JP2006282289A - 給紙装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ピックアップローラと記録シートとの間にスティックスリップが発生して、記録シートの搬送に多少の遅れが発生しても、ジャムと判定されてしまうことを抑制するとともに、記録シートの折れやシワを抑制することができる給紙装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】 シート積載量検知手段で記録体収容部内の記録シートの枚数が20枚以下であることを検知したら、第1搬送モードから第2搬送モードに切り替える。第2搬送モードは、第1搬送モードに比べて記録シートの毎分搬送枚数が少なくしており、ジャム検知時間を延ばしている。これにより、記録体収容部内の記録シートの積載量がスティックスリップを生じてしまう枚数となって、記録シートが基準よりも遅く搬送されても、ジャムと判定されることが抑制される。
【選択図】 図10

Description

本発明は、積載された記録シートを1枚づつ給紙する給紙装置及びこの給紙装置を備えた画像形成装置に関するものである。
従来、記録シート収容部に積載されている記録シート束の一番上の記録シートを、ピックアップローラによってフィードローラへ案内し、フィードローラとリバースローラとによって一枚に分離して、画像形成部へ搬送する給紙装置を備えた画像形成装置が知られている。記録シート収容部から搬送された記録シートは、レジストローラにて一時停止し、感光体上のトナー像が記録シートの所定の位置に転写されるタイミングで記録シートをレジストローラから転写手段へ搬送している。
このような画像形成装置においては、レジストローラから転写手段へ記録シートを搬送するときに記録シートがレジストローラまで搬送されていないと次のような不具合を生じてしまう。すなわち、感光体上のトナー像が記録シート以外に転写されて装置内を汚すという不具合である。このような不具合が生じることで画像形成機能が満足できなくなるおそれがある。
従来、記録シート収容部からレジストローラまでの記録シート搬送経路上にシート検知手段を設け、シート検知手段がジャム判定条件たるジャム検知時間の時間内に記録シートを検知しなかった場合、ジャムと判定して画像形成動作を中止するものが知られている(例えば、特許文献1)。これにより、レジストローラから転写手段へ記録シートを搬送するまでに、記録シートがレジストローラへ搬送されない場合は、画像形成動作を中止することができる。その結果、感光体上のトナー像が記録シート以外に転写されて装置内を汚すなどの不具合を抑制することができる。
特開2001−301998号公報
近年、画像形成速度の高速化の要請により、画像形成間隔を狭くして高速で連続プリントできるようにしている。しかしながら、このように、画像形成間隔を狭くすると、記録シート収容部内の記録シートの枚数が少なくなったときに記録シートの搬送遅れが発生し、ジャムが発生したと頻繁に判定してしまう不具合があった。
図12は、記録シート収納部に積載された記録シート束のうち最上の記録シートをピックアップローラで所定時間搬送させたときの記録シートの移動距離(以下、ピックアップ搬送距離)と記録シート収容部内の記録シート積載枚数との関係を示すグラフである。
図12に示すように、記録シート収容部内の記録シートの枚数が20枚以下となると、ピックアップ搬送距離が低下していることがわかる。これは、記録体収容部内の記録シートが20枚以下となると、ピックアップローラと記録シートとの間に生じる摩擦振動を記録シートの束で吸収できなくなる。その結果、ピックアップローラと記録シートとの間でスティックスリップが生じて、ピックアップローラが記録シート上を滑ってしまい、ピックアップ搬送距離が低下したと考えられる。その結果、記録シートの搬送遅れが発生し、シート検知手段が所定時間内に記録シートを検知することができず、ジャムと判定したと考えられる。
上記問題を解決する手段として、画像形成間隔を開けて記録シートがレジストローラにて一時停止する時間を長くすることが考えられる。レジストローラにて一時停止する時間を長く設定することで、多少記録シートが遅れて搬送されても、レジストローラから転写手段へ記録シートを搬送するまでに記録シートをレジストローラへ搬送することができる。これにより、ジャムと判定する時間(ジャム検知時間)を長く設定することができ、スティックスリップが生じて記録シートが多少遅れて搬送されても、ジャムと判定されることがなくなる。
しかしながら、記録シートがレジストローラにて一時停止している時間を長くすると、次に搬送されてきた記録シートの先端がレジストローラにて停止している記録シートの後端と衝突して、記録シートに折れやシワなどが発生し、ジャムなどの不具合が発生するおそれがあった。
本発明は、上記背景に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、ピックアップローラと記録シートとの間にスティックスリップが発生して、記録シートの搬送に多少の遅れが発生しても、ジャムと判定されてしまうことを抑制するとともに、記録シートの折れやシワを抑制することができる給紙装置及び画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、記録体収容部と、ローラの回転動作によって該記録体収納部に積載された記録体束のうち最上の記録体を記録体束から分離して送り出す分離手段とを備え、該分離手段によって送り出された記録体を所定の位置へ搬送する給紙装置において、搬送される記録体を検知する記録体検知手段と、該記録体検知手段の検知結果とジャム判定条件とを比較して記録体のジャムを判定するジャム判定手段と、該記録体収容部内の記録体の積載量を検知する積載量検知手段と、該積載量検知手段の検知結果に基づいて毎分の記録体搬送枚数およびジャム判定条件を変更する変更手段とを備えたことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の給紙装置において、上記積載量検知手段の検知結果が、上記記録体収容部内の記録体が所定枚数以上である場合は、記録体を第1毎分搬送枚数で搬送し、上記積載量検知手段の検知結果が、上記記録体収容部内の記録体が所定枚数以下である場合は、上記変更手段で、第1毎分搬送枚数から該第1毎分搬送枚数よりも毎分搬送枚数の少ない第2毎分搬送枚数に変更して記録体を搬送することを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項2の給紙装置において、上記記録体収容部内の記録体が20枚数以下である場合は、上記変更手段で、上記第1毎分搬送枚数から上記第2毎分搬送枚数に変更することを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1乃至3いずれかの給紙装置において、記録体の搬送速度を記録体収容部内の記録体積載量にかかわらず一定としたことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1乃至3いずれかの給紙装置において、上記記録体収容部内の記録体が所定枚数以下である場合における、上記分離手段が該記録体収納部内に積載された記録体束のうち最上の記録体を記録体束から分離して送り出すときの記録体搬送速度を、上記記録体収容部内の記録体が所定枚数以上である場合における、分離手段が記録体収納部に積載された記録体束のうち最上の記録体を記録体束から分離して送り出すときの記録体搬送速度よりも遅くすることを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1乃至5いずれかの給紙装置において、記録体を搬送するための複数の搬送ローラ対を備えており、上記記録体検知手段は、分離手段と搬送方向最上流側の搬送ローラ対との間に設けられていることを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、記録体を画像形成部に給紙する給紙装置を備えた画像形成装置において該給紙装置として請求項1乃至7のいずれかの給紙装置を用いたことを特徴とするものである。
請求項1乃至7の発明によれば、記録体収容部内の記録体の積載量に基づいて、記録体毎分搬送枚数およびジャム判定条件を変更可能としている。記録体収容部内の記録体の積載量が分離手段のローラと記録体との間にスティックスリップが生じるような積載量となったとき、記録体の毎分搬送枚数を下げるように変更すれば、ジャム判定条件の許容範囲を大きくすることができる。これは以下の理由による。記録体の毎分搬送枚数が少なくなるので、後続の記録体がレジストローラにて一時停止している先行の記録体と当接するまでの時間が延びる。よって、記録体がレジストローラにて一時停止できる時間を延ばすことができ、ジャム判定条件の許容範囲を大きくすることができるのである。そして、記録体収容部内の記録体の積載量が分離手段のローラと記録体との間でスティックスリップが生じるような積載量となったときこの許容範囲を大きくしたジャム判定条件に変更すれば、以下の効果を得ることができる。すなわち、分離手段のローラとスティックスリップを生じて記録体が基準よりも多少遅れて搬送されても、ジャムと判定されるのを抑制することができるという効果である。
また、記録体収容部の積載量が、スティックスリップを生じるような積載量でない場合は、記録体の毎分搬送枚数を多くすれば、高速で連続プリントをすることができる。
以下、本発明を、画像形成装置としての複写機に適用した一実施形態について説明する。
まず、本実施形態に係る複写機の構成及び動作について説明する。
図1は、本実施形態に係る複写機全体の概略構成図である。複写機本体10の内部には画像形成部100が設けられており、その画像形成部100には像担持体としてのドラム状の感光体11が備わっている。この感光体11の周りには、帯電装置12、現像装置13、転写搬送装置14、クリーニング装置15などが配置されている。また、画像形成部100の上部には、レーザ書込装置16が設けられている。このレーザ書込装置16は、レーザダイオード等からなる光源、ポリゴンミラーからなる走査用の回転多面鏡、ポリゴンモータ、fθレンズ、ミラーなどの図示しない走査光学系を備えている。また、クリーニング装置15の図中左側には、定着装置17が設けられている。この定着装置17は、ヒータを内蔵する定着ローラ18と、その定着ローラ18に対して記録シートを下方から押し当てるための加圧ローラ19とを備えている。
また、複写機本体10の内部における画像形成部100の下方には、両面ユニット22が設けられ、更にその下方には、記録体収容部たる4段の給紙カセット23が設けられている。各給紙カセット23には、紙やOHPシートなどの記録シートが収納されている。各給紙カセット23内の記録シートは、それぞれ図中符号Bで示す供給路を介して共通給紙路Cに搬送され、感光体11の下方における転写部へ送られる。
なお、記録シートの両面に画像を形成する場合には、まず、給紙カセット23内の記録シートを転写部に送ってその記録シートの片面に画像を転写し、その画像を定着装置17で記録シート上に定着させる。その後、その記録シートを、定着装置17の出口からシート後処理装置31へと延びる排紙路Dの途中から分岐している反転路Eに通し、両面ユニット22へと送る。両面ユニット22へ送られた記録シートは、再給紙路Aを通じて、再び感光体11の下方における転写部へ送られ、上記片面とは反対側の面に画像が転写される。
また、複写機本体10の画像形成部100の上方には、画像読取部24とコンタクトガラス26が設けられている。また、このコンタクトガラス26の上部には、自動原稿搬送装置(ADF)27がコンタクトガラス26を覆うように設けられている。この自動原稿搬送装置(ADF)27は、コンタクトガラス26に対して開閉自在に設けられている。
また、複写機本体10の図中右側面には、ユーザーが手差しした記録シートを上記共通給紙路C内に案内するための手差しトレイ28が開閉自在に設けられている。
また、複写機本体10の複写機本体10の図中右側には、記録体収容部としての大量給紙装置30が取り付けられている。この大量給紙装置30は、内部に大量の記録シートを積載することが可能で、積載された大量の記録シートを昇降自在に構成されている。この大量給紙装置30の詳細については、後述する。
また、複写機本体10の図中左側には、シート後処理装置31が取り付けられている。このシート後処理装置31は、排紙路Dを通して排出する記録シートを受け入れて、上段の排紙トレイ32上にそのまま排出するか、あるいは、ステイプルや孔開け等の後処理を行って上段の排紙トレイ32又は下段の排紙トレイ33上に排出する。
本実施形態における複写機を用いてコピーをとる場合、ユーザーは、自動原稿搬送装置27に原稿をセットし、または自動原稿搬送装置27を開いてコンタクトガラス26上に直接原稿をセットする。そして、図示しないスタートスイッチを押すと、自動原稿搬送装置27が駆動して画像読取部24のコンタクトガラス26上に送られた原稿、又はあらかじめコンタクトガラス26上にセットされた原稿を、画像読取部24で読み取る。また、ユーザーがスタートスイッチを押すと、画像形成部100の感光体11が図中時計方向に回転する。そして、帯電装置12で一様に帯電された感光体表面部分に対し、画像読取部24で読み取った読取内容に応じてレーザ書き込み装置16がレーザ光を照射する。これにより、感光体11の表面には静電潜像が形成される。この静電潜像には、現像装置13との対向領域(現像領域)でトナーが付着する。これにより、その静電潜像がトナー像となり、そのトナー像が転写部に送られる。
また、給紙カセット23内の記録シートに画像を形成する場合、ユーザーがスタートスイッチを押すと、ピックアップローラ63が回転し、4つの給紙カセット23のうちの指定の給紙カセット23内から記録シートが供給路Bに送り出される。この記録シートは、搬送ローラ35により給紙路Cを通じて、レジストローラ36まで搬送される。そして、感光体11上のトナー像の先端が転写部にくるタイミングで記録シートが転写部に進入するようにレジストローラ36が回転し、記録シートが転写部に送られる。
一方、大量給紙装置30内の記録シートに画像を形成する場合、ユーザーがスタートスイッチを押すと、ピックアップローラ63が回転し、大量給紙装置30内から記録シートが搬送路Fに送り出される。この記録シートは、搬送ローラ35により給紙路Cを通じて、レジストローラ36まで搬送される。以後は、給紙カセット23内の記録シートに画像を形成する場合と同じである。
他方、手差しトレイ28に手差しされた記録シートに画像を形成する場合、ユーザーがスタートスイッチを押すと、給紙ローラ38が回転し、手差しトレイ28上から記録シートが給紙路Cに送り出されて、レジストローラ36まで搬送される。以後は、給紙カセット23内の記録シートに画像を形成する場合と同じである。
感光体11の表面に形成されたトナー像は、転写搬送装置14により、上述したごとく転写部に送られる記録シート上に転写される。転写後の感光体11の表面に残留した転写残トナーは、クリーニング装置15により除去される。一方、転写後の記録シートは、転写搬送装置14により定着装置17へ搬送される。そして、定着ローラ18と加圧ローラ19とにより熱と圧力を加えてトナー像を記録シート上に定着する。定着後の記録シートは、排紙路Dを通してシート後処理装置31へと送られ、最終的に排紙トレイ32,33上に排紙される。
記録シートの両面に画像を形成する場合には、上述したようにして記録シートの片面にトナー像を定着させた後、その記録シートを排紙路Dの途中から反転路Eに送り込み、両面ユニット22から再給紙路Aを通じて、再び転写部へ送る。そして、同様にして、上記片面とは反対側の面にトナー像を転写して定着し、排紙路Dを通してシート後処理装置31へと送る。
本実施形態の複写機は、感光体11と、転写搬送装置14及びクリーニング装置15が一体化されたプロセスカートリッジとなっており、このプロセスカートリッジは、複写機本体10に対して着脱自在に構成されている。なお、プロセスカートリッジは、感光体11と、その周囲に設けられる帯電装置21、現像装置13、転写搬送装置14、クリーニング15等の装置の少なくとも1つとを一体に支持したものであればよい。
次に、本実施形態の特徴部である給紙装置について説明する。本実施形態の給紙装置は、記録体収容部と、この記録体収容部に積載されている記録シートを一枚に分離して送り出す分離手段たるFRR分離装置を備えている。また、FRR分離装置で分離された記録シートをレジストローラへ搬送する複数の搬送ローラ35、記録体収容部内の記録シートの積載量を検知する積載量検知手段も備えている。また、FRR分離装置と搬送ローラ35との間に搬送される記録シートを検知するシート検知手段を備えている。
まず、給紙カセット23および大量給紙装置30内の記録シート束のうち最上の記録シートを記録シート束から分離して送り出す分離手段たるFRR分離装置について説明する。
図2は、FRR分離装置を示す概略斜視図である。
図2に示すように、FRR分離装置は、大量給紙装置および給紙カセット23内などの記録体収容部に積載された記録シート束の一番上の記録シートと接触するピックアップローラ63と、ピックアップローラ63によって搬送されてきた記録シートを一枚に分離して搬送するフィードローラ61とリバースローラ62とを備えている。フィードローラ61の回転軸61aは、図示しない駆動モータに接続されている。また、フィードローラ61の回転軸61aには、アーム部66が回動自在に取り付けられている。アーム部66には、ローラ取り付け部66aとバネ取り付け部66bが設けられている。ローラ取り付け部66aには、アイドラギヤ65及びピックアップローラ63が回転自在に取り付けられている。アイドラギヤ65は、フィードローラ61に設けられたギヤ61b及びピックアップローラ63に設けられたギヤ63aに噛み合っている。これにより、フィードローラ61に設けられたギヤ61からアイドラギヤ65を介して、駆動モータの回転駆動力がピックアップローラ63に伝達され、ピックアップローラ63が回動する。バネ取り付け部66bには、バネ67が取り付けられており、ピックアップローラ63を記録シートと弾性的に接触させて、所定の接触圧が得られるようにしている。また、バネ取り付け部66bには、ピックアップローラ63を記録シートから離間させるためのソレノイド69(図5、図7参照)が取り付けられている。そして、後述する所定のタイミングでソレノイド69を駆動させて、バネ取り付け部66bを図中下側へ移動させる。すると、アーム部66がフィードローラ61の回転軸61aを回転中心とし図中右方向に回転する。その結果、ピックアップローラ63が記録シートから離間する。
次に、FRR分離装置における記録シート束のうち最上の記録シートを記録シート束から分離して送り出す動作を説明する。
図3は、FRR分離装置の記録シート分離動作を説明する図である。
このFRR分離装置は、大量給紙装置30および給紙カセット23内に積載された記録シートの一番上の記録シートを、ピックアップローラ63によってフィードローラ61へ案内する。これにより、給紙方向Gへ記録シートを送る方向(正方向)に回転するフィードローラ61には、給紙方向Gとは逆方向に所定のトルクがトルクリミッタ70によって付与される。このトルクは、駆動ギヤ62Bと噛み合うようにリバースローラ62の軸に設けた従動ギヤ62Aを介して伝達される。そして、駆動ギヤ62Bと従動ギヤ62Aの間の歯面圧力Iと初期加圧力が、スプリング64の力でフィードローラ61へ圧接したリバースローラ62に加わってリバースローラ62が駆動する。これにより、給紙カセット23内の記録シートが1枚ずつ分離搬送される。
次に、記録体収容部たる大量給紙装置30について詳細に説明する。図4は、大量給紙装置30の概略斜視図であり、図5は、大量給紙装置30の概略断面図である。
図4に示すように、大量給紙装置30は、収容部内に記録シートが積載される底板44と、この底板44の裏側にそれぞれ取り付けられたステー46a、46bとを備えている。ステー46a、46bの両端には、それぞれワイヤー43、42の一端が締結されており、ワイヤー43、42の他端は、回転軸45に締結されている。回転軸45は、底板上昇モータ41に接続されている。底板上昇ローラ41が駆動すると、回転軸45が回転し、各ワイヤー43、42をそれぞれ巻き上げる。これにより、底板44が上昇し、大量給紙装置内の記録シート束がピックアップローラ63に圧接する。
また、この大量給紙装置30には、シート積載量検知手段を備えている。シート積載量検知手段は、ステー46bの一端に板状の遮蔽部材51を設け、透過型のフォトインタラプタ52を収容部に固定する。大量給紙装置内の記録シートが減少する度に、底板44が上昇して、大量給紙装置内の記録シートが20枚以下となったとき、ステー46bに設けられた遮蔽部材51が、フォトインタラプタ52の光軸を遮る。その結果、フォトインタラプタ52の出力値が変化して、大量給紙装置内の記録シートが20枚以下となったことを検知することができる。
また、この大量給紙装置30のフィードローラ61出口付近には、図5に示すように記録シートPの先端を検知する記録シート検知手段91が設けられている。本実施形態においては、記録シート検知手段として反射型の光学センサを用いている。反射型の光学センサ91が設けられている位置に記録シートの先端が通過すると、記録シートが光を反射する。この反射した光を光学センサが検知することで、記録シートPの先端を検知することができる。
次に、記録体収容部たる給紙カセット23について詳細に説明する。
図6は、給紙カセット23の概略斜視図であり、図7は、給紙カセット23の概略断面図である。
給紙カセット23は、底板55を備えている。この底板55のピックアップローラ63に対向する端部側は、図7に示すようにレバー56によってピックアップローラ63に向かって持ち上げられている。レバー56は、レバー軸57に固定されており、レバー軸57は駆動ローラ59に接続されている。駆動ローラ59が所定の回転角回転すると、レバー軸57が回転してレバー56が底板55をピックアップローラ63に向かって持ち上げる。これにより、底板上の記録シートPは、上記ピックアップローラ63に対向する端部側がピックアップローラ63に向かって持ち上げられ、ピックアップローラ63に圧接される。
この給紙カセット23におけるシート積載量検知は、駆動ローラ59の回転角度によって検知する。装置の記憶部に給紙カセット内の記録シートが20枚のときの回転角度を記憶しておき、駆動ローラ59が駆動するたびに記憶部に記憶されている回転角度と駆動ローラ59の積算の回転角度とを比較する。駆動ローラ59の積算の回転角度が記憶部に記憶されている回転角度以上のときは、給紙カセット23内の記録シートが20枚以下となった判定する。
また、この給紙カセット23においても、フィードローラ61出口付近に、記録シートの先端を検知する記録シート検知手段91を設けている。記録シート検知手段91は、上述同様、反射型の光学センサを用いており、この反射型の光学センサで、記録シートの先端を検知している。
本実施形態においては、記録シート検知手段91でジャム判定を行っている。具体的には、ジャム判定条件たるジャム検知時間を設定しておき、ピックアップローラ63記録体収容部内の記録シートの搬送を開始してからジャム検知時間を過ぎても記録シートの先端を記録シート検知手段で検知することができなかったときにジャムと判定して装置表示部に警告表示などを行う。上記ジャム検知時間は、レジストローラの一時停止時間に基づいて算出されたものである。このジャム検知時間内に記録シートが搬送されれば、感光体上の画像が記録シートに転写することができるが、ジャム検知時間径過後に記録シートが搬送されてしまうと、感光体上の画像の先端が記録シートに転写することができず、装置を汚してしまうおそれがある。このため、実際には用紙ジャムが起こっていなくても、ジャム検知時間径過しても記録シートが搬送されなかった場合は、用紙ジャムと判定している。
次に、給紙装置の搬送制御について説明する。給紙装置の搬送制御は、第1搬送モードと第2搬送モードとを備えている。そして、シート積載量検知手段が記録体収容部内の記録シートが20枚以下であることを検知したら、第1搬送モードから第2搬送モードに変更している。第2搬送モードは、第1搬送モードに比べて毎分の記録シート搬送枚数を少なくして、装置の生産能力を落としてプリントするようにしている。以下に、この搬送制御について具体的に説明する。
図8は、搬送制御の制御ブロック図である。制御部は、積載量検知手段の検知結果に基づき、第1搬送モードから第2搬送モードへ変更する変更手段としての機能を有している。また、制御部は、FRR分離装置のピックアップローラ63を記録シートに当接させるタイミングや、ピックアップローラ63の回転速度などを制御している。また、制御部は、画像形成部の画像形成間隔も制御している。また、制御部は、時間計測手段としての機能を備えており、記録体収容部内の記録シートの搬送を開始してからの時間を計測している。また、制御部は、記録シート検知手段の検知結果とジャム判定条件たるジャム検知時間とを比較して、ジャムかどうかを判定するジャム判定手段としての機能も備えている。
記憶部は、記録体収容部内の記録シートの枚数が20枚以上のときの第1毎分搬送枚数たる第1シート間隔時間および記録体収容部内の記録シートの枚数が20枚以下のときの第2毎分枚数たる第2シート間隔時間を記憶している。第2シート間隔時間は、第1シート間隔時間よりも長く設定されている。これにより、記録体収容部内の記録シートの枚数が20枚以上の毎分搬送枚数より、20枚以下の毎分搬送枚数を少なくすることができる。
また、記憶部は、記録体収容部内の記録シートの枚数が20枚以上のときの画像形成間隔たる第1画像形成間隔および記録体収容部内の記録シートの枚数が20枚以下のときの画像形成間隔たる第2画像形成間隔も記憶している。画像形成間隔は、記録シートが記録シート収容部からレジストローラ36まで搬送される間の記録シートの搬送間隔よりも長く設定される。画像形成間隔を記録シートの搬送間隔と同じに設定すると、記録シートの搬送間隔が僅かでもずれてしまうと、記録シートの所定の位置に画像が形成できなくなってしまうからである。よって、画像形成間隔を記録シートの搬送間隔よりも長く設定し、記録シートをレジストローラ36で一定時間停止させる。そして、記録シートの搬送間隔が画像形成間隔となってから、レジストローラ36で記録シートを転写手段へ搬送する。これにより、記録シートの所定の位置に精度良くに画像を形成することができる。
また、記録部には、記録体収容部内の記録シートの枚数が20枚以上のときのレジストローラでの一時停止時間たる第1一時停止時間および記録体収容部内の記録シートの枚数が20枚以下のときのレジストローラでの一時停止時間たる第2一時停止時間も記憶している。第2一時停止時間は、第1一時停止時間よりも長く設定している。
レジストローラ36にて一時停止している記録シートは、次に搬送された記録シートの先端がレジストローラ36にて一時停止している記録シートの後端に当接する前に転写手段へ搬送する必要がある。次に搬送された記録シートの先端がレジストローラにて一時停止している記録シートの後端に当接する前に転写手段へ搬送しないと、記録シートが折れてジャムになるおそれがあるからである。このため、記録体収容部からレジストローラ36まで搬送される間の記録シートの搬送間隔が長ければ、それだけ記録シートがレジストローラ36に一時停止できる時間を長くとることができる。本実施形態においては、上述したとおり、第2毎分搬送枚数を第1毎分搬送枚数より少なくしているので、上記第1一時停止時間よりも、上記第2停止時間を長くとることができる。
さらに、記憶部は、記録体収容部内の記録シートの枚数が20枚以上のときのジャム判定条件たる第1ジャム検知時間および記録体収容部内の記録シートの枚数が20枚以下のときのジャム判定条件たる第2ジャム検知時間も記憶している。これらジャム検知時間は、記録シートがレジストローラ36にて一時停止している時間に基づき求められている。
遅れなく搬送された記録シートがレジストローラ36に停止してから転写手段へ搬送されるまでの停止時間が、ジャム検知時間として設定できる最大時間となる。これは、レジストローラ36が記録シートを転写手段へ搬送する前に、収容部内の記録シートがレジストローラ36に到達しておく必要があるからである。すなわち、レジストローラ36が記録シートを転写手段へ搬送するときに収容部内から搬送された記録シートがレジストローラに到達してないと、感光体上の画像が記録シートに転写されず装置を汚してしまうからである。よって、遅れなく搬送された記録シートがレジストローラ36に停止してから転写手段へ搬送されるまでの停止時間以下にジャム検知時間を設定する。そして、この時間より遅れて搬送された記録シートをジャムとして処理して画像形成動作を中止する。これにより、感光体上の画像が装置を汚すことを抑制することができる。
第2搬送モードにおいては、記録シートの搬送間隔を開けて、レジストローラに一時停止できる時間を長くとっている。その結果、第2ジャム検知時間を第1ジャム検知時間よりも長く設定することができ、記録シートの搬送遅れの許容範囲を大きくとることができる。よって、第2搬送モードにおいては、ピックアップローラとのスティックスリップにより記録シートが基準よりも多少遅れて搬送されても、ジャムとして処理されることが抑制される。
また、記憶部は、記録体収容部内の記録シートの枚数が20枚以上のときのピックアップローラ63の回転速度たる第1回転速度および記録体収容部内の記録シートの枚数が20枚以下のときのピックアップローラ63の回転速度たる第2回転速度も記憶している。第2回転速度は、記録シートが50[mm/sec]で搬送されるように設定される。記録シートを50[mm/sec]で搬送することにより、記録シート収容部内の記録シート積載枚数が20枚以下となってもピックアップローラ63と記録シートとのスティックスリップを抑制して、記録シートをフィードローラ61へ安定的に搬送することができる。
図9は、搬送制御の制御フローチャートである。
まず、積載量検知手段で記録シート収容部内の記録シートの積載枚数が20枚以上かどうかをチェックする(S1)。20枚以上でない場合(S1のNO)は、制御部は、後述する第2搬送モードに変更する(S2)。20枚以上の場合(S1のYES)は、第1搬送モードを設定する(S3)。具体的には、記憶部から第1シート時間間隔、第1ジャム検知時間、第1回転速度、第1画像形成間隔、第1一時停止時間を読み出して、これら読み出した各条件となるように制御部は制御を行う。次に、ピックアップローラを第1回転速度で回転させて、記録シート収容部内に積載された記録シートの一番上の記録シートを、ピックアップローラ63によってフィードローラ61へ案内する(S4)。また、ピックアップローラ63の回転駆動が開始したら、制御部は、時間計測を開始する(S5)。そして、記録シートの先端が記録シート検知手段91に検知されるまで、計測時間が第1ジャム検知時間を超えていないか制御部は、チェックする。計測時間が第1ジャム検知時間を越えた場合(S6YES)は、制御部は、ジャムが発生していると判定し、装置の表示部にその旨を警告表示する(S7)。
記録シートの先端を検知したら(S8のYES)、再び時間計測を開始する(S9)とともにソレノイド69を駆動して、ピックアップローラ63を記録シート収容部内に積載された記録シートの一番上の記録シートから離間させる(S10)。これにより、記録シートは、フィードローラ61によって搬送される。次に搬送する記録シートがある場合(S11のNO)は、記録シート検知手段91が記録シートの先端を検知してから計測を開始した計測時間が第1シート間隔時間となっているか否かをチェックする(S12)。計測時間が第1シート間隔時間となっている場合(S12のYES)は、再びピックアップローラ63を記録シート収容部内に積載された記録シートの一番上の記録シートに当接させて、記録シート収容部内に積載された記録シートの一番上の記録シートをフィードローラ61へ案内する(S4)。以下S5以降を繰り返し行う。
一方、積載量検知手段の検知結果が、20枚以下の場合は、第2搬送モードで記録シートを搬送する。図10は、第2搬送モードの制御フローチャートである。
積載量検知手段の検知結果が20枚以下の場合は、まず、ピックアップローラ63の回転速度などを第2搬送モードに設定する(S21)。具体的には、記憶部から第2回転速度を読み出して、ピックアップローラ63の回転速度が第2回転速度となるように制御する。また、記憶部から、第2画像形成間隔を読み出して、画像形成の間隔が第2画像形成間隔となるように制御する。さらに、記憶部から第2ジャム検知時間や第2シート間隔時間、第2一時停止時間などを読み出して、第1搬送モードに比べて、記録シート搬送間隔およびジャム検出の検出マージンが長くなるような設定に変更する。
上記のようにして第2搬送モードの設定を行ったら、ピックアップローラ63を第2回転速度で回転させて、記録シート収容部内に積載された記録シートの一番上の記録シートを、ピックアップローラ63によってフィードローラ61へ案内する(S22)。このとき、記録シートは、50[mm/sec]の速度で搬送されるので、ピックアップローラ63と記録シートとの間でスティックスリップが発生するのを抑制して、安定的にフィードローラ61へ記録シートを搬送することができる。ピックアップローラ63が駆動を開始したら、時間計測を開始し(S23)、第2ジャム検知時間内に記録シートの先端が記録シート検知手段に検知されたか否かをチェックする(S24、S26)。この第2ジャム検知時間は、第1ジャム検知時間よりも検出マージンを多くしているので、ピックアップローラとのスティックスリップによって記録シートが多少遅れて搬送されても、制御部がジャムと判定することはない。計測時間が第2ジャム検知時間を越えた場合(S26のNO)は、ジャムと判定して、警告表示する(S25)。第2ジャム検知時間内に記録シートの先端を検知したら(S26のYES)、再度時間計測を開始する(S27)とともにピックアップローラ63を記録シートから離間させる(S28)。ピックアップローラが記録シートから離間したら、記録シートの搬送速度を上げて、第1搬送モードと同じ搬送速度でレジストローラ36まで搬送する。次に搬送する記録シートが有る場合(S29NO)は、シート検知手段が記録シートの先端を検知してから計測を開始した計測時間が第2シート間隔時間となっているか否かをチェックする(S30)。計測時間が第2シート間隔時間となっている場合(S30のYES)は、再びピックアップローラを記録シート収容部内に積載された記録シートの一番上の記録シートに当接させて、記録シート収容部内に積載された記録シートの一番上の記録シートをフィードローラへ案内する(S22)。以下S23以降を繰り返し行う。
本実施形態においては、第2搬送モードは、第1搬送モードに比べて記録シートの搬送間隔を開けて、毎分の記録シート搬送枚数を少なくすることで、第2ジャム検知条件を第1ジャム検知時間より多くの検出マージンを得ることができる。これにより、ピックアップローラ63とのスティックスリップによって記録シートの搬送が基準よりも多少遅れても、ジャムとして判定されることを抑制することができる。
また、記録体収容部内の記録シートの枚数が20枚以上のときは、搬送間隔を狭めて、連続画像形成プリントを高速化することができる。
なお、本実施形態においては、第2搬送モードの記録シート搬送間隔を第1搬送モードの記録シートの搬送間隔より開けることで、毎分の搬送枚数を少なくしているが、これに限られない。第2搬送モードの記録シート搬送速度を第1搬送モードの記録シート搬送速度よりも遅くすることで、毎分の搬送枚数を少なくしても良い。このように、第2搬送モードにおける記録シートの搬送速度を遅くすれば、第1搬送モードと第2搬送モードとの記録シート搬送間隔が同じであっても、第2搬送モードの方を、レジストローラに停止している記録シートに後続の記録シートが当接するまでの時間を遅くすることができる。よって、第2搬送モードにおけるレジストローラにて停止する時間を第1搬送モードより長く取ることができ、第2ジャム検知時間を第1ジャム検知時間よりも長くとることができる。その結果、第2搬送モードにおいて、記録シートの搬送が基準よりも多少遅れても、ジャムとして判定されることを抑制することができる。
また、上記実施形態においては、モノクロ画像形成装置について説明したが、これに限られない。例えば、図11に示すような、搬送ベルトに担持された用紙にトナー像を重ね合わせ転写するタンデム型カラー画像形成装置にも適用可能である。
(1)
以上、本実施形態の給紙装置によれば、第2搬送モードは、第1搬送モードに比べて記録シートの搬送間隔を開けて、毎分の記録シート搬送枚数を少なくすることで、第2搬送モードのジャム判定条件の検出マージンを第1搬送モードのジャム判定条件の検出マージンより多くすることができる。これにより、ピックアップローラ63とのスティックスリップによって記録シートの搬送が基準よりも多少遅れても、ジャムとして判定されることを抑制することができる。
(2)
また、本実施形態の給紙装置によれば、記録体収容部内の記録シートの積載量がピックアップローラと記録シートとの間にスティックスリップを生じるような積載量でないことを積載量検知手段が検知した場合は、記録シートを第1毎分搬送枚数で搬送する。また、スティックスリップを生じるような積載量であることを積載量検知手段が検知した場合は、第1毎分搬送枚数から第1毎分搬送枚数よりも毎分搬送枚数の少ない第2毎分搬送枚数に変更して記録シートを搬送している。これにより、スティックスリップを生じない積載量である場合は、記録シートの毎分搬送枚数の多い第1毎分搬送枚数で記録シートの搬送を行うことで、連続プリントの時間を短くすることができる。また、スティックスリップが生じる積載量である場合は、記録シートの毎分搬送枚数の少ない第2毎分搬送枚数で記録シートの搬送を行うことで、許容範囲を大きくしたジャム判定条件にできる。その結果、スティックスリップが生じて記録シートが多少基準よりも遅れて搬送されても、ジャムと判定されることを抑制することができる。
(3)
また、先の図12で示すように、記録体収容部内の記録体が20枚数以下となると、ピックアップ搬送距離が短くなり、記録シートが遅れて搬送される。よって、記録体収容部内の記録体が20枚以下である場合は、上記第1毎分搬送枚数から上記第2毎分搬送枚数に変更することで、記録シートが遅れることによってジャムと判定されてしまうことを抑制することができる。
(4)
また、本実施形態の給紙装置によれば、記録シートの搬送速度を記録体収容部内の記録シート積載量にかかわらず一定としている。これにより、感光体の回転速度などを記録シートの搬送速度に基づき変更する必要がなく、画像形成制御を簡略化することができる。
(5)
また、本実施形態の給紙装置によれば、第2搬送モードにおけるピックアップローラによる記録シートの搬送速度を、第1搬送モードにおけるピックアップローラによる記録シートの搬送速度よりも遅くしている。このように、第2搬送モードにおけるピックアップローラによる記録シートの搬送速度を遅くすることで、スティックスリップの発生を抑制して、安定的に記録体をフィードローラへ送り出すことができる。また、記録シート先端がフィードローラを通過した後、ピックアップローラをフィードローラから離間させて、フィードローラで記録シートを搬送している。フィードローラは、リバースローラで記録シートを挟んで搬送するため、スティックスリップを生じることはない。このため、記録シート先端がフィードローラを通過した後は、記録シートの搬送速度を上げれば、第2搬送モードにおける生産性の低下を抑えることができる。
(6)
また、本実施形態の給紙装置によれば、上記記録シート検知手段は、分離手段と搬送方向最上流側の搬送ローラとの間に設けられている。これにより、分離手段で分離された直後に記録シートの搬送状態を検知して、ジャム判定をすることができる。その結果、ジャム検知を記録シートが搬送されて直ぐに判定することができ、装置への負担などを軽減することができる。
(7)
また、本実施形態の画像形成装置によれば、上記(1)〜(7)の特徴を備えた給紙装置を用いることで、ジャムとして装置が停止してしまうことを抑制することができる。
本実施形態に係る複写機の概略構成図。 FRR分離装置を示す概略斜視図。 FRR分離装置の記録シート分離動作を説明する図。 大量給紙装置の概略斜視図。 大量給紙装置の概略断面図。 給紙カセットの概略斜視図。 給紙カセットの概略断面図。 搬送制御の制御ブロック図。 搬送制御の制御フローチャート。 第2搬送モードの制御フローチャート。 タンデム型カラー画像形成装置の概略構成図。 記録シート収容部内の記録シート積載枚数とピックアップ搬送距離との関係を示すグラフ。
符号の説明
1 プリンタ
23 給紙カセット
30 大量給紙装置
36 レジストローラ
61 フィードローラ
62 リバースローラ
63 ピックアップローラ
69 ソレノイド
91 シート検知手段

Claims (7)

  1. 記録体収容部と、ローラの回転動作によって該記録体収納部に積載された記録体束のうち最上の記録体を記録体束から分離して送り出す分離手段とを備え、該分離手段によって送り出された記録体を所定の位置へ搬送する給紙装置において、
    搬送される記録体を検知する記録体検知手段と、該記録体検知手段の検知結果とジャム判定条件とを比較して記録体のジャムを判定するジャム判定手段と、該記録体収容部内の記録体の積載量を検知する積載量検知手段と、該積載量検知手段の検知結果に基づいて毎分の記録体搬送枚数およびジャム判定条件を変更する変更手段とを備えたことを特徴とする給紙装置。
  2. 請求項1の給紙装置において、
    上記積載量検知手段の検知結果が、上記記録体収容部内の記録体が所定枚数以上である場合は、記録体を第1毎分搬送枚数で搬送し、上記積載量検知手段の検知結果が、上記記録体収容部内の記録体が所定枚数以下である場合は、上記変更手段で、第1毎分搬送枚数から該第1毎分搬送枚数よりも毎分搬送枚数の少ない第2毎分搬送枚数に変更して記録体を搬送することを特徴とする給紙装置。
  3. 請求項2の給紙装置において、
    上記記録体収容部内の記録体が20枚数以下である場合は、上記変更手段で、上記第1毎分搬送枚数から上記第2毎分搬送枚数に変更することを特徴とする給紙装置。
  4. 請求項1乃至3いずれかの給紙装置において、
    記録体の搬送速度を記録体収容部内の記録体積載量にかかわらず一定としたことを特徴とする給紙装置。
  5. 請求項1乃至3いずれかの給紙装置において、
    上記記録体収容部内の記録体が所定枚数以下である場合における、上記分離手段が該記録体収納部内に積載された記録体束のうち最上の記録体を記録体束から分離して送り出すときの記録体搬送速度を、上記記録体収容部内の記録体が所定枚数以上である場合における、分離手段が記録体収納部に積載された記録体束のうち最上の記録体を記録体束から分離して送り出すときの記録体搬送速度よりも遅くすることを特徴とする給紙装置。
  6. 請求項1乃至5いずれかの給紙装置において、
    記録体を搬送するための複数の搬送ローラ対を備えており、上記記録体検知手段は、分離手段と搬送方向最上流側の搬送ローラ対との間に設けられていることを特徴とする給紙装置。
  7. 記録体を画像形成部に給紙する給紙装置を備えた画像形成装置において
    該給紙装置として請求項1乃至7のいずれかの給紙装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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