JP2006275288A - 動力伝達機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】動力伝達機構の提供。
【解決手段】動力伝達機構は、車用エンジンの回転動力を先ずノーギア変速機に伝達し、その後遠心クラッチとペダルクラッチを経由してギア変速機上に伝え、最後にギア変速機から伝える。そのため、車用エンジンの回転動力は、ノーギア変速機とギア変速機の速度変化が相互に合わさり、ギア変速機の各ギア位置はすべてノーギア変速機のノーギア変速機能も具える。これによって、トーション高低、回転速度高低がどのくらい必要とする道路環境であっても、すべてに適用し、車用エンジンの最大の機能を発揮する。この他、遠心クラッチとペダルクラッチを別々に設置して、車用エンジンの部品、もしくは車両その他の部品を設置する空間を増やし、配置しやすくする。
【選択図】図1
【解決手段】動力伝達機構は、車用エンジンの回転動力を先ずノーギア変速機に伝達し、その後遠心クラッチとペダルクラッチを経由してギア変速機上に伝え、最後にギア変速機から伝える。そのため、車用エンジンの回転動力は、ノーギア変速機とギア変速機の速度変化が相互に合わさり、ギア変速機の各ギア位置はすべてノーギア変速機のノーギア変速機能も具える。これによって、トーション高低、回転速度高低がどのくらい必要とする道路環境であっても、すべてに適用し、車用エンジンの最大の機能を発揮する。この他、遠心クラッチとペダルクラッチを別々に設置して、車用エンジンの部品、もしくは車両その他の部品を設置する空間を増やし、配置しやすくする。
【選択図】図1
Description
本発明は、動力伝達機構に関するもので、特に車の動力伝達機構に適用し、その中でも特にスクータータイプもしくは全地形用オートバイに適用するものである。
今日市場で目にするオートバイについて、その動力機械の異なる主要部分は、二種に分けられる。そのひとつがベルトノーギア変速伝動で、もうひとつがギア変速伝動である。前者は自動変速車、後者はギア車と一般に呼ばれる。
上述の二種の伝動機械のオートバイ車種に関して、使用する伝動方式が異なるために各長所と短所がある。例としてベルトノーギア伝動方式は速度が変化していく過程がスムーズ、操作が簡単で特殊なギアチェンジ機構が必要ないため一般の平面道路の運転に適している。反対にギア変速伝動の方式はギアチェンジ機構によるクラッチの接続/切断動作が必要である。しかし、道路の状況によって異なるギア位置に変換することが必要であるが、車を低速、中速、高速に合わせるため、その性能は良好である。
上述のベルトノーギア変速伝動の長所は、ギア変速伝動の短所と言え、反対にベルトノーギア変速伝動の短所は、ギア変速伝動の長所と言える。つまり、両者の長所を得ることはできない。そのため、一般のライダーにとって、各種道路環境の中で、常に良好なオートバイ動力を得ることはできないため、理想的でない。
この他、従来のギア変速伝動のクラッチは、一体式の設計であるため、車用エンジンもしくはオートバイその他部品の空間に制限があり、配置の自由に制限がある。
本発明の動力伝達機構は、ノーギア変速機、ギア変速機、遠心クラッチ及びペダルクラッチを含む。そのうち、ノーギア変速機は、入力軸、出力軸、及びノーギア変速機構を含み、且つ入力軸は車用エンジンの曲柄軸でカップリングし、回転動力を得る。またノーギア変速機構は、入力軸と出力軸の間で連結され、入力軸の回転動力は、ノーギア変速方式によって、出力軸へ伝達される。
この他、ギア変速機は、動力出力軸、及びギア変速機構を含み、且つ遠心クラッチはノーギア変速機の出力軸の一端に同軸で設置され、同時に遠心クラッチは選択性でノーギア変速機の出力軸上でカップリングする。
別にペダルクラッチは、ノーギア変速機の出力軸の別一端で同軸設置し、且つペダルクラッチはギア変速機構でカップリングし、更にギア変速機構を通してノーギア変速機の出力軸の回転動力をギア変速方式によって動力出力軸上へ伝達する。
上述の構造により、車用エンジンの回転動力は、ノーギア変速機とギア変速機の速度変化により相互に合わさって伝動され、ギア変速機の各ギア位置はすべてノーギア変速機のノーギア変速機能を具える。そのため、必要な高低トーション、必要な高低回転速度、もしくはその他の道路環境に係わらず、すべて適用できる。つまり本発明は、ノーギア変速機とギア変速機両者の機能を兼ね備え、車用エンジンの最大機能を発揮できる。
他に本発明は、遠心クラッチとペダルクラッチを別々に設置するため、車用エンジンの配置空間が広がり、車用エンジンの部品、もしくは車両その他の部品を増やす空間と配置がしやすくなる。
上述のノーギア変速機構は、遠心式ノーギア変速機構とする。且つノーギア変速機構は、駆動盤、滑動駆動盤、及び鋼鉄球を含み、そのうち、駆動盤及び滑動駆動盤はすべて入力軸上で軸設され、且つ入力軸の回転が鋼鉄球に遠心力をもたらして活動駆動盤を押し上げ、入力軸に沿って軸移動する。
同様に、ノーギア変速機構は、伝動盤、滑動伝動盤及び伝動盤バネを含み、そのうち、伝動盤及び滑動伝動盤はどちらも出力軸上に軸設され、且つ伝動盤バネは、その弾力によって、滑動伝動盤を押し上げて出力軸に沿って軸方向に移動する。
この他、遠心クラッチは、ノーギア変速機の出力軸の一端に同軸設置され、その一端は滑動伝動盤と同じ側に位置し、ペダルクラッチはノーギア変速機の出力軸の別一端に同軸設置でき、その別一端は伝動盤の同一側に位置する。
この他、ギア変速機構は、第一回転軸及び第二回転軸を含み、そのうちの第一回転軸は、動力出力軸の末端に於いて同軸で隣接し、且つ第一回転軸は複数個の第一ギアを含む。また第二回転軸複数個の第二ギアを含み、それは第一ギアに於いて選択的に噛み合い、異なるギア数比を形成する。
上述の動力出力軸は、車両の後輪で連動する。
本発明の動力伝達機構の別の形式は、ノーギア変速機、ギア変速機、遠心クラッチ及びペダルクラッチを含む。そのうち、ノーギア変速機は入力軸、出力軸、及びノーギア変速機構を含み、且つ入力軸は車用エンジンの曲柄軸でカップリングして回転動力を得る。更にノーギア変速機構は、入力軸と出力軸の間で連結する。
この他、ギア変速機は、動力出力軸、及びギア変速機構を含み、遠心クラッチは、ノーギア変速機の出力軸の一端で同軸設置され、ペダルクラッチは、ノーギア変速機の出力軸上で同軸設置され、遠心クラッチと同一端に位置する。
上述のノーギア変速機は、入力軸の回転動力をノーギア変速方式によって、遠心クラッチへ伝達し、且つ遠心クラッチは、ペダルクラッチで選択的にカップリングし、更にペダルクラッチは出力軸上で選択的にカップリングする。続いてギア変速機構を通してノーギア変速機の出力軸の回転動力をギア変速方式によって動力出力軸上へ伝達する。
上述の構造によって、車用エンジンの回転動力は、ノーギア変速機とギア変速機による速度変化によって相互に合わせ伝達し、ギア変速機の各ギア位置はすべてノーギア変速機のノーギア変速機能を具えるため、必要とするトーション高低、回転速度高低、あるいはその他道路環境に係わらずすべてに適用する。即ち本発明は、ノーギア変速機とギア変速機両者の機能を兼ね備え、車用エンジンの最大機能を発揮することができる。
この他、上述構造は、遠心クラッチとペダルクラッチが同一側に設置されるため、ギア変速機の側には車用エンジンの配置空間が更に広がり、また車用エンジンの部品もしくは車両その他の部品を増やすことができ、配置しやすくなる。
請求項1の発明は、ノーギア変速機、ギア変速機、遠心クラッチ、ペダルクラッチから構成された動力伝達機構において、
入力軸、出力軸、ノーギア変速機構を含み、その入力軸は車用エンジンの曲柄軸でカップリングして回転動力を獲得し、且つノーギア変速機構は入力軸と出力軸の間に連結し、入力軸の回転動力をノーギア変速方式によって出力軸に伝達するノーギア変速機と、
動力出力軸、及びギア変速機構を含むギア変速機と、
ノーギア変速機の出力軸の一端に同軸設置し、且つノーギア変速機の出力軸上で選択的にカップリングする遠心クラッチと、
ノーギア変速機の出力軸の別一端に同軸設置し、且つギア変速機構でカップリングし、ギア変速機構を通してノーギア変速機の出力軸の回転動力をギア変速方式によって動力出力軸上へ伝達するペダルクラッチから構成されることを特徴とする動力伝達機構としている。
請求項2の発明は、前記ノーギア変速機のノーギア変速機構は、遠心式ノーギア変速機構であることを特徴とする請求項1記載の動力伝達機構としている。
請求項3の発明は、前記ノーギア変速機構は、駆動盤、滑動駆動盤、及び鋼鉄球を含み、そのうち、駆動盤及び滑動駆動盤はすべて入力軸上で軸設し、且つ入力軸の回転が鋼鉄球に遠心力をもたらし、滑動駆動盤を押し上げて入力軸に沿って軸方向に移動することを特徴とする請求項2記載の動力伝達機構としている
請求項4の発明は、前記ノーギア変速機構は、伝動盤、滑動伝動盤、及び伝動盤バネを含み、そのうちこの伝動盤及び滑動伝動盤はどちらも出力軸上に軸設し、且つ伝動盤バネがその弾力によって滑動伝動盤を押し上げて出力軸に沿って軸方向に移動することを特徴とする請求項2記載の動力伝達機構としている。
請求項5の発明は、前記遠心クラッチは、ノーギア変速機の出力軸の一端に同軸設置し、それは滑動伝動盤の同一側に位置することを特徴とする請求項4記載の動力伝達機構としている。
請求項6の発明は、前記ペダルクラッチは、ノーギア変速機の出力軸の別一端に同軸設置し、それは伝動盤の同一側に位置することを特徴とする請求項4記載の動力伝達機構としている。
請求項7の発明は、前記ギア変速機構は、第一回転軸及び第二回転軸を含み、この第一回転軸は動力出力軸の末端に同軸で隣接し、且つ第一回転軸は複数個の第一ギアを含み、また第二回転軸は複数個の第二ギアを含んでこれらの第一ギアと選択的に噛み合い、異なるギア数比を形成することを特徴とする請求項1記載の動力伝達機構としている。
請求項8の発明は、前記動力出力軸は、車両の後輪に連動することを特徴とする請求項1記載の動力伝達機構としている。
請求項9の発明は、ノーギア変速機、ギア変速機、遠心クラッチ、ペダルクラッチから構成された動力伝達機構において、
入力軸、出力軸、ノーギア変速機構を含み、その入力軸は車用エンジンの曲柄軸でカップリングして回転動力を獲得し、且つノーギア変速機構は入力軸と出力軸の間に連結するノーギア変速機と、
動力出力軸、及びギア変速機構を含むギア変速機と、
ノーギア変速機の出力軸の一端に同軸設置する遠心クラッチッと、
ノーギア変速機の出力軸上で同軸設置し、遠心クラッチと同一側に位置するペダルクラッチから構成され、
そのうち、ノーギア変速機は、入力軸の回転動力をノーギア変速方式によって遠心クラッチに伝達し、且つその遠心クラッチは、ペダルクラッチ上で選択的にカップリングし、そのペダルクラッチは更に出力軸上で選択的にカップリングし、ギア変速機構を通じてノーギア変速機の出力軸の回転動力をギア変速変速方式によって、動力出力軸上へ伝達することを特徴とする動力伝達機構としている。
請求項10の発明は、前記ノーギア変速機のノーギア変速機構は、遠心式ノーギア変速機構であることを特徴とする請求項9記載の動力伝達機構としている。
請求項11の発明は、前記ノーギア変速機構は、駆動盤、滑動駆動盤、及び鋼鉄球を含み、そのうち駆動盤及び滑動駆動盤は共に入力軸上で軸設され、且つ入力軸の回転が鋼鉄球に遠心力をもたらして滑動駆動盤を押し上げ、入力軸に沿って軸方向に移動することを特徴とする請求項10記載の動力伝達機構としている。
請求項12の発明は、前記ノーギア変速機構は、伝動盤、滑動伝動盤及び伝動盤バネを含み、そのうち、この伝動盤及び滑動伝動盤は共に出力軸上で軸設し、且つその伝動盤バネがその弾力によって滑動伝動盤を押し上げ、出力軸に沿って軸方向に移動することを特徴とする請求項10記載の動力伝達機構としている。
請求項13の発明は、前記遠心クラッチは、ノーギア変速機の出力軸の一端で同軸設置され、それは滑動伝動盤と同一側に位置することを特徴とする請求項12記載の動力伝達機構としている
請求項14の発明は、前記ペダルクラッチは、ノーギア変速機の出力軸上で同軸設置され、それは滑動伝動盤の同一側に位置することを特徴とする請求項12記載の動力伝達機構としている。
請求項15の発明は、前記動力出力軸は、車両の後輪で連動することを特徴とする請求項9記載の動力伝達機構としている。
入力軸、出力軸、ノーギア変速機構を含み、その入力軸は車用エンジンの曲柄軸でカップリングして回転動力を獲得し、且つノーギア変速機構は入力軸と出力軸の間に連結し、入力軸の回転動力をノーギア変速方式によって出力軸に伝達するノーギア変速機と、
動力出力軸、及びギア変速機構を含むギア変速機と、
ノーギア変速機の出力軸の一端に同軸設置し、且つノーギア変速機の出力軸上で選択的にカップリングする遠心クラッチと、
ノーギア変速機の出力軸の別一端に同軸設置し、且つギア変速機構でカップリングし、ギア変速機構を通してノーギア変速機の出力軸の回転動力をギア変速方式によって動力出力軸上へ伝達するペダルクラッチから構成されることを特徴とする動力伝達機構としている。
請求項2の発明は、前記ノーギア変速機のノーギア変速機構は、遠心式ノーギア変速機構であることを特徴とする請求項1記載の動力伝達機構としている。
請求項3の発明は、前記ノーギア変速機構は、駆動盤、滑動駆動盤、及び鋼鉄球を含み、そのうち、駆動盤及び滑動駆動盤はすべて入力軸上で軸設し、且つ入力軸の回転が鋼鉄球に遠心力をもたらし、滑動駆動盤を押し上げて入力軸に沿って軸方向に移動することを特徴とする請求項2記載の動力伝達機構としている
請求項4の発明は、前記ノーギア変速機構は、伝動盤、滑動伝動盤、及び伝動盤バネを含み、そのうちこの伝動盤及び滑動伝動盤はどちらも出力軸上に軸設し、且つ伝動盤バネがその弾力によって滑動伝動盤を押し上げて出力軸に沿って軸方向に移動することを特徴とする請求項2記載の動力伝達機構としている。
請求項5の発明は、前記遠心クラッチは、ノーギア変速機の出力軸の一端に同軸設置し、それは滑動伝動盤の同一側に位置することを特徴とする請求項4記載の動力伝達機構としている。
請求項6の発明は、前記ペダルクラッチは、ノーギア変速機の出力軸の別一端に同軸設置し、それは伝動盤の同一側に位置することを特徴とする請求項4記載の動力伝達機構としている。
請求項7の発明は、前記ギア変速機構は、第一回転軸及び第二回転軸を含み、この第一回転軸は動力出力軸の末端に同軸で隣接し、且つ第一回転軸は複数個の第一ギアを含み、また第二回転軸は複数個の第二ギアを含んでこれらの第一ギアと選択的に噛み合い、異なるギア数比を形成することを特徴とする請求項1記載の動力伝達機構としている。
請求項8の発明は、前記動力出力軸は、車両の後輪に連動することを特徴とする請求項1記載の動力伝達機構としている。
請求項9の発明は、ノーギア変速機、ギア変速機、遠心クラッチ、ペダルクラッチから構成された動力伝達機構において、
入力軸、出力軸、ノーギア変速機構を含み、その入力軸は車用エンジンの曲柄軸でカップリングして回転動力を獲得し、且つノーギア変速機構は入力軸と出力軸の間に連結するノーギア変速機と、
動力出力軸、及びギア変速機構を含むギア変速機と、
ノーギア変速機の出力軸の一端に同軸設置する遠心クラッチッと、
ノーギア変速機の出力軸上で同軸設置し、遠心クラッチと同一側に位置するペダルクラッチから構成され、
そのうち、ノーギア変速機は、入力軸の回転動力をノーギア変速方式によって遠心クラッチに伝達し、且つその遠心クラッチは、ペダルクラッチ上で選択的にカップリングし、そのペダルクラッチは更に出力軸上で選択的にカップリングし、ギア変速機構を通じてノーギア変速機の出力軸の回転動力をギア変速変速方式によって、動力出力軸上へ伝達することを特徴とする動力伝達機構としている。
請求項10の発明は、前記ノーギア変速機のノーギア変速機構は、遠心式ノーギア変速機構であることを特徴とする請求項9記載の動力伝達機構としている。
請求項11の発明は、前記ノーギア変速機構は、駆動盤、滑動駆動盤、及び鋼鉄球を含み、そのうち駆動盤及び滑動駆動盤は共に入力軸上で軸設され、且つ入力軸の回転が鋼鉄球に遠心力をもたらして滑動駆動盤を押し上げ、入力軸に沿って軸方向に移動することを特徴とする請求項10記載の動力伝達機構としている。
請求項12の発明は、前記ノーギア変速機構は、伝動盤、滑動伝動盤及び伝動盤バネを含み、そのうち、この伝動盤及び滑動伝動盤は共に出力軸上で軸設し、且つその伝動盤バネがその弾力によって滑動伝動盤を押し上げ、出力軸に沿って軸方向に移動することを特徴とする請求項10記載の動力伝達機構としている。
請求項13の発明は、前記遠心クラッチは、ノーギア変速機の出力軸の一端で同軸設置され、それは滑動伝動盤と同一側に位置することを特徴とする請求項12記載の動力伝達機構としている
請求項14の発明は、前記ペダルクラッチは、ノーギア変速機の出力軸上で同軸設置され、それは滑動伝動盤の同一側に位置することを特徴とする請求項12記載の動力伝達機構としている。
請求項15の発明は、前記動力出力軸は、車両の後輪で連動することを特徴とする請求項9記載の動力伝達機構としている。
本発明の動力伝達機構は、ノーギア変速機とギア変速機両者の機能を兼ね備え、車用エンジンの最大機能を発揮することができるという利点がある。更にギア変速機の側には車用エンジンの配置空間が更に広がり、また車用エンジンの部品もしくは車両その他の部品を増やすことができ、配置しやすくなる。
図1は、本発明の第一実施例の断面図であり、図2は本発明の第一実施例車用エンジン低速の表示図である。そのうち、車用エンジン1が表示され、且つその車用エンジン1は、曲柄軸12、左フレーム体51、右フレーム体52を含む。そのうちの左フレーム体51と右フレーム体52は相互に接合し、且つ右フレーム体52上には軸孔53が貫設され、同時に左フレーム体51内においてノーギア変速機2及び遠心クラッチ6が設置され、右フレーム体52にはギア変速機3及びペダルクラッチ4が設置される。
上述のノーギア変速機2は、入力軸21、出力軸22及びノーギア変速機構23を含む。そのうち出力軸22は、上述の右フレーム体52の軸孔52内に軸設され、また入力軸21は上述の車用エンジン1の曲柄軸12でカップリングされ、曲柄軸12が伝動することによって回転動力を得る。この他、ノーギア変速機構23は、入力軸21と出力軸22の間に連結し、且つノーギア変速機構23は入力軸21の回転動力をノーギア変速方式によって出力軸22へ伝動する。
本実施例において、ノーギア変速機2のノーギア変速機構23は、遠心タイプのノーギア変速機構で、且つ駆動盤231、滑動駆動盤232、鋼鉄球233、駆動ベルト230、伝動盤234、滑動伝動盤235、及び伝動盤バネ236を含む。そのうち、駆動盤231と滑動駆動盤232はどちらも入力軸21上に軸設され、且つ入力軸21の回転が鋼鉄球233に遠心力をもたらし、活動駆動盤232を押し上げて入力軸21に沿って軸方向に移動する。
この他、ノーギア変速機構23の伝動盤234と滑動伝動盤235はどちらも出力軸22上に軸設され、且つ伝動盤バネ236はその弾力によって滑動伝動盤235を押し上げて出力軸22に沿って軸方向に移動する。同時に駆動ベルト230は、駆動盤231、滑動駆動盤232、伝動盤234、滑動伝動盤235上を通り、駆動ベルト230の作用によって、入力軸21の回転動力を遠心タイプのノーギア変速方式から出力軸22へ伝動する。
上述と同じく、ノーギア変速機構23の滑動駆動盤232と滑動伝動盤235は、どちらも遠心力によって軸方向に移動する。即ち駆動盤231、滑動駆動盤232、伝動盤234、滑動伝動盤235上を通っている駆動ベルト230は、滑動駆動盤232と滑動伝動盤235の軸方向移動によって駆動ベルト230の径方向位置が変化し、駆動盤231、滑動駆動盤232と、伝動盤234、滑動伝動盤235の間に半径比の変化が生じ、ノーギア変速の機能が達成される。例として比較的低速の状態において、駆動ベルト230は駆動盤231と滑動駆動盤232上で比較的低い位置でその中心に接近している。これは同時に駆動ベルト230が伝動盤234と滑動伝動盤235上で比較的高い位置にありその円周が接近している。このため大きな半径比が形成されて低速状態になる。反対の場合も同じである。
更に図1及び図2に示すとおり、そのうちのギア変速機3は、動力出力軸32、及びギア変速機構33を含む。そのうちの動力出力軸32は、上述のオートバイの後輪11で連動し、またギア変速機構33は、第一回転軸35、及び第二回転軸36を含む。そのうちの第一回転軸35は、動力出力軸32の末端に同軸で連接する。しかし、第一回転軸35は、動力出力軸32によって回転するだけではない。同時に第一回転軸35は五個の第一ギア351〜355、第二回転軸36も五個の第二ギア361〜365を含み、第二ギア361〜365はどの第一ギア351〜355と噛み合せて異なるギア数比を形成するか選択性を具え、レバー(図未提示)によって、第一ギア351〜355もしくは第二ギア361〜365を軸方向に押す。また異なるギア数の第一ギア351〜355と第二ギア361〜365に依る噛み合せの変化により、ギア変速を達成する。ギア変速機3のギアチェンジ方式は下述に詳細説明する。
この他、図中の遠心クラッチ6は、ノーギア変速機2の出力軸22の内の一端221に同軸設置され、且つその遠心クラッチ6は、選択的にノーギア変速機2の出力軸22上でカップリングするものである。またペダルクラッチ4はノーギア変速機2の出力軸の別一端222に設置され、更にそのペダルクラッチ4は、ギア変速機構33でカップリングし、ギア変速機構33によってノーギア変速機2の出力軸22の回転動力が、ギア変速方式によって動力出力軸32上まで伝達される。
本実施例中、遠心クラッチ6は、ノーギア変速機2の出力軸22の内の一端221に同軸設置され、その一端221は滑動伝動盤235の同一側に位置する。ペダルクラッチ4は、ノーギア変速機2の出力軸22の別一端222に設置され、その別一端222は、伝動盤234の同一側に位置する。当然滑動伝動盤235と伝動盤234は相反して配置される。そのため、遠心クラッチ6とペダルクラッチ4もまた相反して配置され、同様に滑動伝動盤235と伝動盤234を動かさなくても遠心クラッチ6はペダルクラッチ4と伝動盤234の間に設置できる。
上述のペダルクラッチ4は、クラッチ片41、クラッチ摩擦片42及びクラッチ凸輪板43を含む。そのうちのクラッチ片41は、クラッチ摩擦片42上に圧合され、またクラッチ凸輪板43は、クラッチ片41を押し上げてクラッチ摩擦片42を切り離す。
この他、上述のギア変速機構33は、中間車輪34を含み、その中間車輪34は、ペダルクラッチ4と一番目の第一ギア351の間で噛み合わさる。
図2に示すとおり、上述の構造を利用して車用エンジン1を始動する。この時、入力軸21は低回転速度の状態にあり、遠心クラッチ6は分かれた状態にある。そのため、車用エンジン1の動力は、ノーギア変速機2の伝動に依るもので、最後に遠心クラッチ6の位置に至ると動力伝動が停止する。
図3は、本発明の第一実施例の運転表示図であり、入力軸21が回転速度を高めた後、出力軸22が駆動ベルト230を動かし、その回転速度を同時に高める。その後、遠心クラッチ6は、その遠心力によって接触摩擦並びに回転を始める。この時、ノーギア変速機2の伝達に依る動力は、遠心クラッチ6を経由してギア変速機3へ伝えられる。また動力出力軸32を経由してオートバイの後輪11へ伝えられ、このようにしてオートバイは前進する動力を具える。
図4に示すのは、本発明実施例のギアチェンジの表示図であり、オートバイが徐々にスピードを上げていくと、ノーギア変速機2はそのノーギア変速機能を発揮する。また異なる地面を運転するために、ギアチェンジを必要とする時には、クラッチ凸輪板43でクラッチ片41を押し上げ、クラッチ摩擦片42を離す。すると、レバー(図未提示)によって、第一回転軸35の第一ギア351〜354の内のひとつ、もしくは第二回転軸36の第二ギア361〜364の内のひとつが発動し、軸方向に移動して隣合う第一ギア351〜354、もしくは361〜364を嵌合する。これによって、ギアチェンジが達成され、動力で第二回転軸36の第二ギアを第一回転軸35上の第一ギア355と噛み合い、続いて動力出力軸32を経てオートバイの後輪11へ伝えられる。
上述のギアチェンジ方式は以下のとおりである。先ず図1に示すとおり、第一回転軸35が含む五個の第一ギア351〜355は、そのうちの四個の第一ギア351〜354が第一回転軸35上に設置されており、五番目の第一ギア355は動力出力軸32の末端に設置される。更に三番目の第一ギア353は、第一回転軸35上で軸方向に移動し、第一回転軸35と共に回転する。同時に一番目の第一ギア351は、中間車輪34上で噛み合い、第一回転軸35と共に回転する。二番目と四番目の第一ギア352、354は空転し、五番目の第一ギア355は動力出力軸32と共に回転する。また三番目の第一ギア353は第一回転軸35上で軸方向に移動した後、隣合う二番目もしくは四番目の第一ギア352、354に嵌合して一体で回転する。
同様に、第二回転軸36が含む五個の第二ギア361〜365のうち、一番目と三番目の第二ギア361、363は空転し、二番目の第二ギア362は、第二回転軸36上で軸方向に移動し、第二回転軸と共に回転する。二番目の第二回転軸362は第二回転軸36上で軸方向に移動した後、隣合う一番目と三番目の第二ギア361、363と嵌合して一体で回転し、四番目と五番目の第二ギア364、365は、第二回転軸36と共に回転する。更に五番目の第二ギア365は、動力出力軸32末端の五番目の第一ギア355と噛み合う。
ギアチェンジを行う時、使用者は、レバー(図未提示)を動かして三番目の第一ギア353もしくは二番目の第二ギア362を左右に移動させる。例として二番目の第二ギア362を動かしてそれを左へ移動し、隣合う一番目の第二ギアと噛み合せ、これを「一ギア」とする。更に動力は中間車輪34、一番目の第一ギア351、一番目の第二ギア361五番目の第二ギア365、五番目の第一ギア355を経由して伝達する。また三番目の第一ギア353を動かしてそれを右へ移動し、隣合う四番目の第一ギア354と嵌合し、これを「二ギア」とする。更に動力は、一番目の第一ギア351、四番目の第一ギア354、四番目の第二ギア364、五番目の第二ギア365、五番目の第一ギア355を経由して伝達する。また三番目の第一ギア353を動かしてそれを左へ移動し、隣合う二番目の第一ギア352と嵌合し、これを「三ギア」とする。動力は、中間車輪34、一番目の第一ギア351、二番目の第一ギア352、二番目の第二ギア362、五番目の第二ギア365、五番目の第一ギア355を経由して伝達する。また、二番目の第二ギア362を動かしてそれを右へ移動し、隣合う三番目の第二ギア363と嵌合し、これを「四ギア」とする。動力は中間車輪34、一番目の第一ギア351、三番目の第一ギア353、三番目の第二ギア363、五番目の第二ギア365、五番目の第一ギア355を経由して伝達する。
上述のとおり、上述の構造によって、ギアチェンジが行われ、且つギアチェンジと同時にクラッチ凸輪板43でクラッチ片41を押し上げてクラッチ摩擦片42を離す。その時暫時動力の伝達は止まり、その時にギアチェンジ動作が行われ、その後クラッチ凸輪板43を緩めると、クラッチ片41は再びクラッチ摩擦片42上で圧合されて動力を伝達する。
更に続いて図1から図4を参照する。図5は、本発明第一実施例のエンジン回転速度とスピードの曲線図である。ギア変速機3の各ギア上に於いて、車用エンジン1の回転動力は、すべてノーギア変速機2のノーギア変速機能を利用して動力を伝達している。即ち車用エンジン1の回転動力は、ノーギア変速機2とギア変速機3の速度変化が相互に合わさり伝達される。このように如何なる道路環境においてもトーションの高低、回転速度の高低もしくはその他の場合にも適用される。つまり上述の構造は、ノーギア変速機2とギア変速機3両者の機能を兼ね備え、車用エンジン1の最大機能を発揮する。図5を参照する。
この他、遠心クラッチ6とペダルクラッチ4はそれぞれ別に設置し、車用エンジン1の部品、もしくはオートバイその他の部品の空間を増やし、更に配置しやすくする。
図6は、本発明の実施例2の断面図で、図7は本発明の実施例2のペダルクラッチ作動表示図の一、図8は本発明の実施例2のペダルクラッチ作動表示図の二である。主な構造は、上述の第一実施例と同じであるが、異なるのは本実施例において、ペダルクラッチ71と遠心クラッチ72が同一側に設置されることである。作動する時、ノーギア変速機73は、入力軸74の回転動力をノーギア変速方式によって、遠心クラッチ72へ伝え、その後遠心クラッチ72が一定の回転速度に達した時、遠心クラッチ72は、ペダルクラッチ71上にカップリングされ、ペダルクラッチ71は出力軸75上にカップリングされる。更にギア変速機構76を通してノーギア変速機73の出力軸75の回転動力をギア変速方式によって動力出力軸77上へ伝える。即ち、出力軸75は、ペダルクラッチ71と共に回転し、ギアチェンジの時には、ペダル78を使用してペダルクラッチ71上で作動させるだけでよい。
このため、上述の構造は第一実施例で述べる各種効果と同じであり、且つペダルクラッチ71と遠心クラッチ72を同一側に設置し、これによってギア変速機79の一側面において、車用エンジンの配置空間がより大きくなり、エンジンの部品もしくは車両その他の部品を増やす空間増え、配置しやすくなる。
1 車用エンジン
12 曲柄軸
2 ノーギア変速機
21 入力軸
22 出力軸
221 一端
222 別一端
23 ノーギア変速機構
230 駆動ベルト
231 駆動盤
232 滑動駆動盤
233 鋼鉄球
234 伝動盤
235 滑動伝動盤
236 伝動盤バネ
3 ギア変速機
32 動力出力軸
33 ギア変速機構
34 中間車輪
35 第一回転軸
351、352、353、354 第一ギア
36 第二回転軸
361、362、363、364、365 第二ギア
4 ペダルクラッチ
41 クラッチ片
42 クラッチ摩擦片
43 クラッチ凸輪板
51 左フレーム体
52 右フレーム体
53 軸孔
6 遠心クラッチ
71、72 ペダルクラッチ
73 ノーギア変速機
74 入力軸
75 出力軸
76 ギア変速機構
77 動力出力軸
78 ペダル
79 ギア変速機
12 曲柄軸
2 ノーギア変速機
21 入力軸
22 出力軸
221 一端
222 別一端
23 ノーギア変速機構
230 駆動ベルト
231 駆動盤
232 滑動駆動盤
233 鋼鉄球
234 伝動盤
235 滑動伝動盤
236 伝動盤バネ
3 ギア変速機
32 動力出力軸
33 ギア変速機構
34 中間車輪
35 第一回転軸
351、352、353、354 第一ギア
36 第二回転軸
361、362、363、364、365 第二ギア
4 ペダルクラッチ
41 クラッチ片
42 クラッチ摩擦片
43 クラッチ凸輪板
51 左フレーム体
52 右フレーム体
53 軸孔
6 遠心クラッチ
71、72 ペダルクラッチ
73 ノーギア変速機
74 入力軸
75 出力軸
76 ギア変速機構
77 動力出力軸
78 ペダル
79 ギア変速機
Claims (15)
- ノーギア変速機、ギア変速機、遠心クラッチ、ペダルクラッチから構成された動力伝達機構において、
入力軸、出力軸、ノーギア変速機構を含み、その入力軸は車用エンジンの曲柄軸でカップリングして回転動力を獲得し、且つノーギア変速機構は入力軸と出力軸の間に連結し、入力軸の回転動力をノーギア変速方式によって出力軸に伝達するノーギア変速機と、
動力出力軸、及びギア変速機構を含むギア変速機と、
ノーギア変速機の出力軸の一端に同軸設置し、且つノーギア変速機の出力軸上で選択的にカップリングする遠心クラッチと、
ノーギア変速機の出力軸の別一端に同軸設置し、且つギア変速機構でカップリングし、ギア変速機構を通してノーギア変速機の出力軸の回転動力をギア変速方式によって動力出力軸上へ伝達するペダルクラッチから構成されることを特徴とする動力伝達機構。 - 前記ノーギア変速機のノーギア変速機構は、遠心式ノーギア変速機構であることを特徴とする請求項1記載の動力伝達機構。
- 前記ノーギア変速機構は、駆動盤、滑動駆動盤、及び鋼鉄球を含み、そのうち、駆動盤及び滑動駆動盤はすべて入力軸上で軸設し、且つ入力軸の回転が鋼鉄球に遠心力をもたらし、滑動駆動盤を押し上げて入力軸に沿って軸方向に移動することを特徴とする請求項2記載の動力伝達機構。
- 前記ノーギア変速機構は、伝動盤、滑動伝動盤、及び伝動盤バネを含み、そのうちこの伝動盤及び滑動伝動盤はどちらも出力軸上に軸設し、且つ伝動盤バネがその弾力によって滑動伝動盤を押し上げて出力軸に沿って軸方向に移動することを特徴とする請求項2記載の動力伝達機構。
- 前記遠心クラッチは、ノーギア変速機の出力軸の一端に同軸設置し、それは滑動伝動盤の同一側に位置することを特徴とする請求項4記載の動力伝達機構。
- 前記ペダルクラッチは、ノーギア変速機の出力軸の別一端に同軸設置し、それは伝動盤の同一側に位置することを特徴とする請求項4記載の動力伝達機構。
- 前記ギア変速機構は、第一回転軸及び第二回転軸を含み、この第一回転軸は動力出力軸の末端に同軸で隣接し、且つ第一回転軸は複数個の第一ギアを含み、また第二回転軸は複数個の第二ギアを含んでこれらの第一ギアと選択的に噛み合い、異なるギア数比を形成することを特徴とする請求項1記載の動力伝達機構。
- 前記動力出力軸は、車両の後輪に連動することを特徴とする請求項1記載の動力伝達機構。
- ノーギア変速機、ギア変速機、遠心クラッチ、ペダルクラッチから構成された動力伝達機構において、
入力軸、出力軸、ノーギア変速機構を含み、その入力軸は車用エンジンの曲柄軸でカップリングして回転動力を獲得し、且つノーギア変速機構は入力軸と出力軸の間に連結するノーギア変速機と、
動力出力軸、及びギア変速機構を含むギア変速機と、
ノーギア変速機の出力軸の一端に同軸設置する遠心クラッチッと、
ノーギア変速機の出力軸上で同軸設置し、遠心クラッチと同一側に位置するペダルクラッチから構成され、
そのうち、ノーギア変速機は、入力軸の回転動力をノーギア変速方式によって遠心クラッチに伝達し、且つその遠心クラッチは、ペダルクラッチ上で選択的にカップリングし、そのペダルクラッチは更に出力軸上で選択的にカップリングし、ギア変速機構を通じてノーギア変速機の出力軸の回転動力をギア変速変速方式によって、動力出力軸上へ伝達することを特徴とする動力伝達機構。 - 前記ノーギア変速機のノーギア変速機構は、遠心式ノーギア変速機構であることを特徴とする請求項9記載の動力伝達機構。
- 前記ノーギア変速機構は、駆動盤、滑動駆動盤、及び鋼鉄球を含み、そのうち駆動盤及び滑動駆動盤は共に入力軸上で軸設され、且つ入力軸の回転が鋼鉄球に遠心力をもたらして滑動駆動盤を押し上げ、入力軸に沿って軸方向に移動することを特徴とする請求項10記載の動力伝達機構。
- 前記ノーギア変速機構は、伝動盤、滑動伝動盤及び伝動盤バネを含み、そのうち、この伝動盤及び滑動伝動盤は共に出力軸上で軸設し、且つその伝動盤バネがその弾力によって滑動伝動盤を押し上げ、出力軸に沿って軸方向に移動することを特徴とする請求項10記載の動力伝達機構。
- 前記遠心クラッチは、ノーギア変速機の出力軸の一端で同軸設置され、それは滑動伝動盤と同一側に位置することを特徴とする請求項12記載の動力伝達機構。
- 前記ペダルクラッチは、ノーギア変速機の出力軸上で同軸設置され、それは滑動伝動盤の同一側に位置することを特徴とする請求項12記載の動力伝達機構。
- 前記動力出力軸は、車両の後輪で連動することを特徴とする請求項9記載の動力伝達機構。
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