JP5865123B2 - 集合住宅インターホン装置 - Google Patents

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Description

本発明は、マンション等の集合住宅に設置される集合住宅インターホン装置に係り、特に、配線の省線化が図られ、当該配線上を送受信される各種信号の信頼度を高めた集合住宅インターホン装置に関する。
従来から、図5のシステム説明図に示す構成の集合住宅インターホン装置が開示されている。この集合住宅インターホン装置は、集合住宅の集合玄関に設置される集合玄関機501と、集合住宅の複数の住戸の住戸玄関にそれぞれ設置される玄関子機502a、502b、・・・と、集合玄関機501又は玄関子機502a、502b、・・・からの呼出しに応答して音声信号を送受信することで通話を成立させるとともに集合玄関機501及び玄関子機502a、502b、・・・のうち少なくとも集合玄関機501にて生成される映像信号を出画するために当該住戸の住戸内にそれぞれ設置される居室親機503a、503b、・・・と、集合玄関ラインL501を経由して接続される集合玄関機501、住戸ラインL502から住戸毎の中継器504a、504b、・・・を経由して接続される居室親機503a、503b、・・・をそれぞれ制御するための制御機505とを有している。
また、居室親機503a、503b、・・・にはそれぞれ、(3線にて構成される)子機/親機ラインL503a、L503b、・・・を経由して玄関子機502a、502b、・・・が接続されている(例えば、特許文献1乃至特許文献3を参照。)。
特開2000−174913号公報 特開2007−116630号公報 特開2009−5281号公報
しかしながら、背景技術に記載した図5に示す集合住宅インターホン装置によれば、制御機505から中継器504a、504b、・・・を経由して居室親機503a、503b、・・・に引込まれる住戸ラインL502と、玄関子機502a、502b、・・・から居室親機503a、503b、・・・に引込まれる子機/親機ラインL503a、L503b、・・・とが別途の配線で設けられているため、これら配線が煩雑となるばかりでなく、既設の集合インターホン装置をリ・プレースしようとする場合には、配線数が不足となるおそれがあり別途の配線が必要であった。
また、図5に示す配線の構成形態によれば、集合玄関機501から集合玄関ラインL501、制御機505、住戸ラインL502を経由して伝送されてくる各種信号(下り伝送信号)についての信号増幅機能が玄関子機502a、502b、・・・に何ら備えられていないため、住戸ラインL502の線路長によるレベル減衰分を鑑み、その線路長は、例えば、20〜30mのように制約があった。なお、住戸ラインL502の線路長によるレベル減衰分を補完する信号増幅機能を中継器504a、504b、・・・に備えるにあたっては、この機能を実行させるために必要な回路、例えば、電源回路等を当該中継器の機器内に設ける必要があり、中継器504a、504b、・・・の機器自体を大型化せねばならなかった。
本発明は、これらの難点を解消するためになされたもので、制御機に接続される住戸ラインを玄関子機に引き込み、この住戸ラインの線路長によるレベル減衰分及び居室親機に接続される子機/親機ラインの線路長によるレベル減衰分をそれぞれ補完するとともに、玄関子機を経由して送受信される各種信号の信頼度を高めた集合住宅インターホン装置を提供することを目的としている。
前述の目的を達成するため、本発明の第1の態様である集合住宅インターホン装置は、集合住宅の集合玄関に設置される集合玄関機と、集合住宅の複数の住戸の住戸玄関にそれぞれ設置される玄関子機と、集合玄関機又は玄関子機からの呼出しに応答して音声信号を送受信することで通話を成立させるとともに集合玄関機及び玄関子機のうち少なくとも集合玄関機にて生成される映像信号を出画するために当該住戸の住戸内にそれぞれ設置される居室親機と、集合玄関ラインを経由して接続される集合玄関機、住戸ラインを経由して接続される玄関子機をそれぞれ制御するための制御機とを有し、居室親機は、玄関子機を駆動させる子機電源を生成するための子機電源供給部を備え玄関子機は、制御機に接続される住戸ラインを引込み、住戸ラインを経由して制御機から伝送されてくる呼出しのための呼出信号、音声信号及び映像信号等の下り伝送信号を受信して自住戸側に送出する又は当該住戸ラインを経由して他住戸側に送出するとともに、子機/親機ラインを経由して自住戸の居室親機から伝送されてくる呼出応答のための応答信号、音声信号等の上り伝送信号を住戸ラインを経由して制御機に送出するための信号分岐送受信部と、信号分岐送受信部の出力信号の信号レベルを増幅して住戸ラインの線路長及び信号分岐送受信部の回路内の経由によるレベル減衰分を補完するための下り信号増幅部と、上り伝送信号の信号レベルを増幅して子機/親機ラインの線路長によるレベル減衰分を補完するための上り信号増幅部とを備え、玄関子機は、信号分岐送受信部及び下り信号増幅部の間、下り信号増幅部及び子機/親機ラインの間にそれぞれ接続され、住戸ラインを経由して制御機から伝送されてくる下り伝送信号を抽出して出力する一方、住戸ラインを経由して他住戸の当該玄関子機から伝送されてくる上り伝送信号の出力を遮断するための一対の下り伝送用フィルタと、子機/親機ライン及び上り信号増幅部の間、上り信号増幅部及び信号分岐送受信部の間にそれぞれ接続され、子機/親機ラインを経由して自住戸の居室親機から伝送されてくる上り伝送信号を抽出して出力する一方、子機/親機ラインを経由して自住戸の居室親機の子機電源供給部から給電される子機電源の出力を遮断するための一対の上り伝送用フィルタとを備え、一対の下り伝送用フィルタのうち信号分岐送受信部側の当該下り伝送用フィルタは、一対の上り伝送用フィルタのうち信号分岐送受信部側の当該上り伝送用フィルタからのフィードバック出力を遮断する機能を有し、一対の上り伝送用フィルタのうち子機/親機ライン信号側の当該上り伝送用フィルタは、一対の下り伝送用フィルタのうち子機/親機ライン信号側の当該下り伝送用フィルタからのフィードバック出力を遮断する機能を有している
本発明の第2の態様である集合住宅インターホン装置は、本発明の第1の態様において、信号分岐送受信部は、住戸ラインと一対の上り伝送用フィルタのうち当該信号分岐送受信部側の上り伝送用フィルタ及び一対の下り伝送用フィルタのうち当該信号分岐送受信部側の下り伝送用フィルタとの間をそれぞれ結合する方向性結合器を有する。
本発明の第3の態様である集合住宅インターホン装置は、本発明の第1の態様又は第2の態様において、玄関子機の下り信号増幅部は、子機電源により駆動されるオートゲインコントロールアンプにて構成される。
本発明の第4の態様である集合住宅インターホン装置は、本発明の第1の態様又は第2の態様において、玄関子機の上り信号増幅部は、子機電源により駆動されるオートゲインコントロールアンプにて構成される。
本発明の集合住宅インターホン装置によれば、子機/親機ラインを経由して居室親機との間で通信が可能な玄関子機に、制御機に接続される住戸ラインを引込むにあたって、これら住戸ライン及び子機/親機ラインの線路長によるレベル減衰分を補完するオートゲインコントロールアンプにて構成される信号増幅機能と、この信号増幅機能を経由して送受信される各種信号を的確に抽出するためのフィルタ機能とを備えることにより、住戸ライン及び子機/親機ラインの線路長の制限をなくすことができるばかりでなく、信号増幅機能を経由して送受信される各種信号の信頼度を高めることができる。
また、本発明の集合住宅インターホン装置によれば、制御機に接続される住戸ラインを玄関子機に引込むにあたって、方向性結合器を有する信号分岐送受信部を適用することにより、居室親機からの電源供給が遮断された玄関子機を経由して下流側の当該玄関子機に各種信号を伝送させるにあたって、その信頼度を低下させることなく安定した通信状態を確保することができる。
本発明の実施例による集合住宅インターホン装置の全体構成を示すシステム説明図。 本発明の実施例による集合住宅インターホン装置において、玄関子機の具体的な構成を示すブロック図。 本発明の実施例による集合住宅インターホン装置において、居室親機の具体的な構成を示すブロック図。 本発明の実施例による集合住宅インターホン装置において適用される下り伝送信号/上り伝送信号の周波数特性例を示す説明図。 従来例による集合住宅インターホン装置の全体構成を示すシステム説明図。
以下、本発明の集合住宅インターホン装置を適用した実施の形態例について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例による集合住宅インターホン装置の全体構成を示すシステム説明図であって、マンション等の集合住宅に設置されるものである。この集合住宅インターホン装置は、集合住宅の集合玄関に設置される集合玄関機1と、集合住宅の複数の住戸、ここでは、A号室、B号室、・・・のような複数の住戸の住戸外、例えば、住戸玄関にそれぞれ設置され、後述する居室親機3a、3b、・・・を呼出して音声信号を送受信することで通話を成立させるとともに映像信号を生成する玄関子機2a、2b、・・・と、前述の各住戸の住戸内にそれぞれ設置され集合玄関機1又は自住戸の玄関子機2a、2b、・・・からの呼出しに応答して音声信号を送受信することで通話を成立させるとともに集合玄関機1及び(自住戸の)玄関子機2a、2b、・・・のうち少なくとも集合玄関機1にて生成される映像信号を出画する居室親機3a、3b、・・・と、集合玄関ラインL1を経由して接続される集合玄関機1、住戸ラインL2を経由して接続される玄関子機2a、2b、・・・をそれぞれ制御するための制御機4とを有している。
同図において、集合玄関機1は、集合玄関ラインL1を経由して制御機4に接続されており、(玄関機)操作部10、(玄関機)映像撮像部11及び(玄関機)通話部12が備えられている。ここで、操作部10は、集合玄関に居る来訪者が特定の住戸内に在室中の居住者を呼出すための操作(呼出操作)を行うものであり、例えば、テンキーボタン10aや呼出ボタン10bにて構成されている。また、映像撮像部11は、操作部10(10a、10b)にて所定の呼出操作を行った来訪者の映像(集合玄関の周囲環境下の映像を含む。)を撮像して映像信号を生成するためのものであり、例えば、CCD、CMOS等の各種カメラにて構成されている。さらに、通話部12は、来訪者が呼出先である(特定の)居住者との間で通話を成立させるための音声信号を送受信するものであり、例えば、マイク12a及びスピーカ12bにて構成されている。
玄関子機2a、2b、・・・はそれぞれ同様な構成であって、住戸ラインL2を経由して制御機4と子機/親機ラインL3a、L3b、・・・を経由して居室親機3a、3b、・・
・にそれぞれ接続されており、(子機)操作部20、(子機)映像撮像部21及び(子機)通話部22が備えられている。ここで、操作部20は、住戸玄関に居る来訪者が自住戸内に在室中の居住者を呼出すための操作を行うものであり、例えば、呼出ボタン20aにて構成されている。また、映像撮像部21は、操作部20(20a)にて所定の呼出操作を行った来訪者の映像(住戸玄関の周囲環境下の映像を含む。)を撮像して映像信号を生成するためのものであり、例えば、CCD、CMOS等の各種カメラにて構成されている。さらに、通話部22は、来訪者が呼出先である居住者との間で通話を成立させるための音声信号を送受信するものであり、マイク22a及びスピーカ22bにて構成されている。
居室親機3a、3b、・・・はそれぞれ同様な構成であって、子機/親機ラインL3a、L3b、・・・を経由して玄関子機2a、2b、・・・に接続されており、(親機)表示部30、(親機)通話部31及び(親機)操作部32が備えられている。ここで、表示部30は、集合玄関機1又は(自住戸の)玄関子機2a、2b、・・・を使用した来訪者からの呼出しがあることを表示するとともに、集合玄関機1の映像撮像部11及び(自住戸の)玄関子機2a、2b、・・・の映像撮像部21にてそれぞれ生成される映像信号のうち少なくとも集合玄関機1の映像撮像部11にて生成される映像信号を出画するためのものであり、例えば、呼出表示・報知機能を有するLED30a及び映像出画機能を有するLCD、有機ELディスプレイ等のモニタ30bにて構成されている。また、通話部31は、居住者が呼出元である来訪者との間で通話を成立させるための音声信号を送受信するものであり、例えば、マイク31a及びスピーカ31bにて構成され、このスピーカ31bは、前述の呼出報知機能も有している。さらに、操作部32は、居住者が来訪者からの呼出しに応答して通話を成立させるための応答操作、成立中の通話を終了させるための終話操作等を行うものであり、例えば、通話応答等の各種の操作ボタン32aやこれらの操作機能を有する(モニタ30bの画面上に設けられた)タッチパネル32bにて構成されている。なお、通話部31としては、ハンドセット(図示せず。)を備えることもできる。
次に、玄関子機2a、2b、・・・の具体的な構成について、図2のブロック図を参照して説明する。この玄関子機2a、2b、・・・は、前述の操作部20(20a)、映像撮像部21及び通話部22(22a、22b)を有する子機主機能部200と、主機能用フィルタ201、子機電源部202、信号分岐送受信部203、下り信号増幅部204、上り信号増幅部205、一対の下り伝送用フィルタ206a、206b、一対の上り伝送用フィルタ207a、207b及び子機タイミングジェネレータ208とを有している。
図2に示す玄関子機2a、2b、・・・において、主機能用フィルタ201は、子機主機能部200を構成する操作部20(20a)の操作により生成される呼出(子機呼出)信号、映像撮像部21にて生成される映像信号、通話部22(22a、22b)にて送受信される音声信号をそれぞれ抽出して出力するためのものであり、例えば、バンドバスフィルタにて構成されている。
子機電源部202は、子機/親機ラインL3a、L3b、・・・を経由して居室親機3a、3b、・・・の後述する(図3に示す)子機電源供給部306から給電される待受用又は動作用の子機電源を受電し、当該玄関子機の構成各部に電源供給するためのものである。
信号分岐送受信部203は、制御機4に接続される住戸ラインL2を引込み、この住戸ラインL2を経由して制御機4から例えば、時分割多重方式で伝送されてくる、呼出し(玄関機呼出し)のための呼出(玄関機呼出)信号、集合玄関機1の通話部12(12a)より送信される音声(玄関機音声)信号及び集合玄関機1の映像撮像部11にて生成される映像信号等の下り伝送信号を受信し、自住戸側に送出する又は当該住戸ラインを経由して他住戸である下流側の当該玄関子機に送出するとともに、子機/親機ラインL3a、L3b、・・・を経由して自住戸の居室親機3a、3b、・・・から例えば、QPSKのデジタル多重方式で伝送されてくる、呼出応答のための応答信号、通話部31(31a)より送信される音声(親機音声)信号等の上り伝送信号を受信し、住戸ラインL2を経由して制御機4に送出するためのものである。この信号分岐送受信部203は、住戸ラインL2と一対の上り伝送用フィルタ207a、207bのうち当該信号分岐送受信部側の上り伝送用フィルタ207a及び一対の下り伝送用フィルタ206a、206bのうち当該信号分岐送受信部側の下り伝送用フィルタ206bとの間をそれぞれ結合する方向性結合器230を有している。
下り信号増幅部204は、信号分岐送受信部203から出力される下り伝送信号の信号レベルを増幅し、住戸ラインL2の線路長及び信号分岐送受信部203の回路内の経由によるレベル減衰分を補完するためのものである。この下り信号増幅部204は、子機電源部202から電源供給される子機電源により駆動され、制御機4から自玄関子機2a、2b、・・・までの住戸ラインL2の線路長に対応して、当該玄関子機の機器毎にその増幅度が異なる固定レベルの出力信号を生成するオートゲインコントロールアンプにて構成される。
上り信号増幅部205は、子機/親機ラインL3a、L3b、・・・を経由して自住戸の居室親機3a、3b、・・・から伝送されてくる上り伝送信号の信号レベルを増幅し、子機/親機ラインL3a、L3b、・・・の線路長によるレベル減衰分を補完するためのものである。この上り信号増幅部205は、前述の下り信号増幅部204と同様、子機電源部202から電源供給される子機電源により駆動され、固定レベルの出力信号を生成するオートゲインコントロールアンプにて構成される。
一対の下り伝送用フィルタ206a、206bは、信号分岐送受信部203及び下り信号増幅部204の間、下り信号増幅部204及び子機/親機ラインL3a、L3b、・・・の間にそれぞれ接続され、住戸ラインL2を経由して制御機4から伝送されてくる下り伝送信号を抽出して出力する一方、住戸ラインL2を経由して他住戸である下流側の当該玄関子機から伝送されてくる上り伝送信号の出力を遮断するためのものであり、例えば、高周波通過用のバンドバスフィルタにて構成されている。なお、信号分岐送受信部203側の下り伝送用フィルタ206aは、一対の上り伝送用フィルタ207a、207bのうち信号分岐送受信部203側の上り伝送用フィルタ207bからのフィードバック出力を遮断する機能を有している。
一対の上り伝送用フィルタ207a、207bは、子機/親機ラインL3a、L3b、・・・及び上り信号増幅部205の間、上り信号増幅部205及び信号分岐送受信部203の間にそれぞれ接続され、子機/親機ラインL3a、L3b、・・・を経由して自住戸の居室親機3a、3b、・・・から伝送されてくる上り伝送信号を抽出して出力する一方、子機/親機ラインL3a、L3b、・・・を経由して自住戸の居室親機3a、3b、・・・の子機電源供給部306から給電される子機電源の出力を遮断するためのものであり、例えば、低周波通過用のバンドバスフィルタにて構成されている。なお、子機/親機ライン信号L3a、L3b、・・・側の上り伝送用フィルタ207aは、一対の下り伝送用フィルタ206a、206bのうち子機/親機ラインL3a、L3b、・・・側の下り伝送用フィルタ206bからのフィードバック出力や主機能用フィルタ201からのフィードバック出力をそれぞれ遮断する機能を有している。
子機タイミングジェネレータ208は、玄関子機2a、2b、・・・の構成各部にかかる動作タイミング(のクロック)を生成するためのものである。
次に、居室親機3a、3b、・・・の具体的な構成について、図3のブロック図を参照して説明する。この居室親機3a、3b、・・・は、前述の表示部30(30a、30b)、通話部31(31a、31b)及び操作部32(32a、32b)と、親機映像処理部300、親機音声処理部301、子機呼出検出部302、住戸ライン伝送信号処理部303、親機信号処理部304、親機電源部305、子機電源供給部306及び親機タイミングジェネレータ307とを有している。
この居室親機3a、3b、・・・において、親機映像処理部300は、表示部30のモニタ30bに出画させる映像信号であり親機信号処理部304にて復調される映像信号について、例えば、デジタル/アナログ変換(D/A変換)やサイズ変換、データ伸張等、所定の信号処理を行うためのものである。
親機音声処理部301は、通話部31(31a、31b)にて送受信される音声信号であり親機信号処理部304にて変復調される音声信号について、例えば、アナログ/デジタル変換(A/D変換)又はデジタル/アナログ変換(D/A変換)やデータ圧縮/伸張等、所定の信号処理を行うためのものである。なお、親機音声処理部301は、集合玄関機1又は自住戸の玄関子機2a、2b、・・・からの呼出しがあることを呼出報知するにあたって親機信号処理部304にて生成される呼出音や音声メッセージ等の呼出報知音信号を通話部31のスピーカ31bから出力させるにあたり、この呼出報知音信号について、例えば、信号増幅等、所定の信号処理を行うこともできる。
子機呼出検出部302は、自住戸の玄関子機2a、2b、・・・の操作部20(20a)を使用した来訪者による呼出し(子機呼出し)を検出するためのものである。
住戸ライン伝送信号処理部303は、住戸ラインL2を経由して制御機4から伝送されてくる下り伝送信号であって、集合玄関機1の操作部10(10a、10b)を使用した来訪者による呼出し(玄関機呼出し)がある旨の呼出(玄関機呼出)信号、集合玄関機1の映像撮像部11(11a)にて生成された映像信号及び集合玄関機1の通話部12(12a)より送信された音声信号をA/D変換するとともに、親機信号処理部304にて生成される上り伝送信号であって、操作部32(32a、32b)を使用した居住者による応答(呼出応答)がある旨の応答信号及び通話部31のマイク31aから親機音声処理部301、親機信号処理部304を経由した音声信号をD/A変換するためのものである。
親機信号処理部304は、住戸ライン伝送信号処理部303にてA/D変換された下り伝送信号を、呼出信号、映像信号及び音声信号にそれぞれ分波して復調させ、復調した呼出信号をもとに所定の呼出報知を行うとともに、同様に復調した映像信号及び音声信号のうち映像信号を親機映像処理部300に、音声信号を親機音声処理部301にそれぞれ出力する機能を有している。また、親機信号処理部304は、操作部32(32a、32b)の使用による応答がある旨の応答信号、親機音声処理部301にてA/D変換された音声信号をそれぞれ変調し、住戸ライン伝送信号処理部303に出力する機能を有している。
親機電源部305は、図示しない商用電源を整流・平滑して得られる直流電源の電圧レベルを可変させ、親機用の待受電源又は動作電源を生成して当該親機の構成各部に電源供給するためのものである。また、子機電源供給部306は、親機電源部305にて生成される直流電源をもとに電圧レベルが異なる子機用の待受電源又は動作電源を生成し、子機/親機ラインL3a、L3b、・・・に重畳させて玄関子機2a、2b、・・・の子機電源部202に電源供給するためのものである。
親機タイミングジェネレータ307は、居室親機3a、3b、・・・の構成各部にかかる動作タイミング(のクロック)を生成するためのものである。
このように構成された本発明の実施例による集合住宅インターホン装置において、以下、具体的な動作について説明する。なお、本発明の実施例において、住戸玄関に居る来訪者が図1、図2に示す玄関子機2a、2b、・・・の操作部20(20a)を使用して所定の呼出操作を行い、この玄関呼出しを検出した図3に示す居室親機3a、3b、・・・の親機信号処理部304の制御による所定の呼出報知動作、及び居住者が操作部32(32a、32b)を使用して所定の応答操作を行い来訪者との間で通話を成立させる動作はそれぞれ、インターホン通信分野において周知な技術であるため、説明は省略するものとする。
最初に、集合住宅の集合玄関又は自住戸の住戸玄関に居る来訪者からの呼出しがなく通話を成立していない待受状態において、図3に示す居室親機3a、3b、・・・の親機電源部305は、親機用の待受電源を生成して当該居室親機の構成各部に電源供給している。また、子機電源供給部306は、親機電源部305からの電源供給をもとに子機用の待受電源を生成し、子機/親機ラインL3a、L3b、・・・に重畳させて図2に示す玄関子機2a、2b、・・・の子機電源部202に給電することにより、この子機電源部202から当該玄関子機の構成各部に待受電源が電源供給されることになる。
前述のような待受状態において、集合住宅の集合玄関に居る来訪者が、複数の住戸のうち、ここでは、B号室内に在室中の居住者を呼出すにあたり、図1に示す集合玄関機1の操作部10(10a、10b)を使用して所定の呼出操作を行うと、図4に示すような下り伝送信号に係る所定の周波数帯域であって、図示しない先頭フレームの「ヘッダ」にB号室を指定するための住戸アドレスを構成する親機番号、呼出元である集合玄関機1を示す玄関機番号、及び呼出しがある旨の呼出制御データを含む呼出信号、複数のスロットのうち所定のスロットに映像撮像部11にて生成された映像信号をそれぞれ挿入させた下り方向の伝送フレームを有する玄関機呼出・映像信号が生成される。この玄関機呼出・映像信号は、例えば、時分割多重方式の変調信号であり、集合玄関機1から集合玄関ラインL1、制御機4、住戸ラインL2を経由して、図2に示す玄関子機2a、2b、・・・の信号分岐送受信部203にそれぞれ、マルチキャストで伝送される。
玄関子機2a、2b、・・・はそれぞれ、信号分岐送受信部203の方向性結合器230にて受信された玄関機呼出・映像信号を下り伝送用フィルタ206aを経由して抽出する。また、下り信号増幅部204は、下り伝送用フィルタ206aにて抽出された玄関機呼出・映像信号について、制御機4から自玄関子機2a、2b、・・・への住戸ラインL2の線路長及び信号分岐送受信部203の回路内の経由によるレベル減衰分を補完するように、その信号レベルを増幅し、変動がない固定レベルで出力する。さらに、下り伝送用フィルタ206bは、下り信号増幅部204からの出力信号を抽出し、子機/親機ラインL3a、L3b、・・・を経由して図3に示す居室親機3a、3b、・・・の住戸ライン伝送信号処理部303に送出する。
なお、玄関子機2a、2b、・・・において、前述のような玄関機呼出・映像信号の信号処理を行うにあたり、上り伝送用フィルタ207bは、信号分岐送受信部203の方向性結合器230にて受信された玄関機呼出・映像信号のフィードバック出力を遮断する機能を有しているため、この信号が上り信号増幅部205に伝送されるような誤伝送を発生させることはなく、信号伝送の信頼度が高められる。また、主機能用フィルタ201及び上り伝送用フィルタ207aについても、下り伝送用フィルタ206bからの出力である玄関機呼出・映像信号のフィードバック出力を遮断する機能を有しているため、この信号が子機主機能部200及び上り信号増幅部205にそれぞれ伝送されるような誤伝送を発生させることはなく、信号伝送の信頼度が高められる。
居室親機3a、3b、・・・はそれぞれ、子機/親機ラインL3a、L3b、・・・を経由して伝送されてきた玄関機呼出・映像信号を住戸ライン伝送信号処理部303にてA/D変換させ、親機信号処理部304に送出する。また、親機信号処理部304は、住戸ライン伝送信号処理部303からの出力信号である玄関機呼出・映像信号を、前述の呼出信号、映像信号にそれぞれ分波して復調する。また、親機信号処理部304は、前述のように復調した呼出信号、映像信号のうち、当該呼出信号の住戸アドレスを構成する親機番号と自居室親機3a、3b、・・・に予め割当てられている親機番号とを比較し、当該親機番号が一致した場合にのみ、玄関機番号に該当する集合玄関機1を使用した集合玄関に居る来訪者からの呼出しがあることを、表示部30のLED30a及び通話部31のスピーカ31bをそれぞれ使用して報知(呼出表示、呼出発報)するとともに、親機電源部305からの(親機用の)動作電源の供給によりモニタ30bが出画可能状態である場合には、親機映像処理部300を経由して信号処理された映像信号を出画させることができる。ここでは、B号室の住戸内に設置された居室親機3bの親機信号処理部304のみ当該親機番号が一致し、前述のような呼出報知(呼出表示、呼出発報)及び映像出画の動作が行われることになる。
次に、前述のような呼出報知(呼出表示、呼出発報)及び映像信号の出画をもとに、集合玄関に居る来訪者からの呼出しがあり、この来訪者を映像とともに確認することができたB号室内に在室中の居住者が、図1、図3に示す居室親機3bの操作部32(32a、32b)を使用して所定の応答操作を行うと、この操作を検出した親機信号処理部304は、親機音声処理部301を制御して居住者が使用する通話部31のマイク31a及びスピーカ31bと当該親機信号処理部との間の信号伝送路、すなわち、通話路を形成するとともに、図4に示すような上り伝送信号に係る所定の周波数帯域であって、所定の応答制御データを含む応答信号が生成される。この応答信号は例えば、QPSKのデジタル変調信号であって、住戸ライン伝送信号処理部303にてD/A変換された後、子機/親機ラインL3bを経由して図2に示す玄関子機2bに伝送される。
玄関子機3bにおいて、上り伝送用フィルタ207aは、子機/親機ラインL3bを経由して伝送されてきた応答信号を抽出する。また、上り信号増幅部205は、上り伝送用フィルタ207aにて抽出された応答信号について、子機/親機ラインL3bの線路長によるレベル減衰分を補完するように、その信号レベルを増幅し、変動がない固定レベルで出力する。さらに、上り伝送用フィルタ207bは、上り信号増幅部205からの出力信号を抽出し、信号分岐送受信部203の方向性結合器230から住戸ラインL2、玄関子機2aの信号分岐送受信部203が有する方向性結合器230、住戸ラインL2、制御機4、集合玄関ラインL1を経由して集合玄関機1に送出する。
なお、玄関子機2bにおいて、前述のような応答信号の信号処理を行うにあたり、主機能用フィルタ201及び下り伝送用フィルタ206bは、子機/親機ラインL3bを伝送されてきた応答信号のフィードバック出力を遮断する機能を有しているため、この信号が子機主機能部200及び下り信号増幅部204にそれぞれ伝送されるような誤伝送を発生させることはなく、信号伝送の信頼度が高められる。また、下り伝送用フィルタ206bについても、上り伝送用フィルタ207bからの出力である応答信号のフィードバック出力を遮断する機能を有しているため、この信号が下り信号増幅部204に伝送されるような誤伝送を発生させることはなく、信号伝送の信頼度が高められる。
さらに、玄関子機2aによれば、前述のような玄関子機2bからの応答信号が信号分岐送受信部203の方向性結合器230にて受信された場合であっても、この応答信号は上り伝送信号であるため、下り伝送用フィルタ206aを経由して下り信号増幅部204に伝送させることはなく、自玄関子機2aの機器内における無用な信号処理動作の発生を防止できる。
次に、図1に示す集合玄関機1は、居室親機3bより伝送されてきた応答信号を受信して復調することで、B号室内に在室中の居住者による応答があったことを検出し、通話部12のマイク12a及びスピーカ12bの使用による通話機能が能動となるように制御する。
ここで、集合玄関に居る来訪者が、集合玄関機1において通話部12のマイク12aを使用して送話音声を入力すると、図4に示すような下り伝送信号に係る所定の周波数帯域であって、図示しない先頭フレームの「ヘッダ」にB号室を指定するための住戸アドレスを構成する親機番号、呼出元である集合玄関機1を示す玄関機番号を含む制御信号、複数のスロットのうち所定のスロットに映像撮像部11にて生成された映像信号、前述の送話音声である音声信号をそれぞれ挿入させた下り方向の伝送フレームを有する玄関機映像・音声信号が生成される。この玄関機映像・音声信号は、例えば、時分割多重方式の変調信号であり、前述の玄関機呼出・映像信号と同様の伝送路を経由して信号処理がなされた後、図3に示す居室親機3a、3b、・・・の住戸ライン伝送信号処理部303にて受信される。
居室親機3a、3b、・・・において、住戸ライン伝送信号処理部303はそれぞれ、受信した玄関機映像・音声信号をA/D変換させ、親機信号処理部304に送出する。また、親機信号処理部304は、住戸ライン伝送信号処理部303からの出力信号である玄関機映像・音声信号を、前述の制御信号、映像信号及び音声信号にそれぞれ分波して復調する。また、親機信号処理部304は、前述のように復調した制御信号、映像信号及び音声信号のうち、当該制御信号の住戸アドレスを構成する親機番号と自居室親機3a、3b、・・・に予め割当てられている親機番号とを比較し、当該親機番号が一致した場合にのみ、親機映像処理部300を経由して信号処理された映像信号を表示部30のモニタ30bに継続して出画させるとともに、親機音声処理部301を経由して信号処理された音声信号を通話部31のスピーカ31bから受話音声として出力させることができる。ここでは、B号室の住戸内に設置された居室親機3bの親機信号処理部304のみ当該親機番号が一致し、前述のような映像出画及び音声出力の動作が行われることになる。
一方、B号室内に在室中の居住者が、居室親機3bにおいて通話部31のマイク31aを使用して送話音声を入力すると、親機音声処理部301、親機信号処理部304を経由して信号処理された図4に示すような上り伝送信号に係る所定の周波数帯域であって、例えば、QPSKのデジタル変調信号である音声信号が生成される。この音声信号は、前述の応答信号と同様の伝送路を経由して信号処理がなされた後、図1に示す集合玄関機1にて受信される。
集合玄関機1は、居室親機3bより伝送されてきた音声信号を受信して復調することで、B号室内に在室中の居住者による受話音声を、通話部12のスピーカ12bから出力させることができ、集合玄関に居る来訪者にとっては、呼出先であるB号室内に在室中の居住者との間で通話が成立する。
前述までの説明から明らかなように、本発明の実施例によれば、制御機4に接続される住戸ラインL2を引込む信号分岐送受信部203を有し、子機/親機ラインL3a、L3b、・・・を経由して居室親機3a、3b、・・・との間で通信が可能な玄関子機2a、2b、・・・に、これら住戸ラインL2及び子機/親機ラインL3a、L3b、・・・の線路長及び信号分岐送受信部203の回路内の経由によるレベル減衰分を補完するオードゲインコントロールアンプにて構成される信号増幅機能(下り信号増幅部/上り信号増幅部)204、205を備えることにより、当該線路長の制限をなくすことができ、また、信号増幅機能204、205を経由して送受信される各種信号を的確に抽出するフィルタ機能(一対の下り伝送用フィルタ/一対の上り伝送用フィルタ)206a、206b、207a、207bを備えることで、信号伝送の信頼度を高めることができる。
また、本発明の実施例によれば、方向性結合器230を有する信号分岐送受信部203を適用して住戸ラインL2を玄関子機2a、2b、・・・に引込むことにより、例えば、居室親機3aの子機電源供給部306から子機/親機ラインL3aを経由して玄関子機2aの子機電源部202への電源供給が遮断された場合であっても、集合玄関機1から集合玄関ラインL1、制御機4、住戸ラインL2、玄関子機3a、住戸ラインL2を経由して玄関子機2bに下り伝送信号を伝送させるにあたって、その伝送状態を確保することができ、信号伝送の信頼度を低下させることなく安定した通信が可能となる。
本発明の集合住宅インターホン装置においては、特定の実施の形態をもって説明してきたが、この形態に限定されるものでなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られた如何なる構成の当該装置であっても採用できるということはいうまでもないことである。例えば、本発明の実施例によれば、図1に示す集合玄関機1の操作部10(10a、10b)を使用して所定の呼出操作が行われた場合に生成される玄関機呼出・映像信号として、住戸アドレスを構成する親機番号を付加したが、この態様に限定されるものではなく、親機番号に代えて又は親機番号とともに、呼出先の住戸を示す玄関子機2a、2b、・・・の子機番号を付加することにより、この子機番号を子機主機能部200で照合させ、玄関機呼出・映像信号が有効であるか否かを判別し、有効と判別された場合にのみ、子機/親機ラインL3a、L3b、・・・を経由して接続される居室親機3a、3b、・・・に玄関機呼出・映像信号を伝送させてもよく、同様な効果が得られる。
1……集合玄関機
2a、2b、・・・……玄関子機
203……信号分岐送受信部
230……方向性結合器
204……下り信号増幅部
205……上り信号増幅部
206a、206b……一対の下り伝送用フィルタ
207a、207b……一対の上り伝送用フィルタ
3a、3b、・・・……居室親機
4……制御機
L2……住戸ライン
L3a、L3b、・・・……子機/親機ライン

Claims (4)

  1. 集合住宅の集合玄関に設置される集合玄関機(1)と、前記集合住宅の複数の住戸の住戸玄関にそれぞれ設置される玄関子機(2a、2b、・・・)と、前記集合玄関機又は前記玄関子機からの呼出しに応答して音声信号を送受信することで通話を成立させるとともに前記集合玄関機及び前記玄関子機のうち少なくとも前記集合玄関機にて生成される映像信号を出画するために当該住戸の住戸内にそれぞれ設置される居室親機(3a、3b、・・・)と、集合玄関ライン(L1)を経由して接続される前記集合玄関機、住戸ライン(L2)を経由して接続される前記玄関子機をそれぞれ制御するための制御機(4)とを有する集合住宅インターホン装置であって、
    前記居室親機は、前記玄関子機を駆動させる子機電源を生成するための子機電源供給部(306)を備え、
    前記玄関子機は、前記制御機に接続される前記住戸ラインを引込み、前記住戸ラインを経由して前記制御機から伝送されてくる前記呼出しのための呼出信号、前記音声信号及び前記映像信号等の下り伝送信号を受信して自住戸側に送出する又は当該住戸ラインを経由して他住戸側に送出するとともに、子機/親機ライン(L3a、L3b、・・・)を経由して自住戸の前記居室親機から伝送されてくる呼出応答のための応答信号、前記音声信号等の上り伝送信号を前記住戸ラインを経由して前記制御機に送出するための信号分岐送受信部(203)と、前記信号分岐送受信部の出力信号の信号レベルを増幅して前記住戸ラインの線路長及び前記信号分岐送受信部の回路内の経由によるレベル減衰分を補完するための下り信号増幅部(204)と、前記上り伝送信号の信号レベルを増幅して前記子機/親機ラインの線路長によるレベル減衰分を補完するための上り信号増幅部(205)とを備え
    前記玄関子機は、前記信号分岐送受信部及び前記下り信号増幅部の間、前記下り信号増幅部及び前記子機/親機ラインの間にそれぞれ接続され、前記住戸ラインを経由して前記制御機から伝送されてくる前記下り伝送信号を抽出して出力する一方、前記住戸ラインを経由して他住戸の当該玄関子機から伝送されてくる前記上り伝送信号の出力を遮断するための一対の下り伝送用フィルタ(206a、206b)と、前記子機/親機ライン及び前記上り信号増幅部の間、前記上り信号増幅部及び前記信号分岐送受信部の間にそれぞれ接続され、前記子機/親機ラインを経由して前記自住戸の居室親機から伝送されてくる前記上り伝送信号を抽出して出力する一方、前記子機/親機ラインを経由して自住戸の前記居室親機の子機電源供給部から給電される前記子機電源の出力を遮断するための一対の上り伝送用フィルタ(207a、207b)とを備え、
    前記一対の下り伝送用フィルタのうち前記信号分岐送受信部側の当該下り伝送用フィル
    タは、前記一対の上り伝送用フィルタのうち前記信号分岐送受信部側の当該上り伝送用フ
    ィルタからのフィードバック出力を遮断する機能を有し、
    前記一対の上り伝送用フィルタのうち前記子機/親機ライン信号側の当該上り伝送用フィルタは、前記一対の下り伝送用フィルタのうち前記子機/親機ライン信号側の当該下り伝送用フィルタからのフィードバック出力を遮断する機能を有することを特徴とする集合住宅インターホン装置。
  2. 前記信号分岐送受信部は、前記住戸ラインと前記一対の上り伝送用フィルタのうち当該信号分岐送受信部側の上り伝送用フィルタ及び前記一対の下り伝送用フィルタのうち当該信号分岐送受信部側の下り伝送用フィルタとの間をそれぞれ結合する方向性結合器(230)を有することを特徴とする請求項1記載の集合住宅インターホン装置。
  3. 前記玄関子機の前記下り信号増幅部は、前記子機電源により駆動されるオートゲインコントロールアンプにて構成されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の集合住宅インターホン装置。
  4. 前記玄関子機の前記上り信号増幅部は、前記子機電源により駆動されるオートゲインコントロールアンプにて構成されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の集合住宅インターホン装置。
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