JP2007331399A - ブースタ負圧確保用制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 エゼクタを備えた車両で触媒暖機制御が行われているときに、ブレーキ操作が繰り返し行われても、ブレーキブースタのアシスト機能の低下を好適に抑制可能なブースタ負圧確保用制御装置を提供する。
【解決手段】 インテークマニホールド14から取り出そうとするインマニ負圧よりも大きな負圧を発生させ、発生させた負圧をブレーキブースタ22の負圧室に供給するエゼクタ30を備えた車両で、触媒暖機制御が行われているときに使用されるECU40Aであって、所定期間内に所定回数nを上回るブレーキ操作が行われたか否かを判定するブレーキ操作判定手段と、ブレーキ操作判定手段が肯定判定した場合に、インマニ負圧を大きくするための負圧確保制御を行う負圧確保制御手段とを備えることを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ブースタ負圧確保用制御装置に関し、特に、エゼクタを備えた車両で触媒暖機制御が行われているときに使用されるブースタ負圧確保用制御装置に関する。
従来、車両において、大気から各気筒に連通する内燃機関の吸気系の吸気通路(以下、単に内燃機関の吸気系とも称す)から取り出そうとする負圧(以下、単に吸気系の負圧とも称す)よりも、さらに大きな負圧をブレーキブースタに供給するためにエゼクタが利用されている。エゼクタは一般的にはスロットル弁を迂回するバイパス路に配設されており、ベンチュリー効果によってより大きな負圧を発生させる。このエゼクタに関し、例えば特許文献1では、過給機を備えたエンジンにおいて十分な負圧を供給することを目的とした負圧供給装置が提案されている。負圧作動装置に十分な大きさの負圧を常時維持しようとする場合、この負圧供給装置には負圧供給を制御する制御弁が設けられる。制御弁は、負圧作動装置の貯留負圧が所定値を超えているときに閉弁し、所定値以下であるときに開弁することで負圧供給を制御する。
特開2004−84664号公報
近年では、地球温暖化や大気汚染などの環境問題に対する関心が益々高まっており、車両においては排気ガス中に含まれる炭化水素HCなどのエミッションの排出量を低減することが重要な課題の一つとなっている。そのためには、内燃機関の排気系に配設されている触媒の温度を素早く反応温度にまで高めることが有効な方策の一つであることから、内燃機関の始動後、触媒が活性化するまでの間、内燃機関の点火時期を遅角させる制御が一般的に行われている。同時にこの際、トルクの低下を補うために、吸気通路を大きく開放するようにスロットル弁も制御し、吸気流量を増大させている(以下、単にこれらの制御を触媒暖機制御と称す)。触媒暖機制御を行うことで、より多くの混合気をより排気行程に近い時期で燃焼させることができるため、より高い温度で排気ガスを触媒に到達させることができ、その結果、素早く触媒を活性化させることができる。
ところが、上述のようにスロットル弁で吸気通路を大きく開放すると、内燃機関の吸気系で発生する負圧が小さくなる。この場合、ブレーキブースタは内燃機関の吸気系から負圧を取り出しているため、ブレーキ操作をアシストする機能が不十分になり、その結果、運転者の操作負担が増大してしまう。そのため、一般的には上述のような触媒暖機制御のもと、エゼクタを利用してより大きな負圧をブレーキブースタの負圧室に供給するといったことが行われている。その一方で、エゼクタは負圧供給時の流量が小さいため、負圧室の負圧(以下、単にブースタ負圧とも称す)をエゼクタで増大させるためには、ある程度の時間が必要とされる。これに対して、次のブレーキ操作が行われるまでの間に時間的な余裕があるような場合、すなわち単発的なブレーキ操作が行われた場合には、ブレーキ操作によって低下したブースタ負圧はエゼクタでも容易に回復される。
一方、例えば車両が坂道を下るといった状況は、触媒暖機制御が行われているときにも想定されるが、係る状況においては、ブレーキ操作が比較的短い時間の間に繰り返し行われ易い。しかしながら、このとき繰り返し行われる一連のブレーキ操作はブースタ負圧が回復する前に続けて行われることになる。したがって、このときブースタ負圧はブレーキ操作毎に次第に大きく低下してしまう。また、この場合には、触媒暖機制御が行われているため、ブレーキブースタは内燃機関の吸気系からも十分な大きさの負圧を取り出すことができない。すなわち、触媒暖機制御が行われているときにブレーキ操作が繰り返し行われた場合には、一連のブレーキ操作の途中でブースタ負圧を十分な大きさの負圧に確保できなくなり、その結果、ブレーキブースタのアシスト機能が低下してしまう虞があった。なお、エゼクタを備えていない車両の場合には、ブレーキブースタに供給される吸気系の負圧が、一般的にブレーキ負圧を十分な大きさの負圧に確保できる程度の大きさに維持されている。また、触媒暖機制御が行われているときにブレーキ操作が繰り返し行われた場合には、特許文献1で開示されている制御弁を利用しても、ブースタ負圧を十分な大きさの負圧に確保できなくなる虞があると考えられる。
そこで本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、エゼクタを備えた車両で触媒暖機制御が行われているときに、ブレーキ操作が繰り返し行われても、ブレーキブースタのアシスト機能の低下を好適に抑制可能なブースタ負圧確保用制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、内燃機関の吸気系の吸気通路から取り出そうとする負圧よりも大きな負圧を発生させ、該負圧をブレーキブースタの負圧室に供給するエゼクタを備えた車両で、触媒暖機制御が行われているときに使用されるブースタ負圧確保用制御装置であって、所定期間内に所定回数を上回るブレーキ操作が行われたか否かを判定するブレーキ操作判定手段と、該ブレーキ操作判定手段が肯定判定した場合に、前記内燃機関の吸気系の吸気通路から取り出そうとする負圧を大きくするための負圧確保制御を行う負圧確保制御手段とを備えることを特徴とする。本発明によれば、ブレーキ操作が繰り返し行われている途中でも、吸気系の負圧を取り出すことで、ブースタ負圧を十分な大きさの負圧に素早く確保できるようになる。このため、本発明によればブレーキブースタのアシスト機能の低下を好適に抑制可能である。
また本発明は、前記負圧確保制御手段が、触媒暖機制御で遅角されている点火時期の遅角量を減少させる制御、または触媒暖機制御を禁止する制御、若しくは前記内燃機関の負荷を軽減するための制御のうち、少なくともいずれかの制御を前記負圧確保制御として行ってもよい。より具体的には、例えばこれらの制御を負圧確保制御として行うことが、吸気系の負圧を大きくするにあたって好適である。なお、負荷を軽減するための制御としては、具体的には例えば車両が備えるエアコンの作動を停止する制御が好適であるが、その他の補機の作動を停止、または軽減する制御などであってもよい。
また本発明は、前記ブレーキ操作判定手段が、前記ブレーキ操作が行なわれたか否かを、前記車両が備えるブレーキスイッチのON、OFFに応じたブレーキ回数、または前記車両が備えるブレーキペダルの踏み込みに応じたブレーキ油圧の発生回数が、所定期間内に所定回数を上回ったか否かで判定してもよい。より具体的には、例えば本発明のようにしてブレーキ操作が繰り返し行われたか否かを判定可能である。また、本発明によれば、ブレーキスイッチ(以下、スイッチをSWとも称す)や、ブレーキ装置の油圧系統の構成に備えられた油圧センサなどの出力信号を利用して判定を行えるため、ブースタ負圧を直接的に検出するための圧力センサを不要化して、車両の構成をコスト的に有利な構成にすることも可能である。
また本発明は、前記ブレーキ操作判定手段が、前記ブレーキ操作判定手段が、前記ブレーキ操作が行われたか否かを、空燃比、または前記内燃機関の回転数、若しくは該内燃機関に供給される吸気流量の変動回数が、所定期間内に所定回数を上回ったか否かで判定してもよい。ここで、ブレーキペダルが踏み込まれた場合には負圧室から吸気系に空気が押し出されるとともに、ブレーキペダルが戻された場合には吸気系から負圧室に吸気が流入する。したがって、ブレーキ操作が繰り返し行われた場合には、このような空気交換が繰り返されて吸気流量が変動することになる。また、吸気流量が変動することから、さらには内燃機関の回転数や空燃比も変動することになる。係る点に着目した本発明によれば、ブレーキ操作が繰り返し行われた否かを判定可能である。また、本発明によれば、ブレーキSWのON、OFFでは検出できないようなブレーキ操作、すなわちブレーキペダルが踏み込まれたままの状態でのブレーキ操作が繰り返し行われた場合でも好適に判定可能である。この点に鑑み、本発明の場合、判定はブレーキペダルが踏み込まれているときに行われることが好適である。また、本発明によれば、上述した発明と同様に車両の構成をコスト的に有利な構成にすることも可能である。
また本発明は、さらに前記車両が停車しているときに、前記負圧確保制御が行われることを禁止する負圧確保禁止手段を備えてもよい。ここで、吸気系の負圧を大きくするために負圧確保制御で触媒暖機制御を制限することは、エミッションの低減といった観点からは好ましくない。すなわち、負圧確保制御はあくまでアシスト機能の低下を抑制する必要がある状況で行われるのでなければ好ましくはない。これに対して、本発明によれば、車両停車中に運転者が仮にブレーキペダルを繰り返し踏み込んでしまった場合でも、負圧確保制御が行われないようにできる。すなわち、本発明によれば、エミッションの低減といった観点からもブレーキブースタのアシスト機能の低下を好適に抑制可能である。なお、負圧確保制御が行われることを禁止するためには、負圧確保禁止手段は、例えばブレーキ操作判定手段が判定を行うことを禁止してもよく、制御手段が負圧確保制御を行うことを禁止してもよい。
また本発明は、前記ブレーキ操作判定手段が、前記ブレーキ操作が行われたか否かを、前記車両の車速に係る速度の変動回数が、所定期間内に所定回数を上回ったか否かで判定してもよい。ここで、ブレーキ操作が繰り返し行われた場合には、車速もブレーキ操作に応じて変動することになる。係る点に着目した本発明によれば、ブレーキ操作が繰り返し行われた否かを判定可能である。なお、車速に係る速度とは、車速そのものだけでなく車輪速度や動力伝達系の構成の回転速度などを含む意であるが、これらのうちでも、車速に係る速度は、特にブレーキ操作に応じて直接的に変動する車輪速度であることが好ましい。また、車輪速度センサとしては例えばABS(Antilock Brake System)で利用されているものを利用できることから、本発明によれば、上述した発明と同様に車両の構成をコスト的に有利な構成にすることも可能である。また、車速に係る速度であれば停車時には変動せず、さらにABSで利用されているような車輪速度センサであれば変動の検出性も高いことから、本発明によれば、上述した負圧確保禁止手段を備えたりすることなく、車両が備えるアクセルペダルが踏み込まれていないときに広く判定を行うようにすることも可能である。
また本発明は、変動度合いが所定の大きさを上回る空燃比、または前記内燃機関の回転数、若しくは該内燃機関に供給される吸気流量の変動を前記変更回数としてカウントする、或いは変動度合いが所定の大きさを上回る車速に係る速度の変動を前記変動回数としてカウントする変動回数カウント手段を備えてもよい。ここで、ブレーキ負圧の低下度合いは、ブレーキ踏力の強弱によって変わってくる。すなわち、弱いブレーキ踏力でブレーキ操作が行われた場合には、ブースタ負圧の低下度合いも小さい。したがって、弱いブレーキ踏力で繰り返しブレーキ操作が行われた場合には、本来ブレーキブースタのアシスト力の低下を抑制する必要がないときでも、負圧確保制御が行われてしまう虞がある。これに対して、ブレーキ踏力の強弱は変動度合いに反映され、特にAT(Automatic Transmission)やABSで利用されているような車輪速度センサの場合には変動の検出性が高いため、容易に有意差のある変動度合いを検出できる。係る点に着目した本発明によれば、弱いブレーキ踏力でブレーキ操作が行われた場合には、変動をカウントしないようにすることができ、以ってエミッションの低減といった観点からもブレーキブースタのアシスト機能の低下を好適に抑制可能である。なお、車速に係る速度に限られず、空燃比、または内燃機関の回転数、若しくは内燃機関に供給される吸気流量などであっても、同様にして効果を得ることが可能である。
また本発明は、変動度合いが所定の大きさを上回る空燃比、または前記内燃機関の回転数、若しくは該内燃機関に供給される吸気流量の変動を、或いは車速に係る速度の変動を、該車速に係る速度の変動度合いに応じた重み付けを行った上で前記変動回数としてカウントする変動回数カウント手段を備えてもよい。また、変動度合いが大きい場合にはブレーキペダルがそれだけ強く踏み込まれたことになり、ブースタ負圧もそれだけ大きく低下する。これに対して、本発明によれば、変動度合いが大きい場合には大きな重み付けを行った上で変動回数としてカウントするようにでき、その結果、ブレーキ操作の判定において、カウントされた変動回数が所定回数を容易に上回るようになる。このため、本発明によれば、ブレーキブースタのアシスト機能の低下を好適に抑制可能である。
また本発明は、さらに前記内燃機関に作用する負荷が変更される運転条件に応じて、前記所定回数を変更する第1の所定回数変更手段を備えてもよい。ここで、例えばエアコンが作動している場合には、コンプレッサを駆動する必要があるため、内燃機関に作用する負荷が大きくなる。このため、トルクを確保するためにスロットル弁は作用負荷に見合う分だけ大きく開かれ、吸気系の負圧もそれだけ小さくなる。また、吸気系の負圧が小さければ、確保されるブースタ負圧もそれだけ小さくなる。このため、ブレーキ操作が繰り返し行われたときには、それだけ早くブースタ負圧を十分な大きさの負圧に確保する必要があるといえる。係る点に着目した本発明によれば、内燃機関に作用する負荷がより大きくなる場合ほど、所定回数をより小さく変更することで、ブレーキブースタのアシスト機能の低下を好適に抑制可能である。なお、内燃機関に作用する負荷が変更される運転条件としては、エアコン作動の有無のほか、例えば車両が備える変速機のレンジが駆動レンジであるか否かなどが作用する負荷が特に大きく変更される運転条件であるため好適である。但し、これに限られず、内燃機関の各部のフリクションの大きさなども内燃機関に作用する負荷となり、フリクションの大きさは使用されている潤滑油の粘度によって大きく変わってくることから、例えば内燃機関の水温の大きさがどの程度であるかなどを運転条件とすることもできる。
また本発明は、さらに、前記ブレーキ操作が行われる前の前記負圧室の負圧の大きさに応じて、前記所定回数を変更する第2の所定回数変更手段を備えてもよい。ここで、ブレーキ操作が繰り返し行われる前のブースタ負圧が小さい場合には、ブレーキ操作が繰り返し行われたときに、それだけ早くブースタ負圧を十分な大きさの負圧に確保する必要があるといえる。係る点に着目した本発明によれば、ブースタ負圧がより小さい場合ほど、所定回数をより小さく変更することで、ブレーキブースタのアシスト機能の低下を好適に抑制可能である。
本発明によれば、エゼクタを備えた車両で触媒暖機制御が行われているときに、ブレーキ操作が繰り返し行われても、ブレーキブースタのアシスト機能の低下を好適に抑制可能なブースタ負圧確保用制御装置を提供できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面と共に詳細に説明する。
図1は、ECU(Electronic Control Unit:電子制御装置)40Aで実現されている本実施例に係るブースタ負圧確保用制御装置を、車両が備える各構成とともに模式的に示す図である。内燃機関50を始めとした図1に示す各構成は車両(図示省略)に搭載されている。内燃機関50の吸気系10は、エアクリーナ11と、エアフロメータ12と、電動スロットル13と、インテークマニホールド14と、内燃機関50の各気筒(図示省略)に連通する図示しない吸気ポートと、これらの構成の間に適宜配設される例えば吸気管15a、15bなどを有して構成されている。エアクリーナ11は内燃機関50の各気筒に供給される吸気を濾過するための構成であり、図示しないエアダクトを介して大気に連通している。エアフロメータ12は吸気流量を計測するための構成であり吸気流量に応じた信号を出力する。
電動スロットル13は、スロットル弁13aと、スロットルボディ13bと、弁軸13cと、電動モータ13dとを有して構成されている。スロットル弁13aは、内燃機関50の各気筒に供給する全吸気流量を開度変化により調整するための構成である。スロットルボディ13bは、吸気通路が形成された筒状部材からなる構成であり、この吸気通路に配設されたスロットル弁13aの弁軸13cを軸支する。電動モータ13dは、ECU40Aの制御の基、スロットル弁13aの開度を変更するための構成であり、この電動モータ13dにはステップモータが採用されている。電動モータ13dはスロットルボディ13bに固定されており、その出力軸(図示省略)は弁軸13cに連結されている。スロットル弁13aの開度は、電動スロットル13に内蔵された図示しないエンコーダ(以下、単にエンコーダと称す)からの出力信号に基づき、ECU40Aで検出される。
なお、スロットル機構には、電動スロットル13のようなスロットル弁13aをアクチュエータで駆動するスロットルバイワイヤ方式を適用することが好ましい。但し、これに限られず、例えば電動スロットル13の代わりにワイヤなどを介してアクセルペダル(図示省略)と連動し、スロットル弁13aの開度が変更されるような機械式スロットル機構を適用してもよい。インテークマニホールド14は、上流側で一つの吸気通路を下流側で内燃機関50の各気筒に対応させて分岐するための構成であり、吸気を内燃機関50の各気筒に分配する。
ブレーキ装置20は、ブレーキペダル21と、ブレーキブースタ22と、マスターシリンダ23と、ホイルシリンダ(図示省略)とを有して構成されている。運転者が車輪の回転を制動するために操作するブレーキペダル21は、ブレーキブースタ22の入力ロッド(図示省略)と連結されている。また、ブレーキペダル21には、ブレーキ操作をON、OFFで検出するためのブレーキSW24が配設されている。ブレーキブースタ22は、ペダル踏力に対して所定の倍力比でアシスト力を発生させるための構成であり、内部でマスターリシンダ23側に区画された負圧室(図示省略)が、エゼクタ30を介してインテークマニホールド14の吸気通路に接続されている。ブレーキブースタ22は、さらにその出力ロッド(図示省略)がマスターシリンダ23の入力軸(図示省略)と連結されており、マスターシリンダ23は、ペダル踏力に加えてアシスト力を得たブレーキブースタ22からの作用力に応じて油圧を発生させる。マスターシリンダ23は、油圧回路を介して各車輪のディスクブレーキ機構(図示省略)に設けられたホイルシリンダ夫々に接続されており、ホイルシリンダはマスターシリンダ23から供給された油圧で制動力を発生させる。また、各車輪には車輪速度を検出するための車輪速度センサ81が配設されている。車輪速度センサ81は、ABSで利用されているものを利用することがコスト及び検出性の観点から好ましい。また、マスターシリンダ23には、発生した油圧を検出するための油圧センサ84が配設されている。なお、ブレーキブースタ22は気圧式のものであれば特に限定されるものではなく、一般的なものであってよい。
エゼクタ30は、吸気系10、より具体的にはインテークマニホールド14から取り出そうとする負圧(以下、単にインマニ負圧とも称す)よりもさらに大きな負圧を発生させてブレーキブースタ22の負圧室に供給するための構成である。エゼクタ30は、流入ポート31aと流出ポート31bと負圧供給ポート31cとを有している。これらのうち、負圧供給ポート31cがエアホース5cでブレーキブースタ22の負圧室に接続されている。また、流入ポート31aは吸気管15aの吸気通路にエアホース5aで、流出ポート31bはインテークマニホールド14の吸気通路にエアホース5bで、電動スロットル13、より具体的にはスロットル弁13aを挟むようにして夫々接続されている。これによって、電動スロットル13を迂回するバイパス路Bが、エゼクタ30を含んでエアホース5aと5bとで形成される。なお、エゼクタ30が機能していない場合、ブレーキブースタ22の負圧室には、インテークマニホールド14の吸気通路から、エアホース5b、エゼクタ30の流出ポート31b及び負圧供給ポート31c、エアホース5c夫々を介して負圧が供給される。
エアホース5aには、VSV(バキュームスイッチングバルブ)1を介在させている。VSV1は、ECU40Aの制御のもと、バイパス路Bを連通、遮断するための構成であり、本実施例では2ポジション2ポートのノーマルクローズドソレノイドバルブを採用している。但し、これに限られず、VSV1は他の適宜の電磁弁などであってよく、さらに例えば流路の遮蔽度合いを制御可能な流量調整弁などであってもよい。また、このVSV1はバイパス路Bを連通、遮断することで、エゼクタ30を機能、或いは機能停止させるための構成となっている。なお、VSV1は備えられていなくてもよい。この場合には、エゼクタ30は内燃機関50の運転中、常時機能することになる。
図2はエゼクタ30の内部構成を模式的に示す図である。エゼクタ30は内部にディフューザ32を備えている。ディフューザ32は、先細テーパ部32aと、末広テーパ部32bと、これらを連通する通路にあたる負圧取出部32cとで構成されている。先細テーパ部32aは、流入ポート31aに対向するようにして開口しており、末広テーパ部32bは、流出ポート31bに対向するようにして開口している。また、負圧取出部32cは、負圧供給ポート31cに連通している。流入ポート31aには、流入してきた吸気を先細テーパ部32aに向けて噴射するノズル33が配設されており、ノズル33から噴射された吸気はディフューザ32を流通し、さらに流出ポート31bからエアホース5bに流出する。この際、ディフューザ32で高速噴流が生起されることにより、ベンチュリー効果で負圧取出部32cに大きな負圧が発生し、さらにこの負圧は負圧供給ポート31cからエアホース5cを介して負圧室に供給される。このようなエゼクタ30の機能により、ブレーキブースタ22は、インテークマニホールド14から取り出す場合よりも大きな負圧を得ることができる。なお、負圧取出部32cと負圧供給ポート31cとの間の内部流路と、流出ポート31bと負圧供給ポート31cとの間の内部流路と、ブレーキブースタ22のエアホース5c接続部とに設けられた逆支弁34は、夫々逆流を防止するためのものである。また、エゼクタ30は図2に示す内部構造を備えるものに限られず、その他の異なる内部構造を備えるエゼクタをエゼクタ30の代わりに適用してよい。
内燃機関50には、エアコン用コンプレッサ55が備えられている。エアコン用コンプレッサ55は、その駆動軸のプーリがベルトを介して内燃機関50の出力軸のプーリに連結されている。なお、内燃機関50の出力軸のプーリには、補機としてエアコン用コンプレッサ55のほかにも、例えば図示しないパワーステアリング用ポンプやジェネレータなどの各プーリがベルトを介して連結されている。エアコン用コンプレッサ55の駆動軸には、図示しない電磁クラッチが備えられている。電磁クラッチは、エアコンSW82のON、OFFに応じてECU40Aの制御のもと断続され、これにより、エアコン用コンプレッサ55が駆動、停止する。なお、電磁クラッチはエアコンSW82の操作による場合のほか、ECU40Aが行う空調制御によっても自動的に断続制御される。
また、内燃機関50には図示しない変速機が結合されている。本実施例では変速機はATとなっているが、これに限られず、例えばCVT(Continuously Variable Transmission)であってもよい。また、本実施例では車両が変速機用ECU(図示省略)を備えている。変速機用ECUには、図示しないシフトレバーで選択された変速レンジを検出するためのレンジSW83が接続されている。運転者がシフトレバーを操作すると、変速機用ECUは運転者のレバー操作に応じて変速機を制御する。そのほか内燃機関50には、回転数Neを検出するための図示しないクランク角センサや、水温を検出するための図示しない水温センサなどが配設されている。
排気系60は、エキゾーストマニホールド61と、三元触媒62と、図示しない消音器と、これらの構成の間に適宜配設される吸気管などを有して構成されている。エキゾーストマニホールド61は、各気筒からの排気を合流させるための構成であり、各気筒に対応させて分岐させた排気通路を、下流側で一つの排気通路に集合させている。三元触媒62は、排気を浄化するための構成であり、炭化水素HC及び一酸化炭素COの酸化と、窒素酸化物NOxの還元を行う。排気系60には、排気中の酸素濃度に基づき空燃比をリニアに検出するためのA/Fセンサ63が三元触媒62の上流に、排気中の酸素濃度に基づき空燃比が理論空燃比よりもリッチかリーンかを検出するための酸素センサ64が三元触媒62の下流に、夫々配設されている。
ECU40Aは、図示しないCPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)と、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)と、入出力回路などを有して構成されている。ECU40Aは主として内燃機関50を制御するための構成であり、本実施例ではエアコンの作動も制御している。ECU40Aには、各種の制御対象が駆動回路(図示省略)を介して接続されている。また、ECU40Aには、エンコーダや、ブレーキSW24や、A/Fセンサ63や、酸素センサ64や、車輪速度センサ81や、エアコンSW82や、レンジSW83や、クランク角センサや、水温センサや、アクセルペダルの状態を検出するための図示しないアクセルセンサなどの各種のセンサが接続されている。なお、レンジSW83は変速機用ECUを介してECU40Aに接続されていてもよい。
ROMはCPUが実行する種々の処理が記述されたプログラムや各種のデータを格納するための構成であり、本実施例では内燃機関50制御用のプログラムのほか、種々の条件のもと、エゼクタ30を機能、或いは機能停止させるようにVSV1を制御するためのVSV1制御用プログラムや、触媒暖機制御を行うための触媒暖機制御用プログラムや、ブレーキSW24の出力信号に基づき検出されたブレーキSW24のON回数をブレーキ回数としてカウントするためのブレーキ回数カウント用プログラムや、カウントされたブレーキ回数が所定期間内に所定回数以上あったか否かを判定するためのブレーキ操作判定用プログラムや、このプログラムに基づく判定で肯定判定された場合に、負圧確保制御を行うための負圧確保制御用プログラムなども格納している。但し、これらのプログラムは内燃機関50制御用プログラムとして一体的に実現されてもよい。また、ブレーキ回数判定用プログラムの代わりに、例えば油圧センサ84の出力信号に基づき検出されたブレーキ油圧の発生回数をカウントするための油圧発生回数カウント用プログラムを備えてもよい。このようにしてブレーキ回数やブレーキ油圧の発生回数をカウントすれば、ブースタ負圧を直接的に検出するための圧力センサを不要化できるようになり、車両の構成をコスト的に有利な構成にすることも可能である。
また、本実施例では、負圧確保制御用プログラムは、触媒暖機制御で遅角されている点火時期の遅角量(以下、単に触媒暖機遅角量とも称す)を減少させる制御、または触媒暖機制御を禁止する制御(以下、総称する場合にはこれらの制御を単に触媒暖機制御を制限する制御と称す)を行うための触媒暖機制御制限用プログラムと、内燃機関50の負荷を軽減するための制御を行うための負荷軽減制御用プログラムとで構成されている。さらに本実施例では、負荷軽減制御用プログラムは、内燃機関50の負荷を軽減するための制御として、エアコンの作動を停止する制御を行うためのプログラムとなっている。但し、これに限られず、負荷軽減制御用プログラムは、その他の補機の作動を停止、或いは軽減する制御を行うためのプログラムであってもよい。また、触媒暖機制御制限用プログラムは、触媒暖機制御用プログラムの一部として実現されてもよい。本実施例ではCPUとROMとRAM(以下、CPU等とも称す)と上述の各種のプログラムとで各種の検出手段や判定手段や制御手段などが実現されており、特にCPU等とブレーキ操作判定用プログラムとでブレーキ操作判定手段が、CPU等と負圧確保制御用プログラムとで負圧確保制御手段が実現されている。
次に、ブレーキブースタ22のアシスト機能の低下を抑制するにあたって、ECU40Aで行われる処理を図3に示すフローチャートを用いて詳述する。ECU40Aは、ROMに格納された上述のブレーキ操作判定用プログラム及び負圧確保制御用プログラム等に基づき、CPUがフローチャートに示す処理を極短い時間で繰り返し実行することで、アシスト機能の低下を抑制する。CPUは、スロットル開度と回転数Neからインマニ負圧を推定する処理を実行する(ステップ11)。図4は、インマニ負圧を吸気流量との関係で模式的に示す図である。図4では、縦軸が吸気流量、横軸がインマニ負圧を夫々示している。また、図4では、インマニ負圧を絶対圧で示している。内燃機関50が始動して吸気流量が増大すると、インマニ負圧は曲線Caで示されるようにして大気圧から次第に低下する。このときのスロットル弁13aの開度は小さくなっている。また、スロットル弁13aの開度がハーフスロットルである場合には、インマニ負圧は曲線Cbで示されるようにして圧力が低下する。さらに、スロットル弁13aの開度が大きい場合には、インマニ負圧は曲線Ccで示されるようにして圧力が低下する。
一方、スロットル弁13aの開度が大きくなると、内燃機関50の回転数も大きくなる。この関係は、図4において内燃機関50の回転数が低回転数、中回転数、高回転数である場合に対応した直線Sa、Sb及びSc夫々で示されている。したがって、例えばスロットル弁13aの開度がハーフスロットルであり、且つ内燃機関50の回転数が中回転数である場合には、図4に示す関係に基づき、ポイントP1が直線Sbと曲線Cbとの交点として求まり、この交点P1からポイントP2で示されるインマニ負圧を求めることができる。すなわち、スロットル弁13aの開度と内燃機関50の回転数との大きさが定まれば、図4に示す関係に基づいてインマニ負圧を推定することが可能である。これにより、インマニ負圧を直接的に検出するための圧力センサを不要化できる。但し、これに限られず、このような圧力センサの出力信号に基づき、インマニ負圧を直接的に検出してもよい。
ステップ11に続き、CPUは、VSV1がエゼクタ30を機能させるように制御されている(以下、単にONになっていると称す)か否かを判定する処理を実行する(ステップ12a)。VSV1がONになっているか否かは、ECU40Aで行われているVSV1制御用のプログラムに基づく内部処理の状態をCPUが確認することで判定可能である。但し、これに限られず、VSV1が例えばVSV1の作動状態を検出可能なリミットスイッチなどを備えている場合には、リミットスイッチの出力信号に基づいて判定してもよい。本ステップでは、まずVSV1がONになっているか否かで、負圧確保制御を行う必要があるか否かがおおまかに判定される。なお、VSV1を備えていない車両にあってはこの処理は不要である。
ステップ12aで肯定判定であれば、CPUは、触媒暖機遅角量が所定値αよりも大きく、且つインマニ負圧が所定値βよりも小さいか否かを判定する処理を実行する(ステップ13)。本ステップでは、ブレーキ操作が繰り返し行われたときに、負圧確保制御を行う必要があるような触媒暖機制御が行われているか否かが判定される。ステップ13で肯定判定であれば、CPUは、ブレーキ回数が所定期間内に所定回数nを上回ったか否かを判定する処理を実行する(ステップ14a)。すなわち、本ステップで所定期間内に所定回数nを上回るブレーキ操作が行われたか否かが判定される。ステップ14aで肯定判定であれば、CPUは負圧確保制御を行う(ステップ15)。なお、本ステップでは例えば触媒暖機遅角量を減少させる制御、または触媒暖機制御を禁止する制御、若しくはエアコンの作動を停止する制御のうち、いずれかの制御だけが行われてもよく、触媒暖機制御を制限する制御と、エアコンの作動を停止する制御との両方が行われてもよい。
一方、ステップ12aで否定判定であれば、インマニ負圧が十分な大きさになっていると判定され、CPUはエゼクタ30がONになるまで繰り返しステップ11及び12aに示す処理を実行する。また、ステップ13で否定判定であれば、既に触媒暖機制御の制限やエアコンの作動停止が行われていることになり、CPUは再びステップ11に戻って処理を実行する。また、ステップ14aで否定判定であれば、負圧確保制御を行う必要がないと判定され、CPUは再びステップ11に戻って処理を実行する。
図5は、本フローチャートに対応したブースタ負圧の変化の一例を、インマニ負圧、ブレーキ油圧及び触媒暖機遅角量の変化とともに示す図である。なお、ブレーキSW24の作動状態の変化はブレーキ油圧の変化とほぼ同様である。図5に示すように、まず触媒暖機制御が開始されると触媒暖機遅角量が所定値α(図示省略)よりも増大し、同時にインマニ負圧は基準値よりも低下する。なお、基準値は確保されるべきブースタ負圧の大きさを示しており、本例では所定値βがこの基準値に設定されている。一方ブースタ負圧は、時間t1まではエゼクタ30の効果によって大きく維持されている。時間t1からブレーキ操作が繰り返し行われ始めると、ブレーキ油圧がブレーキ操作毎に発生する。同時にブースタ負圧もブレーキ操作毎に次第に大きく低下する。また本例では、ブースタ負圧は時間t3で行われた3回目のブレーキ操作で基準値を下回る。
一方、本例では所定回数nが2回に設定されており、ステップ14aで肯定判定された場合には、ステップ15でエアコンの作動が停止されるとともに触媒暖機制御が解除されるようになっている。このため、触媒暖機遅角量は3回目のブレーキ操作が行われた後に略0(ゼロ)になり、インマニ負圧は時間t4までの間に基準値よりも大きくなる。同時に、ブースタ負圧はこのインマニ負圧によって、時間t4までの間に基準値程度にまで素早く回復される。また、時間t4以降に4回目、5回目、6回目のブレーキ操作が行われたときは、インマニ負圧は既に基準値よりも大きくなっている。このため、ブースタ負圧も次のブレーキ操作までの間に基準値以上に容易に回復されることになる。以上により、エゼクタ30を備えた車両で触媒暖機制御が行われているときに、ブレーキ操作が繰り返し行われても、ブレーキブースタ22のアシスト機能の低下を好適に抑制可能なECU40Aを実現可能である。
本実施例に係るECU40Bは、ブレーキ回数カウント用プログラムの代わりに、空燃比センサ63の出力信号に基づき検出された空燃比の変動回数をカウントするための変動回数カウント用プログラムをROMに備えるとともに、ブレーキ操作判定用プログラムが、ブレーキ回数の代わりにカウントされた空燃比の変動回数が所定期間内に所定回数nを上回ったか否かを判定するためのプログラムとなっている以外、実施例1に係るECU40Aと同一のものとなっている。なお、変動回数カウント用プログラムは、クランク角センサの出力信号に基づき検出された回転数Neの変動回数をカウントするためのプログラムや、空気流量の変動を検出可能なセンサの出力信号に基づき検出された空気流量の変動回数をカウントするためのプログラムなどであってもよい。本実施例では、CPU等と上述のブレーキ操作判定用プログラムとでブレーキ操作判定手段が実現されており、ECU40Bでブースタ負圧確保用制御装置が実現されている。また、本実施例ではECU40Bが適用されている車両の各構成は、ECU40A以外、図1に示した各構成と同一のものとなっている。
次に、ブレーキ操作判定用プログラム及び負圧確保制御用プログラム等に基づき、ブレーキブースタ22のアシスト機能の低下を抑制するにあたって、ECU40Bで行われる処理を図6に示すフローチャートを用いて詳述する。なお、本フローチャートはステップ13に続くステップ13Aが追加されているとともに、ステップ14aがステップ14bに変更されている以外、図3に示すフローチャートと同一のものとなっている。このため、本実施例では特にステップ13A及び14bについて詳述する。CPUは、ブレーキSW24がONになっているか否かを判定する処理を実行する(ステップ13A)。すなわち、本実施例ではブレーキペダル21が踏み込まれたままの状態でブレーキ操作が繰り返し行われたか否かを判定するために、本ステップでブレーキSW24がONになっているか否かを判定している。ステップ13Aで肯定判定であれば、CPUは空燃比の変動回数が所定期間内に所定回数nを上回ったか否かを判定する処理を実行する(ステップ14b)。
図7はブレーキペダル21が踏み込まれたままの状態でブレーキ操作が繰り返し行われたときの空燃比、または回転数Ne、若しくは吸気流量(以下、単に空燃比等とも称す)の変化及び変動カウンタの作動状態の変化の一例を、VSV1の作動状態、ブレーキSW24の作動状態及びブレーキペダル21のストロークの変化とともに示す図である。ブレーキペダル21は踏み込まれたままの状態なので、ブレーキSW24はブレーキ操作が行われ始めてからONのままとなる。一方、ブレーキ操作自体は繰り返し行われているため、ブレーキペダル21のストロークは上下に変動する。同時にこのときブレーキブースタ22とインテークマニホールド14との間で空気交換が行われるため、空燃比等も上下に変動する。
本例では空燃比等に対して上限及び下限の閾値が設定されており、これらの閾値を超えたときの空燃比等の変化が変動として検出されるようになっている。但し、これに限られず、空燃比等の変動は他の適宜の検出方法で検出されてもよい。また、検出された空燃比等の変動は変動回数としてカウントされる。したがって、本例では空燃比等が上限及び下限の閾値を超える毎に空燃比等の変動回数が増加するようになっている。ステップ14bではこのようにしてカウントされた変動回数をもとに判定が行われる。なお、回転数Neや空気流量の変動を検出する場合には、ステップ14bで回転数Neや空気流量の変動回数を判定することになる。ステップ14bで肯定判定であれば、CPUは負圧確保制御を行う(ステップ15)。
なお、実施例1の場合も含め、車両が停車しているときに負圧確保制御が行われることを禁止するための負圧確保禁止用プログラムをROMに格納し、CPU等と負圧確保禁止用プログラムとで負圧確保禁止手段を実現してもよい。また、負圧確保制御を禁止する処理は、ステップ15よりも手前であれば適宜の段階で行われてよい。これにより、車両停車中に運転者が仮にブレーキペダル21を繰り返し踏み込んでしまった場合でも負圧確保制御が行われないようにでき、以ってエミッションの低減も好適に図られる。また、ブースタ負圧を直接的に検出しない点で、車両の構成をコスト的に有利にすることも可能である。以上により、エゼクタ30を備えた車両で触媒暖機制御が行われているときに、ブレーキ操作が繰り返し行われても、ブレーキブースタ22のアシスト機能の低下を好適に抑制可能なECU40Bを実現可能である。
本実施例に係るECU40Cは、ブレーキ回数カウント用プログラムの代わりに、車輪速度の変動を変動回数としてカウントするための変動回数カウント用プログラムをROMに備えるとともに、ブレーキ操作判定用プログラムがブレーキ回数の代わりにカウントされた車輪速度の変動回数が所定期間内に所定回数nを上回ったか否かを判定するためのプログラムとなっている以外、実施例1に係るECU40Aと同一のものとなっている。また本実施例では、変動回数カウント用プログラムは、車輪速度センサ81の出力信号に基づき検出された車輪速度の変化度合い(以下、単にΔSPDと称す)が、負(または0)から正になったか否か、または正(または0)から負になったか否かを判定することで、車輪速度の変動を検出するための変動検出用プログラムを有して構成されている。
但し、これに限られず、車輪速度の変動は他の適宜の方法で検出されてもよく、変動検出用プログラムは変動回数カウント用プログラムの一部となっていなくてもよい。また、変動検出用プログラムで車輪速度の変動の代わりに、動力伝達系の構成(例えばドライブシャフトなど)の回転速度の変動などを検出してもよい。なお、変動を検出するにあたっては変動の検出性が高いほうが好ましい。本実施例では、CPU等と上述のブレーキ操作判定用プログラムとでブレーキ操作判定手段が実現されており、ECU40Cでブースタ負圧確保用制御装置が実現されている。また、本実施例ではECU40Cが適用されている車両の各構成は、VSV1を備えていない点と、ECU40Aの代わりにECU40Cを備えている点とを除き、図1に示した各構成と同一となっている。但し、実施例1と同様にVSV1が備えられていてもよい。
次に、ブレーキ操作判定用プログラム及び負圧確保制御用プログラム等に基づき、ブレーキブースタ22のアシスト機能の低下を抑制するにあたって、ECU40Cで行われる処理を図8に示すフローチャートを用いて詳述する。なお、本フローチャートは、ステップ11が省略されるとともに、ステップ12aがステップ12bに、ステップ14aがステップ14cに変更されている以外、図3に示すフローチャートと同一のものとなっている。このため、本実施例では特にステップ12b及び14cについて詳述する。CPUは、アイドル制御が行われている(以下、単にアイドルがONになっているとも称す)か否かを判定する処理を実行する(ステップ12b)。アイドルがONになっているか否かは、例えばアクセルセンサの出力信号やECU40Aで行われているエンジン制御用のプログラムに基づく内部処理の状態をCPUが確認することで判定可能である。本ステップでは、アイドルがONになっているか否かで、負圧確保制御を行う必要があるか否かがおおまかに判定されるとともに、アクセルペダルが踏み込まれていないか否かが判定される。
すなわち、本実施例では車輪速度のほうが実施例2で示した空燃比等よりも、ブレーキ操作が行われたときの変動の検出性が高いという利点があることから、車両が備えるアクセルペダルが踏み込まれていないときに広く判定を行うようにしている。但し、さらにブレーキSW24がONになったときに判定を行うようにしてもよい。また、このように広く判定を行うようにしても、車輪速度であれば停車中には変動しないことから、仮に運転者が停車時にブレーキペダル21を繰り返し踏み込んでしまった場合でも、後述するステップ14cで否定判定され、負圧確保制御が行われないという利点がある。本実施例ではこれらの利点を生かして処理の簡素化が実現されている。また、変動を検出するにあたりブースタ負圧を直接的に検出しない点で、車両の構成をコスト的に有利にすることも可能である。ステップ12b及び13で肯定判定であれば、CPUは車両速度の変動回数が所定期間内に所定回数nを上回ったか否かを判定する処理を実行する(ステップ14c)。
図9はブレーキ操作が繰り返し行われたときの車輪速度の変化及び変動カウンタの作動状態の変化の一例を、アクセルのON、OFF状態、ブレーキSW24の作動状態及びクリアカウンタの作動状態の変化とともに示す図である。なお、本例は車両が下り坂を走行している状態を示している。まず車両が下り坂に差し掛かったときにアクセルがONからOFFになる。運転者は車両を減速させるためにブレーキ操作を繰り返し行い、これによりブレーキSW24のON、OFFが繰り返される。同時に、このとき車輪速度もブレーキ操作に応じて変動する。この車輪速度の変動はピーク値検出により検出される。また、検出された車輪速度の変動は変動回数としてカウントされる。一方、クリアカウンタは変動カウンタがカウントUPされないと次第に増加するようになっており、所定値Tを超えると変動カウンタはクリアされる。
図10は、変動回数をカウントするにあたって、変動回数カウント用プログラムに基づきECU40Cで行われる処理をフローチャートで示す図である。まずステップ21ではアイドルがONになっているか否かが判定され、肯定判定であれば、CPUはΔSPDが正(または0)から負になったか否か、または負(または0)から正になったか否かを判定する処理を実行する(ステップ22)。すなわち、本ステップで車輪速度の変動がピーク値検出により検出される。肯定判定であれば、CPUは変動カウンタをカウントUPする処理を実行する(ステップ23)。すなわち、本ステップで車輪速度の変動が変動回数としてカウントされる。変動カウンタがカウントUPされると、CPUは、クリアカウンタをクリアする処理を実行する(ステップ24)。
また、次のルーチンではステップ22で否定判定されることになり、CPUはクリアカウンタをカウントUPする処理を実行し(ステップ25)、クリアカウンタが所定値Tを上回っているか否かを判定する(ステップ26)。否定判定されれば、ステップ22、またはステップ26で肯定判定されるまで、CPUはステップ21、22、25及び26に示す処理を繰り返し実行する。これによりクリアカウンタが次第に増加する。その結果、ステップ26で肯定判定されれば、CPUは変動カウンタをクリアする処理を実行する(ステップ27)。一方、先にステップ22で肯定判定されれば、ステップ23で変動カウンタがカウントUPされ、次回のルーチン以降、ステップ22で否定判定された後、ステップ26よりも先にステップ22で肯定判定されれば、変動回数は次第に増加する。
また、ステップ21で否定判定であった場合には、CPUはステップ21、またはステップ26で肯定判定されるまで、ステップ21、25及び26に示す処理を繰り返し実行し、ステップ26で肯定判定されれば、ステップ27で変動カウンタがクリアされる。図8に示すフローチャートのステップ14cではこのようにしてカウントされた変動回数をもとに判定が行われる。また、ステップ14cで肯定判定であれば、CPUは負圧確保制御を行う(ステップ15)。なお、車両が停車中であれば、ブレーキ操作が繰り返し行われてもステップ14cで否定判定されることになる。以上により、エゼクタ30を備えた車両で触媒暖機制御が行われているときに、ブレーキ操作が繰り返し行われても、ブレーキブースタ22のアシスト機能の低下を好適に抑制可能なECU40Cを実現可能である。
本実施例に係るECU40Dは、ブレーキ回数カウント用プログラムの代わりに、変動度合いが所定の大きさ以上の車輪速度の変動(以下、単に所定度合いの変動とも称す)を、変動回数としてカウントするための変動回数カウント用プログラムをROMに備えるとともに、ブレーキ操作判定用プログラムが、ブレーキ回数の代わりにカウントされた変動回数が所定期間内に所定回数nを上回ったか否かを判定するためのプログラムとなっている以外、実施例1に係るECU40Aと同一のものとなっている。但し、これに限られず、変動回数カウント用プログラムは、車輪速度の代わりに変動度合いが所定の大きさ以上の空燃比、または回転数Ne、若しくは内燃機関に供給される吸気流量の変動を変動回数としてカウントするためのプログラムであってもよい。
また、本実施例では、変動回数カウント用プログラムは、負のΔSPDの最小値(以下、単にΔSPDminと称す)が所定値Aよりも小さいか否か、または正のΔSPDの最大値(以下、単にΔSPDmaxと称す)が所定値Cよりも大きいか否かを判定することで、所定度合いの変動を検出するための変動検出用プログラムを有して構成されている。但し、これに限られず、所定度合いの変動は他の適宜の方法で検出されてもよく、変動検出用プログラムは変動回数カウント用プログラムの一部となっていなくてもよい。本実施例では、CPU等と上述のブレーキ操作判定用プログラムとでブレーキ操作判定手段が、CPU等と変動回数カウント用プログラムとで変動回数カウント手段が実現されており、ECU40Dでブースタ負圧確保用制御装置が実現されている。また、本実施例ではECU40Dが適用されている車両の各構成は、VSV1を備えていない点と、ECU40Aの代わりにECU40Dを備えている点とを除き、図1に示した各構成と同一となっている。
図11は、変動回数をカウントするにあたって、変動回数カウント用プログラムに基づきECU40Dで行われる処理をフローチャートで示す図である。なお、本フローチャートに示すカウント処理の原理は、ΔSPDmaxで所定度合いの変動を検出してカウント処理を行う場合と、ΔSPDminで所定度合いの変動を検出してカウント処理を行う場合とで同じになっている。このため、本フローチャートではΔSPDminで所定度合いの変動を検出してカウント処理を行う場合について特に詳述する。ステップ31ではアイドルがONになっているか否かが判定され、肯定判定であれば、CPUはΔSPDが負(または0)から正になったか否かを判定する処理を実行する(ステップ32)。本ステップで否定判定された場合には、CPUはΔSPDminを算出する処理を実行する(ステップ41)。すなわち、ステップ32で肯定判定されるまでの間は、ステップ32で否定判定される毎に、本ステップでΔSPDminの算出処理が繰り返し実行される。また、この算出処理は、前回のルーチンで算出された値との大小比較により行われる。なお、ステップ42、43及び44に示す処理は実施例3で前述した処理と重複した内容となっているため、ここでは説明を省略する。また、ΔSPDminを算出するにあたっては、実際にはΔSPDが正のときには算出処理を行わなくてよい。
一方、ステップ32で肯定判定であれば、CPUはΔSPDminが所定値Aよりも小さいか否かを判定する処理を実行する(ステップ33)。本ステップで肯定判定されることで、所定度合いの変動が検出される。ステップ33で肯定判定であれば、CPUは変動カウンタをカウントUPする処理を実行する(ステップ34)。すなわち、本ステップで所定度合いの変動が変動回数としてカウントされる。続いて、CPUはクリアカウンタをクリアする処理を実行する(ステップ35)。なお、ステップ33で否定判定された場合もクリアカウンタはクリアされる。続いてCPUはΔSPDが負(または0)から正になったか否かを判定する処理を実行する(ステップ36)。本フローチャートではΔSPDminについての処理だけを示しているため、ここでの判定は肯定判定となる。ステップ36で肯定判定であれば、CPUはΔSPDminをクリアする処理を実行する(ステップ37)。また、ステップ31で否定判定された場合も、CPUはΔSPDminをクリアする処理を実行する(ステップ45)。
なお、ΔSPDmaxで所定度合いの変動を検出してカウント処理を行う場合には、ステップ32ではΔSPDが正(または0)から負になったか否かを判定し、ステップ33ではΔSPDmaxが所定値Cよりも大きいか否かを判定し、ステップ36ではΔSPDが正(または0)から負になったか否かを判定し、ステップ41ではΔSPDmaxを算出し、ステップ45ではΔSPDmaxをクリアする。すなわち、実際にはこれらのステップでΔSPDmaxとΔSPDminとについて処理がともに行われるようになっている。但し、例えばΔSPDmaxとΔSPDminとのいずれか一方で検出された所定度合いの変動だけを変動回数としてカウントすることなども可能である。また、ΔSPDmaxとΔSPDminとで所定度合いの変動を検出するタイミングなども、ステップ32に示すタイミングに限られず、適宜のタイミングであってよい。また、本実施例では処理の簡素化を図るために、ΔSPDmaxとΔSPDminとで所定度合いの変動を検出しているが、ΔSPDmaxとΔSPDminとの代わりに、車輪速度の変動度合いそのものを算出して所定度合いの変動を検出してもよい。
また、本実施例でブレーキ操作判定用プログラム及び負圧確保制御用プログラム等に基づき、ブレーキブースタ22のアシスト機能の低下を抑制するにあたってECU40Eで行われる処理は、実施例3で前述した図8に示すフローチャートと同一のフローチャートに従って行われる。したがって、ステップ14cでは、本フローチャートでカウントされた車輪速度の変動回数をもとに判定が行われる。これにより、車輪速度の変動度合いが小さい場合には肯定判定され難くなる。すなわち、本来ブレーキブースタ22のアシスト力の低下を抑制する必要がないときにまで負圧供給制御が行われることを抑制でき、その結果、エミッションの低減も好適に図られる。以上により、エゼクタ30を備えた車両で触媒暖機制御が行われているときに、ブレーキ操作が繰り返し行われても、ブレーキブースタ22のアシスト機能の低下を好適に抑制可能なECU40Dを実現可能である。
本実施例に係るECU40Eは、ブレーキ回数カウント用プログラムの代わりに、車輪速度の変動をこの車輪速度の変動度合いに応じた重み付けを行った上で変動回数としてカウントするための変動回数カウント用プログラムをROMに備えるとともに、ブレーキ操作判定用プログラムが、ブレーキ回数の代わりにカウントされた変動回数が所定期間内に所定回数nを上回ったか否かを判定するためのプログラムとなっている以外、実施例1に係るECU40Aと同一のものとなっている。但し、実施例4と同様に変動回数カウント用プログラムは、車輪速度の代わりに空燃比、または回転数Ne、若しくは内燃機関に供給される吸気流量の変動を、これらの変動度合いに応じた重み付けを行った上で変動回数としてカウントするためのプログラムであってもよい。
また本実施例では、変動回数カウント用プログラムは、ΔSPDminが所定値Bよりも小さいか否か(または、ΔSPDmaxが所定値Dよりも大きいか否か)、さらに所定値Bよりも小さい場合には、ΔSPDminが所定値Aよりも小さいか否か(または、さらに所定値Dよりも大きい場合には、ΔSPDmaxが所定値Cよりも大きいか否か)を判定することで、異なる変動度合いを有する車輪速度の変動を検出するための変動検出用プログラムを有して構成されている。但し、これに限られず、変動度合いの異なる車輪速度の変動は他の適宜の方法で検出されてもよく、変動検出用プログラムは変動回数カウント用プログラムの一部となっていなくてもよい。本実施例では、CPU等と上述のブレーキ操作判定用プログラムとでブレーキ操作判定手段が、CPU等と変動回数カウント用プログラムとで変動回数カウント手段が実現されており、ECU40Eでブースタ負圧確保用制御装置が実現されている。また、本実施例ではECU40Eが適用されている車両の各構成は、VSV1を備えていない点と、ECU40Aの代わりにECU40Eを備えている点とを除き、図1に示した各構成と同一となっている。
図12は、変動回数をカウントするにあたって、変動回数カウント用プログラムに基づきECU40Eで行われる処理をフローチャートで示す図である。なお、本フローチャートでは実施例4と同様にΔSPDminで車輪速度の変動を検出してカウント処理を行う場合について特に詳述する。また、本フローチャートでステップ番号のみが付されている空白ステップは、図11に示すフローチャートのステップと重複しているステップを簡略的に示したものであり、これらのステップにおける処理内容については本実施例では説明を省略する。ステップ32で肯定判定された場合、CPUはΔSPDminが所定値Bよりも小さいか否かを判定する処理を実行する(ステップ51)。所定値Bは所定値Aよりも小さい値であり、本ステップで肯定判定されることで、本フローチャートで検出される変動のうちで、最も変動度合いが大きい変動が検出される。
ステップ51で否定判定であれば、CPUはΔSPDminが所定値Aよりも小さいか否かを判定する処理を実行する(ステップ52)。本ステップで肯定判定されることで、本フローチャートで検出される変動のうちで、次に変動度合いが大きい変動が検出される。また、本ステップで否定判定されることで、本フローチャートで検出される変動のうちで、最も変動度合いが小さい変動が検出される。一方、ステップ51で肯定判定であれば、CPUは変動カウンタを「3」カウントUPする処理を実行し(ステップ53)、ステップ72で肯定判定であれば、CPUは変動カウンタを「2」カウントUPする処理を実行し(ステップ54)、ステップ72で否定判定であれば、CPUは変動カウンタを「1」カウントUPする処理を実行する(ステップ55)。すなわち、これらステップ53、54及び55で変動度合いに応じた重み付けが行われた上で、車輪速度の変動が変動回数としてカウントされる。
なお、ΔSPDmaxで所定度合いの変動を検出してカウント処理を行う場合には、ステップ51ではΔSPDmaxが所定値D(所定値Dは所定値Cよりも大きい)よりも大きいか否かを判定し、ステップ52ではΔSPDmaxが所定値Cよりも大きいか否かを判定する。また、ΔSPDmaxで変動の検出を行う場合についてのステップ32、36、41及び45の処理内容については実施例4で前述した通りである。また、本実施例では、ステップ51及び52で変動度合いの異なる車輪速度の変動を検出するようにしているが、これに限られず、例えばさらに複数段階のステップを設けて細かく検出するようにしてもよい。また、本実施例では、ステップ53、54及び55では加算により重み付けを行っているが、これに限られず、例えば乗算により重み付けを行ってもよく、また、例えば変動度合いが最小のものとして検出された変動に対して、変動回数が0(ゼロ)になるような重み付けを行ってもよい。また、重み付けの度合いも、変動度合いに応じて適宜の度合いを設定してよい。
また、本実施例でブレーキ操作判定用プログラム及び負圧確保制御用プログラム等に基づき、ブレーキブースタ22のアシスト機能の低下を抑制するにあたってECU40Eで行われる処理は、実施例3で前述した図8に示すフローチャートと同一のフローチャートに従って行われる。したがって、ステップ14cでは、本フローチャートでカウントされた車輪速度の変動回数をもとに判定が行われる。これにより、車輪速度の変動度合いが大きい場合ほど肯定判定され易くなる。したがってブレーキペダルが強く踏み込まれた結果、ブースタ負圧が大きく低下した場合には、素早く負圧供給制御を行うことができるようになる。以上により、エゼクタ30を備えた車両で触媒暖機制御が行われているときに、ブレーキ操作が繰り返し行われても、ブレーキブースタ22のアシスト機能の低下を好適に抑制可能なECU40Eを実現可能である。
本実施例に係るECU40Fは、内燃機関50に作用する負荷が変更される運転条件に応じて、所定回数を変更するための第1の所定回数変更用プログラムをさらにROMに格納している以外、実施例1に係るECU40Aと同一のものとなっている。但し、これに限られず、ECU40FはECU40Aの代わりに例えばECU40BからECU40EまでのいずれかのECUがさらに第1の所定回数変更用プログラムをROMに格納したものなどであってもよい。さらに、本実施例では第1の所定回数変更用プログラムは、内燃機関50に作用する負荷が変更される運転条件として、レンジSW83からの出力信号に基づき、変速機の変速レンジが駆動レンジであるか否かと、エアコンSW82からの出力信号に基づき、エアコンが作動しているか否かとを判定する運転条件判定用プログラムを有して構成されている。
但し、これに限られず、運転条件判定用プログラムは例えば水温の高さや回転数Neの大きさがどの程度であるかなどを運転条件として判定を行うためのプログラムであってもよく、運転条件判定用プログラムは第1の所定回転変更用プログラムの一部になっていなくてもよい。本実施例では、CPU等と第1の所定回数変更用プログラムとで第1の所定回数変更手段が実現されており、ECU40Fでブースタ負圧確保用制御装置が実現されている。また、本実施例ではECU40Fが適用されている車両の各構成は、ECU40A以外、図1に示した各構成と同一のものとなっている。
図13は、所定回数を変更するにあたって、第1の所定回数変更用プログラムに基づきECU40Fで行われる処理をフローチャートで示す図である。CPUは、変速機のレンジが駆動レンジになっているか否かを判定する処理を実行する(ステップ61)。ここで、変速機の変速レンジが駆動レンジになっている場合には、内燃機関50に作用する負荷が大きくなる。したがって、スロットル弁13aは必要なトルクを確保できる分だけ開かれ、これに伴いインマニ負圧も低下する。また、インマニ負圧が小さければ、確保されるブースタ負圧もそれだけ小さくなる。このため、ブレーキ操作が繰り返し行われたときには、それだけ早くブースタ負圧を十分な大きさの負圧に確保する必要があるといえる。これに対し、本ステップはこのような必要があるか否かを判定するためのステップとなっている。
なお、変速機の変速レンジが駆動レンジになっている場合には、クリープ力が発生する。このため、駆動レンジでは回転数Ne自体はクリープ力を抑制するために小さく変更される。したがって、係る特徴に着目すれば、例えば回転数Neがどの程度であるか、具体的には例えば回転数Neが、変速レンジがニュートラル、またはパーキングレンジ(非駆動レンジ)のときの目標回転数よりも小さいか否かを、内燃機関50に作用する負荷が変更される運転条件とすることも可能である。ステップ61で肯定判定であれば、CPUはエアコンSW82がONになっているか否かを判定する処理を実行する(ステップ62)。但し、これに限られず、本ステップで例えばエアコン用コンプレッサ55の電磁クラッチが自動的に断続制御される条件に基づき、エアコン用コンプレッサ55の作動状態がONになっているか否かを判定してもよい。なお、電磁クラッチが自動的に断続制御される条件とは、具体的には例えば車室内の温度がエアコンの設定温度に達したか否かなどであるが係る条件は適宜のものであってよい。また、車室内の温度は例えば温度センサなどの出力信号に基づき検出できる。本ステップでエアコン用コンプレッサ55が作動しているか否かが判定される。ここで、エアコン用コンプレッサ55が作動している場合にも、エアコン用コンプレッサ55が負荷となって内燃機関50に作用する負荷が大きくなり、結果的にインマニ負圧も低下することになる。すなわち、本ステップもブレーキ操作が繰り返し行われたときに早くブースタ負圧を十分な大きさの負圧に確保する必要があるか否かを判定するためのステップとなっている。
ステップ62で肯定判定であれば、CPUは所定回数nをN1に変更する処理を実行し(ステップ63)、ステップ62で否定判定であれば、CPUは所定回数nをN2に変更する処理を実行する(ステップ64)。一方、ステップ61で否定判定であれば、CPUはステップ62と同様にエアコンSW82がONになっているか否か等を判定する処理を実行する(ステップ65)。なお、ステップ62と同様に本ステップで例えばエアコン用コンプレッサ55の電磁クラッチが自動的に断続制御される条件に基づき、エアコン用コンプレッサ55の作動状態がONになっているか否かを判定してもよい。ステップ65で肯定判定であれば、CPUは所定回数nをN3に変更する処理を実行し(ステップ66)、否定判定であれば、CPUは所定回数nをN4に変更する処理を実行する(ステップ67)。これらN1、N2、N3及びN4の大きさは、式(N1<N2<N3<N4)に示す関係を満たすように設定されており、ブースタ負圧を早く確保する必要性がより高い場合に対応する値ほど小さくなっている。したがって、図3に示すフローチャートのステップ14aでは、本フローチャートで変更された所定回数をもとに判定が行われることで、必要性がより高い場合ほど肯定判定され易くなる。すなわち、必要性がより高い場合ほど素早く負圧供給制御を行うことができるようになる。
なお、エミッションの低減といった観点からは負圧供給制御で触媒暖機制御が制限されるのは好ましくない。一方、非駆動レンジではブースタ負圧がより大きな負圧に確保されやすい。このため、非駆動レンジではブースタ負圧を特段早く確保する必要性はないとして、ステップ81で否定判定された場合には、ステップ85の代わりにステップ81を繰り返し実行するようにして、所定回数を変更しないようにしてもよい。これによりエミッションの低減も好適に図られる。以上により、エゼクタ30を備えた車両で触媒暖機制御が行われているときに、ブレーキ操作が繰り返し行われても、ブレーキブースタ22のアシスト機能の低下を好適に抑制可能なECU40Fを実現可能である。
本実施例に係るECU40Gは、ブレーキ操作が繰り返し行われる前のブースタ負圧の大きさに応じて、所定回数を変更するための第2の所定回数変更用プログラムをさらにROMに格納している以外、実施例6に係るECU40Fと同一のものとなっている。さらに、本実施例では、第2の所定回数変更用プログラムは、ブースタ負圧の大きさを推定により検出するためのブースタ負圧検出用プログラムを有して構成されている。但し、これに限られず、ブースタ負圧検出用プログラムは、例えば圧力センサの出力信号からブースタ負圧を直接的に検出するためのプログラムであってもよく、ブースタ負圧検出用プログラムは第2の所定回転変更用プログラムの一部になっていなくてもよい。
図14は、ブースタ負圧をインマニ負圧との関係で模式的を示す図である。図14に示すように、ブースタ負圧とインマニ負圧との間には相関関係があり、これはエゼクタ30が機能している場合のブースタ負圧でも同様である。したがって、係る関係をマップデータとしてROMに格納しておくことで、インマニ負圧からブースタ負圧を推定できる。なお、インマニ負圧も前述した図4に示す関係で推定可能であり、インマニ負圧及びブースタ負圧をともに推定により検出すれば、車両の構成をコスト的に有利な構成にすることも可能である。本実施例では、CPU等と第2の所定回数変更用プログラムとで第2の所定回数変更手段が実現されており、ECU40Gでブースタ負圧確保用制御装置が実現されている。また、本実施例ではECU40Gが適用されている車両の各構成は、ECU40A以外、図1に示した各構成と同一のものとなっている。
図15は、所定回数を変更するにあたって、第2の所定回数変更用プログラムに基づきECU40Fで行われる処理をフローチャートで示す図である。なお、図15では第2の所定回数変更用プログラムを実施例6で前述した第1の所定回数変更用プログラムと組み合わせた場合の処理の例を示しているが、第1の所定回数変更用プログラムに基づく処理についてはここでは説明を省略する。また、第2の所定回数変更用プログラムは単独で処理が行われるようにしてもよい。CPUは、ブレーキ操作が繰り返し行われる前のブースタ負圧を検出する処理を実行する(ステップ71)。ここで、ブレーキ操作が繰り返し行われる前のブースタ負圧が小さい場合には、ブレーキ操作が繰り返し行われたときにそれだけ早くブースタ負圧を十分な大きさの負圧に確保する必要があるといえる。これに対し、本ステップはこのような必要があるか否かを判定するためのステップとなっている。なお、本ステップでは、ブレーキSW24がOFFになってからの所定時間を除き、ブレーキSW24がOFFのときにブースタ負圧を検出する処理を実行することで、ブレーキ操作が繰り返し行われる前のブースタ負圧を検出している。
続いてCPUは、補正値Hを算出する処理を実行する(ステップ72)。補正値Hは、その大きさがブースタ負圧の大きさに応じてマップデータで定義されている。本ステップではROMに格納されたこのマップデータと、ステップ71で検出されたブースタ負圧とをもとに補正値Hが算出される。なお、本実施例ではブースタ負圧が小さいほど補正値Hは大きく設定されている。続いてCPUは、所定回数nに補正値Hを乗算する処理を実行する(ステップ73)。本ステップで、ブレーキ操作が繰り返し行われる前のブースタ負圧の大きさに応じて,所定回数nが変更される。したがって、図3に示すフローチャートのステップ14aでは、本フローチャートで変更された所定回数をもとに判定が行われることで、必要性がより高い場合ほど肯定判定され易くなる。すなわち、必要性がより高い場合ほど素早く負圧供給制御を行うことができるようになる。なお、ステップ73では例えば所定回数nに補正値Hを乗算する代わりに加算するなど、他の適宜の補正処理が行われるようにしてもよい。以上により、エゼクタ30を備えた車両で触媒暖機制御が行われているときに、ブレーキ操作が繰り返し行われても、ブレーキブースタ22のアシスト機能の低下を好適に抑制可能なECU40Gを実現可能である。
上述した実施例は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
ECU40Aを車両の各構成とともに模式的に示す図である。 エゼクタ30の内部構成を模式的に示す図である。 アシスト機能の低下を抑制するにあたって、ECU40Aで行われる処理をフローチャートで示す図である。 インマニ負圧を吸気流量との関係で模式的に示す図である。 図3に示すフローチャートに対応したブースタ負圧の変化の一例を示す図である。 アシスト機能の低下を抑制するにあたって、ECU40Bで行われる処理をフローチャートで示す図である。 ブレーキ操作が繰り返し行われたときの空燃比等の変化及び変動カウンタの作動状態の変化の一例を示す図である。 アシスト機能の低下を抑制するにあたって、ECU40Cで行われる処理をフローチャートで示す図である。 ブレーキ操作が繰り返し行われたときの車輪速度の変化及び変動カウンタの作動状態の変化の一例を示す図である。 変動回数をカウントするにあたって、ECU40Cで行われる処理をフローチャートで示す図である。 変動回数をカウントするにあたって、ECU40Dで行われる処理をフローチャートで示す図である。 変動回数をカウントするにあたって、ECU40Eで行われる処理をフローチャートで示す図である。 所定回数を変更するにあたって、ECU40Fで行われる処理をフローチャートで示す図である。 ブースタ負圧をインマニ負圧との関係で模式的に示す図である。 所定回数を変更するにあたって、ECU40Gで行われる処理をフローチャートで示す図である。
符号の説明
10 吸気系
13 電動スロットル
20 ブレーキ装置
24 ブレーキSW
30 エゼクタ
40 ECU
50 内燃機関
55 エアコン用コンプレッサ
60 排気系
63 A/Fセンサ
81 車輪速度センサ
82 エアコンSW
83 レンジSW
84 油圧センサ

Claims (10)

  1. 内燃機関の吸気系の吸気通路から取り出そうとする負圧よりも大きな負圧を発生させ、該負圧をブレーキブースタの負圧室に供給するエゼクタを備えた車両で、触媒暖機制御が行われているときに使用されるブースタ負圧確保用制御装置であって、
    所定期間内に所定回数を上回るブレーキ操作が行われたか否かを判定するブレーキ操作判定手段と、該ブレーキ操作判定手段が肯定判定した場合に、前記内燃機関の吸気系の吸気通路から取り出そうとする負圧を大きくするための負圧確保制御を行う負圧確保制御手段とを備えることを特徴とするブースタ負圧確保用制御装置。
  2. 前記負圧確保制御手段が、触媒暖機制御で遅角されている点火時期の遅角量を減少させる制御、または触媒暖機制御を禁止する制御、若しくは前記内燃機関の負荷を軽減するための制御のうち、少なくともいずれかの制御を前記負圧確保制御として行うことを特徴とする請求項1記載のブースタ負圧確保用制御装置。
  3. 前記ブレーキ操作判定手段が、前記ブレーキ操作が行なわれたか否かを、前記車両が備えるブレーキスイッチのON、OFFに応じたブレーキ回数、または前記車両が備えるブレーキペダルの踏み込みに応じたブレーキ油圧の発生回数が、所定期間内に所定回数を上回ったか否かで判定することを特徴とする請求項1または2記載のブースタ負圧確保用制御装置。
  4. 前記ブレーキ操作判定手段が、前記ブレーキ操作が行われたか否かを、空燃比、または前記内燃機関の回転数、若しくは該内燃機関に供給される吸気流量の変動回数が、所定期間内に所定回数を上回ったか否かで判定することを特徴とする請求項1または2記載のブースタ負圧確保用制御装置。
  5. さらに、前記車両が停車しているときに、前記負圧確保制御が行われることを禁止する負圧確保禁止手段を備えることを特徴とする請求項1から4いずれか1項記載のブースタ負圧確保用制御装置。
  6. 前記ブレーキ操作判定手段が、前記ブレーキ操作が行われたか否かを、前記車両の車速に係る速度の変動回数が、所定期間内に所定回数を上回ったか否かで判定することを特徴とする請求項1または2記載のブースタ負圧確保用制御装置。
  7. 変動度合いが所定の大きさを上回る空燃比、または前記内燃機関の回転数、若しくは該内燃機関に供給される吸気流量の変動を前記変更回数としてカウントする、或いは変動度合いが所定の大きさを上回る車速に係る速度の変動を前記変動回数としてカウントする変動回数カウント手段を備えることを特徴とする請求項4または6記載のブースタ負圧確保用制御装置。
  8. 変動度合いが所定の大きさを上回る空燃比、または前記内燃機関の回転数、若しくは該内燃機関に供給される吸気流量の変動を、或いは車速に係る速度の変動を、該車速に係る速度の変動度合いに応じた重み付けを行った上で前記変動回数としてカウントする変動回数カウント手段を備えることを特徴とする請求項4または6記載のブースタ負圧確保用制御装置。
  9. さらに、前記内燃機関に作用する負荷が変更される運転条件に応じて、前記所定回数を変更する第1の所定回数変更手段を備えることを特徴とする請求項1から8いずれか1項記載のブースタ負圧確保用制御装置。
  10. さらに、前記ブレーキ操作が行われる前の前記負圧室の負圧の大きさに応じて、前記所定回数を変更する第2の所定回数変更手段を備えることを特徴とする請求項1から9いずれか1項記載のブースタ負圧確保用制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010000998A (ja) * 2008-06-23 2010-01-07 Toyota Motor Corp 車両の制御装置
JP2010007616A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Toyota Motor Corp 内燃機関の制御装置
KR101807010B1 (ko) 2012-11-09 2017-12-08 현대자동차 주식회사 차량의 브레이크 부압 제어장치 및 방법

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