JP2006282038A - 手押し車の制動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】強い力を必要とすることなくロックレバーを少し動かすだけで簡単に制動手段を操作できて、ブレーキをかけたり、ブレーキを解除したりすることができる手押し車における制動装置を提供することにある。
【解決手段】本体フレーム6に設けた車輪9の少なくとも1つに制動手段10を設け、この制動手段10を操作する操作桿11を本体フレーム6若しくは手押し用ハンドル7に連繋索条8を介して設けてなる手押し車の制動装置において、上記操作桿11の両側にそれぞれ揺動部材33の一端部を固定して設けるとともに、各揺動部材33の他端部を本体フレーム6に揺動自在に枢着し、かつ、少なくとも一方の揺動部材33に、係脱ガイド溝56を形成したロック部53とレバー部54とからなるロックレバー34の上記ロック部53を枢着し、さらに、上記係脱ガイド溝56に係合する係止ピン35を本体フレーム6に設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、高齢者が杖代わりに或いは買い物等に利用する手押し車の制動装置に関するのである。
近年高齢者が杖の代わりや買い物等を運ぶ手段として手押し車を利用している。こうした手押し車は一般に「シルバーカー」と呼ばれており、杖と異なり、自己の体重の一部を預けた状態で押すことにより楽に移動することが出来るとともに、多くの場合、座って休憩のできるように座部や背もたれ等が設けられて形成されている。
こうした手押し車では押すだけで移動が簡単である一方、下り坂を下るときや傾斜面に停止して休憩するのに備えて車輪を固定する制動装置が設けられている。
上記手押し車に設けられる制動装置としては、特許文献1及び特許文献2に示すように、車輪近傍のフレームに、揺動して車輪に接・離する制動片を枢支し、レリーズワイヤを介して制動片を揺動操作するブレーキレバー(操作桿)を、水平ハンドルの近傍の支柱部分に配設するようにしたものがある。
上記公報に記載された制動装置のブレーキレバーは、手押しハンドル近傍のフレームの縦桟部分の中心位置にブレーキレバー枢支部分を位置させた枢支用ブラケットとその下方にレリーズワイヤのアウターワイヤ受けを取り付け、この枢支用ブラケットに揺動操作可能に取り付けられたブレーキレバーを操作することにより、車輪を制動もしくはロックさせるようにしたものである。
特開2001−247043号公報 特開2002−211409号公報
しかし、上記公報に記載された従来のものでは、フレームの縦桟のブレーキレバー部分が枢支用ブラケットのために大きくなり嵩張ってしまうという問題があった。
そこで、縦桟にブレーキレバーの枢支部形成部材を取り付け、このブレーキレバー枢支部分を縦桟部分の中心位置から偏らせた位置にブレーキレバー枢支部分を形成することも考えられるが、こうした場合、枢支部とレリーズワイヤとの距離が短くなり、レリーズワイヤの引き代を所定長さ確保しようとすると、ブレーキレバー揺動量を大きくしなくてはならず、高齢者を対象とするシルバーカーの制動装置には不向きなものとなる等の問題もある。
また、体力や力の劣った高齢者にとって、強い力を必要とする構成のブレーキレバーでは操作が大変である。
また、水平ハンドルに沿って設けたブレーキレバーを、水平ハンドルとともに手で握って制動操作をし、その状態を保持するために水平ハンドルとブレーキレバーとの一部に半割筒状の連結部材を被せて連結保持する構成の制動装置もあるが、上記連結部材を着けたり外したりしてブレーキレバーを制動固定したり解除したりする操作は、着脱に多少の強い力も必要とし、また高齢者にとって手間のかかる煩わしい操作を余儀なくされた。
本発明は、上記問題点に鑑みて提案されたもので、その目的とするところは、強い力を必要とすることなくロックレバーを操作でき、このロックレバーを少し動かすだけで簡単に、手押し車にブレーキをかけてその状態を保持させたり、この保持させた状態からブレーキを解除した状態にしたりすることができ手押し車における制動装置を提供することにある。
本発明は上記の目的を有効に達成する為に、次のような構成にしてある。すなわち、本発明の手押し車の制動装置は、本体フレームの下方に左右一対の車輪を少なくとも一対備え、車輪の少なくとも1つに制動手段を設け、本体フレームの上部には手押し用ハンドルを設けるとともに、本体フレーム若しくは手押し用ハンドルに連繋索条を介して上記制動手段を操作する操作桿を設けてなる手押し車の制動装置において、上記操作桿の両側にそれぞれ揺動部材の一端部を固定して設けるとともに、各揺動部材の他端部を本体フレームに揺動自在に枢着し、かつ、少なくとも一方の揺動部材に、係脱ガイド溝を形成したロック部とレバー部とからなるロックレバーの上記ロック部を枢着し、さらに、上記係脱ガイド溝に係合する係止ピンを本体フレームに設けた構成にしてある。
上記した本発明の手押し車における制動装置の構成により、手押し車にブレーキをかけてその状態を保持させたい時には、ロックレバーのレバー部を片手で少し動かすだけで、強い力を必要とすることなく簡単にかつ確実にブレーキをかけた状態を保持でき、高齢者にとって従来の手押し車に比べ、より簡単に手押し車を所望の場所で停止させて動かないように固定しておくことができる。
以下、本発明にかかる手押し車の制動装置を図面に基づいて説明する。
図1は本発明にかかる手押し車の斜視図であり、図2は図1の手押し車からバッグを外した状態の斜視図である。図示の手押し車1は、後側フレーム2の上部を前側フレーム3に枢支させ、両フレーム2・3の中間高さ位置を中折れリンク4で連結して折り畳み可能にするとともに、前側フレーム3の左右の上端部に中空パイプで形成された各支持ポスト5を取り付けて構成された本体フレーム6と、この本体フレーム6の両支持ポスト5の上端に略水平に取り付けた手押し用ハンドル7と、本体フレーム7に連繋索条8を介して車輪9を制動する制動手段10と、この制動手段10を操作する操作桿11等を備えている。
各支持ポスト5は、前側フレーム3の左右の上端部に、コ状の連結部材12を介して後方に折畳めるように枢着してある。また、各支持ポスト5の下端部には上下方向に長穴13(片側図示せず)が形成してあり、この両長穴13には係止杆14の両端部を上下移動可能に挿着してある。さらに前側フレーム3の上端部の上記各連結部材12を設けた上側には、上記係止杆14を係脱自在に係止可能なフック部材15が後方に突出するように設けてある。
上記連結部材12を介して折畳みできる左右の支持ポスト5を立てた状態で固定するには、両支持ポスト5を起こして両支持ポスト5の下端部を前側フレーム3の上端部に隣接させ、上記係止杆14を両側のフック部材15に係止すればよい。両支持ポスト5を後ろに倒して折畳む際には、フック部材15に係止している係止杆14を少し上に移動させて係止解除することにより、両支持ポスト5を簡単に後ろに折畳むことができる。
前側フレーム3の上部フレーム16には、クッション材を内装した長方形状の背もたれ17を巻き付けて、端部どうしを着脱テープで留めてある。
また、前側フレーム3の上記両連結部材12には、前方に水平に突出するように配したコ状の座部フレーム18の両端部が枢着してある。この座部フレーム18の前部寄りの両側には、上記中折れリンク4が枢着してある。さらに座部フレーム18には着脱可能な有低角筒状のバッグ19が内側に吊下げて設けてある。バッグ19には、上部の開口を開閉できる蓋兼座部20が設けてある。
また、上記座部フレーム18の前部寄りの両側に枢着した中折れリンク4の箇所には、押えフレーム22(図2参照)が前後方向に回せるように枢着してある。この押えフレーム22は、
蓋兼座部20を開けた袋部21の開口部を上記座部フレーム18とによって挟むと共に袋部21の背面を中から押えるためのものである。
上記した前後の各フレーム2・3の下端部には、車輪9が取り付けてある。また、後側フレーム2の下端部に取り付けられる左右の車輪9には、後述する操作部23でアウターワイヤ24とインナーワイヤ25とからなる連繋索条8を介して車輪9の回転を制動若しくは固定する制動手段10が設けられている。
上記制動手段10は、後側の両車輪9の上方に位置する長さの金属棒26を後側フレーム2の前側に配設し、その一端部に所定長さの金属製板27の一端部を折り曲げて形成された制動片28を車輪9の上部近傍に位置するように溶接で固定し、この金属製板27の中間位置に、後側フレーム2に枢支される揺動枢支部29を設けるとともに、金属製板27の他端部を上記制動片21と反対方向に折り曲げて連結部30とし、この連結部30にインナワイヤ25の下端部を連結し、さらに後部フレーム2の下端部に一端部を係止した引っ張りバネ31の他端部を上記連結部30に係止して、揺動枢支部20を支点に金属製板の連結部30を常時下方向に引っ張って車輪9から制動片28が離れるようにし、また、他方の車輪9(図2参照)に対して、金属棒26の他端部にL状に曲げた金属製板27aの一端部の制動片28aを車輪9の上部近傍に位置するように溶接で固定し、この金属製板27aに他端部を後側フレーム2の揺動枢支部29に枢着した構成にしてある。
図3に示すように連繋索条8を介して上記制動手段10を操作する操作部23は、図1および図2の図上左方(使用者では右手側)の支持ポスト5と手押し用ハンドル7との連結部に固定して設けた右側支持部材32と、支持ポスト5の内側で上記右側支持部材32の後端部に枢着すると共に斜め上から操作桿11の一端部を先端部に固定した右側揺動部材33と、右側揺動部材33の中間位置に枢着したロックレバー34と、上記支持ポスト5の側方から突出するように設けて上記ロックレバー34に係合する係止ピン35(図5参照)と、使用者の左手側の支持ポスト5と手押し用ハンドル7との連結部分に固定して設けた左側支持部材32aと、使用者の左手側の支持ポスト5の内側で上記左側支持部材32aの後端部に枢着すると共に先端部に、斜め上から操作桿11の他端部を挿着固定した左側揺動部材33aとを備えた構成である。
図5に示すように右側支持部材32は、支持ポスト5にはめ込む筒部36と、揺動可能な操作桿11の下端部を受けるストッパー部37と、右側揺動部材33を支持する支持部38と、筒部36の上端近傍から側方に水平に突出するように設けた金属軸である係止ピン35とからなり、係止ピン35以外は樹脂成形によって一体的に形成されている。勿論、係止ピン35も硬質の樹脂成形したものであってもよい。ストッパー部37の先端部には、アウターワイヤ14の先端を係止する嵌合係止部39が形成してある。また、筒部36と支持部38とには、係止ピン35の突出方向の同じ方向に貫通する止めピン40用の貫通孔41が形成してある。上記止めピン40(図2参照)を貫通する孔(図示せず)が支持ポスト5の上端部にも形成してある。また、支持部38の一端部には、右側揺動部材33の後端部を回転自在に係合する円形凹部42と共にこの円形凹部42より径の小さい枢着用ピン43(図3参照)用の貫通孔44が形成されている。この右側支持部材32は、支持ポスト5の上端部に筒部36をはめ込んで止めピン40で固着してある。この場合、ストッパー部37は手押し車1の前側に、支持部38は手押し車1の後側に、係止ピン35は手押し車1の内側に位置する。なお、左側支持部材32aは、係止ピン35を備えていない右側揺動部材32の構成と同じであり説明を省略する。
次に図6に示すように右側揺動部材33は、本体杆部45と、本体杆部45のほぼ中間に形成した貫通孔46と、本体杆部45の後端部の側部に形成して上記支持部38の円形凹部42に係合する係合凸部47と、本体杆部45の先端部の側部に形成して上記操作桿11の一端部を挿着する係止筒部48と、上記係合凸部47を貫通する止めピン49用(図3参照)の貫通孔50と、係止筒部48の側部に形成した止めピン51用(図3参照)の貫通孔52とからなる。
上記係止筒部48と係合凸部47とは本体杆部45の同一側部に形成され、また、係止筒部48は本体杆部45に対して図示のようにやや斜めに形成されている。係止筒部48の下面と本体杆部45の下面とは面一に形成してある。この右側揺動部材33は、上記した右側支持部材32にピン43を介して枢着してある。なお、左側揺動部材33aは、右側揺動部材33の本体杆部45のほぼ中間に貫通孔を備えていない構成と同じであり説明を省略する。
次に図7(イ)に示すようにロックレバー34は、樹脂成形によって一体形成されたロック部53とレバー部54とからなる。
ロック部53(図7、図3参照)は、平面視で略楕円形の長軸側の端部を切欠したような全体形状であって、上記した右側揺動部材33の本体杆部45に係合するように下部を縦断面コ状に形成し、下端寄りの両側に上記止めピン49(図3参照)の両端部を係止する孔55が形成してある。ロックレバー34は、このロック部53の上記孔55に係止した止めピン49を介して右側揺動部材33の本体杆部45に揺動可能に枢着してある。
このロック部53には、図7(ロ)に示すような形状の係脱ガイド溝56が一側面部53a側に形成してある。係脱ガイド溝56の内周辺57は滑らかな屈曲したループ状に形成され、上周辺部58aの中間には内側に突出する山形状の係止凸部59が形成してある。さらに、この係止凸部59の図上(図7(ロ))の右斜め上には、係止ピン35を係止する湾曲した窪み部Aが形成され、この窪み部Aから円弧状の右側周辺部58bを介して下側に窪み部Bが形成され、さらに窪み部Bから左側周辺部58cを介して上記係止凸部59の左横に窪み部Cが形成してある。
レバー部54は、ロックレバー34を右側揺動部材33に枢着した場合に手押し車1の後方に突出するように、上記ロック部53の係止凸部59側の上部から後ろに突出するように形成してある。
上記ロックレバー34を右側支持部材32に枢着した右側揺動部材33に設けた場合、支持ポスト5側の係止ピン35はロック部53の係脱ガイド溝56に挿入され、通常は上記窪み部Aに係止した状態となる。レバー部54を上下方向に少し動かすことにより、上記係止ピン35は、窪み部Bに位置したり、窪み部Cに係止したりする。
次に上記した手押し車1の使用時における制動装置の作用について説明する。
先ず、手押し車1を押して歩く場合は、通常の状態、すなわち、図8に示すように操作桿11は手押し用ハンドル7側に握って引き上げないで、インナーワイヤ25等を介して図9に示す引っ張りバネ31で引っ張られた状態にしておく。この時、右側および左側の揺動部材33.33aに支持されている操作桿11は、インナーワイヤ25を介して、引っ張りバネ31により下方に引かれると共に、左右の支持部材32、32aのストッパ部37に上記揺動部材33、33aが当たって係止し、図示(図1〜図3、図8、図9参照)のような状態となる。また、係止ピン35は、係脱ガイド溝56の窪み部Aに位置している。この状態により、図9に示すように制動片28は車輪9の外周面9aから離れ、車輪9は自由に回転でき、手押し車1は軽い力で容易に押したり引いたりして移動させることができる。
次に坂道を下る場合は、図10に示すように操作桿11を、上記の引っ張りバネ31の弾発に抗して手押し用ハンドル7と共に握って適宜斜め上方に引き上げる。このことにより、右側および左側の揺動部材33,33aと共にロックレバー34も斜め上方に移動し、上記したように係脱ガイド溝56の窪み部Aに係止していた係止ピン35は、窪み部Aから右側周辺部58bまたは窪み部Bに位置することになる。すると、右側揺動部材33の先端部に係止されているインナーワイヤ25も引き上げられ、図11に示すように引っ張りバネ31の弾発に抗して、揺動枢支部29を揺動中心として金属製板27の後部の連結部30が引き上げられ、このことにより金属製板27の前部の制動片28は車輪9の外周面9aに接触する。その結果、車輪9に制動がかかり、下り坂も安全な速度で下ることができる。
次に下り坂や傾斜面等で休憩する場合は、図10に示すようにロックレバー34のレバー部54を親指等で手押し用ハンドル7側に少し引き上げる。このことにより、ロックレバー34は右側揺動部材33と連結している止めピン49(図3参照)の位置を支点に前方向に少し回り、この動きに伴なってロック部53の係脱ガイド溝56内の窪み部Aまたは窪み部Bに位置していた係止ピン35は、係脱ガイド溝56内の係止凸部59を乗り越えて窪み部Cに位置し、乗り越えた係止凸部59に係止した状態となる。この動作に連動してインナーワイヤ25も引き上げられ、図11に示すように制動手段10の金属製板27は揺動枢支部29を揺動中心として揺動し、金属製板27の前部の制動片28が後側の車輪9の外周面9aに強く当接する。その結果、車輪9は回転の動きを阻止され、手押し車1はその場でブレーキのかかった停止状態となる。
この状態を解除するには、図8および図9に示すようにロックレバー34のレバー部54を少し押し下げれば、係脱ガイド溝56内の窪み部Cに位置していた係止ピン35は、係止凸部59を乗り越えて窪み部Aに位置する。このことによって、引っ張りバネ31の弾発に抗して引き上げられていたインナーワイヤ25は、再び引っ張りバネ31の弾発によって引き下げられ、金属製板27の前部の制動片28も揺動枢支部29を揺動中心として、上方に少し移動して車輪9の外周面9aから離れ、車輪9は自由に回転できる状態になる。その結果、手押し車1は自由に動かすことができる。
このように上記の手押し車における制動装置によれば、強い力を必要とすることなくロックレバー34を簡単に操作して、手押し車1の動きに制動をかけたり、手押し車1が動かないように完全に停止させたり、手押し車を自由に動かしたりすることができる。また、ロックレバー34が手押し用ハンドル7から側方に突出することもないので、横を通る人にロックレバー34が当たるといったこともなく、安全に手押し車を使用することができる。
なお、上記した例ではロックレバー34の係脱ガイド溝56は、図示のような穴状に形成した形状であるが、係止ピン35に沿ってロック部53が移動できれば、係止ピン35の径より少し巾の広い溝であってもよい。
本発明にかかる手押し車の斜視図である。 本発明にかかる手押し車からバッグを外した状態の斜視図である。 本発明にかかる手押し車の手押し用ハンドル等を示す斜視図である。 図3の状態の手押し車の手押し用ハンドル等を違う角度からみた斜視図である。 本発明にかかる右側支持部材の斜視図である。 本発明にかかる右側揺動部材の斜視図である。 本発明にかかるロックレバーを示し、図7(イ)は斜視図、図7(ロ)はロックレバーの係脱ガイド溝と係止ピンとの関係を示す説明図である。 ブレーキのかかっていない状態の時のロックレバーと係止ピンとの関係を示す説明図である。 図8の状態の時の車輪と制動片との関係を示す説明図である。 ブレーキのかかっている状態の時のロックレバーの係脱ガイド溝と係止ピンとの関係を示す説明図である。 図10の状態の時の車輪と制動片との関係を示す説明図である。
符号の説明
6 本体フレーム
7 手押し用ハンドル
8 連繋索条
9 車輪
10 制動手段
11 操作桿
33,33 揺動部材
34 ロックレバー
35 係止ピン
53 ロック部
54 レバー部
56 係脱ガイド溝

Claims (1)

  1. 本体フレームの下方に左右一対の車輪を少なくとも一対備え、車輪の少なくとも1つに制動手段を設け、本体フレームの上部には手押し用ハンドルを設けるとともに、本体フレーム若しくは手押し用ハンドルに連繋索条を介して上記制動手段を操作する操作桿を設けてなる手押し車の制動装置において、
    上記操作桿の両側にそれぞれ揺動部材の一端部を固定して設けるとともに、各揺動部材の他端部を本体フレームに揺動自在に枢着し、かつ、少なくとも一方の揺動部材に、係脱ガイド溝を形成したロック部とレバー部とからなるロックレバーの上記ロック部を枢着し、さらに、上記係脱ガイド溝に係合する係止ピンを本体フレームに設けたことを特徴とする手押し車の制動装置。
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