JP2002261865A - データ伝送システム - Google Patents

データ伝送システム

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JP2002261865A
JP2002261865A JP2001056371A JP2001056371A JP2002261865A JP 2002261865 A JP2002261865 A JP 2002261865A JP 2001056371 A JP2001056371 A JP 2001056371A JP 2001056371 A JP2001056371 A JP 2001056371A JP 2002261865 A JP2002261865 A JP 2002261865A
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transmission system
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JP2001056371A
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Noriko Shindo
典子 進藤
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Megafusion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基地局と端末局との間で低コストでデータ通
信を行えること。 【解決手段】 通信網を介してデータのやり取りを行う
端末局10と基地局30とからなるデータ伝送システム
1であり、端末局10は通信方向を片方向に切り換え制
御する第1の切換制御部12を有し、管理センター30
も同様の第2の切換制御部33を有する。双方の切換制
御部12,33は、一方から他方に向けて伝達される制
御信号SW1,SW3により通信方向を同期して同一方
向に切り換え制御する。これにより大容量の画像データ
などを短時間で端末局10から管理センター30の伝送
データ記憶部34に伝送して蓄積できる。またその伝送
データ記憶部34に蓄積したデータを端末局10に転送
(フィードバック)できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信網を介して監
視用の画像データなどを伝送するデータ伝送システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】画像伝送システムでは、遠隔地にあるカ
メラが撮像した画像データは、CATV(ケーブル・テ
レビ)網、公衆回線、専用線もしくはインターネットな
どのネットワークを介して送信装置から受信装置に伝送
され、画像表示されたり、ビデオ・テープやハード・デ
ィスクなどの記憶媒体に記録されたりする。この種の画
像伝送システムの中には、画像データの伝送路の種類や
通信容量の大小などにより、通信方向を双方向、片方向
の何れかに適宜切り換えられるものも存在する。
【0003】またインターネット技術を利用したネット
ワークを介して監視画像データなどを伝送するシステム
も普及している。このシステムは、監視地点に設置した
カメラで撮像した画像データをサーバ機から端末機に圧
縮符号化して伝送し、その端末機に備わるWWW(Worl
d Wide Web)ブラウザなどのクライアント・ソフトウェ
アで復号化されたその画像データを閲覧するというもの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一旦、
基地局に伝送して蓄積した動画像データを端末局にフィ
ードバックさせて観たい場合があるが、かかる場合に
は、基地局と端末局との間で双方向通信可能な伝送シス
テムを組む必要があった。しかし、インターネットなど
の、通信帯域が制限され大容量データを送るのが難しい
伝送路では、画像伝送システムを常時、双方向通信を可
能にしていると通信容量は小さく制限されるため、動画
像データの圧縮率を高めたり解像度を低下させたりして
通信容量を小さくする必要があり、伝送した動画像デー
タの品質は低下せざるを得ない。逆に、伝送する動画像
データの品質を高めようとすると、通信容量が大きくな
って伝送時間が長大となり、通信コストの増大を招いて
しまう。また、基地局に蓄積した動画像データを端末局
にフィードバックさせる機会は少ないため、伝送システ
ムを常時、双方向通信可能な状態にしておくのは無駄が
多い。
【0005】以上の事情などに鑑みて本発明が解決しよ
うとするところは、基地局と端末局との間で低コストで
データ通信を行えるデータ伝送システムを提供する点に
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る発明は、通信網を介して画像データ
を含むデータのやり取りを相互に行う端末局と基地局と
からなるデータ伝送システムであって、前記端末局は、
画像データを撮像する撮像部と、前記画像データを含む
データを送信し且つ前記基地局からデータを受信する送
受信部と、該送受信部の通信方向を片方向に切換制御す
る第1の切換制御部と、を備え、前記基地局は、前記端
末局との間でデータを送受信する送受信部と、該送受信
部の通信方向を片方向に切換制御する第2の切換制御部
と、を備えており、前記第1の切換制御部と前記第2の
切換制御部とは、一方から他方に向けて伝達される制御
信号により前記通信方向を同期して同一方向に切り換え
制御することを特徴とするものである。
【0007】また請求項2に係る発明は、請求項1記載
のデータ伝送システムであって、前記基地局は、前記端
末局から伝送された前記画像データを含むデータを格納
する伝送データ記憶部を備えており、前記第2の切換制
御部は、前記伝送データ記憶部に蓄積された前記画像デ
ータを含むデータに対する前記端末局からの送信要求に
応じて、前記送受信部の通信方向を当該基地局から前記
端末局への片方向に切り換え制御し、且つ、前記端末局
は、前記基地局から伝送された前記画像データを含むデ
ータを再生出力する再生出力部を備えるものである。
【0008】また請求項3に係る発明は、請求項2記載
のデータ伝送システムであって、前記第1の切換制御部
は、前記撮像部で撮像した前記画像データを含むデータ
をリアルタイムに前記再生出力部に出力させるように制
御するものである。
【0009】また請求項4に係る発明は、請求項1〜3
の何れか1項に記載のデータ伝送システムであって、前
記端末局は、前記第1の切換制御部に命令を入力する入
力装置からなるユーザー・インターフェースを備える。
【0010】また請求項5に係る発明は、請求項1〜3
の何れか1項に記載のデータ伝送システムであって、前
記端末局と着脱自在で且つ前記第1の切換制御部に命令
を入力する入力装置からなるユーザー・インターフェー
スを有する携帯型端末機を備える。
【0011】そして請求項6に係る発明は、請求項1〜
3の何れか1項に記載のデータ伝送システムであって、
前記端末局と無線通信が可能で且つ前記第1の切換制御
部に命令を入力する入力装置からなるユーザー・インタ
ーフェースを有する携帯型端末機を備える。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の種々の実施の形態
に係るデータ伝送システムについて説明する。
【0013】実施の形態1.図1は、本発明の実施の形
態1に係るデータ伝送システム1の概略を示す機能ブロ
ック図である。このデータ伝送システム1は、撮像した
動画像データを送信する端末局10と、端末局10から
送信された動画像データを受信して蓄積する管理センタ
ー(基地局)30とから構成される。端末局10と管理
センター30との間は、公衆回線および専用回線などの
通信回線や、インターネットなどのネットワークを介し
て相互に接続されている。
【0014】前記端末局10は、CCD画像センサやC
MOS画像センサなどの撮像部15、音入力部(マイク
ロホン)16、人体などが発する赤外線や動体などを感
知するセンサ部17を備えている。撮像部15、音入力
部16およびセンサ部17で取得したデータは、データ
処理部11の送信データ処理手段11Aと切換スイッチ
14の一方の入力端子14aとに転送される。
【0015】また端末局10は、ハードウェア構成もし
くはソフトウェア構成の切換制御部12、データ処理部
11および通信方向切換部13を備えている。切換制御
部12は、切換スイッチ14と通信方向切換部13とを
制御する切換制御信号SW1,SW2を生成出力する。
【0016】前記データ処理部11は、管理センター3
0への送信データに対して符号化処理などを施す送信デ
ータ処理手段11Aと、管理センター30からの受信デ
ータに対して復号化処理など施す受信データ処理手段1
1Bとから構成される。送信データ処理手段11Aは、
撮像部15で撮像した動画像データをフィルタリングし
た後、MPEG(Moving Picture Experts Group)方式
やJPEG(Joint Photographic Experts Group)方式
などの圧縮方式で符号化したり、音入力部16で取得し
た音響データやセンサ部17で感知したデータをA/D
変換後に圧縮符号化したりして、それら符号化データを
通信方向切換部13に出力する。他方、受信データ処理
手段11Bは、回線インターフェース21と通信方向切
換部13とを介して管理センター30から伝送された受
信データを復号化などして切換スイッチ14の他方の入
力端子14bに出力する。
【0017】切換スイッチ14は切換制御信号SW2を
受けて、入力端子14a,14bの何れか一方を出力端
子14cと接続する。この出力端子14cから出力され
た動画像データは画像表示部18で表示され、また出力
端子14cから出力された音響データは音出力部(スピ
ーカー)19で音波で出力される。
【0018】また前記通信方向切換部13は切換制御部
12から伝達した切換制御信号SW1に従って、通信方
向を、端末局10から管理センター30への方向(以
下、順方向と呼ぶ。)、もしくは管理センター30から
端末局10への方向(以下、逆方向と呼ぶ。)の何れか
一方に切り換える機能を有する。回線インターフェース
21は、通信方向切換部13が通信方向を前記順方向に
切り換えた時は、その通信方向切換部13から出力され
たデータを通信回線やネットワークの通信プロトコルに
合わせた形に変換して管理センター30に向けて送出
し、通信方向切換部13が通信方向を前記逆方向に切り
換えた時は、通信回線やネットワークを介して受信した
データを内部データに変換後、通信方向切換部13に出
力する。
【0019】また、ユーザー・インターフェース20
は、画像表示部18の座標位置を入力するタッチ・パネ
ル、前記座標位置を入力するマウスやスタイラスなどの
ポインティング・デバイス、文字や数字、記号などのデ
ータを入力するキー入力ボタンなどの入力装置から構成
される。このデータ伝送システム1の利用者はユーザー
・インターフェース20を操作して、切換制御部12に
切換制御信号SW1,SW2を出力せしめるように制御
できる。図2は、本実施の形態1に係る端末局10の外
観の一例を示す図である。図2に示すように、端末局1
0は液晶表示パネルなどの画像表示部18と、固体撮像
素子センサ15と、上記キー入力ボタンを配列してなる
キー入力パネル20Aと、小型のマイクロホン16と、
センサ部(赤外線感知センサ)17とを備えている。
【0020】他方、管理センター30は、端末局10か
ら受信した動画像データや音響データ、上記センサ部1
7で感知したデータなどの伝送データを格納する伝送デ
ータ記憶部34を備える。伝送データ記憶部34は、複
数の端末局10,10,…から伝送されたデータを各端
末局毎にデータベース化して格納できる。
【0021】また管理センター30は切換制御部33、
通信方向切換部31およびデータ処理部32を備えてお
り、切換制御部33は、通信方向切換部31に対して切
換制御信号SW3を出力し、通信方向を上記順方向およ
び上記逆方向の何れか一方に切り換えさせるように制御
する。管理センター30の利用者は、上記端末局10の
ユーザー・インターフェース20と同様のユーザー・イ
ンターフェース39を操作して、前記切換制御部33に
切換制御信号SW3、SW4を出力せしめるように制御
できる。また回線インターフェース38は、通信方向切
換部31が通信方向を前記逆方向に切り換えた時は、通
信方向切換部31から出力されたデータを通信回線やネ
ットワークの通信プロトコルに合わせた形に変換して端
末局10に送出し、通信方向切換部31が通信方向を前
記順方向に切り換えた時は、通信回線やネットワークを
介して受信したデータを内部データに変換後、通信方向
切換部31に出力する。
【0022】またデータ処理部32は、送信データ処理
手段32Aと受信データ処理手段32Bとからなり、送
信データ処理手段32Aは上記端末局10の送信データ
処理手段11Aと同種の機能を有し、端末局10からの
送信要求に応じて伝送データ記憶部34から読み出され
たデータを圧縮符号化などして通信方向切換部31に出
力する。また受信データ処理手段32Bは上記端末局1
0の受信データ処理手段11Bと同種の機能を有し、通
信方向切換部31から転送された通信データを復号化な
どして切換スイッチ35の一方の入力端子35bに出力
する。
【0023】上記切換スイッチ35は、上記切換制御部
33が生成出力した切換制御信号SW4を受けて、伝送
データ記憶部34から読み出されたデータが入力する入
力端子35bと、受信データ処理手段32Bから出力さ
れたデータが入力する入力端子35aとの何れか一方を
選択して出力端子35cと接続する。その出力端子35
cから出力された動画像データは画像表示部37で表示
され、出力端子35cから出力された音響データは音出
力部(スピーカー)36から音波で出力される。
【0024】以上の構成を有するデータ伝送システムの
動作例を、防犯監視システムの場合を想定して以下に説
明する。
【0025】上記端末局10は監視地点に配置されてい
る。この監視地点では、上記撮像部15で撮像した動画
像データと上記音入力部16で取得した音響データとが
端末局10から管理センター30に伝送される。その伝
送手順は次の通りである。先ず、管理センター30の利
用者は、ユーザー・インターフェース39を操作して切
換制御部33を制御することで、切換制御部33から、
通信方向切換部31に対して通信方向を上記順方向に切
り換えさせる切換制御信号SW3を生成出力させる。こ
の切換制御信号SW3は回線インターフェース38を介
して端末局10にも伝送され、端末局10の回線インタ
ーフェース21を介して切換制御部12に入力する。切
換制御部12は、管理センター30側の切換制御部33
から伝送された切換制御信号SW3により、通信方向切
換部13に対して通信方向を上記順方向に切り換えさせ
る切換制御信号SW1を生成出力する。これにより、上
記撮像部15で撮像した動画像データと音入力部16で
取得した音響データとは、送信データ処理手段11A、
通信方向切換部13および回線インターフェース21を
介して管理センター30に向けて送出される。
【0026】次いで、前記端末局10から伝送されたデ
ータは、管理センター30の回線インターフェース3
8、通信方向切換部31および受信データ処理手段32
Bを介して伝送データ記憶部34に転送され、蓄積され
る。この時、切換制御部33から切換スイッチ35に切
換制御信号SW4を出力させ、切換スイッチ35に入力
端子35aを出力端子35cと接続させることで、伝送
した動画像データと音響データとを画像表示部37と音
出力部36とで再生出力させてもよい。
【0027】また管理センター30の伝送データ記憶部
34で蓄積された動画像データと音響データとを端末局
10にフィードバックさせる手順は次の通りである。先
ず、端末局10の利用者はユーザー・インターフェース
20を操作して、切換制御部12に、通信方向切換部1
3における通信方向を上記逆方向に切り換えさせる切換
制御信号SW1を生成出力させる。この切換制御信号S
W1は、回線インターフェース21を介して管理センタ
ー30に伝送される。管理センター30の切換制御部3
3は、回線インターフェース38を介して受信した切換
制御信号SW1を受けて、通信方向切換部31に通信方
向を上記逆方向に切り換えさせる切換制御信号SW3を
生成出力する。これにより、端末局10の通信方向切換
部13と管理センター30の通信方向切換部31とは共
に通信方向を逆方向に切り換える。同時に端末局10の
切換制御部12は、切換スイッチ14に入力端子14b
と出力端子14cとを接続させる切換制御信号SW2を
生成出力する。
【0028】その後、端末局10の制御プログラム(図
示せず)により、端末局10から、伝送データ記憶部3
4に蓄積されたデータの転送を要求する要求信号が管理
センター30に送出される。管理センター30の制御プ
ログラム(図示せず)は、伝送データ記憶部34からそ
の転送要求に対応するデータを読出して送信データ処理
手段32Aに出力する。読出されたデータは、送信デー
タ処理手段32Aで圧縮符号化などを施された後に、通
信方向切換部31と回線インターフェース38とを介し
て端末局10に伝送される。次いで、端末局10では、
管理センター30から伝送されたデータは回線インター
フェース21および通信方向切換部13を介して受信デ
ータ処理手段11Bに出力され、受信データ処理手段1
1Bは入力データを復号化などして切換スイッチ14を
介して画像表示部18,音出力部19に出力する。これ
により、伝送データ記憶部34に蓄積したデータを端末
局10で再生出力することが可能となる。
【0029】尚、本動作例では、端末局10側から通信
方向を制御したが、管理センター30側から通信方向を
制御してもよい。すなわち、管理センター30の利用者
がユーザー・インターフェース39を操作して、切換制
御部33に、通信方向切換部31に対して通信方向を逆
方向に切り換えさせる切換制御信号SW3を生成出力さ
せる。この切換制御信号SW3は、回線インターフェー
ス38を介して端末局10に伝送され、端末局10の回
線インターフェース21を介して切換制御部12に伝達
するから、切換制御部12は通信方向切換部13に対し
て通信方向を逆方向に切り換えさせる切換制御信号SW
1を生成出力することとなる。
【0030】このように本実施の形態1では、端末局1
0と管理センター30との一方の通信方向が片方向に切
り換わると、一方の通信方向に同期して他方のそれも同
一方向に切り換わるから、インターネットなどにおける
帯域制限が厳しい伝送路でも、両者間で大容量のデータ
を短時間で伝送でき、通信コストを低く抑えることが可
能となる。
【0031】また、通信方向の逆方向への切り換えと同
時に、受信データが画像表示部18や音出力部19に出
力されるように切換スイッチ14を制御できるため、端
末局10から管理センター30に伝送し蓄積したデータ
をフィードバックさせて端末局10の画像表示部18や
音出力部19に再生出力できる。更に、端末局10の利
用者は、ユーザー・インターフェース20を操作して切
換スイッチ14を自在に制御できるから、撮像部15で
撮像した画像データや音入力部16で取得した音声など
をいつでも確認できる。従って、端末局10の利用者
は、監視地点の過去の映像の確認や調査などを簡易に実
行できるようになるため、端末局10の利用者側の利便
性は非常に高い。
【0032】また、撮像部15で撮像した画像データを
画像表示部18で表示することで、その画像データに映
る者から不安や不快感などを取り除き、プライバシーを
確保させることができる。また、映る者自らが画像表示
部18に表示されることで、心理的な防犯効果を期待で
きる。
【0033】尚、本実施の形態1では、上記端末局10
の切換制御部12は、センサ部17で感知した異常を示
すデータを伝達されると、通信方向を順方向に切り換え
る切換制御信号SW1を生成出力できる。これにより、
監視地点で不法侵入などの異常が起きた場合には、自動
的に、撮像部15で撮像した画像データや音入力部16
で取得した音響データなどを管理センター30に伝送す
る処理が開始されるため、防犯効果を高めることが可能
である。
【0034】また、端末局10および管理センター30
の切換制御部12,33の一方または双方は、画像デー
タや音響データなどを数十秒〜数分の時間間隔で通信方
向を逆方向から順方向に切り換える切換制御信号SW
1,SW3を出力することで、間欠的に管理センター3
0に向けてデータ伝送するように制御してもよい。これ
により、インターネットなどにおける伝送路のトラフィ
ックや管理センター30の処理負荷を軽減させることが
可能である。
【0035】実施の形態2.次に、本発明の実施の形態
2に係るデータ伝送システム2について説明する。図3
は、この実施の形態2に係るデータ伝送システム2の概
略を示す機能ブロック図である。尚、図3中、図1に示
す符号と同一符号を付したブロックについては上記ブロ
ックと略同一機能を有するものとして詳細な説明を省略
する。
【0036】このデータ伝送システム2は、上記実施の
形態1に係る端末局10と略同一構成を有する端末局1
0Aと、上記管理センター30と、携帯型移動端末機4
1とを備えている。本実施の形態に係る端末局10A
は、携帯型移動端末機41との間でデータの入出力を行
う入出力インターフェース42と接続端子42Aを有す
るが、画像表示部18、音出力部19およびユーザー・
インターフェース20を備えていない点で上記実施の形
態1に係る端末局10と相違する。
【0037】また携帯型移動端末機41は、入出力イン
ターフェース43を備え、この入出力インターフェース
43を介して端末局10Aと接続される画像表示部1
8、音出力部19およびユーザー・インターフェース2
0を備えている。また携帯型移動端末機41の接続端子
43Aと端末局10Aの接続端子42Aとは着脱自在に
接続可能な構造を有する。
【0038】このように本実施の形態2によれば、端末
局10Aは、撮像部15および音入力部16で取得した
監視データや、管理センター30から伝送された監視デ
ータを再生出力する装置を搭載しないため、携帯型移動
端末機41をもたない第三者は端末局10Aを操作して
監視データを再生することはできない。その監視データ
を再生するには、図4に示すように、正規の利用者44
が携帯する携帯型移動端末機41を端末局10Aと接続
する必要がある。従って、端末局10Aからの情報漏洩
を防止でき、システム2のセキュリティを高めることが
可能となる。
【0039】尚、端末局10Aは、携帯型移動端末機4
1が許可された端末機か否かを認証する認証手段(図示
せず)を備えると、本システム2のセキュリティを一層
高めることができる。認証方法としては既知のものを利
用すればよい。具体的には、携帯型移動端末機41を端
末局10Aに接続すると、前記認証手段が携帯型移動端
末機41に対してパスワード入力を促し、利用者44は
ユーザー・インターフェース20を操作して所定のパス
ワードを入力し、その後、認証手段はそのパスワードを
照合して両者間の接続を許可する形態がある。
【0040】また、他の認証方法の形態を図4を参照し
つつ以下に概説する。携帯型移動端末機41は無線デー
タの送受信機能を有しており、端末局10Aに接続され
ると自己の識別子IDとパスワードなどの認証キー#1
とを端末局10Aに送信する。次に、端末局10Aはこ
の識別子IDと認証キー#1とを管理センター30に転
送する。管理センター30は、前記識別子IDに対応す
るアドレスをもつ携帯型移動端末機41に向けて認証キ
ー#1を要求する。携帯型移動端末機41は、端末局1
0Aに接続されている場合は自己の認証キー#2を管理
センター30に送信し、管理センター30は双方の認証
キー#1,#2を照合し、双方が一致している場合に限
り接続許可通知を端末局10Aに送信するから、端末局
10Aはその旨を携帯型移動端末機41に通知すると共
に携帯型移動端末機41との接続を確立する。他方、携
帯型移動端末機41は端末局10Aに接続されていない
場合や、双方の認証キー#1、#2が不一致の場合は、
不許可通知を端末局10Aを介して携帯型移動端末機4
1に送信する。
【0041】実施の形態2の変形例.次に、上記実施の
形態2に係る変形例について説明する。図5は、本変形
例に係るデータ伝送システム3の概略構成を示す機能ブ
ロック図である。尚、図5中、図3に示した符号と同一
符号を付したブロックについては上記ブロックと略同一
機能を有するものとして詳細な説明を省略する。
【0042】このデータ伝送システム3は、端末局10
B、携帯型移動端末機41Aおよび管理センター30か
ら構成される。この端末局10Bと携帯型移動端末機4
1Aはそれぞれ、数十〜数百mの通信範囲を実現する送
受信部51,52と、ネットワーク・インターフェース
50,53とを備えている。それら送受信部51,52
は、誤り訂正処理やスクランブル化処理などの符号化処
理を施された符号化データを、赤外線無線方式(IrD
A)または無線LAN(Local Area Network)などによ
り無線送信する機能と、一方の送受信部から無線送信さ
れたデータを受信して復号化する機能とを有する。スク
ランブル化処理としては、セキュリティ向上の観点か
ら、ISM(Industrial Scientific Medical)規格の
数MHzの周波数帯域のRF(無線周波数)信号を用
い、この周波数帯域を複数のチャンネルに分割設定して
RF信号を複数チャンネル間でランダムにホップさせる
スペクトラム拡散技術を用いるのが望ましい。
【0043】このように携帯型移動端末機41Aの利用
者は、一々、携帯型移動端末機41Aを端末局10Bと
有線接続させる必要がないため、壁で隔てられた場所や
高所に配置された端末局10Bと携帯型移動端末機41
Aとを容易に無線接続させることができ、利用者側の利
便性は大きい。
【0044】
【発明の効果】以上の如く、本発明の請求項1に係るデ
ータ伝送システムによれば、上記端末局および上記基地
局の一方の通信方向が片方向に切り換えられると、それ
に同期して他方の通信方向も同一方向に切り換わるか
ら、インターネットなどにおける帯域制限が厳しい伝送
路でも、通信方向が双方向の場合と比べると、上記端末
局と上記基地局間で大容量のデータを短時間で伝送で
き、通信コストを低く抑えることが可能となる。
【0045】また請求項2によれば、上記端末局で撮像
した画像データを基地局に蓄積でき、蓄積した画像デー
タを基地局から端末局に転送させフィードバックさせる
ことが簡易に可能となる。従って、端末局を設置した地
点の過去の映像の確認や調査などを簡易に実行できるた
め、端末局の利用者側の利便性は非常に高い。また、端
末局側に画像データを蓄積する記憶装置を設置する必要
が無く、端末局のメンテナンスを簡易に実行できる。
【0046】また請求項3によれば、上記端末局で撮像
した画像データを直接、確認できる。これにより、例え
ば、撮像部で撮像した画像データを上記再生出力部で表
示することで、その画像データに映る者に不安感や不快
感を与えることを避けることができ、その者はプライバ
シーを確保できる。また映る者に対する心理的な防犯効
果をも期待できる。
【0047】また請求項4によれば、上記端末局の利用
者は、当該端末局から通信方向を切り換え制御できるた
め、上記撮像部で撮像した画像データを上記基地局に伝
送させたり、上記基地局に蓄積された画像データを端末
局にフィードバックさせて表示させたり、撮像部で撮像
した画像データをリアルタイムに画像表示装置に表示さ
せることができる。
【0048】また請求項5によれば、上記携帯型端末機
をもたない第三者は、上記ユーザー・インターフェース
を通して端末局を制御できないため、システムのセキュ
リティが向上する。
【0049】そして請求項6によれば、上記携帯型端末
機をもたない第三者は、上記ユーザー・インターフェー
スを通して端末局を制御できないため、システムのセキ
ュリティが向上すると共に、端末局が壁で隔てられた場
所や高所などに配置された場合でも、ユーザー・インタ
ーフェースをその端末局に容易に接続でき、利用者側の
利便性は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るデータ伝送システ
ムの概略を示す機能ブロック図である。
【図2】実施の形態1に係る端末局の外観の例を示す図
である。
【図3】本発明の実施の形態2に係るデータ伝送システ
ムの概略を示す機能ブロック図である。
【図4】実施の形態2に係るデータ伝送システムの利用
例を示す説明図である。
【図5】本発明の実施の形態2に係るデータ伝送システ
ムの変形例の概略を示す機能ブロック図である。
【符号の説明】
1,2,3 データ伝送システム 10 端末局 12 切換制御部 13 通信方向切換部 30 管理センター 33 切換制御部 31 通信方向切換部 34 伝送データ記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C054 AA02 DA07 DA08 EG01 GB01 HA18 5K034 AA02 AA14 CC02 DD02 DD05 EE03 EE06 FF02 FF13 HH01 HH02 5K067 AA41 BB21 DD52 EE02 EE10 GG01 GG11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信網を介して画像データを含むデータ
    のやり取りを相互に行う端末局と基地局とからなるデー
    タ伝送システムであって、 前記端末局は、画像データを撮像する撮像部と、前記画
    像データを含むデータを送信し且つ前記基地局からデー
    タを受信する送受信部と、該送受信部の通信方向を片方
    向に切換制御する第1の切換制御部と、を備え、 前記基地局は、前記端末局との間でデータを送受信する
    送受信部と、該送受信部の通信方向を片方向に切換制御
    する第2の切換制御部と、を備えており、 前記第1の切換制御部と前記第2の切換制御部とは、一
    方から他方に向けて伝達される制御信号により前記通信
    方向を同期して同一方向に切り換え制御することを特徴
    とするデータ伝送システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のデータ伝送システムであ
    って、前記基地局は、前記端末局から伝送された前記画
    像データを含むデータを格納する伝送データ記憶部を備
    えており、 前記第2の切換制御部は、前記伝送データ記憶部に蓄積
    された前記画像データを含むデータに対する前記端末局
    からの送信要求に応じて、前記送受信部の通信方向を当
    該基地局から前記端末局への片方向に切り換え制御し、
    且つ、 前記端末局は、前記基地局から伝送された前記画像デー
    タを含むデータを再生出力する再生出力部を備える、デ
    ータ伝送システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のデータ伝送システムであ
    って、前記第1の切換制御部は、前記撮像部で撮像した
    前記画像データを含むデータをリアルタイムに前記再生
    出力部に出力させるように制御する、データ伝送システ
    ム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れか1項に記載のデー
    タ伝送システムであって、前記端末局は、前記第1の切
    換制御部に命令を入力する入力装置からなるユーザー・
    インターフェースを備える、データ伝送システム。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3の何れか1項に記載のデー
    タ伝送システムであって、前記端末局と着脱自在で且つ
    前記第1の切換制御部に命令を入力する入力装置からな
    るユーザー・インターフェースを有する携帯型端末機を
    備えるデータ伝送システム。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3の何れか1項に記載のデー
    タ伝送システムであって、前記端末局と無線通信が可能
    で且つ前記第1の切換制御部に命令を入力する入力装置
    からなるユーザー・インターフェースを有する携帯型端
    末機を備えるデータ伝送システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006270841A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Matsushita Electric Works Ltd 映像信号伝送方向切換回路、映像制御機器、映像制御機器用信号伝送方向切換装置、及び連携型映像信号伝送制御システム
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