JP2006279021A - 縦型窒化ガリウム半導体装置およびエピタキシャル基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】所望の低キャリア濃度を有するn型窒化ガリウム膜をn型窒化ガリウム基板上に実現できる構造を有する縦型窒化ガリウム半導体装置のためのエピタキシャル基板を提供する。
【解決手段】窒化ガリウムエピタキシャル膜65は、窒化ガリウム基板63上に設けられている。層状領域67が、窒化ガリウム基板63および窒化ガリウムエピタキシャル膜65内に設けられている。窒化ガリウム基板43および窒化ガリウムエピタキシャル膜65の界面は層状領域67内に位置している。層状領域67では、窒化ガリウム基板63から窒化ガリウムエピタキシャル膜65へ向かう軸に沿ったドナー不純物が1×1018cm−3以上のピーク値である。ドナー不純物は、シリコンおよびゲルマニウムの少なくともいずれかである。
【選択図】図6

Description

本発明は、縦型窒化ガリウム半導体装置およびエピタキシャル基板に関する。
特許文献1には、窒化ガリウム単結晶の成長方法が記載されている。この方法によれば、酸素をn型ドーパントとして取り込むことができる窒化ガリウム単結晶の成長方法が提供される。この方法では、C面以外の面を表面(上面)にもつ種結晶を用いて、ガリウム原料と窒素原料とドーピングすべき酸素を含む原料ガスを供給しながらC面以外の表面を保ちつつ窒化ガリウム結晶を気相成長させることにより当該表面を通して窒化ガリウム結晶中に酸素をドーピングする。または、C面を表面にもつ種結晶を使って、ガリウム原料と窒素原料とドーピングすべき酸素を含む原料ガスを供給しながらC面以外のファセット面を発生させ当該ファセット面を保ちつつ窒化ガリウム結晶をc軸方向に気相成長させることによりファセット面を通して窒化ガリウム結晶中に酸素をドーピングする。
非特許文献1には、pinダイオードの特性が記載されている。このダイオードは、窒化ガリウムエピタキシャル膜(undoped、n〜3×1016cm−3、3マイクロメートル)および窒化ガリウムエピタキシャル膜(Mgdoped、p〜1×1017cm−3、0.3マイクロメートル)を窒化ガリウム自立基板上に有機金属気相成長法により作製すると共に、窒化ガリウム自立基板の裏面上にn型のためのオーミック電極、エピタキシャル膜の表面にp型のためのオーミック電極を作製した。
特開2002-373864号公報 Irokawa et al. APPLIED PHYSICS LETTERS Vol. 83 15 September 2003 pp2271-2273
窒化ガリウム系縦型電子デバイスでは、n型窒化ガリウム基板上にn型窒化ガリウム膜をエピタキシャル成長する。発明者らの実験によれば、窒化ガリウム基板/エピタキシャル膜界面付近(〜1μm程度の幅)には、マグネシウム(Mg)、鉄(Fe)などの意図しない不純物がたまっていることを発見した。これらの不純物のピーク濃度は1017cm−3程度にまでになり、この不純物ピークのため、設計通りの低キャリア濃度を有する窒化ガリウム膜を界面付近領域に設けることは容易ではない。マグネシウム(Mg)、ベリリウム(Be)、カルシウム(Ca)、亜鉛(Zn)、カドミウム(Cd)、鉄(Fe)、チタン(Ti)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、バナジウム(V)、クロム(Cr)、あるいはマンガン(Mn)のといった不純物は、窒化ガリウム基板/エピタキシャル膜界面付近においてキャリアを低下させ、界面付近の領域を高抵抗化してしまう。すなわち、求められていることは、低キャリア濃度のエピタキシャル膜をn型窒化ガリウム基板上に設けることである。
本発明は、上記の事項を鑑みて為されたものであり、所望の低キャリア濃度を有するn型窒化ガリウム膜をn型窒化ガリウム基板上に実現できる構造を有する縦型窒化ガリウム半導体装置およびこの縦型窒化ガリウム半導体装置のためのエピタキシャル基板を提供することを目的としている。
本発明の一側面に係る縦型窒化ガリウム半導体装置は、(a)n導電型の窒化ガリウム支持基体と、(b)前記窒化ガリウム支持基体の主面上に設けられておりn導電型を有する窒化ガリウムエピタキシャル膜と、(c)前記窒化ガリウムエピタキシャル膜上に設けられたゲート絶縁膜と、(d)前記ゲート絶縁膜上に設けられたゲート電極と、(e)前記窒化ガリウムエピタキシャル膜内に設けられたp導電型領域と、(f)前記p導電型領域内に設けられたn導電型領域と、(g)前記窒化ガリウムエピタキシャル膜の前記n導電型領域上に設けられたソース電極と、(h)前記窒化ガリウム支持基体の裏面上に設けられたドレイン電極とを備え、前記窒化ガリウム支持基体から前記窒化ガリウムエピタキシャル膜へ向かう軸に沿ったドナー不純物の濃度が1×1018cm−3以上である層状領域が、前記窒化ガリウム支持基体の表面および前記窒化ガリウムエピタキシャル膜内に設けられており、前記ドナー不純物は、シリコンおよびゲルマニウムの少なくともいずれかである。
本発明の別の側面に係る縦型窒化ガリウム半導体装置は、(a)n導電型の窒化ガリウム支持基体と、(b)前記窒化ガリウム支持基体の主面上に設けられておりn導電型を有する窒化ガリウムエピタキシャル膜と、(c)前記窒化ガリウムエピタキシャル膜上に設けられたショットキ電極と、(d)前記窒化ガリウム支持基体の裏面上に設けられたオーミック電極とを備え、前記窒化ガリウム支持基体から前記窒化ガリウムエピタキシャル膜へ向かう軸に沿ったドナー不純物の濃度が1×1018cm−3以上である層状領域が、前記窒化ガリウム支持基体の表面および前記窒化ガリウムエピタキシャル膜内に設けられており、前記ドナー不純物はシリコンおよびゲルマニウムの少なくともいずれかである。
本発明の更なる別の側面に係る縦型窒化ガリウム半導体装置は、(a)n導電型の窒化ガリウム支持基体と、(b)前記窒化ガリウム支持基体の主面上に設けられておりn導電型窒化ガリウムエピタキシャル膜と、(c)前記n導電型窒化ガリウムエピタキシャル膜上に設けられておりp導電型窒化ガリウムエピタキシャル膜と、(d)前記p導電型窒化ガリウムエピタキシャル膜上に設けられた第1のオーミック電極と、(e)前記窒化ガリウム支持基体の裏面上に設けられた第2のオーミック電極とを備え、前記窒化ガリウム支持基体から前記n導電型窒化ガリウムエピタキシャル膜へ向かう軸に沿ったドナー不純物の濃度が1×1018cm−3以上である層状領域が、前記窒化ガリウム支持基体の表面および前記n導電型窒化ガリウムエピタキシャル膜内に設けられており、前記ドナー不純物は、シリコンおよびゲルマニウムの少なくともいずれかである。
上記の縦型窒化ガリウム半導体装置によれば、層状領域のドナー不純物濃度プロファイルが1×1018cm−3以上であるので、窒化ガリウム基板/エピタキシャル膜界面付近におけるマグネシウム(Mg)、鉄(Fe)といった不純物によるキャリア濃度の低下を小さくできる。
本発明に係る縦型窒化ガリウム半導体装置では、前記窒化ガリウムエピタキシャル膜のドナー濃度は5×1017cm−3以下であり、前記窒化ガリウム基板のドナー不純物は酸素あるいはシリコンを含むようにしてもよい。
この縦型窒化ガリウム半導体装置によれば、窒化ガリウムエピタキシャル膜内に空乏層が十分に形成されると共に、窒化ガリウム基板/エピタキシャル膜界面付近におけるキャリアの低下も小さくできる。
本発明に係る縦型窒化ガリウム半導体装置では、前記層状領域内にはマグネシウム、ベリリウム、カルシウム、亜鉛、あるいはカドミウムの濃度のプロファイルのピークが位置する。この縦型窒化ガリウム半導体装置によれば、p型ドーパントとして作用するマグネシウム、ベリリウム、カルシウム、亜鉛、あるいはカドミウムに起因するキャリアの低下を窒化ガリウム基板/エピタキシャル膜界面付近において小さくできる。
本発明に係る縦型窒化ガリウム半導体装置では、前記層状領域内には鉄、チタン、コバルト、ニッケル、バナジウム、クロム、あるいはマンガンの濃度のプロファイルのピークが位置する。この縦型窒化ガリウム半導体装置によれば、ライフタイムキラーとして作用する鉄、チタン、コバルト、ニッケル、バナジウム、クロム、あるいはマンガンに起因するキャリアの低下を窒化ガリウム基板/エピタキシャル膜界面付近において小さくできる。
本発明の更なる別の側面に係るエピタキシャル基板は、(a)n導電型の窒化ガリウム基板と、(b)前記窒化ガリウム基板上に設けられておりn導電型を有する窒化ガリウムエピタキシャル膜とを備え、前記窒化ガリウム基板から前記窒化ガリウムエピタキシャル膜へ向かう軸に沿ったドナー不純物の濃度が1×1018cm−3以上である層状領域が、前記窒化ガリウム基板の表面および前記窒化ガリウムエピタキシャル膜内に設けられており、前記ドナー不純物は、シリコンおよびゲルマニウムの少なくともいずれかである。
本発明の更なる別の側面に係るエピタキシャル基板は、(a)n導電型の窒化ガリウム基板と、(b)前記窒化ガリウム基板上に設けられておりn導電型窒化ガリウムエピタキシャル膜と、(c)前記n導電型窒化ガリウムエピタキシャル膜上に設けられておりp導電型窒化ガリウムエピタキシャル膜とを備え、前記窒化ガリウム基板から前記n導電型窒化ガリウムエピタキシャル膜へ向かう軸に沿ったドナー不純物の濃度が1×1018cm−3以上である層状領域が、前記窒化ガリウム基板の表面および前記窒化ガリウムエピタキシャル膜内に設けられており、前記ドナー不純物は、シリコンおよびゲルマニウムの少なくともいずれかである。
このエピタキシャル基板によれば、層状領域のドナー不純物濃度プロファイルが1×1018cm−3以上であるので、窒化ガリウム基板/エピタキシャル膜界面付近におけるマグネシウム(Mg)、鉄(Fe)といった不純物によるキャリア濃度の低下を小さくできる。したがって、縦型窒化ガリウム半導体装置のためのエピタキシャル基板が提供される。
本発明に係るエピタキシャル基板では、前記窒化ガリウムエピタキシャル膜のドナー濃度は5×1017cm−3以下であり、前記窒化ガリウム基板はドナー不純物として酸素あるいはシリコンを含む。
このエピタキシャル基板によれば、窒化ガリウムエピタキシャル膜内に空乏層が十分に形成されると共に、窒化ガリウム基板/エピタキシャル膜界面付近におけるキャリア濃度の低下も小さくできる。
本発明に係るエピタキシャル基板では、前記層状領域内にはマグネシウム、ベリリウム、カルシウム、亜鉛、あるいはカドミウムの濃度のプロファイルのピークが位置する。このエピタキシャル基板によれば、p型ドーパントとして作用するマグネシウム、ベリリウム、カルシウム、亜鉛、あるいはカドミウムに起因するキャリア濃度の低下を窒化ガリウム基板/エピタキシャル膜界面付近において小さくできる。
本発明に係るエピタキシャル基板では、前記層状領域内には鉄、チタン、コバルト、ニッケル、バナジウム、クロム、あるいはマンガンの濃度のプロファイルのピークが位置する。このエピタキシャル基板によれば、ライフタイムキラーとして作用する鉄、チタン、コバルト、ニッケル、バナジウム、クロム、あるいはマンガンに起因するキャリア濃度の低下を窒化ガリウム基板/エピタキシャル膜界面付近において小さくできる。
本発明の上記の目的および他の目的、特徴、並びに利点は、添付図面を参照して進められる本発明の好適な実施の形態の以下の詳細な記述から、より容易に明らかになる。
以上説明したように、本発明によれば、所望の低キャリア濃度を有するn型窒化ガリウム膜をn型窒化ガリウム基板上に実現できる構造を有する縦型窒化ガリウム半導体装置が提供される。また、本発明によれば、この縦型窒化ガリウム半導体装置のためのエピタキシャル基板が提供される。
本発明の知見は、例示として示された添付図面を参照して以下の詳細な記述を考慮することによって容易に理解できる。引き続いて、添付図面を参照しながら、本発明の縦型窒化ガリウム半導体装置およびエピタキシャル基板に係る実施の形態を説明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付する。
(第1の実施の形態)
図1は、ショットキダイオードを示す図面である。ショットキダイオード11は、n導電型の窒化ガリウム支持基体13と、n導電型の窒化ガリウムエピタキシャル膜15と、ショットキ電極17と、オーミック電極19とを備える。窒化ガリウムエピタキシャル膜15は、窒化ガリウム支持基体13の主面上に設けられている。ショットキ電極17は、窒化ガリウムエピタキシャル膜15上に設けられている。オーミック電極19は、窒化ガリウム支持基体13の裏面13a上に設けられている。層状領域21は、窒化ガリウム支持基体13および窒化ガリウムエピタキシャル膜15内に設けられている。窒化ガリウム支持基体13および窒化ガリウムエピタキシャル膜15の界面は層状領域21内に位置している。層状領域21では、窒化ガリウム支持基体13から窒化ガリウムエピタキシャル膜15へ向かう軸に沿ったドナー不純物が1×1018cm−3以上である。ドナー不純物は、シリコンおよびゲルマニウムの少なくともいずれかである。
このショットキダイオード11によれば、層状領域21のドナー不純物の濃度プロファイルが1×1018cm−3以上のピーク値であるので、窒化ガリウム基板/エピタキシャル膜界面付近におけるマグネシウム(Mg)、鉄(Fe)といった不純物によるキャリア濃度の低下を小さくできる。
窒化ガリウムエピタキシャル膜15のドナー濃度は5×1017cm−3以下であり、窒化ガリウム支持基体13はドナー不純物として酸素を含むようにしてもよい。或いは、窒化ガリウム支持基体13はドナー不純物としてシリコンを含むようにしてもよい。このショットキダイオードによれば、窒化ガリウムエピタキシャル膜15内に空乏層が十分に形成されると共に、窒化ガリウム支持基体/エピタキシャル膜界面付近におけるキャリア濃度の低下も小さくできる。
(実施例1)
以下の手順に従って、エピタキシャル基板を作製した。HVPE法で作製された窒化ガリウム(GaN)自立基板を準備する。このGaN自立基板は、(0001)面の主面をゆうしており、n導電型を示しており、そのキャリア濃度は3×1018cm−3であり、厚さは400μmである。この基板中の平均転位密度は1×10cm−2以下である。この自立基板の主面上に有機金属気相成長法によりGaNエピタキシャル膜を成長する。エピタキシャル膜は、n導電型を有しており、そのキャリア濃度は5×1015cm−3であり、厚さは3.3μmである。GaN自立基板およびGaNエピタキシャル膜の界面には、5×1018cm−3のシリコン(Si)を含むnGaN層状領域がある。層状領域を形成するために、基板の表層或いはエピタキシャル膜中にシリコンを添加することができる。
次いで、このエピタキシャル基板を用いて、以下の手順に従ってショットキダイオードを作製した。この試料を有機洗浄した後に、GaN自立基板の裏面全面にオーミック電極を形成した。オーミック電極はTi/Al/Ti/Au(20nm/100nm/20nm/300nm)からなる。オーミック電極の形成には、EB蒸着法により金属積層膜を堆積した後に、合金化処理(摂氏600度、1分間)を行った。また、エピタキシャル膜の表面にショットキ電極を形成した。ショットキ電極は、例えば直径200μmのAu膜からなる。ショットキ電極の形成には、抵抗加熱蒸着法により金属膜を堆積した。ショットキ電極およびオーミック電極とも、蒸着に先だって、HCl水溶液(半導体用塩酸:純水=1:1)を用いて、試料の前処理(例えば、室温で1分間)を行った。
図2は、二次イオン質量分析法により上記のエピタキシャル基板中のマグネシウム(Mg)濃度を示すグラフである。濃度曲線CMgのピークは、窒化ガリウム基板/エピタキシャル膜界面付近に位置する。ピーク濃度は、1×1016cm−3以下である。
図3は、二次イオン質量分析法により上記のエピタキシャル基板中の鉄(Fe)濃度を示すグラフである。濃度曲線CFeのピークは、窒化ガリウム基板/エピタキシャル膜界面付近に位置する。ピーク濃度は、1×1017cm−3以下である。
図4は、二次イオン質量分析法により上記のエピタキシャル基板の層状領域中のドナー濃度(シリコン)を示すグラフである。濃度曲線CSiのピークは、窒化ガリウム基板/エピタキシャル膜界面付近に位置する。層状領域のドナー不純物濃度プロファイルが1×1018cm−3以上のピーク値であるので、窒化ガリウム基板/エピタキシャル膜界面付近におけるマグネシウム(Mg)、鉄(Fe)といった不純物によるキャリア濃度の低下を小さくできる。層状領域の厚さは、上記の不純物の分布の幅より大きいが、例えば1μm以下の厚みである。また、マグネシウム(Mg)、鉄(Fe)に限られず、ベリリウム(Be)、カルシウム(Ca)、亜鉛(Zn)、カドミウム(Cd)、チタン(Ti)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、バナジウム(V)、クロム(Cr)、あるいはマンガン(Mn)いった不純物によるキャリア濃度の低下も小さくできる。
(第2の実施の形態)
図5は、縦型トランジスタを示す図面である。縦型トランジスタ41は、n導電型の窒化ガリウム支持基体43と、n導電型の窒化ガリウムエピタキシャル膜45と、ゲート電極47と、p導電型領域49と、n導電型領域51と、ソース電極53と、ドレイン電極55とを備える。窒化ガリウムエピタキシャル膜45は、窒化ガリウム支持基体43の主面上に設けられている。ゲート電極47は、窒化ガリウムエピタキシャル膜45上に設けられている。ゲート電極47の下には、p導電型領域49の延長部49bが設けられている。p導電型領域49は、窒化ガリウムエピタキシャル膜45内に設けられている。n導電型領域51は、p導電型領域内49に設けられている。ソース電極53は、窒化ガリウムエピタキシャル膜45内のn導電型領域51上に設けられている。ドレイン電極55は、窒化ガリウム支持基体43の裏面43a上に設けられている。ゲート絶縁膜59が窒化ガリウムエピタキシャル膜45とゲート電極47との間に設けられている。ゲート絶縁膜59の材料としては、シリコン酸化膜、シリコン酸窒化膜、シリコン窒化膜、アルミナ、窒化アルミニウム、AlGaN等を用いることができる。
層状領域57が、窒化ガリウム支持基体43および窒化ガリウムエピタキシャル膜45内に設けられている。窒化ガリウム支持基体43および窒化ガリウムエピタキシャル膜45の界面は層状領域57内に位置している。層状領域57では、窒化ガリウム支持基体43から窒化ガリウムエピタキシャル膜45へ向かう軸に沿ったドナー不純物が1×1018cm−3以上である。ドナー不純物は、シリコンおよびゲルマニウムの少なくともいずれかである。
この縦型トランジスタ41によれば、層状領域57のドナー不純物の濃度プロファイルが1×1018cm−3以上のピーク値であるので、窒化ガリウム支持基体/エピタキシャル膜界面付近におけるマグネシウム(Mg)、鉄(Fe)といった不純物によるキャリアの低下を小さくできる。また、マグネシウム(Mg)、鉄(Fe)に限られず、ベリリウム(Be)、カルシウム(Ca)、亜鉛(Zn)、カドミウム(Cd)、チタン(Ti)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、バナジウム(V)、クロム(Cr)、あるいはマンガン(Mn)いった不純物によるキャリア濃度の低下も小さくできる。
以上説明したように、窒化ガリウム系縦型デバイス11、41は、窒化ガリウム基板13、43上に低濃度のホモエピタキシャル膜15,45を含んでいる。ところが、窒化ガリウム基板とホモエピタキシャル膜との界面付近にはマグネシウムおよび鉄などの不純物がたまりやすいので、低濃度の界面付近においてキャリア濃度制御は困難である。そこで界面付近に設けられた比較的高濃度の層状領域を利用して、上記の不純物の影響を低減すると共に、界面から離れたエピタキシャル膜におけるキャリア濃度を所望の低濃度に維持することができる。上記の不純物の影響に起因する電気的な影響を除き、窒化ガリウム系縦型デバイス11、41の順方向の抵抗或いはオン抵抗を低減すると共に、逆方向耐圧を向上できる。
(第3の実施の形態)
図6は、エピタキシャル基板を示す図面である。エピタキシャル基板61は、次のように作製される。エピタキシャル基板61は、n導電型の窒化ガリウム基板63と、n導電型の窒化ガリウムエピタキシャル膜と65を備える。窒化ガリウムエピタキシャル膜65は、窒化ガリウム基板63上に設けられている。層状領域67が、窒化ガリウム基板63および窒化ガリウムエピタキシャル膜65内に設けられている。窒化ガリウム基板43および窒化ガリウムエピタキシャル膜65の界面は層状領域67内に位置している。層状領域67では、窒化ガリウム基板63から窒化ガリウムエピタキシャル膜65へ向かう軸に沿ったドナー不純物が1×1018cm−3以上のピーク値である。ドナー不純物は、シリコンおよびゲルマニウムの少なくともいずれかである。
このエピタキシャル基板61によれば、層状領域67のドナー不純物の濃度プロファイルが1×1018cm−3以上のピーク値であるので、窒化ガリウム基板/エピタキシャル膜界面付近におけるマグネシウム(Mg)、鉄(Fe)といった不純物によるキャリア濃度の低下を小さくできる。また、マグネシウム(Mg)、鉄(Fe)に限られず、ベリリウム(Be)、カルシウム(Ca)、亜鉛(Zn)、カドミウム(Cd)、チタン(Ti)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、バナジウム(V)、クロム(Cr)、あるいはマンガン(Mn)いった不純物によるキャリア濃度の低下も小さくできる。
窒化ガリウムエピタキシャル膜65のドナー濃度は5×1017cm−3以下であり、窒化ガリウム基板63のドナー不純物は酸素を含むようにしてもよい。或いは、窒化ガリウム基板63のドナー不純物はシリコンを含むようにしてもよい。このエピタキシャル基板61によれば、窒化ガリウムエピタキシャル膜65内に空乏層が十分に形成されると共に、窒化ガリウム基板/エピタキシャル膜界面付近におけるキャリア濃度の低下も小さくできるので、エピタキシャル基板61は、高耐圧の窒化ガリウム系縦型半導体装置に好適である。
(第4の実施の形態)
図7は、pn接合ダイオードを示す図面である。pn接合ダイオード71は、n導電型の窒化ガリウム支持基体13と、p導電型窒化ガリウムエピタキシャル膜73と、n導電型窒化ガリウムエピタキシャル膜75と、第1のオーミック電極77と、第2のオーミック電極79とを備える。n導電型窒化ガリウムエピタキシャル膜75は、窒化ガリウム支持基体13の主面上に設けられている。p導電型窒化ガリウムエピタキシャル膜73は、n導電型窒化ガリウムエピタキシャル膜75の上に設けられている。第1のオーミック電極77は、p導電型窒化ガリウムエピタキシャル膜73上に設けられている。第2のオーミック電極79は、窒化ガリウム支持基体13の裏面13a上に設けられている。p導電型窒化ガリウムエピタキシャル膜73とn導電型窒化ガリウムエピタキシャル膜75とはpn接合76を形成する。窒化ガリウム支持基体13から窒化ガリウムエピタキシャル膜73へ向かう軸に沿ったドナー不純物の濃度が1×1018cm−3以上である層状領域81が、窒化ガリウム支持基体13の表面およびn導電型窒化ガリウムエピタキシャル膜75内に設けられている。ドナー不純物は、シリコンおよびゲルマニウムの少なくともいずれかである。
上記のpn接合ダイオード71によれば、層状領域81のドナー不純物濃度プロファイルが1×1018cm−3以上であるので、窒化ガリウム支持基体/エピタキシャル膜界面付近におけるマグネシウム(Mg)、鉄(Fe)といった不純物によるキャリア濃度の低下を小さくできる。また、窒化ガリウムエピタキシャル膜75のドナー濃度は5×1017cm−3以下であるようにしてもよい。
(実施例)
以下の手順に従って、エピタキシャル基板を作製した。HVPE法を用いて作製された窒化ガリウム(GaN)自立基板を準備する。このGaN基板は面方位(0001)面の主面を有している。GaN基板はn導電型を示しており、そのキャリア濃度は3×1018cm−3であり、厚みは400マイクロメートルである。この基板中の平均転位密度は、1×10cm−2以下である。この自立基板の主面上に、有機金属気相成長法により、GaNエピタキシャル膜を成長する。エピタキシャル膜はn導電性を有しており、そのキャリア濃度は5×1015cm−3であり、その厚みは、10マイクロメートルである。このGaNエピタキシャル膜上には、第1のp導電型窒化ガリウム系エピタキシャル膜が設けられている。第1のp導電型窒化ガリウム系エピタキシャル膜は、マグネシウム濃度1×1018cm−3および厚み0.5マイクロメートルを有する。必要な場合には、第2のp導電型窒化ガリウム系エピタキシャル膜上には、第2のp導電型窒化ガリウム系エピタキシャル膜が設けられている。第2のp導電型窒化ガリウム系エピタキシャル膜は、マグネシウム濃度5×1019cm−3および厚み0.05マイクロメートルを有する。GaN自立基板およびGaNエピタキシャル層の界面には、5×1018cm−3以上のシリコンを含むnGaN層状領域がある。層状領域を形成するために、基板の表面あるいはエピタキシャル膜中にシリコンを添加することができる。
次いで、このエピタキシャル基板を用いて、以下の手順に従ってpnダイオードを形成した。この試料を有機洗浄した後に、GaN自立基板の裏面全面に、オーミック電極を作製した。オーミック電極の形成には、EB蒸着法により金属堆積膜を堆積した後に、合金化処理を行った。合金化処理は、例えば摂氏600度、1分間で行われる。また、エピタキシャル膜上に、オーミック電極を作製した。オーミック電極の形状は、例えば半径200マイクロメートルである。オーミック電極の作製には、EB蒸着法により金属堆積膜を堆積した後に、合金化処理を行った。合金化処理は、例えば摂氏600度、1分間で行われる。両オーミック電極の作製に先だって、HCl溶液(半導体用塩酸:超純水=1:1)を用いて、試料の前処理を行った。
SIMS法により、エピタキシャル層と基板との界面付近にMg、Feのピークを検出した。マグネシウムのピーク濃度は1×1016cm−3以下であり、鉄のピーク濃度は1×1017cm−3以下であった。このように、界面付近のマグネシウム、鉄等によるキャリアの補償の効果を抑制できるので、上記のようなpnダイオードのオン抵抗を低減することができ、また順方向立ち上がり電圧を小さくすることができ、加えて耐圧が向上できる。
以上説明したように、窒化ガリウム系pn接合ダイオード71といった窒化ガリウム系縦型デバイスは、窒化ガリウム基板13上に低濃度のホモエピタキシャル膜75を含んでいる。ところが、窒化ガリウム基板とホモエピタキシャル膜との界面付近にはマグネシウムおよび鉄などの不純物がたまりやすいので、低濃度の界面付近においてキャリア濃度制御は困難である。そこで界面付近に設けられた比較的高濃度の層状領域を利用して、上記の不純物の影響を低減すると共に、界面から離れたエピタキシャル膜におけるキャリア濃度を所望の低濃度に維持することができる。上記の不純物の影響に起因する電気的な影響を除き、窒化ガリウム系pn接合ダイオード71の順方向の抵抗或いはオン抵抗を低減すると共に、逆方向耐圧を向上できる。
好適な実施の形態において本発明の原理を図示し説明してきたが、本発明は、そのような原理から逸脱することなく配置および詳細において変更され得ることは、当業者によって認識される。本発明は、本実施の形態に開示された特定の構成に限定されるものではない。本実施の形態では、n型ドナー不純物は、成長中に添加することができるけれども、エピタキシャル成長に先立って基板(表面および/または内部)に存在しているものでもよい。したがって、特許請求の範囲およびその精神の範囲から来る全ての修正および変更に権利を請求する。
図1は、ショットキダイオードを示す図面である。 図2は、二次イオン質量分析法により上記のエピタキシャル基板中のマグネシウム(Mg)濃度を示すグラフである。 図3は、二次イオン質量分析法により上記のエピタキシャル基板中の鉄(Fe)濃度を示すグラフである。 図4は、二次イオン質量分析法により上記のエピタキシャル基板の層状領域中のドナー濃度(シリコン)を示すグラフである。 図5は、縦型トランジスタを示す図面である。 図6は、エピタキシャル基板を示す図面である。 図7は、pn接合ダイオードを示す図面である。
符号の説明
11…ショットキダイオード、13…n導電型窒化ガリウム支持基体、15…n導電型窒化ガリウムエピタキシャル膜、17…ショットキ電極、19…オーミック電極、17…ショットキ電極、19…オーミック電極、21…層状領域、4 1…縦型トランジスタ、43…n導電型窒化ガリウム支持基体、45…n導電型窒化ガリウムエピタキシャル膜、47…ゲート電極、49…p導電型領域、51…n導電型領域、53…ソース電極、55…ドレイン電極、57…層状領域、59…絶縁膜、61…エピタキシャル基板、63…n導電型窒化ガリウム基板、65…n導電型窒化ガリウムエピタキシャル膜、67…層状領域、71…pn接合ダイオード、73…p導電型窒化ガリウムエピタキシャル膜、75…n導電型窒化ガリウムエピタキシャル膜、77…第1のオーミック電極、79…第2のオーミック電極、76…pn接合

Claims (11)

  1. n導電型の窒化ガリウム支持基体と、
    前記窒化ガリウム支持基体の主面上に設けられておりn導電型を有する窒化ガリウムエピタキシャル膜と、
    前記窒化ガリウムエピタキシャル膜上に設けられたゲート絶縁膜と、
    前記ゲート絶縁膜上に設けられたゲート電極と、
    前記窒化ガリウムエピタキシャル膜内に設けられたp導電型領域と、
    前記p導電型領域内に設けられたn導電型領域と、
    前記窒化ガリウムエピタキシャル膜の前記n導電型領域上に設けられたソース電極と、
    前記窒化ガリウム支持基体の裏面上に設けられたドレイン電極と
    を備え、
    前記窒化ガリウム支持基体から前記窒化ガリウムエピタキシャル膜へ向かう軸に沿ったドナー不純物の濃度が1×1018cm−3以上である層状領域が、前記窒化ガリウム支持基体の表面および前記窒化ガリウムエピタキシャル膜内に設けられており、
    前記ドナー不純物は、シリコンおよびゲルマニウムの少なくともいずれかである、ことを特徴とする縦型窒化ガリウム半導体装置。
  2. n導電型の窒化ガリウム支持基体と、
    前記窒化ガリウム支持基体の主面上に設けられておりn導電型を有する窒化ガリウムエピタキシャル膜と、
    前記窒化ガリウムエピタキシャル膜上に設けられたショットキ電極と、
    前記窒化ガリウム支持基体の裏面上に設けられたオーミック電極と
    を備え、
    前記窒化ガリウム支持基体から前記窒化ガリウムエピタキシャル膜へ向かう軸に沿ったドナー不純物の濃度が1×1018cm−3以上である層状領域が、前記窒化ガリウム支持基体の表面および前記窒化ガリウムエピタキシャル膜内に設けられており、
    前記ドナー不純物は、シリコンおよびゲルマニウムの少なくともいずれかである、ことを特徴とする縦型窒化ガリウム半導体装置。
  3. n導電型の窒化ガリウム支持基体と、
    前記窒化ガリウム支持基体の主面上に設けられておりn導電型窒化ガリウムエピタキシャル膜と、
    前記n導電型窒化ガリウムエピタキシャル膜上に設けられておりp導電型窒化ガリウムエピタキシャル膜と、
    前記p導電型窒化ガリウムエピタキシャル膜上に設けられた第1のオーミック電極と、
    前記窒化ガリウム支持基体の裏面上に設けられた第2のオーミック電極と
    を備え、
    前記窒化ガリウム支持基体から前記n導電型窒化ガリウムエピタキシャル膜へ向かう軸に沿ったドナー不純物の濃度が1×1018cm−3以上である層状領域が、前記窒化ガリウム支持基体の表面および前記n導電型窒化ガリウムエピタキシャル膜内に設けられており、
    前記ドナー不純物は、シリコンおよびゲルマニウムの少なくともいずれかである、ことを特徴とする縦型窒化ガリウム半導体装置。
  4. 前記窒化ガリウムエピタキシャル膜はドナー濃度として5×1017cm−3以下であり、
    前記窒化ガリウム支持基体のドナー不純物は酸素あるいはシリコンを含む、ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載された縦型窒化ガリウム半導体装置。
  5. 前記層状領域内にはマグネシウム、ベリリウム、カルシウム、亜鉛、あるいはカドミウムの濃度プロファイルのピークが位置する、ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載された縦型窒化ガリウム半導体装置。
  6. 前記層状領域内には鉄、チタン、コバルト、ニッケル、バナジウム、クロム、あるいはマンガンの濃度プロファイルのピークが位置する、ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載された縦型窒化ガリウム半導体装置。
  7. n導電型の窒化ガリウム基板と、
    前記窒化ガリウム基板上に設けられておりn導電型を有する窒化ガリウムエピタキシャル膜と
    を備え、
    前記窒化ガリウム基板から前記窒化ガリウムエピタキシャル膜へ向かう軸に沿ったドナー不純物の濃度が1×1018cm−3以上である層状領域が、前記窒化ガリウム基板の表面および前記窒化ガリウムエピタキシャル膜内に設けられており、
    前記ドナー不純物は、シリコンおよびゲルマニウムの少なくともいずれかである、ことを特徴とするエピタキシャル基板。
  8. n導電型の窒化ガリウム基板と、
    前記窒化ガリウム基板上に設けられておりn導電型窒化ガリウムエピタキシャル膜と、
    前記n導電型窒化ガリウムエピタキシャル膜上に設けられておりp導電型窒化ガリウムエピタキシャル膜と
    を備え、
    前記窒化ガリウム基板から前記n導電型窒化ガリウムエピタキシャル膜へ向かう軸に沿ったドナー不純物の濃度が1×1018cm−3以上である層状領域が、前記窒化ガリウム基板の表面および前記n導電型窒化ガリウムエピタキシャル膜内に設けられており、
    前記ドナー不純物は、シリコンおよびゲルマニウムの少なくともいずれかである、ことを特徴とするエピタキシャル基板。
  9. 前記窒化ガリウムエピタキシャル膜のドナー濃度は、5×1017cm−3以下であり、
    前記窒化ガリウム基板はドナー不純物として酸素もしくはシリコンを含む、ことを特徴とする請求項7または請求項8に記載されたエピタキシャル基板。
  10. 前記層状領域内にはマグネシウム、ベリリウム、カルシウム、亜鉛、あるいはカドミウムの濃度プロファイルのピークが位置する、ことを特徴とする請求項7から請求項9のいずれか一項に記載されたエピタキシャル基板。
  11. 前記層状領域内には鉄、チタン、コバルト、ニッケル、バナジウム、クロム、あるいはマンガンの濃度プロファイルのピークが位置する、ことを特徴とする請求項7〜請求項10のいずれか一項に記載されたエピタキシャル基板。
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