JP4436715B2 - 太陽光発電システム - Google Patents

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Description

本発明は傾斜した屋根上に太陽エネルギーを利用して発電を行う太陽電池モジュールを固定するに当り、とくに板金上に太陽電池モジュールを設置した太陽光発電システムに関するものである。
近年、地球環境問題、省エネルギーへの関心の高まりとともに、自然エネルギーを利用した新エネルギー技術が注目されている。そのひとつとして、太陽エネルギーを利用したシステムの関心が高く、とくに太陽光発電システムの住宅への普及が加速されている。
この太陽光発電システムは、その主要な構成要素である太陽電池モジュールにより太陽光エネルギーを電力に変換して利用することで、家庭の電気負荷を低減させるものである。
そこで、住宅においては、家屋の屋根上に太陽電池モジュールを配設して利用されるが、屋根上への太陽電池モジュールの取り付け構造については、既にさまざまな構成が提案されている。
ところで、太陽光発電システムに使用する太陽電池モジュールについては、住宅屋根に代表される既設の設置面以外に、地上架台、陸屋根架台等に代表されるように、新設した設置面を用意し、この面に設置する各種技術が提案されている。
また、太陽電池モジュールについては、下記のごとく、複数の太陽電池素子を直並列に接続し、強化ガラス・封入樹脂・耐候性フィルムで挟持する構造が一般的である。
図6は従来の太陽光発電システムに係る太陽電池モジュールの概略断面図である。
具体的には図8に示すように、太陽電池モジュール40はたとえばシリコン等から成る半導体の光電変換効果を利用して電力を発生させる太陽電池素子10を複数個直列および並列に電気的に接続し、そして、耐候性のある素材で覆うように成し、所要の出力電圧や出力電流を得る。
この太陽電池素子10は単結晶や多結晶シリコンなどの結晶系太陽電池素子や、薄膜系太陽電池素子などにより構成する。
太陽電池素子10の受光面にはガラス板や合成樹脂板などの光透過板11を配置し、その裏面である非受光面にはテフロン(R)フィルムやPVF(ポリフッ化ビニル)、PET(ポレエチレンテレフタレート)などの耐候性フィルム12を被着し、さらに光透過板11と耐候性フィルム12との間には、たとえばEVA(エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂)などから成る透明な合成樹脂を介在し、充填材16と成している。
そして、これら光透過板11、太陽電池素子10および耐候性フィルム12の重ね構造の矩形状の本体に対し、その各辺の周囲をアルミニウム金属やSUS等から成る枠体15を挟み込むように装着し、太陽電池モジュール40全体の強度を高めている。
また、太陽電池モジュール40の裏面、すなわち耐候性フィルム12の上にはABS樹脂などの合成樹脂やアルミニウム金属などで構成したジャンクションボックス13を接着し、太陽電池モジュール40の出力電力を取り出すターミナルと成している。
図7は住宅の屋根上に太陽電池モジュール40を複数載置し、太陽光発電装置とした様子を示す太陽光発電システムの斜視図である。
同図に示すごとく、住宅の屋根上に複数の太陽電池モジュール40を載置した太陽光発電装置39によれば、太陽電池モジュール40を複数配設して太陽電池アレイと成し、この太陽電池アレイで発電された電力を送電ケーブル38および接続箱37を通して系統連系インバータ36へ送電する。
さらに詳しく述べると、通常、送電ケーブル38の電線は複数本であることが多く、送電ケーブル38の電線を接続箱37で並列接続している。そして、太陽電池アレイで発電された直流電力を交流電力に変換する系統連系インバータ36に入力し、一般の交流負荷に供給したり、もしくは系統連系により電力会社へ売電する構成である。
図8は住宅の屋根上に太陽電池モジュールを載置した様子を示す太陽光発電システムの要部断面図である。
上記のようにして住宅等の屋根上に太陽光発電装置の発電部である太陽電池モジュールを設置する場合、図10に示すごとく、瓦材や金属屋根材2が葺かれた屋根上に太陽電池モジュール8のような平板物を設置する場合、屋根の瓦材や金属屋根材2を通して野地板1上に固定金具3をタッピングビスや釘などのネジ4で打ちつけ、固定金具3上に縦ラック5を固定して、この縦ラック5上に直接、太陽電池モジュールの枠部を固定したり、もしくは横ラック6を嵌め込み部として固定カバー7との間で狭持固定するようにする工法が知られている。
また、屋根の流れ方向に沿って板金つなぎ合わせの山部があるような屋根において、金属屋根材上に直接、横ラックを取り付けることが可能な固定金具が考案されている(たとえば、特許文献1参照)。
さらにまた、金属屋根材上に太陽電池モジュールを縦ラックや横ラックを用いずに磁力によって直接、固定する方法も考案されている(たとえば、特許文献2参照)。
その他、金属屋根材と太陽電池モジュールを一体化として屋根材と成し、これを屋根上に葺く方法も考案されている(たとえば、特許文献3参照)。
かかる金属屋根材については、良施工性・低コスト・軽量・大面積化しやすいなどの理由から、新築時のみならず、従来、屋根材の上に金属屋根材を重ね葺きするリフォーム工法に利用されている。この金属屋根材は屋根の野地板に屋根材を工場組み付けするプリセット工法にも適用可能であり、そのために大量生産される工業化住宅にも応用されている。
図9は、住宅の屋根上に金属屋根材を載せ、その上に太陽電池モジュールを載置する工程を示し、同図はその分解斜視図である。
同図に示すごとく、屋根材の一種として、プレス成型やロールフォーミング成型によって、金属板または塗装金属板を成型した金属屋根材9を用いる工法が知られている。
具体的には屋根の野地板1上に載置された波瓦のような瓦材8上に、複数の瓦材があるように模った金属屋根材9を固定金具4で固定し、この金属屋根材9の上に縦ラック5を固定して太陽電池モジュール40を載置するという技術である。
この技術によれば、長年の使用で痛んでいる屋根材であっても新たに金属屋根材9を覆い被さることによって、風雨や太陽光から瓦材8を保護し、これにより、瓦材の撤去にかかる工数や廃材の処分などの問題が解決されるとともに、屋根の美観も改善される。
特開2002−21261号公報 特開平6−85301号公報 特開2000−114578号公報
しかしながら、前述の方法においては、雨水が通る平面部に貫通穴をあける構造であり、これにより、防水に関する長期信頼性の低下が懸念される。
また、金属屋根材の山部を固定金具で狭持する場合には、金属屋根材の変形による緩みや、板金の塗膜の欠損に起因する防錆性能の低下が懸念されていた。
また、いずれの方法においても、複雑な形状の固定金具や、縦方向および/または横方向のラック部材が必要となり、施工性・コスト・重量などの面で問題があった。
さらに、ラック部材等を介入することで、太陽電池モジュールの高さが高くなり、その分、屋根面との一体感を損なうという外観面での問題もあった。
また、磁力で固定する構造においては、長期間にわたって使用することで、磁力の低下によって固定力の低下をまねくという問題がある。
さらに金属屋根材自体が磁力を帯びることで、砂鉄などが表面に付着し、これによって排水を阻害していた。
さらにまた、金属屋根材と太陽電池モジュールとを一体化した屋根材によれば、雨水が通る平面部に貫通穴をあける必要があり、防水に関する長期信頼性の低下に対し、何ら改善されない。
そこで、本発明は従来の上述した諸問題に鑑みて案出されたものであって、その目的は防水・防錆・固定部の緩みなどの課題を解消して長期信頼性を達成した太陽光発電システムを提供することにある。
本発明の他の目的は、部材点数低減によって良施工性と低コストと軽量化を達成した太陽光発電システムを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、太陽電池モジュールの高さを低くしたことで、屋根面と太陽電池モジュールとの一体感を高め、これによって外観や美観の向上した太陽光発電システムを提供することにある。
上記目的を達成させるために、本発明の太陽光発電システムは、太陽電池モジュールの周辺部を支持すべく、当該太陽電池モジュール用設置構造に成型した板金を、傾斜した屋根上に配設するとともに、前記太陽電池モジュールの下方端と上方端の双方に対応して、前記太陽電池モジュール用設置構造を配したことを特徴とする。
本発明の太陽光発電システムによれば、傾斜した屋根上に板金を配設するに当り、この板金に対し、太陽電池モジュールの周辺部を支持すべく、当該太陽電池モジュール用設置構造に成型し、太陽電池モジュールの下方端と上方端の双方に対応して、当該太陽電池モジュール用設置構造を配したことで、その加工板金に対し、縦ラックなどを支持するための固定金具を必要としなくなり、これにより、この板金(金属屋根材)に無理な応力が加わらず、その結果、防水・防錆・固定部の緩みなどの従来の課題を解消し、長期信頼性を達成した太陽光発電システムが提供できる。
また、本発明の太陽光発電システムにおいては、かかる構成によって部材点数が低減でき、これによって良施工性と低コストと軽量化を達成した太陽光発電システムが提供できる。
さらにまた、本発明の太陽光発電システムにおいては、太陽電池モジュール用設置構造に成型した板金を、傾斜した屋根上に配設したことで、太陽電池モジュールの高さが低くなるように設置でき、これによって、屋根面と太陽電池モジュールとの一体感を高め、その結果、外観や美観の向上した太陽光発電システムが提供できる。
また、本発明によれば、請求項2に記載したごとく、太陽電池モジュールの下方端と上方端の双方に対応して、当該太陽電池モジュール用設置構造を配した構成に比べて、請求項3に記載したごとく、太陽電池モジュールの下方端に対応して、当該太陽電池モジュール用設置構造を配し、太陽電池モジュールの上方端に太陽電池モジュール用固定部材を配置した構成によれば、さらに太陽電池モジュールを強固に接合でき、その結果、太陽電池モジュールの信頼性を高めることができる。
さらに本発明によれば、下記のような作用効果も奏する。
すなわち、屋根の野地板の全面に板金(金属屋根材)を配し、その上に太陽電池モジュール(さらに必要に応じて太陽電池モジュールのような発電性能を備えないダミーモジュール)を施工することによって、その板金(金属屋根材)の露出面積を小さくすることができ、これにより、雨粒を太陽電池モジュール上で受けるようになるので、雨音が小さくでき、その結果、雨音に起因する騒々しさが減少でき、あるいは無くなり、室内での静寂性を高めることができる。
また、陶磁器瓦などのような重量物が不要となったことで、屋根上の全重量が軽減され、さらに建物の傷みを少なくできる。
さらに、板金(金属屋根材)における太陽電池モジュール用設置構造以外の領域と、太陽電池モジュール(ダミーモジュール)との間に空間(空気層)が存在することで、すなわち、この空間(空気層)が介在することで、夏場において、板金が太陽熱により容易に加熱されても、その太陽熱の影響を遮蔽したり、低減することができる。一方、板金(金属屋根材)が放射冷却されやすい冬場においても、その放射冷却を太陽電池モジュール(ダミーモジュール)でもって防止したり、抑止することができる。その他、飛行機などの外部からの騒音に対しても遮音効果がある。
さらにまた、板金(金属屋根材)における太陽電池モジュール用設置構造以外の領域と、太陽電池モジュール(ダミーモジュール)との間に空間が存在することで、複数の太陽電池モジュールの裏面を,双方間でもって電気的に接続し繋ぐことができ、太陽電池モジュールの出力ケーブルが通る場所を確保することができ、その点、配線作業が容易になり、信頼性および品質を高めることができる。
また、本発明によれば、前記板金(金属屋根材)に対し、その外観を、たとえば、複数の瓦材が連結したような形状に成型してもよく、これにより、その板金に対し、太陽電池モジュールを施工しないで、単に屋根材として使用することができ、その汎用性を高めることができる。詳しくは、平板陶器瓦屋根に類似した外観を有し、瓦材を葺いたような外観となるので、住宅の外観向上に寄与することができる。また、このような使用状況においては、太陽電池モジュール用設置構造は落雪防止の効果を奏する。
以下、本発明の太陽光発電システムを詳細に説明する。
本発明の太陽光発電システムによれば、板金を成型して太陽電池モジュール用設置構造にするに当り、その設置構造は、太陽電池モジュールの周辺部を支持するのであれば、さまざまな部位に配置することができる。
たとえば、(例1)に示すごとく、正方形状もしくは矩形状の太陽電池モジュールを板金上に配置する場合であれば、傾斜した屋根に対し、太陽電池モジュールの下方端(下方辺部)に対応して、太陽電池モジュール用設置構造を配し、太陽電池モジュールの上方端(上方辺部)に太陽電池モジュール用固定部材を配置するとよい。
また、(例2)に示すごとく、正方形状もしくは矩形状の太陽電池モジュールを板金上に配置する場合であれば、傾斜した屋根に対し、太陽電池モジュールの下方端(下方辺部)と上方端(上方辺部)の双方に対応して、太陽電池モジュール用設置構造を配するとよい。
(例1)
本例を図1〜図3により詳述する。
図1は本発明の参考例となる太陽光発電システムの要部である太陽電池モジュールの固定構造の一例を模式的に示した斜視図であり、図2はその固定構造の断面図であり、図3は太陽電池モジュールの施工の様子を示す分解斜視図である。
図1に示す太陽電池モジュールの固定構造によれば、1は屋根の野地板であり、この野地板1の上に垂木22が略等間隔で施工された屋根上に、前記板金である金属屋根材23が固定される。
金属屋根材23上には、前記太陽電池モジュール用設置構造である突起部23aが略等間隔で形成されており、突起部23aの支持部に太陽電池モジュール26の片端が載せられ、その後に、前記太陽電池モジュール用固定部材である外部挟持部材としての固定カバー24が金属屋根材23に対し、釘やネジ等で締め付け固定された構造にして、このような構造にしたことで、太陽電池モジュール26が金属屋根材23と固定カバー24と双方により狭持固定される。
つぎに図3により太陽電池モジュールの施工の様子を示す。
同図に示すごとく、野地板1上に配置される金属屋根材23には突起部23aと平坦部23cが設けられており、突起部23a間に太陽電池モジュール26を架け渡すように載置し、その上から太陽電池モジュール26の端部が固定カバー24によって押え、これにより、金属屋根材23上から外れなくなる。
このような金属屋根材23の突起部および平坦部は人の手による折り曲げやプレス加工機によるプレス成形で造られる。
具体的には、図2に示すように、屋根の野地板1上に金属屋根材23が載せられ、その突起部23a上に太陽電池モジュール26の片端26a(下方端(下方辺部))が載る。このとき、太陽電池モジュール26の対向するもう一方の片端26b(上方端(上方辺部))は、金属屋根材23のもうひとつ棟側にある突起部23bの支持部に載るようにしている。
そして、固定カバー24(24a、24b)がタッピングビスや釘などのネジ51によって野地板1に締め付け固定されることによって、太陽電池モジュール26が固定カバー24(24a、24b)と金属屋根材23の突起部(23a、23b)に狭持固定されることにより屋根上に強固に固定される。
かくして本例の太陽光発電システムによれば、傾斜した屋根上に板金を配設するに当り、この板金である金属屋根材23に対し、太陽電池モジュール26の周辺部を支持すべく、たとえば、太陽電池モジュールの片端26aと片端26bの双方に対応して、太陽電池モジュール用設置構造を配したり、もしくは、太陽電池モジュールの片端26aに対応して、太陽電池モジュール用設置構造を配し、太陽電池モジュールの片端26bに太陽電池モジュール用固定部材である固定カバー24を配置したことで、この金属屋根材23に無理な応力が加わらず、その結果、防水・防錆・固定部の緩みなどの従来の課題を解消し、長期信頼性を達成した太陽光発電システムが提供できた。
また、本例の太陽光発電システムにおいては、部材点数が低減でき、これによって良施工性と低コストと軽量化を達成した太陽光発電システムが提供できた。
さらにまた、本例の太陽光発電システムにおいては、太陽電池モジュール用設置構造に成型した金属屋根材23を、傾斜した屋根上に配設したことで、太陽電池モジュール26の高さが低くなるように設置でき、これによって、屋根面と太陽電池モジュールとの一体感を高め、その結果、外観や美観の向上した太陽光発電システムが提供できた。
また、本例によれば、固定カバー24を配置したことで、さらに太陽電池モジュールを強固に接合でき、その結果、太陽電池モジュールの信頼性を高めることができた。
さらに本例によれば、金属屋根材23の上に太陽電池モジュール26(さらに必要に応じて太陽電池モジュール26のような発電性能を備えないダミーモジュール)を施工することによって、その金属屋根材23の露出面積を小さくすることができ、これにより、雨粒を太陽電池モジュール26などの上で受けるようになるので、雨音が小さくでき、その結果、雨音に起因する騒々しさが減少でき、あるいは無くなり、室内での静寂性を高めることができた。また、陶磁器瓦などのような重量物が不要となったことで、屋根上の全重量が軽減され、さらに建物の傷みを少なくできる。
さらに、金属屋根材23における太陽電池モジュール用設置構造以外の領域と、太陽電池モジュール(ダミーモジュール)との間に空間(空気層)が存在することで、すなわち、この空間(空気層)が介在することで、夏場において、板金が太陽熱により容易に加熱されても、その太陽熱の影響を遮蔽したり、低減することができた。一方、金属屋根材23が放射冷却されやすい冬場においても、その放射冷却を太陽電池モジュール(ダミーモジュール)でもって防止したり、抑止することができた。その他、飛行機などの外部からの騒音に対しても遮音効果がある。
さらにまた、金属屋根材23における太陽電池モジュール用設置構造以外の領域と、太陽電池モジュール(ダミーモジュール)との間に空間が存在することで、複数の太陽電池モジュールの裏面を,双方間でもって電気的に接続し繋ぐことができ、太陽電池モジュールの出力ケーブルが通る場所を確保することができ、その点、配線作業が容易になり、信頼性および品質を高めることができた。
(例2)
上述した(例1)の太陽光発電システムにおいては、太陽電池モジュールを板金上に配置する場合であれば、固定カバー24を用いて、太陽電池モジュールの上方端(上方辺部)をさらに強固に配置したが、これに代えて、このような固定カバー24を用いないで、本発明では、金属屋根材23に対し、太陽電池モジュールが固定されるように成型した突起部23a、23bの双方でもって保持してもよい。
この例においても、(例1)と同じように、太陽電池モジュール用設置構造を配したことで、防水・防錆・固定部の緩みなどの従来の課題を解消し、長期信頼性を達成し、しかも、良施工性と低コストと軽量化を達成し、また、屋根面と太陽電池モジュールとの一体感を高め、その結果、外観や美観の向上した太陽光発電システムが提供できた。
また、本例によれば、雨粒を太陽電池モジュール26などの上で受けるようになるので、雨音に起因する騒々しさが減少でき、あるいは無くなり、室内での静寂性を高めることができた。また、屋根上の全重量が軽減され、さらに建物の傷みを少なくできた。
さらに、本例においても、夏場において、板金が太陽熱により容易に加熱されても、その太陽熱の影響を遮蔽したり、低減することができ、一方、金属屋根材23が放射冷却されやすい冬場においても、その放射冷却を太陽電池モジュール(ダミーモジュール)でもって防止したり、抑止することができた。さらにまた、配線作業が容易になり、信頼性および品質を高めることができた。
(例3)
前述した(例1)、(例2)によれば、突起部23aは横方向に連なった形状としたが、これに代えて、図4に示すごとく、左右方向と上下方向におのおの略等間隔の島状としてもよい。
図4は本発明の他の太陽光発電システムの要部を示し、屋根に葺いたときの斜視図である。
かくして本例においても、前述した例1、例2にて記載したごとく、同様な作用効果をするが、さらに詳しくは、このように突起部23aを島状に成型した構造においては、太陽電池モジュール26を固定した際に突起部間の平坦部23cに雨水の流れる部分が形成され、雨水の排出を妨げることがない。また、平坦部23cによって複数の太陽電池モジュールの裏面を上下左右に繋ぐ空間を有するので、太陽電池モジュール26の出力ケーブルが通る場所を確保することができ、配線作業が容易になった。
また、本例の太陽光発電システムによれば、金属屋根材23は、たとえば、平板瓦のような凹凸をつけて外観的に段差を有する瓦屋根のような屋根に見せるものであり、1枚の金属屋根材23には複数の瓦材が連なっているように見せる凹凸がつけられた構造であり、その点、その外観を複数の瓦材が連結したような形状に成型したことで、太陽電池モジュールを施工しないで、単に屋根材として使用することができ、その汎用性を高めることができる。このように平板陶器瓦屋根に類似した外観を有し、瓦材を葺いたような外観となるので、住宅の外観向上に寄与することができる。
ところで一般に金属屋根材は、施工の容易さと屋根上の重量軽減として有効な施工方法であるが、その反面、断熱性能と防音性能が低いことが知られており、とくに雨の際に金属屋根に雨粒が当たる音は屋内に反響して大きいものとなる。このことが屋根全面に直接野地板上に金属屋根材を葺かない要因となっており、屋根全面に葺く場合においても屋内への音の伝達が起こりにくいように瓦材の外装としてのリフォーム用に留まっていた。
しかしながら、本発明の金属屋根材上に太陽電池モジュールを直接載置・固定する方法によれば、図5に示すように屋根の野地板1の全面に金属屋根材23を配し、太陽電池モジュール26かつ/またはダミーモジュールを施工することにより金属屋根材23の露出面積を小さくし、雨粒を太陽電池モジュール26上で受けるようになるので、雨音が小さくなり、陶磁器瓦などのような重量物を不要とできるので、屋根上の重量を軽減して建物の傷みを少なくできる。
また、前記のような構造では金属屋根材23の平坦部23cと太陽電池モジュール26間に空気層27を介して太陽電池モジュール26かつ/またはダミーモジュールが存在ようになるので、夏場の太陽熱の遮蔽や、冬場の放射冷却の防止、飛行機などの外部からの騒音の遮音効果がある。
なお、本発明は上記実施形態例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更や改良等はなんら差し支えない。
たとえば、上記実施形態例においては、(例1)や(例2)に示すごとく、正方形状もしくは矩形状の太陽電池モジュールを用いたが、この形状に限らず、その他の形状、たとえば三角形状、台形状、楕円形状、円形状などでもよく、その形状に応じて適宜、太陽電池モジュール用設置構造の配置部位を設定すればよい。
本発明の参考例となる太陽光発電システムの要部である太陽電池モジュールの固定構造の一例を模式的に示した斜視図である。 本発明の参考例となる太陽光発電システムの要部である太陽電池モジュールの固定構造を示す断面図である。 本発明の参考例となる太陽光発電システムの要部である太陽電池モジュールの固定構造において、その施工の様子を示す分解斜視図である。 本発明に係る固定装置の実施形態の例を模式的に示した斜視図である。 住宅の屋根上に太陽電池モジュールを複数載置し、太陽光発電装置とした様子を示す太陽光発電システムの斜視図である。 太陽電池モジュールの概略断面図である。 従来の住宅の屋根上に太陽電池モジュールを複数載置し、太陽光発電装置とした様子を示す斜視図である。 従来の住宅の屋根上に太陽電池モジュールを載置した様子を示す一部断面図である。 従来の住宅の屋根上に金属屋根材を載せ、その上に太陽電池モジュールを載置する工程を示す斜視図である。
符号の説明
1:野地板
2:金属屋根材
3:固定金具
4:ネジ
5:縦ラック
6:横ラック
7:固定カバー
8:瓦材
9:金属屋根材
10:太陽電池素子
11:光透過板
12:耐候性フィルム
13:ジャンクションボックス
15:枠体
16:充填材
22:垂木
23:金属屋根材
23a、23b、53:突起部
23c:平坦部
24、24a、24b:固定カバー
26:太陽電池モジュール
26a、26b:端部
27:空気層
36:系統連系インバータ
37:接続箱
38:送電ケーブル
39:太陽光発電装置
40:太陽電池モジュール
51:ネジ

Claims (1)

  1. 太陽電池モジュールの周辺部を支持すべく、当該太陽電池モジュール用設置構造に成型した板金を、傾斜した屋根上に配設するとともに、
    前記太陽電池モジュールの下方端と上方端の双方に対応して、前記太陽電池モジュール用設置構造を配したことを特徴とする太陽光発電システム。
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