JP2006271638A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技球の球飛びを安定化させた弾球遊技機(パチンコ機)を提供する。
【解決手段】 本発明に係るパチンコ機は、所定の遊技領域が設けられた遊技盤10と、遊技盤10を収容保持する前枠2と、前枠2における遊技補助盤20に設けられ遊技領域に向けて遊技球を打ち出す発射機構部110と、遊技補助盤20の前面に設けられ発射機構部110によって打ち出された遊技球を遊技盤10に向けて案内する発射レール122と、遊技盤10の前面に設けられ発射レール122の上端部122aから飛び出した遊技球を遊技領域に導く外レール部12とを備え、外レール部12の下端部12aが、遊技盤10の下端を超えて下方に延びて遊技補助盤20の前面まで達し、発射レール122の上端部122aとの間に遊技球が通過可能なファール球回収口32を形成するように構成される。
【選択図】 図4

Description

本発明は、パチンコ機に代表される弾球遊技機に関し、さらに詳しくは、弾球遊技機に構成されるレールの構造に関する。
弾球遊技機の代表例であるパチンコ機は、前面に遊技領域を形成する遊技盤を立設姿勢で収容保持した前枠に、前背面に遊技球の処理経路を一体に設けるとともに背面に各種制御基板が取り付けられる裏セット盤を背面から取り付けて構成され、遊技球発射装置により遊技領域上部に導いた遊技球を落下させる過程で遊技領域内に設けた入賞具に入賞させる遊技を行うように構成されている。
前枠の下部には一般的に上下2段の球皿が設けられており、このうち上球皿は横開き開閉可能に取り付けられている。上球皿の背後に位置する前枠の下部領域には遊技補助盤と称される補助機構部が設けられ、この遊技補助盤に遊技球発射装置が取り付けられる。前枠の下部には発射ハンドルが設けられており、遊技者が発射操作を行うと当該操作に基づいて上球皿に貯留された遊技球が1球ずつ遊技球発射装置の発射レール上に供給され、発射機構により遊技盤に向けて打ち出されるようになっている。
遊技盤の前面には、上方に開く半円弧状の内レールと下方に開く半円弧状の飛送レール(外レールないしガイドレールとも称される)とに囲まれて略円形の遊技領域が区画形成されるとともに、飛送レールの左辺が内レールの外側に所定間隔をおいて略平行に下方に延び、これらのレールに挟まれて発射通路が形成される。遊技球発射装置から打ち出された遊技球は、発射レールに案内されて発射通路内に飛翔し半円弧状の飛送レールに沿って遊技領域の上部に導かれるように構成されている(例えば、特許文献1を参照)。
また、遊技球発射装置は、遊技者の意思に応じて遊技領域の所望位置に遊技球を打ち出せるように発射強度を調整可能に構成されており、遊技球発射装置から打ち出された遊技球のなかには遊技領域に到達できずに発射通路を落下して戻ってくる遊技球(「ファール球」と称される)が存在する。このため、パチンコ機では、このようなファール球が発射装置側に戻らないようにするため、飛送レールの下端部と発射レールの上端部とが所定間隔を隔てて配設され、遊技補助盤にはこれらの間で上方に開口するファール球回収口と、このファール球回収口に落入したファール球を下球皿に排出させるファール球回収通路とが一般的に設けられている。
特開2003−299787号公報
ところで、ファール球の回収を確実に行うには、ファール球回収口のサイズを広くする必要がある。しかしながら、ファール球回収口のサイズを広くすると、発射レールの上端部から飛送レールの下端部までの距離が遠くなり、発射レールの上端部から飛び出した遊技球が重力により落下して飛送レールに着座するときの入射角度が高くなってしまう(立ってしまう)。着座時の入射角度が高くなると、遊技球の運動エネルギーの損失が大きくなるため、遊技球の発射に必要な力(運動エネルギー)は大きくなり、発射後の遊技球のバラツキ、すなわち遊技球の球飛びが悪くなってしまう。
そのため、発射レールの上端部から飛送レールの下端部までの距離をある程度近くする必要があるが、上述のような従来のパチンコ機においては、飛送レールの下端が遊技盤の前面下部に位置しているため、発射レールの上端部から飛送レールの下端部までの距離を近くするには、発射レールの方を長くしなければならない。ところが、発射レールを長くすると、加工公差等によって発射レール上に生じる凹凸により、発射レール上を通過する遊技球に抵抗が加わるため、同様に、遊技球の発射に必要な力(運動エネルギー)は大きくなり、発射後の遊技球のバラツキ、すなわち遊技球の球飛びが悪くなってしまう。
本発明は、このような問題に鑑みて成されたものであり、遊技球の球飛び(発射精度)を安定させた弾球遊技機を提供することを目的とする。
このような目的達成のため、本発明に係る弾球遊技機(例えば、実施形態におけるパチンコ機PM)は、所定の遊技領域が設けられた遊技盤と、遊技盤を収容保持する前枠と、前枠における遊技盤の下側に設けられ、遊技領域に向けて遊技球を打ち出す発射機構(例えば、実施形態における発射機構部110)と、前枠の前面における遊技盤の下側に設けられ、発射機構によって打ち出された遊技球を遊技盤に向けて案内する発射レールと、遊技盤の前面に設けられ発射レールの上端部から飛び出した遊技球を遊技領域に導く飛送レール(例えば、実施形態における外レール部12)とを備え、飛送レールの下端部が、遊技盤の下端を超えて下方に延びて前枠の前面における遊技盤より下側の位置まで達し、発射レールの上端部との間に遊技球が通過可能なファール球回収口を形成するように構成される。
また、上述の発明において、飛送レールが前枠と一体的に形成されることが好ましい。
さらに、上述の発明において、遊技球を貯留しつつ発射機構へ流下させる上球皿と、上球皿の下側に設けられて遊技球を貯留可能な下球皿と、遊技領域における入賞状態に応じて上球皿に遊技球を払い出す球払出装置と、球払出装置から払い出された遊技球を上球皿に導く賞球通路と、ファール球回収口の下側に繋がって形成されファール球回収口を通過した遊技球を下球皿に導くファール球回収通路と、上球皿が遊技球で満たされたときに球払出装置から払い出された遊技球を賞球通路から下球皿に導く溢れ球通路とを備え、溢れ球通路が前枠の前面における遊技盤より下側に形成されて、溢れ球通路の下流側がファール球回収通路へ繋がるように構成されており、遊技盤より下側に位置する飛送レールの下端部近傍が、溢れ球通路の上側壁部となるように構成されることが好ましい。
本発明によれば、飛送レールの下端部が、遊技盤の下端を超えて下方に延びて前枠の前面における遊技盤より下側の位置まで達するように構成されるため、飛送レール(下端部)が延びる分だけ発射レールの長さを短くすることができる。そのため、発射レールの長さが短くなった分だけ遊技球の運動エネルギーの損失が低減することから、遊技球の球飛び(発射精度)を安定させることが可能になる。
また、飛送レールが前枠と一体的に形成されることで、飛送レールおよび発射レール(並びに発射機構)が前枠基準で設けられるため、これらの相互位置関係が安定して、発射レールおよび発射機構の調整が容易となることから、遊技球の球飛びをより安定させることができる。また、弾球遊技機の部品点数および組立工数を低減させることができ、弾球遊技機の製造コストを減少させることができる。
さらに、遊技盤より下側に位置する飛送レールの下端部近傍が、溢れ球通路の上側壁部となるように構成されることで、部品点数の増加を抑えつつ、コンパクトな構成で溢れ球通路を形成することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。本発明に係る弾球遊技機の代表例としてパチンコ機PMを図1〜図3に示しており、まず、これらの図面を参照しながらパチンコ機PMの全体構成について要約説明する。ここで、図1はパチンコ機PMを正面側から見た斜視図、図2はパチンコ機PMのガラス扉および上球皿を開放して示す斜視図、図3はパチンコ機PMを背面側から見た斜視図である。
パチンコ機PMは、図1に示すように、外郭方形枠サイズに構成されて縦向きの固定保持枠をなす外枠1の開口前面に、これに合わせた方形枠サイズに構成された開閉搭載用の前枠2が互いの正面左側上下に配設されたヒンジ機構3a,3bにより前方に横開き開閉及び着脱が可能に取り付けられ、正面右側に設けられた施錠装置4を利用して常には外枠1と係合連結された閉止状態に保持される。
前枠2の前面側上部には、ガラス扉5が前方に横開き開閉及び着脱可能に取り付けられ、施錠装置4を利用して常には前枠2の前面を覆う閉止状態に保持される。ガラス扉5の背後に位置する前枠上部には、後方から遊技盤10を着脱可能に収容する収容枠が設けられており、この収容枠に立設姿勢で係止保持された遊技盤10がガラス扉5を通して視認されるようになっている。
遊技盤10は、図2に示すように、所定板厚の積層合板の表面にセルを貼り付けてルーター加工した化粧板11を基板とし、内外のレール部12,13により囲まれて略円形状の遊技領域PAが形成されるようになっている。遊技領域PAには、何れも詳細図示省略するが、多数本の遊技釘とともに風車や各種の入賞装置、遊技の展開状況に応じた図柄を表示させる画像表示装置などの遊技構成部品が取り付けられ、遊技領域PAの下端部にアウト口18が設けられている。
外レール部12は、前枠2側において下側が開いた円弧状に形成されており、遊技球発射装置100から発射された遊技球を遊技領域PAへ導くようになっている。内レール部13は、右側が開いた円弧状に形成されており、遊技盤10(化粧板11)の前面において外レール部12の左側部分に対し所定間隔を空けるように配設されることで、外レール部12の左側部分との間に発射通路15が形成されるようになっている。なお、この発射通路15は、遊技球発射装置100と遊技領域PAとに通じており、遊技球が通過可能に構成されている。
前枠2の前面側中間部(遊技盤10の下側)には、図2に示すように、遊技補助盤20と称される補助機構部が設けられるとともに、その前方に、上球皿6が正面左側に設けられたヒンジ機構により横開き開閉及び着脱可能に取り付けられ、正面右側に設けられた球皿施錠装置を利用して常には遊技補助盤20の前面を覆う閉止状態に保持される。遊技補助盤20には、遊技領域PAに向けて遊技球を発射する遊技球発射装置100や、前枠2を前後に貫通して形成された賞球連絡バケット25、前枠2の前面側にファール球回収通路33や溢れ球通路36(図6を参照)等を形成させる補助盤カバー31などが設けられている。
上球皿6は、図1に示すように、遊技補助盤20の前面を覆う矩形扉状のあて板61と、このあて板61の前面に取り付けられて前方に突出する椀状の外装体62と、あて板61と外装体62の間に取り付けられた皿部材63等からなり、図2に示すように、あて板61の背面側には、上球皿6を前枠2に閉止した球皿閉鎖状態で後方の賞球連絡バケット25と連絡し、賞球連絡バケット25から流入する遊技球を皿部材63の球皿部64に流下させる上球皿連絡ダクト65が後方に突出して形成されている。また、あて板61の背面側には、球皿部64に貯留された遊技球を1球ずつ遊技球発射装置100に送り出す球送りカセット69が取り付けられている。
前枠2の前面側下部には上面開放形態の下球皿7が取り付けられ、この下球皿7と、上述した補助盤カバー31によって形成されるファール球回収通路33および溢れ球通路36(図6を参照)とが、下球皿連絡バケットを介して繋がっている。下球皿7の右側には遊技球の発射操作を行う発射ハンドル8が取り付けられている。
前枠2の背面上部には、図3に示すように、外枠1の背面側における右上部内側の形状に合わせて逆L字形に形成された第1裏セット盤40がヒンジ機構(図示せず)により横開き開閉および着脱可能に取り付けられ、常には前枠2の背面右上部を覆う閉鎖状態に保持される。第1裏セット盤40には、遊技球を貯留するとともに貯留した遊技球を整列させて流下させる球貯留タンク41、入賞状態等に基づいて遊技球を払い出す球払出装置42、球払出装置42から払い出された遊技球を上球皿6に導く球払出通路43等の遊技球の処理機構が設けられている。
前枠2の背面下部には、前枠2の背面下部を覆う第2裏セット盤45がヒンジ機構(図示せず)により横開き開閉および着脱可能に取り付けられ、常には前枠2の背面下部を覆う閉鎖状態に保持される。第2裏セット盤45には、各制御装置および電子部品等に電力を供給する電源ユニット46や、遊技球の払出作動を制御する球払出制御装置47、パチンコ機PMの作動を統括的に制御する主制御装置(図示せず)等が取り付けられており、これらが図示しないコネクタケーブルで接続されてパチンコ機PMが作動可能に構成される。
パチンコ機PMは、ガラス扉5、上球皿6、第1および第2裏セット盤40,45等が閉鎖施錠された状態で遊技に供され、上球皿6に遊技球を貯留させて発射ハンドル8を回動操作することにより遊技が開始される。発射ハンドル8が回動操作されると、上球皿6に貯留された遊技球は、上球皿6の裏面側に位置する遊技球発射装置100により1球ずつ遊技領域PAに打ち出され、パチンコゲームが展開される。
以上のように概略構成されるパチンコ機PMにあって、前述したように、遊技補助盤20には、遊技球発射装置100や、ファール球回収通路33および溢れ球通路36が設けられている。そこで、遊技球発射装置100、ファール球回収通路33および溢れ球通路36について図4〜図6を追加参照しながら説明する。ここで、図4は遊技補助盤20の正面拡大図、図5はパチンコ機PMの平断面図、そして図6は図5中の矢印VI−VIに沿った断面図である。
遊技球発射装置100は、その構成を大別すると、図4に示すように、遊技球を打ち出す発射機構部110と、打ち出された遊技球を外レール部12(発射通路15)に案内する発射レール部120とに分類される。発射機構部110は、遊技球を打ち出すハンマ111と、ハンマ111を揺動駆動するロータリソレノイド112と、ハンマ111を受け止めるクッションゴム113と、操作ハンドル8からの操作信号に基づいてロータリソレノイド112の作動を制御する制御回路(図示せず)などから構成される。
一方、発射レール部120は、遊技補助盤20の前面側にネジ固定されるベースプレート121と、このベースプレート121に取り付けられて斜めに延びる横断面がV字状の発射レール122と、発射レール122のレール面と対向して設けられ遊技球を発射レール122の傾斜下端に位置する打撃位置に留置する発射球ホルダ123などから構成される。ベースプレート121は、例えば薄板状の鋼板を切断および孔あけ加工し所要の表面処理を施して形成される。そして、ベースプレート121には、発射レール122や発射球ホルダ123、発射機構部110のロータリソレノイド112やクッションゴム113などが取り付けられる。
発射レール122は、遊技補助盤20の前面側に、右下端の遊技球の打撃位置から発射通路15に向けて(すなわち外レール部12の下端近傍のレール面よりも上方に向けて)左斜め上方に延びて設けられる。なお、発射レール122の傾斜角度(すなわち、発射角度)は40度に設定される。従来の発射レールの傾斜角度(発射角度)は20〜28度程度であったが、傾斜角度(発射角度)を上げて40度にすることで、外レール部12の傾斜を立ち上げるためのスペースを小さくすることができるため、遊技補助盤20の高さ寸法を小さくすることができ、遊技盤10を下方へ拡大することが可能になる。また、発射レール122の上端部122aは、遊技補助盤20の前面側における中央部近傍に位置している。
これに対し、外レール部12の下端部12aは、遊技盤10の下端を超えて下方に延びて遊技補助盤20の前面(すなわち、前枠2の前面における遊技盤10より下側の位置)に達し、発射レール122の上端部122aとの間に遊技球が通過可能なファール球回収口32を形成するようになっている。具体的には、外レール部12の下端部12aは、発射レール122の上端部122aとの間に遊技球2〜4個程度の所定間隔をおいた位置まで延設される。なお、このような外レール部12は前枠2と一体的に形成されており、これにより、パチンコ機PMの部品点数および組立工数を減少させることができ、パチンコ機PMの製造コストを低減させることができる。また、外レール部12および発射レール122(並びに発射機構部110)が前枠2基準で設けられるため、これらの相互位置関係が安定して、発射レール122および発射機構部110の調整が容易となることから、遊技球の球飛びをより安定させることができる。
上述のように、遊技補助盤20に取り付けられた補助盤カバー31の背後では、図4および図6に示すように、発射レール122の上端部122aと外レール部12の下端部12aとの間に上方に開くファール球回収口32が形成され、その下側に繋がってファール球回収口32に落入したファール球を流下させるファール球回収通路33が下方に延びて形成される。また、遊技補助盤20に形成された賞球連絡バケット25の下側では、カバー面が前方に膨出されて上方に開口する受け皿部35が形成され、その底壁が右下方へ傾斜し補助盤カバー31の背後まで延びて、受け皿部35で受容した遊技球を流下させる溢れ球通路36が形成される。
溢れ球通路36の下流側(右下方)がファール球回収通路33へ繋がることで、ファール球回収通路33と溢れ球通路36とは遊技補助盤の中央下部で合流し、上面及び前面が開放された箱状の下球皿連絡バケット37を介して下球皿7に繋がっている。また、外レール部12において遊技盤10の下端より下側に位置するレール下部12bは、図6に示すように、溢れ球通路36の上側壁部となるように構成される。これにより、部品点数の増加を抑えつつ、コンパクトな構成で溢れ球通路36を形成することができる。なお、溢れ球通路36の右下方に位置する側壁部には、この球通路が遊技球で満たされたときに、その状態を検出する充満検出器39が設けられている。
なお、図5に示すように、遊技補助盤20の後面側には、前枠2から後方に突出して賞球連絡バケット25が膨出成型され、その前方に閉鎖保持される上球皿6のあて板61から後方に突出して上球皿連絡ダクト65が成型されている。
賞球連絡バケット25は、前枠2より後方へ突出する部分の上面と前枠2を貫通する前面とが開放された上面及び前面開放の箱状に形成されており、この賞球連絡バケット25の内側に、左右の側壁及び底壁に囲まれた断面視U字溝状の賞球連絡通路26が形成される。賞球連絡通路26は、一定の通路幅で前後方向に延びる誘導通路部26aと、この誘導通路部26aと繋がり通路幅が前方に向けて拡大する拡大通路部26bとからなり、球払出通路43(図3を参照)を流下して誘導通路部26aで受容された遊技球を前枠2の前面側に流下させるようになっている。
賞球連絡バケット25の前方に位置する上球皿連絡ダクト65は、前後面が開放された角形ダクト状に形成されており、この上球皿連絡ダクト65の内側に上下左右の通路壁に囲まれて前後に延びる上球皿通出通路66が形成される。上球皿通出通路66の通路幅は、拡大通路部26bの前端の開口幅よりも幾分大きめに形成されるとともに、底壁が後方の拡大通路部26bと前方の球皿部64との間を繋いで前方に下傾して形成されている。
上球皿連絡ダクト65の底壁は、誘導通路部26aの前方への延長線(賞球連絡バケット25の左側壁内面の延長線)よりも外側に位置する後部領域が一部斜めに切りかかれるとともに、左側壁がこれに合わせて切り欠かれており、上球皿6の閉鎖姿勢において、遊技補助盤20の前面側に、左斜め下方に開く開口部67が形成されるようになっている。
このため、球払出通路43から賞球連絡通路26の後端部に流入した遊技球は、通常では、誘導通路部26aの左右の通路壁にガイドされて左右側壁の延長線の範囲内で賞球連絡通路26を前方に流下し、上球皿連絡ダクト65内の上球皿通出通路66を通って上球皿6の球皿部64に導かれる。しかし、例えば上球皿通出通路66が開口部67の付近まで遊技球で満たされた状態で、さらに球払出通路43から賞球連絡通路26に遊技球が流入したような場合には、流入した遊技球が開口部67の付近に位置する遊技球に弾かれて開口部67から下方の球受け皿35に転落し、溢れ球通路36を転動流下して下球皿連絡バケット37に流入し下球皿7の球皿部に導かれる。
すなわち、球払出通路43、賞球連絡通路26および上球皿通出通路66からなる賞球通路70が形成され、球払出装置42から払い出された遊技球がこの賞球通路70を流下して上球皿6に導かれる。さらに、賞球通路70を構成する上球皿通出通路66の開口部67から分岐して下球皿7に繋がる溢れ球通路36が形成され、上球皿6が遊技球で満たされると開口部67を通過した遊技球が溢れ球通路36を流下する。
このように構成されるパチンコ機PMにおいて、球送りカセット69によって上球皿6の球皿部64から発射レール122に送り出された遊技球が遊技球発射装置100のハンマ111により打ち出されると、ハンマ111に打ち出された遊技球が発射レール122上を通過して、発射レール122の上端部122aからファール球回収口32を飛び越えて外レール部12の下端近傍のレール面上に達し、そのまま外レール部12に沿って発射通路15を通過し遊技領域PAに導かれる。
このとき、外レール部12の下端部12aが、遊技盤10の下端を超えて下方に延びて遊技補助盤20の前面まで達しており、その分だけ発射レール122の長さが短くなっている。そのため、発射レール122の長さが短くなった分だけ遊技球の運動エネルギーの損失が低減し、さらに、発射レール122の上端部122aから外レール部12の下端部12aまでの距離をある程度(本実施形態においては、遊技球2〜4個分程度の間隔に)近づけることで、発射レール122の上端部122aから飛び出した遊技球が重力により落下して外レール部12に着座するときの入射角度が低くなり、遊技球の運動エネルギーの損失がより低減する。これにより、遊技球の球飛び(発射精度)を安定させることが可能になる。
そして、ハンマ111に打ち出された遊技球のうち、遊技領域PAに到達できずに外レール12に沿って戻ってきた遊技球は、発射レール122に到達することなく確実にファール球回収口32に落入して、ファール球回収通路33を通過したのち下球皿連絡バケット37を通過し下球皿7に導かれる。
一方、ハンマ111に打ち出された遊技球のうち、遊技領域PAに到達した遊技球は、遊技領域内に打ち込まれた多数本の遊技釘や風車に弾かれながら遊技領域PAを転動落下し、落下過程で入賞装置に落入して化粧板11の裏面側に導かれ、あるいは入賞装置に落入することなく落下してアウト口18から化粧板11の裏面側に導かれ、図示省略する遊技済み球排出通路を通って球排出口(図示せず)から遊技施設の球回収装置に排出される。
遊技球が入賞装置に落入すると、球払出装置42から所定数量(例えば、5球,10球,13球等)の遊技球が球払出通路43に払い出される。球払出通路43に払い出された遊技球は、そのまま球払出通路43を流下して球払出通路43の出口から直下に位置する賞球連絡通路26の誘導通路部26aに流入する。
誘導通路部26aに流入した遊技球は、上球皿通出通路66が開口部67近傍まで遊技球で充満されるようになるまでは、誘導通路部26aの左右の通路壁にガイドされて左右側壁の延長線の範囲内で賞球連絡通路26を前方に流下し、上球皿連絡ダクト65内の上球皿通出通路66を通って上球皿6の球皿部64に導かれる。すなわち、上球皿6が遊技球で充満される以前では、球払出装置42から払い出された遊技球が、球払出通路43、賞球連絡通路26および上球皿通出通路66からなる賞球通路70を通って上球皿6に導かれ、開口部67から溢れ球通路36に転入して下球皿7に導かれる遊技球はほとんど生じない。
遊技の展開に伴い、遊技球発射装置100から遊技領域PAに発射される遊技球の数量よりも入賞に対して払い出される遊技球の数量の方が多い状態が続くと、上球皿6の貯留球数が徐々に増加し、これに伴って球皿部64に貯留される貯留球が傾斜上方に遡って球皿部64を覆い、さらに球皿部64と段差がある上球皿通出通路66の出口前方で複数段に積み上がって球皿部全体が遊技球で満たされた状態になってくる。
そして上球皿通出通路66の入り口部が遊技球で満たされ、開口部67の近傍まで遊技球が停留するようになると、上球皿連絡通路66に新たに流入する遊技球が既に停留していた遊技球に弾かれて左方向に誘導され、あるいは開口部67の近傍に停留していた遊技球が新たに上球皿連絡通路66に流入した遊技球に押圧されて左方向に押し出され、開口部67から受け皿部35に転入するようになる。受け皿部35に転入した遊技球は、溢れ球通路36を滑らかに転動流下し、下球皿連絡バケット37を通って下球皿7に導かれる。
以上に説明した本発明の実施形態において、達成される主要な効果を整理すれば、下記のようになる。
第1に、外レール部12の下端部12aが、遊技盤10の下端を超えて下方に延びて前枠2の前面における遊技盤10より下側の位置(遊技補助盤20の前面)まで達するように構成されるため、外レール部12(下端部12a)が延びる分だけ発射レール122の長さを短くすることができる。そのため、発射レール122の長さが短くなった分だけ遊技球の運動エネルギーの損失が低減することから、遊技球の球飛び(発射精度)を安定させることが可能になる。
第2に、外レール部12が前枠2と一体的に形成されることで、外レール部12および発射レール122(並びに発射機構部110)が前枠2基準で設けられるため、これらの相互位置関係が安定して、発射レール122および発射機構部110の調整が容易となることから、遊技球の球飛びをより安定させることができる。また、パチンコ機PMの部品点数および組立工数を低減させることができ、パチンコ機PMの製造コストを減少させることができる。
第3に、遊技盤10より下側に位置する外レール部12の下端部近傍(レール下部12a)が、溢れ球通路36の上側壁部となるように構成されることで、部品点数の増加を抑えつつ、コンパクトな構成で溢れ球通路36を形成することができる。
なお、上述の実施形態において、外レール部12が前枠2と一体的に形成されているが、これに限られるものではなく、例えば、前枠2と別体に設けて、前枠2に対し着脱可能に取り付けるようにしもよく、遊技盤10の前面側に取り付けるようにしてもよい。
また、上述の実施形態において、本発明に係る弾球遊技機の一例であるパチンコ機PMを例に説明したが、これに限られるものではなく、例えば、アレンジボール機や雀球遊技機等の弾球遊技機にも本発明を適用することができる。
本発明に係るパチンコ機を正面側から見た斜視図である。 上記パチンコ機のガラス扉および上球皿を開放して示す斜視図である。 上記パチンコ機を背面側から見た斜視図である。 遊技補助盤の正面拡大図である。 上記パチンコ機の平断面図である。 図5中の矢印VI−VIに沿った断面図である。
符号の説明
PM パチンコ機(弾球遊技機)
PA 遊技領域
1 外枠
2 前枠
6 上球皿
7 下球皿
10 遊技盤
11 化粧板
12 外レール部(飛送レール)
13 内レール部
15 発射通路
20 遊技補助盤
26 賞球連絡通路(26a 誘導通路部、26b 拡大通路部)
33 ファール球回収通路
36 溢れ球通路
42 球払出装置
43 球払出通路
66 上球皿通出通路
67 開口部
70 賞球通路
100 遊技球発射装置
110 発射機構部(発射機構)
120 発射レール部
122 発射レール

Claims (3)

  1. 所定の遊技領域が設けられた遊技盤と、
    前記遊技盤を収容保持する前枠と、
    前記前枠における前記遊技盤の下側に設けられ、前記遊技領域に向けて遊技球を打ち出す発射機構と、
    前記前枠の前面における前記遊技盤の下側に設けられ、前記発射機構によって打ち出された遊技球を前記遊技盤に向けて案内する発射レールと、
    前記遊技盤の前面に設けられ前記発射レールの上端部から飛び出した遊技球を前記遊技領域に導く飛送レールとを備え、
    前記飛送レールの下端部が、前記遊技盤の下端を超えて下方に延びて前記前枠の前面における前記遊技盤より下側の位置まで達し、前記発射レールの上端部との間に遊技球が通過可能なファール球回収口を形成するように構成されることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記飛送レールが前記前枠と一体的に形成されることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 遊技球を貯留しつつ前記発射機構へ流下させる上球皿と、
    前記上球皿の下側に設けられて遊技球を貯留可能な下球皿と、
    前記遊技領域における入賞状態に応じて前記上球皿に遊技球を払い出す球払出装置と、
    前記球払出装置から払い出された遊技球を前記上球皿に導く賞球通路と、
    前記ファール球回収口の下側に繋がって形成され前記ファール球回収口を通過した遊技球を前記下球皿に導くファール球回収通路と、
    前記上球皿が遊技球で満たされたときに前記球払出装置から払い出された遊技球を前記賞球通路から前記下球皿に導く溢れ球通路とを備え、
    前記溢れ球通路が前記前枠の前面における前記遊技盤より下側に形成されて、前記溢れ球通路の下流側が前記ファール球回収通路へ繋がるように構成されており、
    前記遊技盤より下側に位置する前記飛送レールの下端部近傍が、前記溢れ球通路の上側壁部となるように構成されることを特徴とする請求項1もしくは請求項2に記載の弾球遊技機。
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