JP2006277538A - 車両間通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 太陽光により危険な状態にある場合に、自車両の位置情報を確実に他車両に伝える。
【解決手段】 所定以上の照度が検出された場合に、車両の現在位置における進行方向から運転者の視界範囲を算出し、その視界範囲内に、その地点と日時において太陽が存在するか否かを判断し、存在する場合には消失現象が発生する可能性があると判断できるので、運転者にその旨を警告すると共に、他車両に対して、通常の車車間通信による自車位置(現在位置)の送信間隔よりも短い間隔で自車両位置のデータを送信する。
【選択図】 図8
【解決手段】 所定以上の照度が検出された場合に、車両の現在位置における進行方向から運転者の視界範囲を算出し、その視界範囲内に、その地点と日時において太陽が存在するか否かを判断し、存在する場合には消失現象が発生する可能性があると判断できるので、運転者にその旨を警告すると共に、他車両に対して、通常の車車間通信による自車位置(現在位置)の送信間隔よりも短い間隔で自車両位置のデータを送信する。
【選択図】 図8
Description
本発明は、車両間通信装置係り、例えば、検出した現在位置の情報を他車両に送信する車両間通信装置に関する。
近年、車両と車両との間における通信(車々間通信)に関する技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、車車間通信により他車両の位置情報を受信し、その受信した他車両の位置を地図上に表示することで、安全運転を支援することについて提案されている。
また、特許文献1では、車両が高速走行しているときには短い送信周期にて車両に関する情報を送信し、低速走行しているときには長い送信周期にて車両に関する情報を送信することによって、通信に支障ない程度の収容台数を確保する、という通信方法に関する提案もされている。
例えば、特許文献1には、車車間通信により他車両の位置情報を受信し、その受信した他車両の位置を地図上に表示することで、安全運転を支援することについて提案されている。
また、特許文献1では、車両が高速走行しているときには短い送信周期にて車両に関する情報を送信し、低速走行しているときには長い送信周期にて車両に関する情報を送信することによって、通信に支障ない程度の収容台数を確保する、という通信方法に関する提案もされている。
ところで、車車間通信を利用して安全運転などの支援を行う場合、危険が多く存在する場面においては頻繁なデータの送受信を行い、その危険の要因となる事象をいち早く知ることが望まれる。これは、あるデータを受信してから次のデータを受信するまでの間が長いと、その間に発生した危険要因を認識することができないためである。
そして、危険の可能性がある場合における車車間通信では、最低限の情報として車両が存在していることを他車両に確実に知らせることが必要になる。
そして、危険の可能性がある場合における車車間通信では、最低限の情報として車両が存在していることを他車両に確実に知らせることが必要になる。
しかし、上記特許文献記載技術では、走行速度により送信間隔を制御するのみであり、危険性の大小にかかわりなく送信間隔が制御されているため、通信による情報伝送が間に合わない可能性がある。
つまり、危険な状態にある又はなる可能性があっても、車両の存在を他車両に確実に知らせることができない場合があった。
つまり、危険な状態にある又はなる可能性があっても、車両の存在を他車両に確実に知らせることができない場合があった。
そこで本発明は、太陽光により危険な状態にある又はなる可能性がある場合において、自車両の位置情報を確実に他車両に伝えることが可能な車両間通信装置を提供することを目的とする。
(1)請求項1記載の発明では、車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、車両外の照度を検出する照度検出手段と、前記検出した自車両の現在位置を所定間隔で他車両に送信すると共に、当該他車両からその現在位置を受信する車車間通信手段と、運転者の視界の範囲を算出する視界範囲算出手段と、前記検出した現在位置と現在の時刻とから車両に対する太陽の方向を算出する太陽方向算出手段と、を備え、前記車車間通信手段は、前記検出した照度が所定値を超えており、かつ前記算出した太陽の方向が前記算出した視界の範囲内に存在する場合、前記所定間隔よりも短い間隔で、又は前記所定間隔にかかわらず、現在位置を送信する、ことを特徴とする車両間通信装置とする。
(2)請求項2に記載した発明では、請求項1に記載の車両間通信装置において、表示装置と、前記表示装置の道路表示画面に、自車両位置及び前記受信した他車両の現在位置を表示する表示制御手段と、を備えることを特徴とする。
(3)請求項3に記載した発明では、請求項1又は請求項2に記載の車両間通信装置において、前記視界範囲算出手段は、前記検出した現在位置よりも所定距離だけ前方位置における視界範囲を算出し、前記太陽方向算出手段は、前記前方位置における太陽の方向を算出し、前記車車間通信手段は、前記検出した照度が所定値を超えており、前記前方位置における太陽の方向が該位置における視界範囲内に存在する場合、前記所定間隔よりも短い間隔で、又は前記所定間隔にかかわらず、現在位置を送信する、ことを特徴とする。
(4)請求項4に記載した発明では、請求項1、請求項2又は請求項3に記載の車両間通信装置において、前記車車間通信手段は、前記検出した照度が所定値を超えており、前記算出した太陽の方向が前記算出した視界の範囲内に存在し、かつ、現在走行中の道路と異なる道路で太陽の方向と交差する道路が存在する場合に、前記所定間隔よりも短い間隔で、又は前記所定間隔にかかわらず、現在位置を送信する、ことを特徴とする。
(5)請求項5に記載した発明では、請求項1、請求項2又は請求項3に記載の車両間通信装置において、前記車車間通信手段は、前記検出した照度が所定値を超えており、前記算出した太陽の方向が前記算出した視界の範囲内に存在し、かつ、現在走行中の道路と異なる道路で太陽の方向と交差する道路が存在し、かつ、他車両から受信した現在位置が当該交差する地点から所定距離内に存在する場合に、前記所定間隔よりも短い間隔で、又は前記所定間隔にかかわらず、現在位置を送信する、ことを特徴とする。
(6)請求項6に記載した発明では、請求項1から請求項5のうちのいずれか1の請求項に記載の車両間通信装置において、前記車車間通信手段で、前記所定間隔よりも短い間隔で、又は前記所定間隔にかかわらず、現在位置を送信する場合、注意を喚起する注意喚起手段と、を備えることを特徴とする。
(7)請求項7に記載した発明では、請求項1から請求項6のうちのいずれか1の請求項に記載の車両間通信装置において、前記車車間通信手段は、前記所定間隔よりも短い間隔で、又は前記所定間隔にかかわらず、現在位置を送信する場合、前記自車両に対する注意を喚起する注意喚起情報を併せて送信することを特徴とする。
(2)請求項2に記載した発明では、請求項1に記載の車両間通信装置において、表示装置と、前記表示装置の道路表示画面に、自車両位置及び前記受信した他車両の現在位置を表示する表示制御手段と、を備えることを特徴とする。
(3)請求項3に記載した発明では、請求項1又は請求項2に記載の車両間通信装置において、前記視界範囲算出手段は、前記検出した現在位置よりも所定距離だけ前方位置における視界範囲を算出し、前記太陽方向算出手段は、前記前方位置における太陽の方向を算出し、前記車車間通信手段は、前記検出した照度が所定値を超えており、前記前方位置における太陽の方向が該位置における視界範囲内に存在する場合、前記所定間隔よりも短い間隔で、又は前記所定間隔にかかわらず、現在位置を送信する、ことを特徴とする。
(4)請求項4に記載した発明では、請求項1、請求項2又は請求項3に記載の車両間通信装置において、前記車車間通信手段は、前記検出した照度が所定値を超えており、前記算出した太陽の方向が前記算出した視界の範囲内に存在し、かつ、現在走行中の道路と異なる道路で太陽の方向と交差する道路が存在する場合に、前記所定間隔よりも短い間隔で、又は前記所定間隔にかかわらず、現在位置を送信する、ことを特徴とする。
(5)請求項5に記載した発明では、請求項1、請求項2又は請求項3に記載の車両間通信装置において、前記車車間通信手段は、前記検出した照度が所定値を超えており、前記算出した太陽の方向が前記算出した視界の範囲内に存在し、かつ、現在走行中の道路と異なる道路で太陽の方向と交差する道路が存在し、かつ、他車両から受信した現在位置が当該交差する地点から所定距離内に存在する場合に、前記所定間隔よりも短い間隔で、又は前記所定間隔にかかわらず、現在位置を送信する、ことを特徴とする。
(6)請求項6に記載した発明では、請求項1から請求項5のうちのいずれか1の請求項に記載の車両間通信装置において、前記車車間通信手段で、前記所定間隔よりも短い間隔で、又は前記所定間隔にかかわらず、現在位置を送信する場合、注意を喚起する注意喚起手段と、を備えることを特徴とする。
(7)請求項7に記載した発明では、請求項1から請求項6のうちのいずれか1の請求項に記載の車両間通信装置において、前記車車間通信手段は、前記所定間隔よりも短い間隔で、又は前記所定間隔にかかわらず、現在位置を送信する場合、前記自車両に対する注意を喚起する注意喚起情報を併せて送信することを特徴とする。
本発明では、検出した照度が所定値を超えており、かつ太陽の方向が視界の範囲内に存在する場合、通常の間隔よりも短い間隔、又は通常の間隔にかかわらず、現在位置を送信するようにしたので、確実に車両の現在位置を他車両に送信して知らせることができる。
以下、本発明の車両間通信装置における好適な実施の形態について、図1から図10を参照して詳細に説明する。
(1)実施形態の概要
本実施形態の車両間通信装置では、晴れていて太陽光による消失現象が発生する可能性のある天候か否かを、照度計による照度から判断する。所定以上の照度が検出された場合に、車両の現在位置(現在位置から進行方向前方の所定距離の範囲を含む、以下同じ)における車両の進行方向から運転者の視界範囲を算出する。
更に、運転者の視界範囲内に、その地点と日時において太陽が存在するか否かを判断し、存在する場合には消失現象が発生する可能性があると判断できる。
(1)実施形態の概要
本実施形態の車両間通信装置では、晴れていて太陽光による消失現象が発生する可能性のある天候か否かを、照度計による照度から判断する。所定以上の照度が検出された場合に、車両の現在位置(現在位置から進行方向前方の所定距離の範囲を含む、以下同じ)における車両の進行方向から運転者の視界範囲を算出する。
更に、運転者の視界範囲内に、その地点と日時において太陽が存在するか否かを判断し、存在する場合には消失現象が発生する可能性があると判断できる。
そこで、車両間通信装置では、消失により他車両を認識し損なう可能性があるため、運転者にその旨を警告すると共に、他車両に対して、通常の車車間通信による自車位置(現在位置)の送信間隔よりも短い間隔で自車両位置のデータを送信する。
なお、通常の車車間通信の間隔に関わらす、直ちに自車位置のデータを他車両に送信し、以後太陽が視界範囲外となるまで、通常間隔よりも短い間隔で送信するようにしてもよい。
なお、通常の車車間通信の間隔に関わらす、直ちに自車位置のデータを他車両に送信し、以後太陽が視界範囲外となるまで、通常間隔よりも短い間隔で送信するようにしてもよい。
本実施形態では、運転者の視界範囲内に太陽があるため通常よりも短い間隔で自車位置を送信する場合、送信データには自車位置に加えて、自車位置が太陽光により視界が良くない位置にいる車両であることを他社に警告するための警告情報を付加して送信する。
これを受信した車両は、自車両(受信した車両にとっての他車両)の位置を表示画面上に表示すると共に、自車両の表示マークを赤で点滅させる等の警告表示を行うことで、運転者にその車両が自車両を認識していない可能性がある旨の警告をすることができる。
これを受信した車両は、自車両(受信した車両にとっての他車両)の位置を表示画面上に表示すると共に、自車両の表示マークを赤で点滅させる等の警告表示を行うことで、運転者にその車両が自車両を認識していない可能性がある旨の警告をすることができる。
(2)実施形態の詳細
図1は、本実施形態における車両間通信装置の構成を表したものである。
この図1に示されるように、車両間通信装置は、車車間通信制御装置10、車車間通信装置11、アンテナ12、現在位置検出装置13、GPS受信装置14、地図DB(データーベース)15、ナビゲーション装置16、表示装置17、音声出力装置18、照度センサ19、その他の装置(速度センサ、加速度センサ等)を備えている。
図1は、本実施形態における車両間通信装置の構成を表したものである。
この図1に示されるように、車両間通信装置は、車車間通信制御装置10、車車間通信装置11、アンテナ12、現在位置検出装置13、GPS受信装置14、地図DB(データーベース)15、ナビゲーション装置16、表示装置17、音声出力装置18、照度センサ19、その他の装置(速度センサ、加速度センサ等)を備えている。
車車間通信制御装置10は、本実施形態における車車間通信全体を管理、制御する。
車車間通信制御装置10は、CPUを備え、図示しない各種プログラムやデータが格納されたROM、作業領域として使用されるRAM、車車間通信用の通信データが格納される受信データキャッシュ(記憶媒体)、外部記憶装置、インターフェイス部、時計等を備えたコンピュータシステムで構成されている。
本実施形態では、車車間通信処理プログラム、送信間隔決定処理プログラム、送信間隔減少条件判別処理プログラム、データ受信処理プログラム等のサブルーチンプログラムを含む各種プログラムがROMに格納されている。
車車間通信制御装置10は、CPUを備え、図示しない各種プログラムやデータが格納されたROM、作業領域として使用されるRAM、車車間通信用の通信データが格納される受信データキャッシュ(記憶媒体)、外部記憶装置、インターフェイス部、時計等を備えたコンピュータシステムで構成されている。
本実施形態では、車車間通信処理プログラム、送信間隔決定処理プログラム、送信間隔減少条件判別処理プログラム、データ受信処理プログラム等のサブルーチンプログラムを含む各種プログラムがROMに格納されている。
車車間通信装置11は、車車間通信制御装置10による制御のもと、自車両から所定距離内に存在する他の車両との間で、自車両位置からなる主情報と付加情報が送受信される。情報(通信データ)の送受信は、アンテナ12を介して行われるようになっている。
本実施形態における車車間通信装置11は、通信データをブロードキャストを用いて複数の車両に対して送信するようになっているが、マルチキャスト等により通信データを複数の車両に対して送信するようにしてもよい。
本実施形態における車車間通信装置11は、通信データをブロードキャストを用いて複数の車両に対して送信するようになっているが、マルチキャスト等により通信データを複数の車両に対して送信するようにしてもよい。
図2は、車車間通信により送受信される通信データの内容を例示したものである。
通信データは、図2(a)に例示するフレーム構造となっている。
図2(a)において、主情報は、主情報IDと主情報内容の対で構成される。
同様に、付加情報は、付加情報IDと付加情報内容の対で構成される。
付加情報については、主情報に続けて複数付加することが可能になっている。
付加情報としては、自車両が受信した他車両の情報(主情報、不可情報)が付加される。付加情報としては、さらに、自車両が太陽光消失により他車両の認識ができていない可能性があることを示す認識不可警告情報も付加可能である。
通信データは、図2(a)に例示するフレーム構造となっている。
図2(a)において、主情報は、主情報IDと主情報内容の対で構成される。
同様に、付加情報は、付加情報IDと付加情報内容の対で構成される。
付加情報については、主情報に続けて複数付加することが可能になっている。
付加情報としては、自車両が受信した他車両の情報(主情報、不可情報)が付加される。付加情報としては、さらに、自車両が太陽光消失により他車両の認識ができていない可能性があることを示す認識不可警告情報も付加可能である。
主情報を構成する主情報IDは、主情報を一意に識別するための識別子である。
この主情報IDは、車車間通信システムが申し込み制である場合には申し込み時にシステム運用主体から付与されたり、申し込み時に重複しないことを条件にユーザが設定する等が可能である。
また、予め各車両間通信装置毎に主情報IDを設定しておくようにしてもよい。
この主情報IDは、車車間通信システムが申し込み制である場合には申し込み時にシステム運用主体から付与されたり、申し込み時に重複しないことを条件にユーザが設定する等が可能である。
また、予め各車両間通信装置毎に主情報IDを設定しておくようにしてもよい。
主情報内容は、主情報IDで識別される情報の内容であり、その内容は図2(b)に例示されているように、車両ID、緯度、経度、高度、方位、速度、加速度、時刻、道路ID等から構成される。
なお、認識不可警告情報を主情報に含めるようにしてもよい。この場合、認識不可警告をする場合に該当箇所にフラグを立てるようにすればよい。
なお、認識不可警告情報を主情報に含めるようにしてもよい。この場合、認識不可警告をする場合に該当箇所にフラグを立てるようにすればよい。
主情報内容の車両IDは、車両を一意に識別するための識別子であり、例えば、登録番号などが該当する。
緯度は、自車の緯度を表し、例えば、16450127[1/128秒]というように表される。
経度は、自車の経度を表し、例えば、64406014[1/128秒]というように表される。
高度は、自車の高度を表し、例えば、500[m]というように表される。
方位は、自車の進行方位を表し、例えば、90[°]というように表される。
速度は、自車の速度を表し、例えば、17[m/s]というように表される。
加速度は、自車の加速度を表し、例えば、2[m/s2]というように表される。
時刻は、自車情報の(上記緯度、経度等の車両位置を検出した際の)時刻を表し、例えば、UTC時刻であらわされる。
道路IDは、自車が走行中の道路を識別するための識別子で、例えば、道路リンクを一意に表す順序番号で特定され、地図DB15に格納されている道路情報における道路IDが使用される。
緯度は、自車の緯度を表し、例えば、16450127[1/128秒]というように表される。
経度は、自車の経度を表し、例えば、64406014[1/128秒]というように表される。
高度は、自車の高度を表し、例えば、500[m]というように表される。
方位は、自車の進行方位を表し、例えば、90[°]というように表される。
速度は、自車の速度を表し、例えば、17[m/s]というように表される。
加速度は、自車の加速度を表し、例えば、2[m/s2]というように表される。
時刻は、自車情報の(上記緯度、経度等の車両位置を検出した際の)時刻を表し、例えば、UTC時刻であらわされる。
道路IDは、自車が走行中の道路を識別するための識別子で、例えば、道路リンクを一意に表す順序番号で特定され、地図DB15に格納されている道路情報における道路IDが使用される。
不可情報を構成する、付加情報IDは、付加する情報を一意に識別するための識別子が使用される。この場合の不可情報は、情報IDを一部に含めるようにしてもよい。
付加情報内容として付加する情報の内容としては、主情報内容と同様に、車両ID、緯度、経度、高度、方位、速度、加速度、時刻、道路ID等から構成される。
付加情報内容として付加する情報の内容としては、主情報内容と同様に、車両ID、緯度、経度、高度、方位、速度、加速度、時刻、道路ID等から構成される。
図1において、現在位置検出装置13は、車両間通信装置が搭載される車両の現在位置(緯度、経度からなる絶対座標値)を検出するためのものである。
本実施形態の現在位置検出装置13は、GPS(Global Positioning System)受信装置14で受信する人工衛星からの受信情報を利用して車両の位置を測定するようになっているが、地磁気を検出して車両の方位を求める地磁気センサ、ジャイロセンサ、速度センサ等の1又は複数を使用するようにしてもよい。
本実施形態の現在位置検出装置13は、GPS(Global Positioning System)受信装置14で受信する人工衛星からの受信情報を利用して車両の位置を測定するようになっているが、地磁気を検出して車両の方位を求める地磁気センサ、ジャイロセンサ、速度センサ等の1又は複数を使用するようにしてもよい。
地図DB(データーベース)15には、ナビゲーション装置16で経路探索を行う場合や、経路案内、現在地を表示装置17に表示する場合に使用される地図情報や、道路情報が格納される。
道路情報は、各道路毎の道路ID、交差点番号等から構成される。この道路IDは、車車間通信における主情報内容、付加情報内容として使用される。
また地図DB15には、太陽の方向を計算するために必要な太陽赤緯などの数値データも格納されている。
道路情報は、各道路毎の道路ID、交差点番号等から構成される。この道路IDは、車車間通信における主情報内容、付加情報内容として使用される。
また地図DB15には、太陽の方向を計算するために必要な太陽赤緯などの数値データも格納されている。
図3は、地図DB15にに格納されている太陽方位データテーブルのデータフォーマットを例示したものである。
地図DB15に格納されている地図データは、メッシュ単位で管理されており、そのメッシュ単位毎に太陽方位データテーブルが格納されている。
この図3において、日数は1月1日からの経過日数を表し、時刻はその日の時刻を表している。
地図DB15に格納されている地図データは、メッシュ単位で管理されており、そのメッシュ単位毎に太陽方位データテーブルが格納されている。
この図3において、日数は1月1日からの経過日数を表し、時刻はその日の時刻を表している。
太陽方位データテーブルの各セルには、「上下角,左右角」でデータが格納されている。
上下角は、水平方向を0度とし、上方を正、下方を不として、−90〜90で表現される。
また、左右角は、北を0度とし、東方向を正、西方向を負として、−179〜180で表現される。
上下角は、水平方向を0度とし、上方を正、下方を不として、−90〜90で表現される。
また、左右角は、北を0度とし、東方向を正、西方向を負として、−179〜180で表現される。
図1において、ナビゲーション装置16は、入力手段から入力された出発地又は現在位置検出装置13で検出した現在位置から入力された目的地までの走行経路の探索、探索した走行経路の音声や画像による案内、経路探索されていない場合の車両周辺の地図の表示と現在位置の表示等の各種ナビゲーション機能を実現する。
表示装置17は、ナビゲーション装置16で探索された走行経路や、車車間通信で受信した他車両の現在位置を地図や道路上に表示するための装置で、液晶表示装置等各種の表示装置が使用される。
また、表示装置17には、消失により他車両を認識し損なう可能性があると判断された場合に、運転者にその旨を警告するための警告表示もされるようになっている。
また、表示装置17には、消失により他車両を認識し損なう可能性があると判断された場合に、運転者にその旨を警告するための警告表示もされるようになっている。
音声出力装置18は、ナビゲーション装置16による音声案内が出力されるほか、消失により他車両を認識し損なう可能性があると判断された場合に、運転者にその旨を警告するための警告音声も出力されるようになっている。
本実施形態の音声出力装置18は、スピーカを備えており、このスピーカは車両に搭載されたオーディオ用のスピーカを兼ねるようにしてもよい。
本実施形態の音声出力装置18は、スピーカを備えており、このスピーカは車両に搭載されたオーディオ用のスピーカを兼ねるようにしてもよい。
照度センサ19は、照度を検出するためのセンサである。
照度センサ19で検出される照度が所定値以上である場合に、車車間通信制御装置10において直射日光ありと判断される。本実施形態では、所定値として、10000ルクスが予め設定されているが、運転車の好みにより変更可能にしてもよい。
本実施形態において、照度センサ19は車両外の照度を検出するが、運転者の感じる照度を検出するために車両内、特に運転席周辺の照度を検出するようにしてもい。
照度センサ19で検出される照度が所定値以上である場合に、車車間通信制御装置10において直射日光ありと判断される。本実施形態では、所定値として、10000ルクスが予め設定されているが、運転車の好みにより変更可能にしてもよい。
本実施形態において、照度センサ19は車両外の照度を検出するが、運転者の感じる照度を検出するために車両内、特に運転席周辺の照度を検出するようにしてもい。
次に、以上のように構成された本実施形態による車車間通信の動作について説明する。
図4は、車車間通信処理のメインフローを表したフローチャートである。
車車間通信制御装置10は、後述する送信間隔決定処理を行うことで送信間隔の設定を行う(ステップ10)
図4は、車車間通信処理のメインフローを表したフローチャートである。
車車間通信制御装置10は、後述する送信間隔決定処理を行うことで送信間隔の設定を行う(ステップ10)
ついで、車車間通信制御装置10は受信キャッシュに保存されている他車両からの受信データを読み込み(ステップ11)、図2で例示した通信データを作成する(ステップ12)。
ここで、通信データは、自車に関する情報(主情報)に受信データを元にした情報を付加したもの(付加情報)である。
すなわち、車車間通信制御装置10は、主情報として、現在位置検出装置13から現在位置情報、内部の時計から現在の時刻、地図DB15から現在位置に対応する道路ID等のデータを取得して主情報を作成する。
また、車車間通信制御装置10は、ステップ11で読み込んだ他車両からの受信データから、他車両に関する付加情報を作成する。
更に、車車間通信制御装置10は、自車両が太陽光消失により他車両の認識ができていない可能性がある場合(後述のステップ35;Yの場合)には、認識不可警告情報も付加情報とする。
ここで、通信データは、自車に関する情報(主情報)に受信データを元にした情報を付加したもの(付加情報)である。
すなわち、車車間通信制御装置10は、主情報として、現在位置検出装置13から現在位置情報、内部の時計から現在の時刻、地図DB15から現在位置に対応する道路ID等のデータを取得して主情報を作成する。
また、車車間通信制御装置10は、ステップ11で読み込んだ他車両からの受信データから、他車両に関する付加情報を作成する。
更に、車車間通信制御装置10は、自車両が太陽光消失により他車両の認識ができていない可能性がある場合(後述のステップ35;Yの場合)には、認識不可警告情報も付加情報とする。
ついで車車間通信制御装置10は、ステップ10で決定した送信間隔、及び前回の送信時刻から次の送信時間まで待機(ステップ13)した後、ステップ12で作成した通信データを車車間通信装置11から他の車両に送信する(ステップ14)。
通信データは、車車間通信装置11によって、ブロードキャスト、マルチキャストなどを用いて複数の車両に対して送信される。
通信データは、車車間通信装置11によって、ブロードキャスト、マルチキャストなどを用いて複数の車両に対して送信される。
車車間通信制御装置10は、電源のオフや車車間通信システムの終了指示等があったか否かに基づいてプログラムを終了すべきか否かを判断し(ステップ15)、終了でない場合には(ステップ15;Y)ステップ10に戻って車車間通信処理を継続し、終了であれば(ステップ15;N)、処理を終了する。
図5は、図4における送信間隔決定処理(ステップ10)の動作を表したサブルーチンである。
まず車車間通信制御装置10は、照度センサ19で検出される照度を読み取り(ステップ20)、送信間隔減少条件判別処理を行う(ステップ21)。
まず車車間通信制御装置10は、照度センサ19で検出される照度を読み取り(ステップ20)、送信間隔減少条件判別処理を行う(ステップ21)。
図6は、送信間隔減少条件判別処理(ステップ21)の動作を表したサブルーチンである。
このサブルーチンは、運転者の目に直接光が入り消失現象が起こりやすい場所を判別して送信間隔を決定する処理である。
このサブルーチンは、運転者の目に直接光が入り消失現象が起こりやすい場所を判別して送信間隔を決定する処理である。
車車間通信制御装置10は、照度センサ19から読み取った照度値から、直射日光の有無を判別する(ステップ31)。
ここで、本実施形態では、照度センサ19から得られた値が10000ルクス以上の場合に、直射日光ありと判断する。
ここで、本実施形態では、照度センサ19から得られた値が10000ルクス以上の場合に、直射日光ありと判断する。
そして、車車間通信制御装置10は、太陽光の入射角を計算する(ステップ32)。
すなわち、車車間通信制御装置10は、地図DB15から太陽のデータを読み取り、運転者から見た、現在位置、現在時刻における太陽の方向を求める。
具体的には、現在位置を含む地図データのメッシュに対応する太陽方位データテーブル(図3参照)における、現在時刻に対応する時刻から太陽の方位を求める。
なお、より正確な値が必要な場合には、該当するデータの前後の値より分単位又は秒単位の補完値を求め使用するようにしてもよい。
すなわち、車車間通信制御装置10は、地図DB15から太陽のデータを読み取り、運転者から見た、現在位置、現在時刻における太陽の方向を求める。
具体的には、現在位置を含む地図データのメッシュに対応する太陽方位データテーブル(図3参照)における、現在時刻に対応する時刻から太陽の方位を求める。
なお、より正確な値が必要な場合には、該当するデータの前後の値より分単位又は秒単位の補完値を求め使用するようにしてもよい。
次に車車間通信制御装置10は、運転者から見える視界を絶対方位で計算する(ステップ33)。
視界は、図7に示されるように、自車の進行方向に対しての相対角度を、左右にそれぞれ70度、上に45度、下に15度とする。
例えば、自車の進行方向が0度の場合、左右視界は−70度〜70度となり、上下視界は−15度〜45度となる。
なお、視界範囲は、車車間通信制御装置10が配置される車両の大きさや形状、型式などに応じて異なる値とするようにしてもよく、また、設定範囲を変更できるようにしてもよい。
視界は、図7に示されるように、自車の進行方向に対しての相対角度を、左右にそれぞれ70度、上に45度、下に15度とする。
例えば、自車の進行方向が0度の場合、左右視界は−70度〜70度となり、上下視界は−15度〜45度となる。
なお、視界範囲は、車車間通信制御装置10が配置される車両の大きさや形状、型式などに応じて異なる値とするようにしてもよく、また、設定範囲を変更できるようにしてもよい。
ついで、車車間通信制御装置10は、視界内に太陽光があるか否かを判断する(ステップ34)。
すなわち、車車間通信制御装置10は、太陽光入射角が視界の範囲内であった場合、視界内に太陽光ありとする。
図7に例示した視界範囲の場合、例えば、太陽光入射角が左右10度、上下30度の時は視界内に太陽光ありとなる。
すなわち、車車間通信制御装置10は、太陽光入射角が視界の範囲内であった場合、視界内に太陽光ありとする。
図7に例示した視界範囲の場合、例えば、太陽光入射角が左右10度、上下30度の時は視界内に太陽光ありとなる。
太陽光が視界内になければ(ステップ34;N)、図5のメインルーチンにリターンし、視界内にある場合(ステップ34;Y)、車車間通信制御装置10は、更に太陽光の入射方向に道路があるか否かを判断する(ステップ35)。
すなわち、車車間通信制御装置10は、図8に示されるように、現在走行中の道路リンクをAとし、太陽光入射方向を表すベクトルをBとした場合に、車両現在位置から所定距離Lm以内に道路リンクAと交差し、かつ、太陽光入射方向ベクトルBと交差する道路リンクCが存在する場合に、太陽光入射方向に道路ありと判断する。
ここで、所定距離Lは100mに初期設定されており、変更可能である。
すなわち、車車間通信制御装置10は、図8に示されるように、現在走行中の道路リンクをAとし、太陽光入射方向を表すベクトルをBとした場合に、車両現在位置から所定距離Lm以内に道路リンクAと交差し、かつ、太陽光入射方向ベクトルBと交差する道路リンクCが存在する場合に、太陽光入射方向に道路ありと判断する。
ここで、所定距離Lは100mに初期設定されており、変更可能である。
車車間通信制御装置10は、太陽光ベクトルBと道路リンクCとの交差する地点を消失減少が起こる可能性のある場所としてRAMに一時記憶しておく。
なお、走行中の道路リンクAと交差する道路リンクCが、自車位置から所定距離Lm以内で交差しているという条件に加えて又は代えて、自車位置から太陽光ベクトルBと道路リンクCとの交差する地点Dまでの距離が所定距離Mm以内である条件を使用してもよい。
この場合のMmは例えば200mに初期設定され、変更可能とする。
この場合のMmは例えば200mに初期設定され、変更可能とする。
車車間通信制御装置10は、太陽光入射方向に道路がないと判断した場合には(ステップ35;N)、図5のメインルーチンにリターンする。
一方、車車間通信制御装置10は、太陽光入射方向に道路があると判断した場合(ステップ35;Y)、RAMの所定エリアにフラグを立てることで、車車間通信による送信間隔減少条件を設定し(ステップ36)、図5のメインルーチンにリターンする。
一方、車車間通信制御装置10は、太陽光入射方向に道路があると判断した場合(ステップ35;Y)、RAMの所定エリアにフラグを立てることで、車車間通信による送信間隔減少条件を設定し(ステップ36)、図5のメインルーチンにリターンする。
以上の送信間隔減少条件判別処理のサブルーチンが終了すると、車車間通信制御装置10は、図5に戻り、送信間隔減少条件が設定されているか否かを判断する(ステップ22)。
車車間通信制御装置10は、送信間隔減少条件が設定されていれば(ステップ22;Y)送信間隔を小とし(ステップ23)、設定されていなければ(ステップ22;N)、送信間隔を中と設定し、図4のメインルーチンにリターンする。
車車間通信制御装置10は、送信間隔減少条件が設定されていれば(ステップ22;Y)送信間隔を小とし(ステップ23)、設定されていなければ(ステップ22;N)、送信間隔を中と設定し、図4のメインルーチンにリターンする。
なお、ステップ23、24で設定された送信間隔は、図4の車車間通信処理のステップ13において送信を待機する間隔として使用される。
送信間隔中の場合、通常の車車間通信の間隔であり、消失現象が起こる可能性がある場合に設定される送信間隔小は、通常の車車間通信よりも短い間隔である。例えば送信間隔小は送信間隔中の1/2、1/3、1/4等の値が設定される。
送信間隔小の間隔は更に複数の間隔を設定し、車両と消失現象が起こる可能性がある位置(図8の位置D)までの所定距離Mmの値に応じて、Mが小さいほど間隔を小さくするようにしてもよい。
送信間隔中の場合、通常の車車間通信の間隔であり、消失現象が起こる可能性がある場合に設定される送信間隔小は、通常の車車間通信よりも短い間隔である。例えば送信間隔小は送信間隔中の1/2、1/3、1/4等の値が設定される。
送信間隔小の間隔は更に複数の間隔を設定し、車両と消失現象が起こる可能性がある位置(図8の位置D)までの所定距離Mmの値に応じて、Mが小さいほど間隔を小さくするようにしてもよい。
次にデータ受信処理について説明する。
本実施形態による車車間通信では、自車両の位置座標を含む情報(主情報、付加情報)を他車両に送信するだけでなく、他車両から当該他車両の位置座標を含む情報(主情報、付加情報)を受信する。
この他車両からの通信データの受信及び受信した通信データの処理がデータ受信処理である。
本実施形態による車車間通信では、自車両の位置座標を含む情報(主情報、付加情報)を他車両に送信するだけでなく、他車両から当該他車両の位置座標を含む情報(主情報、付加情報)を受信する。
この他車両からの通信データの受信及び受信した通信データの処理がデータ受信処理である。
図9は、データ受信処理の動作を表したフローチャートである。
車車間通信制御装置10は、車車間通信装置11を介して他車両から送信される通信データを受信する(ステップ41)。
通信データは、車車間通信装置11によってブロードキャスト、マルチキャストなどを用いて複数の他車両から受信される。
車車間通信制御装置10は、車車間通信装置11を介して他車両から送信される通信データを受信する(ステップ41)。
通信データは、車車間通信装置11によってブロードキャスト、マルチキャストなどを用いて複数の他車両から受信される。
通信データを受信すると車車間通信制御装置10は、受信した通信データを受信データキャッシュに保存する(ステップ42)。
この受信データを受信データキャッシュに蓄積することで、車車間通信処理(図4)の受信データ読み込み(ステップ11)において読み込まれ、付加情報の作成に使用される。
この受信データを受信データキャッシュに蓄積することで、車車間通信処理(図4)の受信データ読み込み(ステップ11)において読み込まれ、付加情報の作成に使用される。
車車間通信制御装置10は、電源のオフや車車間通信システムの終了指示等があったか否かに基づいてプログラムを終了すべきか否かを判断し(ステップ43)、終了でない場合には(ステップ43;Y)ステップ41に戻ってデータ受信処理を継続し、終了であれば(ステップ43;N)、処理を終了する。
図10は、車車間通信により送受信した通信データによる表示画面を表したものである。
図10(a)は、車車間通信処理において、消失現象の可能性があるため送信間隔を短くして送信した車両(車両間通信装置)における表示画面を表したものである。
図10(a)に示されるように、車車間通信制御装置10は、地図DB15から車両現在位置周辺の地図(地図情報でも道路情報から作成した道路地図でもよい)を読み取り表示装置17に表示する。
図10(a)は、車車間通信処理において、消失現象の可能性があるため送信間隔を短くして送信した車両(車両間通信装置)における表示画面を表したものである。
図10(a)に示されるように、車車間通信制御装置10は、地図DB15から車両現在位置周辺の地図(地図情報でも道路情報から作成した道路地図でもよい)を読み取り表示装置17に表示する。
そして、車車間通信制御装置10は、表示装置17に表示した地図上の車両現在位置に自車位置を表す自車位置マーク51を表示する。
また、車車間通信制御装置10は、データ受信処理(図9)で他車両から受信し受信データキャッシュに保存されている他車両の現在位置を読み取り、地図上の該当位置に他車両表示マーク52、53、54、…を表示する。
このように、本実施形態によれば、車車間通信により他車両の存在位置を地図上に表示することで運転者の他車両認識を補助することができる。
また、車車間通信制御装置10は、データ受信処理(図9)で他車両から受信し受信データキャッシュに保存されている他車両の現在位置を読み取り、地図上の該当位置に他車両表示マーク52、53、54、…を表示する。
このように、本実施形態によれば、車車間通信により他車両の存在位置を地図上に表示することで運転者の他車両認識を補助することができる。
また、車車間通信制御装置10は、図10(a)に示されるように、本実施形態では、送信間隔減少条件判別処理(図6)のステップ35の判断においてにRAMに一時記憶しておいた、太陽光ベクトルBと道路リンクCとの交差する地点、すなわち、自車両にとって消失減少が起こる可能性のある地点Dを読み出す。
そして、車車間通信制御装置10は、地点Dから道路リンクCの前後所定距離Pmの範囲を太陽光による消失要注意区間58として、区別して表示する。図10(a)では、当該区間を異なる色、例えば赤色の網掛けで表示するようにしている。
さらに、当該消失要注意区間58の近傍に注意を喚起する認識不可警告情報として、「太陽光注意」等の文字を表示する。
そして、車車間通信制御装置10は、地点Dから道路リンクCの前後所定距離Pmの範囲を太陽光による消失要注意区間58として、区別して表示する。図10(a)では、当該区間を異なる色、例えば赤色の網掛けで表示するようにしている。
さらに、当該消失要注意区間58の近傍に注意を喚起する認識不可警告情報として、「太陽光注意」等の文字を表示する。
これにより運転者は、運転を停止している場合に表示装置17を確認することで、また、助手席搭乗者の表示装置17を見てのアドバイスに基づいて、要注意区間の存在を認識することができる。
一方、図10(b)は、太陽光による消失現象の影響を受ける可能性がある車両51から、その旨の通信データを受信した他車両52における表示画面を表したものである。
この図に示されるように、他車両52の表示装置17には、他の車両として51、53、54…等が表示される。
そして、他車両52では、各車両51、53、54に関する通信情報の付加情報に認識不可警告情報が含まれているか判断し、含まれている通信情報を送信した車両の車両表示マークを警告表示する。
図10(b)に示した例では、他車両52に対して認識不可警告情報を送信した車両51に対して、他の車両53、54と異なる色の赤色で表示し、更に点滅することで警告する。
このように、認識不可警告情報を送信した車両についての車両表示マークを赤色点滅させることで、太陽光による消失現象を起こして自車(車両52)を認識しない可能性があることについて警告することができる。
この図に示されるように、他車両52の表示装置17には、他の車両として51、53、54…等が表示される。
そして、他車両52では、各車両51、53、54に関する通信情報の付加情報に認識不可警告情報が含まれているか判断し、含まれている通信情報を送信した車両の車両表示マークを警告表示する。
図10(b)に示した例では、他車両52に対して認識不可警告情報を送信した車両51に対して、他の車両53、54と異なる色の赤色で表示し、更に点滅することで警告する。
このように、認識不可警告情報を送信した車両についての車両表示マークを赤色点滅させることで、太陽光による消失現象を起こして自車(車両52)を認識しない可能性があることについて警告することができる。
以上、本発明の車両間通信装置における1実施形態について説明したが、本発明は説明した実施形態に限定されるものではなく、各請求項に記載した範囲において各種の変形を行うことが可能である。
例えば、説明した実施形態では、自車両の現在位置において消失現象の起こりそうな場所を推定することによって送信間隔を短く設定するようにしている。
これに対して、次のような条件の場合に同様にして送信間隔を短くするように設定するようにしてもよい。
(1)走っている道路の直近の交差点または合流点までの距離が所定距離L2m以内、例えば100メートル以内になったとき。
(2)走っている道路の直近の交差点または合流点までの到達時間が所定時間T1秒以内、例えば6秒以内になったとき。
(3)走っている道路上の交通事故多発地点までの距離が所定距離L3m以内、例えば100メートル以内になったとき。
(4)走っている道路上の交通事故多発地点までの到達時間が所定時間T2秒以内、例えば6秒以内になったとき。
(5)自車の周辺から例えば100メートル以内に他の車両が存在しなかったとき。
(6)群走行状態で自車が先頭または後尾に位置するとき。
例えば、説明した実施形態では、自車両の現在位置において消失現象の起こりそうな場所を推定することによって送信間隔を短く設定するようにしている。
これに対して、次のような条件の場合に同様にして送信間隔を短くするように設定するようにしてもよい。
(1)走っている道路の直近の交差点または合流点までの距離が所定距離L2m以内、例えば100メートル以内になったとき。
(2)走っている道路の直近の交差点または合流点までの到達時間が所定時間T1秒以内、例えば6秒以内になったとき。
(3)走っている道路上の交通事故多発地点までの距離が所定距離L3m以内、例えば100メートル以内になったとき。
(4)走っている道路上の交通事故多発地点までの到達時間が所定時間T2秒以内、例えば6秒以内になったとき。
(5)自車の周辺から例えば100メートル以内に他の車両が存在しなかったとき。
(6)群走行状態で自車が先頭または後尾に位置するとき。
なお(3)及び(4)の場合には、地図DB15に交通事故多発地点や多発領域についての情報を格納しておく。
また、(1)〜(6)の場合、車車間通信の通信間隔を短くする条件として太陽光の有無は不要である。従って、照度センサ19は無くてもよい。
また、(1)〜(6)の場合、車車間通信の通信間隔を短くする条件として太陽光の有無は不要である。従って、照度センサ19は無くてもよい。
また説明した実施形態及び変形例では、車車間通信による通信データの送信間隔を、通常送信間隔よりも短く設定する場合について説明したが、太陽光による消失の可能性があると判断された場合(ステップ35;Y)、又は上記(1)〜(6)の状況があると判断された場合(以下太陽光消失等があると判断された場合、という)に、前回送信した時刻からの間隔のいかんにかかわらず、作成した通信データによる第1回目の送信を直ち行うようにしてもよい。
この場合においても、以後は、通常の送信間隔よりも短い間隔での送信を継続するようにする。
この場合においても、以後は、通常の送信間隔よりも短い間隔での送信を継続するようにする。
また説明した実施形態及び変形例では、車両の現在位置において、太陽光消失等があると判断された場合について説明した。
これに対して、現在位置検出装置13で検出した車両の現在位置から所定距離L4mだけ進行方向前方の位置、例えば、前方100m前方の位置における太陽光消失等があるか否かを判断するようにしてもよい。
これに対して、現在位置検出装置13で検出した車両の現在位置から所定距離L4mだけ進行方向前方の位置、例えば、前方100m前方の位置における太陽光消失等があるか否かを判断するようにしてもよい。
また説明した実施形態では、視界内に太陽光があり(ステップ34;Y)、かつ、太陽光入射方向に道路がある場合(ステップ35;Y)に、太陽光による消失の可能性があるとして、送信間隔を短く設定する場合について説明した。
これに対して、ステップ34の視界内に太陽光があるとの条件を満たした場合に、送信間隔を短く設定するようにしてもよい。
これに対して、ステップ34の視界内に太陽光があるとの条件を満たした場合に、送信間隔を短く設定するようにしてもよい。
10 車車間通信制御装置
11 車車間通信装置
12 アンテナ
13 現在位置検出装置
14 GPS受信装置
15 地図DB(データーベース)
16 ナビゲーション装置
17 表示装置
18 音声出力装置
19 照度センサ
11 車車間通信装置
12 アンテナ
13 現在位置検出装置
14 GPS受信装置
15 地図DB(データーベース)
16 ナビゲーション装置
17 表示装置
18 音声出力装置
19 照度センサ
Claims (7)
- 車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、
車両外の照度を検出する照度検出手段と、
前記検出した自車両の現在位置を所定間隔で他車両に送信すると共に、当該他車両からその現在位置を受信する車車間通信手段と、
運転者の視界の範囲を算出する視界範囲算出手段と、
前記検出した現在位置と現在の時刻とから車両に対する太陽の方向を算出する太陽方向算出手段と、
を備え、
前記車車間通信手段は、前記検出した照度が所定値を超えており、かつ前記算出した太陽の方向が前記算出した視界の範囲内に存在する場合、前記所定間隔よりも短い間隔で、又は前記所定間隔にかかわらず、現在位置を送信する、
ことを特徴とする車両間通信装置。
- 表示装置と、
前記表示装置の道路表示画面に、自車両位置及び前記受信した他車両の現在位置を表示する表示制御手段と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の車両間通信装置。
- 前記視界範囲算出手段は、前記検出した現在位置よりも所定距離だけ前方位置における視界範囲を算出し、
前記太陽方向算出手段は、前記前方位置における太陽の方向を算出し、
前記車車間通信手段は、前記検出した照度が所定値を超えており、前記前方位置における太陽の方向が該位置における視界範囲内に存在する場合、前記所定間隔よりも短い間隔で、又は前記所定間隔にかかわらず、現在位置を送信する、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両間通信装置。
- 前記車車間通信手段は、前記検出した照度が所定値を超えており、前記算出した太陽の方向が前記算出した視界の範囲内に存在し、かつ、現在走行中の道路と異なる道路で太陽の方向と交差する道路が存在する場合に、前記所定間隔よりも短い間隔で、又は前記所定間隔にかかわらず、現在位置を送信する、
ことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の車両間通信装置。
- 前記車車間通信手段は、前記検出した照度が所定値を超えており、前記算出した太陽の方向が前記算出した視界の範囲内に存在し、かつ、現在走行中の道路と異なる道路で太陽の方向と交差する道路が存在し、かつ、他車両から受信した現在位置が当該交差する地点から所定距離内に存在する場合に、前記所定間隔よりも短い間隔で、又は前記所定間隔にかかわらず、現在位置を送信する、
ことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の車両間通信装置。
- 前記車車間通信手段で、前記所定間隔よりも短い間隔で、又は前記所定間隔にかかわらず、現在位置を送信する場合、注意を喚起する注意喚起手段と、
を備えることを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1の請求項に記載の車両間通信装置。
- 前記車車間通信手段は、前記所定間隔よりも短い間隔で、又は前記所定間隔にかかわらず、現在位置を送信する場合、前記自車両に対する注意を喚起する注意喚起情報を併せて送信する
ことを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1の請求項に記載の車両間通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Applications Claiming Priority (1)
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ID=37212211
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2005
- 2005-03-30 JP JP2005098222A patent/JP2006277538A/ja not_active Withdrawn
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