JP2006274551A - 太陽光発電システム - Google Patents
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Abstract
【課題】部材点数を低減し、屋根上の重量を軽減でき、防水性が良く、施工性に優れ、しかも金属屋根材材を用いたときに生じる騒音を低減する太陽光発電システムを提供する。また、太陽電池モジュールの高さを低くし、屋根面と太陽電池モジュールとの一体感を高め、これによって外観や美観の向上した太陽光発電システムを提供する。
【解決手段】太陽電池モジュール設置用支持体をもつ金属屋根材1ー1を屋根上に複数配設し、この金属屋根上に太陽電池モジュール3及びダミーモジュール2が金属屋根全体を覆うように載置することとしたので、部品点数が少なく、屋根上の重量を軽減でき、しかも金属屋根上への遮音部材の載置面積を広くとれ、出来うる限り屋根全面に載置可能とする。
【選択図】図1
【解決手段】太陽電池モジュール設置用支持体をもつ金属屋根材1ー1を屋根上に複数配設し、この金属屋根上に太陽電池モジュール3及びダミーモジュール2が金属屋根全体を覆うように載置することとしたので、部品点数が少なく、屋根上の重量を軽減でき、しかも金属屋根上への遮音部材の載置面積を広くとれ、出来うる限り屋根全面に載置可能とする。
【選択図】図1
Description
本発明は屋根上に太陽エネルギーを利用して発電を行う太陽電池モジュールを平板状の金属屋根材を介して固定するための固定装置であって、前記金属屋根材上に前記太陽電池モジュールおよびダミーモジュールを載置することで前記金属屋根材上への載置面積率を大きくした太陽光発電システムに関するものである。
近年、地球環境問題、省エネルギーへの関心の高まりとともに、自然エネルギーを利用した新エネルギー技術が注目されている。そのひとつとして、太陽エネルギーを利用したシステムの関心が高く、とくに太陽光発電システムの住宅への普及が加速されている。
この太陽光発電システムは、その主要な構成要素である太陽電池モジュールにより太陽光エネルギーを電力に変換して利用することで、家庭の電気負荷を低減させるものである。
そこで、住宅においては、家屋の屋根上に太陽電池モジュールを配設して利用されるが、屋根上への太陽電池モジュールの取り付け構造については、既にさまざまな構成が提案されている。
ところで、太陽光発電システムに使用する太陽電池モジュールについては、地上架台、陸屋根架台等に代表されるように、新設した設置面を用意し、この面に設置する各種技術以外に、住宅屋根に代表される既設の設置面を利用する方法もあり、様々な屋根への太陽電池モジュールの設置方法が提案されている。
また、太陽電池モジュールについては、下記のごとく、複数の太陽電池素子を直並列に接続し、強化ガラス・封入樹脂・耐候性フィルムで挟持する構造が一般的である。
具体的には、図9は従来の太陽光発電システムに係る太陽電池モジュールの概略断面図であるが、ここに示すように、太陽電池モジュール3はたとえばシリコン等から成る半導体の光電変換効果を利用して電力を発生させる太陽電池素子10を複数個直列および並列に電気的に接続し、そして、耐候性のある素材で覆うように成し、所要の出力電圧や出力電流を得る。
この太陽電池素子10は単結晶や多結晶シリコンなどの結晶系太陽電池素子や、薄膜系太陽電池素子などにより構成する。
太陽電池素子10の受光面にはガラス板や合成樹脂板などの光透過板11を配置し、その裏面である非受光面にはテフロン(登録商標)フィルムやPVF(ポリフッ化ビニル)、PET(ポレエチレンテレフタレート)などの耐候性フィルム12を被着し、さらに光透過板11と耐候性フィルム12との間には、たとえばEVA(エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂)などから成る透明な合成樹脂を介在し、充填材16と成している。
そして、これら光透過板11、太陽電池素子10および耐候性フィルム12の重ね構造の矩形状の本体に対し、その各辺の周囲をアルミニウム金属やSUS等から成る枠体13を挟み込むように装着し、太陽電池モジュール3全体の強度を高めている。
また、太陽電池モジュール3の裏面、すなわち耐候性フィルム12の上にはABS樹脂などの合成樹脂やアルミニウム金属などで構成したジャンクションボックス17を接着し、太陽電池モジュール3の出力電力を取り出すターミナルと成している。
図10は住宅の屋根上に太陽電池モジュール3を複数載置し、太陽光発電装置とした太陽光発電システムの一例を示す斜視図である。
同図に示すごとく、住宅の屋根上に複数の太陽電池モジュール3を載置した太陽光発電装置によれば、太陽電池モジュール3を複数配設して太陽電池アレイ8と成し、この太陽電池アレイ8で発電された電力を送電ケーブル38および接続箱37を通して系統連系インバータ36へ送電する。さらに詳しく述べると、通常、送電ケーブル38の電線は複数本であることが多く、送電ケーブル38の電線を接続箱37で並列接続している。そして、太陽電池アレイで発電された直流電力を交流電力に変換する系統連系インバータ36に入力し、一般の交流負荷に供給したり、もしくは系統連系により電力会社へ売電する構成である。
図11は、住宅の屋根上に金属屋根材を載せ、その上に太陽電池モジュールを載置する工程を示し、同図はその分解斜視図である。
同図に示すごとく、屋根材の一種として、プレス成型やロールフォーミング成型によって、金属板または塗装金属板を成型した金属屋根材を用いる工法が知られている。
具体的には屋根の野地板4上に多数載置された平板瓦のような瓦材40上に、複数の瓦材があるように模った金属屋根材1を固定金具41で固定し、この金属屋根材1−3の上に縦ラック7を固定して太陽電池モジュール3を載置するという技術である。
この技術によれば、長年の使用で痛んでいる屋根材であっても新たに金属屋根材1を覆い被さることによって、風雨や太陽光から瓦材40を保護し、これにより、瓦材の撤去にかかる工数や廃材の処分などの問題が解決されるとともに、屋根の美観も改善される。
また、屋根の流れ方向に沿って板金つなぎ合わせの山部があるような屋根において、金属屋根材上に、直接横ラックを取り付けることが可能な固定金具が考案されている(たとえば、特許文献1参照)。
さらにまた、金属屋根材上に太陽電池モジュールを縦ラックや横ラックを用いずに磁力によって、直接、固定する方法も考案されている(たとえば、特許文献2参照)。
その他、金属屋根材と太陽電池モジュールを一体化として屋根材と成し、これを屋根上に葺く方法も考案されている(たとえば、特許文献3参照)。
かかる金属屋根材については、良施工性・低コスト・軽量・大面積化しやすいなどの理由から、新築時のみならず、従来、屋根材の上に金属屋根材を重ね葺きするリフォーム工法に利用されている。この金属屋根材は屋根の野地板に屋根材を工場組み付けするプリセット工法にも適用可能であり、そのために大量生産される工業化住宅にも応用されている。
特開2002−21261号公報
特開平6−85301号公報
特開2000−114578号公報
上述したように従来の技術において、金属屋根材上に太陽電池モジュールを配置した太陽光発電システムを構築する方法は多々提案されている。
しかしながら、複雑な形状の固定金具や、縦方向および/または横方向のラック部材が必要となり、施工性・コスト・重量などの面で問題があった。
さらに、ラック部材等を介入することで、太陽電池モジュールの屋根面からの高さが高くなり、その分、屋根面との一体感を損なうという外観面での問題もあった。
また、磁力で固定する構造においては、長期間にわたって使用することで、磁力の低下によって固定力の低下をまねくという問題がある。さらに金属屋根材自体が磁力を帯びることで、砂鉄などが表面に付着し、これによって排水を阻害していた。
また、金属屋根材と太陽電池モジュールとを一体化した屋根材によれば、雨水が通る平面部に貫通穴をあける必要があり、防水に関する長期信頼性の低下に対し、何ら改善されない。
また、金属屋根材の形状を瓦屋根のように成型(プレス成型など)させることで屋根外観の質感を向上させ、かつ古くなった瓦材の保護や、屋根葺き替えによる廃棄物の発生を防止できるが、新築などで金属屋根材をそのまま野地板上に配置すると、瓦材などに較べて雨などの衝突音が大きく、家屋内に騒音をもたらす原因となる。このため前述の例のように金属屋根材上に太陽電池モジュールを載置する場所以外には瓦材を配置して騒音を抑えるといった対処が必要であり、家屋の屋根全面を金属屋根材とする弊害となっていた。
そこで、本発明は従来の上述した諸問題に鑑みて案出されたものであり、部材点数を低減し、屋根上の重量を軽減でき、防水性が良く、施工性に優れ、しかも金属屋根材を用いたときに生じる騒音を低減する太陽光発電システムを提供する。
また、太陽電池モジュールの高さを低くしたことで、屋根面と太陽電池モジュールとの一体感を高め、これによって外観や美観の向上した太陽光発電システムを提供する。
上記目的を達成させるために、本発明の太陽光発電システムは、太陽電池モジュール設置用支持体を有する金属屋根材を屋根上に配設し、該金属屋根材上に太陽電池モジュール及び/またはダミーモジュールを載置することとしたので、部品点数が少なく、屋根上の重量を軽減でき、しかも金属屋根上への遮音部材の載置面積を広くとれ、出来うる限り屋根全面に載置することができる。
また、太陽電池モジュールの周辺部を支持すべく、前記金属屋根材が当該太陽電池モジュール設置支持体をプレス成型してなることとしたので、部品点数が少なく、施工性が良く、しかも防水性に優れる。
本発明の太陽光発電システムによれば、屋根上に板金を配設するに当り、この板金に対し、太陽電池モジュールの周辺部を支持すべく、当該太陽電池モジュール用設置構造に成型したことで、たとえば、太陽電池モジュールの下方端と上方端の双方に対応して、当該太陽電池モジュール用設置構造を配したり、もしくは、太陽電池モジュールの下方端に対応して、当該太陽電池モジュール用設置構造を配し、太陽電池モジュールの上方端に太陽電池モジュール用固定部材を配置したことで、その加工板金に対し、縦ラックなどを支持するための固定金具を必要としなくなり、これにより、この金属屋根材に無理な応力が加わらず、その結果、防水・防錆・固定部の緩みなどの従来の課題を解消し、長期信頼性を達成した太陽光発電システムが提供できる。
また、本発明の太陽光発電システムにおいては、かかる構成によって部材点数が低減でき、これによって良施工性と低コストと軽量化を達成した太陽光発電システムが提供できる。
さらにまた、本発明の太陽光発電システムにおいては、太陽電池モジュール用設置構造に成型した板金を、屋根上に配設したことで、太陽電池モジュールの高さが低くなるように設置でき、これによって、屋根面と太陽電池モジュールとの一体感を高め、その結果、外観や美観の向上した太陽光発電システムが提供できる。
また、本発明によれば、下記のような作用効果も奏する。
すなわち、屋根の野地板の全面に金属屋根材を配し、その上に太陽電池モジュール(さらに必要に応じて太陽電池モジュールのような発電性能を備えないダミーモジュール)を施工することによって、その金属屋根材の露出面積を小さくすることができ、これにより、雨粒を太陽電池モジュール上で受けるようになるので、雨音が小さくでき、その結果、雨音に起因する騒々しさが減少でき、あるいは無くなり、室内での静寂性を高めることができる。
また、陶磁器瓦などのような重量物が不要となったことで、屋根上の全重量が軽減され、さらに建物の傷みを少なくできる。
さらに、金属屋根材における太陽電池モジュール用設置構造以外の領域と、太陽電池モジュールやダミーモジュールとの間に空間(空気層)が存在することで、夏期に板金が太陽熱により容易に加熱されることを遮蔽することにより低減することができる。一方、金属屋根材が放射冷却されやすい冬場においても、その放射冷却を太陽電池モジュール(ダミーモジュール)でもって防止したり、抑止することができる。
さらにまた、金属屋根材における太陽電池モジュール用設置構造以外の領域と、太陽電池モジュールやダミーモジュールとの間に空間が存在することで、複数の太陽電池モジュールの裏面を,双方間でもって電気的に接続し繋ぐことができ、太陽電池モジュールの出力ケーブルが通る場所を確保することができ、その点、配線作業が容易になり、信頼性および品質を高めることができる。
また、本発明によれば、前記金属屋根材の太陽電池モジュールの載置部分である突起部に対し、太陽電池モジュールを施工しないで、単に屋根材として使用することができ、その汎用性を高めることができる。このような使用状況においては、太陽電池モジュール用設置構造は落雪防止の効果を奏する。
更に、ダミーモジュール及び太陽電池モジュールは、各々が矩形状を成すとともに、前記ダミーモジュールの各辺のうち、少なくとも対向する2辺が前記太陽電池モジュールに隣接して配置されることから、風等による負圧加重がダミーモジュールに加わっても、該ダミーモジュールが吹き飛ばされにくい太陽光発電システムが実現できる。
また前記金属屋根材は、上面全体が太陽電池モジュールとダミーモジュールにより覆われていることから、金属屋根材に直接雨や雹等が当たることを防止でき、結果として雨音等の小さい住宅を実現できる。
以下、本発明の太陽光発電システムを、家屋の屋根の野地板上に直接配置する施工方法を例にとり詳細に説明する。
本発明の太陽光発電システムによれば、板金を成型して金属屋根材とし、そこに太陽電池モジュール用設置支持体である突起部を設ける構造とするに当り、その設置構造は、太陽電池モジュールの周辺部を支持するのであれば、さまざまな部位に配置することができる。また、図2に示すように金属屋根材1−1は、たとえば平板瓦のような凹凸をつけて外観的に段差を有する瓦屋根のような屋根に見せるものであり、1枚の金属屋根材1−3には複数の瓦材が連なっているように見せる凹凸がつけられた構造であり、その点、その外観を複数の瓦材が連結したような形状に成型したことで、太陽電池モジュールを施工しないで、単に屋根材として使用することができ、その汎用性を高めることができる。このように平板陶器瓦屋根に類似した外観を有し、瓦材を葺いたような外観となるので、住宅の外観向上に寄与することができる。
例えば、(例1)に示すごとく、正方形状もしくは矩形状の太陽電池モジュールを板金上に配置する場合、屋根に対し、太陽電池モジュールの下方端(下方辺部)と上方端(上方辺部)の双方に対応して、太陽電池モジュール用設置構造を配するとよい。また(例2)に示すごとく、設置構造を金属屋根材上に島上に配する事も有効な手段の一つである。
具体例として(例1)(例2)(例3)を以下に述べる。
(例1)
本例を図1〜図2により詳述する。
本例を図1〜図2により詳述する。
図1は本発明の太陽光発電システムの要部である太陽電池モジュールの固定構造の一例を模式的に示した斜視図であり、図2は太陽電池モジュールの施工の様子を示す分解斜視図である。
図1に示す太陽電池モジュールの固定構造によれば、4は屋根の野地板であり、この野地板4の上に垂木4aが略等間隔で施工された屋根上に、前記板金である金属屋根材1−1が固定される。
金属屋根材1−1上には、前記太陽電池モジュール用設置構造である突起部1bが略等間隔で形成されており、突起部1bの支持部に太陽電池モジュール3の片端が載せられ、その後に、前記太陽電池モジュール用固定部材である外部挟持部材としての固定カバー5が金属屋根材1−1に対し、釘やネジ等6で締め付け固定されており、このような構造にすることで、太陽電池モジュール3が金属屋根材4と固定カバー5と双方により狭持固定される。
この時、太陽電池モジュールはパワーコンディショナへの入力電圧範囲に合わせて直列接続する関係上、屋根全面へ載せようとすると端数枚数が生じる。この端数部分に発電機能を備えた太陽電池モジュールをダミーモジュールとして載置してもよいが、代わりに太陽電池は高価であるので太陽電池モジュールに似せた発電機能を備えないダミーモジュール2を載置してもよい。
またダミーモジュールは、発電機能を備えない太陽電池素子を用いて外観も似せたものや光透過板と枠体だけのもの、或は太陽電池素子の代わりに耐候性フィルムを着色して外観色を似せたものなどを用いてもよく、更には非透光性の建材を用いてもよい。
次に太陽電池モジュールの施工の様子を示す。
図2に示すように、野地板4上に配置される金属屋根材1−1には突起部1bと平坦部23cが設けられており、突起部23c間に太陽電池モジュール3を架け渡すように載置し、その上から太陽電池モジュール3の端部が固定カバー5によって押え、これにより、金属屋根材1−1上から外れなくなる。
このような金属屋根材1−1の突起部および平坦部は人の手による折り曲げや、プレス加工機によるプレス成形で造られる。
(例2)
前述した(例1)によれば、突起部は横方向に連なった形状としたが、これに代えて、左右方向と上下方向におのおの略等間隔の島状としてもよい。具体例を以下に説明する。
前述した(例1)によれば、突起部は横方向に連なった形状としたが、これに代えて、左右方向と上下方向におのおの略等間隔の島状としてもよい。具体例を以下に説明する。
図3は金属屋根材材のプレス成型した一例を示し、図4は屋根に葺いたときの斜視図である。図3に示すように金属屋根材1−2は板金をプレス成形して一部を突出させ、突起部1aを設けたものである。プレス成形は作業者が現場で折り曲げ作業を行なうのに較べ工場で機械による折り曲げを行なうので大量に作ることが容易であり、手曲げではできない特殊な形を成形することもできる。前記突起部1aは金属屋根材1−2に島状に配置した成型構造としており、突起部間の平坦部23cに雨水の流れる部分が形成され、雨水の排出を妨げることがない。また、平坦部23cによって複数の太陽電池モジュールの裏面を上下左右に繋ぐ空間を有するので、太陽電池モジュール3の出力ケーブルが通る場所を確保することができ、配線作業が容易になる。さらに、前記突起部1aの先端を十字状に成型しておくことにより、図4に示すように太陽電池モジュール3を固定する際の位置決めがあらかじめ出来ていることになり、施工の際の位置決めをする手間が省略できるので施工性が良い。
(例3)
突起部1aの他の形態について説明する。図5に示すように金属屋根材の突起部1cを(例2)のごとく島状に点在して配置し、前記突起部1cの先端を図中拡大図のように階段状とすれば、突起部1cの形状にした場合、太陽電池モジュールの四隅を必ずしも突起部に合わせる必要がないため、図6に示すように長さの違う太陽電池モジュール3aや3bを混在して載置することができ、しかも突起部間の平坦部23cに雨水の流れる部分が形成され、雨水の排出を妨げることがなく、また、平坦部23cによって複数の太陽電池モジュールの裏面を上下左右に繋ぐ空間を有するので、太陽電池モジュール3の出力ケーブルが通る場所を確保することができ、配線作業が容易になる。
突起部1aの他の形態について説明する。図5に示すように金属屋根材の突起部1cを(例2)のごとく島状に点在して配置し、前記突起部1cの先端を図中拡大図のように階段状とすれば、突起部1cの形状にした場合、太陽電池モジュールの四隅を必ずしも突起部に合わせる必要がないため、図6に示すように長さの違う太陽電池モジュール3aや3bを混在して載置することができ、しかも突起部間の平坦部23cに雨水の流れる部分が形成され、雨水の排出を妨げることがなく、また、平坦部23cによって複数の太陽電池モジュールの裏面を上下左右に繋ぐ空間を有するので、太陽電池モジュール3の出力ケーブルが通る場所を確保することができ、配線作業が容易になる。
さらに、図6に示すように家屋の屋根の長さに合わせて板金屋根材1−3を切断して板金屋根材1−4とし、前記板金屋根材1−3と並べて葺いた場合、太陽電池モジュール3bのように突起部1c間よりも長さのあるものでは金属屋根材1−3と1−4間に跨って載置させることも可能となるので、大小の太陽電池モジュールを組み合わせて屋根上の面積を有効利用し、屋根上の発電総量を向上させることができる。
図7は(例1)〜(例3)に詳述した金属屋根材に太陽電池モジュールを載置した状態を示す一部断面図である。野地板4上に葺かれた金属屋根材1−1は突出部1b(1a、1cでも同様)と平坦部23cとから成る。太陽電池モジュール3はその2辺を複数の前記突出部1bで支持することによって載置される。なお、金属屋根材1−1の突起部1bの棟側の裾野には傾斜部24cをつけることで、雨水の排出を妨げることのない構造となっている。
ところで一般に金属屋根材は、施工の容易さと屋根上の重量軽減として有効な施工方法であるが、その反面、断熱性能と防音性能が低いことが知られており、とくに雨の際に金属屋根に雨粒が当たる音は屋内に反響して大きいものとなる。このことが屋根全面に直接野地板上に金属屋根材を葺かない要因となっており、屋根全面に葺く場合においても屋内への音の伝達が起こりにくいように瓦材の外装としてのリフォーム用に留まっていた。即ち(例1)〜(例3)に述べた屋根においても、図中のような金属屋根材表面において太陽電池モジュール3を載置しない場所では雨が当たると大きな音立てることになる。
そこで、本発明の金属屋根材上に太陽電池モジュールを直接載置・固定する方法によれば、図8に示すように屋根の野地板4の全面に金属屋根材1−1を配し、太陽電池モジュール3かつ/またはダミーモジュール2を施工することにより金属屋根材1−1の露出面積を小さくし、雨粒を太陽電池モジュール3やダミーモジュール2上で受けるようになるので、雨音を小さくできる。同様にして(例1)〜(例3)についても太陽電池モジュール3の無いところ、または載置できないところにも、太陽電池モジュール3やダミーモジュール2を載置することにより、遮音のために陶磁器瓦などのような重量物の設置を不要とできるので、屋根上の重量を軽減して建物の傷みを少なくできる。
また、前述したような遮音能力の低い屋根材上に遮音効果のある太陽電池モジュールやダミーモジュールを配置することによって遮音効果が得られるようにした構造では、屋根面積に対する金属屋根材の占める割合を全面もしくは非常に大きくとる事ができるようになる。これにより、金属屋根材1−1の平坦部23cと太陽電池モジュール3間に空気層Aを介して太陽電池モジュール3かつ/またはダミーモジュール2が存在するようになるので、家屋の屋根の夏場の太陽熱の遮蔽や、冬場の放射冷却の防止、飛行機などの外部からの騒音の遮音効果がある。
また、屋根の野地板上に金属屋根材を直接設置し、かつ前記金属屋根材で直接太陽電池モジュールやダミーモジュールを支持固定させる事ができるので、屋根面から太陽電池モジュール上面までの高さを低く抑えることができ、風などへの抵抗力を向上させるとともに屋根との一体感を高め、家屋の美観を損なわない。
一方、屋根上に設置される太陽電池モジュールやダミーモジュール等には先にも述べたように風による負圧荷重(浮き上がらせようとする風の力)が働くが、それに抵抗する力は屋根の端部においては他に部分よりも小さい。これは屋根の端部では金属屋根材を屋根上に固定する釘やネジが周囲の釘やネジの間接的な補強を得られないことに起因するが、この部分に太陽電池モジュールよりも軽いダミーモジュールを配置した場合、負圧荷重に抵抗するための重力による荷重が十分ではなく、風に対する抵抗力を十分持つことが難しい。そこで、本発明の太陽光発電システムの設置方法のように、太陽電池モジュール設置用支持体上に太陽電池モジュールとダミーモジュールを自在に配置できる利点を活用し、例えば図18においてA列のダミーモジュールをB列のような中央付近の太陽電池モジュールと配置位置を換えることにより、屋根端部における金属屋根材の浮き上がりを重量のある太陽電池モジュールが押え込むようにすれば、より風への抵抗力が向上して好適である。
また、同様に、ダミーモジュールの配置を列方向以外に行方向(図中における屋根水平方向)としても良く、さらに他の方法としては屋根中央付近に比較的軽量なダミーモジュールや、他よりも小型の太陽電池モジュールを配置することにより風による負圧荷重の影響を受けにくくできる。さらにまた、前述した比較的軽量なものを分散して配置し、かつ各個に周囲に重量のある太陽電池モジュールを配置するようにすれば、重量のある太陽電池モジュールが金属屋根材を確実に押えつけることで金属屋根材が浮き上がりにくくなり、結果、隣接する軽量な太陽電池モジュールやダミーモジュールの浮き上がろうとする力を金属屋根材が引き戻そうとする力が強くなるので、さらなる効果向上が得られる。
このような配置を構成するには、各々が矩形状を成すダミーモジュール及び太陽電池モジュールを、ダミーモジュールの各辺のうち少なくとも対向する2辺が、太陽電池モジュールに隣接するように配置すればよい。
また太陽電池モジュールよりも重いダミーモジュールを用いた場合は、上述の場合とは逆に、太陽電池モジュールの各辺のうち、少なくとも対向する2辺がダミーモジュールに隣接するように配置すればよい。
なお、本発明は上記実施形態例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更や改良等はなんら差し支えない。
たとえば、上記実施形態例においては、(例1)〜(例3)に示すごとく、正方形状もしくは矩形状の太陽電池モジュールを用いたが、この形状に限らず、その他の形状、たとえば三角形状、台形状、楕円形状、円形状などでもよく、その形状に応じて適宜、太陽電池モジュール用設置構造の配置部位を設定すればよい。
1:金属屋根材
1−1:金属屋根材
1−2:金属屋根材
1−3:瓦型金属屋根材
1−4:瓦型金属屋根材
1a、1b、1c:突起部
2:ダミーモジュール
3:太陽電池モジュール
4:野地板
4a:垂木
5:固定カバー
6:ネジ
7:縦ラック
8:太陽電池アレイ
10:太陽電池素子
11:光透過板
12:耐候性フィルム
13:枠体
16:充填材
17:ジャンクションボックス
23c:平坦部
24c:傾斜部
36:系統連系インバータ
37:接続箱
38:送電ケーブ
40:瓦材
41:固定金具
A:空気層
1−1:金属屋根材
1−2:金属屋根材
1−3:瓦型金属屋根材
1−4:瓦型金属屋根材
1a、1b、1c:突起部
2:ダミーモジュール
3:太陽電池モジュール
4:野地板
4a:垂木
5:固定カバー
6:ネジ
7:縦ラック
8:太陽電池アレイ
10:太陽電池素子
11:光透過板
12:耐候性フィルム
13:枠体
16:充填材
17:ジャンクションボックス
23c:平坦部
24c:傾斜部
36:系統連系インバータ
37:接続箱
38:送電ケーブ
40:瓦材
41:固定金具
A:空気層
Claims (4)
- 太陽電池モジュール設置用支持体を有する金属屋根材を屋根上に配設し、該金属屋根材上に太陽電池モジュール及び/またはダミーモジュールを載置することを特徴とする太陽光発電システム。
- 前記金属屋根材の太陽モジュール設置用支持体は、プレス成型により形成されることを特徴とする請求項1に記載の太陽光発電システム。
- 前記ダミーモジュール及び太陽電池モジュールは、各々が矩形状を成すとともに、前記ダミーモジュールの各辺のうち、少なくとも対向する2辺が前記太陽電池モジュールに隣接して配置されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の太陽光発電システム。
- 前記金属屋根材は、上面全体が太陽電池モジュールとダミーモジュールにより覆われていることを特徴とする請求項1ないし請求項3に記載の太陽光発電システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005091325A JP2006274551A (ja) | 2005-03-28 | 2005-03-28 | 太陽光発電システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005091325A JP2006274551A (ja) | 2005-03-28 | 2005-03-28 | 太陽光発電システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006274551A true JP2006274551A (ja) | 2006-10-12 |
Family
ID=37209578
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005091325A Pending JP2006274551A (ja) | 2005-03-28 | 2005-03-28 | 太陽光発電システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006274551A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016051771A (ja) * | 2014-08-29 | 2016-04-11 | 三菱樹脂株式会社 | 太陽電池ダミーモジュール及びその製造方法 |
JP2016069833A (ja) * | 2014-09-29 | 2016-05-09 | 大和ハウス工業株式会社 | 屋根の日射遮蔽構造 |
-
2005
- 2005-03-28 JP JP2005091325A patent/JP2006274551A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016051771A (ja) * | 2014-08-29 | 2016-04-11 | 三菱樹脂株式会社 | 太陽電池ダミーモジュール及びその製造方法 |
JP2016069833A (ja) * | 2014-09-29 | 2016-05-09 | 大和ハウス工業株式会社 | 屋根の日射遮蔽構造 |
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