JP2007243679A - 電源制御装置、電源制御方法および映像表示装置 - Google Patents

電源制御装置、電源制御方法および映像表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】部屋の明るさが徐々に暗くなる日暮れ時に、視聴していた映像表示装置の電源が意図せず切れることはなく、且つ夜に部屋の照明を消したときには自動的に映像表示装置の電源が切れる電源制御装置を提供する。
【解決手段】部屋の明るさが第1の明るさ以上であることを検出する照明オン検出手段、照明オン検出手段によって明るさが第1の明るさ以上であることが検出された後に、予め定めた第1の時間内に第1の明るさよりも低い第2の明るさ以下に遷移したことを検出する明るさ遷移検出手段、第2の明るさ以下に遷移した後に、第2の明るさが予め定めた第2の時間継続することを検出する照明オフ検出手段とで構成された電源制御手段2を備え、電源制御手段2は、照明オフ検出手段の検出結果に基づいて映像表示装置の駆動停止を制御する
【選択図】図3

Description

本発明は、周囲の明るさに応じてテレビジョン受像機等の映像表示装置の電源を自動的にオン/オフ制御する電源制御装置、電源制御方法およびこの電源制御装置を備えた映像表示装置に関するものである。
従来のテレビジョン受像機においては、その電源の入り/切り、または待機状態の切換は、使用者(視聴者)がリモコンまたはテレビジョン受像機の本体に配置されている電源ボタンを押すことによって、手動で行う必要があった。
従って、就寝する際の消灯の前に、必ずリモコンまたはテレビジョン受像機本体の電源ボタンを押してテレビジョン受像機の電源を切る必要があった。
逆に、テレビジョン受像機の電源を切り忘れたときには、無駄な電力が消費されてしまうことになる。
この電源切り忘れに対する改善策として、一定時間以上の間テレビジョン受像機の無操作状態が続けば、自動的に自身の電源を切るテレビジョン受像機もある。
また、テレビジョン受像機の前方において、動く物体を一定時間以上検出しなければ、自動的に自身の電源を切るものもある。(例えば、特許文献1を参照)
さらに、情報処理装置や携帯電話機においては、周囲の明るさを検出し、明るさが所定の基準値よりも暗くなると、即時に、あるいは所定時間経過後に、自動的に自身の電源を切るものもある(例えば、特許文献2あるいは特許文献3を参照)。
特開2000−295543号公報(図1、段落0007) 特開平5−119874号公報(図1、段落0009) 特開平11−98226号公報(図1、段落0008)
しかし、一定時間以上の間テレビジョン受像機の無操作状態が続けば自動的に自身の電源を切るように構成された従来のテレビジョン受像機においては、使用者がテレビを視聴中に電源が切れることを避けるため、数時間程度の十分長い時間の無操作状態を検出する必要がある。
従って、その間は無駄な電力が消費されることになり、それを避けるためには、結局、使用者が自らテレビジョン受像機の電源を切ることが必要となる。
また、特許文献1(特開2000−295543号公報)に示されているテレビジョン受像機用電源制御装置においては、物体の動きを検出する検出センサーが必要となり、コストアップの原因となる。
また、特許文献2(特開平5−119874号公報)あるいは特許文献3(特開平11−98226号公報)の技術を応用したテレビジョン受像機では、部屋の明るさをある1つの閾値だけで判定することになる。
従って、日暮れかけて徐々に暗くなるときに部屋の照明を点灯せずにテレビジョン受像機を見ていると、視聴者がテレビジョン受像機を視つづけるつもりであっても、意図せずにテレビジョン受像機の電源が切れてしまう、という問題があった。
この発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、日暮れに部屋の明るさが徐々に暗くなるような場合に視聴していたテレビジョン受像機等の映像表示装置の電源が意図せず切れることはなく、且つ、夜に部屋の照明を消したときには自動的に映像表示装置の電源を切ることができる電源制御装置および電源制御方法を提供することを目的とする。
この発明に係わる電源制御装置は、受像した映像を表示する受像回路と、上記受像回路を駆動するための駆動電源と、上記受像回路に対して上記駆動電源の出力をオン/オフするスイッチで構成され、光検出手段が検出する周囲明るさのレベル変動に応じて上記スイッチをオン/オフして上記受像回路の駆動を制御する電源制御装置であって、
上記受像回路が設置されている場所の明るさが第1の明るさ以上であることを検出する照明オン検出手段と、上記照明オン検出手段によって明るさが上記第1の明るさ以上であることが検出された後に、予め定めた第1の時間内に上記第1の明るさよりも低い第2の明るさ以下に遷移したことを検出する明るさ遷移検出手段と、上記第2の明るさ以下に遷移した後に、上記第2の明るさが予め定めた第2の時間継続することを検出する照明オフ検出手段とで構成された電源制御手段を備え、
上記電源制御手段は、上記照明オフ検出手段の検出結果に基づいて上記スイッチをオフとして上記受像回路の駆動を停止するものである。
この発明に係わる電源制御方法は、映像表示装置の駆動電源をオン/オフ制御する電源制御方法であって、
上記映像表示装置が設置されている部屋の照明が点灯されており、上記部屋の明るさが第1の明るさ以上であることを検出する照明オン検出ステップと、上記照明オン検出ステップにおいて部屋の明るさが上記第1の明るさ以上であることが検出された後に、予め定めた第1の時間内に上記第1の明るさよりも低い第2の明るさ以下に遷移することを検出する明るさ遷移検出ステップと、上記第2の明るさ以下に遷移した後に、上記第2の明るさ以下の状態が予め定めた第2の時間継続したことを検出すると、照明オフであると判断する照明オフ検出ステップとを有し、
上記照明オフ検出ステップにおける検出結果に基づいて、上記映像表示装置の駆動電源をオフにするものである。
この発明の電源制御装置あるいは電源制御方法によれば、日暮れに部屋の明るさが徐々に暗くなるような場合には意図せずテレビジョン受像機等の映像表示装置の電源が切れることはなく、且つ、夜に部屋の照明を消したときには自動的に映像表示装置の電源を切ることができる。
以下、図面に基づいて本発明の一実施の形態について説明する。
なお、各図間において、同一符合は、同一あるいは相当のものであることを表す。
実施の形態1.
図1は、この発明に係わる電源制御装置の構成を概念的に示すブロック図である。
図に示すように、この発明による電源制御装置は、周囲の明るさを検出し、明るさに応じた検出信号を出力する光検出手段1、該光検出手段1からの検出信号を入力し、入力された検出信号に基づいて電源の入り/切りを判断する電源制御手段2、電源制御手段2によって入り/切りされるスイッチ3、受像回路を駆動する駆動電源4、映像を表示する受像回路5で構成されている。
なお、受像回路5は、例えばテレビジョン受像機が受像する映像信号を表示するものであり、駆動電源4は、テレビジョン受像機が受像する映像信号を受像して表示する受像回路5の駆動電源である場合を例にして説明する。
即ち、本実施の形態による電源制御装置は、映像表示装置の一例であるテレビジョン受像機の電源をオン/オフ制御するものであるとして説明する。
図2は、この発明の実施の形態1に係わる電源制御装置の概略の構成を示すブロック図であり、図1の光検出手段1および電源制御手段1の一具体例を示したものである。
本実施の形態による電源制御装置において、光検出器11はテレビジョン受像機が設置されている周囲の明るさを検出し、例えば、0lx(lx:ルクス)から100lx以上の範囲で周囲の明るさに概比例する電圧を出力する。
なお、この光検出器11は、図1における光検出手段1に相当するものであり、テレビジョン受像機の本体(筐体)に配置されている。
また、電源制御手段21(図1の電源制御手段2に相当)は、光検出器11からの電圧が入力され、例えば30lxの明るさ(第1の明るさとする)に相当する電圧以上が入力されたら“H”の制御信号を出力する第1のコンパレータ61、光検出器11からの電圧が入力され、例えば10lxの明るさ(第2の明るさとする)に相当する電圧以下が入力されたら“H”の制御信号を出力する第2のコンパレータ62、内部にCPU、タイマ、メモリ等を有し、前記第1のコンパレータ61と第2のコンパレータ62からの制御信号が入力され、後述するアルゴリズムによって電源制御を行うマイコン91によって構成されている。
電源制御手段21のマイコン91は、第1のコンパレータ61および第2のコンパレータ62からの制御信号に基づいて、スイッチ3を入り/切りして、駆動電源4から出力される電源電圧の受像回路5への印加/不印加を制御する。
即ち、電源制御手段21のマイコン91は、第1のコンパレータ61および第2のコンパレータ62からの制御信号に基づいて、スイッチ3をオン/オフ制御して、受像回路5を動作状態あるいは不動作状態に制御する。
以下、本実施の形態による電源制御装置の動作について説明する。
図3は、テレビジョン受像機等の映像表示装置が設置されている場所(例えば、室内)の動作環境の変化(即ち、明るさの変化)例を示す図である。
まず、夜に照明をつけた状態から部屋の照明を消したときのことを考える。
図3中の照明オン期間のように、夜に部屋の照明がオンされていて、テレビジョン受像機の光検出器11における照度が50lxであった場合について説明する。
このとき、光検出器11から出力される電圧によって、第1のコンパレータ61の出力は“H”となり、一方、第2のコンパレータ62の出力は“L”となる。
次に、図3中の明るさ遷移期間のように、部屋の照明が消され、照明器具からの発光量が減少しつつある明るさ遷移状態において、光検出器11における照度が、例えば、20lx程度になったところで光検出器11が明るさを検出した場合は、第1のコンパレータ61出力は“L”となり、第2のコンパレータ62の出力は“L”のままとなる。
さらに、図3中の照明オフ期間のように、照明器具からの発光が止まり、光検出器11における照度が第2の明るさである10lx以下または未満になった場合は、第1のコンパレータ61の出力は“L”のままであるが、第2のコンパレータ62の出力は“H”になる。
この過程において、第1のコンパレータ61および第2のコンパレータ62の制御信号(即ち、第1のコンパレータ61および第2のコンパレータ62の出力信号)を入力するマイコン91は以下のように動作する。
マイコン91は、定期的に(ここでは50msごとに)、第1のコンパレータ61および第2のコンパレータ62からの制御信号を判定し、図4に示すようなアルゴリズムに従って、電源制御を行う。
この制御信号の判定周期については、照明オフ時の明るさ遷移期間や、部屋の中での人の移動などを検知するためにも、数100ms以内にしておくことが望ましい。
以下、図4に従って、本実施の形態における電源制御手段の動作アルゴリズムについて説明する。
まず、予め、照明オン期間の時間を測定するためのオンカウンタ、明るさ遷移期間の時間を測定する遷移カウンタ、照明オフ期間の時間を測定するオフカウンタを用意し、初期段階(初期設定ステップ)では、いずれも“0”としておく。(ステップS101)
次に、照明オン検出ステップ(ステップS102)において、照明がオンされている状態が所定の時間(例えば、ここでは2秒とする)続いていることを検出する。
照明がオンかどうか、即ち、第1のコンパレータ61からの制御信号が“H”であるかどうかを判定し、“H”(照明がオン)ならばオンカウンタを1つ増やし、次の50ms後の判定を待つ(50msウエイト)。
逆に、第1のコンパレータ61からの制御信号が“L”(照明はオンではない)ならば、照明が消された可能性があり、オンカウンタが40以上、即ち照明オン状態が2秒以上続いていた場合に限り、次の明るさ遷移検出ステップ(S103)に移行する。
オンカウンタが40未満、即ち、照明オン状態が2秒続いていなかった場合は、オンカウンタを“0”クリアし、最初から照明オン検出ステップをやりなおす。
明るさ遷移検出ステップ(ステップS103)では、照明オンの状態でなくなってから(例えば、第1の明るさである30lx以下または未満の状態になってから)の時間を計測する。
即ち、このステップにおいては、50msごとに明るさ遷移カウンタが1つずつ増加してゆき、明るさ遷移カウンタが“120”になっていたら(即ち、6秒以内に後述する電源オフ処理までたどりつけなかったら)全てのカウンタを“0”クリアし、照明オン検出ステップの最初からやり直しとなり、明るさ遷移カウンタがまだ“120”になっていなかったら、照明オフ検出ステップ(ステップS104)に移行する。
照明オフ検出ステップ(ステップS104)では、照明がオフの状態(即ち、第2のコンパレータ62が“H”である状態)が所定の期間(ここでは4秒)継続することを検出する。
この照明オフ検出ステップでは、照明オフ状態(即ち、第2のコンパレータ62の出力が“L”)ならば、オフカウンタを1つ増やし、オフカウンタが“80”になっていたら(即ち、4秒連続で照明オフ状態が続いていたら)、スイッチ3をオフとし、駆動電源4から受像回路5への電源供給をオフする。
逆に照明オフ状態でなければ、まだ明るさ遷移期間中であるとみなし、オフカウンタを0クリアして照明オフ検出を最初から行う。
ここで、前述のとおり、「遷移検出ステップにて6秒を計測する間に、照明オフ検出ステップで4秒連続して照明オフであることを検出すれば電源オフされる」ということは、裏を返せば、「遷移期間が6−4=2秒以内であれば電源オフされる」ということになる。
上記のように、照明オン状態が所定時間(ここでは2秒)続いていることを検出するので、光検出器から出力される瞬間的なノイズによって誤動作を起こすこともなく、さらには使用者が確実に照明をつけた状態を検出することが可能である。
ここで、照明オン状態の検出時間については、ノイズの排除と照明をつけてテレビジョン受像機を視聴していたことを確認できる時間であれば良いので、2秒にこだわる必要はなく、ノイズが問題にならないシステムであれば、照明オン状態を“一瞬”検出するだけでも日暮れ時の徐々に暗くなるケースを排除するという主目的は達せられる。
また、照明がついている状態から2秒以内に照明が消えている状態に急激に遷移したことを検出できるため、照明をつけていない室内で日暮れに徐々に部屋が暗くなるままテレビジョン受像機を見ているときには、勝手に電源がオフされることはなくなる。
さらには、2秒程度の余裕(注、貴原稿では「尤度」となっていましたが、適切な表現ではないと考えますので、「余裕」と変更します。)を与えていることによって、可変ボリュームによって照度を調節するタイプの照明器具においても、ボリュームを回して照明オフする場合にも電源オフできることになる。
ここで、明るさ遷移期間としては、日暮れ時に徐々に暗くなる状態を排除でき、かつ、可変ボリューム型の照明スイッチによって照明オフされるのに十分な時間であれば2秒にこだわる必要はない。
さらには、照明オフ状態を4秒検出するので、人などがテレビジョン受像機の前を横切ったときに一瞬光検出器部の照度が暗くなり、照明オフと検出されて電源がオフされてしまうこともない。
ここで、照明オフ状態の検出時間については、人などがテレビジョン受像機の前を横切る時間以上であれば4秒にこだわることはない。
以上説明したように、本実施の形態による電源制御装置は、受像した映像を表示する受像回路5と、受像回路5を駆動するための駆動電源4と、受像回路5に対して駆動電源4の出力をオン/オフするスイッチ3で構成され、光検出手段(光検出器11)が検出する周囲明るさのレベル変動に応じてスイッチ3をオン/オフして受像回路5の駆動を制御する電源制御装置であって、受像回路5が設置されている場所の明るさが第1の明るさ以上またはより大(「より大」とは「第1の明るさより明るい明るさ」であることを意味する)であることを検出する照明オン検出手段と、照明オン検出手段によって明るさが第1の明るさ以上またはより大であることが検出された後に、予め定めた第1の時間内に上記第1の明るさよりも低い第2の明るさ以下または未満に遷移したことを検出する明るさ遷移検出手段と、第2の明るさ以下または未満に遷移した後に、第2の明るさが予め定めた第2の時間継続することを検出する照明オフ検出手段とで構成された電源制御手段21を備え、電源制御手段21は、照明オフ検出手段の検出結果に基づいてスイッチ3をオフとして受像回路2の駆動を停止する。
また、電源制御手段21は、光検出手段が検出する明るさのレベルが第1の明るさ以上またはより大であることを検出する第1のコンパレータ61、光検出手段が検出する周囲明るさのレベルが第2の明るさ以下または未満であることを検出する第2のコンパレータ62、第1のコンパレータ61および第2のコンパレータ62の検出結果に基づいて、照明オン検出、明るさ遷移検出、照明オフ検出を行うマイコン91で構成されている。
また、本実施の形態による電源制御方法は、映像表示装置の駆動電源オン/オフを制御する電源制御方法であって、映像表示装置が設置されている部屋の照明が点灯されており、上記部屋の明るさが第1の明るさ以上またはより大であることを検出する照明オン検出ステップ(S102)と、照明オン検出ステップにおいて部屋の明るさが第1の明るさ以上またはより大であることが検出された後に、予め定めた第1の時間内に第1の明るさよりも低い第2の明るさ以下または未満に遷移することを検出する明るさ遷移検出ステップ(S103)と、第2の明るさ以下または未満に遷移した後に、第2の明るさ以下または未満の状態が予め定めた第2の時間継続したことを検出すると、照明オフであると判断する照明オフ検出ステップ(S104)とを有し、照明オフ検出ステップにおける検出結果に基づいて、映像表示装置の駆動電源をオフにする。
従って、本実施の形態による電源制御装置あるいは電源制御方法によれば、日暮れに部屋の明るさが徐々に暗くなるような場合には意図せずテレビジョン受像機等の映像表示装置の電源が切れることはなく、且つ、夜に部屋の照明を消したときには自動的に映像表示装置の電源を切ることができる。
実施の形態2.
図5は、実施の形態2に係わる電源制御装置の概略構成を示すブロック図である。
本実施の形態では、図5に示すように電源制御手段22はA/Dコンバータ70とマイコン92で構成されている。
後述するように、A/Dコンバータ70は、光検出器11の出力電圧(アナログ電圧)を読み取ってデジタル値に変換し、変換されたデジタル信号を出力する。
また、マイコン92は、内部にメモリ、タイマ、CPUなどを有しており、A/Dコンバータ70のデジタル信号に応じてスイッチ3をオン/オフし、受像回路5に対する駆動電源4の出力電圧の印加/不印加を制御する。
以下、図5に基づいて、本実施の形態による電源制御装置の動作について説明する。
光検出器11によって周囲の明るさが電圧に変換され、さらにA/Dコンバータ70によってデジタル信号に変換され、マイコン92に入力される。
マイコン92では、前述の実施の形態1の場合と同様に、図4に示したアルゴリズムで処理が行われる。
ただし、図4において、照明オン検出ステップ(S102)における照明オンの判定および照明オフ検出ステップ(S104)における照明オフの判定については、A/Dコンバータ70からの出力値(デジタル信号)を用いる点が実施の形態1の場合と異なる。
以下、実施の形態1との相違点について、より詳細に説明する。
光検出器11が検出する照度(即ち、テレビジョン受像機等が設置されている部屋の明るさ)が30lx(第1の明るさ)のときのA/Dコンバータ70の出力値(即ち、マイコン92の入力値)を“A”、照度が10lx(第2の明るさ)のときのA/Dコンバータ70の出力値を“B”(0<B<A<256)とする。
マイコン92内のメモリには、予め“A”および“B”の値が記憶されている。
なお、この“A”および“B”の値は、使用者が可変できるものであっても良い。
このとき、図4中の照明オン検出ステップ(S102)における照明オンの判定方法としては、A/Dコンバータ70の出力値(即ち、マイコン92の入力値)が“A”以上またはより大であるかどうかを判定すればよい。
同様に、照明オフ検出ステップ(S104)における照明オフの判定方法としては、A/Dコンバータ70の出力値(即ち、マイコン92の入力値)が“B”以下または未満であることを判定すればよい。
その他の処理については、実施例1の説明と同じである。
なお、本実施の形態におけるA/Dコンバータ70は、マイコン92と別のものとして説明しているが、実際には、マイコン92の機能の一部として取り込まれている場合が多いため、コストアップの要因にはならない。
なお、前述の説明ではA/Dコンバータ70の出力値(即ち、マイコン92の入力値)が閾値“A”以上である場合に照明オンであると判定しているが、A/Dコンバータ70の出力値が閾値“A”より大ある場合に照明オンであると判定してもよい。
また、A/Dコンバータ70の出力値が閾値“B”以下である場合に照明オフであると判定しているが、A/Dコンバータ70の出力値が閾値“B”未満である場合に照明オフであると判定してもよい。
以上説明したように、本実施の形態による電源制御装置は、受像した映像を表示する受像回路5と、受像回路5を駆動するための駆動電源4と、受像回路5に対して駆動電源4の出力をオン/オフするスイッチ3で構成され、光検出手段(光検出器11)が検出する周囲明るさのレベル変動に応じてスイッチ3をオン/オフして受像回路5の駆動を制御する電源制御装置であって、受像回路5が設置されている場所の明るさが第1の明るさ以上またはより大であることを検出する照明オン検出手段と、照明オン検出手段によって明るさが第1の明るさ以上またはより大であることが検出された後に、予め定めた第1の時間内に上記第1の明るさよりも低い第2の明るさ以下または未満に遷移したことを検出する明るさ遷移検出手段と、第2の明るさ以下または未満に遷移した後に、第2の明るさが予め定めた第2の時間継続することを検出する照明オフ検出手段とで構成された電源制御手段22を備えている。
そして、該電源制御手段22は、光検出手段(光検出器11)が検出する周囲明るさに対応する電圧が入力されるA/Dコンバータ70、第1の明るさおよび第2の明るさに対応するA/Dコンバータの出力値が予め記憶されているマイコン92で構成されており、マイコン92は、A/Dコンバータ70の出力に基づいて、照明オン検出、明るさ遷移検出、照明オフ検出を行う。
前述の実施の形態においては、光検出器11が検出する明るさのレベルが第1の明るさ以上であることを検出する第1のコンパレータ61と光検出器11が検出する周囲明るさのレベルが第2の明るさ以下であることを検出する第2のコンパレータ62の2つのコンパレータを用いていた。
しかし、本実施の形態では、1つのA/Dコンバータを用いることによって、この2つのコンパレータの機能を実現しており、回路構成を簡単にすることができる。
実施の形態3.
図6は、実施の形態3に係わる電源制御装置の概略の構成を示すブロック図である。
前述の実施の形態1および2は、いずれも明るさを検出する光検出器を1つだけ用いた場合の例であった。
実施の形態1および2による電源制御装置では、テレビジョン受像機等の映像表示装置の前を人などが横切った場合は、ただ1つだけの光検出器への照明光が遮られ、部屋が暗くなったものと判断されて、電源制御装置が誤動作する恐れがある。
そこで、テレビジョン受像機等の映像表示装置の前を人などが横切ったことをより正確に、かつ、早く検出するために、光検出器を複数個使用することも考えられる。
以下、テレビジョン受像機等の映像表示装置の前を人などが横切った場合に、光検出器への照明光が遮られ、電源制御装置が誤動作するのを防止するために、光検出器を2個使用した場合の例について説明する。
本実施の形態における光検出手段12は、図6に示すように、第1の光検出器13と第2の光検出器14の2つの光検出器で構成されている。
そして、この第1の光検出器13と第2の光検出器14は、図7に示すように、例えばテレビジョン受像機などの映像表示装置の筐体に所定の間隔(所定の距離)を設けて配置されている。
また、本実施の形態における電源制御手段23は、図6に示すように、第1のA/Dコンバータ71、第2のA/Dコンバータ72およびマイコン93で構成されている。
第1のA/Dコンバータ71は、第1の光検出器13の出力電圧を読み取ってデジタル値に変換し、変換されたデジタル信号をマイコン93に出力する。
同様に、第2のA/Dコンバータ72は、第2の光検出器14の出力電圧を読み取ってデジタル値に変換し、変換されたデジタル信号をマイコン93に出力する。
マイコン93は、内部に、前述の第1の明るさおよび第2の明るさに対応する第1のA/Dコンバータと第2のA/Dコンバータの出力値が予め記憶されているメモリ、タイマおよびCPUなどを有しており、第1および第2のA/Dコンバータが出力するデジタル信号に応じてスイッチ3をオン/オフし、受像回路5に対する駆動電源4の出力電圧の印加/不印加を制御する。
なお、本実施の形態においても、第1のA/Dコンバータ71、第2のA/Dコンバータ72およびマイコン93は、一体に形成されたものであってもよい。
本実施の形態による電源制御装置の特徴的な動作について、以下に詳細に説明する。
図8は、映像表示装置が、例えば、25インチ以上の中、大型のテレビジョン受像機の場合に、人などが夜に照明のついた部屋でテレビジョン受像機の前を右から左に横切ったときの第1のA/Dコンバータ71および第2のA/Dコンバータ72の出力値の変化を示したものである。
このようなサイズのテレビジョン受像機の場合は、人などが前を横切ったときに、2つの光検出器(即ち、第1の光検出器13および第2の光検出器14)に入射する照明光を同時に遮ることがないような間隔(距離)を設けて、2つの光検出器を配置できる。
人がテレビジョン受像機の前を横切る前は、図8に示すT1以前の期間のように、第1の光検出器13および第2の光検出器14は、いずれも照明の光を直接受光するので、第1のA/Dコンバータ71および第2のA/Dコンバータ12は、いずれも照明オンと判定される閾値“A”よりも高い値が出力される。
人が右側に配置された第2の光検出器14の前を横切り始めると、第2のA/Dコンバータ72の出力が急激に下がり、T2−T4の期間では、照明オフと判定されてしまう閾値“B”を下回ってしまう。
しかし、その間でも、左側に配置された第1の光検出器13の方は、照明が遮られていないため、第1のA/Dコンバータ71の出力は、閾値“B”よりも高い。
さらに、人が左に移動していくと、第2の検出器14の検出値は上がり、逆に第1の光検出器13の検出値が下がってくる。
その結果、T5−T7の期間に示すように第1のA/Dコンバータ71の出力値が閾値“B”よりも低くなってしまうが、その時には、第2のA/Dコンバータ72の出力値が閾値“B”よりも高くなっている。
さらに、人が左に移動していき、第1の光検出器13が遮られなくなると、T8以降の期間のように再び第1のA/Dコンバータ71および第2のA/Dコンバータ72の出力値が共に閾値“A”を上回るようになる。
即ち、人が横切るときには、2つのA/Dコンバータ(即ち、第1のA/Dコンバータ71および第2のA/Dコンバータ72)の出力が共に閾値“B”を下回ることがなく、一方、実際に照明がオフされたときには、第1のA/Dコンバータ71および第2のA/Dコンバータ72の出力は共に閾値“B”を下回る。
従って、図4に示した照明オフ検出ステップ(S104)における照明オフの判定方法として、第1のA/Dコンバータ71の出力値が“B”よりも低く、かつ、第2のA/Dコンバータ72の出力値も“B”よりも低いかどうかを判定するようにすれば、4秒も待たずとも、人が横切ったのか、それとも照明がオフされたのかの区別を瞬時にすることが可能である。
従って、このシステムの場合、照明オフ検出ステップ(S104)における照明オフ検出時間は4秒よりも十分に短くすることが出来る。
一方、照明オン検出ステップ(S102)における照明オンの判定方法としては、第1のA/Dコンバータ71または第2のA/Dコンバータ72のどちらかが閾値“A”以上であることを検出すれば良い。
ちなみに、図8においては、照明が遮られ始めてから完全に隠れてしまうまでの時間、例えば、T1−T2間、T3−T5間の時間については、裸電球のような1点光源であるのか、あるいは、シャンデリアや蛍光灯などの面状光源であるのか、によって変わってくるので、図8中のT3とT4、または、T5とT6の前後関係については、あまり意味はない。
一方、図9は、20インチ以下の小型のテレビジョン受像機の場合に人などが夜に照明のついた部屋でテレビジョン受像機の前を右から左に横切ったときの第1のA/Dコンバータ71および第2のA/Dコンバータ72の出力値の変化を図示したものである。
このようなサイズのテレビジョン受像機の場合は、人などが横切ったときに、2つの光検出器を同時に照明からさえぎってしまう瞬間が存在する。
まず、第2の光検出器14が照明から遮られ、第2のA/Dコンバータ72の出力は時刻T3以降で閾値“B”を下回り、引き続き第1の光検出器13も照明から遮られて、第1のA/Dコンバータ71の出力も時刻T4以降で閾値“B”を下回る。
その後、時刻T5で第2の光検出器14が照明の影から抜け出して第2のA/Dコンバー72の出力が閾値“B”以上に復活する。
その後、時刻T6になって、第1の光検出器13も照明の影から抜け出して第1のA/Dコンバータ71の出力も閾値“B”以上に復活する。
即ち、このケースでは、T4−T5間は第1のA/Dコンバータ71および第2のA/Dコンバータ72のいずれもが共に閾値“B”を下回ることになる。
従って、前記した大型テレビジョン受像機の場合のような照明オフの判定方法だけでは人が横切ったのか、照明が実際にオフされたのかの区別が出来ないことになる。
しかし、この場合にも、2つのA/Dコンバータ(即ち、第1のA/Dコンバータ71および第2のA/Dコンバータ72)が閾値“B”を下回った時刻の差、即ちT3−T4の時間に着目することによって、人が横切った場合と照明がオフされた場合の区別をすることが可能である。
即ち、人が横切った場合は、T3とT4の時間差|T4−T3|は、
|T4−T3| = L/v 式(1)
ここで、Lは第1の光検出器13と第2の光検出器14の間隔、
vは人が横切るスピード
であるが、照明がオフされた場合は、|T4−T3|は基本的に“0”とみなされる。
ただし、実際のマイコンの処理においては、第1のA/Dコンバータ71と第2のA/Dコンバータ72からの入力のタイミングの差によって、片方のA/Dコンバータの検出値が閾値“B”を下回っても、他方のA/Dコンバータの検出値がまだ閾値“B”を下回っていない可能性もある。
この場合には、T3、T4が1判定周期分(ここでは50ms分)ずれて検出されることもある。
よって、照明がオフされた場合は、
|T4−T3| ≦ 1*(判定周期) 式(2)
とすることが出来る。よって、人が横切った場合には、必ず
|T4−T3| > 1*(判定周期) 式(3)
となっていれば、人が横切った場合と照明オフされた場合を区別することが出来る。
なお、式(2)および式(3)において、“*”は×(積)を表している。
逆に、式(1)、式(3)より、
(判定周期) < L/v 式(4)
が要求される。
具体的には、人が家の中で小走りをして、小型のテレビジョン受像機の前を2m/秒で横切る場合でも、例えば、第1および第2の光検出器の間隔が20cmの場合では、判定周期は100ms未満であればよい。本実施の形態における判定周期の50msは、この条件を満足するものである。
さらに、式(4)を満足するとき、図10のアルゴリズムに示した照明オフ検出ステップを設けることによって人が横切った場合には電源オフされず、照明オフされたときだけ電源オフすることが可能となる。
図10は、本実施の形態における電源制御装置の照明オフ検出ステップを示したものであり、図4に示した実施の形態1における全検出ステップ(動作アルゴリズム)のうちの照明オフ検出ステップ(S104)に相当するものである。
なお、本実施の形態における電源制御装置の初期設定ステップ、照明オン検出ステップおよび遷移検出ステップは、図4における初期設定ステップ(S101)、照明オン検出ステップ(S102)および遷移検出ステップ(S103)と同一である。
以下、図10に示した照明オフ検出ステップについて詳細に説明する。
予め、第1のA/Dコンバータ71に対応するオフカウンタ1と第2のA/Dコンバータ72に対応するオフカウンタ2を用意しておく。共にカウンターの初期値は0である。
まず、第1のA/Dコンバータ71出力が閾値“B”を下回っているかを判定し、下回っていたらオフカウンタ1を1つ増やし、下回っていなかったらオフカウンタ1を“0”クリアする。
次に、第2のA/Dコンバータ72の出力が閾値“B”を下回っているかを判定し、下回っていたらオフカウンタ2を1つ増やし、下回っていなければオフカウンタ2を“0”クリアする。
ここで、オフカウンタ1とオフカウンタ2の差が1以下であるかどうかを判定し、1以下でなければ、人が横切ったとみなし、全てのカウンタを0クリアし、照明オン検出ステップの最初からやり直す。
1以下ならば、照明オフが検出されたとみなす。さらに、照明オフが検出された場合、所定のカウンタ値(ここでは10)に到達、即ち0.5秒間継続して照明オフが検出されていたら、電源を落とす。
なお、上述の説明では、光検出器およびA/Dコンバータそれぞれ2つである場合について説明したが、これらは2つ以上であれば同様の処理をすることが出来る。
即ち、オフカウンタを光検出器の数だけ用意しそれらのカウンタ値の差分が1以下でないとき、即ち、A/Dコンバータの出力が閾値“B”を下回った時刻の差が判定周期以下でないときには、人が横切ったと判断することにより、小型のテレビジョン受像機でも確実に人が横切った時の誤動作を防ぐことが出来る。さらに、この処理方法は、中、大型のテレビジョン受像機に対しても適応できることは言うまでも無い。
また、閾値“B”を下回る時刻の差については、理想的には判定周期の1倍であるが、式(4)を満たす範囲で、判定周期の2倍または3倍であっても同様の効果が得られる。
以上説明したように、本実施の形態による電源制御装置は、受像した映像を表示する受像回路5と、受像回路5を駆動するための駆動電源4と、受像回路5に対して駆動電源4の出力をオン/オフするスイッチ3で構成され、光検出手段12が検出する周囲明るさのレベル変動に応じてスイッチ3をオン/オフして受像回路5の駆動を制御する電源制御装置であって、受像回路5が設置されている場所の明るさが第1の明るさ以上またはより大であることを検出する照明オン検出手段と、照明オン検出手段によって明るさが第1の明るさ以上またはより大であることが検出された後に、予め定めた第1の時間内に第1の明るさよりも低い第2の明るさ以下または未満に遷移したことを検出する明るさ遷移検出手段と、第2の明るさ以下または未満に遷移した後に、第2の明るさが予め定めた第2の時間継続することを検出する照明オフ検出手段とで構成された電源制御手段23を備えている。
そして、光検出手段12は、所定の間隔を設けて配置された第1の光検出器13と第2の光検出器14で構成され、電源制御手段23は、第1の光検出器13が検出する周囲明るさに対応する電圧が入力される第1のA/Dコンバータ71、第2の光検出器14が検出する周囲明るさに対応する電圧が入力される第2のA/Dコンバータ72、第1の明るさおよび第2の明るさに対応する第1のA/Dコンバータ13と第2のA/Dコンバータ14の出力値が予め記憶されているマイコン93とで構成されており、照明オフ検出手段は、第1の光検出器13および第2の光検出器14の検出レベルが、第2の明るさに対応するレベル以下または未満であるときに照明オフと判断する。
また、本実施の形態による電源制御装置の照明オフ検出手段は、第1の光検出器13と第2の光検出器14の検出レベルが第2の明るさに対応するレヘル以下または未満になった時刻の差が所定の時間以内または未満であるときに照明オフと判断する。
また、本実施の形態による電源制御方法は、映像表示装置が設置されている部屋の照明が点灯されており、部屋の明るさが第1の明るさ以上またはより大であることを検出する照明オン検出ステップS102と、照明オン検出ステップ102において部屋の明るさが第1の明るさ以上またはより大であることが検出された後に、予め定めた第1の時間内に第1の明るさよりも低い第2の明るさ以下または未満に遷移することを検出する明るさ遷移検出ステップS103と、第2の明るさ以下または未満に遷移した後に、第2の明るさ以下または未満の状態が予め定めた第2の時間継続したことを検出すると、照明オフであると判断する照明オフ検出ステップS104とを有し、照明オフ検出ステップにおける検出結果に基づいて、映像表示装置の駆動電源をオン/オフする電源制御方法であって、
部屋の明るさは、所定の間隔を設けて配置された第1の光検出器13と第2の光検出器14を用いて検出され、照明オフ検出ステップS104は、第1の光検出器13と第2の光検出器14の検出レベルが第2の明るさ以下または未満であるときに、照明オフと判断する。
また、本実施の形態による電源制御方法によれば、部屋の明るさは、所定の間隔を設けて配置された第1の光検出器13と第2の光検出器14を用いて検出され、照明オフ検出ステップS104は、第1の光検出器13と第2の光検出器14の検出レベルが第2の明るさに対応するレベル以下または未満になった時刻の差が、所定の時間以内または未満であるときに照明オフと判断する。
従って、本実施の形態による電源制御装置あるいは電源制御方法によれば、日暮れに部屋の明るさが徐々に暗くなるような場合に視聴していたテレビジョン受像機等の映像表示装置の電源が意図せず切れることはなく、且つ、夜に部屋の照明を消したときには自動的に映像表示装置の電源を切ることができると共に、更に、映像表示装置の前を人が横切って光検出器への照明光が遮られるような場合であっても、部屋が暗くなったものと判断されて、電源制御装置が誤動作するのを防止することができる。
なお、以上の実施の形態1〜3においては、部屋の明るさに応じてテレビジョン受像機のような受像回路に対して電源をオン/オフ制御する電源制御装置の例について述べたが、映像を表示する表示装置とこれを駆動する駆動電源とで構成される映像表示装置に対して、このような電源制御装置を組み込んでもよい。
これにより、日暮れに部屋の明るさが徐々に暗くなるような場合でも視聴していた表示装置の電源が意図せず切れることはなく、且つ、夜に部屋の照明を消したときには自動的に表示装置の電源を切ることができる映像表示装置を得ることができる。
また、表示装置の前を人が横切った場合であっても、部屋が暗くなったものと判断されて、電源がオフとなる誤動作を防止できる映像表示装置を得ることができる。
また、以上の実施の形態1〜3においては、テレビジョン受像機のような映像表示装置に対して電源をオン/オフ制御する電源制御装置について述べたが、このような映像表示装置はテレビジョン受像機に限られるものではなく、映像を表示するパソコンや投写型の表示装置などであってもよいことは言うまでもない。
この発明は、部屋の明るさが徐々に暗くなる日暮れ時に、視聴していた映像表示装置の電源が意図せず切れることはなく、且つ、夜に部屋の照明を消したときには自動的に映像表示装置の電源を切ることができる電源制御装置の実現に有用である。
この発明に係わる電源制御装置の構成を概念的に示すブロック図である。 この発明の実施の形態1による電源制御装置の概略構成を示すブロック図である。 映像表示装置が設置されている場所の動作環境(明るさ)の変化の変化例を示す図である。 実施の形態による電源制御装置の動作アルゴリズムを説明するためのフローチャートである。 この発明の実施例1の電源制御手段の動作を示すアルゴリズムである。 実施の形態2に係わる電源制御装置の概略構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係わる電源制御装置の概略構成を示すブロック図である。 実施の形態3において、2つの光検出器の配置状態を示す図である。 実施の形態3において、人が中型・大型映像表示装置の前を横切ったときの電源制御手段の動作を説明するための図である。 実施の形態3において、人が小型映像表示装置の前を横切ったときの電源制御手段の動作を説明するための図である。 実施の形態3における照明オフ検出ステップの動作アルゴリズムを説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 光検出手段 2 電源制御手段
3 スイッチ 4 駆動電源
5 受像回路
11 光検出器 12 光検出手段
13 第1の光検出器 14 第2の光検出器
20、22、23 電源制御手段
61 第1のンパレータ 62 第2のコンパレータ
70 A/Dコンバータ
71 第1のA/Dコンバータ 72 第2のA/Dコンバータ
91、92、93 マイコン

Claims (9)

  1. 受像した映像を表示する受像回路と、上記受像回路を駆動するための駆動電源と、上記受像回路に対して上記駆動電源の出力をオン/オフするスイッチで構成され、光検出手段が検出する周囲明るさのレベル変動に応じて上記スイッチをオン/オフして上記受像回路の駆動を制御する電源制御装置であって、
    上記受像回路が設置されている場所の明るさが第1の明るさ以上であることを検出する照明オン検出手段と、
    上記照明オン検出手段によって明るさが上記第1の明るさ以上であることが検出された後に、予め定めた第1の時間内に上記第1の明るさよりも低い第2の明るさ以下に遷移したことを検出する明るさ遷移検出手段と、
    上記第2の明るさ以下に遷移した後に、上記第2の明るさが予め定めた第2の時間継続することを検出する照明オフ検出手段とで構成された電源制御手段を備え、
    上記電源制御手段は、上記照明オフ検出手段の検出結果に基づいて上記スイッチをオフとして上記受像回路の駆動を停止することを特徴とする電源制御装置。
  2. 上記電源制御手段は、上記光検出手段が検出する明るさのレベルが上記第1の明るさ以上であることを検出する第1のコンパレータ、上記光検出手段が検出する周囲明るさのレベルが上記第2の明るさ以下であることを検出する第2のコンパレータ、上記第1のコンパレータおよび第2のコンパレータの検出結果に基づいて、上記照明オン検出、明るさ遷移検出、照明オフ検出を行うマイコンで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電源制御装置。
  3. 上記電源制御手段は、上記光検出手段が検出する周囲明るさに対応する電圧が入力されるA/Dコンバータ、上記第1の明るさおよび上記第2の明るさに対応する上記A/Dコンバータの出力値が予め記憶されているマイコンで構成されており、上記マイコンは、上記A/Dコンバータの出力に基づいて、上記照明オン検出、明るさ遷移検出、照明オフ検出を行うことを特徴とする請求項1に記載の電源制御装置。
  4. 上記光検出手段は、所定の間隔を設けて配置された第1の光検出器と第2の光検出器で構成され、
    上記電源制御手段は、上記第1の光検出器が検出する周囲明るさに対応する電圧が入力される第1のA/Dコンバータ、上記第2の光検出器が検出する周囲明るさに対応する電圧が入力される第2のA/Dコンバータ、上記第1の明るさおよび上記第2の明るさに対応する上記第1のA/Dコンバータと上記第2のA/Dコンバータの出力値が予め記憶されているマイコンとで構成されており、
    上記照明オフ検出手段は、上記第1の光検出器および第2の光検出器の検出レベルが、上記第2の明るさに対応するレベル以下であるときに照明オフと判断することを特徴とする請求項3に記載の電源制御装置。
  5. 上記光検出手段は、所定の間隔を設けて配置された第1の光検出器と第2の光検出器で構成され、
    上記電源制御手段は、上記第1の光検出器が検出する周囲明るさに対応する電圧が入力される第1のA/Dコンバータ、上記第2の光検出器が検出する周囲明るさに対応する電圧が入力される第2のA/Dコンバータ、上記第1の明るさおよび上記第2の明るさに対応する上記第1のA/Dコンバータと上記第2のA/Dコンバータの出力値が予め記憶されているマイコンとで構成されており、
    上記照明オフ検出手段は、上記第1の光検出器と第2の光検出器の検出レベルが、上記第2の明るさに対応するレベル以下になった時刻の差が所定の時間以内であるときに照明オフと判断することを特徴とする請求項3に記載の電源制御装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の電源制御装置を備えたことを特徴とする映像表示装置。
  7. 映像表示装置の駆動電源をオン/オフ制御する電源制御方法であって、
    上記映像表示装置が設置されている部屋の照明が点灯されており、上記部屋の明るさが第1の明るさ以上であることを検出する照明オン検出ステップと、
    上記照明オン検出ステップにおいて部屋の明るさが上記第1の明るさ以上であることが検出された後に、予め定めた第1の時間内に上記第1の明るさよりも低い第2の明るさ以下に遷移することを検出する明るさ遷移検出ステップと、
    上記第2の明るさ以下に遷移した後に、上記第2の明るさ以下の状態が予め定めた第2の時間継続したことを検出すると、照明オフであると判断する照明オフ検出ステップとを有し、
    上記照明オフ検出ステップにおける検出結果に基づいて、上記映像表示装置の駆動電源をオフにすることを特徴とする電源制御方法。
  8. 上記部屋の明るさは、所定の間隔を設けて配置された第1の光検出器と第2の光検出器を用いて検出され、
    上記照明オフ検出ステップは、上記第1の光検出器と第2の光検出器の検出レベルが、上記第2の明るさに対応するレベル以下であるときに照明オフと判断することを特徴とする請求項7に記載の電源制御方法。
  9. 上記部屋の明るさは、所定の間隔を設けて配置された第1の光検出器と第2の光検出器を用いて検出され、
    上記照明オフ検出ステップは、上記第1の光検出器と第2の光検出器の検出レベルが、上記第2の明るさに対応するレベル以下になった時刻の差が所定の時間以内であるときに照明オフと判断することを特徴とする請求項7に記載の電源制御方法。
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