JP2006270412A - 液晶テレビジョン受像機 - Google Patents
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Abstract
【課題】映像信号が入力されていない期間は、画面がブラックバック表示される液晶テレビジョン受像機において、そのことを利用して、省エネモードを選択した時に、ユーザが画面の輝度の低下にほとんど気付くことがなく、徐々に一定の低輝度に調整され、ユーザが省エネモードを敬遠することが少なく、消費電力を抑制できるようにする。
【解決手段】省エネモードへ切替えた時点では、標準の電圧Aが供給されて標準の輝度になっており、映像信号の入力が停止した時点t1で、画面がブラックバック表示になると共に、蛍光管への供給電圧が予め設定された低下幅の制限値dになるまで急速に低下される。以後、映像信号が入力されていない期間NSは、この電圧値が維持され、再び映像信号が入力される時点t2でも、この電圧値が維持される。映像信号の入力が停止する毎に同様の動作を繰り返し、省エネモード時輝度Bに達するまで画面の輝度が徐々に低下される。
【選択図】 図3
【解決手段】省エネモードへ切替えた時点では、標準の電圧Aが供給されて標準の輝度になっており、映像信号の入力が停止した時点t1で、画面がブラックバック表示になると共に、蛍光管への供給電圧が予め設定された低下幅の制限値dになるまで急速に低下される。以後、映像信号が入力されていない期間NSは、この電圧値が維持され、再び映像信号が入力される時点t2でも、この電圧値が維持される。映像信号の入力が停止する毎に同様の動作を繰り返し、省エネモード時輝度Bに達するまで画面の輝度が徐々に低下される。
【選択図】 図3
Description
本発明は、液晶テレビジョン受像機に関し、詳しくは、ユーザが省エネルギーモード(以下、省エネモード)を選択すれば画面の輝度が標準よりも低めの輝度に自動調整される液晶テレビジョン受像機に関する。
省エネモードを備えたテレビジョン受像機では、ユーザが省エネモードを選択すると、画面の輝度が予め設定された標準より低めの輝度に自動調整される。液晶テレビジョン受像機の場合には、バックライト照明を行う蛍光管への供給電圧が低下して消費電力が抑制できると共に、蛍光管自身の寿命も延ばすことができる。
一方、液晶テレビジョン受像機の消費電力を抑制したり、蛍光管の寿命を延ばすために、外部入力端子にコネクタが差込まれているか否かを判断し、コネクタが差込まれていない期間は、蛍光管を減光し、コネクタが差込まれている期間は元の明るさに戻す技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
上述のとおり、液晶テレビジョン受像機において省エネモードを選択すれば、消費電力を恒常的に抑制でき(蛍光管への供給電圧は標準時の60%程度となる)、蛍光管の寿命を延ばすこともできるのであるが、従来は次の事情があることにより、一般ユーザにおいて省エネモードを敬遠する傾向があった。
つまり、省エネモードを選択する時には、ユーザは、通常、液晶テレビジョン画面を見ながら手元のリモコン等の操作でモードの切替えを行うのであるが、省エネモードに切替えると、瞬時に画面の輝度が40%程度低下し、直前まで標準あるいは標準付近の明るさの画面を見ていたユーザにとっては、モード切替え後の画面は物理的明るさよりもはるかに暗く感じられる。従って、ユーザによっては、一旦省エネモードへ切替えたモードを再び標準のモードへ戻す傾向がある。要するに、人間が感じる明るさの感覚は、対象となる画面そのものの物理的輝度ではなく、変更される前の画面の輝度との差によって左右されると共に、輝度の変化の速度によっても左右されるのであるが、従来の液晶テレビジョン受像機における省エネモードへの切替え時の輝度調整は、上記事情を考慮しないものであったために、省エネモードへ変更後の画面がユーザにとって実体以上に暗く不鮮明なものに感じられ、結果省エネモードが敬遠されていた。
そこで、本発明は、人間の明るさに関する感覚のメカニズムを考慮すると共に、映像信号が入力されていない場合には画面全面がブラックバック又はブルーバックといったダークカラーに設定される機能を利用して、ユーザが省エネモードを選択した時に、ユーザが画面の輝度の低下にほとんど気付くことがなく、徐々に一定の低輝度へと調整され、従って、ユーザが省エネモードを敬遠することが少なく、ひいては消費電力が少なくなり、蛍光管の寿命を延ばすことが可能な液晶テレビジョン受像機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、映像信号入力の有無を検出し、映像信号が入力されていないことが検出されている期間は、画面をブラックバック表示にするダークバック表示手段と、蛍光管等のバックライト照明のパワーを増減することにより画面の輝度を増減する輝度調整手段と、予め設定された標準よりも低めの輝度を記憶する省エネルギーモード時輝度記憶手段とを備え、映像信号が入力されていない期間は、画面がブラックバック表示になり、ユーザが省エネルギーモードを選択すると、前記輝度調整手段が動作して、画面の輝度が前記省エネルギーモード時輝度記憶手段に記憶された一定の低輝度に調整される液晶テレビジョン受像機において、ユーザが省エネルギーモードを選択した後に、前記ダークバック表示手段によって画面がブラックバック表示にされているか否かを検出するダークバック表示検出手段と、前記ダークバック表示検出手段によって画面がブラックバック表示にされていないと判断される期間は、前記輝度調整手段を非能動にし、ブラックバック表示にされていると判断される期間は、前記輝度調整手段を能動にする輝度調整期間制御手段と、前記輝度調整期間制御手段により前記輝度調整手段が能動にされる連続した1期間内に、前記輝度調整手段が実行する輝度調整幅の制限値として、第1の制限値と、第1の制限値よりも大きい第2の制限値とを記憶する制限値記憶手段と、前記連続した1期間の長さが、所定の長さを超えたか否かを検出する輝度調整期間長判定手段とを備え、前記輝度調整手段は、前記輝度調整期間長判定手段により、前記連続した1期間が、所定長さを超えていないと判定されている間は、その連続した1期間の初期において輝度を急速に落とし、その調整幅が前記制限値記憶手段に記憶された第1の制限値に到達すると、到達した輝度を維持し、その後、前記輝度調整期間長判定手段により所定長さを超えたと判定されると、前記制限値記憶手段に記憶された第2の制限値を限度として輝度を逓減させることを特徴とする。
請求項2の発明は、映像信号入力の有無を検出し、映像信号が入力されていないことが検出されている期間は、画面をブラックバック又はブルーバック表示にするダークバック表示手段と、蛍光管等のバックライト照明のパワーを増減することにより画面の輝度を増減する輝度調整手段と、予め設定された標準よりも低めの輝度を記憶する省エネルギーモード時輝度記憶手段とを備え、映像信号が入力されていない期間は、画面がブラックバック又はブルーバック表示になり、ユーザが省エネルギーモードを選択すると、前記輝度調整手段が動作して、画面の輝度が前記省エネルギーモード時輝度記憶手段に記憶された一定の低輝度に調整される液晶テレビジョン受像機において、ユーザが省エネルギーモードを選択した後に、前記ダークバック表示手段によって画面がブラックバック又はブルーバック表示にされているか否かを検出するダークバック表示検出手段と、前記ダークバック表示検出手段によって画面がブラックバック又はブルーバック表示にされていないと判断される期間は、前記輝度調整手段を非能動にし、ブラックバック又はブルーバック表示にされていると判断される期間は、前記輝度調整手段を能動にする輝度調整期間制御手段とを備え、前記輝度調整期間制御手段により能動にされる連続した1期間における輝度調整幅が制限値を有することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記ダークバック表示手段は、映像信号が入力されていないことが検出されている期間は、画面をブラックバック表示にし、前記輝度調整手段は、前記連続した1期間の初期において輝度を急速に落とし、前記輝度調整幅の制限値に到達すると、到達した輝度を維持することを特徴とする。
本発明によれば、ユーザが省エネモードを選択した時に、直ちにバックライト照明のパワーを落とすのではなく、その後に画面がブラックバック表示又はブルーバック表示になっている期間に所定の制限値内で段階的に輝度を低下させていくので、ユーザが画面の輝度の低下に気付くことが少なく、従って、ユーザが省エネモードを敬遠することが少なくなり、ひいては消費電力が少なくなり、蛍光管の寿命を延ばすことができる。
以下、本発明の実施形態に係る液晶テレビジョン受像機について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態の液晶テレビジョン受像機の電気的ブロック構成を示す。アンテナ1及びチューナ2で受信された映像信号aは、外部信号入力3との切替えスイッチ4を介して映像信号処理回路5へ入力され、変調、増幅等の所定の処理を施されて液晶パネル6へ画像として出力される。液晶パネル6の画面は蛍光管等のバックライト照明7によって輝度を付与される。バックライト照明7のパワーは、そのインバータ回路8がマイクロコンピュータから成る制御部9により制御されることによって増減調整される。映像信号処理回路5は、入力される信号aに同期信号が有るか否かを検出し、その検出結果を制御部9へ出力する。制御部9には、リモコン11からの光信号の受信部12が接続され、リモコン11から発信された電源オン信号や、省エネモードへのモード切替信号が光信号受信部12を介して制御部9に入力される。また、制御部内のメモリ13には、省エネモードへ切替えられた時の標準よりも低めの輝度(以下、省エネモード時輝度)と、後に詳述する1回の輝度調整時に可能な輝度の調整幅の制限値が、それぞれ電圧値として記憶されている。
次に、制御部9による輝度調整制御手順について図2のフローチャートを参照して説明する。ユーザがリモコン11の操作によって液晶テレビジョン受像機のモードを省エネモードへ切替えると、モード切替信号が制御部9に入力されて、制御部9は省エネモードが選択されたことを認識する(S1)。なお、省エネモードへの切替えは、液晶テレビジョン受像機の本体に備えられたキー(不図示)を操作することによって行われるものであってもよいし、液晶パネル6の画面にメニューを表示して、リモコン11のキー操作により画面上のカーソルを移動させることによって行うものであってもよい。
制御部9は、省エネモードが選択されたことを認識すると(S1でYES)、映像信号処理回路5からの映像信号入力有無の検出結果の信号により、映像信号が入力されていると判断された場合(S2でYES)には、輝度調整を行わない(S3)。つまり、バックライト照明7の蛍光管へ供給する電圧を変更せず、現状の電圧を維持する。映像信号が入力されていないと判断された場合(S2でNO)には、制御部9は、映像信号処理回路内のメモリに格納されているブラックバック表示信号を出力させ、液晶パネル6の画面をブラックバック表示にし(S4)、急速に輝度調整を行う(S5)。つまり、蛍光管へ供給する電圧を急速に低下させる。輝度を低下させる(蛍光管への電圧を低下させる)過程で、輝度が省エネモード時輝度に到達した場合には(S6でYES)、その到達した輝度(電圧値)を維持する(S7)。省エネモード時輝度に到達していない場合には(S6でNO)、さらに、輝度の低下幅(電圧の低下幅)が調整幅の制限値に達しているか否か判断し、制限値に達していなければ(S8でNO)、輝度の低下を続け、低下幅が調整幅の制限値に達していれば(S8でYES)、その到達した輝度(電圧値)を維持する(S9)。そして、再びステップS2の判断に戻り、映像信号の入力の有無に応じた処理を行う。
次に、上述の手順に従った具体的な輝度(蛍光管への供給電圧)の変化の例について、図3を参照して説明する。図3において、ユーザが省エネモードに切替えた時点を基準にして、横軸に時間経過を表し、縦軸に蛍光管への供給電圧を表す。ユーザが省エネモードへ切替えた時点では、電圧Aが供給されており、映像信号が入力されているとすると、電圧Aは、映像信号の入力が停止するまで維持される。そして、映像信号の入力が停止した時点t1で、画面がブラックバック表示になると共に、蛍光管への供給電圧が予め設定された低下幅の制限値dになるまで急速に低下される。その後、映像信号が入力されていない期間(輝度調整期間)NS内は、この電圧値が維持され、再び映像信号が入力される時点t2でも、この電圧値が維持される。再び映像信号の入力が停止すると(t3)、上記と同様にして輝度が低下される動作が繰返される。
そして、電圧Aが急速に低下される間は、液晶パネル6の画面はブラックバック表示になっているので、ユーザが画面を見ていたとしても、輝度の低下に気付かず、しかも低下幅の制限値dは、次に具体的に説明するような値に設定してあるので、ブラックバック表示が終了して液晶パネル画面が通常の映像出力画面に戻った時点t2で、ユーザがその画面を見たとしても輝度の低下に気付くことが少なく、あるいは、ユーザが気付いたとしても、ブラックバック表示になる以前の画面に比べて明らかに暗く不鮮明になったという印象を持たない。つまり、電圧Aが液晶パネルに標準の輝度を与える電圧であり、電圧Bが省エネモード時輝度を与える電圧であったとすると、通常、電圧Bは、電圧Aの60%程度の値に設定されており、低下幅の制限値dは、電圧Aの10%以内程度に設定され、1回の輝度調整で大幅な低下がなされないようになっている。従って、通常は、4〜5回程度の輝度調整期間(ブラックバック表示期間)NSを経て、輝度が徐々に低下され、省エネモード時輝度に到達する。以後は、その輝度(電圧B)が維持される。但し、低下幅の制限値dは、場合によっては、電圧Aの10%より大きな値あるいは小さな値に設定してもよい。
映像信号の入力が停止する原因としては、映像信号入力源をチューナ2と外部入力3との間で切替えるための切替えスイッチ4の切替え操作や、映像信号入力源がチューナ2である時に受信チャンネルの切替えを行う場合や、映像信号入力源がビデオテーププレーヤ等の外部入力3である場合に、ビデオテープが終端まで到達した場合等種々の原因がある。一般的に受信チャンネルの切替え時における映像信号入力の中断期間は、比較的短時間であるが、本実施形態のように、輝度調整期間NSが開始されると同時に、急速に輝度を低下すれば、短い輝度調整期間NSであっても、1回の輝度調整期間NSにおいて、制限値d程度の輝度低下幅が得られ、輝度の低下の進行が遅れる(多数回の輝度調整期間NSを経ても輝度の十分な低下幅が得られない)という不具合が生じない。
反対に、輝度調整期間(ブラックバック表示期間)NSが長い場合には、ユーザの、ブラックバック表示になる以前の画面の記憶が薄れるので、1回の輝度調整期間NSにおける輝度の低下幅dを大きく設定することができる。その場合の例を、本発明の第2の実施形態として図4及び図5を参照して説明する。液晶テレビジョン受像機の電気的ブロック構成は、第1の実施形態と同一であり(但し、制御部9内のメモリ13に記憶された1回の輝度調整時に可能な調整幅の制限値が、第1の制限値d1と、第1の制限値よりも大きい第2の制限値d2の2種類が、それぞれ電圧値として記憶される)、制御部9による輝度調整制御手順のみが異なるので輝度調整制御手順について説明する。また、この第2の実施形態の制御手順は、図4のフローチャートに示したようにステップS11〜S17までは、図2に示したフローチャートのステップS1〜7と同一内容であるので、説明を省略する。
図4のフローチャートにおいて、ステップS16の判断により、省エネモード時輝度(電圧B)に達していないと判断されれば(S16でNO)、輝度低下幅が調整幅の第1の制限値d1に達しているか否か判断し、第1の制限値d1に達していなければ(S18でNO)、輝度の急速な低下を続け(S15)、輝度低下幅が第1の制限値d1に達していれば(S18でYES)、その到達した輝度(電圧値)を維持する(S19)。そして、この輝度を維持している間に輝度調整期間(ブラックバック表示期間)NSが所定時間経過すれば(S20でYES)、再び、輝度の調整(輝度を下げる処理)を再開する(S21)。この再開後の輝度調整では、輝度調整期間NSの初期におけるような急速な輝度低下ではなく、緩やかな輝度の逓減を行い、この緩やかな輝度逓減過程で、輝度が省エネモード時輝度に到達した場合には(S22でYES)、その到達した省エネモード時輝度に維持する(S23)。省エネモード時輝度に到達していない場合には(S22でNO)、輝度低下幅が第2の制限値d2に達しているか否か判断し、第2の制限値d2に達していれば(S24でYES)、その到達した輝度を維持する(S25)。輝度低下幅が第2の制限値d2に達していない場合には(S24でNO)、輝度の緩やかな逓減を続行する(S21)。
これを具体的な蛍光管への供給電圧の変化例として図5において示す。輝度調整期間(ブラックバック表示期間)NSが開始されると、初期においてその低下幅が第1の制限値d1になるまで輝度(電圧)が急速に低下され、到達した輝度で維持される。そして、輝度調整期間NSの開始から所定時間Tが経過すると、その低下幅が第2の制限値d2になるまで緩やかな輝度の低下が開始される。
所定時間Tは、ユーザの、ブラックバック表示になる以前の画面の明るさの記憶が薄れる時間であるので、相当に個人差がある。本液晶テレビジョン受像機では、この所定時間Tを数10秒から数分の範囲に亘って種々の値に設定できる。また、第2の制限値d2の大きさも同様に種々の値に設定できるが、所定時間Tの値を比較的大きい値に設定した場合には、ユーザによるブラックバック表示になる以前の画面の記憶が薄れる度合いが、それだけ大きいので、第2の制限値d2も大きい値に設定することが可能である。いずれにしても、この第2の実施形態の液晶テレビジョン受像機では、輝度調整期間(ブラックバック表示期間)NSが長い場合には、それを利用して大きな輝度の低下幅d2が得られるので、ユーザに輝度が低下した実感を与えることなく、効率的に輝度を低下させることができる。
また、映像信号が入力されない時には、画面がブルーバック表示になる液晶テレビジョン受像機に本発明を適用する場合には、ブラックバック表示とは異なり、ユーザが画面に注視していれば、輝度調整期間NS内の輝度の急速な低下に気付く可能性があるので、輝度調整期間NSの初期における輝度の低下をなるべく緩やかな速度に設定することが望ましい。その場合の具体的な蛍光管への供給電圧の変化例を図6に示す。
つまり、図6に示したように、輝度調整期間(ブルーバック表示期間)NSbが開始されると、輝度(電圧)が緩やかに低下され、その低下幅が制限値dに到達すると、その到達した輝度が維持される。そして、映像信号が入力されて画面に通常の画像が出力された後、再び輝度調整期間(ブルーバック表示期間)NSbが開始されると、再び輝度が緩やかに低下される。図6の例では、2回目の輝度調整期間NSbにおける輝度の低下は、低下速度が緩やかであるために、制限値dに達する以前に、輝度調整期間NSbの終了により中止されている。
このように、映像信号が入力されない期間の画面がブルーバック表示となる液晶テレビジョン受像機では、輝度の低下速度を緩やかにして、ユーザがブルーバック表示画面を注視する場合でも輝度の低下に気付きにくいようにできるが、数回の輝度調整期間を経れば所定の省エネモード時輝度にまで輝度が低下するように、適当な低下速度に設定することが望ましい。
5 映像信号処理回路
6 液晶パネル
7 バックライト照明
9 制御部(ダークバック表示手段、輝度調整手段、ダークバック表示検出手段、輝度調整期間制御手段、輝度調整期間長判定手段)
13 メモリ(省エネルギーモード時輝度記憶手段、制限値記憶手段)
NS 輝度調整期間
NSb 輝度調整期間
T 所定時間
a 映像信号
d 制限値
d1 第1の制限値
d2 第2の制限値
6 液晶パネル
7 バックライト照明
9 制御部(ダークバック表示手段、輝度調整手段、ダークバック表示検出手段、輝度調整期間制御手段、輝度調整期間長判定手段)
13 メモリ(省エネルギーモード時輝度記憶手段、制限値記憶手段)
NS 輝度調整期間
NSb 輝度調整期間
T 所定時間
a 映像信号
d 制限値
d1 第1の制限値
d2 第2の制限値
Claims (3)
- 映像信号入力の有無を検出し、映像信号が入力されていないことが検出されている期間は、画面をブラックバック表示にするダークバック表示手段と、蛍光管等のバックライト照明のパワーを増減することにより画面の輝度を増減する輝度調整手段と、予め設定された標準よりも低めの輝度を記憶する省エネルギーモード時輝度記憶手段とを備え、映像信号が入力されていない期間は、画面がブラックバック表示になり、ユーザが省エネルギーモードを選択すると、前記輝度調整手段が動作して、画面の輝度が前記省エネルギーモード時輝度記憶手段に記憶された一定の低輝度に調整される液晶テレビジョン受像機において、
ユーザが省エネルギーモードを選択した後に、前記ダークバック表示手段によって画面がブラックバック表示にされているか否かを検出するダークバック表示検出手段と、
前記ダークバック表示検出手段によって画面がブラックバック表示にされていないと判断される期間は、前記輝度調整手段を非能動にし、ブラックバック表示にされていると判断される期間は、前記輝度調整手段を能動にする輝度調整期間制御手段と、
前記輝度調整期間制御手段により前記輝度調整手段が能動にされる連続した1期間内に、前記輝度調整手段が実行する輝度調整幅の制限値として、第1の制限値と、第1の制限値よりも大きい第2の制限値とを記憶する制限値記憶手段と、
前記連続した1期間の長さが、所定の長さを超えたか否かを検出する輝度調整期間長判定手段とを備え、
前記輝度調整手段は、前記輝度調整期間長判定手段により、前記連続した1期間が、所定長さを超えていないと判定されている間は、その連続した1期間の初期において輝度を急速に落とし、その調整幅が前記制限値記憶手段に記憶された第1の制限値に到達すると、到達した輝度を維持し、その後、前記輝度調整期間長判定手段により所定長さを超えたと判定されると、前記制限値記憶手段に記憶された第2の制限値を限度として輝度を逓減させることを特徴とする液晶テレビジョン受像機。 - 映像信号入力の有無を検出し、映像信号が入力されていないことが検出されている期間は、画面をブラックバック又はブルーバック表示にするダークバック表示手段と、蛍光管等のバックライト照明のパワーを増減することにより画面の輝度を増減する輝度調整手段と、予め設定された標準よりも低めの輝度を記憶する省エネルギーモード時輝度記憶手段とを備え、映像信号が入力されていない期間は、画面がブラックバック又はブルーバック表示になり、ユーザが省エネルギーモードを選択すると、前記輝度調整手段が動作して、画面の輝度が前記省エネルギーモード時輝度記憶手段に記憶された一定の低輝度に調整される液晶テレビジョン受像機において、
ユーザが省エネルギーモードを選択した後に、前記ダークバック表示手段によって画面がブラックバック又はブルーバック表示にされているか否かを検出するダークバック表示検出手段と、
前記ダークバック表示検出手段によって画面がブラックバック又はブルーバック表示にされていないと判断される期間は、前記輝度調整手段を非能動にし、ブラックバック又はブルーバック表示にされていると判断される期間は、前記輝度調整手段を能動にする輝度調整期間制御手段とを備え、
前記輝度調整期間制御手段により能動にされる連続した1期間における輝度調整幅が制限値を有することを特徴とする液晶テレビジョン受像機。 - 前記ダークバック表示手段は、映像信号が入力されていないことが検出されている期間は、画面をブラックバック表示にし、
前記輝度調整手段は、前記連続した1期間の初期において輝度を急速に落とし、前記輝度調整幅の制限値に到達すると、到達した輝度を維持することを特徴とする請求項2に記載の液晶テレビジョン受像機。
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Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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