JP2006276285A - 光伝送装置 - Google Patents

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雅之 杉崎
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Abstract

【課題】 光素子と光ファイバの位置合わせの精度を高くでき、光素子の光軸に対する光ファイバの調芯作業が不要な光伝送装置を提供する。
【解決手段】 リードフレーム10、そのリードフレーム10上の基板11、その基板11上に配置され、光信号と電気信号の変換を行う光素子12、その光素子12をモールドし、集光レンズ15の機能を有する透光性樹脂層17を備える光伝送ユニット1aと、光信号を伝送する光ファイバ20を光伝送ユニット1aに対して固定し、且つ光伝送ユニット1aを被覆するケース30aとを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光伝送装置に関する。
光通信に用いる光素子には、発光ダイオード(LED)及びレーザ・ダイオード(LD)等の電気信号/光信号(E/O)変換を行う発光素子、とpin型フォトダイオード(pin−PD)等の光信号/電気信号(O/E)変換を行う受光素子とがある。光通信は、発光素子を備えた光伝送ユニットと光ファイバとの組み合わせからなる送信側光伝送装置と、受光素子を備えた光伝送ユニットと光ファイバとの組み合わせからなる受信側光伝送装置とを用いる。送信側光伝送ユニット及び受信側光伝送ユニットは、発光素子又は受光素子をそれぞれ駆動させるためのIC等を有し、透光性樹脂でモールド成型されている。
光ファイバとしてオールプラスチックファイバ(APF)を用いる中短距離、中低速の領域の製品は、安価で且つ3.3〜5.0V程度の単一電源であり使用し易いため、用途の拡大が図られてきた。APFを用いた光伝送装置の場合、伝送距離が50m以下、伝送速度が200Mbps以下に限定される。一方で、マルチメディアコンテンツの発展及び増大に伴い、伝送する情報量の拡大や、伝送距離の遠距離化が市場要求として出てきている。更に、光伝送装置は低価格化と小型化が求められている。
光伝送装置は、発光素子又は受光素子と光ファイバの端面とを光学的に結合するために位置合わせをしなくてはならない。光伝送ユニットと光ファイバの位置合わせを行うために、光伝送ユニット及び光ファイバは接続機能を有するケースで固定されている。現在のケースは樹脂で成型されているので、安価で成型は簡易であるが、従来用いていた金属製のケースと比して位置合わせの精度は落ちる。更に、接続機能を有するケースは、主に金属の数種類の型を用いた成型金型によって形成されるので、型の組み合わせ精度によっては調芯作業が必要となる。また、大口径の光ファイバを用いる場合は調芯作業は不要であるが、細径の光ファイバを用いる場合は精度が必要となるので調芯作業を行う(例えば、特許文献1参照。)。
特許2118135号公報
本発明は、光素子と光ファイバの位置合わせの精度を高くでき、光素子の光軸に対する光ファイバの調芯作業が不要な光伝送装置を提供する。
本発明の特徴は、(イ)リードフレーム、そのリードフレーム上の基板、その基板上に配置され、光信号と電気信号の変換を行う光素子、その光素子をモールドし、集光レンズの機能を有する透光性樹脂層を備える光伝送ユニットと、(ロ)光信号を伝送する光ファイバを光伝送ユニットに対して固定し、且つ光伝送ユニットを被覆するケースとを備える光伝送装置であることを要旨とする。
本発明によれば、光素子と光ファイバの位置合わせの精度を高くでき、光素子の光軸に対する光ファイバの調芯作業が不要な光伝送装置を提供することができる。
以下に図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号で表している。但し、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なる。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を照らし合わせて判断するべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係る光伝送装置は、図1に示すように、リードフレーム10、そのリードフレーム10上に配置され、光信号と電気信号の変換を行う光素子12、その光素子12をモールドし、集光レンズ15の機能を有する透光性樹脂層17を備える光伝送ユニット1aと、光信号を伝送する光ファイバ20を光伝送ユニット1aに対して固定し、且つ光伝送ユニット1aを被覆するケース30aとを備える。
より具体的に、図1が送信側光伝送装置の光伝送ユニット1aであるとすれば、図2(a)及び(b)に示すように、リードフレーム10、そのリードフレーム10上の基板11、その基板11に配置された光素子12、その光素子12を駆動するためのIC13を備える。基板11、光素子12、及びIC13は金(Au)及びアルミニウム(Al)等のボンディングワイヤ14によりリードフレーム10の各端子と電気的に接続される。光素子12は、LEDやLD等の発光素子を用いる。
リードフレーム10は、リードフレーム10の端子を構成する6本のアウターリード101〜106を備える。アウターリード101は、IC13を駆動させるための電圧印加用リードである。アウターリード101,102は、IC13との電気的接続を行うための電圧印加用リードである。アウターリード104,105は、基板11を駆動するための電圧印加用リードである。アウターリード106は、基板11及びIC13との電気的接続を行うための電圧印加用リードである。リードフレーム10は、機械的強度、電気伝導度、熱伝導度、及び耐食性の優れた銅−鉄−燐(Cu−Fe−P)合金等の金属を用いることができる。リードフレーム10は、リードフレーム材料にプレスを行って所望のパターンを形成する。
基板11には、多層セラミック基板等を用いることが可能である。基板11の表面には制御回路111が搭載されている。制御回路111は、光素子12及びIC13とボンディングワイヤ14で接続されている。制御回路111は、光素子12とIC13との入出力信号を制御する。
光素子12は、導電ペースト及びハンダ等の固着材を用いて基板11上に電気的に接続される。
光伝送ユニット1aは、アウターリード101〜106を除いてエポキシ樹脂等の透光性樹脂で透光性樹脂層17がモールド成型されている。光伝送ユニット1aのモールドは、レンズの機能を有する集光レンズ15を備える。集光レンズ15は発光素子から出射される光を光ファイバ20に集光させる機能を有する。更に、光伝送ユニット1aのモールドは、ケース30aに設置する際に、光伝送ユニット1aとケース30aの位置合わせに利用する位置合わせ部16を備える。位置合わせ部16は、集光レンズ15を備える面と対向する面に設けられる。
図1に示した光伝送装置が受信側光伝送装置の光伝送ユニット1aであるとすれば、図2(a)及び(b)において、光素子12がpin−PD等の受光素子である点と、集光レンズ15が光ファイバ20から出射される光を受光素子に集光させる機能を有する点が異なる。その他は、送信側光伝送装置と実質的に同様である。
光ファイバ20は、コアとクラッドによって構成され、周囲を被覆層201で覆われている。光ファイバ20の端部には、保持筒22が被覆層201を介して接続される。保持筒22は、ケース30aに挿入されたときに光ファイバ20の端面と光素子12の焦点距離が合う長さに設計されたストッパ23を備える。ストッパ23は、保持筒22の周囲を取り巻くように配置されている。保持筒22には、ジルコニア等のセラミックやガラス等を用いることができる。また、光ファイバ20には、ケース30aと着脱可能にするために光コネクタプラグ24が被覆層201を介して接続される。光コネクタプラグ24の内壁には、ケース30aのネジ山と噛み合い、着脱する際に機能するネジ山を備える。
ケース30aは、光伝送ユニット1aを収納する。ケース30aには、位置合わせ部16と勘合する半球状の位置合わせ突起32が備えられている。ケース30aに光伝送ユニット1aを収納する場合、位置合わせ突起32が位置合わせ部16と勘合することで正確に位置合わせを行うことができる。また、ケース30aは、光ファイバ20の端部をなす保持筒22をガイドして着脱するために円筒状の光ファイバ挿入部34を有する。光ファイバ挿入部34の外周には、光コネクタプラグ24を固定するためのネジ山が形成されている。ケース30aは、光伝送ユニット1a及び光ファイバ20を位置決めできるので、光素子12の光軸上に光ファイバ20が配置できる。光コネクタプラグ24の固定方法は、ネジ機構に限られずバネロック機構等を用いても良い。ケース30aは、外乱光を内部に入れないためと、輻射電気ノイズの入出力を防ぐためにエポキシ樹脂等を黒く着色した遮光性の樹脂等で形成されている。
次に、本発明の第1の実施の形態に係る光伝送装置の製造方法を図3〜10を参照しながら説明する。
まず、図1に示したケース30aを成型するために、図3,4に示すケース用型50a、図5,6に示す光伝送ユニット用型52a、及び図7,8に示す保持筒ガイド用型54aを用意する。図4,図6、及び図8はそれぞれ、図3,図5、及び図7に示す矢印の方向から見た平面図である。
図3及び図4のケース用型50aは、内部に光伝送ユニット用型52aと保持筒ガイド用型54aの一部を収納するための空洞を有する。ケース用型50aには、光伝送ユニット用型52aを挿入するための光伝送ユニット用型挿入口502と、保持筒ガイド用型54aを挿入するための保持筒ガイド用型挿入口504が設けられている。保持筒ガイド用型挿入口504の入り口近傍の内側には、ケース30aと光コネクタプラグ24を固定するときに用いるネジ山を形成するための凹凸部を有する。
図5及び図6の光伝送ユニット用型52aは、保持筒ガイド用型54aの先端を挿入する円形の貫通穴520を有する。また、光伝送ユニット用型52aは、図5に示すように、貫通穴520を有する両側のそれぞれの面に段差を備える。1段目の段差の高さは、ケース30aの厚さに相当する。2段目の段差は、光伝送ユニット用型52aをケース用型50aに挿入したときに、挿入する距離を規定する。
図7及び図8の保持筒ガイド用型54aは、光伝送ユニット用型52aに備えられている貫通穴520と合致する直径の円柱を有する。円柱の先端部には、図1で示した位置合わせ突起32を形成するための凹部を有する。
光伝送ユニット用型52a及び保持筒ガイド用型54aは、図9に示すように、ケース用型50aの光伝送ユニット用型挿入口502及び保持筒ガイド用型挿入口504からそれぞれ挿入される。その結果、ケース30aを形成するための成型金型が組み合わされる。そして、組み合わされた成型金型の隙間にエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂が流し込まれる。熱硬化性樹脂に熱を加えて硬化させることで、図1に示したケース30aが射出成型される。
次に、ケース30aに収納されるエポキシ樹脂等の透明な熱硬化性樹脂によってモールドされた光伝送ユニット1aを用意する。光伝送ユニット1aをモールドするときに用いる金型は、保持筒ガイド用型54aの円柱の先端部に有する凹部と同形状の位置合わせ部16を形成するための凸部を備える。更に、光伝送ユニット1aをモールドするときに用いる金型は、位置合わせ部16を形成するための凸部を備える面と対向する面に集光レンズ15を形成するための母型を備える。そして、モールドされた光伝送ユニット1aは、ケース30a内に配置される。光伝送ユニット1aを配置するときは、ケース30aの位置合わせ突起32と位置合わせ部16を勘合させる。
次に、ケース30aに光ファイバ20を配置する。まず、ケース30aの光ファイバ挿入部34から、保持筒22を挿入する。保持筒22の外径は、図1に示すように、光ファイバ挿入部34の内径と比してわずかに小さいだけなので、挿入方向に対して垂直方向の動きを制御できる。また、保持筒22に備えるストッパ23は、光ファイバ20の端面と光素子12の焦点距離が合う長さで光ファイバ挿入部34の入り口面と接触するように設計されているので、光ファイバ20の挿入距離が制御できる。そして、光コネクタプラグ24を固定する方向に回転させて、光ファイバ20とケース30aを固定する。
以上の工程により、本発明の第1の実施の形態に係る光伝送装置が完成する。
従来のケースの成型方法の場合、光ファイバ挿入部と光伝送ユニットの位置合わせ突起は別々の型で成型していたため、金型組み合わせ精度や樹脂の変形の影響を受けていた。本発明の第1の実施の形態に係る光伝送装置によれば、ケース30aを成型するときに用いる保持筒ガイド用型54aは、光ファイバ挿入部34と光伝送ユニット1aを固定する位置合わせ突起32の両方を成型することができるので、金型組み合わせ精度や樹脂の変形の影響を排除できる。つまり、光ファイバ20と光素子12の位置合わせの精度を高く行えることで、樹脂製のケースで細径の光ファイバを用いる場合でも、光素子の光軸に対する光ファイバの調芯作業が不要となる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態に係る光伝送装置は、図10に示すように、図1に示した光伝送装置の光伝送ユニット1aを出し入れ可能なケース30aの代わりに、光伝送ユニット1aを内蔵するケース30bを用いる点が異なる。他は図1に示した光伝送装置と実質的に同様であるので、重複した記載を省略する。
第2の実施の形態に係る光伝送装置の形成方法を図10〜図15を参照しながら説明する。
まず、ケース30bを成型するために、図11,12に示すケース用型50b、及び図13,14に示す保持筒ガイド用型54bを用意する。図12及び図14はそれぞれ、図11及び図13に示す矢印の方向から見た平面図である。
図11,12のケース用型50bは、光伝送ユニット1aと保持筒ガイド用型54bの一部を収納するための空洞を有する。ケース用型50bは、保持筒ガイド用型54bを挿入するための保持筒ガイド用型挿入口504が設けられている。更に、ケース用型50bは、リードフレーム10を通してケース用型50bに光伝送ユニット1aを固定するための固定穴503が保持筒ガイド用型挿入口504を有する面に対して垂直方向の面にそれぞれ設けられている。保持筒ガイド用型挿入口504の入り口近傍の内側には、ケース30bと光コネクタプラグ24を固定するときに用いるネジ山を形成するための凹凸部を有する。
図13,14の保持筒ガイド用型54bは、図10に示した光伝送ユニット1aの集光レンズ15と合致する凹部を先端に有する円柱を備える。保持筒ガイド用型54bの円柱の先端が集光レンズ15と合致したときに、保持筒ガイド用型54bは保持筒ガイド用型挿入口504を密閉する。
次に、エポキシ樹脂等の透明な熱硬化性樹脂によってモールドされた光伝送ユニット1aを用意する。光伝送ユニット1aをモールドするときに用いる金型には、保持筒ガイド用型54bの円柱の先端部に有する凹部と合致する集光レンズ15を形成するための凹部を備える。そして、モールドされた光伝送ユニット1aは、リードフレーム10を固定穴503に通してケース用型50b内に配置される。
ケース用型50b、保持筒ガイド用型54b、及び光伝送ユニット1aは、図15に示すように組み合わされる。具体的には、保持筒ガイド用型54bの円柱の先端に光伝送ユニット1aの光軸上面を置き、ケース用型50bにはリードフレーム10を配置する。組み合わされた成型金型の隙間にエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂が流し込まれる。熱硬化性樹脂が熱を加えられて硬化し、リードフレーム10の余分な部分を除去することで、図10に示した光伝送装置が形成される。
本発明の第2の実施の形態に係る光伝送装置によれば、ケース30bを成型するときに用いる保持筒ガイド用型54bは、光伝送ユニット1aの光軸面である集光レンズ15を光ファイバ挿入部34との位置合わせとして用いて成型することができるので、金型組み合わせ精度や樹脂の変形の影響を排除できる。つまり、光ファイバ20と光素子12の位置合わせの精度を高く行えることで、樹脂製のケースで細径の光ファイバを用いる場合でも、光素子の光軸に対する光ファイバの調芯作業が不要となる。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態に係る光伝送装置は、図16に示すように、図1に示した光伝送装置の光伝送ユニット1a及びケース30aの形状が異なる光伝送ユニット1b及びケース30cであり、位置合わせ突起32として固定部材35を用いる点が異なる。他は図1に示した光伝送装置と実質的に同様であるので、重複した記載を省略する。
第3の実施の形態に係る光伝送装置の形成方法を図16〜図22を参照しながら説明する。
まず、ケース30cを成型するために、図17,18に示すケース用型50c、図19,20に示す光伝送ユニット用型52b、及び図21,22に示す保持筒ガイド用型54cを用意する。図18,図20、及び図22はそれぞれ、図17,図19、及び図21に示す矢印の方向から見た平面図である。
図17,18のケース用型50cは、内部に光伝送ユニット用型52bと保持筒ガイド用型54cの一部を収納するための空洞を有する。ケース用型50cには、光伝送ユニット用型52aを挿入するための光伝送ユニット用型挿入口502と、光伝送ユニット用型挿入口502を有する面と対向する面に光伝送ユニット用型抜出口505が設けられている。また、ケース用型50cには、保持筒ガイド用型54aを挿入するための保持筒ガイド用型挿入口504が設けられている。保持筒ガイド用型挿入口504の入り口近傍の内側には、ケース30cと光コネクタプラグ24を固定するときに用いるネジ山を形成するための凹凸部を有する。
図19,20の光伝送ユニット用型52bは、保持筒ガイド用型54cの先端を挿入する円形の貫通穴520を有する。また、光伝送ユニット用型52bは、図19に示すように、貫通穴520を有する両側のそれぞれの面に段差を備える。1段目の段差の高さは、ケース30cの厚さに相当する。2段目の段差は、光伝送ユニット用型52bをケース用型50cに挿入したときに、挿入する距離を規定する。
図21,22の保持筒ガイド用型54cは、光伝送ユニット用型52aに備えられている貫通穴520及びケース用型50cに備えられている光伝送ユニット用型抜出口505と合致する直径の円柱を有する。円柱は、図18で示したケース用型50cの保持筒ガイド用型挿入口504から光伝送ユニット用型抜出口505まで届く長さを有する。
光伝送ユニット用型52b及び保持筒ガイド用型54cは、図23に示すように、ケース用型50cの光伝送ユニット用型挿入口502及び保持筒ガイド用型挿入口504からそれぞれ挿入されて、ケース30cの成型金型を組み合わされる。組み合わされた成型金型の隙間にエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂が流し込まれる。熱硬化性樹脂が熱を加えられて硬化することで、図16に示したケース30cが射出成型される。
次に、ケース30cに収納するエポキシ樹脂等の透明な熱硬化性樹脂によってモールドされた光伝送ユニット1bを用意する。光伝送ユニット1bをモールドするときに用いる金型には、集光レンズ15を形成するための母型を備える。モールドされた光伝送ユニット1bは、固定部材35と勘合する位置合わせ部16を備える。光伝送ユニット1bは、ケース30cに配置される。ケース30cの光ファイバ挿入部34の対向する面に形成した位置合わせ穴33を介して外側から固定部材35を挿入し、光伝送ユニット1bとケース30cを固定する。固定部材35の径は、保持筒ガイド用型54cの円柱の直径と同じである。固定部材35には、熱硬化性樹脂及び金属等の遮光性の材料を用いることができる。
次に、ケース30cに光ファイバ20を配置する。まず、ケース30cの光ファイバ挿入部34から、保持筒22を挿入する。保持筒22の外径は、図16に示すように、光ファイバ挿入部34の内径と比してわずかに小さいだけなので、挿入方向に対して垂直方向の動きを制御できる。また、保持筒22に備えるストッパ23は、光ファイバ20の端面と光素子12の焦点距離が合う長さで光ファイバ挿入部34の入り口面と接触するように設計されているので、光ファイバ20の挿入距離が制御できる。そして、光コネクタプラグ24を固定する方向に回転させて、光ファイバ20とケース30cを固定する。
以上の工程により、本発明の第3の実施の形態に係る光伝送装置が完成する。
本発明の第3の実施の形態に係る光伝送装置によれば、ケース30cを成型するときに用いる保持筒ガイド用型54cは、光ファイバ挿入部34と光伝送ユニット1bをケース30cに位置決めして固定するための固定部材35を通す穴の両方を成型することができるので、金型組み合わせ精度や樹脂の変形の影響を排除できる。つまり、光ファイバ20と光素子12の位置合わせの精度を高く行えることで、樹脂製のケースで細径の光ファイバを用いる場合でも、光素子の光軸に対する光ファイバの調芯作業が不要となる。
(変形例)
本発明の変形例に係る光伝送装置は、図24に示すように、図16に示した光伝送装置と比して光伝送ユニット1bと固定部材35の形状を変えてある点が異なる。他は図16に示した光伝送装置と実質的に同様であるので、重複した記載を省略する。
光伝送ユニット1bのリードフレーム10は、ケース30cとの位置合わせに用いる位置合わせ部16の一部をなすように凹部を備える。固定部材35は、リードフレーム10からなる光伝送ユニット1bの位置合わせ部16の凹部と勘合する形状を有する。
第3の実施の形態の変形例に係る光伝送装置によれば、ケース30cを成型するときに用いる保持筒ガイド用型54cは、光ファイバ挿入部34と光伝送ユニット1bをケース30cに位置決めして固定するための固定部材35を通す位置合わせ穴33の両方を成型することができるので、金型組み合わせ精度や樹脂の変形の影響を排除できる。つまり、光ファイバ20と光素子12の位置合わせの精度を高く行えることで、樹脂製のケースで細径の光ファイバを用いる場合でも、光素子の光軸に対する光ファイバの調芯作業が不要となる。また、ケース30cと光伝送ユニット1bの位置合わせに用いる光伝送ユニット1bの位置合わせ部16が金属のリードフレーム10であるので更に高い精度を得ることができる。また、金属の固定部材35が直接リードフレーム10と接触することで、放熱効果にも優れる光伝送装置となる。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明は実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす記述及び図面はこの発明を限定するものであると理解するべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかになるはずである。
本発明の第1の実施の形態として位置合わせ突起32は半球状の凸部で記載したが、位置合わせ突起32は位置合わせ部16と合致すればどのような形状であっても構わない。例えば、位置合わせ突起32が円錐形や円柱形でも良い。また、図25に示すように、位置合わせ突起32の半球状の凸部の表面に複数の突起36を更に設けることで、位置合わせの精度を高めることも可能である。また、位置合わせ突起32は複数であっても構わない。
この様に、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲の発明特定事項によってのみ限定されるものである。
本発明の第1の実施の形態に係る光伝送装置の断面図である。 図2(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る光伝送ユニットの平面図であり、図2(b)は、図2(a)のA−A方向の断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る光伝送装置のケースを形成するためのケース用型の断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る光伝送装置のケースを形成するためのケース用型の平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る光伝送装置のケースを形成するための光伝送ユニット用型の断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る光伝送装置のケースを形成するための光伝送ユニット用型の平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る光伝送装置のケースを形成するための保持筒ガイド用型の断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る光伝送装置のケースを形成するための保持筒ガイド用型の平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る光伝送装置のケースを形成するための型を組み合わせた金型の断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る光伝送装置の断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る光伝送装置のケースを形成するためのケース用型の断面図。 本発明の第2の実施の形態に係る光伝送装置のケースを形成するためのケース用型の平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る光伝送装置のケースを形成するための保持筒ガイド用型の断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る光伝送装置のケースを形成するための保持筒ガイド用型の平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る光伝送装置のケースを形成するための型を組み合わせた金型の断面図である。 本発本発明の第3の実施の形態に係る光伝送装置の断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る光伝送装置のケースを形成するためのケース用型の断面図。 本発明の第3の実施の形態に係る光伝送装置のケースを形成するためのケース用型の平面図。 本発明の第3の実施の形態に係る光伝送装置のケースを形成するための光伝送ユニット用型の断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る光伝送装置のケースを形成するための光伝送ユニット用型の平面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る光伝送装置のケースを形成するための保持筒ガイド用型の断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る光伝送装置のケースを形成するための保持筒ガイド用型の平面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る光伝送装置のケースを形成するための型を組み合わせた金型の断面図である。 本発本発明の変形例に係る光伝送装置の断面図である。 本発明のその他の実施の形態に係る光伝送装置の断面図である。
符号の説明
1a,1b…光伝送ユニット
10…リードフレーム
11…基板
12…光素子
13…IC
14…ボンディングワイヤ
15…集光レンズ
16…位置合わせ部
17…透光性樹脂層
20…光ファイバ
22…保持筒
23…ストッパ
24…光コネクタプラグ
30a〜30c…ケース
32…位置合わせ突起
33…位置合わせ穴
34…光ファイバ挿入部
35…固定部材
36…突起
50a〜50c…ケース用型
52a,52b…光伝送ユニット用型
54a〜54c…保持筒ガイド用型
101〜106…アウターリード
111…制御回路
201…被覆層
503…固定穴
502…光伝送ユニット用型挿入口
504…保持筒ガイド用型挿入口
505…光伝送ユニット用型抜出口
520…貫通穴

Claims (5)

  1. リードフレーム、該リードフレーム上の基板、該基板上に配置され、光信号と電気信号の変換を行う光素子、該光素子をモールドし、集光レンズの機能を有する透光性樹脂層を備える光伝送ユニットと、
    前記光信号を伝送する光ファイバを前記光伝送ユニットに対して固定し、且つ前記光伝送ユニットを被覆するケース
    とを備えることを特徴とする光伝送装置。
  2. 前記ケースは位置合わせ突起を有し、前記光伝送ユニットは前記位置合わせ突起と嵌合する位置合わせ部を有することを特徴とする請求項1に記載の光伝送装置。
  3. 前記位置合わせ突起は、前記位置合わせ突起の表面に複数の突起を更に設けることを特徴とする請求項2に記載の光伝送装置。
  4. 前記ケースは位置合わせ穴を有し、前記光伝送ユニットは位置合わせ部を有し、前記位置合わせ穴を貫通し、前記位置合わせ部に嵌合する固定部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の光伝送装置。
  5. 前記リードフレームは前記位置合わせ部の一部をなすように凹部を備えることを特徴とする請求項4に記載の光伝送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011048256A (ja) * 2009-08-28 2011-03-10 Yazaki Corp 光コネクタ及び光トランシーバ

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