JP2001039554A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001039554A
JP2001039554A JP11218193A JP21819399A JP2001039554A JP 2001039554 A JP2001039554 A JP 2001039554A JP 11218193 A JP11218193 A JP 11218193A JP 21819399 A JP21819399 A JP 21819399A JP 2001039554 A JP2001039554 A JP 2001039554A
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Shusuke Kawai
秀典 川合
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給紙性能の向上を図ることができる画像形成
装置を提供する。 【解決手段】 複数の記録紙を積載している中板を常時
押し上げている押上機構を有する記録紙積載手段と、記
録紙積載手段に積載された記録紙を順次送り出す給紙ロ
ーラを有する給紙手段と、給紙手段から送り出された記
録紙を分離して一枚ずつ搬送する分離搬送手段と、給紙
手段及び分離搬送手段を駆動する回転駆動手段と、給紙
ローラが記録紙に接するまでは、遅い第1のローラ周速
度で前記給紙ローラが回転するように回転駆動手段を制
御し、且つ給紙ローラが記録紙に接した後は、給紙ロー
ラが徐々に目標とする所定の第2のローラ周速度になる
ように回転駆動手段を制御する制御手段と、を具備す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やプリンタ
などの画像形成装置に係わり、詳しくは記録紙を一枚づ
つ分離して、湾曲した搬送ガイドに沿って画像形成部に
給送する記録紙分離給送装置のモータ制御に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の複写機やプリンタなどの画像形成
装置は、記録紙が積載される中板とその中板を常時押上
げる方向に付勢するバネとを有するカセットと、記録紙
の非給送時には中板によって押し上げられいる最上位の
記録紙から離間しており、記録紙を給送するときに記録
紙に接触する半月状の給紙ローラとを有する。かかる従
来の画像形成装置では、記録紙のピックアップ動作、給
紙・分離動作、及び搬送動作は、すべての記録紙のサイ
ズに対して一定速度で行われいた。また、画像形成装置
は、中板を付勢するバネの圧(以下、中板バネ圧とも称
する。)が強すぎると、カセットから記録紙を抜き出す
ときに、分離爪からの爪抜けが悪くなり、給紙性能が低
下して斜行等が発生する。このため、従来の画像形成装
置のカセットは、バネ圧を2段階に切替えることができ
るように、すなわち大きいサイズの記録紙(A3、A
4、B4、B5)と小さいサイズの記録紙(A4R、B
5R)とでバネの圧を切替えることができるように構成
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
バネ圧を2段階に切り替える従来の方法を採用する装置
でも、記録紙の斜行、先端耳折れ、重送、ジャム等が発
生していた。また、従来の方法では、記録紙サイズには
対応しているが、他の給紙条件である記録紙の厚さ、積
載量、温度・湿度が変化すると、これらの変化に対応す
ることは極めて困難である。すなわち、記録紙の厚さに
よって紙のコシが変わるので、同じ記録紙サイズでも、
特定の厚さの記録紙を用いると、給紙性能が低下して、
記録紙の斜行、先端耳折れ、重送、ジャム等が発生して
いた。また、同様に、高温・高湿になると極端に紙のコ
シが弱まる記録紙があり、したがって同じ記録紙サイズ
でも、温度・湿度にが変わると、記録紙の斜行、先端耳
折れ等が発生していた。更に、同じ記録紙サイズでも、
記録紙の積載量によっては記録紙の斜行、先端耳折れ等
が発生していた。このように、従来の装置では、給紙条
件が変わると、給紙性能が低下して、記録紙の斜行、先
端耳折れ、重送、ジャム等が発生していた。
【0004】本発明は上記事情に基づいてなされたもの
であり、給紙性能の向上を図ることかできる画像形成装
置を提供すること目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
第1の発明に係る画像形成装置は、複数の記録紙を積載
している中板を押し上げている押上機構を有する記録紙
積載手段と、前記記録紙積載手段に積載された記録紙を
順次送り出す給紙ローラを有する給紙手段と、前記給紙
手段を駆動する回転駆動手段とを備える画像形成装置に
おいて、前記給紙ローラが記録紙に接するまでは、遅い
第1のローラ周速度で前記給紙ローラが回転するように
前記回転駆動手段を制御し、且つ前記給紙ローラが記録
紙に接した後は、前記給紙ローラが徐々に目標とする所
定の第2のローラ周速度になるように前記回転駆動手段
を制御する制御手段を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0006】また、第2の発明に係る画像形成装置は、
上記の第1の発明において、前記記録紙の厚さを設定す
る設定手段と、前記記録紙の厚さに応じて最適な前記第
2のローラ周速度となる前記回転駆動手段のデータを記
憶する記憶手段とを有し、前記制御手段は前記設定手段
により設定された記録紙の厚さに応じて、前記記憶手段
から前記データを読み出して前記回転駆動手段を制御し
て、記録紙の厚さに応じて最適な前記第2のローラ周速
度とすることを特徴とするものである。
【0007】また、第3の発明に係る画像形成装置は、
上記の第1の発明において、前記給紙ローラ近傍の温度
を検出する温度検出手段及び前記給紙ローラ近傍の湿度
を検出する湿度検出手段のうち少なくも一方と、前記温
度及び前記湿度のうち少なくとも一方に応じて最適な前
記第2のローラ周速度となる前記回転駆動手段のデータ
を記憶する記憶手段とを有し、前記制御手段は前記検出
された温度及び湿度のうち少なくとも一方に応じて、前
記記憶手段から前記データを読み出して前記回転駆動手
段を制御することを特徴とするものである。
【0008】また、第4の発明に係る画像形成装置は、
上記の第1、第2、又は第3の発明において、前記記録
紙積載手段に積載された記録紙のサイズを検知するサイ
ズ検知手段と、前記記録紙積載手段に積載された記録紙
の積載量を検知する積載量検知手段と、前記サイズと前
記積載量に応じて最適な前記第2のローラ周速度となる
前記回転駆動手段のデータを記憶する記憶手段とを有
し、前記制御手段は前記検出されたサイズと積載量に応
じて、前記記憶手段から前記データを読み出して前記回
転駆動手段を制御することを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]以下に、本発明
の画像形成装置の実施形態である複写機について図面を
参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態であ
る複写機における給紙装置の概略構成図、図2はその給
紙装置のカセットを示す概略斜視図、図3はその給紙装
置の駆動部の構成を示す概略斜視図、図4は給紙ローラ
の動作を説明するための図であり、同図(a)は給紙ロ
ーラによる給紙動作開始前の状態を示す図、同図(b)
は給紙ローラが記録紙に接する瞬間の状態を示す図、同
図(c)は給紙ローラが記録紙を給送する状態を示す図
である。第1実施形態の給紙装置は、図1に示すよう
に、外函100と、略半月状に形成された給紙ローラ1
と、一対のローラ2,3により給紙ローラ1によって送
り込まれた記録紙を一枚だけ複写機本体の搬送部(不図
示)に送り出す分離搬送部4と、複数の記録紙を積載し
て保持するカセット5と、給紙ローラ1によって分離搬
送部4から送り出される記録紙を検知して信号を発する
給紙センサ15とを備えている。尚、画像形成部など他
の部分は、公知の技術であるので、説明を簡略化するた
めに、その詳細な説明を省略する。
【0010】カセット5は図2に示すように、記録紙が
載置される中板501と、搬送される記録紙と他の記録
紙を分離する分離爪503,503と、記録紙の搬送方
向に沿って配置された、給送方向に直交する方向におけ
る記録紙の搬送を規制するサイド規制板504とを備え
ている。中板501は、長手方向の一端が回動自在に支
持され、他端がバネ502によって上方に押し上げら
れ、積載された記録紙を半月状の給紙ローラ1方向へ押
し上げている。分離爪503は、記録紙の積載高さを規
制するとともに、給紙ローラによって記録紙が分離搬送
部に送り出されるときには記録紙が分離爪の上方を通過
できるように構成されている。
【0011】給紙ローラ1は、図3及び図4に示すよう
に、待機しているときには、円弧部1bが記録紙と接し
ないように、上側に向くように配置されている。また、
給紙ローラの円弧部1bは、1回転(又はn回転)で分
離搬送部4に記録紙を送り込めるように円弧の長さが形
成されている。尚、以下の実施形態では、給紙ローラが
1回転するごとに、分離搬送部に記録紙が送り込まれる
ように円弧の長さが形成されているものとする。給紙ロ
ーラ1の軸1aには、図3に示すように、欠歯部23a
と有歯部23bとを有する欠歯ギア23が取着されてい
る。
【0012】図5は、本実施形態の制御部のブロック図
である。図5に示すように、本実施形態の制御部は、後
述する給紙手順を規定した制御プログラム等が格納され
たROM14と、ROM14から制御プログラムを読み
取って実行することにより、複写機全体の制御を行う中
央演算処理部(以下、CPUと称する。)7と、各種デ
ータが格納されたRAM13とを備えている。また、C
PU7には、図示しないI/Oを介して、記録紙を搬送
するためのステッピングモータ21を駆動するモータド
ライバ8と、各種の設定を行う操作部9と、装着された
カセットに記録紙があるか否かを検知する紙有無センサ
10と、装着されたカセットの用紙サイズを検知するカ
セットサイズ検知センサ11と、給紙が正常に行われて
いるか否かを検知する給紙センサ15と、給紙動作の開
始・終了を制御する給紙ソレノイド24とを備える。
尚、図5では、本実施形態に関連する部分のみを表示
し、他の画像形成部などは省略している。
【0013】CPU7からの指示により、モータドライ
バ8がステッピングモータ21を駆動すると、図3に示
すように、ギア26及びギア22を介して欠歯ギア23
に駆動力が伝達される。欠歯ギア23には、同軸上に給
紙ソレノイド24のレバー24aが係脱する回転カム2
9が取付けられている。この回転カム29はバネ25に
よって、図示する矢印L25方向に引張られている。つ
まり、給紙ローラ1は円弧部1bが上側に向いている待
機中であるときには、バネ25により給紙を行う回転方
向の力を受けているが、給紙ソレノイド24のレバー部
24aが回転カム29の係合部29aに係合し、その回
転を阻止している。また、この状態では、欠歯ギア23
の欠歯部23aが駆動源側となるギア22と、通常なら
ば対向する位置関係にあり、駆動力は伝達されない。
【0014】給紙動作の開始は、CPU7が給紙ソレノ
イド24をオン・オフ動作させることにより行われる。
給紙ソレノイド24がオン・オフ動作すると、レバー部
24aと回転カム29の係合部29aとの係合が外れ、
ギア22と有歯部23bとが噛み合うところまでバネ2
5により欠歯ギア23が回転される。その後、欠歯ギア
23は、ギア22により回転駆動され、これにより給紙
ローラ1が回転し、給紙動作がなされる。給紙ローラが
一回転すると、レバー24aと係合部29aとが再び係
合し、これにより欠歯ギア23の回転が阻止され、給紙
動作が停止される。
【0015】次に、カセットの中板を押上げる方向に付
勢する中板バネ圧について説明する。中板には、中板を
上方に押上げる方向に付勢するバネ502と、バネ50
2と同様に中板を上方に押上げる方向に付勢する図示し
ない補助バネが設けられている。中板バネ圧は、バネ5
02のみによって付勢される第1のバネ圧と、バネ50
2と補助バネとにより付勢される第2のバネ圧との2段
階に切替えることができる。本実施形態では、カセット
に大きいサイズの記録紙(A3、B4、A4、B5)が
セットされたときには、中板バネ圧を大きくするため
に、バネ502と補助バネとにより中板を付勢する第2
のバネ圧f2とし、小さいサイズの記録紙(A4R、B
5R)がセットされたときには、中板バネ圧を小さくす
るために、バネ502のみにより中板を付勢する第1の
バネ圧f1とするように、中板バネ圧を自動で切替え
る。なお、この切替え機構は、公知の技術であるので、
その詳細な説明は省略する。
【0016】図6は、給紙ローラに加わる給紙圧を説明
するための図である。バネにより中板には中板バネ圧f
が加わり、この中板バネ圧fは、中板を反時計方向に回
転させるように作用し、また、記録紙の重量Mg(積載
量)は、中板を時計方向に回転させるように作用する。
したがって、定常状態(安定時)においては、給紙ロー
ラを上方に押上げる力である給紙圧Pは、中板バネ圧f
から記録紙の積載量Mgを引いた値となる。一方、初期
状態(給紙ローラが記録紙に接した直後)においては、
図7に示すように記録紙の重量Mgに給紙ローラのロー
ラ周速度(以下、単に周速度とも称する。)Vに応じた
慣性力Dが発生するので、一瞬の沈み込み量はオーバー
シュート(沈み込み量H)してしまう。その後、目的の
給紙圧が得られる沈み込み量hに振動しながら収束する
ものと考えられる。この状態で実際の給紙ローラに加わ
る給紙圧を図8に示す。図8は、A3記録紙を満載した
ときの給紙圧の変化を示す図である。なお、このときの
給紙ローラの周速度は200mm/sである。沈み込み量
がオーバーシュートしているところでは、給紙圧が低下
して減衰振動しており、徐々に目的の給紙圧に収束して
いる。
【0017】沈み込み量がオーバーシュートした時点で
の積載量と記録紙の給紙圧と給紙ローラの周速度との関
係を図9に示す。このグラフから、給紙ローラの周速度
が速ければ(200mm/s)、満載時と少量積載時(1〜
10枚時等)のバラツキの範囲が大きく、給紙ローラの
周速度が遅ければ(100mm/s)、満載時と少量積載
時(1〜10枚時等)のバラツキの範囲が小さくなり理
想的であることがわかる。一般的に、給紙ローラの周速
度が遅いと給紙ローラと記録紙の摩擦係数が低下するの
で給紙力は減少するが、図8のように沈み込みによる給
紙圧の変化が減少して安定したと考えられる。
【0018】図10は、給紙動作時おけるステッピング
モータの駆動パルス(給紙ローラの周速度)のタイムチャ
ートを示したものである。第1実施形態では、図10に
示すように、ステッピングモータ21の駆動パルスをス
ローアップすることにより、給紙ローラの周速度を目標
とする所定のスピード(以下、単に目標スピードとも称
する。)へ徐々にスピードアップしている。すなわち、
給紙ローラが記録紙に接する予測ポイントT1より所定
の設定時間だけ遅らせたポイントT2までは遅い周速度
となるようにステッピングモータを回転させ、ポイント
T2から徐々に周速度を目標スピードにスローアップす
ることにより、沈み込み量のオーバーシュートを減らし
安定した給紙圧を得ることができる。
【0019】図16は、第1実施形態のフローチャート
である。操作部9のコピースタートボタンを押下すると
本フローが実行される。ステップS10では、カセット
に記録紙が有るか否かを確認する。カセットに記録紙が
無ければ、ステップS11に移行して記録紙が無い旨の
表示を行い、カセットに記録紙が有れば、ステップS1
2に移行して、低速回転の駆動パルスによるステッピン
グモータの駆動を開始する。すなわち、給紙ローラが第
1の周速度となる350ppsまでスローアップ制御で
立ち上げ、ステッピングモータが安定するまで無負荷回
転させる。次に、ステップS13に移行してステッピン
グモータの回転の安定を待つために、図示しないタイマ
を所定の時間(約0.5秒)にセットして、タイムアッ
プしたことを確認する。ステップS13でタイマがタイ
ムアップしたことを確認したら、ステップS14に移行
して給紙ソレノイドをオン・オフ動作させる。これによ
り給紙ローラが回転してピックアップ動作を開始する。
【0020】ステップS15では、給紙ソレノイドがオ
ンされてから給紙ローラが記録紙の上端面に接するまで
の時間を予め設定し、その設定した時間が経過したか否
かを確認する。設定した時間が経過していれば、ステッ
プS16に移行して、徐々にステッピングモータの回転
数を上げて、給紙ローラが第2の周速度となる目標スピ
ードまでスローアップする。ステップS17では、給紙
センサ15がオン状態となったか否かを確認する。記録
紙が分離搬送部に正常に給送されていれば、給紙センサ
15はオン状態となる。設定時間内に給紙センサ15が
オンしなければ、ステップS18に移行して、ジャム表
示を行う。なお、ステッピングモータを低速回転するた
めのデータ及び目標スピードとするためのデータは、予
めROMに記録され、CPU7は、このデータを読み出
してステッピングモータ21を制御している。
【0021】一方、設定時間内に給紙センサ15がオン
状態となっていれば、ステップS19に移行して給紙セ
ンサ15がオフしたか否かを確認する。記録紙が正常に
分離搬送部を通過すれば、給紙センサはオフ状態とな
る。設定時間内に給紙センサ15がオフしなければ、ス
テップS20に移行して、ジャム表示を行う。一方、設
定時間内に給紙センサ15がオフ状態となっていれば、
ステップS21に移行してステッピングモータの駆動を
停止して、この処理を終了する。
【0022】上記の第1実施形態によれば、給紙ローラ
が記録紙に接する予測ポイントT1より所定の設定時間
だけ遅らせたポイントT2まで遅い周速度となるように
ステッピングモータを回転させ、ポイントT2から徐々
に周速度を目標スピードにスローアップすることによ
り、沈み込み量のオーバーシュートを減らし安定した給
紙圧を得ることができ、これにより、給紙性能の向上を
図ることができる。
【0023】なお、上記の第1実施形態では、タイマに
より給紙ローラが記録紙に接するポイントより所定の設
定時間だけ遅らせたポイントT2を予測する場合につい
て説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、給紙ローラが記録紙に接する時点をセンサ等で検知
するようにしてもよい。
【0024】[第2実施形態]次に、本発明の第2実施
形態について説明する。第2実施形態が第1実施形態と
異なるのは、第2実施形態では、記録紙の紙厚に応じて
給紙ローラの周速度を変化させている点である。その他
の部分は、第1実施形態と同様であるので、第2実施形
態では、第1実施形態と異なる部分のみ説明する。第2
実施形態では、ユーザが図5の操作部9から各カセット
に積載する記録紙の紙厚を設定することができる。すな
わち、カセットにセットした記録紙が標準紙であるの
か、厚紙であるのか、或いは薄紙であるのかを設定する
ことができる。記録紙の種類によりコシが変化するため
給紙性能が変化することが知られている。例えば、標準
紙に比べて厚紙はコシが強くなり、分離爪を抜けるとき
の力がより多く必要となる。薄紙だとコシが弱くなり、
紙の反発力が少ないのでなかなか分離爪から抜けなく
て、先端耳折れが発生しやすくなる。そこで、ユーザが
予め設定した記録紙の紙厚に応じて、図11に示すよう
に、標準紙に設定されていれば、Aのラインのスピード
(目標スピードA)で給紙ローラの回転を制御し、厚紙
に設定されていれば、Bのラインのスピード(目標スピ
ードB)とし、薄紙に設定されていれば、Cのラインの
スピード(目標スピードC)で制御を行う。このよう
に、第2実施形態では、記録紙の紙厚に適した給紙ロー
ラの周速度を選択することにより、最適な給紙圧を得る
ことができる。
【0025】図17は、第2実施形態のフローチャート
である。操作部19のコピースタートボタンを押下する
と本フローが実行される。ステップS210では、カセ
ットに記録紙があるか否かを確認する。カセットに記録
紙が無ければ、ステップS211に移行して記録紙が無
い旨の表示をおこない、カセットに記録紙が有れば、ス
テップS211aに移行して、ユーザが設定した記録紙
の紙厚が薄紙であるか否かを判断する。薄紙に設定され
いれば、ステップS212に移行する。ステップS21
2からステップS215までの処理は、第1実施形態の
ステップS12からステップS15までの処理と同じ処
理を行う。その後、ステップS216に移行して、薄紙
の目標スピードCを設定して駆動パルスを徐々に上げて
目標スピードとする。ステップS217以降の処理は、
第1実施形態のステップS17以降の処理に同じあるの
で、詳細な説明は省略する。
【0026】一方、ステップS211aで、薄紙でない
と判断したときには、ステップS211bに移行して設
定された記録紙の紙厚が厚紙であるか否かを判断する。
厚紙であると判断したときには、ステップS212bに
移行する。ステップS212bからステップS215b
までの処理は、第1実施形態のステップS12からステ
ップS15までの処理と同じ処理を行う。その後、ステ
ップS216bに移行して、厚紙の目標スピードBを設
定して駆動パルスを徐々に上げて目標スピードとする。
その後ステップS217に移行して、前述と同様の処理
を行う。
【0027】また、ステップS211bで、厚紙でない
と判断したときには、ユーザが設定した記録紙は標準紙
ということになるので、ステップS212cに移行す
る。ステップS212cからステップS215cまでの
処理は、第1実施形態のステップS12からステップS
15までの処理と同じ処理を行う。その後、ステップS
216cに移行して、標準紙の目標スピードAを設定し
て駆動パルスを徐々に上げて目標スピードとする。その
後ステップS217に移行して、前述と同様の処理を行
う。なお、目標スピードA、目標スピードB及び目標ス
ピードCとするためのステッピングモータのデータは、
予め、ROMに記録され、CPU7は、このデータを読
み出してステッピングモータ21を制御している。
【0028】上記の第2実施形態によれば、第1実施形
態の効果に加えて、記録紙の紙厚が標準紙に設定されて
いれば、図11のAラインのスピードで給紙ローラの回
転を制御し、厚紙に設定されていれば、Bラインとし、
薄紙に設定されていれば、Cラインで制御を行うことに
より、より給紙性能の向上を図ることができる。
【0029】なお、上記の第2実施形態では、記録紙の
紙厚に応じて、給紙ローラの回転を3段階に分けて制御
する場合について説明したが、本発明はこれに限定され
るものではなく、給紙ローラの回転は、2段階に分け
て、或いは4段階以上に分けて制御するようにしてもよ
い。
【0030】[第3実施形態]次に、本発明の第3実施
形態について説明する。第3実施形態が第1実施形態と
異なるのは、第3実施形態では、記録紙近傍の湿度を検
知し、検知した湿度に応じて給紙ローラの周速度を変化
させている点である。その他の部分は、第1実施形態と
同様であるので、第3実施形態では、第1実施形態と異
なる部分のみ説明する。記録紙は、一般的に高湿度の状
態では、コシが弱くなり記録紙表面の摩擦係数が増加す
る。したがって、高湿度の状態のときは常湿度の状態の
ときよりも、給紙ローラの周速度を遅くすることによ
り、給紙性能の向上を図ることができる。逆に、低湿度
の場合、記録紙のコシは強くなり、記録紙表面の摩擦抵
抗は減少するので、常湿度の状態のときよりも給紙ロー
ラの周速度を速くすることにより、給紙性能の向上を図
ることができる。したがって、第3実施形態では、常湿
度の場合、給紙ローラの周速度の制御は図11に示すA
ラインのスピード(目標スピードA)で行い、高湿度の
場合、給紙ローラの周速度の制御は図11に示すCライ
ン(目標スピードC)で行い、低湿度の場合、給紙ロー
ラの周速度の制御は図11に示すBライン(目標スピー
ドB)で行う。このような制御を行うことにより、周囲
の湿度に応じた給紙ローラの周速度を選択し、周囲の湿
度に適した給紙圧を得て給紙動作を行うことができる。
【0031】図12は、第3実施形態の制御部のブロッ
ク図である。図5に示す第1実施形態の制御部のブロッ
ク図と相違するのは、第3実施形態では、新たに記録紙
近傍の湿度を検出する湿度センサ17を設けた点であ
る。図12のその他の部分は、図5に示すものと同様で
あるので、図13において図5示すものと同様な機能を
有するものには、同一の符号を付することにより、その
詳細な説明を省略する。湿度センサ17により、記録紙
近傍の湿度を検知し、検知した湿度に応じてステッピン
グモータの回転を制御することにより、給紙ローラの周
速度を制御する。
【0032】図18は、第3実施形態のフローチャート
である。操作部9のコピースタートボタンを押下すると
本フローが実行される。ステップS310では、カセッ
トに記録紙が有るか否かを確認する。カセットに記録紙
が無ければ、ステップS311に移行して記録紙が無い
旨の表示を行い、カセットに記録紙が有れば、ステップ
S311aに移行して、記録紙近傍の湿度が低湿度であ
るか否かを判断する。低湿度であれば、ステップS31
2に移行する。ステップS312からステップS315
までの処理は、第1実施形態のステップS12からステ
ップS15までの処理と同じ処理を行う。その後、ステ
ップS316に移行して、低湿度の場合の目標スピード
Bを設定して駆動パルスを徐々に上げて目標スピードと
する。ステップS317以降の処理は、第1実施形態の
ステップS17以降の処理と同じであるので、詳細な説
明は省略する。
【0033】一方、ステップS311aで、低湿度でな
いと判断したときには、ステップS311bに移行して
記録紙近傍の湿度が高湿度で有るか否かを判断する。高
湿度であると判断したときには、ステップS312bに
移行する。ステップS312bからステップS315b
までの処理は、第1実施形態のステップS12からステ
ップS15までの処理と同じ処理を行う。その後、ステ
ップS316bに移行して、高湿度の場合の目標スピー
ドCを設定して駆動パルスを徐々に上げて目標スピード
とする。その後ステップS317に移行して、前述と同
様の処理を行う。
【0034】また、ステップS311bで、高湿度でな
いと判断したときには、記録紙近傍の湿度は常湿度とい
うことになるので、ステップS312cに移行する。ス
テップS312cからステップS315cまでの処理
は、第1実施形態のステップS12からステップS15
までの処理と同じ処理を行う。その後、ステップS31
6cに移行して、標準の目標スピードAを設定して駆動
パルスを徐々に上げて目標スピードとする。その後ステ
ップS317に移行して、前述と同様の処理を行う。な
お、目標スピードA、目標スピードB及び目標スピード
Cとするためのステッピングモータのデータは、予め、
ROM14に記録され、CPU7は、このデータを読み
出してステッピングモータ21を制御している。
【0035】上記の第3実施形態によれば、第1実施形
態の効果に加えて、更に、常湿度の場合は給紙ローラの
周速度の制御は図11に示すAラインのスピード(目標
スピードA)で行い、高湿度の場合は給紙ローラの周速
度の制御は図11に示すCラインのスピード(目標スピ
ードC)で行い、低湿度の場合は給紙ローラの周速度の
制御は図11に示すBラインのスピード(目標スピード
B)で行うことにより、より給紙性能の向上を図ること
ができる。
【0036】なお、上記の第3実施形態では、湿度に応
じて、給紙ローラの周速度を3段階に分けて制御する場
合について説明したが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、給紙ローラの周速度は、2段階に分けて、或
いは4段階以上に分けて制御するようにしてもよい。
【0037】また、上記の第3実施形態では、湿度に応
じて、給紙ローラの周速度を制御する場合について説明
したが、湿度の代わりに温度を用いて給紙ローラの周速
度を制御するようにしてもよいし、或いは湿度と温度の
双方を検知して給紙ローラの周速度を検知するようにし
てもよい。一般的に温度が高いと湿度も高いので、温度
を検知することにより、湿度を検知して制御するときと
同様の制御を行うことができるからである。
【0038】[第4実施形態]次に、本発明の第4実施
形態について説明する。第4実施形態が第1実施形態と
異なるのは、第4実施形態では、カセットに積載した記
録紙の積載量を検知する積載量検知センサを設け、検知
した積載量と記録紙のサイズに応じて給紙ローラの周速
度を変化させている点である。その他の部分は、第1実
施形態と同様であるので、第4実施形態では、第1実施
形態と異なる部分のみ説明する。図13は、第4実施形
態の制御部のブロック図である。図5に示す第1実施形
態の制御部のブロック図と相違するのは、第4実施形態
では、新たに積載量検知センサ18を設けた点である。
図13のその他の部分は、図5に示すものと同様である
ので、図13において図5に示すものと同様な機能を有
するものには、同一の符号を付することにより、その詳
細な説明を省略する。積載量検知センサ18により、カ
セットに積載される記録紙の積載量を検知し、検知した
積載量に応じてステッピングモータの回転を制御するこ
とにより、給紙ローラの周速度を制御する。
【0039】図14は、第4実施形態の積載量検知セン
サを説明するための図である。第4実施形態のカセット
の中板5010は、略旗状に形成されたレバー部501
0aを有する。また、カセットのケースには、レバー部
5010aの先端部がケースの外側に突き出て、上下に
移動可能なように、開口部5011が形成されている。
カセットのその他の構成は、第1の実施形態と同じであ
る。また、本実施形態の積載量検知センサ18は、発光
素子と受光素子の間を通過する物体を検知する透過型フ
ォトインタラプタであり、中板のレバー部5010aが
積載量検知センサ内にあると、これを検知して信号をC
PU7に発する。本実施形態では、満載時500枚積載
可能なカセットに半分の約250枚未満の記録紙が積載
されているときには、積載量検知センサがオフとなるよ
うに、また、カセットに約250枚以上から500枚の
記録紙が積載されているときには、積載量検知センサが
オンとなるように設定している。
【0040】図15は、各サイズの記録紙毎の積載量
(積載枚数)と中板バネ圧との関係を示すである。図1
5から分かるように、B5、B5R、B4の場合で約2
50枚以上積載したときは、中板バネ圧が高くなり、し
たがって、給紙圧も高くなる。そこで、カセットサイズ
検知センサ11により、記録紙のサイズを検知し、記録
紙サイズがB5、B5R、B4であり、且つ積載量検知
センサ18がオンの場合(約半分以上から500枚まで
積載されている場合)、給紙ローラの周速度を以下で説
明するように制御する。すなわち、第4実施形態では、
記録紙サイズがB5R、B4であり、積載量検知センサ
18がオンの場合、給紙ローラの周速度制御を図11に
示すAラインのスピード(目標スピードA)で行い、記
録紙サイズがB5であり、積載量検知センサ18がオン
の場合は、給紙ローラの周速度制御を図11に示すCラ
インのスピード(目標スピードC)で行い、上記以外の
場合は図11に示すBラインのスピード(目標スピード
B)で行うことにより各記録紙サイズと積載量に応じた
給紙ローラの周速度を選択し、これにより最適な給紙圧
を得ることができる。
【0041】図19及び図20は、第4実施形態のフロ
ーチャートである。操作部9のコピースタートボタンを
押下すると本フローが実行される。ステップS410で
は、カセットに記録紙が有るか否かを確認する。カセッ
トに記録紙が無ければ、ステップS411に移行して記
録紙が無い旨の表示をおこない、カセットに記録紙が有
れば、ステップS411aに移行して、記録紙サイズが
B5R、B4又はB5以外であるか否かを判断する。記
録紙サイズがこれらのサイズ以外のサイズでれば、ステ
ップS412に移行する。ステップS412からステッ
プS415までの処理は、第1実施形態のステップS1
2からステップS15までの処理と同じ処理を行う。そ
の後、ステップS416に移行して、目標スピードBを
設定して駆動パルスを徐々に上げて目標スピードとす
る。ステップS417以降の処理は、第1実施形態のス
テップS17以降の処理に同じあるので、詳細な説明は
省略する。
【0042】一方、ステップS411aで、記録紙サイ
ズがB4R、B4又はB5と判断したときには、ステッ
プS411bに移行して記録紙サイズがB5R又はB4
であるか否かを判断する。記録紙サイズがB5R又はB
4であれば、ステップS400bに移行する。ステップ
S400bでは、積載量検知センサがオンしたか否かを
判断する。積載量検知センサがオンしていなければ、ス
テップS412に移行して、前述と同様の処理を行う。
積載量検知センサがオンしていれば、ステップS412
bに移行する。ステップS412bからステップS41
5bまでの処理は、第1実施形態のステップS12から
ステップS15までの処理と同じ処理を行う。その後、
ステップS416bに移行して、目標スピードAを設定
して駆動パルスを徐々に上げて目標スピードとする。そ
の後ステップS417に移行して、前述と同様の処理を
行う。
【0043】また、ステップS411bで、記録紙サイ
ズがB4R又はB4でないと判断したときには、記録紙
サイズはB5というこになり、ステップS400cに移
行する。ステップS400cでは、積載量検知センサが
オンしたか否かを判断する。積載量検知センサがオンし
ていなければ、ステップS412に移行して、前述と同
様の処理を行う。積載量検知センサがオンしていれば、
ステップS412cに移行する。ステップS412cか
らステップS415cまでの処理は、第1実施形態のス
テップS12からステップS15までの処理と同じ処理
を行う。その後、ステップS416cに移行して、目標
スピードCを設定して駆動パルスを徐々に上げて目標ス
ピードとする。その後ステップS417に移行して、前
述と同様の処理を行う。なお、目標スピードA、目標ス
ピードB及び目標スピードCとするためのステッピング
モータのデータは、予め、ROMに記録され、CPU7
は、このデータを読み出してステッピングモータ21を
制御している。
【0044】上記の第4実施形態によれば、第1実施形
態の効果に加えて、更に記録紙サイズがB5R、B4で
あり積載量検知センサ18がオンの場合、給紙ローラの
周速度制御を図11に示すAラインで行い、記録紙サイ
ズがB5であり積載量検知センサ18がオンの場合は、
給紙ローラの周速度制御を図11に示すCラインで行
い、上記以外の場合は図11に示すBラインで行うこと
により各記録紙サイズと積載量に応じた給紙ローラの周
速度を選択し、これにより、より給紙性能の向上を図る
ことができる。
【0045】なお、上記の第4実施形態では、記録紙サ
イズと積載量に応じて、給紙ローラの周速度を3段階に
分けて制御する場合について説明したが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、給紙ローラの周速度は、2
段階に分けて、或いは4段階以上に分けて制御するよう
にしてもよい。
【0046】[他の実施形態]なお、本発明は、上記の
実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内
で種々の変形が可能である。例えば、上記の第2実施形
態に、さらに第3実施形態で行っている湿度又は温度、
或いは湿度と温度の双方を検知して、給紙ローラの周速
度を制御するようにしてもよい。また、上記の第2実施
形態に、さらに第4実施形態で行っている記録紙サイズ
及び積載量を検知して、給紙ローラの周速度を制御する
ようにしてもよい。更に、上記の第3実施形態に、第4
実施形態で行っている記録紙サイズ及び積載量を検知し
て、給紙ローラの周速度を制御するようにしてもよい。
【0047】尚、複数の給紙条件に基づいて給紙ローラ
の周速度を制御するときには、矛盾の無い制御を行うた
めに、積載量による制御を最優先し、以下記録紙サイズ
による制御、湿度による制御、記録紙の厚さによる制
御、温度による制御の順に優先して行う。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように第1の発明によれ
ば、給紙ローラが記録紙に接するまでは、遅い第1のロ
ーラ周速度で給紙ローラが回転するように回転駆動手段
を制御し、且つ給紙ローラが記録紙に接した後は、給紙
ローラが徐々に所定の第2のローラ周速度になるように
回転駆動手段を制御することにより、給紙性能の向上を
図ることができ、斜行、先端耳折れ、重送、ジャムなど
の発生を抑えることができる画像形成装置を提供するこ
とができる。
【0049】以上説明したように第2の発明によれば、
記録紙の厚さに応じて、給紙ローラの回転を制御するこ
とにより、より給紙性能の向上を図ることができ、斜
行、先端耳折れ、重送、ジャムなどの発生を抑えること
ができる画像形成装置を提供することができる。
【0050】以上説明したように第3の発明によれば、
給紙ローラ近傍の湿度及び(/又)は温度に応じて、給
紙ローラの回転を制御することにより、より給紙性能の
向上を図ることができ、斜行、先端耳折れ、重送、ジャ
ムなどの発生を抑えることができる画像形成装置を提供
することができる。
【0051】以上説明したように第4の発明によれば、
記録紙のサイズと記録紙の積載量に応じて、給紙ローラ
の回転を制御することにより、より給紙性能の向上を図
ることができ、斜行、先端耳折れ、重送、ジャムなどの
発生を抑えることができる画像形成装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態である給紙装置の概略構成
図である。
【図2】 本実施形態である給紙装置のカセットを示す
概略斜視図である。
【図3】 本実施形態である給紙装置の駆動部の構成を
示す概略斜視図である。
【図4】 本実施形態の給紙動作を説明するための図で
あり、(a)は給紙ローラによる給紙動作開始前の状態
を示す図、(b)は給紙ローラが記録紙に接する瞬間の
状態を示す図、(c)は給紙ローラが記録紙を給送する
状態を示す図である。
【図5】 第1実施形態における制御部のブロック図で
ある。
【図6】 給紙ローラに加わる給紙圧を説明するための
図である。
【図7】 A3記録紙を満載し、給紙ローラの周速度を
200mm/sとしたときの中板の沈み込み量の特性を示す
図である。
【図8】 A3記録紙を満載したときの給紙圧の変化を
示す図である。
【図9】 積載量と記録紙の給紙圧と給紙ローラの周速
度との関係を示す図である。
【図10】 給紙動作時おけるステッピングモータの駆
動パルス(給紙ローラの周速度)のタイムチャートを示し
たものである。
【図11】 給紙動作におけるモータ駆動パルス及び給
紙ローラの周速度のタイムチャートを示すものである。
【図12】 第3実施形態の制御部のブロック図であ
る。
【図13】 第4実施形態の制御部のブロック図であ
る。
【図14】 第4実施形態の積載量検知センサを説明す
るための図である。
【図15】 切替え機構を備えた複写機における各サイ
ズの記録紙毎の積載量(積載枚数)と中板バネ圧との関
係を示す図である。
【図16】 第1実施形態のフローチャートである。
【図17】 第2実施形態のフローチャートである。
【図18】 第3実施形態のフローチャートである。
【図19】 第4実施形態のフローチャートである。
【図20】 第4実施形態のフローチャートである。
【符号の説明】
1 給紙ローラ 1a 軸 1b 円弧部 4 分離搬送部 5 カセット 7 CPU 8 モータドライバ 9 操作部 10 紙有無センサ 11 カセットサイズ検知センサ 13 RAM 14 ROM 15 給紙センサ 17 湿度センサ 18 積載量検知センサ 21 ステッピングモータ 24 給紙ソレノイド 501 中板 503 分離爪 502 バネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H072 AA03 AA04 AA05 AA12 AA23 AA24 AA26 AA30 AA31 AB03 AB09 BA02 BA12 BA17 BA20 3F343 FA02 FA06 FB02 FB04 FC01 FC04 FC12 GA03 GB01 GC01 GD01 HA14 HA33 HB03 HD18 JA03 JD03 JD11 LA04 LA16 LC06 LC10 LD10 LD24 MA03 MA10 MA13 MA22 MA26 MA27 MA47 MB03 MB10 MB13 MC09 MC21

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記録紙を積載している中板を押し
    上げている押上機構を有する記録紙積載手段と、前記記
    録紙積載手段に積載された記録紙を順次送り出す給紙ロ
    ーラを有する給紙手段と、前記給紙手段を駆動する回転
    駆動手段とを備える画像形成装置において、 前記給紙ローラが記録紙に接するまでは、遅い第1のロ
    ーラ周速度で前記給紙ローラが回転するように前記回転
    駆動手段を制御し、且つ前記給紙ローラが記録紙に接し
    た後は、前記給紙ローラが徐々に目標とする所定の第2
    のローラ周速度になるように前記回転駆動手段を制御す
    る制御手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記記録紙の厚さを設定する設定手段
    と、前記記録紙の厚さに応じて最適な前記第2のローラ
    周速度となる前記回転駆動手段のデータを記憶する記憶
    手段とを有し、前記制御手段は前記設定手段により設定
    された記録紙の厚さに応じて、前記記憶手段から前記デ
    ータを読み出して前記回転駆動手段を制御して、記録紙
    の厚さに応じて最適な前記第2のローラ周速度とするこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記給紙ローラ近傍の温度を検出する温
    度検出手段及び前記給紙ローラ近傍の湿度を検出する湿
    度検出手段のうち少なくも一方と、前記温度及び前記湿
    度のうち少なくとも一方に応じて最適な前記第2のロー
    ラ周速度となる前記回転駆動手段のデータを記憶する記
    憶手段とを有し、前記制御手段は前記検出された温度及
    び湿度のうち少なくとも一方に応じて、前記記憶手段か
    ら前記データを読み出して前記回転駆動手段を制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記記録紙積載手段に積載された記録紙
    のサイズを検知するサイズ検知手段と、前記記録紙積載
    手段に積載された記録紙の積載量を検知する積載量検知
    手段と、前記サイズと前記積載量に応じて最適な前記第
    2のローラ周速度となる前記回転駆動手段のデータを記
    憶する記憶手段とを有し、前記制御手段は前記検出され
    たサイズと積載量に応じて、前記記憶手段から前記デー
    タを読み出して前記回転駆動手段を制御することを特徴
    とする請求項1、2又は3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記給紙ローラ近傍の温度を検出する温
    度検出手段及び前記給紙ローラ近傍の湿度を検出する湿
    度検出手段のうち少なくも一方と、前記温度及び前記湿
    度のうち少なくとも一方に応じて最適な前記第2のロー
    ラ周速度となる前記回転駆動手段のデータを記憶する記
    憶手段とを有し、前記制御手段は前記検出された温度及
    び湿度のうち少なくとも一方に応じて、前記記憶手段か
    ら前記データを読み出して前記回転駆動手段を制御する
    ことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006282289A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Ricoh Co Ltd 給紙装置及び画像形成装置
JP2007062933A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Ricoh Co Ltd 給紙装置及び画像形成装置
KR20220104161A (ko) 2019-11-22 2022-07-26 소니그룹주식회사 발광 소자, 표시 장치 및 면발광 장치

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