JP2004004217A - 電気機器 - Google Patents

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Shojiro Sato
佐藤 正二郎
Yuji Ito
伊藤 雄司
Yasushi Kudo
工藤 康司
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Abstract

【課題】本体動作を案内する表示部の輝度レベルを変える時刻をユーザが設定できるようにする。
【解決手段】CPUは、ユーザにより設定された時刻,輝度レベルをRAMへ記憶する。そして入力された現在時刻により、表示管制御部,電源確認用LED,録画動作確認用LED,ディスク検出結果表示用LEDの輝度を8段階から選んだ輝度へ変える。輝度を変えるタイミングもユーザの生活リズムに合せ、第1所定時刻、第2所定時刻、第3所定時刻というように1日3回以上のタイミングで変えることができる。また、電源を投入していない待機時には、動作時よりも輝度レベルを低くする。
【選択図】   図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電気機器に関し、特に本体動作を案内する複数の輝度レベルに調整可能な表示部を有する電気機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
DVD録再機器等の電気機器の多くは、利用者への案内をするユーザー・インターフェイス部(以下、表示UI部と記す)に用いるため、LED(Light Emitting Diode),蛍光表示管,バックライト付液晶表示ディスプレイなどの発光表示部を備える。
【0003】
従来、発光表示部の視認性を改善させたり消費電力を抑えるために、発光表示部周辺の明かりを検知して発光表示部の輝度を制御することが行われている。この発光表示部周辺の明かりを照度センサーにより検出して発光表示部の輝度を制御する技術については、例えば特開平8−227280号公報に記載がある。
【0004】
この公報には、冷蔵庫の庫内温度を等を表示するLEDなどの明るさが、昼と夜の周囲の明るさの変化により、夜間明るすぎて使用者に不快感を与えさせることのない冷蔵庫の表示制御装置を得るために、昼間と夜間とを検出する昼夜検出手段である光センサを設けている。そしてこの光センサの検出に基づいて庫内の温度などを表示する表示手段であるLEDの輝度を制御する発光輝度制御手段をマイクロコンピュータなどにより構成し、LEDを昼は明るく、夜は暗く発光させて夜間の明るすぎを防止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ユーザの生活リズムは個人で異なっている。このように従来の電気機器においては、本体動作を案内する表示部の輝度レベルを変える時刻はユーザの生活リズムに必ずしも合ったものとはなっていなかった。
【0006】
この発明は、輝度を変化させる時刻をユーザが自由に設定できるので、ユーザの生活リズムに合った動作を行わせることができる。また、この発明は、利用者の操作のし易さと待機中の省電力とをバランス良く調整することができる。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この発明においては、本体動作を案内すると共にこの案内するときの輝度レベルを複数の輝度レベルに調整可能な表示部と、メモリと、ユーザにより入力された輝度レベルを変える第1および第2の時刻を前記メモリへ記憶させる設定時刻記憶制御部と、ユーザにより入力された前記第1の時刻と前記第2の時刻間に設定された第1の輝度レベルと、前記第2の時刻と前記第1の時刻間に設定された第2の輝度レベルとを前記メモリへ記憶させる設定輝度レベル記憶制御部と、現在時刻を出力する時計手段と、前記表示部の輝度レベルを、前記メモリから前記第1の時刻および前記第2の時刻と前記第1の輝度レベルおよび前記第2の輝度レベルと前記時計手段から入力された現在時刻に応じて制御する輝度レベル制御部とを備えたことを特徴とする電気機器を提供する。
【0008】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下、本発明の電気機器について図1を用いて詳細に説明する。この実施の形態では電気機器として、録画および再生が可能な録画再生装置を例としている。
図1は、録画再生装置のフロントパネル部を示す図である。
図1において、この録画再生装置のフロントパネル部には、録画再生装置の動作状態を案内する蛍光表示管101と、利用者が直接操作するスイッチ部102と、利用者のリモコンによる操作を受けるリモコン受光部103と、録画再生装置の電源をオフ状態(待機中)とオン状態(動作可能)に切換えるための電源スイッチ104と、録画再生装置の電源のオン/オフ状態に応じて発光する電源確認用LED105と、録画再生装置の録画状態を表示する録画動作確認用LED106と、ドライブ内のメディア有無を表示するディスク検出結果表示用LED107と、DVDディスクへ記録・再生するためのDVDドライブ108を有している。この実施の形態ではDVDを記録媒体とするが、本発明はこれに限定されず、HDD(ハード・ディスク・ドライブ)等の磁気ディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、メモリ等記録可能なものであれば良い。
【0009】
上記電源確認用LED105は、録画再生装置の電源がオン状態のときには緑色に発光し、電源オフ状態のときには赤で点する。
次に、図2を用いて録画再生装置について詳細に説明する。
図2は、録画再生装置の機能構成を示す図である。図2において、各種演算を行うCPU201と、CPU201が各種演算を行うためのRAM202と、録画再生装置は利用者が直接操作するスイッチ102と、リモコン受光部103、スイッチ部102やリモコン受光部103からの信号を受信し、この受信した信号をCPU201へ渡す受信制御部203、表示管制御部204と、表示管制御部204からの制御信号により制御される蛍光表示管101と、電源確認用LED105と、録画動作確認用LED106と、ディスク検出結果表示用LED107と、これら電源確認用LED105,録画動作確認用LED106,ディスク検出結果表示用LED107のLEDを駆動するPWM駆動部205と、時計用水晶振動子206と、時計用水晶振動子206からの信号により時刻を計算する時計部207とから構成されている。
【0010】
次に、図2に示された録画再生装置の動作を詳細に説明する。以下、特に断りがない限り、CPU201がROM200から読み出したプログラムを実行することにより制御が行われるものである。
【0011】
図示しないユーザのリモコンには、蛍光表示管101や各種LEDの輝度を制御するためのスイッチが設けられている。
ユーザがこのスイッチを操作すると、蛍光表示管101や各種LEDの輝度を制御するための制御信号がリモコンから録画再生装置へ発せられる。リモコン受光部103は、リモコンから受信した蛍光表示管101や各種LEDの輝度を制御するための制御信号を受信制御部203へ出力する。この遠隔操作時、リモコンとリモコン受光部103との間では、遠隔操作用に変復調がされる。
【0012】
受信制御部203は、リモコン受光部103が受信した蛍光表示管101や各種LEDの輝度を制御するための制御信号をCPU201へ出力する。
CPU201は、受信制御部203から蛍光表示管101や各種LEDの輝度を制御するための制御信号を受けると、ROM200から蛍光表示管101および電源確認用LED105,録画動作確認用LED106,ディスク検出結果表示用LED107のLEDの輝度を制御するための制御プログラムを読み出して実行することにより、蛍光表示管101の輝度を制御するための制御信号を表示管制御部204へ、ROM200から電源確認用LED105,録画動作確認用LED106,ディスク検出結果表示用LED107のLEDの輝度を制御するための制御信号をPWM駆動部205へ出力する。
【0013】
表示管制御部204は、CPU201から入力された蛍光表示管101の輝度を制御するための制御信号に応じて表示管のグリット駆動のパルス幅を可変することにより蛍光表示管101の輝度を制御する。蛍光表示管101の輝度は、グリット駆動のパルス幅が長い場合には明るく、短い場合には暗くなる。
【0014】
PWM駆動部205は、CPU201から入力された制御信号に応じて電源確認用LED105,録画動作確認用LED106,ディスク検出結果表示用LED107のLEDの輝度を制御する。電源確認用LED105,録画動作確認用LED106,ディスク検出結果表示用LED107のLEDの輝度は、LEDに流れる電流量が大きい程明るく、小さい程暗くなる。また、LEDの輝度の制御方法としてLEDへの通電の入切を短時間に繰り返し、残像現象によりLEDが点灯しているように見せる時分割制御を採用している場合にはLEDの通電時間を長くすることにより明るく、短い場合には暗くなる。
【0015】
本発明を用いた録画再生装置では、映画館の雰囲気を出す等の快適な環境で鑑賞しようとする際、部屋を暗くするのに合わせて、映像モニター以外の発光は極力無くすため、表示管制御部204は蛍光表示管101のグリット駆動のパルス幅を短くし、PWM駆動部では電源確認用LED105,録画動作確認用LED106,ディスク検出結果表示用LED107のLEDへの電流量を小さく(時分割制御であればLEDの通電時間を短く)し、蛍光表示管101と電源確認用LED105,録画動作確認用LED106,ディスク検出結果表示用LED107のLEDとが同期して暗くなり、暗い部屋の環境下で、より映画館に近い鑑賞環境にすることが可能となる。
【0016】
この電源確認用LED105,録画動作確認用LED106,ディスク検出結果表示用LED107のLEDのPWM駆動部205と、表示管制御部204と、輝度制御プログラムにて、表示UI部を構成している。
【0017】
この実施の形態では蛍光表示管101を用いた。しかし、本発明はこれに限らず液晶ディスプレイのバックライトの輝度を制御するようにしても良い。この場合も先の説明と同様に、液晶バックライトと電源確認用LED105,録画動作確認用LED106,ディスク検出結果表示用LED107のLEDの輝度を同時に明/暗の同じ方向へ輝度制御することで、液晶の明るさと同期して電源確認用LED105,録画動作確認用LED106,ディスク検出結果表示用LED107のLEDの明るさを制御する。
【0018】
更に、時計部207は、録画再生装置は時計用水晶振動子206から1秒単位での時刻を演算し、演算した時刻をCPU201へ出力する。
本発明の録画再生装置では、この時計部207から入力された時刻情報と、ROM200から読み出したタイマー制御プログラムとを用いることにより、録画予約などの時刻による制御が可能である。録画予約などの情報はRAM202に記憶される。
【0019】
本発明の録画再生装置では、タイマー制御プログラム内から輝度を制御するための制御プログラムを実行することが可能であり、時計部207から入力された時刻により、表示UI部を制御することが可能である。輝度を制御するための制御プログラムを実行し、表示管制御部204と、電源確認用LED105,録画動作確認用LED106,ディスク検出結果表示用LED107のLEDを駆動するPWM駆動部へも、輝度データの指示を出すことが可能となる。
【0020】
例えば、スイッチ不102および受信制御部203から入力されたユーザの起床時間をRAM202に予め保持しておき、CPU201はタイマー制御プログラムを実行する。時計部207からの時刻とRAM202に保持した時刻とが等しくなると(到達すると)、タイマー制御プログラム内から輝度を制御するための制御プログラムを実行することにより、表示管制御部204および電源確認用LED105,録画動作確認用LED106,ディスク検出結果表示用LED107のLEDを駆動するPWM駆動部205を制御して、輝度を変えることが可能となる。
【0021】
本発明の録画再生装置においては、時刻により、表示管制御部204,電源確認用LED105,録画動作確認用LED106,ディスク検出結果表示用LED107の輝度を8段階から選んだ輝度へ変えることが可能である。また、輝度を変えるタイミングもユーザの生活リズムに合せ、(1)起床時刻、(2)部屋の照明を入れる時刻、(3)就寝時刻それぞれ、第1所定時刻、第2所定時刻、第3所定時刻というように1日3回以上のタイミングで変えることができる。
【0022】
これはユーザが予めスイッチ部102を操作することにより受信制御部203,CPU201を介してRAM202へ記憶される。
図3乃至図5を用いてこの輝度レベルの設定動作と設定された後の調整動作について説明する。
図3は、録画再生装置の各種表示手段の輝度レベルと時刻との関係を示す図である。
図4は、録画再生装置の各種表示手段の輝度レベルと時刻とを記憶するときの動作を示すフローチャートである。
図5は、録画再生装置の各種表示手段の輝度レベルを、予め設定された時刻に応じて変更するときの動作を示すフローチャートである。
第1の実施の形態では図3に示す通り、8段階の輝度レベルを準備しており、上述した第1の時刻〜第2の時刻間、第2の時刻〜第3の時刻間、第3の時刻〜第1の時刻間にそれぞれ8段階の中から1つの輝度レベルを設定することができる。ユーザにより設定された各時間帯での輝度レベルはRAM202に保持される。CPU201はROM200のプログラムを実行することにより、図4に示すフローチャートに従ってこれら設定をRAM202に保持する。
【0023】
図4において、CPU201はユーザにGUIの画面を表示し第1の時刻の入力を促す(ステップ401)。ステップ401でユーザから第1の時刻の入力がされると(ステップ402)、入力された第1の時刻をRAM202に保持する(ステップ403)。ステップ402で入力されるまではステップ401の処理を続ける。
【0024】
次に、CPU201はユーザにGUIの画面を表示し第2の時刻の入力を促す(ステップ404)。ステップ404でユーザから第2の時刻の入力がされると(ステップ405)、入力された第2の時刻をRAM202に保持する(ステップ406)。ステップ405で入力されるまではステップ404の処理を続ける。
【0025】
次に、CPU201はユーザにGUIの画面を表示し第3の時刻の入力を促す(ステップ407)。ステップ407でユーザから第3の時刻の入力がされると(ステップ408)、入力された第3の時刻をRAM202に保持する(ステップ409)。ステップ408で入力されるまではステップ407の処理を続ける。
【0026】
以上の動作により第1の時刻として6:00、第2の時刻として18:00、第3の時刻として24:00という時刻が、スイッチ部102を操作することにより受信制御部203,CPU201を介してRAM202へ記憶される。
【0027】
次に、CPU201はユーザにGUIの画面を表示し第1の時刻〜第2の時刻間の第1の輝度レベルを8段階の中からいずれの段階に設定するのか入力を促す(ステップ410)。ステップ410で第1の輝度レベルの入力がされると(ステップ411)、入力された第1の輝度レベルをRAM202に保持する(ステップ412)。ステップ411で入力されるまではステップ410の処理を続ける。
【0028】
次に、CPU201はユーザにGUIの画面を表示し第2の時刻〜第3の時刻間の第2の輝度レベルを8段階の中からいずれの段階に設定するのか入力を促す(ステップ413)。ステップ413で第2の輝度レベルの入力がされると(ステップ414)、入力された第2の輝度レベルをRAM202に保持する(ステップ415)。ステップ414で入力されるまではステップ413の処理を続ける。
【0029】
次に、CPU201はユーザにGUIの画面を表示し第3の時刻〜第1の時刻間の第3の輝度レベルを8段階の中からいずれの段階に設定するのか入力を促す(ステップ416)。ステップ416で第3の輝度レベルの入力がされると(ステップ417)、入力された第3の輝度レベルをRAM202に保持する(ステップ418)。ステップ417で入力されるまではステップ416の処理を続ける。
【0030】
以上の動作に、第1の輝度レベルから第3の輝度レベルがRAM202に保持される。
次に、このように設定された後の録画再生装置の現在時刻による輝度レベルの変更動作について図5を用いて詳細に説明する。
CPU201は、時計部207から現在時刻が入力される(ステップ501)。
次に、CPU201は、時計部207から入力された現在時刻が第1乃至第3の時刻からなるいずれの時間帯(第1の時刻〜第2の時刻/第2の時刻〜第3の時刻/第3の時刻〜第1の時刻)であるかを判定する(ステップ502)。
【0031】
次に、CPU201は、ステップ502の判定の結果が第1の時刻(例えば:図3では6:00)〜第2の時刻(例えば:図3では18:00)間であると判定されたとき、表示管制御部204と電源確認用LED105,録画動作確認用LED106,ディスク検出結果表示用LED107を駆動するPWM駆動部205を制御して輝度レベルを第1の輝度レベル(図5に示した例では輝度レベル6)とし(ステップ503)、図5の処理を繰り返す。
【0032】
また、CPU201は、ステップ502の判定の結果が第2の時刻(例えば:図3では18:00)〜第3の時刻(例えば:図3では24:00)間であると判定されたとき、表示管制御部204と電源確認用LED105,録画動作確認用LED106,ディスク検出結果表示用LED107を駆動するPWM駆動部205を制御して輝度レベルを第2の輝度レベル(図5に示した例では輝度レベル8)とし(ステップ504)、図5の処理を繰り返す。
【0033】
また、CPU201は、ステップ502の判定の結果が第3の時刻(例えば:図3では24:00)〜第1の時刻(例えば:図3では6:00)間であると判定されたとき、表示管制御部204と電源確認用LED105,録画動作確認用LED106,ディスク検出結果表示用LED107を駆動するPWM駆動部205を制御して輝度レベルを第3の輝度レベル(図5に示した例では輝度レベル2)とし(ステップ505)、図5の処理を繰り返す。
【0034】
これにより1日に、昼間,夕方から就寝までの間,就寝中、の3つの期間で、表示管制御部204と電源確認用LED105,録画動作確認用LED106,ディスク検出結果表示用LED107を異なった輝度へ制御することが可能である。
【0035】
なお、蛍光表示管101ではなくバックライト付き液晶表示装置を用いる場合には、表示管制御部204にバックライトの輝度を制御するようにすれば良い。
以上説明した通り本発明の第1の実施の形態では、輝度を変化させる時刻をユーザが自由に設定できるので、ユーザの生活リズムに合った動作を行わせることができる。更に、動作時と待機時とで輝度を変えているので、省電力とすることができる。
【0036】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態では、上記実施の形態と比較して図6に示した録画再生装置の各種表示手段の輝度レベルと時刻との関係を変更した図である。
【0037】
本実施の形態では、待機時と動作時とで異なる輝度レベルに設定できる。このとき待機時と動作時とで2倍の設定メモリ容量を消費させても良い。しかし、例えば図6(a)に示す通り待機時は通電動作時の所定の倍率、例えば0.5倍の輝度レベルとすることにより、設定に必要なメモリ容量を削減することができる。
【0038】
また、図6(b)に示す通り電源投入動作中には利用者の操作がし易いように輝度変化を小さくし、待機中には省電力および部屋への発光影響を少なくするため輝度変化を大きく設定する特性としても良い。これにより利用者の操作のし易さと待機中の省電力とをバランス良く調整することができる。
【0039】
また、図7(a)に示す通り動作時には固定の輝度レベル、待機時には時刻に応じて輝度レベルを変えても良い。これにより使用しているとき(電源投入動作時)には高い輝度レベルで使用でき、不使用時(待機時)には低消費電力と視認性を両立させることができる。
【0040】
また、図7(b)に示す通り動作時には時刻に応じて輝度レベルを変え、待機時には固定の輝度レベル、これにより使用しているとき(電源投入動作時)には低消費電力と視認性を両立させることができ、不使用時(待機時)には電源投入時よりも低い輝度レベルとし低消費電力とすることができる。不使用時(待機時)にはユーザが用いらる頻度が低いので余り問題となることはない。
【0041】
また、他の実施の形態としては、利用者による録画再生装置内の受信制御部203への操作毎に、その時刻をRAM202へ保持しておき、受信制御部203への操作が所定時間(例えば12時間)無ければ、各種表示手段の輝度レベルを更に低く制御する。この所定時間は予め受信制御部203を介してRAM202に保持される。また、待機中と、電源投入動作中での所定時間を、それぞれ待機所定時間と動作所定時間として、別な所定時間としてRAM202に保持し制御する。
【0042】
CPU201は、ユーザからの指示の無い状態が所定時間続いた場合、一層の省電力のため、更に輝度レベルを下げる省電力制御を実施する。これは電源投入/待機中に対して予めそれぞれ設定された待機所定時間と動作所定時間に応じて実施する。そしてユーザから録画再生装置内の受信制御部203への操作が発生すると、元の輝度に戻す。
【0043】
また、この実施例では放送信号に含まれる例えば朝7:00、夜7:00の時報(時刻情報)を利用して時計部207を更正する機能を有している。この更正時には更正時刻の所定時間(前後3分)について裏側で電源を投入して時刻情報を受信するが、この受信するために裏で電源を投入しているときの所定時間には、時刻調整中であることを示すためCPU201は電源LED105の輝度を8段階中の一番輝度が高いレベルとすることによりユーザに知らせるようにしても良い。なお、時計を更正するための時刻情報としてはデジタルを含むテレビジョン放送の他、電波時計等に用いられている電波を利用しても良い。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したようにこの発明によれば、蛍光表示管、液晶のバックライト等の輝度を変化させる時刻をユーザが自由に設定することができるので、ユーザの生活リズムに合った動作を行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】録画再生装置のフロントパネル部を示す図。
【図2】録画再生装置の機能構成を示す図。
【図3】録画再生装置の各種表示手段の輝度レベルと時刻との関係を示す図。
【図4】録画再生装置の各種表示手段の輝度レベルと時刻とを記憶するときの動作を示すフローチャート。
【図5】録画再生装置の各種表示手段の輝度レベルを、予め設定された時刻に応じて変更するときの動作を示すフローチャート。
【図6】録画再生装置の各種表示手段の輝度レベルと時刻との関係を示す図。
【図7】録画再生装置の各種表示手段の輝度レベルと時刻との関係を示す図。
【符号の説明】
101…蛍光表示管、102…スイッチ部、103…リモコン受光部、104…電源スイッチ、105…電源確認用LED、106…録画動作確認用LED、107…ディスク検出結果表示用LED、108…DVDドライブ、201…CPU、202…RAM、203…受信制御部、204…表示管制御部、205…PWM駆動部、206…時計用水晶振動子、207…時計部。

Claims (6)

  1. 本体動作を案内すると共にこの案内するときの輝度レベルを複数の輝度レベルに調整可能な表示部と、
    メモリと、
    ユーザにより入力された輝度レベルを変える第1および第2の時刻を前記メモリへ記憶させる設定時刻記憶制御部と、
    ユーザにより入力された前記第1の時刻と前記第2の時刻間に設定された第1の輝度レベルと、前記第2の時刻と前記第1の時刻間に設定された第2の輝度レベルとを前記メモリへ記憶させる設定輝度レベル記憶制御部と、
    現在時刻を出力する時計手段と、
    前記表示部の輝度レベルを、前記メモリから前記第1の時刻および前記第2の時刻と前記第1の輝度レベルおよび前記第2の輝度レベルと前記時計手段から入力された現在時刻に応じて制御する輝度レベル制御部とを備えたことを特徴とする電気機器。
  2. 本体の電源を投入した動作可能な状態である動作可能状態と、前記本体の電源を切断した待機状態とを切り替える電源スイッチと、
    ユーザによる前記電源スイッチの操作に応じた前記状態に応じて、前記動作可能状態よりも前記待機状態の輝度レベルを低く制御する手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の電気機器。
  3. 利用者による操作が所定時間無いことを検出する無操作時間検出手段と、
    前記無操作時間検出手段から前記操作が所定時間無いことが検出されると前記表示部の輝度レベルを低く変える手段とを備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の電気機器。
  4. 電波により送信された時刻情報を受信する受信手段と、
    この受信手段により受信された前記時刻情報に応じて前記時計手段の時刻を修正する時刻修正手段とを備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電気機器。
  5. 前記表示部は本体動作を案内するLEDと本体動作を案内する蛍光表示部とを有し、
    前記LEDと前記蛍光表示部とを同期して輝度レベルを変える手段とを備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電気機器。
  6. 前記表示部は本体動作を案内するLEDと本体動作を案内するバックライト付き液晶表示部とを有し、
    前記LEDと前記バックライト付き液晶表示部のバックライトとを同期して輝度レベルを変える手段とを備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電気機器。
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