JP2006270842A - 映像信号伝送方向切換回路、映像制御機器、映像制御機器用信号伝送方向切換装置、連携型映像信号伝送制御システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】映像制御機器から伝送路を通じて出力される上り映像信号を増幅する第1の信号増幅器と、上記伝送路を通じて上記映像制御機器に入力される下り映像信号を増幅する第2の信号増幅器とを、それぞれの入力端子がそれぞれの出力端子に接続されるように結線して構成された、上り/下り映像信号増幅回路と、上記第1の信号増幅器、上記第2の信号増幅器のいずれか一方に電源を通じる能動素子を有した電源制御回路と、上記第1の信号増幅器、上記第2の信号増幅器のいずれか他方の入力側に介装され、制御用能動素子を有した映像信号遮断回路とを備えて構成され、上記能動素子と上記制御用能動素子とを、上記映像制御機器でオン、オフ制御することで、上記第1、第2の信号増幅器による上記上り映像信号、下り映像信号の通過を選択的に行う構成にしている。
【選択図】図1
Description
そのため、リレーに代わる電子素子を用いることにより、映像信号伝送方向切換回路の小型化や低コスト化を図ることが望まれていた。
また、他の目的は、これらを組み込んだ連携型映像伝送制御システム、連携型映像伝送制御システムに使用される映像制御機器、2線式の2世帯連携型インターホンシステムを提供することにある。
ここに、第1の発明は、映像モニタを有した映像制御機器に付加して使用され、映像制御機器と伝送路との間に介設されて、伝送路を通じて映像制御機器に入、出力される映像信号の伝送方向を選択的に切換える映像信号伝送方向切換回路において、上記映像信号伝送方向切換回路は、上記映像制御機器から上記伝送路を通じて出力される上り映像信号を増幅する第1の信号増幅器と、上記伝送路を通じて上記映像制御機器に入力される下り映像信号を増幅する第2の信号増幅器とを、それぞれの入力端子がそれぞれの出力端子に接続されるように結線して構成された、上り/下り映像信号増幅回路と、上記第1の信号増幅器、上記第2の信号増幅器のいずれか一方に電源を通じる能動素子を有した電源制御回路と、上記第1の信号増幅器、上記第2の信号増幅器のいずれか他方の入力側に介装される映像信号遮断回路とを備えて構成され、上記能動素子は、上記映像制御機器によってオン、オフ制御され、同時に上記映像遮断回路は、上記映像制御機器によって映像信号の通過または遮断を制御されることによって、上記上り、下り映像信号を選択的に通過させることを特徴としている。
ここに、第2の発明は、音響撮像子器との間で信号線を通じて伝送される、映像信号と、音声信号と、制御信号とを多重化し、分離する第1の信号多重分離回路と、連携の相手側システムの映像制御機器との間で信号線を通じて伝送される、映像信号と、音声信号と、制御信号とを多重化し、分離する第2の信号多重分離回路と、上記第1、第2の信号多重分離回路の間に介設され、上記第1の信号多重分離回路で分離された映像信号は通過を許容または禁止する一方、上記第2の信号多重分離回路で分離された映像信号は通過を遮断する一方向映像信号伝達回路と、上記第1、第2の信号多重分離回路で分離された映像信号を処理して、映像モニタに表示させる映像表示回路とを備えたことを特徴としている。
ここに、第3の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の映像信号伝送方向切換回路と、伝送路電圧監視手段とを備えており、上記伝送路電圧監視手段は、予め準備した抵抗を、電圧検出抵抗の接続された上記伝送路に接続付加して、基準電圧を印加する基準電圧印加手段と、基準電圧を上記伝送路に加えたときに電圧検出抵抗に生じる上記伝送路の電圧を計測する電圧計測回路とを備えており、上記上り映像信号を伝送路に出力させる前に、上記基準電圧印加手段によって基準電圧を印加しない状態で上記電圧計測回路よって検出した電圧レベルを判別し、その電圧レベルが上記基準電圧の印加によって定まる所定値であるときには、上記第1の信号増幅器を通じての上り映像信号の通過を禁止する一方、検出した電圧レベルが、上記所定値でないときには、上記基準電圧印加手段を動作し、上記伝送路に基準電圧を印加してから、上記上り映像信号の通過を許可するようにしている。
ここに、第4の発明は、それぞれに音響撮像子器と映像制御機器とを上記伝送路に通じる信号線を通じて接続された2台の映像制御機器のそれぞれに、請求項6に記載の映像制御機器用信号伝送方向切換装置を付加し、それらの映像制御機器用信号伝送方向切換装置同士を更に信号線を介して接続して構成されている。
ここに、上記音響撮像子器がカメラ付きドアホン子器であり、上記映像制御機器がモニタテレビ付きインターホン親機であり、上記信号線は映像信号、音声信号、制御信号、システム電源などを周波数多重化方式によって重畳させて伝送する2線式信号線で構成されている。
また、このような構成の映像制御機器用信号伝送方向切換装置は、インターホン親機などを構成する映像制御機器とは個別のオプション装置として外付けして使用することができる。
ここに、1組の信号多重・分離回路3は、通話のために使用される音声信号、映像表示のための映像信号、システムを制御するための制御信号を、周波数多重化方式を用いて多重化し、分離している。
この伝送方向切換回路1は、映像制御機器2から伝送路Loを通じて出力される上り映像信号を増幅する第1の信号増幅器11aと、他システムから伝送路Lを通じて映像制御機器2側に入力される下り映像信号を増幅する第2の信号増幅器11bとを、それぞれの入力端子がそれぞれの出力端子に接続されるように結線して、上り/下り映像信号増幅回路11が構成されており、第1の信号増幅器11aの入力側には、制御用能動素子13aを有した映像信号遮断回路13、第2の信号増幅器11bには、能動素子12aを有した電源制御回路12を設け、これらの制御用能動素子13aと能動素子12aとを、映像制御機器2でオン、オフ制御することで、第1、第2の信号増幅器11a,11bによって、上り映像信号、下り映像信号の通過を選択的に行うように構成されている。なお、Cは映像信号の通過を許容し、直流信号を遮断する直流遮断キャパシタ、ZSは、伝送路による信号の反射を防止するために設けたインピーダンス調整抵抗である。
この映像制御機器2Aは、図3に示した構成に、一方向信号伝達回路28を備えている点に特徴がある。
図9(a)は両方のシステムが映像信号の送出を休止している状態、図9(b)は一方のシステムが映像信号の送出中であるかまたは送出準備中である状態、図9(c)は両方のシステムが送出準備中である状態を示している。
略(R2/2)/[R1+R2/2]・Vref=V1になり、一方のシステムが映像信号を準備中の間に、他システムが送出準備中である場合には、伝送路の電圧レベルVxは、R2/(R1+R2)・Vref=V2となるので、映像信号の送り出し前に、電圧計測回路72で、伝送路Loの電圧レベルを計測し、判別することで、映像信号の衝突が防止できる。
計測の結果、図9(a)の場合の値Voである場合には、相手側システムは待機中にあると判断して、基準電圧を伝送路に印加して送信準備中の状態に移行させるが、図9(b)の場合には、相手側システム動作中と判断して送信を禁止する(ステップ102〜106、103〜104)。
その結果、図9(a)の場合の値V1である場合には、相手側システムは待機中にあると判断して、映像信号を送出するが、図9(c)の場合の値V2である場合には、相手側システム動作中と判断して送信を禁止する(ステップ107〜111)。なお、自システムも、送信準備中には素子Q6を閉じるので、電圧レベルVxが値Voになることはなく、値V1の場合には他システムが待機中なのは明らかである。
伝送路の電圧を計測して、子世帯側住戸のインターホン親機が映像信号を送出中あるいは送出準備中になっているかを判別し、そうでなければ、子世帯側住戸のインターホン親機にドアホン子器から伝送されて来た映像信号を送出する。
親世帯側住戸のモニタテレビ付インターホン親機で来客に応答して、来客の映像を見ながらの通話が可能となる。
2,2A 映像制御機器
5 音響撮像子器
11 上り/下り信号増幅回路
11a,11b 第1、第2の信号増幅器
12 電源制御回路
12a 能動素子
13、13A,13B,13C 信号遮断回路
13a 制御用能動素子
7A 映像制御機器用信号伝送方向切換装置
7 伝送路電圧監視手段
71 基準電圧印加手段
72 電圧計測回路
Vref 基準電圧
Lo 伝送路
L 信号線
Q3,Q5 制御用能動素子
22,23 第1、第2の信号多重分離回路
22a 映像モニタ
28 一方向映像信号伝達回路
Claims (8)
- 映像モニタを有した映像制御機器に付加して使用され、映像制御機器と伝送路との間に介設されて、伝送路を通じて映像制御機器に入、出力される映像信号の伝送方向を選択的に切換える映像信号伝送方向切換回路において、
上記映像信号伝送方向切換回路は、
上記映像制御機器から上記伝送路を通じて出力される上り映像信号を増幅する第1の信号増幅器と、上記伝送路を通じて上記映像制御機器に入力される下り映像信号を増幅する第2の信号増幅器とを、それぞれの入力端子がそれぞれの出力端子に接続されるように結線して構成された、上り/下り映像信号増幅回路と、
上記第1の信号増幅器、上記第2の信号増幅器のいずれか一方に電源を通じる能動素子を有した電源制御回路と、
上記第1の信号増幅器、上記第2の信号増幅器のいずれか他方の入力側に介装される映像信号遮断回路とを備えて構成され、
上記能動素子は、上記映像制御機器によってオン、オフ制御され、同時に上記映像遮断回路は、上記映像制御機器によって映像信号の通過または遮断を制御されることによって、上記上り、下り映像信号を選択的に通過させることを特徴としている映像信号伝送方向切換回路。 - 請求項1において、
上記映像信号遮断回路は、接地制御用能動素子と、直流遮断容量とを備えており、この接地制御用能動素子をオン/オフ制御することで、上記第1、第2の信号増幅器のいずれかの入力側を、上記直流遮断容量を介して接地/非接地させて、映像信号を遮断/通過させる構成としている映像信号伝送方向切換回路。 - 請求項1において、
上記映像信号遮断回路は、上記第1、第2の信号増幅器に択一的に映像信号を入力させる映像信号入力用能動素子と、電源制御用能動素子とを備えており、
上記電源制御用能動素子をオフ、オン制御することで、上記映像信号入力用能動素子への駆動電源を停止/供給させて、該映像信号を遮断/通過させる構成としている映像信号伝送方向切換回路。 - 請求項1において、
上記映像信号遮断回路は、上記第1、第2の信号増幅器のいずれか一方に択一的に映像信号を入力させる映像信号入力用能動素子と、
映像信号入力用能動素子への駆動電源を供給、遮断する電源制御用能動素子と、接地制御用能動素子と、直流遮断容量とを備えており、
上記電源制御用能動素子をオフ、オン制御することで、上記映像信号入力用能動素子への駆動電源を遮断/供給させ、同時に接地制御用能動素子をオン/オフ制御することで、上記第1、第2の信号増幅器のいずれかの入力側を、上記直流遮断容量を介して接地/非接地させて、該映像信号の入力を遮断/供給させる構成としている映像信号伝送方向切換回路。 - 音響撮像子器との間で信号線を通じて伝送される、映像信号と、音声信号と、制御信号とを多重化し、分離する第1の信号多重分離回路と、
連携の相手側システムの映像制御機器との間で信号線を通じて伝送される、映像信号と、音声信号と、制御信号とを多重化し、分離する第2の信号多重分離回路と、
上記第1、第2の信号多重分離回路の間に介設され、上記第1の信号多重分離回路で分離された映像信号は通過を許容する一方、上記第2の信号多重分離回路で分離された映像信号は通過を遮断する一方向映像信号伝達回路と、
上記第1、第2の信号多重分離回路で分離された映像信号を処理して、映像モニタに表示させる映像表示回路とを備えたことを特徴とする映像制御機器。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の映像信号伝送方向切換回路と、伝送路電圧監視手段とを備えており、
上記伝送路電圧監視手段は、
予め準備した抵抗を、電圧検出抵抗の接続された上記伝送路に接続付加して、基準電圧を印加する基準電圧印加手段と、
基準電圧を上記伝送路に加えたときに電圧検出抵抗に生じる上記伝送路の電圧を計測する電圧計測回路とを備えており、
上記上り映像信号を伝送路に出力させる前に、上記基準電圧印加手段によって基準電圧を印加しない状態で上記電圧計測回路よって検出した電圧レベルを判別し、その電圧レベルが上記基準電圧の印加によって定まる所定値であるときには、上記第1の信号増幅器を通じての上り映像信号の通過を禁止する一方、検出した電圧レベルが、上記所定値でないときには、上記基準電圧印加手段を動作し、上記伝送路に基準電圧を印加してから、上記上り映像信号の通過を許可するようにしている映像制御機器用信号伝送方向切換装置。 - それぞれに音響撮像子器と映像制御機器とを上記伝送路に通じる信号線を通じて接続された2台の映像制御機器のそれぞれに、請求項6に記載の映像制御機器用信号伝送方向切換装置を付加し、それらの映像制御機器用信号伝送方向切換装置同士を更に信号線を介して接続して構成された連携型映像信号伝送制御システム。
- 請求項7において、上記音響撮像子器がカメラ付きドアホン子器であり、上記映像制御機器がモニタテレビ付きインターホン親機であり、上記信号線は映像信号、音声信号、制御信号、システム電源などを周波数多重化方式によって重畳させて伝送する2線式信号線で構成されて、2世帯連携型テレビインターホンシステムを構成している、連携型映像信号伝送制御システム。
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