JP2006271912A - 避難ロープ装置 - Google Patents

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恂 正一
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Abstract

【課題】 簡単な構造で、堅牢で、安全で、各自の体感に合った速度に緩急自在な制御が子供から老人まで出来る事。経年変化が無く、小型化軽量化して携帯にも適す事。
【解決手段】 固定軸2にロープ12を3巻回する事で、この部分に強力な摩擦力が生じる。この強力な摩擦力で吊り荷重の約90%を吸収させてしまう。残り10%の張力がドラム4に回転トルクとして働くので、圧縮バネ7でドラム4の両フランジ部を加圧することで、マイナス回転トルクを発生させながらドラム4は回転する。次に、圧縮バネ7をブレーキレバー10で加圧操作し、各自の体感速度に合った降下速度で脱出する。
【選択図】 図3

Description

本発明は降下速度調節化を図った避難ロープ装置に関する。
従来の避難ロープ装置には、重力加速度を制御するものとして、(1)落下重力を変換機構に連動しブレーキ力を発生させている自重変換負荷減速装置(例えば、特許文献1参照)や、
(2)垂下したロープを押圧部材でロープを狭持しながら所望の速度で降下する機構(例えば、特許文献2参照)がある。または、
(3)油圧式ブレーキと可変するプーリーを併用したもの。(例えば、特許文献3参照)や、
(4)歯車列とクラッチを併用し垂下状のロープに沿って降下するもの(例えば、特許文献4参照)等がある。
特開2000−225204号 公報 特開平7−328132号 公報 特開2003−210597号 公報 実公平4−5173号 公報
以上に述べた従来の避難ロープ装置で、(1)の偏心リール式のものは、降下速度を一定に保てるが、降下中の速度を自由に制御できない。
(2)の直接ロープを押さえる式のものは、ブレーキ個所が一箇所で降下距離が長くなった時に耐えられるか、また、降下途中で停止させる時には、ねじをねじ込む操作が伴う。
(3)、(4)の油圧式や歯車式のものは、機械部品が多く構造も複雑になる。また、油槽の機密性や装置の動きに経年変化の影響が考えられる。
降下用ロープの扱い方には、降下地点から下方に垂れ下げ、そのロープ上を伝わって降下するものと、装置そのものにロープを内蔵して置き、そのロープを解きながら降下するものとが有るが、取り扱いや携帯上内蔵型が良い。
避難ロープたるものは、日常的に作業や道具として使用するものでなく、また、他の道具と併合して便利に使用するものでもない。何時起こるか分からない火災や地震、または、爆発等が発生した時に、通常の非常口や避難方法では脱出が困難である時に、最後の手段として緊急脱出する道具である。
最近の建築構造物は高層化しており、消防署の梯子車も届かないという現実問題があり、避難ロープ装置の役割はますます重要なものとなっている。非常時に備えて幅広く多くの人々に安全で操作しやすく廉価な避難ロープ装置を提供していく必要を感じる。
本発明は、以上述べてきた事柄を総合的に満足させようとするものであり、簡単な構造で、堅牢で、安全である事。各自の体感に合った速度に緩急自在な制御が子供から老人まで出来る事。長年使用せずとも経年変化が無くいつ何時でも正常に作動できる事。小型化、軽量化して携帯にも適する事。50メートル以上級の高層建築物にも適する事。を解決する避難ロープ装置の実現を目的とする。
そして、本発明は、上記目的を達成するために、ロープは巻回収納したドラムから送り出され、次に固定軸に掛けられるが、ここで前記ロープを前記固定軸に3巻回し本体の外部へと繰り出されるようにした。
次に、前記ドラムの両フランジ部に摩擦板を設け、一方から、前記ドラムの軸方向へ圧縮バネで加圧する構造とし、更に前記圧縮バネをブレーキレバーで自在に軸方向へ押し圧出来るようにした。
上記に述べた手段は、ロープで吊り下げられた物体が重力加速度を受けて自由落下する時、摩擦力を二段階に働かせて、自由落下物の重力加速度を簡潔な構造で安全確実に制御出来るようにしたものである。
上述してきたように、本発明の避難ロープ装置は、簡潔な構造で且つ安全確実にして、子供から老人まで操作出来るようにした。特に重力加速度については、自転車の走行は個人のスピード感に合わせて適宜ブレーキ操作しながら走行するが、その感覚で降下速度を緩急自在に制御できるようにしたものである。また、簡潔な構造がゆえに小型軽量化でき、経年変化の心配もなく、高層建築物にも対応できる。
発明の実施するための最良の形態
以下、本発明の実施の形態を図1〜図5に基づき詳細に説明する。無負荷状態で、一本のロープの呼称を、ロープ止め13を境にして本体内部側をロープ12、本体外部側をロープ12Aとして説明する。ロープ12Aの部分は係留する時のために自由な状態にしておくものである。
図1は、外観斜視図で外観を示していると同時に、ロープ12Aを本体1に巻回している図である。また、図2は、避難ロープ装置で降下している状態の図である。
図3は、図1のA−A矢視断面図で本発明の全構造をしめすものである。ドラム4に巻回収納してあるロープ12はガイド15を通り、本体1に固定された固定軸2にねじ状の溝がきってあり、その溝に3巻回して本体外部に繰り出される。
ドラム4の両側フランジには摩擦板6が取り付けられてあり、本体1に固定されたドラム軸3上で回転できる。ドラム軸3の同芯上に圧縮バネ7とバネ座8と9が取り付けられ、バネ座8と9は、ドラム軸3にすべりキー5で止められているが軸方向にスライドできる。
バネ座8をドラム4方向に押し圧し、圧縮バネ7を圧縮したり戻したり出来るブレーキレバー10がある。ロープ16は身体保持具を取り付けるものである。
図4は、図3の左側面を表し、図5は、図3の右側面を表したものである。
以下、上記構造の動作について説明する。固定軸2にはねじ状の溝が切ってあり、その溝にロープ12を3巻回する事で、この部分に強力な摩擦力が生じる。この強力な摩擦力で吊り荷重の約90%を吸収させてしまうと、固定軸2とドラム4間のロープ12には10%の張力が働く事になる。例えば、100キログラムの吊り荷重を90%吸収させると、次の固定軸2とドラム4間のロープ12には10キログラムの張力が働く事になる。そこで、本体やその他の重量を無視して考えたとすると、固定軸2とドラム4間のロープ12を10キログラムの張力で保っていれば、100キログラムの吊り物体は静止している。その10キログラムの張力がドラム4の平均経に対して回転トルクとして働く。この回転トルクを制御する事で100キログラムの吊り物体を降下させる事が出来る。
前記10%の張力がドラム4に回転トルクとして働いているが、圧縮バネ7でドラム4の両フランジ部を加圧することで、マイナス回転トルクを発生させながらドラム4は回転し、吊り物体は降下していく。マイナス回転トルクの大小はブレーキレバー10の操作で、圧縮バネ圧を調節することで決まる。また、マイナス回転トルクの大小は吊り物体の降下速度に比例する。つまり、圧縮バネ7をブレーキレバー10で加圧操作することで、各自の体感速度に合った降下速度で脱出できる。
避難時、降下準備体勢に入る時に、ロープ12に急激な負荷が掛かった瞬間にロープ12がとっさの動きをしないように、圧縮バネ7をセットするに当たり、想定される軽量荷重者に合わせた初期荷重を掛けておかなければならない。また、初期荷重が掛かっていれば、降下中にブレーキレバー10から手を離した場合なども、急激な加速が生じにくく安全である。
降下が始まったならば、あとは自転車のブレーキレバーを操作する要領でブレーキレバー10を操作し、各自の体感速度に合わせて緩急自在に目的地に降下する。
避難時、降下体勢に入るまでが恐怖と不安があるので、ストッパー11でブレーキレバー10を握りきった状態(図3の符号17)、つまり圧縮バネを完全に圧縮し、ドラム4が回転できない様にロックしておく。避難体勢が出来ロープ12Aに張力が掛かった時に、ストッパー11を外し、ドラム4のロック状態を解き、ブレーキレバー10の操作に入る。
ブレーキレバー10を操作する力は、子供の握力に合わせて設定する。設定条件はドラム4の両フランジの摩擦力とブレーキレバーの、てこの条件から決まってくる。
本体内のロープ12に弛みが生じないようにロープ止め13を設けてある、避難時には本体1の外周に巻回してある自由なロープ12Aを巻ほどき、日頃決めておいた自分の体重の数倍以上を支えられる部材にロープ12Aを巻きつけ、ロープ12Aの先端に付いているフックを引っ掛け、避難ロープ装置ごと宙吊りになり降下体勢に入る。なお、携帯用として使用する時には、ベランダー、手摺、柱、ベット、大きな家具等安全に自分の体重の数倍以上を支えられる固定物にロープ12Aを巻きつける。
降下時の速度調節は、自動車で峠を下る時エンジンブレーキとフートブレーキを使い適宜加速を抑えながら下るが、本発明のロープ12を固定軸2に3巻回している構造がエンジンブレーキに相当し、ブレーキレバー10がフートブレーキの役割になので、ブレーキレバー10の間欠適宜な操作で加速を抑えながら降下する事が出来る。
外観斜視図 避難ロープ装置で降下している状態 図1におけるA−A視断面図 図3の左側面図 図3の右側面図
符号の説明
1 本体
2 固定軸
3 ドラム軸
4 ドラム
5 すべりキー
6 摩擦板
7 圧縮バネ
8 バネ座(スライド側)
9 バネ座
10 ブレーキレバー
11 ストッパー
12 ロープ(ロープ止めより本体内部側)
12A ロープ(ロープ止めより本体外部側)
13 ロープ止め
14 取っ手
15 ガイド
16 身体保持具取り付けロープ
17 ブレーキレバーを握りきった状態

Claims (1)

  1. (1)ロープは巻回収納したドラムから送り出され、次に固定軸に掛けられるが、ここで前記ロープを前記固定軸に3巻回し本体の外部へと繰り出す。
    (2)前記ドラムの両フランジ部に摩擦板を設け、一方から、前記ドラムの軸方向へ圧縮バネで加圧する構造とし、更に前記圧縮バネをブレーキレバーで自在に軸方向へ押し圧出来る。
    以上のごとく構成された避難ロープ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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