JP3119817B2 - 太陽電池パネルの取付構造およびその太陽電池パネルの取付方法 - Google Patents

太陽電池パネルの取付構造およびその太陽電池パネルの取付方法

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    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽エネルギーを
利用した太陽電池パネルを建物の屋根に取り付ける太陽
電池パネルの取付構造およびその太陽電池パネルの取付
方法に関する。
【0002】
【背景技術】従来より、環境や生態系に悪影響を与えな
いエネルギーとして太陽エネルギーが知られており、こ
の太陽エネルギーを変換して電気や温水として利用でき
るようにする太陽電池等の太陽エネルギー変換装置があ
る。このような装置は、建物の屋根に設置するのが一般
的である。そして、太陽電池は、屋根に設置するにあた
り、水による漏電や短絡等の事故を未然に防止する必要
があり、太陽電池であるソーラセルを平板状の完全防水
ケースの内部に収めて太陽電池パネルとして設置するの
が好ましい。この太陽電池パネルは、一枚で所定の電圧
および電力が得られるように、所定枚数のソーラセルを
有するものとなっている。
【0003】このような太陽電池パネルの取付構造とし
ては、建物の屋根を構成する例えば屋根パネルを現場で
取り付けた後、この屋根パネルの上面に、屋根の傾斜方
向に沿って細長いレール状の取付部材を釘打ち等によっ
て敷設し、この取付部材に太陽電池パネルの両端縁を載
せるとともに、ビス止め等して取り付ける構造が考えら
れる。このような構造によれば、太陽電池パネルと屋根
パネルとの間に隙間が形成され、この隙間を外部と連通
させれば、隙間内の空気が外部と循環可能となり、この
循環する空気で太陽光線で熱せられる太陽電池パネルを
冷せるので、温度上昇による太陽電池パネルの電圧低下
を防止できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述のような
太陽電池パネルの取付構造では、現場で建物本体に屋根
パネルを取り付けた後、この屋根パネルの上面に取付部
材を釘打ち等によって敷設し、さらに、この取付部材に
太陽電池パネルを取り付けなければならないので、現場
作業が増え、設置に多くの時間がかかるという問題があ
った。
【0005】本発明の目的は、現場作業が少なくてす
み、かつ、短時間で設置することができる太陽電池パネ
ルの取付構造、およびその太陽電池パネルの取付方法を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る太陽電池パ
ネルの取付構造は、図面を参照して説明すると、図1,
2に示すように、建物1の屋根4を構成し、かつ、工場
で生産される屋根構成材5に、予め工場で、太陽電池パ
ネル10取り付け用の取付部材20を取り付け、この取
付部材20は、樋部を有するとともにこの樋部で前記太
陽電池パネルの下端を支持することを特徴とするもので
ある。
【0007】以上において、屋根構成材5としては屋根
パネルを使用することが好ましいが、屋根ユニットを使
用してもよい。また、取付部材20は屋根の傾斜方向に
沿って設けられることが好ましい。さらに、太陽電池パ
ネル10は、屋根の例えば2つの傾斜面に取り付けても
よいが、太陽光線をより多く採り入れることが可能な、
例えば南向きの屋根面にのみ取り付けることが好まし
い。また、太陽電池パネル10を、予め工場で、取付部
材20に取り付けてもよい。
【0008】このような本発明では、取付部材20が予
め工場で屋根構成材5に取り付けられているので、現場
で取り付けなくてすむ。従って、現場作業が少なくてす
み、かつ、短時間で設置することができる。また、取付
部材20が樋部を有するので、太陽電池パネル10の下
端に溜まった雨水等を軒先に排水できる。
【0009】本発明の太陽電池パネルの取付構造におい
て、図1に示すように、屋根構成材を複数枚の屋根パネ
ル5としてもよい。
【0010】以上において、屋根パネル5としては、鋼
材を枠組みした枠体に屋根面材を張り付けて形成したも
のが好ましい。このような本発明では、複数枚の屋根パ
ネル5を並設すれば屋根4を形成できるので、太陽電池
パネル10を組み込んだ屋根4を容易に形成することが
できる。
【0011】本発明に係る太陽電池パネルの取付構造
は、図1,2に示すように、建物1の屋根4を構成し、
かつ、工場で生産される複数の屋根構成材5に、予め工
場で、太陽電池パネル取り付け用の複数の取付部材20
が取り付けられるともに、これらの取付部材20に多数
の太陽電池パネル10が取り付けられ、前記取付部材
は、樋部を有し、この樋部で前記太陽電池パネルの下端
を支持することを特徴とするものである。
【0012】以上において、屋根構成材5としては屋根
パネルを使用することが好ましいが、屋根ユニットを使
用してもよい。また、取付部材20は屋根の傾斜方向に
沿って設けられることが好ましい。
【0013】このような本発明では、取付部材20が予
め工場で屋根構成材5に取り付けられ、さらに、取付部
材20に太陽電池パネル10が取り付けられているの
で、現場でこれら20,10を取り付けなくてすむ。従
って、現場作業が少なくてすみ、かつ、短時間で設置す
ることができる。また、取付部材20が樋部を有するの
で、太陽電池パネル10の下端に溜まった雨水等を軒先
に排水できる。
【0014】本発明の太陽電池パネルの取付構造におい
て、図1に示すように、複数枚の屋根構成材5のうち隣
接する屋根構成材5の隣合う端部同士間に、2つの屋根
構成材5に跨がらせかつ取付部材20を介してジョイン
ト用太陽電池パネル10’を設けてもよい。
【0015】以上において、ジョイント用太陽電池パネ
ル10’は、太陽電池パネル10と同じ大きさであるこ
とが好ましいが、異なった大きさのものでもよい。ま
た、ジョイント用太陽電池パネル10’は、現場で取り
付けることが好ましい。
【0016】このような本発明では、屋根構成材5の幅
寸法と太陽電池パネル10の幅寸法とが対応しておら
ず、屋根構成材5の幅寸法内に所定枚数の太陽電池パネ
ル10が収まらないときでも、ジョイント用太陽電池パ
ネル10’を2つの屋根構成材5に跨がらせることがで
き、隣接する屋根構成材5に連続して太陽電池パネルを
配置することができ、これにより、発電効率を高めるこ
とができる。
【0017】本発明に係る太陽電池パネルの取付方法
は、図1,2に示すように、建物1の屋根4に太陽電池
パネル10を取り付ける太陽電池パネルの取付方法にお
いて、屋根4を構成する屋根構成材5を工場で複数生産
した後、これらの屋根構成材5に、太陽電池パネル取り
付け用の複数の取付部材20を取り付けるとともに、そ
れぞれの隣合う端部同士を除いてこれらの取付部材20
に太陽電池パネル10を取り付け、これらの屋根構成材
5を現場に輸送して建物1を構成する建物構成体3に取
り付けた後、屋根構成材5の隣合う端部同士間にジョイ
ント用太陽電池パネル10’を取り付けることを特徴と
するものである。
【0018】以上において、屋根構成材5としては屋根
パネルを使用することが好ましいが、屋根ユニットを使
用してもよい。また、取付部材20は屋根の傾斜方向に
沿って設けられることが好ましい。さらに、ジョイント
用太陽電池パネル10’は、太陽電池パネル10と同じ
大きさであることが好ましいが、異なった大きさのもの
でもよい。
【0019】このような本発明では、取付部材20が予
め工場で屋根構成材5に取り付けられ、さらに、取付部
材20に太陽電池パネル10が取り付けられており、現
場でこれら20,10を取り付けなくてすむので、現場
作業が少なくてすみ、かつ、短時間で設置することがで
きる。また、屋根構成材5の幅寸法と太陽電池パネル1
0の幅寸法とが対応しておらず、屋根構成材5の幅寸法
内に所定枚数の太陽電池パネル10が収まらないときで
も、ジョイント用太陽電池パネル10’を2つの屋根構
成材5に跨がらせることができ、隣接する屋根構成材5
に連続して太陽電池パネルを配置することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1に示すように、本実施の形
態に係るユニット式建物1は、予め工場で生産された複
数の下階建物ユニット2と、これらの下階建物ユニット
2の上に載置される複数の上階建物ユニット3と、これ
らの上階建物ユニット3の上に取り付けられる屋根4と
を備えて構成されている。また、この屋根4は、複数の
屋根パネル5で構成されている。そして、これらの屋根
パネル5に、予め工場で、レール状の取付部材20を介
して多数の太陽電池パネル10が取り付けられている。
【0021】図2〜4に示すように、本実施の形態に係
る太陽電池パネルの取付構造は、複数の屋根パネル5
に、予め工場で、レール状の取付部材20を取り付ける
とともに、この取付部材20に太陽電池パネル10を取
り付け、現場で、隣接する屋根パネル5間にジョイント
用太陽電池パネル10’を取り付ける構造である。
【0022】屋根パネル5は、例えば溝型鋼を枠組みし
たフレームの表面に合板等の屋根面材を張り付けて形成
され、屋根面材の表面には、アスファルトルーフィング
等のシート材5Aが張り付けられている。
【0023】太陽電池パネル10は、所定数のソーラー
セルを収めた平板状の防水ケース12と、このケース1
2の周縁に取り付けられた四角形状の枠体13とを有す
るものである。これらのケース12、枠体13により防
水および補強がなされ、内部のソーラーセルは、雨水に
よる漏電や短絡等の事故、太陽電池パネル10の表面に
加わる荷重等から保護されるようになっている。
【0024】図4中、紙面の直交方向に延びる枠体13
の縦枠部13Aは、下方の部分が図中左右方向に延びる
横枠部13Bの下面よりも下方に突出し、太陽電池パネ
ル10の脚部14となっている。そして、この脚部14
により太陽電池パネル10の荷重が前記取付部材20に
伝達されるようになっている。また、脚部14には、外
側の下端部分に外側に突出する固定用鍔部15が設けら
れている。
【0025】レール状の取付部材20は、屋根1の傾斜
方向に沿って、前述のように、予め工場で、所定間隔で
複数本敷設されており、図4に示すような構造となって
いる。すなわち、取付部材20は、図中上方が開口とな
った断面コ字状の樋部21と、この樋部21の下方に一
体的に設けられた断面四角形状のパイプ部22とを有す
る。樋部21は、太陽電池パネル10の脚部14を受け
るとともに、太陽電池パネル10に降り注いだ雨水等を
集めて軒6(図2参照)へ排水するものである。また、
樋部21の底部23には、脚部14が載せられるととも
に、脚部14の固定用鍔部15を貫通したタッピングね
じ24が螺合されている。そして、この底部23が太陽
電池パネル10を固定する固定部となっている。
【0026】隣合う太陽電池パネル10間の継ぎ目部分
には、図4に示すように、断面クランク形状の固定具1
6が配置されている。この固定具16は、下端が樋部2
1の底部23に固定されるとともに、上端で取付部材2
0に固定された太陽電池パネル10の鍔部11を上方か
ら押え付けるものである。
【0027】また、パイプ部22は、太陽電池パネル1
0の側面が傾斜して底面部がすぼんだ筒状とされ、タッ
ピングねじ24と螺合する樋部21の底部23のねじ孔
から浸入する雨水等を軒6へ排水するようになってい
る。パイプ部22の傾斜した側面には、下端付近に取付
用鍔部25が突設されており、この取付用鍔部25を貫
通するねじ26を屋根パネル5に螺合させることによ
り、取付部材20の固定がなされている。
【0028】このような隣接する屋根パネル5のそれぞ
れの端部は、屋根パネル5と対応しない(整数枚収めら
れない)所定の大きさの太陽電池パネル10が所定数取
り付けられたとき、言わば調整用のジョイント部9とな
っており、このジョイント部9にはジョイント用太陽電
池パネル10’が取り付けられるようになっている。こ
のジョイント用太陽電池パネル10’は、図4に示すよ
うに、上記太陽電池パネル10とまったく同一の構造と
なっている。
【0029】隣接する取付部材20間の目地部7は防水
構造となっている。すなわち、隣接する取付部材20の
互いに対向する側面の間にはパッキング部材31,32
が介装されるとともに、これらの取付部材20に跨がっ
て防水テープ33が張り付けられている。また、目地部
7の上部では、図中上下方向に三段に形成された舌部8
Aを水平に突出させた化粧目地ガスケット8が挿入され
ている。
【0030】また、図2,3に示すように、屋根パネル
5において、太陽電池パネル10が取り付けられた周囲
には、太陽電池パネル10とほぼ等しい大きさの四角形
状に形成された屋根部材17が取り付けられている。こ
の屋根部材17は屋根仕上げ材等を張り付けて形成さ
れ、太陽電池パネル10と同様に、取付部材20に釘打
ち等によって取り付けられる。ジョイント部9において
も、ジョイント用屋根部材17’が現場で取り付けられ
るようになっている。
【0031】このような本実施形態では、屋根パネル5
を製作した後、工場でこの屋根パネル5に所定本数の取
付部材20を所定間隔で取り付ける。この際、取付部材
20には、パッキング部材31,32を取り付けるとと
もに、防水テープ33を張り付けて防水構造としてお
く。引き続き、隣接する屋根パネル5の互いに隣合う端
部のジョイント部9を除く部分に、所定数の太陽電池パ
ネル10を取付部材20に取り付けて設ける。
【0032】ジョイント部3を除く部分に多数の太陽電
池パネル10を取り付けた複数枚の屋根パネル5を現場
にトラック輸送し、現場で組み合わせた複数の建物ユニ
ットにこれらの屋根パネル5を取り付ける。次いで、隣
接する屋根パネル5間のジョイント部9に、ジョイント
用太陽電池パネル10’を取り付ける。この際、隣接す
る屋根パネル5の端部の取付部材20Aにジョイント用
太陽電池パネル10’を跨がらせ、このパネル10’の
脚部14と固定用鍔部15とを取付部材20Aの底部2
3に当接させ、固定用鍔部15をタッピングねじ24で
取付部材20Aに取り付ける。そして、ジョイント部9
にジョイント用屋根部材17’も取り付ける。この後、
このジョイント用太陽電池パネル10’と前記太陽電池
パネル10との目地部7に、化粧目地ガスケット8を挿
入する。
【0033】前述のような本実施形態によれば次のよう
な効果がある。すなわち、取付部材20は、予め工場で
屋根パネル5に取り付けられ、さらに、この取付部材2
0に屋根パネル5のジョイント部9を除いて太陽電池パ
ネル10が取り付けられているので、現場では、隣接す
る屋根パネル5のジョイント部3に、ジョイント用太陽
電池パネル10’を取り付けるだけで屋根1を形成で
き、これにより、現場作業が少なくてすみ、かつ、屋根
4の施工が短時間で可能となる。
【0034】また、屋根パネル5の幅寸法と太陽電池パ
ネル10の幅寸法とが対応しておらず、屋根パネル5の
幅寸法内に所定枚数の太陽電池パネル10が収まらない
ときでも、ジョイント用太陽電池パネル10’を2つの
屋根パネル5に跨がらせることができ、隣接する屋根パ
ネル5に連続して太陽電池パネルを配置することがで
き、発電効率を高めることができる。
【0035】さらに、取付部材20は、予め工場で屋根
パネル5に取り付けられ、さらに、この取付部材20に
屋根パネル5のジョイント部9を除いて太陽電池パネル
10が取り付けられているので、各部材20,10,2
を別個に輸送しなくてもすみ、これにより、輸送までの
管理や取扱いが煩雑にならずにすむ。
【0036】なお、本発明は前述の実施形態に限定され
るものではなく、本発明の目的を達成できる範囲であれ
ば次に示すような変形形態を含むものである。例えば、
前記実施形態では、太陽電池パネル10を予め工場で取
付部材20に取り付け、ジョイント用太陽電池パネル1
0’を現場で隣接する屋根パネル5間に取り付けたが、
これに限らず、予め工場で取付部材20のみを屋根パネ
ル5に取り付け、太陽電池パネル10はジョイント用太
陽電池パネル10’と共に現場で取り付けてもよい。
【0037】また、前記実施形態では、屋根パネル5に
おいて太陽電池パネル10の周囲に配置する屋根部材1
7は、太陽電池パネル10とほぼ等しい大きさの四角形
状に形成したが、これに限らず、例えば、ジョイント部
9と太陽電池パネル10とを除く部分全部を覆う一枚の
屋根部材で形成してもよい。このようにすれば、製作お
よび取り付けが容易である。
【0038】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の太陽電
池パネルの取付構造によれば、取付部材が予め工場で屋
根構成材に取り付けられているので、現場で取り付けな
くてすむ。従って、現場作業が少なくてすみ、かつ、屋
根を短時間で設置することができる。また、取付部材が
樋部を有するので、太陽電池パネルの下端に溜まった雨
水等を軒先に排水できるという効果がある。
【0039】また、本発明に係る他の太陽電池パネルの
取付構造および取付方法によれば、取付部材が予め工場
で屋根構成材に取り付けられ、さらに、取付部材に太陽
電池パネルが取り付けられているので、現場でこれらを
取り付けなくてすむ。従って、現場作業が少なくてす
み、かつ、短時間で設置することができる。また、取付
部材が樋部を有するので、太陽電池パネルの下端に溜ま
った雨水等を軒先に排水できる。さらに、屋根構成材の
幅寸法と太陽電池パネルの幅寸法とが対応しておらず、
屋根構成材の幅寸法内に所定枚数の太陽電池パネルが収
まらないときでも、ジョイント用太陽電池パネルを2つ
の屋根構成材に跨がらせることができるので、隣接する
屋根構成材に連続して太陽電池パネルを配置することが
でき、これにより、発電効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る太陽電池パネルを取
り付けたユニット式建物を示す全体斜視図である。
【図2】本実施形態に係る太陽電池パネルを取り付けた
屋根パネルからなる屋根を示す斜視図である。
【図3】本実施形態に係る太陽電池パネルを取り付けた
屋根パネルを示す斜視図である。
【図4】本実施形態の要部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ユニット式建物 3 建物本体である上階建物ユニット 4 屋根 5 屋根構成材である屋根パネル 10 太陽電池パネル 10’ ジョイント用太陽電池パネル 20 レール状の取付部材 20A 端部の取付部材

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の屋根を構成し、かつ、工場で生産
    される屋根構成材に、予め工場で、太陽電池パネル取り
    付け用の取付部材を取り付け、この取付部材は、樋部を
    有するとともにこの樋部で前記太陽電池パネルの下端を
    支持することを特徴とする太陽電池パネルの取付構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の太陽電池パネルの取付
    構造において、前記屋根構成材は複数枚の屋根パネルで
    あることを特徴とする太陽電池パネルの取付構造。
  3. 【請求項3】 建物の屋根を構成し、かつ、工場で生産
    される複数の屋根構成材に、予め工場で、太陽電池パネ
    ル取り付け用の複数の取付部材が取り付けられるとも
    に、これらの取付部材に多数の太陽電池パネルが取り付
    けられ、前記取付部材は、樋部を有するとともにこの樋
    部で前記太陽電池パネルの下端を支持することを特徴と
    する太陽電池パネルの取付構造。
  4. 【請求項4】 建物の屋根を構成し、かつ、工場で生産
    される複数の屋根構成材に、予め工場で、太陽電池パネ
    ル取り付け用の複数の取付部材が取り付けられるとも
    に、これらの取付部材に多数の太陽電池パネルが取り付
    けられ、前記複数枚の屋根構成材のうち隣接する屋根構
    成材の隣合う端部同士間には、2つの屋根構成材に跨が
    って前記取付部材を介してジョイント用太陽電池パネル
    が設けられていることを特徴とする太陽電池パネルの取
    付構造。
  5. 【請求項5】 建物の屋根に太陽電池パネルを取り付け
    る太陽電池パネルの取付方法において、前記屋根を構成
    する屋根構成材を工場で複数生産した後、これらの屋根
    構成材に、太陽電池パネル取り付け用の複数の取付部材
    を取り付けるとともに、それぞれの隣合う端部同士を除
    いてこれらの取付部材に前記太陽電池パネルを取り付
    け、これらの屋根構成材を現場に輸送して前記建物を構
    成する建物構成体に取り付けた後、前記屋根構成材の隣
    合う端部同士間にジョイント用太陽電池パネルを取り付
    けることを特徴とする太陽電池パネルの取付方法。
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