JP2007243679A - 電源制御装置、電源制御方法および映像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】部屋の明るさが第1の明るさ以上であることを検出する照明オン検出手段、照明オン検出手段によって明るさが第1の明るさ以上であることが検出された後に、予め定めた第1の時間内に第1の明るさよりも低い第2の明るさ以下に遷移したことを検出する明るさ遷移検出手段、第2の明るさ以下に遷移した後に、第2の明るさが予め定めた第2の時間継続することを検出する照明オフ検出手段とで構成された電源制御手段2を備え、電源制御手段2は、照明オフ検出手段の検出結果に基づいて映像表示装置の駆動停止を制御する
【選択図】図3
Description
従って、就寝する際の消灯の前に、必ずリモコンまたはテレビジョン受像機本体の電源ボタンを押してテレビジョン受像機の電源を切る必要があった。
逆に、テレビジョン受像機の電源を切り忘れたときには、無駄な電力が消費されてしまうことになる。
また、テレビジョン受像機の前方において、動く物体を一定時間以上検出しなければ、自動的に自身の電源を切るものもある。(例えば、特許文献1を参照)
さらに、情報処理装置や携帯電話機においては、周囲の明るさを検出し、明るさが所定の基準値よりも暗くなると、即時に、あるいは所定時間経過後に、自動的に自身の電源を切るものもある(例えば、特許文献2あるいは特許文献3を参照)。
従って、その間は無駄な電力が消費されることになり、それを避けるためには、結局、使用者が自らテレビジョン受像機の電源を切ることが必要となる。
また、特許文献1(特開2000−295543号公報)に示されているテレビジョン受像機用電源制御装置においては、物体の動きを検出する検出センサーが必要となり、コストアップの原因となる。
従って、日暮れかけて徐々に暗くなるときに部屋の照明を点灯せずにテレビジョン受像機を見ていると、視聴者がテレビジョン受像機を視つづけるつもりであっても、意図せずにテレビジョン受像機の電源が切れてしまう、という問題があった。
上記受像回路が設置されている場所の明るさが第1の明るさ以上であることを検出する照明オン検出手段と、上記照明オン検出手段によって明るさが上記第1の明るさ以上であることが検出された後に、予め定めた第1の時間内に上記第1の明るさよりも低い第2の明るさ以下に遷移したことを検出する明るさ遷移検出手段と、上記第2の明るさ以下に遷移した後に、上記第2の明るさが予め定めた第2の時間継続することを検出する照明オフ検出手段とで構成された電源制御手段を備え、
上記電源制御手段は、上記照明オフ検出手段の検出結果に基づいて上記スイッチをオフとして上記受像回路の駆動を停止するものである。
上記映像表示装置が設置されている部屋の照明が点灯されており、上記部屋の明るさが第1の明るさ以上であることを検出する照明オン検出ステップと、上記照明オン検出ステップにおいて部屋の明るさが上記第1の明るさ以上であることが検出された後に、予め定めた第1の時間内に上記第1の明るさよりも低い第2の明るさ以下に遷移することを検出する明るさ遷移検出ステップと、上記第2の明るさ以下に遷移した後に、上記第2の明るさ以下の状態が予め定めた第2の時間継続したことを検出すると、照明オフであると判断する照明オフ検出ステップとを有し、
上記照明オフ検出ステップにおける検出結果に基づいて、上記映像表示装置の駆動電源をオフにするものである。
なお、各図間において、同一符合は、同一あるいは相当のものであることを表す。
実施の形態1.
図1は、この発明に係わる電源制御装置の構成を概念的に示すブロック図である。
図に示すように、この発明による電源制御装置は、周囲の明るさを検出し、明るさに応じた検出信号を出力する光検出手段1、該光検出手段1からの検出信号を入力し、入力された検出信号に基づいて電源の入り/切りを判断する電源制御手段2、電源制御手段2によって入り/切りされるスイッチ3、受像回路を駆動する駆動電源4、映像を表示する受像回路5で構成されている。
即ち、本実施の形態による電源制御装置は、映像表示装置の一例であるテレビジョン受像機の電源をオン/オフ制御するものであるとして説明する。
本実施の形態による電源制御装置において、光検出器11はテレビジョン受像機が設置されている周囲の明るさを検出し、例えば、0lx(lx:ルクス)から100lx以上の範囲で周囲の明るさに概比例する電圧を出力する。
なお、この光検出器11は、図1における光検出手段1に相当するものであり、テレビジョン受像機の本体(筐体)に配置されている。
即ち、電源制御手段21のマイコン91は、第1のコンパレータ61および第2のコンパレータ62からの制御信号に基づいて、スイッチ3をオン/オフ制御して、受像回路5を動作状態あるいは不動作状態に制御する。
図3は、テレビジョン受像機等の映像表示装置が設置されている場所(例えば、室内)の動作環境の変化(即ち、明るさの変化)例を示す図である。
まず、夜に照明をつけた状態から部屋の照明を消したときのことを考える。
図3中の照明オン期間のように、夜に部屋の照明がオンされていて、テレビジョン受像機の光検出器11における照度が50lxであった場合について説明する。
このとき、光検出器11から出力される電圧によって、第1のコンパレータ61の出力は“H”となり、一方、第2のコンパレータ62の出力は“L”となる。
さらに、図3中の照明オフ期間のように、照明器具からの発光が止まり、光検出器11における照度が第2の明るさである10lx以下または未満になった場合は、第1のコンパレータ61の出力は“L”のままであるが、第2のコンパレータ62の出力は“H”になる。
マイコン91は、定期的に(ここでは50msごとに)、第1のコンパレータ61および第2のコンパレータ62からの制御信号を判定し、図4に示すようなアルゴリズムに従って、電源制御を行う。
この制御信号の判定周期については、照明オフ時の明るさ遷移期間や、部屋の中での人の移動などを検知するためにも、数100ms以内にしておくことが望ましい。
まず、予め、照明オン期間の時間を測定するためのオンカウンタ、明るさ遷移期間の時間を測定する遷移カウンタ、照明オフ期間の時間を測定するオフカウンタを用意し、初期段階(初期設定ステップ)では、いずれも“0”としておく。(ステップS101)
次に、照明オン検出ステップ(ステップS102)において、照明がオンされている状態が所定の時間(例えば、ここでは2秒とする)続いていることを検出する。
逆に、第1のコンパレータ61からの制御信号が“L”(照明はオンではない)ならば、照明が消された可能性があり、オンカウンタが40以上、即ち照明オン状態が2秒以上続いていた場合に限り、次の明るさ遷移検出ステップ(S103)に移行する。
オンカウンタが40未満、即ち、照明オン状態が2秒続いていなかった場合は、オンカウンタを“0”クリアし、最初から照明オン検出ステップをやりなおす。
即ち、このステップにおいては、50msごとに明るさ遷移カウンタが1つずつ増加してゆき、明るさ遷移カウンタが“120”になっていたら(即ち、6秒以内に後述する電源オフ処理までたどりつけなかったら)全てのカウンタを“0”クリアし、照明オン検出ステップの最初からやり直しとなり、明るさ遷移カウンタがまだ“120”になっていなかったら、照明オフ検出ステップ(ステップS104)に移行する。
この照明オフ検出ステップでは、照明オフ状態(即ち、第2のコンパレータ62の出力が“L”)ならば、オフカウンタを1つ増やし、オフカウンタが“80”になっていたら(即ち、4秒連続で照明オフ状態が続いていたら)、スイッチ3をオフとし、駆動電源4から受像回路5への電源供給をオフする。
逆に照明オフ状態でなければ、まだ明るさ遷移期間中であるとみなし、オフカウンタを0クリアして照明オフ検出を最初から行う。
ここで、前述のとおり、「遷移検出ステップにて6秒を計測する間に、照明オフ検出ステップで4秒連続して照明オフであることを検出すれば電源オフされる」ということは、裏を返せば、「遷移期間が6−4=2秒以内であれば電源オフされる」ということになる。
ここで、照明オン状態の検出時間については、ノイズの排除と照明をつけてテレビジョン受像機を視聴していたことを確認できる時間であれば良いので、2秒にこだわる必要はなく、ノイズが問題にならないシステムであれば、照明オン状態を“一瞬”検出するだけでも日暮れ時の徐々に暗くなるケースを排除するという主目的は達せられる。
また、照明がついている状態から2秒以内に照明が消えている状態に急激に遷移したことを検出できるため、照明をつけていない室内で日暮れに徐々に部屋が暗くなるままテレビジョン受像機を見ているときには、勝手に電源がオフされることはなくなる。
ここで、明るさ遷移期間としては、日暮れ時に徐々に暗くなる状態を排除でき、かつ、可変ボリューム型の照明スイッチによって照明オフされるのに十分な時間であれば2秒にこだわる必要はない。
さらには、照明オフ状態を4秒検出するので、人などがテレビジョン受像機の前を横切ったときに一瞬光検出器部の照度が暗くなり、照明オフと検出されて電源がオフされてしまうこともない。
ここで、照明オフ状態の検出時間については、人などがテレビジョン受像機の前を横切る時間以上であれば4秒にこだわることはない。
図5は、実施の形態2に係わる電源制御装置の概略構成を示すブロック図である。
本実施の形態では、図5に示すように電源制御手段22はA/Dコンバータ70とマイコン92で構成されている。
後述するように、A/Dコンバータ70は、光検出器11の出力電圧(アナログ電圧)を読み取ってデジタル値に変換し、変換されたデジタル信号を出力する。
また、マイコン92は、内部にメモリ、タイマ、CPUなどを有しており、A/Dコンバータ70のデジタル信号に応じてスイッチ3をオン/オフし、受像回路5に対する駆動電源4の出力電圧の印加/不印加を制御する。
光検出器11によって周囲の明るさが電圧に変換され、さらにA/Dコンバータ70によってデジタル信号に変換され、マイコン92に入力される。
マイコン92では、前述の実施の形態1の場合と同様に、図4に示したアルゴリズムで処理が行われる。
ただし、図4において、照明オン検出ステップ(S102)における照明オンの判定および照明オフ検出ステップ(S104)における照明オフの判定については、A/Dコンバータ70からの出力値(デジタル信号)を用いる点が実施の形態1の場合と異なる。
以下、実施の形態1との相違点について、より詳細に説明する。
マイコン92内のメモリには、予め“A”および“B”の値が記憶されている。
なお、この“A”および“B”の値は、使用者が可変できるものであっても良い。
このとき、図4中の照明オン検出ステップ(S102)における照明オンの判定方法としては、A/Dコンバータ70の出力値(即ち、マイコン92の入力値)が“A”以上またはより大であるかどうかを判定すればよい。
その他の処理については、実施例1の説明と同じである。
なお、本実施の形態におけるA/Dコンバータ70は、マイコン92と別のものとして説明しているが、実際には、マイコン92の機能の一部として取り込まれている場合が多いため、コストアップの要因にはならない。
また、A/Dコンバータ70の出力値が閾値“B”以下である場合に照明オフであると判定しているが、A/Dコンバータ70の出力値が閾値“B”未満である場合に照明オフであると判定してもよい。
そして、該電源制御手段22は、光検出手段(光検出器11)が検出する周囲明るさに対応する電圧が入力されるA/Dコンバータ70、第1の明るさおよび第2の明るさに対応するA/Dコンバータの出力値が予め記憶されているマイコン92で構成されており、マイコン92は、A/Dコンバータ70の出力に基づいて、照明オン検出、明るさ遷移検出、照明オフ検出を行う。
しかし、本実施の形態では、1つのA/Dコンバータを用いることによって、この2つのコンパレータの機能を実現しており、回路構成を簡単にすることができる。
図6は、実施の形態3に係わる電源制御装置の概略の構成を示すブロック図である。
前述の実施の形態1および2は、いずれも明るさを検出する光検出器を1つだけ用いた場合の例であった。
実施の形態1および2による電源制御装置では、テレビジョン受像機等の映像表示装置の前を人などが横切った場合は、ただ1つだけの光検出器への照明光が遮られ、部屋が暗くなったものと判断されて、電源制御装置が誤動作する恐れがある。
そこで、テレビジョン受像機等の映像表示装置の前を人などが横切ったことをより正確に、かつ、早く検出するために、光検出器を複数個使用することも考えられる。
以下、テレビジョン受像機等の映像表示装置の前を人などが横切った場合に、光検出器への照明光が遮られ、電源制御装置が誤動作するのを防止するために、光検出器を2個使用した場合の例について説明する。
そして、この第1の光検出器13と第2の光検出器14は、図7に示すように、例えばテレビジョン受像機などの映像表示装置の筐体に所定の間隔(所定の距離)を設けて配置されている。
また、本実施の形態における電源制御手段23は、図6に示すように、第1のA/Dコンバータ71、第2のA/Dコンバータ72およびマイコン93で構成されている。
第1のA/Dコンバータ71は、第1の光検出器13の出力電圧を読み取ってデジタル値に変換し、変換されたデジタル信号をマイコン93に出力する。
同様に、第2のA/Dコンバータ72は、第2の光検出器14の出力電圧を読み取ってデジタル値に変換し、変換されたデジタル信号をマイコン93に出力する。
なお、本実施の形態においても、第1のA/Dコンバータ71、第2のA/Dコンバータ72およびマイコン93は、一体に形成されたものであってもよい。
本実施の形態による電源制御装置の特徴的な動作について、以下に詳細に説明する。
このようなサイズのテレビジョン受像機の場合は、人などが前を横切ったときに、2つの光検出器(即ち、第1の光検出器13および第2の光検出器14)に入射する照明光を同時に遮ることがないような間隔(距離)を設けて、2つの光検出器を配置できる。
人がテレビジョン受像機の前を横切る前は、図8に示すT1以前の期間のように、第1の光検出器13および第2の光検出器14は、いずれも照明の光を直接受光するので、第1のA/Dコンバータ71および第2のA/Dコンバータ12は、いずれも照明オンと判定される閾値“A”よりも高い値が出力される。
しかし、その間でも、左側に配置された第1の光検出器13の方は、照明が遮られていないため、第1のA/Dコンバータ71の出力は、閾値“B”よりも高い。
さらに、人が左に移動していくと、第2の検出器14の検出値は上がり、逆に第1の光検出器13の検出値が下がってくる。
その結果、T5−T7の期間に示すように第1のA/Dコンバータ71の出力値が閾値“B”よりも低くなってしまうが、その時には、第2のA/Dコンバータ72の出力値が閾値“B”よりも高くなっている。
即ち、人が横切るときには、2つのA/Dコンバータ(即ち、第1のA/Dコンバータ71および第2のA/Dコンバータ72)の出力が共に閾値“B”を下回ることがなく、一方、実際に照明がオフされたときには、第1のA/Dコンバータ71および第2のA/Dコンバータ72の出力は共に閾値“B”を下回る。
従って、図4に示した照明オフ検出ステップ(S104)における照明オフの判定方法として、第1のA/Dコンバータ71の出力値が“B”よりも低く、かつ、第2のA/Dコンバータ72の出力値も“B”よりも低いかどうかを判定するようにすれば、4秒も待たずとも、人が横切ったのか、それとも照明がオフされたのかの区別を瞬時にすることが可能である。
従って、このシステムの場合、照明オフ検出ステップ(S104)における照明オフ検出時間は4秒よりも十分に短くすることが出来る。
ちなみに、図8においては、照明が遮られ始めてから完全に隠れてしまうまでの時間、例えば、T1−T2間、T3−T5間の時間については、裸電球のような1点光源であるのか、あるいは、シャンデリアや蛍光灯などの面状光源であるのか、によって変わってくるので、図8中のT3とT4、または、T5とT6の前後関係については、あまり意味はない。
このようなサイズのテレビジョン受像機の場合は、人などが横切ったときに、2つの光検出器を同時に照明からさえぎってしまう瞬間が存在する。
まず、第2の光検出器14が照明から遮られ、第2のA/Dコンバータ72の出力は時刻T3以降で閾値“B”を下回り、引き続き第1の光検出器13も照明から遮られて、第1のA/Dコンバータ71の出力も時刻T4以降で閾値“B”を下回る。
その後、時刻T5で第2の光検出器14が照明の影から抜け出して第2のA/Dコンバー72の出力が閾値“B”以上に復活する。
その後、時刻T6になって、第1の光検出器13も照明の影から抜け出して第1のA/Dコンバータ71の出力も閾値“B”以上に復活する。
従って、前記した大型テレビジョン受像機の場合のような照明オフの判定方法だけでは人が横切ったのか、照明が実際にオフされたのかの区別が出来ないことになる。
しかし、この場合にも、2つのA/Dコンバータ(即ち、第1のA/Dコンバータ71および第2のA/Dコンバータ72)が閾値“B”を下回った時刻の差、即ちT3−T4の時間に着目することによって、人が横切った場合と照明がオフされた場合の区別をすることが可能である。
|T4−T3| = L/v 式(1)
ここで、Lは第1の光検出器13と第2の光検出器14の間隔、
vは人が横切るスピード
であるが、照明がオフされた場合は、|T4−T3|は基本的に“0”とみなされる。
ただし、実際のマイコンの処理においては、第1のA/Dコンバータ71と第2のA/Dコンバータ72からの入力のタイミングの差によって、片方のA/Dコンバータの検出値が閾値“B”を下回っても、他方のA/Dコンバータの検出値がまだ閾値“B”を下回っていない可能性もある。
この場合には、T3、T4が1判定周期分(ここでは50ms分)ずれて検出されることもある。
|T4−T3| ≦ 1*(判定周期) 式(2)
とすることが出来る。よって、人が横切った場合には、必ず
|T4−T3| > 1*(判定周期) 式(3)
となっていれば、人が横切った場合と照明オフされた場合を区別することが出来る。
なお、式(2)および式(3)において、“*”は×(積)を表している。
逆に、式(1)、式(3)より、
(判定周期) < L/v 式(4)
が要求される。
具体的には、人が家の中で小走りをして、小型のテレビジョン受像機の前を2m/秒で横切る場合でも、例えば、第1および第2の光検出器の間隔が20cmの場合では、判定周期は100ms未満であればよい。本実施の形態における判定周期の50msは、この条件を満足するものである。
図10は、本実施の形態における電源制御装置の照明オフ検出ステップを示したものであり、図4に示した実施の形態1における全検出ステップ(動作アルゴリズム)のうちの照明オフ検出ステップ(S104)に相当するものである。
なお、本実施の形態における電源制御装置の初期設定ステップ、照明オン検出ステップおよび遷移検出ステップは、図4における初期設定ステップ(S101)、照明オン検出ステップ(S102)および遷移検出ステップ(S103)と同一である。
予め、第1のA/Dコンバータ71に対応するオフカウンタ1と第2のA/Dコンバータ72に対応するオフカウンタ2を用意しておく。共にカウンターの初期値は0である。
まず、第1のA/Dコンバータ71出力が閾値“B”を下回っているかを判定し、下回っていたらオフカウンタ1を1つ増やし、下回っていなかったらオフカウンタ1を“0”クリアする。
次に、第2のA/Dコンバータ72の出力が閾値“B”を下回っているかを判定し、下回っていたらオフカウンタ2を1つ増やし、下回っていなければオフカウンタ2を“0”クリアする。
ここで、オフカウンタ1とオフカウンタ2の差が1以下であるかどうかを判定し、1以下でなければ、人が横切ったとみなし、全てのカウンタを0クリアし、照明オン検出ステップの最初からやり直す。
1以下ならば、照明オフが検出されたとみなす。さらに、照明オフが検出された場合、所定のカウンタ値(ここでは10)に到達、即ち0.5秒間継続して照明オフが検出されていたら、電源を落とす。
即ち、オフカウンタを光検出器の数だけ用意しそれらのカウンタ値の差分が1以下でないとき、即ち、A/Dコンバータの出力が閾値“B”を下回った時刻の差が判定周期以下でないときには、人が横切ったと判断することにより、小型のテレビジョン受像機でも確実に人が横切った時の誤動作を防ぐことが出来る。さらに、この処理方法は、中、大型のテレビジョン受像機に対しても適応できることは言うまでも無い。
また、閾値“B”を下回る時刻の差については、理想的には判定周期の1倍であるが、式(4)を満たす範囲で、判定周期の2倍または3倍であっても同様の効果が得られる。
部屋の明るさは、所定の間隔を設けて配置された第1の光検出器13と第2の光検出器14を用いて検出され、照明オフ検出ステップS104は、第1の光検出器13と第2の光検出器14の検出レベルが第2の明るさ以下または未満であるときに、照明オフと判断する。
これにより、日暮れに部屋の明るさが徐々に暗くなるような場合でも視聴していた表示装置の電源が意図せず切れることはなく、且つ、夜に部屋の照明を消したときには自動的に表示装置の電源を切ることができる映像表示装置を得ることができる。
また、表示装置の前を人が横切った場合であっても、部屋が暗くなったものと判断されて、電源がオフとなる誤動作を防止できる映像表示装置を得ることができる。
また、以上の実施の形態1〜3においては、テレビジョン受像機のような映像表示装置に対して電源をオン/オフ制御する電源制御装置について述べたが、このような映像表示装置はテレビジョン受像機に限られるものではなく、映像を表示するパソコンや投写型の表示装置などであってもよいことは言うまでもない。
3 スイッチ 4 駆動電源
5 受像回路
11 光検出器 12 光検出手段
13 第1の光検出器 14 第2の光検出器
20、22、23 電源制御手段
61 第1のンパレータ 62 第2のコンパレータ
70 A/Dコンバータ
71 第1のA/Dコンバータ 72 第2のA/Dコンバータ
91、92、93 マイコン
Claims (9)
- 受像した映像を表示する受像回路と、上記受像回路を駆動するための駆動電源と、上記受像回路に対して上記駆動電源の出力をオン/オフするスイッチで構成され、光検出手段が検出する周囲明るさのレベル変動に応じて上記スイッチをオン/オフして上記受像回路の駆動を制御する電源制御装置であって、
上記受像回路が設置されている場所の明るさが第1の明るさ以上であることを検出する照明オン検出手段と、
上記照明オン検出手段によって明るさが上記第1の明るさ以上であることが検出された後に、予め定めた第1の時間内に上記第1の明るさよりも低い第2の明るさ以下に遷移したことを検出する明るさ遷移検出手段と、
上記第2の明るさ以下に遷移した後に、上記第2の明るさが予め定めた第2の時間継続することを検出する照明オフ検出手段とで構成された電源制御手段を備え、
上記電源制御手段は、上記照明オフ検出手段の検出結果に基づいて上記スイッチをオフとして上記受像回路の駆動を停止することを特徴とする電源制御装置。 - 上記電源制御手段は、上記光検出手段が検出する明るさのレベルが上記第1の明るさ以上であることを検出する第1のコンパレータ、上記光検出手段が検出する周囲明るさのレベルが上記第2の明るさ以下であることを検出する第2のコンパレータ、上記第1のコンパレータおよび第2のコンパレータの検出結果に基づいて、上記照明オン検出、明るさ遷移検出、照明オフ検出を行うマイコンで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電源制御装置。
- 上記電源制御手段は、上記光検出手段が検出する周囲明るさに対応する電圧が入力されるA/Dコンバータ、上記第1の明るさおよび上記第2の明るさに対応する上記A/Dコンバータの出力値が予め記憶されているマイコンで構成されており、上記マイコンは、上記A/Dコンバータの出力に基づいて、上記照明オン検出、明るさ遷移検出、照明オフ検出を行うことを特徴とする請求項1に記載の電源制御装置。
- 上記光検出手段は、所定の間隔を設けて配置された第1の光検出器と第2の光検出器で構成され、
上記電源制御手段は、上記第1の光検出器が検出する周囲明るさに対応する電圧が入力される第1のA/Dコンバータ、上記第2の光検出器が検出する周囲明るさに対応する電圧が入力される第2のA/Dコンバータ、上記第1の明るさおよび上記第2の明るさに対応する上記第1のA/Dコンバータと上記第2のA/Dコンバータの出力値が予め記憶されているマイコンとで構成されており、
上記照明オフ検出手段は、上記第1の光検出器および第2の光検出器の検出レベルが、上記第2の明るさに対応するレベル以下であるときに照明オフと判断することを特徴とする請求項3に記載の電源制御装置。 - 上記光検出手段は、所定の間隔を設けて配置された第1の光検出器と第2の光検出器で構成され、
上記電源制御手段は、上記第1の光検出器が検出する周囲明るさに対応する電圧が入力される第1のA/Dコンバータ、上記第2の光検出器が検出する周囲明るさに対応する電圧が入力される第2のA/Dコンバータ、上記第1の明るさおよび上記第2の明るさに対応する上記第1のA/Dコンバータと上記第2のA/Dコンバータの出力値が予め記憶されているマイコンとで構成されており、
上記照明オフ検出手段は、上記第1の光検出器と第2の光検出器の検出レベルが、上記第2の明るさに対応するレベル以下になった時刻の差が所定の時間以内であるときに照明オフと判断することを特徴とする請求項3に記載の電源制御装置。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載の電源制御装置を備えたことを特徴とする映像表示装置。
- 映像表示装置の駆動電源をオン/オフ制御する電源制御方法であって、
上記映像表示装置が設置されている部屋の照明が点灯されており、上記部屋の明るさが第1の明るさ以上であることを検出する照明オン検出ステップと、
上記照明オン検出ステップにおいて部屋の明るさが上記第1の明るさ以上であることが検出された後に、予め定めた第1の時間内に上記第1の明るさよりも低い第2の明るさ以下に遷移することを検出する明るさ遷移検出ステップと、
上記第2の明るさ以下に遷移した後に、上記第2の明るさ以下の状態が予め定めた第2の時間継続したことを検出すると、照明オフであると判断する照明オフ検出ステップとを有し、
上記照明オフ検出ステップにおける検出結果に基づいて、上記映像表示装置の駆動電源をオフにすることを特徴とする電源制御方法。 - 上記部屋の明るさは、所定の間隔を設けて配置された第1の光検出器と第2の光検出器を用いて検出され、
上記照明オフ検出ステップは、上記第1の光検出器と第2の光検出器の検出レベルが、上記第2の明るさに対応するレベル以下であるときに照明オフと判断することを特徴とする請求項7に記載の電源制御方法。 - 上記部屋の明るさは、所定の間隔を設けて配置された第1の光検出器と第2の光検出器を用いて検出され、
上記照明オフ検出ステップは、上記第1の光検出器と第2の光検出器の検出レベルが、上記第2の明るさに対応するレベル以下になった時刻の差が所定の時間以内であるときに照明オフと判断することを特徴とする請求項7に記載の電源制御方法。
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