JP2006072255A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】照度センサの位置によっては視聴環境の明るさ(外光照度)と異なるセンサ出力となる結果、外光照度に応じた輝度調整の制御の精度が低下する。
【解決手段】表示装置本体2に設けられ、液晶表示パネル25側の表示環境の外光照度を計測する第1の照度センサ22と、第1の照度センサ22に比べ液晶表示パネル25との距離が遠い箇所、たとえばユーザの手元で視聴環境にあるリモートコントローラ3に設けられ、当該視聴環境の外光照度を計測する第2の照度センサ32とを有する。制御部23,24は、第1および第2の照度センサ22,32からの2つの照度信号S21,S22に基づいて、液晶表示パネル25のバックライト25Aの光強度を制御する。これにより、暗い環境で輝度が高すぎてコントラストが低下することを有効に防止し、見やすい映像にすることが可能となる。
【選択図】図1
【解決手段】表示装置本体2に設けられ、液晶表示パネル25側の表示環境の外光照度を計測する第1の照度センサ22と、第1の照度センサ22に比べ液晶表示パネル25との距離が遠い箇所、たとえばユーザの手元で視聴環境にあるリモートコントローラ3に設けられ、当該視聴環境の外光照度を計測する第2の照度センサ32とを有する。制御部23,24は、第1および第2の照度センサ22,32からの2つの照度信号S21,S22に基づいて、液晶表示パネル25のバックライト25Aの光強度を制御する。これにより、暗い環境で輝度が高すぎてコントラストが低下することを有効に防止し、見やすい映像にすることが可能となる。
【選択図】図1
Description
本発明は、たとえば液晶表示パネルなどの表示パネルと、この表示パネルの光強度を制御する制御部とを備える表示装置に関する。
コンピュータディスプレイやテレビ受信機として、たとえば液晶表示デバイス(以下、液晶表示パネルという)が広く用いられている。
液晶表示パネルは背面にバックライトを備え、液晶自身のもつ複屈折性や旋光性により光の透過を制御することによって映像の表示を行っている。
液晶表示パネルは背面にバックライトを備え、液晶自身のもつ複屈折性や旋光性により光の透過を制御することによって映像の表示を行っている。
図5(A)に、液晶表示パネルの階調輝度特性を示す。図5(A)の縦軸に輝度を示し、横軸に8ビットのデジタル値(0〜255)で表した入力信号レベルを示す。図5(B)は、図5(A)と同じ輝度曲線(理論曲線:γ=2.21と実際の輝度曲線)を、縦軸(輝度)を対数で再度表示させたものである。
図5(B)に示すように、液晶表示パネルは、入力信号をゼロにしても液晶の洩れ光が存在することから、完全に輝度が0カンデラ(cd/m2)にならず、2〜3cd/m2程度の輝度となる。このため視聴環境が暗い状況下で、液晶表示パネルに入力する映像信号が暗いシーンの場合、周辺光に対して画面(映像)の輝度レベルが相対的に高くなることから、表示映像は、コントラストが低く全体的に浮いた印象の映像になってしまう。
図5(B)に示すように、液晶表示パネルは、入力信号をゼロにしても液晶の洩れ光が存在することから、完全に輝度が0カンデラ(cd/m2)にならず、2〜3cd/m2程度の輝度となる。このため視聴環境が暗い状況下で、液晶表示パネルに入力する映像信号が暗いシーンの場合、周辺光に対して画面(映像)の輝度レベルが相対的に高くなることから、表示映像は、コントラストが低く全体的に浮いた印象の映像になってしまう。
このため従来の表示装置(インフォメーションディスプレイや液晶TV)などでは、照度センサを備え、照度センサが読み取った外光照度に応じて、液晶表示パネルのバックライトの明るさを制御する画像表示装置が知られている(たとえば特許文献1参照)。
この画像表示装置は、環境光の明るさを検知する手段(外光モニタ)を備えている。特許文献1では外光モニタを設ける位置に関する記載はないが、環境光は「当該画像表示装置が設置されている環境に存在する光」と定義されており、そのため外光モニタは表示装置本体に備えられていると考えられる。この画像表示装置では、外光モニタからの環境光の検出結果に応じて、周囲が暗い場合はバックライトの明るさを制御する(下げる)ことにより、表示映像が低コントラストで浮いた印象となる現象を回避し、環境光の明るさにかかわりなく表示映像を真に見やすくするようにしている。
特開2002−174806号公報
ところが、上述した従来の表示装置では、表示装置本体に取り付けられた外光モニタ(照度センサ)の読み値が、表示装置の配置環境によって正しく計測できず、結果として所望の制御、すなわち視聴環境の明るさに応じて適切に輝度を調整することが困難になるという問題がある。
図6(A)および図6(B)に、このような問題が生じる場合を2例示す。
図6(A)の場合、表示装置100が、天板101Aと底板101Bとを備えるキャビネット内に収容されている。このとき照度センサ100Aは表示装置本体の影にならないように、表示装置本体の上部に設けられているとする。照明器具102により視聴者の周囲(視聴環境)は明るいが、図6(A)の場合、照明光がキャビネットの天板101Aに遮られて照度センサ100Aに直接届かない。このため、照度センサ100Aからのセンサ出力に基づく輝度制御では、視聴環境は明るいにもかかわらず、より暗いと誤判断され、表示映像の輝度が下げられて輝度不足で見づらくなる。
図6(A)の場合、表示装置100が、天板101Aと底板101Bとを備えるキャビネット内に収容されている。このとき照度センサ100Aは表示装置本体の影にならないように、表示装置本体の上部に設けられているとする。照明器具102により視聴者の周囲(視聴環境)は明るいが、図6(A)の場合、照明光がキャビネットの天板101Aに遮られて照度センサ100Aに直接届かない。このため、照度センサ100Aからのセンサ出力に基づく輝度制御では、視聴環境は明るいにもかかわらず、より暗いと誤判断され、表示映像の輝度が下げられて輝度不足で見づらくなる。
一方、図6(B)の場合、部屋全体は暗くしてスポットライト103などで壁を照らす間接照明がされている部屋では、そのポットライトの光(スポット光)が表示装置100のすぐ上の壁を照らしている場合、その影響で照度センサ100Aのセンサ出力は、視聴環境の照度より高くなる。このため、照度センサ100Aからのセンサ出力に基づく輝度制御では、視聴環境は薄暗いにもかかわらず、より明るいと誤判断され、表示映像の輝度が上げられる結果、コントラストが低下し黒が浮いた印象の映像となる。
本発明が解決しようとする課題は、照度センサの位置によっては視聴環境の明るさ(外光照度)と異なるセンサ出力となる結果、外光照度に応じた輝度調整の制御の精度が低下することを防止することである。
本発明に係る表示装置は、表示パネルと、前記表示パネル側の外光照度を計測する第1の照度センサと、前記第1の照度センサから前記表示パネルまでの距離に比べ表示パネルまでの距離が大きい箇所で外光照度を計測する第2の照度センサと、前記第1および第2の照度センサからの2つの外光照度に基づいて、前記表示パネルの光強度を制御する制御部と、を有する。
この制御部は、望ましくは、第1の照度センサで計測した第1外光照度と、第2の照度センサで計測した第2の外光照度との平均値、重み付け加算平均値の何れかを用いる。あるいは、さらに望ましくは、平均値または重み付け加算平均値を求めようとする2つの外光照度(第1および第2外光照度)の少なくとも一方の外光照度として所定期間で累積平均した外光照度を用いる。
この制御部は、望ましくは、第1の照度センサで計測した第1外光照度と、第2の照度センサで計測した第2の外光照度との平均値、重み付け加算平均値の何れかを用いる。あるいは、さらに望ましくは、平均値または重み付け加算平均値を求めようとする2つの外光照度(第1および第2外光照度)の少なくとも一方の外光照度として所定期間で累積平均した外光照度を用いる。
本発明の表示装置は、好適に、無線通信が可能な第1ユニットおよび第2ユニットを有し、前記第1ユニットに前記表示パネル、前記第1の照度センサおよび前記制御部を備え、前記第2ユニットに前記第2の照度センサを備え、前記第2ユニットは、ユニット間の無線通信の機能を利用して、前記第2の照度センサで計測した第2外光照度を前記第1ユニット内の制御部に送る。
たとえば前記第1ユニットが表示装置本体、前記第2ユニットがリモートコントローラであり、前記リモートコントローラは、当該リモートコントローラの赤外線信号に前記第2外光照度の値を付加して送信し、前記制御部は、前記表示装置本体の赤外線受光部を介して送られてきた赤外線信号から前記第2外光照度のデータを分離して前記光強度の制御に用いる。
たとえば前記第1ユニットが表示装置本体、前記第2ユニットがリモートコントローラであり、前記リモートコントローラは、当該リモートコントローラの赤外線信号に前記第2外光照度の値を付加して送信し、前記制御部は、前記表示装置本体の赤外線受光部を介して送られてきた赤外線信号から前記第2外光照度のデータを分離して前記光強度の制御に用いる。
このような構成の表示装置によれば、第1および第2の照度センサを備え、その両方の照度(第1および第2外光照度)を勘案して制御部が表示パネルの光強度を制御し、表示面の輝度を調整する。とくに重み付け加算平均の場合、視聴環境の照度を正しくモニタするために第1および第2外光照度の重み付け係数の設定が可能となる。また、所定期間で累積平均した外光照度を用いると、瞬間的な外光照度変化の影響を抑制し、より視聴環境の照度を正しくモニタされた外光照度に基づいた輝度調整がなされる。
さらに、第2の照度センサをリモートコントローラに設けると、この第2の輝度センサは、視聴環境の近くでの照度を検出する可能性が高まる。
さらに、第2の照度センサをリモートコントローラに設けると、この第2の輝度センサは、視聴環境の近くでの照度を検出する可能性が高まる。
本発明に係る表示装置によれば、2つの照度センサからの出力に基づく輝度調整であることから、その一方の照度センサが視聴環境とは大きく異なる照度を検出した場合でも、そのことの影響を抑圧できる。したがって、このような場合に輝度制御の精度が低下することを有効に防止し、視聴環境の外光照度に応じた輝度調整が可能となる。
以下、本発明の実施の形態を、液晶表示装置を例として説明する。
図1に、実施の形態に係る液晶表示装置の構成を示すブロック図を示す。また、図2に液晶表示装置の概観および設置例を示す。
図1に、実施の形態に係る液晶表示装置の構成を示すブロック図を示す。また、図2に液晶表示装置の概観および設置例を示す。
図1および図2に示すように、表示装置1は、本発明における「第1ユニット」としての表示装置本体2と、「第2ユニット」としてのリモートコントローラ3とを有する。表示装置本体2とリモートコントローラ3は無線通信、通常は赤外線による制御信号の通信が可能であり、図1に示すように、そのための赤外線発光部31をリモートコントローラ3側に備え、赤外線受光部21を表示装置本体2内に備える。
本実施の形態に係る表示装置1は、図2に示すように、表示装置本体2側の、たとえば上部付近の外面に受光窓が位置する第1の照度センサ22を備える。また、リモートコントローラ3には、その外面に受光窓が位置する第2の照度センサ32を備える。
リモートコントローラ3は、図示のように視聴者の手元で操作されることが多い。一方、表示装置本体2がキャビネットの底板101B上に設置され、表示装置本体2の上面近くにキャビネットの天板101Aが位置している。このため視聴環境の明るさを主に決める照明器具102からの光は、表示装置本体2のたとえば上部側に設置されている第1の照度センサ22には直接届きにくいが、リモートコントローラ3の第2の照度センサ32には直接届きやすい。したがって、第1の照度センサ22が設けられている表示環境の外光照度(第1外光照度)は、第2の照度センサ32が設けられている視聴環境の外光照度(第2外光照度)より低いものとなる傾向が強い。
リモートコントローラ3は、図示のように視聴者の手元で操作されることが多い。一方、表示装置本体2がキャビネットの底板101B上に設置され、表示装置本体2の上面近くにキャビネットの天板101Aが位置している。このため視聴環境の明るさを主に決める照明器具102からの光は、表示装置本体2のたとえば上部側に設置されている第1の照度センサ22には直接届きにくいが、リモートコントローラ3の第2の照度センサ32には直接届きやすい。したがって、第1の照度センサ22が設けられている表示環境の外光照度(第1外光照度)は、第2の照度センサ32が設けられている視聴環境の外光照度(第2外光照度)より低いものとなる傾向が強い。
図1に示すように、表示装置本体2は、上述した赤外線受光部21および第1の照度センサ22のほかに、本発明の「制御部」としてのマイクロコンピュータ(μ.com)23およびインバータ基板24と、バックライト(たとえば蛍光ランプ)25Aを背面に備える表示パネル25とを有する。
本発明の「制御部」の構成は本例に限定されるものではなく、輝度を制御するための必要な手段を備えていればよい。ここではインインバータ基板24に、インバータIC24Aとバックライト駆動用の回路ブロック24Bとが実装され、それらはマイクロコンピュータ23により制御されて所定の動作を行う。
本発明の「制御部」の構成は本例に限定されるものではなく、輝度を制御するための必要な手段を備えていればよい。ここではインインバータ基板24に、インバータIC24Aとバックライト駆動用の回路ブロック24Bとが実装され、それらはマイクロコンピュータ23により制御されて所定の動作を行う。
一方、リモートコントローラ3は、前述した赤外線発光部31および第2の照度センサ32のほかに、たとえばマイクロコンピュータを備える処理回路33を有する。
本例では、とくに図示していないが、第1の照度センサ22からの信号S22および赤外線受光部21からの信号S21がアナログ信号であることから、これをデジタル信号に変換するADC(analog-digital converter)が制御部内に設けられ、これにより変換されたデジタル信号がマイクロコンピュータ23に入力されるようになっている。
図3に、第1および第2の照度センサ22,32の構成例を示す。また、図4に照度センサの入出力特性を示す。
図解した照度センサは、入射してきた赤外光の受光窓に設けられているフィルタ41と、フィルタ41に通って入射する光を受光するフォトトランジスタ42と、演算増幅器43と、2つの抵抗44および45、ならびに、電源パスコンデンサ46とを有する。
フォトトランジスタ42のエミッタを負電圧(−V)に、ベースを所定の正電圧にバイアスし、コレクタを演算増幅器2の反転入力端子(−)に接続させている。演算増幅器43の基準電圧として、その非反転入力端子(+)に抵抗44を介して接地電圧(GND)を印加している。演算増幅器43の出力端子と反転入力端子T(−)との間に、抵抗値RLの帰還抵抗45を接続し、演算増幅器43の電源、とくに正電源VCCの印加端子に、ノイズ除去等のために電源パスコンデンサ46を接続している。
図解した照度センサは、入射してきた赤外光の受光窓に設けられているフィルタ41と、フィルタ41に通って入射する光を受光するフォトトランジスタ42と、演算増幅器43と、2つの抵抗44および45、ならびに、電源パスコンデンサ46とを有する。
フォトトランジスタ42のエミッタを負電圧(−V)に、ベースを所定の正電圧にバイアスし、コレクタを演算増幅器2の反転入力端子(−)に接続させている。演算増幅器43の基準電圧として、その非反転入力端子(+)に抵抗44を介して接地電圧(GND)を印加している。演算増幅器43の出力端子と反転入力端子T(−)との間に、抵抗値RLの帰還抵抗45を接続し、演算増幅器43の電源、とくに正電源VCCの印加端子に、ノイズ除去等のために電源パスコンデンサ46を接続している。
この照度センサの回路は、入射してきた赤外光をフォトトランジスタ42のコレクタ電流に変換し、さらに、負帰還がかけられた演算増幅器34によりコレクタ電流を電圧に変換して出力電圧VOUTとして出力する回路である。なお、フォトトランジスタ42に代えてフォトダイオードを設ける、あるいは、負帰還抵抗45を可変にしてゲインを調整するようにしてもよい。
この回路構成は既知のものであり、他の回路構成としてはフォトICを用いることもできる。
この回路構成は既知のものであり、他の回路構成としてはフォトICを用いることもできる。
入射してきた赤外光の単位面積あたりの照度EV(ルクス:lx)と、出力電圧VOUTとの関係は、図4に示すグラフのようになる。
フォトトランジスタ42やフォトダイオードは強い光が入射されると出力が飽和するが、非飽和領域ではほぼ線形な入出力特性を有することから、非飽和領域で照度の検出が可能である。この照度検出範囲では、入力する赤外光の照度EVに応じて、たとえば0〜5Vの範囲の出力電圧VOUTが得られる。
フォトトランジスタ42やフォトダイオードは強い光が入射されると出力が飽和するが、非飽和領域ではほぼ線形な入出力特性を有することから、非飽和領域で照度の検出が可能である。この照度検出範囲では、入力する赤外光の照度EVに応じて、たとえば0〜5Vの範囲の出力電圧VOUTが得られる。
このような照度検出の結果、図1に示す表示装置本体2内の第1の照度センサ22からアナログの出力電圧VOUTが出力されるが、これが不図示のADCにより、たとえば8ビット(0〜255レベル)のデジタル信号(照度信号S22)に変換され、マイクロコンピュータ23に送られる。
一方、リモートコントローラ3では、第2の照度センサ32からのアナログの出力電圧VOUTが、処理回路33で所定の赤外線伝送規格に適合した処理を施された後、赤外線発光部31で赤外光に変換されて、表示装置本体2に送られる。
表示装置本体2の赤外線受光部21が、この赤外光を受けると、これが不図示のADCにより、たとえば8ビット(0〜255レベル)のデジタル信号(照度信号S21)に変換され、マイクロコンピュータ23に送られる。
表示装置本体2の赤外線受光部21が、この赤外光を受けると、これが不図示のADCにより、たとえば8ビット(0〜255レベル)のデジタル信号(照度信号S21)に変換され、マイクロコンピュータ23に送られる。
マイクロコンピュータ23は、入力した2つの照度信号S21とS22から、所定の演算処理により1つの調光信号S23を生成する。
調光信号S23の生成のための演算方法を、つぎに説明する。
調光信号S23の生成のための演算方法を、つぎに説明する。
第1の演算方法では、第1の照度センサ22からの照度信号S22が示す値(第1外光照度)と、第2の照度センサ32からの照度信号S21が示す値(第2外光照度)とを平均して調光信号S23を生成する。
第2の演算方法では、上記第1外光照度と上記第2外光照度とを重み付け加算平均して調光信号S23を生成する。このときの第2外光照度(視聴環境照度)の重み付け係数をK(0<K<1)とすると、第1外光照度(表示環境照度)の重み付け係数は(1−K)にする。通常、表示環境に比べて視聴環境を重視した係数の組み合わせとするために、たとえばK=0.7程度に設定する。この係数Kはユーザによる設定等で変更可能にすることが望ましい。
第3の演算方法は、第1の演算方法と同じ平均値の算出を行うが、ここでは、第1外光照度と第2外光照度の少なくとも一方を、過去の累積データをもとにした照度値にする。つまり、過去の所定期間で複数回測定された照度値を平均する。このような平均を本発明では「累積平均」という。そして、この累積平均値を用いて、2つの外光照度の平均をさらに求めて調光信号S23を生成する。
第4の演算方法は、第2の演算方法と同じ重み付け加算平均を行うが、そのときの第1外光照度と第2外光照度の少なくとも一方に、上記累積平均値を用いる。この平均値を用いて、2つの外光照度の重み付け平均値をさらに求めて調光信号S23を生成する。なお、第3の演算方法と同様に、累積平均は2つの外光照度で行うのが望ましいが、片方に対して累積平均を行う場合は、視聴環境照度である第2外光照度に対して累積平均を行うとよい。
なお、第3あるいは第4の演算方法において、累積平均は2つの外光照度で行うのが望ましいが、片方に対して累積平均を行う場合は、表示環境照度である第1外光照度に対して累積平均を行うとよい。表示環境照度を測定する第1の照度センサ22は、常に明るいまたは暗い環境におかれている可能性が高く、そのことを、調光信号S23を求めるための演算に反映させるためである。
一方、視聴環境照度を測定する第2の照度センサ32は、本来ならば現時点、すなわち最新の照度を求めればよいが、照度測定時に丁度、スポットライトが当たってしまうようなことも考えられ、その場合は正しい視聴環境照度とならない。その意味で、両方の累積平均を求めることが最も望ましい。
一方、視聴環境照度を測定する第2の照度センサ32は、本来ならば現時点、すなわち最新の照度を求めればよいが、照度測定時に丁度、スポットライトが当たってしまうようなことも考えられ、その場合は正しい視聴環境照度とならない。その意味で、両方の累積平均を求めることが最も望ましい。
また、第3あるいは第4の演算方法において、累積平均をとるか否かを、たとえばユーザの指示により制御可能とすることもできる。たとえばユーザ操作による調整を行う場合に、メニューに調整項目を用意しておき、視聴環境で視聴体勢が整った状態でユーザに調整ボタンを押してもらう。調整ボタンを押した時点で前のデータとの差分を算出し、その差分によって現在の調整信号に補正を加え、新たな調光信号S23を生成するようにしてもよい。
ここで第2の照度センサ32はユーザの手元にあるため、その読み値がユーザの持ち方や操作により大きく変動する可能性がある。このため、表示装置本体に送信する値を処理回路33によって予め積分するか、あるいは通常のリモートコントローラ3の操作時にユーザは表示装置にリモコンを向けて操作することを利用して、このタイミングに照度を計測する等の方法も採用可能である。
このように、これら一連の動作をリモートコントローラ3の操作と連動させ、あるいは、前述したように重み付け係数の設定をユーザに任せる場合には、そのために必要な制御を、OSD(オンスクリーンディスプレイ)の表示内容を制御するユーザインターフェースに解放することが望ましい。
このように、これら一連の動作をリモートコントローラ3の操作と連動させ、あるいは、前述したように重み付け係数の設定をユーザに任せる場合には、そのために必要な制御を、OSD(オンスクリーンディスプレイ)の表示内容を制御するユーザインターフェースに解放することが望ましい。
調光信号S23は、インバータ基板24内のインバータIC24Aに送られ、それを基に、このインバータIC24Aおよび次段のバックライト駆動回路ブロック24Bによって、バックライト(たとえば蛍光ランプ)25Aを駆動して表示パネル25の輝度を調整するためのバックライト駆動信号S24が生成される。
このバックライト駆動方法は、インバータ基板24およびバックライト25Aの構成に応じて2種類あり、マイクロコンピュータ23およびインバータ基板24は、その方法に適合した調光信号S23やバックライト駆動信号S24を生成する必要がある。
第1の駆動方法は、いわゆる電圧値制御方式である。
この方式では、マイクロコンピュータ23から出力される調光信号S23がDA変換後の電圧範囲が0〜5V程度のアナログの信号である。このアナログ信号を基に、インバータ基板24がBK駆動回路ブロック24Bからのバックライト駆動信号S24を出力させる。このバックライト駆動信号S24も周波数が数10kHzのアナログ信号であるが、その波高値が数百Vと昇圧されており、当該波高値が調光信号S23に応答して変化することによってバックライト25Aによる輝度が調整される。具体的には、たとえば視聴環境が暗くなると、その照度変化に線形に輝度を下げて、視聴環境が明るくなると、その照度変化に線形に輝度を上げて、両方の場合で見やすい映像にする。
この方式では、マイクロコンピュータ23から出力される調光信号S23がDA変換後の電圧範囲が0〜5V程度のアナログの信号である。このアナログ信号を基に、インバータ基板24がBK駆動回路ブロック24Bからのバックライト駆動信号S24を出力させる。このバックライト駆動信号S24も周波数が数10kHzのアナログ信号であるが、その波高値が数百Vと昇圧されており、当該波高値が調光信号S23に応答して変化することによってバックライト25Aによる輝度が調整される。具体的には、たとえば視聴環境が暗くなると、その照度変化に線形に輝度を下げて、視聴環境が明るくなると、その照度変化に線形に輝度を上げて、両方の場合で見やすい映像にする。
第2の駆動方法は、いわゆるPWM(pulse-width modulation)方式である。
この方式では、マイクロコンピュータ23から出力される調光信号S23が、数10kHzの高い周波数でパルスが繰り返されるオン期間と、当該パルスが存在しないオフ期間とが60Hzより十分高い周波数の周期で繰り返されるPWM信号である。この調光信号S23の電圧範囲は0〜5V程度である。インバータ基板24は、この調光信号(PWM信号)S23を波高値が数百Vの高電圧に昇圧してバックライト駆動信号S24を生成し、当該波高値が調光信号S23に応答して変化することによってバックライト25Aによる輝度が調整される。具体的には、たとえば視聴環境が暗くなると、その照度変化に線形に輝度を下げて、視聴環境が明るくなると、その照度変化に線形に輝度を上げて、両方の場合で見やすい映像にする。
この方式では、マイクロコンピュータ23から出力される調光信号S23が、数10kHzの高い周波数でパルスが繰り返されるオン期間と、当該パルスが存在しないオフ期間とが60Hzより十分高い周波数の周期で繰り返されるPWM信号である。この調光信号S23の電圧範囲は0〜5V程度である。インバータ基板24は、この調光信号(PWM信号)S23を波高値が数百Vの高電圧に昇圧してバックライト駆動信号S24を生成し、当該波高値が調光信号S23に応答して変化することによってバックライト25Aによる輝度が調整される。具体的には、たとえば視聴環境が暗くなると、その照度変化に線形に輝度を下げて、視聴環境が明るくなると、その照度変化に線形に輝度を上げて、両方の場合で見やすい映像にする。
最後に、本実施の形態で採用可能な赤外線伝送の方法について、簡単に説明する。
本例では好適な赤外線伝送規格として、SIRCS(Standard Code for Infrared Remote Control System)を用いている。
現行のSIRCS規格は、映像機器あるいは音響機器等のチャネル、音量、画質調整といった制御時のデータ(以下、メインの制御データという)を12ビット、15ビットまたは20bitのデータ列で送る方法であるが、これを何ビットで送るかは機器によって異なる。
本例では好適な赤外線伝送規格として、SIRCS(Standard Code for Infrared Remote Control System)を用いている。
現行のSIRCS規格は、映像機器あるいは音響機器等のチャネル、音量、画質調整といった制御時のデータ(以下、メインの制御データという)を12ビット、15ビットまたは20bitのデータ列で送る方法であるが、これを何ビットで送るかは機器によって異なる。
本例では、このようなメインの制御データ列に対し、その伝送時時間軸上で前または後ろのタイミングに、たとえば8ビットの照度データを付加して送ることが可能である。チャネル、音量、画質調整といったメインの制御時に、これらの機器本体側では、送られてきたデータ列から、所定ビット数の制御データ以外のデータはキャンセルされる。
本例では、送信時にメインの制御データ部分を無信号にして送るか、メインの制御データを別系統で受信し、受信後にメインの制御データをキャンセルして、照度データを読み出すようにする。
あるいは、メインの制御データ自体をそのまま利用することも可能である。つまり、画質調整のメニューには「画面の明るさ」という表示名称で全体の輝度を調整する項目が存在するため、輝度調整が行われた時は、その輝度データに照度測定によるオフセットを付加する。また、輝度調整の操作がされない場合は、定期的に、あるいは他の電源投入やチャネル設定の操作タイミングに連動して、照度測定に基づく輝度データを擬似的な輝度調整の制御データとして、伝送規格をそのまま利用して送ることもできる。
あるいは、メインの制御データ自体をそのまま利用することも可能である。つまり、画質調整のメニューには「画面の明るさ」という表示名称で全体の輝度を調整する項目が存在するため、輝度調整が行われた時は、その輝度データに照度測定によるオフセットを付加する。また、輝度調整の操作がされない場合は、定期的に、あるいは他の電源投入やチャネル設定の操作タイミングに連動して、照度測定に基づく輝度データを擬似的な輝度調整の制御データとして、伝送規格をそのまま利用して送ることもできる。
繰り返しになるが照度検出のタイミングに関し、メインの制御データに、照度データを付加して送る場合は、電源ボタン、チャネル設定ボタンなど頻繁に操作されるリモートコントローラ3の操作に同期して照度検出を行う。
これに対し、上記擬似的な輝度調整の制御データとして伝送規格をそのまま利用して照度データを送る場合は、リモートコントローラ3の操作に同期させる方法のほかに、上記電源投入後は内蔵のタイマ回路により決められる定期的な時間間隔で、ユーザの操作とは無関係に照度データを送ることも可能である。
これに対し、上記擬似的な輝度調整の制御データとして伝送規格をそのまま利用して照度データを送る場合は、リモートコントローラ3の操作に同期させる方法のほかに、上記電源投入後は内蔵のタイマ回路により決められる定期的な時間間隔で、ユーザの操作とは無関係に照度データを送ることも可能である。
以上の述べてきた本発明の実施の形態では、第1の照度センサ22と第2の照度センサ32とを備え、両者の読み値を元にバックライト制御を行うことにより、ユーザおよび表示装置の置かれた環境に合致した表示品質の向上が可能となる。また、視聴環境が暗い場合に、バックライトを下げることにより無駄な消費電力を抑制する。
演算方法ごとの効果として、第1の演算方法では、ユーザと表示装置との各ポイントでの照度センサの読み取り値を平均化することにより、両者の位置での平均的な外光照度が計測できる。
第2の演算方法では、ユーザと表示装置との各ポイントでのセンサ読み取り値を重み付け加算平均することにより、より正確な輝度調整のための係数選択が可能であり、また、その係数を、よりユーザの視聴環境照度を重視した制御、より表示装置がある表示環境照度を重視した制御、あるいは、その中間の任意の制御の選択可能となる。
第3の演算方法では、第1の演算方法の効果に加えて、過去の累積データをもとにノイズ要因(瞬間的な輝度変化)を除去したり、表示環境と視聴環境の区別を明確化したりして、より精度が高い輝度調整が可能となる。
第4の演算方法では、上記第2および第3の演算方法の両方の効果が得られる。
第2の演算方法では、ユーザと表示装置との各ポイントでのセンサ読み取り値を重み付け加算平均することにより、より正確な輝度調整のための係数選択が可能であり、また、その係数を、よりユーザの視聴環境照度を重視した制御、より表示装置がある表示環境照度を重視した制御、あるいは、その中間の任意の制御の選択可能となる。
第3の演算方法では、第1の演算方法の効果に加えて、過去の累積データをもとにノイズ要因(瞬間的な輝度変化)を除去したり、表示環境と視聴環境の区別を明確化したりして、より精度が高い輝度調整が可能となる。
第4の演算方法では、上記第2および第3の演算方法の両方の効果が得られる。
本実施の形態では、以下に示す種々の変更(バリエーションの設定)が可能である。
第1の照度センサの位置は、液晶表示パネルの上方でなくともよい。
また、第1の照度センサと第2の照度センサを、表示装置本体2の前面、上面、側面、支持部などの任意の2箇所に配置してもよい。この場合、一方の照度センサを液晶表示パネルの近くに配置し、他の照度センサを、液晶表示パネルから相対的に遠い位置に配置する。この他の照度センサを表示装置本体の外面に設けられた専用ジャックにラインで接続させるようにして、この照度センサを図2の場合、たとえばキャビネットの天板101Aの上に置くようにすることも可能である。
また、第1の照度センサと第2の照度センサを、表示装置本体2の前面、上面、側面、支持部などの任意の2箇所に配置してもよい。この場合、一方の照度センサを液晶表示パネルの近くに配置し、他の照度センサを、液晶表示パネルから相対的に遠い位置に配置する。この他の照度センサを表示装置本体の外面に設けられた専用ジャックにラインで接続させるようにして、この照度センサを図2の場合、たとえばキャビネットの天板101Aの上に置くようにすることも可能である。
また、無線通信方式は、赤外線以外の光、超音波または高周波を用いる方式とすることができる。たとえば高周波無線通信方式として、ワイヤレスLANあるいはブルートゥース(bluetooth)などを用いることができる。
さらに赤外線伝送規格としてはSIRCSに限定されず、既に市場に出回っている自社あるいは他社のリモートコントローラにおけるメインの制御動作の誤動作を防止することを条件に、独自の方式による伝送も可能である。
上述した例では表示側を第1のユニット(表示装置本体2)としているが、その場合の第2のユニット(本例ではリモートコントローラ3)は、携帯可能で視聴環境にユーザが持ち歩くことができる小型の携帯機器であればよい。このような小型の携帯機器のリモートコントローラ3以外の例としては、小さい液晶画面を有するサブ表示装置、ワイヤレスヘッドフォンなどが例示できる。
これとは逆に、表示側の第1のユニットをユーザが持ち歩く携帯型表示装置としてもよい。この場合、第2のユニットはチューナや主記録媒体を内蔵する据え置き型装置(メディアボックスあるいはチューナボックス)として、そこから高周波無線等で発信される映像を、第1のユニットである携帯型の液晶表示装置で受信して表示させる。
したがって、この場合は、第1のユニット側で「表示&視聴の環境」の外光照度を測定することになるが、たとえば携帯型の液晶表示装置を棚などの暗い場所に置いて観賞する場合もある。
この場合、たとえば、携帯型の表示装置である第1のユニットで照度測定を比較的長い期間内に短い周期で頻繁に行うと、たとえば、細かい照度変化があり、その後、それより少し暗い照度で一定となった場合、当該携帯型の表示装置が明るい視聴環境の少し暗い部分(たとえば棚の中)に置かれたと判断し、この少し暗い照度になる直前の照度を、現在の視聴環境照度として採用することもできる。一方、細かい照度変化があり、その後、極端に暗い照度で一定となった場合は、表示装置の移動後に照明が消灯されたと判断して、その極端に暗い照度を、現在の視聴環境照度として採用することができる。そのとき第2のユニット側の照度が同じ時間に同期して変化していると、同じ部屋で照明光量が変えられたと判断して、この第2のユニット側の照度も多少加味した調光信号S23の生成も可能であるが、全く同期していない場合は、第2のユニット側の照度は完全に無視するとよい。
これらの照度変化のパターンを予めROM等に記憶させておいて、それを参照して、最終的な正しい調光信号S23を生成するための重み付け係数を決定するようにしてもよい。
したがって、この場合は、第1のユニット側で「表示&視聴の環境」の外光照度を測定することになるが、たとえば携帯型の液晶表示装置を棚などの暗い場所に置いて観賞する場合もある。
この場合、たとえば、携帯型の表示装置である第1のユニットで照度測定を比較的長い期間内に短い周期で頻繁に行うと、たとえば、細かい照度変化があり、その後、それより少し暗い照度で一定となった場合、当該携帯型の表示装置が明るい視聴環境の少し暗い部分(たとえば棚の中)に置かれたと判断し、この少し暗い照度になる直前の照度を、現在の視聴環境照度として採用することもできる。一方、細かい照度変化があり、その後、極端に暗い照度で一定となった場合は、表示装置の移動後に照明が消灯されたと判断して、その極端に暗い照度を、現在の視聴環境照度として採用することができる。そのとき第2のユニット側の照度が同じ時間に同期して変化していると、同じ部屋で照明光量が変えられたと判断して、この第2のユニット側の照度も多少加味した調光信号S23の生成も可能であるが、全く同期していない場合は、第2のユニット側の照度は完全に無視するとよい。
これらの照度変化のパターンを予めROM等に記憶させておいて、それを参照して、最終的な正しい調光信号S23を生成するための重み付け係数を決定するようにしてもよい。
いずれにしても、高周波無線通信などで映像を送受信する場合、外光照度の測定結果は、映像信号のブランキング期間などを利用して送ることになる。
なお、液晶表示装置以外でも、入力信号がゼロのときに僅かに画面が明るく見え、これを防止する必要がある表示装置ならば本発明の適用が可能である。
なお、液晶表示装置以外でも、入力信号がゼロのときに僅かに画面が明るく見え、これを防止する必要がある表示装置ならば本発明の適用が可能である。
1…表示装置、2…表示装置本体、21…赤外線受光部、22…第1の照度センサ、23…マイクロコンピュータ、24…インバータ基板、24A…インバータIC、24B…バックライト駆動回路ブロック、25…表示パネル、25A…バックライト、3…リモートコントローラ、31…赤外線発光部、32…第2の照度センサ、102…照明器具
Claims (7)
- 表示パネルと、
前記表示パネル側の外光照度を計測する第1の照度センサと、
前記第1の照度センサから前記表示パネルまでの距離に比べ表示パネルまでの距離が大きい箇所で外光照度を計測する第2の照度センサと、
前記第1および第2の照度センサからの2つの外光照度に基づいて、前記表示パネルの光強度を制御する制御部と、
を有する表示装置。 - 前記制御部は、前記第1の照度センサで計測した第1外光照度と、前記第2の照度センサで計測した第2の外光照度とを平均し、平均値によって前記表示パネルの光強度を制御する
請求項1に記載の表示装置。 - 前記制御部は、前記第1の照度センサで計測した第1外光照度と、前記第2の照度センサで計測した第2の外光照度とを異なる係数を用いて重み付け加算平均し、重み付け加算平均の値によって前記表示パネルの光強度を制御する
請求項1に記載の表示装置。 - 前記制御部は、前記平均値を求めようとする2つの外光照度の少なくとも一方の外光照度として、所定期間で累積平均した外光照度を用いる
請求項2に記載の表示装置。 - 前記制御部は、前記重み付け加算平均の値を求めようとする2つの外光照度の少なくとも一方の外光照度として、所定期間で累積平均した外光照度を用いる
請求項3に記載の表示装置。 - 無線通信が可能な第1ユニットおよび第2ユニットを有し、
前記第1ユニットに前記表示パネル、前記第1の照度センサおよび前記制御部を備え、
前記第2ユニットに前記第2の照度センサを備え、
前記第2ユニットは、ユニット間の無線通信の機能を利用して、前記第2の照度センサで計測した第2外光照度を前記第1ユニット内の制御部に送る
請求項1に記載の表示装置。 - 前記第1ユニットが表示装置本体、前記第2ユニットがリモートコントローラであり、
前記リモートコントローラは、当該リモートコントローラの赤外線信号に前記第2外光照度の値を付加して送信し、
前記制御部は、前記表示装置本体の赤外線受光部を介して送られてきた赤外線信号から前記第2外光照度のデータを分離して前記光強度の制御に用いる
請求項6に記載の表示装置。
Priority Applications (1)
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- 2004-09-06 JP JP2004258870A patent/JP2006072255A/ja active Pending
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