第一シール部で一次的なシール面を形成する一方で、上記シール部材は、前記第一シール部の他、前記内輪の外周面に押し当てられた第二シール部を備えていることが好ましい。当該第二シール部があることにより二次的なシール面が形成され、境目部分からのデフオイル等の漏れ止め効果を格段に向上させることができる。
また、上記の本発明において、前記アーム部の内周面と前記内輪の外周面との間に弾性体を介在させるようにしてもよい。この場合には、内輪外周の径寸法や表面粗さの精度に影響を受けずにアーム部を内輪に装着することができる。
上記の本発明において、前記アーム部に軸方向の移動を規制する位置決め部が設けられ、この位置決め部に係合する係合部が前記内輪に設けられ、前記位置決め部と前記係合部が係合していることが好ましい。この場合、アーム部の軸方向移動が確実に止められることから、シール部材の位置ずれを効果的に防止することができる。
上記の通り本発明によれば、内輪に対して軸方向移動できないように装着されたアーム部を設けてシール部材の位置ずれをなくしたので、軸受内へのオイル等の液状物の侵入が確実に防止され、かつ、当該シールリングを簡易に装着することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、複列軸受装置の一実施形態を示している。以下の説明中、車輪側(図1左側)をアウタ側といい、車軸側(図1右側)をインナ側という。本実施形態の複列軸受装置1は、例えばトラックの後輪に取り付けて使用されるものであり、図示のように駆動軸2が内部に挿通された車軸管3と、この車軸管3の外周に設けられたハブ輪4と、このハブ輪4と車軸管3との間で当該ハブ輪4を車軸管3に対して回転可能に支持している複列ころ軸受5と、軸受内へのデフオイルの漏れ止めをするシールリング6とを備えている。
このうち、駆動軸2にはアウタ側(一端側)にフランジ7が設けられており、このフランジ7に形成されたボルト孔にボルト8が通されて、同フランジ7にハブ輪4が取り付けられている。このハブ輪4には、駆動輪9及びブレーキロータ11がボルト10により取り付けられている。また、この複列ころ軸受装置1のアウタ側は上記フランジ7で覆われていることから、複列軸受装置1内へダストや水が入らないようになっている。
車軸管3の外周面には段差部12があり、この段差部12よりアウタ側が小径部3aとなっている。この小径部3aと上記ハブ輪4との間には、複列ころ軸受5が設けられている。同複列ころ軸受5は複列円すいころ軸受として構成されたものであり、中央部から軸方向両端側へ向けて大きくなる一対のテーパ状軌道面が設けられた単一の外輪13と、外輪軌道に対向する内輪軌道が設けられた内輪14と、互いに対向する内外輪軌道面に転動自在に配列された複数の円すいころ15及びこれらの円すいころ15をそれぞれ周方向に所定間隔で保持する保持器16とを備えている。このうち内輪14は、そのインナ側を段差部12に当接させた状態でナット17により締め付け固定されていると共に、車軸管の小径部3aに若干の隙間をもたせて嵌められている。また、一体となった外輪13は、ハブ輪4の内周面に締り嵌めされ、その両端を上記フランジ7とブレーキロータ11により固定されている。
内輪14は、アウタ側の第一内輪14Aとインナ側の第二内輪14Bからなり、図2に示すようにこれら第一、第二内輪14A、14Bの突き合わせ部分に形成された溝18に連結管19が装着されている。この連結管19を装着することにより、軸受5を車軸管の小径部3aにスムーズに挿脱することができる。また、内外輪13,14間の環状空間には、複列の円すいころ15が保持器16によって保持されており、この環状空間の両端部にそれぞれゴム製のシール部材20が装着されていることで軸受5内が密封されている。
図2に示すように、内輪14A,14Bの突き合わせ端面同士の外周側境目部分20にシールリング6が装着されている。このシールリング6は、境目部分20に押し当てられた環状のシール部材6Sと、このシール部材6Sと一体に設けられこれを外周側から支持する環状のバックアップ部6w及び、当該バックアップ部6wから延設されると共に軸方向移動できないように第一内輪14Aに装着されたアーム部6mからなる支持部材6Fとを備えている。シール部材6Sは、境目部分20を覆う十分な幅及び所要厚みを有するゴムからなるものであり、その外周面及びアウタ側の側面にはバックアップ部6wが一体に固着されている。また、同シール部材6Sの内周面には、凸形状の第一シール部6Saとこの第一シール部6Saの左右両側に位置する二つの第二シール部6Sbが形成されている。
内輪14A、14Bの突き合わせ端面の外周角はアール形状となっており、境目部分20には外周溝部21が構成されている。シール部材6Sに形成された上記第一シール部6Saは、この外周溝21に入り込む断面三角形状をなしており、その先端部が同外周溝21の最下部に突き当てられ、その両傾斜面が内輪14A、14Bのアール面に当てられて変形している。これにより、内輪14A、14Bと第一シール部6Saとで第一シール面が形成されている。第一シール部6Saの左右両側に位置する第二シール部6Sbは、内側傾斜面とこれよりも急な角度の外側傾斜面とで構成された断面三角形状をなしており、その先端部は内輪14A、14Bの外周面に押し当てられて変形し、それぞれ第二シール面が形成されている。このようにシールリング6で上記第一、第二シール面が形成されていることにより、内輪14A,14Bと車軸管3との隙間からくるデフオイル等の液状物が軸受5の内部に侵入するのを防止することができる。
また、バックアップ部6wは、本体部6w1とこのアウタ側の端部から径内方向に延びる側部6w2とからなっており、同本体部6w1と側部6w2によってシール部材6Sの外周面とアウタ側の側面が覆われている。また、上記側部6w2は、第一シール部6Sa及び第二シール部6Sbが径内方向に押し付け変形させられて第一シール面と第二シール面とが形成されるような径方向寸法を有している。さらに、側部6w2の内周端部から軸方向アウタ側に延びるアーム部6mが延設されており、同アーム部6mの内周面が第一内輪14Aの外周面に嵌合されていることで当該アーム部6mが第一内輪14Aに固定され軸方向に動かないようになっている。
上記本実施形態の複列軸受装置1(複列円すいころ軸受装置)によれば、境目部分20の漏れを止めるためのシール部材6Sに固着されたバックアップ部6wにアーム部6mが設けられ、このアーム部6mが第一内輪14Aの外周面に嵌合していることにより、第一内輪14Aに対してシール部材6Sが位置ずれしない。したがって、第一シール部6Saが境目部分20から軸方向に離れることがないので、軸受5内へのデフオイル等の液状物の侵入を防止することができる。また、このようにシールリング6の軸方向への位置ずれはアーム部6mによって達成されているため、従来技術のように内輪の外周面に環状凹部等を加工する必要がなく、シールリング7を内輪14に簡易に装着することができる。さらに、シール部材6Sにより第一、第二シール面が形成されているので、境目部分20からのデフオイル等の液状物の漏れ止め効果を格段に向上させることができる。
本発明は、上記実施形態に限定するものではない。例えば、図3(a)に示すように、アーム部6mに位置決め用の凸部22(位置決め部)を設けてもよい。同図に示すように、アーム部6mの先端部に径内方向に突出する凸部22が形成されており、この凸部22が第一内輪14Aの外周面に形成された環状溝23(係合部)に係合している。これにより、アーム部6mの軸方向の動きが確実に止められることから、シーリング6の軸方向の位置ずれを確実に防止することができる。なお、図示しないがアーム部6mに係合孔を形成し、この係合孔に内輪に形成した環状凸部を係合させるようにしてもよい。
さらに、図3(b)に示すように、アーム部6mの内周面と第一内輪14Aの外周面との間に弾性体24(ゴム)を介在させてもよい。この場合には、第一内輪14A外周の径寸法や表面粗さの精度に影響を受けずにアーム部6mを当該第一内輪14Aに装着することができ、シールリング6がさらに装着し易くなる。なお、軸受は複列であれば転動体の種類を限定するものではなく、またシール部材6S、支持部材6Fの形状、寸法等を他の形状に変更することもできる。
複列転がり軸受装置を車両に組み込んだ一実施形態を示す断面図である。 図1の要部断面図である。 (a)、(b)はそれぞれシールリングの変形例を示す拡大断面図である。 (a)〜(c)はそれぞれ従来技術を示す断面図である。
符号の説明
1 複列円すいころ軸受受装置(複列軸受装置)
2 駆動軸
3 車軸管
4 ハブ輪
5 複列円すいころ軸受
6 シールリング
6S シール部材
6F 支持部材
6w バックアップ部
6m アーム部
14A 第一内輪
14B 第二内輪
20 境目部分

Claims (5)

  1. 軸方向一端側にフランジを有する駆動軸が内部に挿通された車軸管と、前記フランジ部に取り付けられて前記車軸管の外周に設けられたハブ輪と、このハブ輪と前記車軸管との間で当該ハブ輪を前記車軸管に対して回転可能に支持し、かつ軸方向で突き合わせて設けられた一対の内輪を有する複列軸受と、前記内輪の突き合わせ端面同士の境目部分を外周側から漏れ止めするシールリングとを備えた複列軸受装置において、
    前記シールリングは、前記突き合わせ端面同士の境目部分に押し当てられた弾性体からなる環状のシール部材と、このシール部材を支持する支持部材とからなり、前記支持部材は、前記シール部材に設けられ当該シール部材を外周側から支持するバックアップ部及び、このバックアップ部から延設されると共に前記内輪に対して軸方向移動できないように前記内輪に装着されたアーム部を有していることを特徴とする複列軸受装置。
  2. 前記シール部材は、前記突き合わせ端面同士の境目部分に形成された外周溝部に入り込む断面凸形状の第一シール部を備えている請求項1に記載の複列軸受装置。
  3. 前記シール部材は、前記第一シール部の他、前記内輪の外周面に押し当てられた第二シール部を備えている請求項2に記載の複列軸受装置。
  4. 前記アーム部の内周面と前記内輪の外周面との間に弾性体が介在されている請求項1〜3のいずれかに記載の複列軸受装置。
  5. 前記アーム部に軸方向移動を規制する位置決め部が設けられ、この位置決め部に係合する係合部が前記内輪に設けられ、前記位置決め部と前記係合部が係合している請求項1〜4のいずれかに記載の複列軸受装置。
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