JP2006278213A - 電子デバイス用基板、電子デバイス、電子デバイスの製造方法および電子機器 - Google Patents

電子デバイス用基板、電子デバイス、電子デバイスの製造方法および電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】製造工程での静電気による弊害を防止して歩留まりおよび品質の向上が図れ、また、簡単にEMC対策を施すことができる電子デバイス用基板、電子デバイス、電子デバイスの製造方法および電子機器を提供すること。
【解決手段】本発明の電子デバイス用基板を適用した有機ELパネル2は、絶縁性の板状の基材と、基材の一方の面側に形成された電子回路と、基材の他方の面の一部に形成された導電性の導電膜21とを備える。この有機ELパネル2は、導電性を有しかつ接地されたローラー5を導電膜21に当接させて有機ELパネル2を支持した状態で有機ELパネル2を移動させることにより、基材に帯電した電荷を除去しつつ有機ELパネル2を移動させる除電移動工程を含む製造工程を経て得られたものである。
【選択図】図8

Description

本発明は、電子デバイス用基板、電子デバイス、電子デバイスの製造方法および電子機器に関する。
従来、例えば有機EL(electroluminescence)パネル、特に、TFT(薄膜トランジスタ)をスイッチング素子として利用するアクティブマトリクス型の有機ELパネルなどのような電子デバイス用基板を製造する場合における歩留りや品質の向上を図るべく、電子デバイス用基板の製造装置の改善がなされている。
ここで、特に、製造工程中の電子デバイス用基板の帯電によって発生する静電気によって、TFTなどの素子を破壊したり、空気中の塵を吸着したりして、歩留まりや品質が低下することが問題となっている。特に、近年では、電子デバイス用基板の基材として用いられるガラス基板は、コストダウンや歩留まり向上のために大型化が進んでおり、これに伴い、絶縁体であるガラス基板の総帯電量も大きくなり、上記問題が深刻になって来ている。
製造工程のガラス基板の帯電を防止するため、ガラス基板を搬送する際、接地した導電性部材によってガラス基板を支持する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の技術では、近年の大型化したガラス基板の帯電を防止するには、不十分であった。
他方、現代の電子機器においては、電磁波や電界の干渉により他の電子機器の動作を阻害したり、逆に他の電子機器によって正常な動作を阻害されたりしないよう、十分なEMC(Electro-Magnetic Compatibility:電磁的両立性)対策を行うことが要求される。そのため、電子デバイスにおいては、ケーシングに電磁波や電界を遮蔽するシールドを設けることがあるが、このシールドは、電子デバイス用基板の電子回路のグランドに接続されなければならない。従来、電子デバイス用基板の電子回路のグランドをシールドに接続するための構成を設けるために、部品点数や製造工程が増え、製造コストが上昇するという問題があった。
特開平10−133229号公報
本発明の目的は、製造工程での静電気による弊害を防止して歩留まりおよび品質の向上が図れる電子デバイス用基板を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、簡単にEMC対策を施すことができる電子デバイス用基板、電子デバイス、電子デバイスの製造方法および電子機器を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明の電子デバイス用基板は、絶縁性の板状の基材と、前記基材の一方の面側に形成された電子回路とを備えた電子デバイス用基板であって、
前記基材の他方の面の一部に形成された導電性の導電膜を備え、
導電性を有しかつ接地された基板支持部を前記導電膜に当接させて前記電子デバイス用基板を支持した状態で前記電子デバイス用基板を移動させることにより、前記基材に帯電した電荷を除去しつつ前記電子デバイス用基板を移動させる除電移動工程を含む製造工程を経て得られたものであることを特徴とする。
これにより、電子デバイス用基板が製造過程において電荷を帯びたとしても、その電荷を導電膜および基板支持部を通して速やかに逃がすことができるので、電子デバイス用基板が帯電することを防止することができる。よって、静電気による弊害、例えば電子回路の薄膜トランジスタや薄膜ダイオード等を破壊したり、空気中の塵を吸着したりすることを防止することができるので、歩留まりが高く、かつ高品質な電子デバイス用基板を提供することができる。
特に、導電膜に基板支持部が接触して導電膜の全体が接地されることとなって、接地される領域の面積を広くとることができるので、帯電除去効果が高く、電子デバイス用基板の帯電を確実に防止することができ、いかなる製造条件下でも上記効果を確実に発揮することができる。
本発明の電子デバイス用基板では、前記電子回路のグランドと前記導電膜とが電気的に接続されていることが好ましい。
これにより、電子デバイス用基板が製品として用いられる際、導電膜をEMC対策に有効に利用することができ、低コストでEMC対策を行うことができる。
本発明の電子デバイス用基板では、前記除電移動工程において前記電子デバイス用基板を移動させながら加工を施す工程を経て製造されたものであることが好ましい。
これにより、電子デバイス用基板が帯電し易い加工の際においても、静電気による弊害が発生するのを確実に防止することができるので、歩留まりや品質をさらに向上することができる。
本発明の電子デバイス用基板では、前記加工は、膜形成用の液状材料を液滴として吐出する液滴吐出ヘッドに対して前記電子デバイス用基板を移動させることにより、前記電子デバイス用基板の一方の面側に所定のパターンを描画する加工であることが好ましい。
これにより、インクジェット法によるパターニングを行う際、静電気による弊害が発生するのを確実に防止することができるので、歩留まりや品質をさらに向上することができる。
本発明の電子デバイス用基板では、前記導電膜は、前記基材の他方の面の周縁部の全周または一部に形成されていることが好ましい。
これにより、電子デバイス用基板において導電膜が目立たず、導電膜による弊害を生じにくくすることができる。
本発明の電子デバイス用基板では、前記導電膜は、前記除電移動工程における前記電子デバイス用基板の移動方向に沿って帯状に形成された部分を有することが好ましい。
これにより、除電移動工程において、電子デバイス用基板が移動しても、導電膜と基板支持部との接触状態を確実に維持することができるので、より高い帯電除去効果を発揮することができる。
本発明の電子デバイス用基板では、前記除電移動工程の後、前記導電膜が形成された帯状の領域内に包含される切断線で複数枚に分割されてなることが好ましい。
これにより、分割された電子デバイス用基板において、そのエッジ部分に導電膜が位置するので、導電膜が目立たず、導電膜による弊害を生じにくくすることができる。
本発明の電子デバイス用基板では、前記導電膜は、導電性粒子を含有した液状材料を液滴として吐出する液滴吐出ヘッドを用いて前記基材の他方の面に前記液状材料を付与し、該液状材料を固化または硬化させることによって形成されたものであることが好ましい。
これにより、導電膜を所望のパターンで正確かつ容易に形成することができる。また、材料の無駄も少なく、低コストで導電膜を形成することができる。
本発明の電子デバイス用基板では、前記導電膜は、前記電子デバイス用基板を収納するケーシングであってその内面に導電性の被膜が形成されたケーシング内に装着したときに、前記ケーシングの内面の前記被膜に接触するような位置に形成されていることが好ましい。
これにより、ケーシング内面の被膜が、電磁波や電界を遮蔽するシールドとして機能するので、EMC対策に寄与することができる。
本発明の電子デバイスは、本発明の電子デバイス用基板と、
前記電子デバイス用基板を収納するケーシングであって、その内面に導電性の被膜が形成されたケーシングとを備え、
前記導電膜が前記ケーシングの内面の前記被膜に接触した状態で前記電子デバイス用基板が前記ケーシングに収納されていることを特徴とする。
これにより、ケーシング内面の被膜が、電磁波や電界を遮蔽するシールドとして機能するので、EMC対策に寄与することができる。
本発明の電子デバイスでは、前記電子デバイス用基板の前記電子回路のグランドと、前記導電膜とが電気的に接続されており、これにより、前記電子回路のグランドと前記ケーシングの内面の前記被膜とが導通していることが好ましい。
これにより、ケーシング内面の被膜が、導電膜を介して、電子回路のグランドと導通するので、ケーシング内面の被膜のシールド性能が向上し、より効果的なEMC対策に寄与する。
本発明の電子デバイスの製造方法は、絶縁性の板状の基材と該基材の一方の面側に形成された電子回路とを備えた電子デバイス用基板の前記基材の他方の面の一部に形成した導電性の導電膜に、導電性を有しかつ接地された基板支持部を当接させた状態で、前記電子デバイス用基板を前記基板支持部により支持しながら前記電子デバイス用基板を移動させることにより、前記基材に帯電した電荷を除去しつつ前記電子デバイス用基板を移動させる工程を含む製造工程によって前記電子デバイス用基板を完成させる工程と、
その内面に導電性の被膜が形成されたケーシングに、前記導電膜が前記ケーシングの内面の前記被膜に接触するように前記電子デバイス用基板を前記ケーシング内に設置する工程とを備えることを特徴とする。
これにより、電子デバイス用基板の製造過程においては、電子デバイス用基板が電荷を帯びたとしても、その電荷を導電膜および基板支持部を通して速やかに逃がすことができるので、電子デバイス用基板が帯電することを防止することができる。よって、静電気による弊害、例えば電子回路の薄膜トランジスタや薄膜ダイオード等を破壊したり、空気中の塵を吸着したりすることを防止することができるので、歩留まりが高く、かつ高品質な電子デバイス用基板を提供することができる。
また、電子デバイス用基板がケーシングに組み込まれ、製品としての電子デバイスになった状態では、ケーシング内面の被膜が、電磁波や電界を遮蔽するシールドとして機能するので、EMC対策に寄与することができる。
本発明の電子機器は、本発明の電子デバイスを備えたことを特徴とする。
これにより、歩留まりが高く、かつ高品質で製造することができるとともに、低コストでEMC対策を施すことができる電子機器を提供することができる。
以下、本発明の電子デバイス用基板、電子デバイス、電子デバイスの製造方法および電子機器を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1ないし図3は、本発明の電子デバイス用基板を有機ELパネルに適用した場合の実施形態を示す図であり、図1は、回路図、図2および図3は、発光膜の形成工程を示す断面図である。なお、以下の説明では、図3(e)の完成状態(半完成状態)の有機ELパネル2も、図2(a)〜図3(d)の製造途中の有機ELパネル2も、共に有機ELパネル2と呼ぶ。
これらの図に示す有機ELパネル2は、板状の基材621と、この基材621の一方の面側に形成された図1に示す電子回路600とを有している。基材621は、例えばガラス、プラスチック等の絶縁材料で構成された絶縁性の板状部材である。
図1に示すように、有機ELパネル2には、複数の走査線631と、これら走査線631に対して交差する方向に延びる複数の信号線632と、これら信号線632に並列に延びる複数の共通給電線633とが設けられている。また、走査線631及び信号線632の各交点毎に、画素領域603が設けられている。
信号線632に対しては、シフトレジスタ、レベルシフタ、ビデオライン、アナログスイッチを備えるデータ側駆動回路601が設けられている。また、走査線631に対しては、シフトレジスタおよびレベルシフタを備える走査側駆動回路602が設けられている。
画素領域603の各々には、走査線631を介して走査信号がゲート電極に供給されるスイッチング薄膜トランジスタ643と、このスイッチング薄膜トランジスタ643を介して信号線632から供給される画像信号を保持する保持容量651と、該保持容量651によって保持された画像信号がゲート電極に供給されるカレント薄膜トランジスタ644と、このカレント薄膜トランジスタ644を介して共通給電線633に電気的に接続したときに共通給電線633から駆動電流が流れ込む画素電極642と、この画素電極642と反射電極652との間に挟み込まれた発光膜(発光層)641とが設けられている。
このような有機ELパネル2では、走査線631が駆動されてスイッチング薄膜トランジスタ643がオンとなると、その時の信号線632の電位が保持容量651に保持され、該保持容量651の状態に応じて、カレント薄膜トランジスタ644のオン・オフ状態が決まる。そして、カレント薄膜トランジスタ644のチャネルを介して、共通給電線633から画素電極642に電流が流れ、さらに発光膜641を通じて反射電極652に電流が流れるから、発光膜641は、これを流れる電流量に応じて発光する。
図3(e)に示すように、有機ELパネル2には、さらに、ゲート絶縁膜720と、
層間絶縁膜730と、中継電極733、734と、層間絶縁膜740とがさらに設けられている。
本実施形態の有機ELパネル2では、信号線632や共通配線633等の配線を利用して、画素領域603(発光膜641)を囲むバンク611が形成されているが、このような構成に限らず、バンク611は、信号線632や共通配線633等の配線を利用しないで形成されたものでもよい。
このような有機ELパネル2の発光膜641は、インクジェット法によって形成されたものである。以下、図2および図3に基づき、発光膜641の形成工程について説明する。
図2(a)に示すように、液滴吐出ヘッド(インクジェットヘッド)3を用いて、この液滴吐出ヘッド3のノズル31から液状材料612Aの液滴を吐出し、バンク611で囲まれた各画素領域603に液状材料612Aを付与する。この液状材料612Aは、発光膜641の下層部分に当たる正孔注入層641Aを形成するため材料を溶媒(または分散媒)に溶解(または分散)させてなるものである。
液滴吐出ヘッド3は、公知のインクジェットヘッドを用いることができ、駆動素子が圧電アクチュエータのもの、静電アクチュエータのもの、電気熱変換素子のもの、のいずれでもよい。
画素領域603に液状材料612Aを付与した後、有機ELパネル2に対し加熱あるいは光照射を行うことにより、画素領域603内の液状材料612A中の溶媒または分散媒を蒸発させて液状材料612Aを固化または硬化させる。これにより、図2(b)に示すように、画素電極642上に、正孔注入層641Aが形成される。なお、図2(a)および(b)の工程を必要に応じて繰り返し実行することにより、所望の厚さの正孔注入層641Aを形成することができる。
正孔注入層641Aの形成後、図3(c)に示すように、前記と同様の別の液滴吐出ヘッド3を用い、この液滴吐出へッド3のノズル31から液状材料612Bの液滴を吐出し、バンク611で囲まれた各画素領域603に液状材料612Bを付与する。この液状材料612Bは、発光膜641の上層部分に当たる有機半導体膜641Bを形成するため有機蛍光材料を溶媒(または分散媒)に溶解(または分散)させてなるものである。
画素領域603に液状材料612Bを付与した後、有機ELパネル2に対し加熱あるいは光照射を行うことにより、画素領域603内の液状材料612B中の溶媒または分散媒を蒸発させて液状材料612Bを固化または硬化させる。これにより、図3(d)に示すように、画素電極642上に、有機半導体膜641Bが形成される。なお、図3(c)および(d)の工程を必要に応じて繰り返し実行することにより、所望の厚さの有機半導体膜641Bを形成することができる。
以上のようにして発光膜641を形成した後、表面の全体に、若しくは表面にストライプ状に、反射電極652を形成することにより、有機ELパネル2が完成(半完成)する。
なお、発光膜641としては、発光効率(正孔注入率)がやや低下するものの、正孔注入層641Aを省略してもよい。また、正孔注入層641Aに代えて電子注入層を有機半導体膜641Bと反射電極652との間に形成してもよいし、あるいは、正孔注入層および電子注入層の双方を形成してもよい。
図4は、有機ELパネル2を裏面から見た図である。
本実施形態の有機ELパネル2は、大画面テレビの表示装置として用いられるものである。この有機ELパネル2は、1枚の基材621から、2枚製造される。すなわち、基材621に電子回路600や発光膜641等を形成した後、図4中の一点鎖線でしめす切断線200の位置で2枚に分割し、それぞれが有機ELパネル2となる。
図4に示すように、基材621の裏面、すなわち電子回路600の形成面側と反対側の面には、導電性を有する導電膜21が形成されている。なお、図4および図5中では、見易くするため、導電膜21の形成領域にハッチングを付して示す。すなわち、図4および図5中のハッチングは、断面を示すものではない。
導電膜21の構成材料は、導電性を有するものであればいかなるものでもよいが、例えばITO(インジウム−スズ酸化物)等の透明なものであるのが好ましい。これにより、有機ELパネル2が製品として使用される際に導電膜21が弊害を生じるのを確実に防止することができる。
導電膜21の形成位置は、特に限定されないが、図4に示すように、本実施形態では、切断される前の基材621の周縁部と、切断線200に沿った位置とに、帯状に形成されている。あるいは、図5に示す有機ELパネル2’のように、また、切断線200に沿った位置と、この切断線に平行な辺の縁部とにのみ導電膜21を形成してもよい。
図6は、インクジェット法により有機ELパネル2の基材621の裏面に導電膜21を形成する方法を説明するための側面図である。以下、同図を参照して、導電膜21を形成する方法の一例を説明する。
ITO等の導電性材料からなる導電性粒子を分散媒に分散させた液状材料(分散液)を用意し、前記と同様の公知の液滴吐出ヘッド3のノズル31からこの液状材料の液滴10を吐出しつつ、有機ELパネル2と液滴吐出ヘッド3とを相対的に移動させることにより、有機ELパネル2(基材621)の裏面に液状材料で描画する。その後、乾燥させて描画された液状材料中の分散媒を蒸発させることにより、液状材料が固化または硬化して、有機ELパネル2(基材621)の裏面に導電膜21が形成される。
上記のようなインクジェット法によって導電膜21を形成した場合には、導電膜21を所望のパターンで正確かつ容易に形成することができる。また、材料の無駄も少なく、低コストで導電膜21を形成することができる。
なお、導電膜21の形成方法は、インクジェット法に限定されず、蒸着法、イオンプレーティング法、スパッタリング法等によって形成してもよい。
図7は、有機ELパネル2の発光膜642を形成するためのインクジェット描画装置を示す側面図、図8は、図7に示すインクジェット描画装置における基板移動装置を示す正面図である。
前述した図2(a)および図3(c)の、発光膜641形成用の液状材料612A、612Bによる描画(パターニング)は、図7に示すインクジェット描画装置100を用いて行われる。
図7に示すように、インクジェット描画装置100は、1個または複数個の液滴吐出ヘッド3を搭載したヘッドキャリッジ30と、有機ELパネル2を移動させる基板移動装置1とを有している。インクジェット描画装置100では、基板移動装置1の作動により、このヘッドキャリッジ30の下で、2枚に分割される前の有機ELパネル2を面内方向に移動させながら液滴吐出ヘッド3のノズル31より液状材料612A、612Bの液滴を吐出することにより、描画(パターニング)を行う。
なお、図2(a)の工程と、図3(c)の工程とは、別々のインクジェット描画装置100で行ってもよいし、液状材料612Aを吐出する液滴吐出ヘッド3と、液状材料612Bを吐出する液滴吐出ヘッド3とをヘッドキャリッジ30に両方搭載することにより、共通のインクジェット描画装置100で両工程を行ってもよい。
このインクジェット描画装置100が備える基板移動装置1は、本体4と、この本体4上に設置された多数のローラー5とを有している。各ローラー5は、ローラー支持部6により回転可能に支持されている。有機ELパネル2は、これらのローラー5の上に載置される。すなわち、この基板移動装置1における基板支持部は、ローラー5で構成される。ローラー5は、図示しないモータによって駆動されて転動し、これにより、有機ELパネル2が図7中で左右方向に移動する。
図8は、基板移動装置1を、有機ELパネル2の移動方向に平行な方向から見た図である。図8に示すように、ローラー5は、3列に並んで配置されており、各列のローラー5は、それぞれ、2枚に分割される前の有機ELパネル2の導電膜21の形成領域を支持している。
本体4、ローラー5およびローラー支持部6は、少なくともそれらの表面付近が導電性材料(金属、金属粉末、金属化合物、カーボンブラック等)で構成されている。また、本体4とローラー支持部6との間、および、ローラー支持部6とローラー5との間も、導電可能になっている。そして、本体4は、接地(アース)されている。このような構成により、ローラー5は、ローラー支持部6および本体4を介して接地されている。
一般に、有機ELパネル2のような電子デバイス用基板に対してインクジェット法による描画(パターニング加工)を行うと、電子デバイス用基板が帯電し易い。これは、液滴吐出ヘッド3のノズル31から吐出される液滴がノズル31から千切れて離脱する際に帯電するので、電子デバイス用基板に膨大な数の液滴が着弾していくにつれ、電子デバイス用基板に電荷が溜まっていくからである。
これに対し、本発明では、上記のような基板移動装置1によって有機ELパネル2を移動させつつ描画を行うことにより、有機ELパネル2の基材621が電荷を帯びたとしても、その電荷を導電膜21およびローラー5を通して速やかに逃がすことができるので、基材621が帯電することを防止することができる。よって、静電気による弊害、例えば電子回路600中の薄膜トランジスタや薄膜ダイオードを破壊したり、空気中の塵を吸着したりすることを防止することができ、有機ELパネル2を製造するに際して、歩留まりおよび品質を向上することができる。
特に、本発明では、導電膜21にローラー5が接触して導電膜21の全体が接地されることとなって、接地される領域の面積を広くとることができるので、帯電除去効果が高く、基材621の帯電を確実に防止することができ、いかなる条件下でも上記効果を確実に発揮することができる。
また、本実施形態の導電膜21は、基板移動装置1における有機ELパネル2の移動方向に沿って帯状に形成された部分を有し、この部分がローラー5に接触することにより、有機ELパネル2が基板移動装置1上を移動しても、導電膜21とローラー5との接触状態を確実に維持することができるので、より高い帯電除去効果を発揮することができる。
また、本実施形態では、前述したように、2枚の有機ELパネル2に分割される際の切断線200を包含する領域に導電膜21を形成しているので、2枚の有機ELパネル2に分割された後は、その分割された有機ELパネル2のエッジ部分に導電膜21が位置するので、導電膜21が目立たず、導電膜21による弊害を生じにくくすることができる。
なお、図4および図5に示す例では、有機ELパネル2の移動方向に平行に形成された帯状の導電膜21の本数は3本であるが、この本数はこれに限定されるものではない。例えば携帯電話機用の有機ELパネルを製造する場合のように、多数枚に分割される場合には、その切断線も多数あるので、導電膜21の本数を増やすことができる。
本実施形態では、インクジェット描画装置100の基板移動装置1によって有機ELパネル2を移動させる工程が、除電移動工程に相当する。
本発明では、除電移動工程は、インクジェット法による描画の際の移動に限らず、電子デバイス用基板の製造過程におけるいかなる移動に適用してもよい。例えば、他の方式による薄膜形成加工、パターニング加工、表面処理加工、機械加工等のようないかなる加工における電子デバイス用基板の移動に適用してもよく、また、加工の際の移動に限らず、インクジェット描画装置100から乾燥装置(図示せず)へ電子デバイス用基板を搬送する場合のように、複数の製造装置間で電子デバイス用基板を搬送する場合に除電移動工程を適用してもよい。
また、除電移動工程を行う際の基板移動装置の構成も、いかなるものでもよく、例えば、図9および図10に示すような構成でもよい。
図9に示す基板移動装置1Aは、図7および図8基板移動装置1における3列のローラー5の列のうち、中央の列以外の2列がガイドレール7a、7bに置き換わったものに相当する。この基板移動装置1Aでは、ガイドレール7a、7bも基板支持部として機能する。中央の列のローラー5の転動によって有機ELパネル2が搬送される際、有機ELパネル2の左右の両端は、ガイドレール7a、7bに対し摺動する。これにより、有機ELパネル2は、移動方向へ直進するように案内される。
ガイドレール7a、7bは、少なくともそれらの表面付近が導電性材料(金属、金属粉末、金属化合物、カーボンブラック等)で構成されている。また、本体4とガイドレール7a、7bとの間も、導電可能になっている。そして、本体4は、接地(アース)されている。このような構成により、ガイドレール7a、7bは、本体4を介して接地されている。
このような基板移動装置1Aによれば、搬送中の有機ELパネル2の基材621が電荷を帯びたとしても、その電荷を導電膜21およびガイドレール7a、7bを通して速やかに逃がすことができるので、前記と同様の効果が得られる。
図10に示す基板移動装置1Bは、本体4と、本体4上に複数設置された吸着部8と、本体4を移動させる移動機構9とを有している。この基板移動装置1Bでは、吸着部8が基板支持部として機能する。
吸着部8は、本体4の上面から突出するように設けられており、その上端面には、吸引口81が形成されている。本体4内部には、各吸引口81に連通する吸引流路(図示せず)が形成されており、この吸引流路は、図示しない真空ポンプに接続されている。この真空ポンプを作動することにより、吸着部8上に載置された有機ELパネル2を真空吸着して、本体4に固定することができる。
移動機構9は、送りねじ91と、この送りねじ91を回転させるモータ92と、本体4に固定され、送りねじ91に螺合する螺合部93とを有している。モータ92の駆動によって送りねじ91が回転することにより、本体4が図中の左右に移動する。これにより、有機ELパネル2を搬送することができる。
吸着部8は、少なくともそれらの表面付近が導電性材料(金属、金属粉末、金属化合物、カーボンブラック等)で構成されている。また、本体4と吸着部8との間も、導電可能になっている。そして、本体4は、接地(アース)されている。このような構成により、吸着部8は、本体4を介して接地されている。
このような基板移動装置1Bによれば、搬送中の有機ELパネル2の基材621が電荷を帯びたとしても、その電荷を導電膜21および吸着部8を通して速やかに逃がすことができるので、前記第1実施形態と同様の効果が得られる。
図11は、有機ELパネル2と、この有機ELパネル2を収納するケーシング11とを備えた有機EL表示装置の分解斜視図である。
図11に示すように、プラスチック材料で構成された浅い凹状のケーシング11内に有機ELパネル2を装着することにより、有機EL表示装置12が構成される。ケーシング11の内面には、導電性の被膜111が形成されている。図11中では、見易くするため、導電膜21や被膜111の形成領域にハッチングを付して示す。ケーシング11の内面に被膜111を形成する方法は、特に限定されず、例えば、Agペーストの塗布により容易に形成することができる。
有機ELパネル2をケーシング11内に装着した状態では、ケーシング11内面の被膜111と有機ELパネル2の裏面の導電膜21とが接触する。図1に示すように、有機ELパネル2では、電子回路600のグランド604と導電膜21とが電気的に接続され、導通している。よって、有機EL表示装置12においては、ケーシング11内面の被膜111は、導電膜21を介して、電子回路600のグランド604と導通している。これにより、ケーシング11内面の被膜111は、電磁波や電界を遮蔽するシールドとして有効に機能するので、EMC対策に寄与することができる。
図12は、図11に示す有機EL表示装置12を備えた薄型テレビ13を示す斜視図である。同図に示すように、図11の有機EL表示装置12は、薄型テレビ13などに適用することができる。
上述したように、導電膜21は、有機ELパネル2の製造過程においては、静電気による弊害を防止し、歩留まりおよび品質の向上に寄与する。さらに、有機EL表示装置12や薄型テレビ13のような製品になった後は、導電膜21は、有機ELパネル2の電子回路600のグランド604をケーシング11内面の被膜111に導通させる機能を発揮するので、被膜111をシールドとして有効に機能させることができ、EMC対策に寄与する。
以上、本発明の電子デバイス用基板、電子デバイス、電子デバイスの製造方法および電子機器を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。
上述した実施形態では、本発明の電子デバイス用基板を有機ELパネルに適用した場合について説明したが、これに限らず、液晶パネル、電気泳動表示パネル、プラズマディスプレイパネル、電子回路基板等の各種の電子デバイス用基板に適用することができる。
また、本発明の電子デバイスも、有機EL表示装置に限らず、液晶表示装置、電気泳動表示装置、PDP表示装置等の各種の電子デバイスに適用することができる。
また、本発明の電子機器は、薄型テレビに限らず、ノート型あるいはデスクトップ型のパーソナルコンピュータ、携帯電話機、デジタルカメラ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニタ、電子双眼鏡、POS端末、タッチパネルを備えた機器(例えば金融機関のキャッシュディスペンサー、自動券売機)、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電表示装置、超音波診断装置、内視鏡用表示装置)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシュミレータ、その他各種モニタ類、プロジェクター等の投射型表示装置等に適用することができる。。
また、本発明における除電移動工程を行う際には、従来より公知の他の帯電除去方法と併用してもよい。その場合、併用する他の帯電除去方法としては、例えば、特開平5−243187号公報に開示されたイオン化ガスを吹き付ける方法、特開平7−733991号公報および特開平7−130488号公報に開示された湿度の高いガスを吹き付ける方法、特開2001−7187号公報に開示された複数の通孔から除電ガスを供給する方法、特開2001−343632号公報に開示された研磨液シャワーで除電する方法、特開2004−311048号公報に開示された軟X線を使用する方法などが挙げられる。
本発明の電子デバイス用基板を有機ELパネルに適用した場合の実施形態を示す回路図。 本発明の電子デバイス用基板を有機ELパネルに適用した場合の実施形態の発光膜の形成工程を示す断面図。 本発明の電子デバイス用基板を有機ELパネルに適用した場合の実施形態の発光膜の形成工程を示す断面図。 有機ELパネルを裏面から見た図。 有機ELパネルを裏面から見た図。 インクジェット法により有機ELパネルの基材の裏面に導電膜を形成する方法を説明するための側面図。 有機ELパネルの発光膜を形成するためのインクジェット描画装置を示す側面図。 図7に示すインクジェット描画装置における基板移動装置を示す正面図。 基板移動装置の他の構成例を示す正面図。 基板移動装置のさらに他の構成例を示す斜視図。 有機ELパネルと、この有機ELパネルを収納するケーシングとを備えた有機EL表示装置の分解斜視図。 図11に示す有機EL表示装置を備えた薄型テレビを示す斜視図。
符号の説明
1、1A、1B……基板移動装置 100……インクジェット描画装置 2……有機ELパネル 21……導電膜 200……切断線 3……液滴吐出ヘッド 30……ヘッドキャリッジ 31……ノズル 4……本体 5……ローラー 6……ローラー支持部 7a、7b……ガイドレール 8……吸着部 81……吸引口 9……移動機構 91……送りねじ 92……モータ 93……螺合部 10……液滴 11……ケーシング 111……被膜 12……有機EL表示装置 13……薄型テレビ 600……電子回路 601……データ側駆動回路 602……走査側駆動回路 603……画素領域 604……グランド 611……バンク 612A、612B……液状材料 621……基材 631……走査線 632……信号線 633……共通給電線 641……発光膜 641A……正孔注入層 641B……有機半導体膜 642……画素電極 643……スイッチング薄膜トランジスタ 644……カレント薄膜トランジスタ 651……保持容量 652……反射電極 720……ゲート絶縁膜 730……層間絶縁膜 733、734……中継電極 740……層間絶縁膜

Claims (13)

  1. 絶縁性の板状の基材と、前記基材の一方の面側に形成された電子回路とを備えた電子デバイス用基板であって、
    前記基材の他方の面の一部に形成された導電性の導電膜を備え、
    導電性を有しかつ接地された基板支持部を前記導電膜に当接させて前記電子デバイス用基板を支持した状態で前記電子デバイス用基板を移動させることにより、前記基材に帯電した電荷を除去しつつ前記電子デバイス用基板を移動させる除電移動工程を含む製造工程を経て得られたものであることを特徴とする電子デバイス用基板。
  2. 前記電子回路のグランドと前記導電膜とが電気的に接続されている請求項1に記載の電子デバイス用基板。
  3. 前記除電移動工程において前記電子デバイス用基板を移動させながら加工を施す工程を経て製造されたものである請求項1または2に記載の電子デバイス用基板。
  4. 前記加工は、膜形成用の液状材料を液滴として吐出する液滴吐出ヘッドに対して前記電子デバイス用基板を移動させることにより、前記電子デバイス用基板の一方の面側に所定のパターンを描画する加工である請求項3に記載の電子デバイス用基板。
  5. 前記導電膜は、前記基材の他方の面の周縁部の全周または一部に形成されている請求項1ないし4のいずれかに記載の電子デバイス用基板。
  6. 前記導電膜は、前記除電移動工程における前記電子デバイス用基板の移動方向に沿って帯状に形成された部分を有する請求項1ないし5のいずれかに記載の電子デバイス用基板。
  7. 前記除電移動工程の後、前記導電膜が形成された帯状の領域内に包含される切断線で複数枚に分割されてなる請求項1ないし6のいずれかに記載の電子デバイス用基板。
  8. 前記導電膜は、導電性粒子を含有した液状材料を液滴として吐出する液滴吐出ヘッドを用いて前記基材の他方の面に前記液状材料を付与し、該液状材料を固化または硬化させることによって形成されたものである請求項1ないし7のいずれかに記載の電子デバイス用基板。
  9. 前記導電膜は、前記電子デバイス用基板を収納するケーシングであってその内面に導電性の被膜が形成されたケーシング内に装着したときに、前記ケーシングの内面の前記被膜に接触するような位置に形成されている請求項1ないし8のいずれかに記載の電子デバイス用基板。
  10. 請求項1ないし9のいずれかに記載の電子デバイス用基板と、
    前記電子デバイス用基板を収納するケーシングであって、その内面に導電性の被膜が形成されたケーシングとを備え、
    前記導電膜が前記ケーシングの内面の前記被膜に接触した状態で前記電子デバイス用基板が前記ケーシングに収納されていることを特徴とする電子デバイス。
  11. 前記電子デバイス用基板の前記電子回路のグランドと、前記導電膜とが電気的に接続されており、これにより、前記電子回路のグランドと前記ケーシングの内面の前記被膜とが導通している請求項10に記載の電子デバイス。
  12. 絶縁性の板状の基材と該基材の一方の面側に形成された電子回路とを備えた電子デバイス用基板の前記基材の他方の面の一部に形成した導電性の導電膜に、導電性を有しかつ接地された基板支持部を当接させた状態で、前記電子デバイス用基板を前記基板支持部により支持しながら前記電子デバイス用基板を移動させることにより、前記基材に帯電した電荷を除去しつつ前記電子デバイス用基板を移動させる工程を含む製造工程によって前記電子デバイス用基板を完成させる工程と、
    その内面に導電性の被膜が形成されたケーシングに、前記導電膜が前記ケーシングの内面の前記被膜に接触するように前記電子デバイス用基板を前記ケーシング内に設置する工程とを備えることを特徴とする電子デバイスの製造方法。
  13. 請求項10または11に記載の電子デバイスを備えたことを特徴とする電子機器。
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