JP2006274967A - 内燃機関の吸入空気量制御方法 - Google Patents

内燃機関の吸入空気量制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006274967A
JP2006274967A JP2005097531A JP2005097531A JP2006274967A JP 2006274967 A JP2006274967 A JP 2006274967A JP 2005097531 A JP2005097531 A JP 2005097531A JP 2005097531 A JP2005097531 A JP 2005097531A JP 2006274967 A JP2006274967 A JP 2006274967A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
negative pressure
engine
intake
amount
brake booster
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005097531A
Other languages
English (en)
Inventor
Eisuke Kozai
英輔 香西
Koji Fujii
孝治 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP2005097531A priority Critical patent/JP2006274967A/ja
Publication of JP2006274967A publication Critical patent/JP2006274967A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】ブレーキブースタ内の負圧が低下したりあるいは正圧になっている場合にエンジンを始動すると、ブレーキブースタからの空気が吸入空気に加算されるために、急激にエンジン回転数が上昇し、始動時のエンジン音がブレーキブースタに負圧が蓄積されている場合より高くなった。
【解決手段】搭載される内燃機関の駆動力が車輪に伝達されて走行し、内燃機関から供給される負圧を蓄積する気圧式倍力装置を備えて気圧式倍力装置の負圧により車輪に加える制動力のための操作力を補助し得る制動システムを装備する車両において、内燃機関の始動時における気圧式倍力装置の負圧蓄積状態を検出し、検出した負圧蓄積状態が制動システムの操作力を補助し得る負圧蓄積状態を下回っている場合には内燃機関の吸入空気量をそれ以外の負圧蓄積状態の場合より少なくする。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両に装備された制動システムの気圧式倍力装置における負圧の蓄積状態に応じて吸入空気量を制御する内燃機関の吸入空気量制御方法に関するものである。
従来、車両、特には自動車では、制動システムを構成する摩擦式のブレーキの操作力を制御するために気圧式倍力装置すなわちブレーキブースタを備えたものが知られている。このブレーキブースタは、負圧を蓄積する定圧室と負圧よりも高圧な空気が蓄積される変圧室とを備えるものが一般的である。そして、ブレーキブースタは、定圧室にはエンジン(内燃機関)の吸気通路から負圧を導入し、その負圧と変圧室の圧力との差を利用して、自動車の乗員がブレーキペダルを操作した場合にブレーキに加わる操作力が大きくなるように機能するものである。
ところで、このブレーキブースタは、上述のように、吸気通路から定圧室に負圧を導入しているので、定圧室が大気圧になると定圧室内の空気が吸気通路に流入することになる。このため、特許文献1に記載のものでは、このような定圧室から吸気通路に流れ込む空気によりアイドル回転数が上昇することを防止するために、ブレーキ操作などにより定圧室から吸気通路に空気が流れたことを検出し、その空気の吸気通路への流入及び流入終了後から所定時間が経過するまでの間、アイドル回転制御の実行を停止するか、もしくはアイドル回転制御におけるフィードバック補正幅を最小にするように構成するものである。
特開2002−106396号公報
ところで、ブレーキブースタにおける負圧は、エンジンが停止しているつまり運転されていない状態においても自然に減少したり、あるいはブレーキペダルを複数回操作することにより減少することが知られている。この場合、負圧が減少することにより、このような状態でエンジンを始動するとエンジン回転数が急激に上昇することがある。これは、始動に際して吸入吸気量が通常のアイドル運転の場合の吸入吸気量より多くしてあることに加えて、負圧の減少したブレーキブースタから空気が吸気通路に流れ込んで、始動時のために設定された吸入空気量より多くなることによるものである。このようなエンジン回転数の上昇は例えば、冷間始動時において、アイドリング目標回転数をファストアイドルに対応して通常のアイドリング目標回転数より高く設定している場合に顕著になる。
このように始動とほぼ同時にエンジン回転数が予想以上に上昇すると、エンジン音が高くなり、静粛性を欠くことになった。また、エンジン回転数の上昇が予想以上であることより、上述のファストアイドルにおけるアイドリング目標回転数に収束するにしても、オーバーシュートが大きいために通常のファストアイドルの場合より長い時間がかかるものとなった。
上述の特許文献1に記載のものは、エンジンのアイドル運転時におけるエンジン回転数の上昇を抑制するものであるが、アイドル回転フィードバック制御を実行していることが前提となっているため、始動時においては特許文献1に記載のものであっても、上述の不具合を解消し得るものではない。
そこで本発明は、このような不具合を解消することを目的としている。
すなわち、本発明の内燃機関の吸入空気量制御方法は、搭載される内燃機関の駆動力が車輪に伝達されて走行し、内燃機関から供給される負圧を蓄積する気圧式倍力装置を備えて気圧式倍力装置の負圧により車輪に加える制動力のための操作力を補助し得る制動システムを装備する車両において、内燃機関の始動時における気圧式倍力装置の負圧蓄積状態を検出し、検出した負圧蓄積状態が制動システムの操作力を補助し得る負圧蓄積状態を下回っている場合には内燃機関の吸入空気量をそれ以外の負圧蓄積状態の場合より少なくすることを特徴とする。
このような構成において、気圧式倍力装置に蓄積されている負圧が、制動システムの操作力を補助し得る負圧蓄積状態を下回っている場合に、内燃機関の吸入空気量を少なくするので、気圧式倍力装置の負圧蓄積状態による吸入空気量の増量分が減少する。このため、制動システムが頻繁に操作された場合や、内燃機関の始動時にあっても、吸入空気量の増量分による内燃機関の回転数の上昇が抑制される。したがって、内燃機関の静粛性を向上させることが可能になる。
本発明は、以上説明したように、気圧式倍力装置から内燃機関に空気が流入するような気圧式倍力装置における負圧蓄積状態において内燃機関の吸入空気量を少なくするので、気圧式倍力装置から負圧の蓄積状態に応じて空気が内燃機関に流れ込んでも、その流れ込んだ空気が過剰な吸入空気量を形成せず、内燃機関の回転数が 急激に上昇することを防止することができ、静粛性を向上させることができる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1に概略構成を示すこの実施形態の車両は、4本の車輪Tを備え、搭載されるエンジン100の駆動力が車輪Tに伝達されて走行する自動車MVである。また、この自動車MVは、エンジン100から供給される負圧を蓄積する気圧式倍力装置であるブレーキブースタBBを備えてブレーキブースタBBの負圧により車輪Tに加える制動力のための操作力を補助し得る制動システムつまりブレーキシステムBSを装備するものである。ブレーキシステムBSは、この分野でよく知られたものを用いることができ、上述のブレーキブースタBB以外に、例えば自動車MVの運転者が操作するブレーキペダルBP、ブレーキペダルBPの操作量に応じた制動力を車輪に加えるブレーキ本体(ディスク、パッド、キャリパなど)(図示しない)、前記制動力をブレーキ本体に伝達する油圧系統(図示しない)などを備えて構成されるものである。
エンジン100は、例えば水冷式3気筒のもので、図2にはその1気筒の構成を図示している。エンジン100の吸気系1を構成する吸気管路1aには、図示しないアクセルペダルに応動して開閉するスロットルバルブ2が設けてあり、その下流側にはサージタンク3が設けられ、サージタンク3からの吸入空気は吸気バルブ37を介してシリンダ38内に吸入される。また、吸気系1には、スロットルバルブ2を迂回する迂回路41が設けてあり、その迂回路41を通過して吸気管路1aに流入する空気を制御する、例えばステップモータ駆動式制御バルブ(以下、ISCバルブと称する)42が迂回路41に設けてある。ISCバルブ42は、アクチュエータとしてのステップモータにより駆動されて、その開度が連続して調整し得るものである。この実施形態においては、ステップモータを含んだものをISCバルブ42とする。なお、ISCバルブ42はこのようなステップモータ駆動式制御バルブに限定されるものではなく、開度を制御することによって空気流量を制御するための各種の制御バルブを用いることができる。
また、吸気管路1aのスロットルバルブ2より下流に連通して、ブレーキブースタBBのための吸気管負圧を取り出す負圧管路43が設けてある。この負圧管路43は、ブレーキブースタBBに対して吸気管負圧を供給するもので、吸気管路1aが正圧以上になった場合にブレーキブースタBBに正圧がかからないようにする逆止弁44が設けてある。
このブレーキブースタBBには、負圧管路43を介して供給された負圧の蓄積状態を検出するブレーキ負圧スイッチ45が設けてある。このブレーキ負圧スイッチ45は、ブレーキ本体に必要な操作力を補助し得るに十分な負圧の蓄積状態である場合は出力信号を出力せず、負圧の蓄積状態が不十分である場合にはその出力信号を出力するものである。通常、ブレーキペダルBPを操作する毎に蓄積された負圧は減少するもので、エンジン100の運転中は吸気管路1aから補充されるため、ブレーキブースタBB内が正圧になることはない。
加えて、サージタンク3に連通する吸気系1の吸気マニホルド4のシリンダヘッド39側の端部近傍には、さらに燃料噴射バルブ5が設けてあり、この燃料噴射バルブ5を電子制御装置6により制御するようにしている。また、排気系20には、燃焼室38aから排気バルブ36を介して排出された排気ガス中の酸素濃度を測定するためのO2センサ21が、図示しないマフラに至るまでの管路に配設された三元触媒22の上流の位置に取り付けられている。
電子制御装置6は、中央演算処理装置7と、記憶装置8と、入力インターフェース9と、出力インターフェース11とを具備してなるマイクロコンピュータシステムを主体に構成されている。中央演算処理装置7は、記憶装置8に格納された後述のプログラムを実行して、エンジン100の運転制御を行うものである。そしてエンジン100の運転制御を行うために必要な情報が入力インターフェース9を介して中央演算処理装置7に入力されるとともに、中央演算処理装置7は出力インターフェース11を介して例えばISCバルブ42を制御するための制御信号たるISC信号mを出力する。
具体的には、入力インターフェース9には、サージタンク3内の圧力(吸気管圧力)を検出するための吸気圧センサ13から出力させる吸気圧信号a、エンジン回転数を検出するための回転数センサ14から出力される回転数信号b、スロットルバルブ2の開閉状態を検出するためのアイドルスイッチ16から出力されるIDL信号d、エンジン100の冷却水温を検出するための水温センサ18から出力される水温信号f、上記したO2センサ21から出力される電圧信号h、ブレーキ負圧スイッチ45から出力される出力信号kなどが入力される。
一方、出力インターフェース11からは、燃料噴射弁5に対して燃料噴射信号たる駆動パルスINJが、スパークプラグ19に対して点火信号gが、ISCバルブ42に対してISC信号mがそれぞれ、出力されるようになっている。
電子制御装置6には、吸気圧センサ13から出力される吸気圧信号aと回転数センサ14から出力させる回転数信号bとを主な情報とし、エンジン100の運転状態に応じて決まる各種の補正係数で基本燃料噴射時間すなわち基本噴射量を補正して燃料噴射弁開成時間である最終噴射時間すなわち燃料噴射量を決定し、その決定された時間により燃料噴射弁5を制御して、エンジン100の運転状態に応じた燃料噴射量を燃料噴射弁5から吸気系1に噴射するためのプログラムが内蔵してある。
また、電子制御装置6には、エンジン100の始動時におけるブレーキブースタBBの負圧蓄積状態を検出し、検出した負圧蓄積状態がブレーキシステムBSの操作力を補助し得る負圧蓄積状態を下回っている場合にはエンジン100の吸入空気量をそれ以外の負圧蓄積状態の場合より少なくするように吸入空気量を制御するプログラムが内蔵してある。
この吸入空気量制御プログラムの概略手順を、図3を参照して説明する。なお、この吸入空気量制御プログラムは、エンジン100の始動時に実行されるものである。エンジン100の始動時にあっては、始動時増量補正量により増量補正された吸入空気量に対応する開度となるように、ISCバルブ42に対して開度信号であるISC信号mが電子制御装置6から供給される。すなわちエンジン100の始動時にあっては、始動時のエンジン100の温度である冷却水温に応じてISCバルブ42を通過して吸入空気となる空気流量を設定し、その設定した空気流量すなわち始動時増量補正量を、スロットルバルブ2を通過する空気流量に加算して始動時に必要な吸入空気量を演算し、その演算した吸入空気量に基づいてISCバルブ42の開度を制御して、アイドル回転制御におけるフィードバック制御とは別のオープン制御により吸入空気量を制御するものである。
始動時増量補正量は、図4に示すように、エンジン100の始動時にあっては冷却水温に応じた初期量が設定してあり、始動から所定時間は一定量に保持され、所定時間の経過後は、所定の減量率により時間の経過言い換えれば冷却水温の上昇とともに初期値から減量されるように設定してある。そして、冷却水温が低いほど、初期量は多く設定するものである。この初期量は、例えばマップに代表的な冷却水温に対応させて設定してある。なお、エンジン100の温度としては、潤滑油の温度であってもよい。
まず、ステップS1において、イグニッションキーが操作されて電子制御装置6及び各センサを含む電気系統に電力が供給されることにより、冷却水温及び負圧蓄積状態を検出する。冷却水温は、水温センサ18から出力される水温信号fに基づいて、また負圧蓄積状態はブレーキ負圧スイッチ45からの出力信号kの有無により検出する。
ステップS2では、検出した冷却水温に対応して始動時増量補正量の初期量を設定する。すなわち、冷却水温を検出すると、その冷却水温にも基づいてマップを検索し、冷却水温に対応する初期量を設定する。この場合に、検出した冷却水温に対応する値がマップにない場合は、補間計算によって初期量を演算して設定するものである。
この後ステップS3では、検出したブレーキブースタBBの負圧蓄積状態が通常であるか否か、言い換えればブレーキシステムBSの操作力を補助し得る負圧蓄積状態であるか否かを判定する。すなわち、ブレーキブースタBBの負圧蓄積状態は、ブレーキブースタBB自体の特性にもよるが、エンジン100を始動する前にブレーキペダルBPを複数回にわたって操作することにより、負圧がエンジン100から供給されないままブレーキブースタBB内の負圧が消費されて負圧蓄積状態が変化する。そして、このような場合に、ブレーキブースタBB内に負圧がなくなり大気圧が蓄積された状態となり、ブレーキシステムBSの操作力を補助し得る負圧蓄積状態を下回る負圧蓄積状態となる。この判定は、ステップS1において検出したブレーキ負圧スイッチ45からの出力信号kがない(オフ)場合に、ブレーキブースタBBの負圧蓄積状態が通常であると判定し、出力信号kがある(オン)に通常でない言い換えれば負圧蓄積状態がブレーキシステムBSの操作力を補助するには不十分な状態と判定するものである。
そしてステップS3において負圧蓄積状態は通常であると判定した場合は、ステップS4において設定した始動時増量補正量の初期値に基づいてISCバルブ42を制御する。この場合は、負圧蓄積状態が通常の状態であるので、ブレーキブースタBBから吸気管路1aに流入する空気はなく、したがって始動した場合にその始動時のエンジン回転数が異常に上昇することはない。
一方、ステップS3において負圧蓄積状態が下回っていると判定した場合には、ステップS5において、判定したブレーキブースタの負圧蓄積状態に基づいて、負圧状態が通常である場合より吸入空気量が少なくなるよう、ステップS2において設定した始動時増量補正量の初期量から所定量を減じて最終の始動時増量補正量を設定する。
つまりこのステップS5では、この始動時増量補正量の初期量を減じることにより、始動時における吸入空気量が少なくなるように始動時増量補正量の初期値を制御するものである。この場合に、始動時増量補正量を減じる所定量は、ブレーキブースタBBの負圧を蓄積し得る容量にほぼ等しい量に設定するものである。つまり、ブレーキブースタBBに負圧が蓄積されていない場合に、ブレーキブースタBB内の負圧を蓄積する負圧室(図示しない)は大気圧を蓄積している状態になっており、その負圧室に蓄積された大気圧の空気がスロットルバルブ2の下流側に流入することになり、その分だけ吸入空気量が増加することを抑制するものである。
このようにして最終の始動時増量補正量の初期量を設定すると、ステップS6では、設定した最終の始動時増量補正量の初期量に基づいてISCバルブ42を制御する。これにより、ISCバルブ42は通常の負圧蓄積状態の場合に比較して閉じられた状態になり、通過する空気量は少なくなる。したがって、ブレーキブースタBBから負圧管路43を介して吸気管路1aに空気が流入しても、実際に混合気に寄与する始動時における吸入空気量が減少するものである。
以上の構成において、イグニッションキーを操作して電子制御装置6及び各センサに電力が供給され、スタータによりエンジン100の始動が開始されるまでに、電子制御装置6が各センサからの信号に基づいてエンジン100の状態を検出するとともに上述した始動時の吸入空気量制御プログラムを実行する。エンジン始動の開始に先立って例えば、ブレーキペダルBPを複数回踏み込みとその解除との操作を行った場合には、ブレーキペダルBPのそのような操作により踏み込み操作の毎にブレーキブースタBB内の負圧が減少し、ブレーキブースタBB内がほぼ正圧を蓄積した状態になる。
このような状態において、エンジン100を始動するまでに吸入空気量制御プログラムを実行し、ブレーキブースタBBの負圧蓄積状態に応じてISCバルブ42の開度を制御して、ブレーキブースタBBに蓄積された正圧により吸気管路1aのスロットルバルブ2より下流側に空気が流入しても、ISCバルブ42の開度が減少されているため、混合気となる吸入空気量は少なくなっている。したがって、始動時のエンジン回転数が異常に上昇することを防止することができる。それゆえ、始動後においてアイドル回転数を例えばファストアイドルのアイドリング目標回転数に収束させるまでの時間を短縮することができる。
また、始動時において潤滑油の油圧が十分でなく潤滑も不十分な状態において生じるいわゆるガラガラ音の発生を抑制することができ、さらには急激なエンジン回転数の上昇がなくなることによりエンジン音が低くなるので静粛性を向上させることができる。
加えて、自動車MVが自動変速機を備え、自動変速機をドライブレンジにしている状態で短時間停止した場合に、エンジン100のアイドル運転を停止するアイドリングストップを実施する構成のものでは、アイドリングストップからエンジン100をアイドル運転に復帰させた場合に、発進時の急な飛び出し感を防止することができる。
なお、上記実施形態においては、ブレーキブースタBBの負圧蓄積状態を検出するものとして、負圧の有無のみを検出するブレーキ負圧スイッチを説明したが、ブレーキブースタBBに蓄積されている負圧の変化に対応して連続して負圧の大きさを示す出力信号を出力するものであってもよい。この場合、負圧の大きさを示す出力信号に応じて負圧を検出し、その検出値に応じて吸入空気量を制御するようにするものであってよい。具体的には、ブレーキブースタBBの負圧蓄積状態を検出するため判定圧力より負圧が高い場合(判定圧力以上)には吸入空気量をアイドル回転制御における始動時増量補正量に維持し、負圧が判定圧力より低い場合(判定圧力未満)はその圧力に応じて吸入空気量を減量するように始動時増量補正量の初期量を減量するものである。
また、上記実施形態においては、スロットルバルブ2を迂回する迂回路41を通過する空気量を制御して吸入空気量を制御するものを説明したが、スロットルバルブのスロットル開度とエンジン回転数とに基づいて基本燃料噴射量を決定するいわゆるα−N方式のエンジンにおいて、スロットルバルブのスロットル開度を制御してアイドル回転制御を実施するものに適用するものであってもよい。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の実施形態の自動車の概略構成を示す説明図。 同実施形態におけるエンジンの概略構成を示す説明図。 同実施形態の制御手順を概略的に示すフローチャート。 同実施形態の作用説明図。
符号の説明
BB…ブレーキブースタ
100…エンジン
BS…ブレーキシステム
T…車輪
6…電子制御装置

Claims (1)

  1. 搭載される内燃機関の駆動力が車輪に伝達されて走行し、内燃機関から供給される負圧を蓄積する気圧式倍力装置を備えて気圧式倍力装置の負圧により車輪に加える制動力のための操作力を補助し得る制動システムを装備する車両において、内燃機関の始動時における気圧式倍力装置の負圧蓄積状態を検出し、
    検出した負圧蓄積状態が制動システムの操作力を補助し得る負圧蓄積状態を下回っている場合には内燃機関の吸入空気量をそれ以外の負圧蓄積状態の場合より少なくする内燃機関の吸入空気量制御方法。

JP2005097531A 2005-03-30 2005-03-30 内燃機関の吸入空気量制御方法 Pending JP2006274967A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005097531A JP2006274967A (ja) 2005-03-30 2005-03-30 内燃機関の吸入空気量制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005097531A JP2006274967A (ja) 2005-03-30 2005-03-30 内燃機関の吸入空気量制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006274967A true JP2006274967A (ja) 2006-10-12

Family

ID=37209962

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005097531A Pending JP2006274967A (ja) 2005-03-30 2005-03-30 内燃機関の吸入空気量制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006274967A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008223614A (ja) * 2007-03-13 2008-09-25 Toyota Motor Corp エンジンの制御装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07119511A (ja) * 1993-10-15 1995-05-09 Toyota Motor Corp 車両の空燃比制御装置
JPH08164840A (ja) * 1994-12-14 1996-06-25 Toyota Motor Corp 内燃機関の負圧制御装置
JPH10205381A (ja) * 1997-01-22 1998-08-04 Toyota Motor Corp 内燃機関の制御装置
JP2002021604A (ja) * 2000-05-01 2002-01-23 Toyota Motor Corp 内燃機関の負圧制御装置及び内燃機関の制御方法
JP2004346830A (ja) * 2003-05-22 2004-12-09 Denso Corp 内燃機関の制御装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07119511A (ja) * 1993-10-15 1995-05-09 Toyota Motor Corp 車両の空燃比制御装置
JPH08164840A (ja) * 1994-12-14 1996-06-25 Toyota Motor Corp 内燃機関の負圧制御装置
JPH10205381A (ja) * 1997-01-22 1998-08-04 Toyota Motor Corp 内燃機関の制御装置
JP2002021604A (ja) * 2000-05-01 2002-01-23 Toyota Motor Corp 内燃機関の負圧制御装置及び内燃機関の制御方法
JP2004346830A (ja) * 2003-05-22 2004-12-09 Denso Corp 内燃機関の制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008223614A (ja) * 2007-03-13 2008-09-25 Toyota Motor Corp エンジンの制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4811498B2 (ja) 車両の制御装置
US20100222991A1 (en) Method for operating an internal combustion engine
US8396647B2 (en) Control apparatus and method of controlling internal combustion engine mounted on vehicle
JP2000248966A (ja) 燃料が直接噴射される燃焼室を有する内燃機関の運転方法およびその制御装置
JP2000282969A (ja) ハイブリッド自動車のエンジン制御装置
JP6409840B2 (ja) ディーゼルエンジンの制御装置
JP3114787B2 (ja) 排気ブレーキ装置
JP3815312B2 (ja) 車両のエンジン自動停止・自動再始動装置
JPS63232039A (ja) 車両用定速走行装置
JP2006274967A (ja) 内燃機関の吸入空気量制御方法
JP5700389B2 (ja) 内燃機関の吸入空気量制御方法
JPH1030464A (ja) 内燃機関用電子式機関制御装置の操作方法
JP4565863B2 (ja) 気圧式倍力装置への負圧制御方法
JP5295909B2 (ja) 内燃機関の運転制御方法
JP5561218B2 (ja) エンジン制御装置
JP2004100528A (ja) 内燃機関の点火時期制御装置
JP4472488B2 (ja) 内燃機関のアイドル運転制御方法
JP2007331399A (ja) ブースタ負圧確保用制御装置
JP2009167876A (ja) エンジンの吸気制御装置
JP2009162088A (ja) 内燃機関の制御装置
JP3450765B2 (ja) エアコンカット制御方法
JP7468323B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP4229137B2 (ja) 負圧発生装置の制御装置
US20230406307A1 (en) Vehicle control apparatus
KR20110060983A (ko) 차량의 브레이크 성능 향상을 위한 엔진 부압 확대 제어방법 및 엔진 제어장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071227

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091019

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091027

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100119

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100315

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100427

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100831