JP2005155265A - 太陽光発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 美観に優れ、部品点数が増加することなく、施工作業が簡単で、しかも屋根面積に対して太陽光発電装置のシステム容量を最大限に引き出すとともに、発電電力を効率的に取り出すことができる太陽光発電装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 屋根上に設けた桟に太陽電池モジュールを取り付けた太陽光発電装置であって、前記屋根軒側及び/または棟側に位置する前記太陽光発電装置の端部に太陽電池素子が配設された端部カバーを設置したことを特徴とする太陽光発電装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、住宅の屋根上に太陽電池モジュールを複数載置し、商用電力系統と系統連携する住宅用太陽光発電装置において、屋根の面積、形状により太陽電池モジュールの発電寄与可能枚数に制限を生じる場合でも、太陽電池素子の設置可能容量を減少させない太陽光発電装置に関する。
太陽光発電装置は、その主要な構成要素である太陽電池パネルにより太陽光エネルギーを電力に変換して利用することで、家庭の電気負荷を低減させるものである。住宅においては、家屋の屋根上に太陽電池モジュールを配設して利用されることが多いため、屋根上への太陽電池モジュールの取付け構造も種々提案されている。
図13の(a)、(b)は従来の太陽電池モジュールを屋根上に設置する一実施形態を示す平面図である。
例えば、図13に示すような構造は、従来から広く採用されていた取付け方法のひとつである。すなわち、図13(a)のように屋根12上に固定した屋根固定金具11に桟10を所定の間隔で設置し、図13(b)のように桟10間に枠付きの太陽電池モジュール20をボルト等で取り付けた構造を成すものである。
なお、実際の施工において桟は縦桟または横桟のいずれか一方、もしくは両方を用いた工法がある。
図14は従来技術における太陽電池モジュールを側面から見た一部断面図である。
太陽電池モジュールの構造について図14をもとに詳細に説明する。太陽電池モジュール20は、受光面にガラスや樹脂等の光透過板14が設けられ、この光透過板14に多数の太陽電池素子15が収容された樹脂等からなる封止材によって裏面材が貼着されたものであり、太陽電池素子15としては、例えばシリコン系半導体やガリウムヒ素等から成る化合物半導体などの単結晶、多結晶や非晶質の材料が用いられ、互いに直列及び/または並列に電気的に接続されて、外部に出力が取り出される。
また、太陽電池モジュールはガラスや樹脂等の光透過板14だけでは自重や加重等の外力によるたわみや曲がりに対して十分な強度を得られない。そこで太陽電池モジュールの外周には光透過板14や太陽電池素子15の保護や強度向上のために周囲に枠体19が取り付けられている。
枠体19には鉄やステンレス、アルミニウムのような金属の折り曲げ材や押し出し成形、FRPなどの樹脂成型品が用いられる。枠体19同士の組付けは直接ネジやリベットで結合されるものや、連結プレートのような補助部材を介して固定されたり、ガラスや樹脂等の光透過板14に接着することで行われる。
また、一体成型された枠に光透過板14をはめ込む構造のものもある。
一般に前記枠体19は太陽電池モジュールの強度向上の目的以外にも太陽電池モジュール20自身の設置用固定部の役割もあり、その下部に貫通穴やネジ穴が設けられて桟にネジやボルトで固定したり、枠体を金具で挟持固定するなどして桟に強固に固定される。
図15は従来技術における太陽光発電装置を屋根に設置する様子を示す斜視図である。
図15に示すように、屋根上に太陽電池モジュールを複数載置して太陽光発電装置Jとしていくのであるが、屋根上に設置した屋根固定金具11上に桟10を設置し、さらに太陽電池モジュール20を桟10に載置するため、設置した状態を屋根下方から見ると金具が剥き出しとなって見え、屋根の美観を阻害してしまう。
そこで、太陽光発電装置Jの端部に化粧カバーとして端部カバー18を設けて外観向上、鳥類の侵入防止、負圧荷重の軽減といった役割を果たすようにしている。
図16は従来技術における太陽光発電装置の端部カバー部の構造を示す断面図である。
端部カバー18の詳細な構造を図16に記した一実施例を基に説明する。太陽電池モジュール20は屋根固定金具11の枠固定部11aによって枠体19が挟持固定されており、屋根固定金具11の大部分は太陽電池モジュール20の外に露出している。この露出部分を覆い隠すように端部カバー18が被さり、固定される。
本例では太陽電池モジュール20の枠体19の突出部19aと屋根固定金具11の引っ掛け部11b、11cによりボルトレスで固定されるようにしているが、木ネジやボルトを使って固定する方法も用いられている。
また、太陽光発電装置Jを載置したとき、屋根全面に太陽電池モジュールが寸分狂わず収まりきることはほとんどないため、端部カバー18の片端が屋根材上に置かれることとなるが、通常、風によって振動し、騒音を立てたりしないよう屋根に釘や木ねじで固定される。
このとき、釘や木ねじの穴から雨水が浸入ないよう防水処理が行われるのであるが、防水処理を行わなくてよいように端部カバーの片端を太陽光発電装置の桟に取り付けた支持具によって支持されるようにしたものもある(例えば、特許文献1を参照)。
特開2002−38675号公報
しかしながら、前述のような太陽光発電装置においては、様々な屋根面積、屋根形状において太陽電池モジュールを効率よく載置し、限られた面積を如何に多くの発電面積(発電総容量)ができるかといった問題の解決が成されない。
図17は従来技術における太陽光発電装置の太陽電池モジュールを屋根上に載置する様子を模式的に説明する平面図である。
図17に示すように、寄棟型の屋根12に太陽電池モジュール20を載置した例においては、屋根面積上16枚の太陽電池モジュールしか載せることができないが、一般に太陽光発電システムの主要部品である直流電力−交流電力変換を行うパワーコンディショナの起動電圧が158V前後であるため、太陽電池モジュールを全て直列接続にしても154Vであり、結果、太陽光発電装置の設置条件を満たさないとして太陽光発電の普及を阻害するといった問題があった。
また、通常パワーコンディショナは入力電圧が高い方が変換効率が高いが、面積不足で太陽電池モジュールが数枚載らないために2並列にしなければならないとすると、発電総量は増加するがシステム効率は低下するといった問題もあった。
また、端数になった太陽電池モジュールを取り外すと屋根の美観が損なわれる載置配列では、外観上のダミーとして設置され、発電には貢献できないといった問題もあった。
このような場合、太陽電池モジュール20a(できれば起動電圧に余裕を持たせるために20bを合わせて2枚)を別に設置するなどの手段で太陽光発電システムを導入することは可能であるが、太陽電池モジュール20a専用に別架台を設けるなどしなくてはならず、特に大型の太陽電池モジュールでは1枚が1m四方以上もあるので台風などの強風に耐えられる強固な架台を用いなくてはならないなどの問題が生じる。
また、特許文献1にはこのような問題を緩和すべく、矩形モジュールだけでは利用できない三角形状の残り屋根面積を利用するため、三角形や台形のモジュールを提示しているが、必ずしもその三角形モジュールが載置できる屋根面積が残っているかどうかは不確定であり、しかも三角形モジュールなどの場合、1太陽電池モジュール内の太陽電池素子の枚数が矩形太陽電池モジュールと一致しない(通常少ない)ため、電圧が合わないなどの問題もある。
また、太陽電池モジュールの一部を屋根の別の面(例えば太陽光発電装置の主要部が屋根南面で、数枚が屋根東面)に設置する場合には日射量が異なってしまうので、例えば昼過ぎになって屋根東面の太陽電池モジュールの発電量が低下すると、それに直列接続された屋根南面の主要部に置かれた太陽電池モジュールの発電電流は、低下した太陽電池モジュールに阻害されることとなり、全体の発電電力量が低下するといった問題があり、太陽光発電装置の発電電力を効率的に取り出すことができない。
以上のことに鑑みて、本発明は、美観に優れ、部品点数が増加することなく、屋根上での載置作業が容易で、作業工数が少なく施工作業が簡単で、しかも屋根面積に対して太陽光発電装置の発電容量を最大限に引き出すとともに、発電電力を効率的に取り出すことができる太陽光発電装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の太陽光発電装置は、屋根上に設けた桟に太陽電池モジュールを取り付けた太陽光発電装置であって、前記屋根軒側及び/または棟側に位置する前記太陽光発電装置の端部に太陽電池素子が配設された端部カバーを設置したことを特徴とする。
また、本発明の他の太陽光発電装置は、前記端部カバーの屋根端部側の片端が屋根端部より外側に伸びていることを特徴とする。
また、本発明の他の太陽光発電装置は、前記端部カバー内に配設された太陽電池素子の傾斜角が前記太陽光発電装置を構成する太陽電池モジュールの傾斜角より大きいことを特徴とする。
本発明の太陽光発電装置によれば、屋根上に載置可能な太陽電池モジュールを全直列にしてもパワーコンディショナを起動させる最低電圧を確保できない太陽光発電装置に対し、数枚分が付与され、パワーコンディショナの起動電圧を得ることができるので太陽光発電装置として発電に貢献できるようになる。
また、整然と並んだ配列から1枚だけ取り外すと全体の美観を損なうので、発電に寄与しない外観上のダミーとして設置していたものが、発電面積として有効に活用することが出来るようになる。
また、意図的に系統を2系統に分けなければならない場合においても、太陽電池モジュールを屋根の別の面にまたがって設置すると、それぞれの屋根面の方向の違いから日射量が異なり、太陽電池発電面への太陽光の照射角度の悪化により発電量が低下すると、それに直列接続されたもう一方の屋根面に置かれた太陽電池モジュールの発電電流も、出力低下した屋根面の太陽電池モジュールの出力電流以上に電流を流せずに全体の発電電力量が低下するといった問題を、本発明に係る太陽光発電装置における端部カバーを用いて系統を2つの系統の並列接続に分けることによって、昼から発電出効率の落ちる屋根面の太陽電池モジュールから影響を受けないようになり、太陽光発電装置の発電電力を効率的に取り出すことができるようになる。
また、パワーコンディショナの下限近い出力電圧では日射角度や、日射量の低下が生じるとパワーコンディショナの起動電圧以下になって負荷への電力供給が行えなくなるが、本発明に係る太陽光発電装置における端部カバーによって直列接続した系統の電圧を上昇させるようにすることによって負荷への電力供給が長く行えるようになり、総発電量を向上させるといった用途にも有効である。
また、本発明に係る太陽光発電装置における端部カバーは太陽光発電装置の端部化粧カバーとしての役割を兼ねているので新たな部材の増加にならず、新たな屋根固定部材等の設置を必要とせず、しかも太陽電池素子のデザインを利用して屋根外観を向上させる。
また、本発明に係る太陽光発電装置における端部カバーの太陽電池素子の位置をカバー部の傾斜部分に設けるようにして、太陽電池モジュールに平行な配置に較べ屋根面積の占有面積が少なくなり、太陽電池モジュールを載置すべき屋根面積を広くとるとこができる。
また、前記端部カバー内に配設された太陽電池素子の傾斜角が前記太陽光発電装置を構成する太陽電池モジュールの傾斜角より大きくしたことで、本発明に係る太陽光発電装置における端部カバー内の太陽電池素子の傾斜角を発電効率がより良い角度にすることによって、太陽光発電装置全体の発電電圧を向上させることができる。
また、本発明に係る太陽光発電装置における端部カバーのフレームの一部を発電部を使って補強する構造とすることにより、本発明に係る太陽光発電装置における端部カバーを軽量とし、住宅の屋根への負担を軽減する。さらに、このようにすることで、本来フレームがあるべき部分の裏面が空気層となるので、太陽電池素子の放熱効果も得ることができ、太陽電池の発電効率が向上する。
また、本発明に係る太陽光発電装置における端部カバーは片端のみで屋根固定金具に取り付けられるので、屋根固定金具を屋根の軒側に近づけて設置し、屋根をぎりぎりまで有効に活用しながら、この状態で本発明に係る太陽光発電装置における端部カバーがさらに屋根の軒側(屋根よりも外側)の位置にまで張り出して、屋根上の発電有効面積以上に太陽電池素子による発電面積を増加させるようにすることができる。これにより、太陽電池モジュールの設置面積不足により生じる問題の解決に当たって、屋根の残り面積に影響されずに発電総量を向上させることができる。
また、同一方向の屋根面に載置した太陽電池モジュールと本発明に係る太陽光発電装置における端部カバーの発電部とを電気的に直列接続する限り、双方は同じ日射量により発電が行われるので日照条件の差を生じさせず、安定した発電を行うことができる。
以下に、本発明に係る太陽光発電装置の実施形態の一例を模式的に図示した図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明に係る太陽光発電装置における端部カバーの構造を模式的に示す斜視図、図2は本発明に係る太陽光発電装置における端部カバーの構造を模式的に示す断面図である。
図1に示すように、本発明に係る太陽光発電装置における端部カバー8は太陽電池素子等からなる発電部1とこの発電部1を保持するカバー部2とから構成される。
図2に示すように、発電部1は主にシリコン等から成る太陽電池素子15を所定の枚数を直列および並列に接続して成り、任意の出力電圧、出力電流を得るようにしている。太陽電池素子15の大きさ、直並列の組み合わせは特に規定しないが、設置される太陽光発電装置の太陽電池モジュールに搭載されている太陽電池素子と同定格のものであることが好ましい。
太陽電池素子15の受光面にはガラス板や合成樹脂板などの光透過板14を配し、特に図示しないが太陽電池素子15の非受光面(裏面)には光透過性のあるテドラフィルム(PVF(ポリフッ化ビニル))などの耐候性フィルムを被着する。
そして、光透過板14と耐候性フィルムとの間には、たとえばEVA(エチレン-酢酸ビニル共重合樹脂)などから成る透明な合成樹脂を介在し、充填材と成している。
このようにして出来た発電部1を、鉄やステンレス、アルミニウムなどの金属の押し出し成形などでつくったレールから成るカバー部2に挿入、もしくは接着固定して本発明に係る太陽光発電装置における端部カバー8となる。
図3は本発明に係わる太陽光発電装置における端部カバーの組み付けを模式的に示す平面図である。
図3に示すように、本発明に係る太陽光発電装置における端部カバー8は太陽光発電装置Jの屋根軒側と隣接する端部Bに通常の化粧カバーと同様に取り付け可能である。本例の場合、太陽光発電装置Jに使用される太陽電池モジュール20は定格発電電圧が9.6Vのものが16枚であり全直列にしてもパワーコンディショナを起動させる最低電圧である158Vを得られないため、太陽光発電装置Jとして成り立たないはずであるが、本発明に係る太陽光発電装置における端部カバー8を取り付けることにより太陽光発電装置Sとなり、本発明に係る太陽光発電装置における端部カバー8の発電容量が太陽光発電装置Jの太陽電池モジュール20の発電容量の半分であるので、本発明に係る太陽光発電装置における端部カバー8の4枚により太陽電池モジュール20の2枚の発電相当分が付与され、パワーコンディショナの起動電圧158〜300Vの範囲である173Vを得ることができるので、太陽光発電装置Sとして発電に貢献できるようになる。
また、さらに大型の太陽光発電装置とした例を図4に示す。
図4は本発明に係わる太陽光発電装置の太陽電池モジュールを屋根上に載置する様子を模式的に説明する平面図である。
図4に示すように、太陽光発電装置J2は32枚の太陽電池モジュール20を有するが、パワーコンディショナが入力電圧範囲を158〜300Vのものとすると、最大限に利用出来るのは31枚(298V)で、残った1枚(図中20e)は設置しないことになり、屋根の面積を有効に使うことができない。
また、整然と並んだ配列から1枚だけ取り外すと、全体の美観を損なうので、発電に寄与しない外観上のダミーとして設置することになる。
この場合は、32枚では最大入力電圧を超えてしまうことが問題となるのであるが、逆に2並列にすると1直列当たり16枚となりパワーコンディショナの起動電圧を下回ってしまうという問題がある。
そこで、太陽光発電装置J2の屋根軒側に本発明に係る太陽光発電装置における端部カバー8aおよび屋根棟側に本発明に係る太陽光発電装置における端部カバー8bを配することにより、発電電圧が34枚分以上の太陽電池モジュール20に相当することとなり、17枚の系統(163V)を2系統としてパワーコンディショナに入力できるようになるので、太陽電池モジュール20eをダミーモジュールとせず、屋根面積を発電面積として有効に活用することが出来るようになる。
なお、本例ではパワーコンディショナの入力電圧範囲を158〜300Vとしたが、この限りではなく上限、下限は様々であり、例えば先程の条件でパワーコンディショナの入力電圧範囲が158〜240Vであったとすると、25枚しか設置できないので、7枚分が発電出来ない屋根面積、もしくはダミーの太陽電池モジュールとなるはずのものを全て発電面積に変えるのでより効果が大きい。
また、同様にして意図的に系統を2系統に分けなければならない場合にも有効である。例えば、31枚の太陽電池モジュールを用いた太陽光発電装置であったとすると、パワーコンディショナの入力電圧範囲が158〜240Vであれば、1系統のシステムで良いである。
図5は本発明に係わる太陽光発電装置の太陽電池モジュールを屋根上に載置する他の実施形態を模式的に説明する平面図である。
図5に示すように、屋根の面積が1面(例えば寄棟屋根の南面12a)だけでは31枚を載置できない場合、残った枚数を屋根の別の面(例えば寄棟屋根の東面12b)に載置するなどする必要があり、太陽電池モジュールを屋根の別の面にまたがって設置するとそれぞれの屋根面の方向の違いから日射量が異なるので、昼過ぎになって屋根東面が太陽電池発電面への太陽光の照射角度の悪化により発電量が低下すると、それに直列接続された屋根南面12aに置かれた太陽電池モジュールの発電電流も、出力低下した東面12bの太陽電池モジュールの出力電流以上に電流を流せなくなり、全体の発電電力量が低下するといった問題が生じていたが、本発明に係る太陽光発電装置における端部カバー8を用いて系統を太陽電池モジュール群21a(17枚)と、21b+21c(14枚)+本発明に係る太陽光発電装置における端部カバーの2つの系統の並列接続に分けることによって、昼過ぎに良好に発電できる太陽電池モジュール群21aの系統が、昼から発電出効率の落ちる寄棟屋根東面12bの太陽電池モジュール群21cと21bの系統(南面12aに分かれて載置された太陽電池モジュール群21bは21cのモジュールの出力電流低下の影響を受ける)から影響を受けないようになり、太陽光発電装置の発電電力を効率的に取り出すことができるようになる。
また、17枚(163V)のように、下限近い出力電圧では前述したような日射角度や、日射量の低下が生じるとパワーコンディショナの起動電圧以下になって負荷への電力供給が行えなくなるが、本発明に係る太陽光発電装置における端部カバー8によって直列接続した系統の電圧を上昇させるようにすることによって負荷への電力供給が長く行えるようになり、総発電量を向上させるといった用途にも有効である。
以下に、本発明の太陽光発電装置を屋根上に設置する他の方法を説明する。
図6は本発明に係わる太陽光発電装置を屋根へ設置した様子を模式的に説明する斜視図、図7は本発明に係わる太陽光発電装置における端部カバーの第2の実施形態を模式的に示す断面図、図8は本発明に係わる太陽光発電装置における端部カバーの第3の実施形態を模式的に示す断面図、図9は本発明に係わる太陽光発電装置における端部カバーの第4の実施形態を模式的に示す断面図である。
図6に示すように、家屋等の屋根上に屋根固定金具11をネジや釘で固定する。次に屋根固定金具11に太陽電池モジュール20および本発明に係る太陽光発電装置における端部カバー8を固定する。
本発明に係る太陽光発電装置における端部カバー8は図7に示すように、カバー部2a上に凸部3を複数設け、その間の谷間に太陽電池素子15を配してシリコン樹脂4などを流し込んで硬化させるモールドタイプの発電部としてもよく、カバー部と発電部を一体とでき、製造にかかる工程を少なくできる。
なお、使用するシリコン樹脂は硬化後硬質化するものが好ましい。
また、図8に示すように、ガラスやアクリル、ポリカーボネイトなどで作られたケース5に太陽電池素子15をモールドした発電部を、カバー部2b上に固定するようにして、外部からの衝撃を太陽電池素子15へ伝わりにくくして品質を向上させるようにしてもよい。
一方、図9に示すように発電部1の位置をカバー部2の傾斜部に設けるようにしても良い。
図10は本発明に係る太陽光発電装置の他の実施形態を模式的に示す断面図である。
図10に示すように、太陽光発電装置は屋根固定部材11と太陽電池モジュール20による厚みを有している。この高さを利用して本発明に係る太陽光発電装置における端部カバー8内の太陽電池素子15を傾斜させて配置するようにすると、15’のような太陽電池モジュールに平行な配置に較べ、長さAの分だけ屋根面積を占有しなくなり、太陽電池モジュールを載置すべき屋根面積を広くとるとこができる。
なお、太陽電池モジュール20と太陽電池素子15との傾斜角が異なるようになるが、日本国内での太陽電池の最適設置角度は30〜45度であり、住宅の屋根の傾斜角には35度に満たないものも多いので、本発明に係る太陽光発電装置における端部カバー8内の太陽電池素子の傾斜角を発電効率がより良い角度にすることによって、太陽光発電装置全体の発電電圧を向上させることができる。
図11は本発明に係る太陽光発電装置における端部カバーの第5の実施形態を模式的に示す断面図、図12は本発明に係る太陽光発電装置の更なる他の実施形態を模式的に示す平面図である。
図11に示すように、カバー部2cのフレームの一部を発電部1を使って補強する構造とし、本発明に係る太陽光発電装置における端部カバー8dを軽量化するようにしてもよい。
具体的にはカバー部2cの支持受け部6aと6bはつながっておらず、外力はすべてフレーム7によって支えられることになる。そこで、支持受け部6a、6b間に発電部1を挿入し、カバー部2cの第二フレームとして使用する。
このようにすることで、第二フレームが有るべき部分の重量軽減となるだけでなく、発電部1の裏面が空気層16となるので、太陽電池素子の放熱効果も得ることができ、太陽電池素子の発電効率が向上する。
また、本発明に係る太陽光発電装置における端部カバー8dは片端のみで屋根固定金具に取り付けられるので、図12に示すように、家屋等の屋根12上に屋根固定金具11を屋根12の軒側に近づけて設置し、屋根をぎりぎりまで有効に活用しながら、この状態で本発明に係る太陽光発電装置における端部カバー8がさらに屋根の軒側(屋根よりも外側)にある雨樋9の位置にまで張り出して、屋根上の発電有効面積以上に太陽電池素子による発電面積を増加させるようにすることができる。
これにより、前述したような数枚の太陽電池モジュールの設置面積不足により生じる問題の解決に当たって、屋根の残り面積に影響されずに発電総量を向上させることができるのである。
また、同一方向の屋根面に載置した太陽電池モジュールと本発明に係る太陽光発電装置における端部カバーの発電部とを電気的に直列接続する限り、双方は同じ日射量により発電が行われるので日照条件の差を生じさせず、安定した発電を行うことができるのである。
なお、本実施形態では、傾斜屋根の棟−軒方向へ複数の桟を配設し、平板状の太陽電池モジュールを載置した太陽光発電装置について述べているが、この限りではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜の方法・構成を採用することができる。
本発明に係る太陽光発電装置における端部カバーの構造を模式的に示す斜視図である。 本発明に係る太陽光発電装置における端部カバーの構造を模式的に示す断面図である。 本発明に係わる太陽光発電装置における端部カバーの組み付けを模式的に示す平面図である。 本発明に係わる太陽光発電装置の太陽電池モジュールを屋根上に載置する様子を模式的に説明する平面図である。 本発明に係わる太陽光発電装置の太陽電池モジュールを屋根上に載置する他の実施形態を模式的に説明する平面図である。 本発明に係わる太陽光発電装置を屋根へ設置した様子を模式的に説明する斜視図である。 本発明に係わる太陽光発電装置における端部カバーの第2の実施形態を模式的に示す断面図である。 本発明に係わる太陽光発電装置における端部カバーの第3の実施形態を模式的に示す断面図である。 本発明に係わる太陽光発電装置における端部カバーの第4の実施形態を模式的に示す断面図である。 本発明に係る太陽光発電装置の他の実施形態を模式的に示す断面図である。 本発明に係わる太陽光発電装置における端部カバーの第5の実施形態を模式的に示す断面図である。 本発明に係る太陽光発電装置の更なる他の実施形態を模式的に示す平面図である。 (a)、(b)は従来の太陽電池モジュールを屋根上に設置する一実施形態を示す平面図である。 従来技術における太陽電池モジュールを側面から見た一部断面図である。 従来技術における太陽光発電装置を屋根に設置する様子を示す斜視図である。 従来技術における太陽光発電装置の端部カバー部の構造を示す断面図である。 従来技術における太陽光発電装置の太陽電池モジュールを屋根上に載置する様子を模式的に説明する平面図である。
符号の説明
1:発電部
2、2a〜2c:カバー部
3:凸部
4:シリコン樹脂
5:ケース
6a、6b:支持受け部
7:フレーム
8、8a〜8d:本発明に係る太陽光発電装置における端部カバー
9:雨樋
10:桟
11:屋根固定金具
11a:枠固定部
11b、11c:引っ掛け部
12:屋根
12a:寄棟屋根の南面
12b:寄棟屋根の東面
14:光透過板
15:太陽電池素子
16:空気層
18:端部カバー
19:枠体
19a:突出部
20:太陽電池モジュール
21a、21b、21c:太陽電池モジュール群
B:端部
J、S:太陽光発電装置

Claims (3)

  1. 屋根上に設けた桟に太陽電池モジュールを取り付けた太陽光発電装置であって、前記屋根軒側及び/または棟側に位置する前記太陽光発電装置の端部に太陽電池素子が配設された端部カバーを設置したことを特徴とする太陽光発電装置。
  2. 前記端部カバーの屋根端部側の片端が屋根端部より外側に伸びていることを特徴とする請求項1に記載の太陽光発電装置。
  3. 前記端部カバー内に配設された太陽電池素子の傾斜角が前記太陽光発電装置を構成する太陽電池モジュールの傾斜角より大きいことを特徴とする請求項1または2に記載の太陽光発電装置。
JP2003398220A 2003-11-27 2003-11-27 太陽光発電装置 Pending JP2005155265A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011069161A (ja) * 2009-09-28 2011-04-07 Kmew Co Ltd 太陽電池の施工構造
JP2013064249A (ja) * 2011-09-16 2013-04-11 Daiwa House Industry Co Ltd 屋根上太陽電池モジュール設置構造

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