JP5828769B2 - 照明装置 - Google Patents

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本発明は、光源の光が照射される箇所の照度を検出し、検出して得られた値を出力する検出部を備える照明装置に関する。
従来、光源の光が照射される床面又は机面などの所定の箇所の照度を照度センサで検出して、検出した照度が所望の値になるように光源の明るさを調整することができる照明装置が製品化されている。このような照明装置を外光が窓から入るような室内に設置した場合に、窓から十分な外光が入るときには、照明装置の光源を消灯させても所定の箇所の照度が所望の値になる場合がある。
例えば、床面の目標照度値及び調光度の下限で点灯した場合の照明装置のみによる床面照度値を予め設定しておき、照明装置を調光度の下限で動作させている際に、その時点の外光を含む照度値から目標照度値を減じた値が、調光度の下限で点灯した時の照明装置のみによる床面照度値以上である場合、すなわち外光のみによる照度値が目標照度値以上である場合に、光源を消灯することにより、省電力を図ることができる照明装置が開示されている(特許文献1参照)。
特開2002−260880号公報
しかしながら、特許文献1の照明装置にあっては、目標照度値の設定方法についての開示はなく、どのように目標照度値を設定するかが不明である。照明装置が設置される環境は、場所によって異なる。例えば、床面又は机面などの被照射面の素材の違いにより反射率が異なれば検出される照度も異なるため、予め設定済みの目標照度値を使用する限りにおいては、設置環境が異なれば所望の条件で光源を消灯させることが困難な場合もある。
例えば、被照射面の反射率が高い場合、実際の被照射面の照度値が目標照度値よりも低い値であっても目標照度値より高いと判定して光源を消灯する虞がある。つまり、目標照度値を、外光が十分に入ったときに消灯させるか否かの判定基準とした場合、照明装置の設置環境に影響を受けることになる。また、目標照度値を正確に設定するために、被照射面の反射率が異なる設置環境に応じて設置環境の登録設定(例えば、反射率の登録設定等)をすることは、ユーザにとって煩わしい作業である。さらに、部屋の模様替え等により照明装置の設置環境が変化した場合、被照射面の反射率も変わるため、その都度、設置環境の登録設定を再度行う必要があり、利便性が低い。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、簡便な構成で、外光により十分な照度が得られる場合には、光源を消灯させて省電力化を図ることができる照明装置を提供することを目的とする。
本発明に係る照明装置は、光源と、該光源の光が照射される箇所の照度を検出する検出部とを備える照明装置において、前記検出部が出力することができる出力値が飽和状態である最大出力値に等しいか否かを判定する判定手段と、該判定手段で前記出力値が前記最大出力値に等しいと判定した場合、前記光源を消灯すべく制御する光源制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、検出部の出力値が最大出力値に等しいか否かを判定する判定手段と、判定手段で出力値が最大出力値に等しいと判定した場合、光源を消灯すべく制御する光源制御手段とを備える。検出部は、例えば、照度センサである。最大出力値は、検出部(照度センサ)が出力することができる出力値の最大値であり、出力値が飽和している状態での出力値と同等である。これにより、被照射面の照度一定制御における目標照度値を使用することなく、検出部の最大出力値を判定基準(光源を消灯させるか否かの判定基準)とすることができるので、目標照度値の設定、あるいは、照明装置の設置環境の登録設定等を必要とすることなく、簡便な構成で、外光により十分な照度が得られる場合には、光源を消灯させて省電力化を図ることができる。なお、例えば、天候が曇り又は雨等のため外光により十分な照度が得られない場合には、検出部(照度センサ)の出力値が最大出力値より小さい値となるので光源を消灯させない。
本発明に係る照明装置は、前記検出部が照度を時系列に検出すべく制御する検出制御手段を備え、前記判定手段は、前記検出部での複数回の出力値が略同一である場合、該検出部の出力値が最大出力値に等しいと判定するように構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、検出部が照度を時系列に検出すべく制御する検出制御手段を備える。判定手段は、検出部での複数回の出力値が略同一である場合、出力値が最大出力値に等しいと判定する。検出部の出力値が最大出力値となっている状態が所定時間継続している場合には、当該所定時間内に複数回検出した照度値(出力値)は略同一であるので、出力値が最大出力値に等しいと判定する。なお、略同一とは、例えば、複数回検出した出力値のバラツキが±3%の範囲にある場合とすることができるが、±3%に限定されるものではなく、±2%、あるいは、±5%程度であってもよい。複数回検出した出力値を用いることにより、検出部(照度センサ)の出力値又は最大出力値が検出部の性能変動(例えば、照度センサの個体差、性能差、ばらつき等)によって異なる場合であっても、個々の検出部の性能変動に影響されることなく、性能変動を補正するための部品等も不要であり、共通の判定条件を用いて出力値が最大出力値になっているか否か(すなち、出力値が飽和しているか否か)を簡便な構成で判定することができる。
本発明に係る照明装置は、前記検出部の任意の時点での出力値と、該任意の時点より前の時点での出力値に基づく統計値との差分を算出する算出手段を備え、前記判定手段は、前記算出手段で算出した差分が所定の差分閾値より小さい場合、前記任意の時点での出力値が最大出力値に等しいと判定するように構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、検出部の任意の時点での出力値と、当該任意の時点より前の時点での出力値に基づく統計値との差分を算出する算出手段を備える。そして、判定手段は、算出した差分(より具体的には、差分の絶対値とすることができる)が所定の差分閾値Lthより小さい場合、当該任意の時点での出力値が最大出力値に等しいと判定する。例えば、時刻t1、時刻t1より後の時刻t2での検出部(照度センサ)の出力値をそれぞれL(t1)、L(t2)とする。このとき、|L(t2)−L(t1)|>差分閾値Lthであれば、出力値が飽和状態になっていないと判定し、光源を消灯させない。また、時刻t3、時刻t3より後の時刻t4での検出部(照度センサ)の出力値をそれぞれL(t3)、L(t4)とする。このとき、|L(t4)−L(t3)|≦差分閾値Lthであれば、時刻t4での出力値が最大出力値であって、出力値が飽和状態になっていると判定し、光源を消灯させる。なお、時刻t1、時刻t3での出力値は、当該時刻での出力値でもよく、あるいは当該時刻で得られた過去の複数の出力値に基づく統計値(例えば、平均値、中央値、最小値、最大値など)でもよい。出力値の差分を利用することにより、検出部(照度センサ)の出力値又は最大出力値が検出部の性能変動(例えば、照度センサの個体差、性能差、ばらつき等)によって異なる場合であっても、個々の検出部の性能変動に影響されることなく、性能変動を補正するための部品等も不要であり、共通の判定条件を用いて出力値が最大出力値になっているか否か(すなち、出力値が飽和しているか否か)を簡便な構成で判定することができる。
本発明に係る照明装置は、前記検出制御手段は、前記検出部が所定の周期で所定回数照度を検出すべく制御するようにしてあり、前記算出手段は、前記検出部の出力値を前記所定回数収集して得られた前記統計値を用いて差分を算出するように構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、検出制御手段は、検出部が所定の周期(以下、間隔wとも称する)で所定回数n照度を検出すべく制御する。算出手段は、検出部の出力値を所定回数n収集して得られた統計値を用いて差分を算出する。所定の間隔w(周期)は、例えば、2秒、5秒、30秒、1分、5分など適宜設定することができる。また、所定回数nも5回、8回、16回など適宜設定することができる。この場合、所定の間隔wと所定回数nの乗算値w×nが、検出部(照度センサ)の出力値が飽和しているか否かを判定するのに十分な長さの時間(例えば、30秒以上)となればよい。統計値は、n個の出力値の平均値、中央値、最小値、最大値などとすることができる。これにより、出力値が最大出力値になっているか否か(すなち、出力値が飽和しているか否か)を簡便な構成で判定することができる。
本発明に係る照明装置は、前記検出制御手段は、前記検出部の出力値が所定値より小さい場合、前記周期を長くし、前記検出部の出力値が前記所定値より大きい場合、前記周期を短くするようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、検出制御手段は、検出部の出力値が所定値より小さい場合、次回検出するまでの所定の周期(以下、間隔とも称する)を長くし、検出部の出力値が当該所定値より大きい場合、次回検出するまでの所定の周期(以下、間隔とも称する)を短くする。所定値は、例えば、光源を点灯させた場合に外光を含めたときの検出部の出力値が、天候が晴れの場合と、雲などで太陽の光が遮られた場合とを区別することができる程度の値とすることができる。例えば、外光が十分得られ、出力値が最大出力値である(飽和状態である)ため光源部を消灯させた場合に、雲により太陽の光が一旦遮られ一時的に照度が低下した後、すぐに雲の切れ目となって外光が十分得られ再び照度が上昇したようなときを想定する。このような場合でも、外光が十分得られているときは、検出部の出力値の間隔を長くすることにより、太陽の光が遮られている間は照度を検出せず、長くした間隔が経過し次に照度を検出する時点で再び外光が十分得られた場合には、出力値が再度最大出力値となり、光源を点灯することがないので、消灯状態の光源を点灯させ直ちに再度消灯するような事態を防ぐことができ、光源の点灯、消灯が頻繁に繰り返されることを防止することができる。また、光源の不要な点灯を防止できるので省電力化を図ることもできる。
本発明に係る照明装置は、前記光源制御手段は、前記光源を消灯させた後で、前記検出部で検出した照度が所定の照度閾値より小さくなった場合、前記光源を点灯するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、光源制御手段は、光源を消灯させた後で、検出部で検出した照度が所定の照度閾値より小さくなった場合、光源を点灯する。例えば、外光が十分得られ、出力値が最大出力値である(飽和状態である)場合に、雲により太陽の光が遮られ、十分な外光が得られなくなったときには、光源を点灯させることにより、所望の照度を得ることができる。
本発明に係る照明装置は、前記光源制御手段は、前記光源を消灯させた後で、前記検出部で連続して複数回検出した照度が所定の照度閾値より小さくなった場合、前記光源を点灯するようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、光源制御手段は、光源を消灯させた後で、検出部で連続して複数回(例えば、2回以上)検出した照度が所定の照度閾値より小さくなった場合、光源を点灯する。例えば、所定の間隔wを2秒、複数回を2回とすると、2秒間隔で照度を検出し、2回連続して所定の照度閾値より小さくなった場合、すなわち、少なくとも4秒間の間暗い状態が続いた場合には、光源を点灯する。これにより、例えば、雲が太陽の光を一瞬(例えば、3秒程度)遮るような場合、あるいは、室内で人が移動したため影等により照度センサの検出箇所が一瞬暗くなった場合に、光源が点灯して再度消灯する事態を防ぎ、光源の点灯、消灯が頻繁に繰り返されることを防止することができる。また、光源の不要な点灯を防止できるので省電力化を図ることもできる。
本発明に係る照明装置は、前記照度閾値は、前記判定手段で前記出力値が最大出力値に等しいと判定した場合の該出力値に基づく統計値に所定係数k(0<k<1)を乗算した値であることを特徴とする。
本発明にあっては、照度閾値は、判定手段で任意の時点での出力値が最大出力値に等しいと判定した場合の当該統計値に所定係数k(0<k<1)を乗算した値である。所定係数は、適宜設定することができるが、例えば、0.6、0.7、0.8などの値とすることができる。照度閾値は予め設定しておくこともできるが、出力値が最大出力値に等しいと判定した場合の当該統計値を用いることにより、予め照度閾値を設定する必要がない。そして、照明装置の設置環境が異なる場合であっても、設置環境毎に求められた統計値を採用することにより、設置環境に関わらず光源を再点灯するための最適な条件を決定することができる。
本発明によれば、簡便な構成で、外光により十分な照度が得られる場合には、光源を消灯させて省電力化を図ることができる。
実施の形態1の照明装置の構成の一例を示すブロック図である。 実施の形態1の照明装置による消灯条件の第1例を示す説明図である。 実施の形態1の照明装置による十分な外光が得られない場合の消灯条件の第1例を示す説明図である。 実施の形態1の照明装置による消灯条件の第2例を示す説明図である。 実施の形態1の照明装置の状態遷移の一例を示す説明図である。 実施の形態1の照明装置のインジケータの表示例を示す説明図である。 実施の形態1の照明装置による点灯条件の第1例を示す説明図である。 外光が急激に変動する場合の一例を示す説明図である。 実施の形態1の照明装置による点灯条件の第2例を示す説明図である。 実施の形態1の照明装置による点灯から消灯へ遷移する場合の処理手順を示すフローチャートである。 実施の形態1の照明装置による消灯から点灯へ遷移する場合の処理手順を示すフローチャートである。 実施の形態2の照明装置の構成の一例を示すブロック図である。
(実施の形態1)
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて説明する。図1は実施の形態1の照明装置100の構成の一例を示すブロック図である。照明装置100には、別体のリモートコントロール200が付帯する。ユーザがリモートコントロール200を操作することにより、照明装置100の動作状態(点灯、消灯、あるいは調光状態など)を遠隔制御することができる。
リモートコントロール200は、制御部201、発光部202、操作部203などを備える。
制御部201は、発光部202、操作部203の制御を行う。
操作部203は、操作スイッチ、液晶ディスプレイなどの表示部(不図示)を備える。操作部203で操作を受け付けることにより、照明装置100の点灯、消灯、点灯開始又は点灯終了などの時刻設定、照明装置100に調光機能が備えられている場合には調光レベルの設定、照明装置100に調色機能が備えられている場合には調色レベルの設定などを行うことができる。操作部203は、受け付けた操作の内容を制御部201へ出力する。
発光部202は、赤外線発光部を備え、赤外線を使用して操作情報(例えば、操作部203で受け付けた操作の内容)を照明装置100へ送信する。
照明装置100は、照明装置全体を制御するマイクロコンピュータ10、スピーカ11、メモリ12、インジケータインタフェース部13、インジケータ14、A/D変換部15、検出部としての照度センサ16、受光部17、光源インタフェース部18、光源部19などを備える。
受光部17は、赤外線受光部を備え、リモートコントロール200の発光部202が送信した操作情報を受信し、受信した操作情報をマイクロコンピュータ10へ出力する。
光源部19は、例えば、1又は複数のLEDモジュールを備える。なお、LEDモジュールは、同じ発光色のものでもよく、電球色と昼白色のように発光色の異なるLEDモジュールを備える構成でもよい。また、光源部19の光源は、LEDモジュールに限定されるものではなく、他の光源を用いてもよい。
光源インタフェース部18は、光源部19に電力を供給するための定電流回路を備える電源機能を有する。光源インタフェース部18は、マイクロコンピュータ10の制御の下、光源部19の点灯、消灯、調光制御を行う。また、照明装置100に調色機能が備えられている場合には、光源インタフェース部18は、マイクロコンピュータ10の制御の下、調色制御を行うこともできる。
照度センサ16は、照明装置100の光源部19からの光が照射される被照射面(例えば、床面、机面など)の照度を検出する。
A/D変換部15は、照度センサ16で検出した照度(アナログ値)をデジタル値に変換し、変換したデジタル値を照度センサ16の出力値としてマイクロコンピュータ10へ出力する。なお、A/D変換部15を照度センサ16に含めた構成であってもよい。
インジケータインタフェース部13は、マイクロコンピュータ10が出力する制御信号を取得し、取得した制御信号に基づいて、インジケータ14の点灯、消灯を行う。
インジケータ14は、1又は複数の発光ダイオードで構成される。インジケータ14は、照明装置100が天井等に取り付けられた状態で、ユーザが視認し易い箇所に設けることができる。外光により被照射面(例えば、床面又は机面など)での照度が十分得られる場合に、光源部19のLEDモジュールを消灯させるときに、その旨を報知するために、マイクロコンピュータ10の制御の下、インジケータ14は点灯する。
スピーカ11は、マイクロコンピュータ10の制御の下、外光により被照射面(例えば、床面又は机面など)での照度が十分得られる場合に、光源部19のLEDモジュールを消灯させるときに、その旨を音声等で報知する。
メモリ12は、照度センサ16の出力値を格納する格納メモリを備える。格納メモリは、例えば、5個、8個、あるいは16個の出力値を格納することができ、いわゆる巡回配列方式又はリングバッファ方式を採用することができる。
マイクロコンピュータ10は、判定手段及び光源制御手段としての機能を有する。すなわち、マイクロコンピュータ10は、照度センサ16の出力値が最大出力値に等しいか否かを判定し、出力値が最大出力値に等しいと判定した場合、光源部19を消灯すべく制御する。
最大出力値は、照度センサ16が出力することができる出力値の最大値であり、出力値が飽和している状態での出力値と同等である。本実施の形態の照明装置は、従来の照明装置のような被照射面の照度一定制御における目標照度値を使用することなく、照度センサ16の最大出力値を判定基準(光源部19を消灯させるか否かの判定基準)とする。これにより、目標照度値の設定、あるいは、照明装置の設置環境の登録設定等を必要とすることなく、簡便な構成で、外光により十分な照度が得られる場合には、光源部19を消灯させて省電力化を図ることができる。なお、例えば、天候が曇り又は雨等のため外光により十分な照度が得られない場合には、照度センサ16の出力値が最大出力値より小さい値となるので、マイクロコンピュータ10は、光源部19を消灯させない。
以下、外光により十分な照度が得られる場合に、光源部19の消灯条件(光源部19を消灯させるための判定条件)について具体的に説明する。
図2は実施の形態1の照明装置100による消灯条件の第1例を示す説明図である。図2において、横軸は時間を示し、縦軸は照度センサ16で検出した照度(出力値)L(t)を示す。なお、照度La1で示す、横軸に沿って変動する曲線は、便宜上、光源部19が消灯した場合の被照射面での照度を想定している。
図2に示すように、時刻t0で光源部19を点灯させたとすると、照度センサ16で検出する照度(出力値)L(t)は、徐々に増加する。そして、ある時間経過すると光源部19からの発光が安定するため、時刻t1からt2の間において照度センサ16で検出する照度(出力値)の変化が緩やかになる。時刻t2の後さらに外光が増加し、照度L(t)が十分大きくなった場合には、照度センサ16の出力値は最大出力値に等しくなって飽和状態となる。
マイクロコンピュータ10は、検出制御手段及び算出手段としての機能を有する。すなわち、マイクロコンピュータ10は、照度センサ16が照度を時系列に複数回(繰り返し)検出すべく制御するとともに、照度センサ16の任意の時点での出力値と、当該任意の時点より前の時点での出力値に基づく統計値との差分を算出する。
マイクロコンピュータ10は、算出した差分(より具体的には、差分の絶対値とすることができる)が所定の差分閾値Lthより小さい場合、当該任意の時点での出力値が最大出力値に等しいと判定する。
図2に示すように、例えば、時刻t1、時刻t1より後の時刻t2での照度センサ16の出力値をそれぞれL(t1)、L(t2)とする。このとき、|L(t2)−L(t1)|>差分閾値Lthであれば、出力値が飽和状態になっていないと判定し、マイクロコンピュータ10は、光源部19を消灯させない。
また、時刻t3、時刻t3より後の時刻t4での照度センサ16の出力値をそれぞれL(t3)、L(t4)とする。このとき、|L(t4)−L(t3)|≦差分閾値Lthであれば、時刻t4での出力値が最大出力値であって、出力値が飽和状態になっていると判定し、マイクロコンピュータ10は、時刻t4で光源部19を消灯させる。
なお、時刻t1、時刻t3での出力値は、当該時刻での出力値でもよく、あるいは当該時刻で得られた過去の複数の出力値に基づく統計値(例えば、平均値、中央値、最小値、最大値など)でもよい。
照度センサ16の出力値が最大値である状態が所定時間持続しているとき、その時間内に複数回検出した照度値は略同一であるので、本実施の形態では、複数回の出力値が略同一であることを判定するために出力値の差分を判定条件として利用する。これにより、照度センサ16の出力値又は最大出力値が照度センサ16の性能変動(例えば、照度センサ16の個体差、性能差、ばらつき等)によって異なる場合であっても、個々の照度センサの性能変動に影響されることなく、性能変動を補正するための部品等も不要であり、共通の判定条件を用いて出力値が最大出力値になっているか否か(すなち、出力値が飽和しているか否か)を簡便な構成で判定することができる。なお、略同一とは、例えば、複数回検出した出力値のバラツキが±3%の範囲にある場合とすることができるが、±3%に限定されるものではなく、±2%、あるいは、±5%程度であってもよい。
なお、本実施の形態における照度センサ16の出力値が最大出力値かどうかの判定方法は上述の方法に限定されるものではない。例えば、複数回の出力値が略同一であることを判定する条件に加えて、その出力値が所定値よりも大きいことを判定条件に加えることもできる。所定値としては、例えば、予め設定された最大出力値よりもわずかに低い値の出力値、照度一定制御における目標照度値、あるいは、目標照度値より所定割合大きい値の出力値などを利用することができる。これにより、偶然、同一の低い照度が複数回検出された場合に、被照射面の照度が低いにもかかわらず光源部が消灯されるという不具合を回避することができる。
図3は実施の形態1の照明装置100による十分な外光が得られない場合の消灯条件の第1例を示す説明図である。図3において、横軸は時間を示し、縦軸は照度センサ16で検出した照度(出力値)L(t)を示す。なお、照度La2で示す、横軸に沿って変動する曲線は、便宜上、光源部19が消灯した場合の被照射面での照度を想定している。照度La2は、図2の場合の照度La1に比べて小さい。すなわち、図3は図2の場合と異なり、外光による照度が十分に得られていない場合を示す。
図3に示すように、例えば、天候が曇り又は雨等のため外光により十分な照度が得られない場合には、照度センサ16の出力値が最大出力値より小さい値となるので、マイクロコンピュータ10は、光源部19を消灯させない。
図4は実施の形態1の照明装置100による消灯条件の第2例を示す説明図である。図4の例では、メモリ12に具備した格納メモリは、5個のデータ(照度センサ16の出力値)を格納することができる。なお、格納メモリのデータ格納数は5個に限定されるものではない。
マイクロコンピュータ10は、照度センサ16が所定の間隔w(周期)で所定回数n繰り返し照度を検出すべく制御する。図4の例では、所定の間隔wは、6秒であり、所定回数nは、5回である。なお、所定の間隔wは、6秒に限定されるものではなく、例えば、2秒、5秒、30秒、1分、5分など適宜設定することができる。また、所定回数nも5回に限定されるものではなく、8回、16回など適宜設定することができる。この場合、所定の間隔wと所定回数nの乗算値w×nが、照度センサ16の出力値が飽和しているか否かを判定するのに十分な長さの時間(例えば、30秒以上)となればよい。
図4に示すように、マイクロコンピュータ10は、時刻t、t+w、t+2w、t+3w、t+4wの5回分の出力値(それぞれL1、L2、L3、L4、L5とする)を格納メモリに格納する。マイクロコンピュータ10は、出力値を所定回数n収集して得られた統計値として、5回分の出力値の平均値Lv{Lv=(L1+L2+L3+L4+L5)/5}を算出し、時刻t+5wでの出力値L6と平均値Lvとの差分の絶対値が差分閾値Lthより小さいか否か(光源部19の消灯条件を充足するか否か)を判定する。なお、この場合、時刻t+5wでの出力値L6に代えて、時刻t+4wでの出力値L5を用いることもできる。また、統計値は、n個の出力値の平均値に代えて、中央値、最小値、最大値などを用いることもできる。
上述の構成により、照度センサ16の出力値が最大出力値になっているか否か(すなわち、出力値が飽和しているか否か)を簡便な構成で判定することができる。
図5は実施の形態1の照明装置100の状態遷移の一例を示す説明図である。図5に示すように、照明装置100は、状態1及び状態2の2つの状態を遷移する。状態1は光源部19が点灯し、インジケータ14が消灯している状態である。状態2は状態1とは逆であり、光源部19が消灯し、インジケータ14が点灯している状態である。すなわち、マイクロコンピュータ10は、前述の消灯条件が充足した時点で光源部19を消灯させるとともにインジケータ14を点灯させて状態1から状態2へ遷移する。
図5の例は、消灯条件が充足した時点でインジケータ14を点灯させる構成であるが、インジケータ14による表示例はこれに限定されるものではない。以下、インジケータ14の他の表示例について説明する。
図6は実施の形態1の照明装置100のインジケータ14の表示例を示す説明図である。図6の例は、図4の場合と同様、所定回数(判定回数)nが5回であり、所定の間隔をwとする。また、時刻t、t+w、t+2w、t+3w、t+4w、t+5wそれぞれでの照度センサ16の出力値をL1、L2、L3、L4,L5、L6とする。
マイクロコンピュータ10は、照度センサ16の出力値が直近の出力値と一致した場合、あるいは照度センサ16の出力値が直近の出力値と略一致した場合(例えば、直近の出力値の±3%の範囲内)、その時点からインジケータ14による表示を開始する。なお、以下の説明では、照度センサ16の出力値が直近の出力値と一致する場合には、出力値が直近の出力値と略一致する場合も含むものとする。
まず、表示例Aについて説明する。マイクロコンピュータ10は、時刻t+wでの出力値L2が直近の時刻tでの出力値と一致したので、時刻t+wから20%の明るさ(弱い光)でインジケータ14を点灯し、以降、時刻t+5wの直前まで20%の明るさで点灯する(予備点灯とも称する)。そして、時刻t+5wで消灯条件が充足すると、マイクロコンピュータ10は、インジケータ14を100%の明るさで点灯(全灯)する(本点灯とも称する)。
表示例Bでは、マイクロコンピュータ10は、時刻t+wでの出力値L2が直近の時刻tでの出力値と一致したので、時刻t+wから20%の明るさ(弱い光)でインジケータ14を点灯し、以降、時刻t+5wの直前まで徐々に明るくなるようにインジケータ14を点灯する。そして、時刻t+5wで消灯条件が充足すると、マイクロコンピュータ10は、インジケータ14を100%の明るさで点灯(全灯)する。
表示例Cでは、マイクロコンピュータ10は、時刻t+wでの出力値L2が直近の時刻tでの出力値と一致したので、時刻t+wからインジケータ14を緑色で点灯し、以降、時刻t+5wの直前まで緑色で点灯する。そして、時刻t+5wで消灯条件が充足すると、マイクロコンピュータ10は、インジケータ14を赤色で点灯する。
表示例Dでは、マイクロコンピュータ10は、時刻t+wでの出力値L2が直近の時刻tでの出力値と一致したので、時刻t+wからインジケータ14を緑色で点灯し、以降、時刻t+5wの直前まで緑色で点灯する。そして、時刻t+5wで消灯条件が充足すると、マイクロコンピュータ10は、インジケータ14を赤色で点灯するとともに、スピーカ11から報知音を出力する。報知音は、例えば、ブザーのような音、所定の効果音、所定のメロディ、「消灯します」の如く音声などである。また、これらの報知音を組み合わせてもよい。
上述の例では、所定の間隔wは、一定の時間であったが、これに限定されるものではなく、照度センサ16の出力値に応じて所定の間隔wを可変とすることもできる。
例えば、マイクロコンピュータ10は、照度センサ16の出力値が所定値より小さい場合、次回検出するまでの所定の間隔wを長くし、照度センサ16の出力値が当該所定値より大きい場合、次回検出するまでの所定の間隔wを短くする。所定値は、例えば、光源部19を点灯させた場合に外光を含めたときの照度センサ16の出力値が、天候が晴れの場合と、雲などで太陽の光が遮られた場合とを区別することができる程度の値とすることができる。例えば、所定の間隔wを長くする場合には、5分、10分などの値とすることができる。また、所定の間隔wを短くする場合には、2秒、5秒、30秒などの値とすることができる。
例えば、外光が十分得られ、照度センサ16の出力値が最大出力値である(飽和状態である)ため光源部19を消灯させた場合に、雲により太陽の光が一旦遮られ一時的に照度が低下した後、すぐに雲の切れ目となって外光が十分得られ再び照度が上昇したようなときを想定する。このような場合でも、外光が十分得られているときは照度センサ16の出力値の間隔wを長くすることにより、太陽の光が遮られている間は照度を検出せず、長くした間隔wが経過し次に照度を検出する時点で再び外光が十分得られた場合には、出力値が再度最大出力値となり、光源部19を点灯することがないので、消灯状態の光源部19を点灯させ直ちに再度消灯するような事態を防ぐことができ、光源部19の点灯、消灯が頻繁に繰り返されることを防止することができる。また、光源部19の不要な点灯を防止できるので省電力化を図ることもできる。
次に、再点灯の条件、すなわち、状態2から状態1に遷移する点灯条件について説明する。
図7は実施の形態1の照明装置100による点灯条件の第1例を示す説明図である。図7において、横軸は時間を示し、縦軸は照度センサ16で検出した照度(出力値)L(t)を示す。また、照度閾値は、光源部19を再点灯(点灯)させるための基準となる照度である。
図7に示すように、マイクロコンピュータ10は、光源部19を消灯させた後で、照度センサ16で検出した照度が時刻t10で所定の照度閾値より小さくなった場合、時刻t10で光源部19を点灯する。例えば、外光が十分得られ、出力値が最大出力値である(飽和状態である)場合に、雲により太陽の光が遮られ、十分な外光が得られなくなったときには、光源部19を点灯させることにより、所望の照度を得る(維持する)ことができる。なお、図7において、時刻t10以降、破線で示す曲線は、光源部19を時刻t10で点灯しなかった場合の照度センサ16の出力値であり、外光のみによる照度を表す。
図7で例示した第1例では、外光のみによる照度が時刻t10以降も徐々に低下し、十分な外光が得られない場合なので、時刻t10で光源部19を点灯させることにより、被照射面での所望の照度を得ることができる。しかし、外光の変化は、必ずしも徐々に変化するものではなく、急激に変動する場合もある。
図8は外光が急激に変動する場合の一例を示す説明図である。図8において、横軸は時間を示し、縦軸は照度センサ16で検出した照度(出力値)L(t)を示す。また、照度閾値は、図7と同様、光源部19を再点灯(点灯)させるための基準となる照度である。図8の場合は、外光のみによる照度が徐々に低下するものの、一旦低下した照度が、再び高くなる。時刻t11と時刻t12との間の破線で示す曲線は、光源部19を時刻t11で点灯しなかった場合の照度センサ16の出力値であり、外光のみによる照度を表す。
図8に示すように外光が変化した場合、照度センサ16の出力値が1度だけ照度閾値より小さくなったとき(時刻t11の時点)に光源部19を点灯させると、時刻t11の後に、外光のみによる照度も元の状態に戻るため、照度センサ16の出力値が最大出力値に達し、時刻t12で再度、光源部19を消灯することになる。このため、比較的短い時間(時刻t12−時刻t11)で消灯、点灯、再消灯を繰り返すことになり、ユーザに違和感を与える事態、あるいはユーザが照明装置の故障ではないかと勘違いする事態を招くおそれがある。
以下、図8で例示した事態を回避するための点灯条件について説明する。図9は実施の形態1の照明装置100による点灯条件の第2例を示す説明図である。図9において、横軸は時間を示し、縦軸は照度センサ16で検出した照度(出力値)L(t)を示す。また、照度閾値は、光源部19を再点灯(点灯)させるための基準となる照度である。
マイクロコンピュータ10は、光源部19を消灯させた後で、照度センサ16で連続して複数回(例えば、2回以上)検出した照度が所定の照度閾値より小さくなった場合、光源部19を点灯する。例えば、所定の間隔wを2秒、複数回を2回とすると、2秒間隔で照度を検出し、2回連続して所定の照度閾値より小さくなった場合、すなわち、少なくとも4秒間の間暗い状態が続いた場合には、光源部19を点灯する。
図9の例では、1回目である時刻t13で照度センサ16の出力値が照度閾値より小さくなったものの、2回目である時刻t14では、照度センサ16の出力値が照度閾値より大きいので、光源部19は消灯させたままの状態が続く。
これにより、例えば、雲が太陽の光を一瞬(例えば、3秒程度)遮るような場合、あるいは、室内で人が移動したため影等により照度センサの検出箇所が一瞬暗くなった場合に、光源が点灯して再度消灯する事態を防ぎ、光源の点灯、消灯が頻繁に繰り返されることを防止することができる。また、光源の不要な点灯を防止できるので省電力化を図ることもできる。
前述の照度閾値は、マイクロコンピュータ10で任意の時点での照度センサ16の出力値が最大出力値に等しいと判定した場合の当該統計値に所定係数k(0<k<1)を乗算した値である。所定係数kは、適宜設定することができるが、例えば、0.6、0.7、0.8などの値とすることができる。照度閾値は予め設定しておくこともできるが、出力値が最大出力値に等しいと判定した場合の当該統計値を用いることにより、予め照度閾値を設定する必要がない。そして、照明装置の設置環境が異なる場合であっても、設置環境毎に求められた統計値を採用することにより、設置環境に関わらず光源を再点灯するための最適な条件を決定することができる。なお、照度閾値として照度一定制御の目標照度値を用いることもできる。
次に、実施の形態1の照明装置100の動作について説明する。図10は実施の形態1の照明装置100による点灯から消灯へ遷移する場合の処理手順を示すフローチャートである。マイクロコンピュータ10は、光源部19が点灯したか否かを判定し(S11)、光源部19が点灯していない場合(S11でNO)、ステップS11の処理を続ける。
光源部19が点灯した場合(S11でYES)、マイクロコンピュータ10は、インジケータ14を消灯し(S12)、格納メモリを初期化する(S13)。なお、格納メモリの初期化は、例えば、出力値として0を格納することである。マイクロコンピュータ10は、光源部19の点灯時点から所定の間隔wが経過したか否かを判定する(S14)。
所定の間隔wが経過していない場合(S14でNO)、マイクロコンピュータ10は、ステップS14の処理を続ける。所定の間隔wが経過した場合(S14でYES)、マイクロコンピュータ10は、照度センサ16の出力値を取得し(S15)、格納メモリに格納された出力値の平均値を算出する(S16)。
マイクロコンピュータ10は、光源部19の消灯条件を充足するか否かを判定する(S17)。消灯条件は、例えば、図4で例示した条件とすることができる。消灯条件を充足する場合(S17でYES)、マイクロコンピュータ10は、取得した出力値を格納メモリに格納する(S18)。出力値を格納メモリに格納する場合、最も古いタイミングで格納された出力値を格納メモリから取り出して削除し、空いた箇所に取得した出力値を格納する。
マイクロコンピュータ10は、光源部19を消灯し(S19)、インジケータ14を本点灯させて(S20)、処理を終了する。
消灯条件を充足しない場合(S17でNO)、マイクロコンピュータ10は、インジケータ14の予備点灯条件を充足するか否かを判定する(S21)。インジケータ14の予備点灯条件は、例えば、照度センサ16の出力値が直近の出力値と一致した場合である。
予備点灯条件を充足する場合(S21でYES)、マイクロコンピュータ10は、インジケータ14を予備点灯させ(S22)、取得した出力値を格納メモリに格納し(S23)、ステップS14以降の処理を続ける。
予備点灯条件を充足しない場合(S21でNO)、マイクロコンピュータ10は、ステップS22の処理を行うことなくステップS23、S14の処理を行う。
図11は実施の形態1の照明装置100による消灯から点灯へ遷移する場合の処理手順を示すフローチャートである。マイクロコンピュータ10は、照度センサ16の出力値の直近の取得時点から所定の間隔wが経過したか否かを判定し(S31)、所定の間隔wが経過していない場合(S31でNO)、ステップS31の処理を続ける。
所定の間隔wが経過した場合(S31でYES)、マイクロコンピュータ10は、照度センサ16の出力値を取得し(S32)、光源部19の点灯条件を充足するか否かを判定する(S33)。点灯条件は、図7又は図9で例示した条件である。
点灯条件を充足しない場合(S33でNO)、マイクロコンピュータ10は、ステップS31以降の処理を続ける。点灯条件を充足する場合(S33でYES)、マイクロコンピュータ10は、光源部19を点灯し(S34)、処理を終了する。
(実施の形態2)
図12は実施の形態2の照明装置150の構成の一例を示すブロック図である。実施の形態1との相違点は、照明装置150は、受光部17に代えて通信部20を備え、リモートコントロール250は、発光部202に代えて通信部204を備えるとともに、インジケータ205を備える点である。なお、実施の形態1と同様の箇所は同一の符号を付して説明を省略する。
通信部20及び通信部204は、それぞれ双方向の通信機能を備える。マイクロコンピュータ10は、照明装置150の状態遷移(状態1又は状態2)の情報を、通信部20を経由してリモートコントロール250へ送信する。リモートコントロール250は、通信部204で照明装置150の状態遷移(状態1又は状態2)の情報を受信し、受信した情報に基づいて、インジケータ205の表示を行う。インジケータ205の表示は、照明装置150のインジケータ14と同様の点灯(予備点灯、本点灯)、消灯などである。なお、インジケータ205に代えて、リモートコントロール250の表示部206に照明装置150の光源が点灯したこと、あるいは消灯したことを表示させてもよい。なお、インジケータ205と表示部206は、いずれか一方のみ具備する構成でもよい。
照明装置に備えられたインジケータよりもリモートコントロール250での表示の方が確認しやすいので、ユーザの利便性が向上する。
上述のように、本実施の形態1、2にあっては、目標照度値を使用することなく、照度センサの最大出力値を判定基準(光源部を消灯させるか否かの判定基準)とすることができ、簡便な構成で、外光により十分な照度が得られる場合には、光源部を消灯させて省電力化を図ることができる。
また、照明装置が設置される環境は、場所によって異なる。例えば、床面又は机面などの素材の違いにより反射率が異なれば検出される照度も異なるため、予め設定済みの目標照度値を使用する限りにおいては、設置環境が異なれば所望の照度で照明装置を動作させることが困難な場合もある。本実施の形態1、2にあっては、目標照度値を使用しないので、設置環境が変化しても最適な条件で光源部を消灯させて省電力化を図ることができる。また、目標照度値を変更するための環境設定のやり直しなどの、一般のユーザでは実施することができない複雑な処理も不要であり、利便性が向上する。
上述の実施の形態1、2において、照明装置は、目標照度値を用いることなく自動で光源の消灯制御を行うものであったが、目標照度値が設定されていない構成に限定されるものではなく、目標照度値を設定しておき、目標照度値に基づいて照度を一定に制御する構成を採用することもできる。すなわち、本実施の形態1、2の照明装置は、目標照度値により照度一定制御を行う照明装置であってもよい。
100、150 照明装置
200、250 リモートコントロール
10 マイクロコンピュータ
11 スピーカ
12 メモリ
14 インジケータ
16 照度センサ
17 受光部
19 光源部
20 通信部
201 制御部
202 発光部
203 操作部
204 通信部
205 インジケータ

Claims (8)

  1. 光源と、該光源の光が照射される箇所の照度を検出する検出部とを備える照明装置において、
    前記検出部が出力することができる出力値が飽和状態である最大出力値に等しいか否かを判定する判定手段と、
    該判定手段で前記出力値が前記最大出力値に等しいと判定した場合、前記光源を消灯すべく制御する光源制御手段と
    を備えることを特徴とする照明装置。
  2. 前記検出部が照度を時系列に検出すべく制御する検出制御手段を備え、
    前記判定手段は、
    前記検出部での複数回の出力値が略同一である場合、該検出部の出力値が最大出力値に等しいと判定するように構成してあることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記検出部の任意の時点での出力値と、該任意の時点より前の時点での出力値に基づく統計値との差分を算出する算出手段を備え、
    前記判定手段は、
    前記算出手段で算出した差分が所定の差分閾値より小さい場合、前記任意の時点での出力値が最大出力値に等しいと判定するように構成してあることを特徴とする請求項2に記載の照明装置。
  4. 前記検出制御手段は、
    前記検出部が所定の周期で所定回数照度を検出すべく制御するようにしてあり、
    前記算出手段は、
    前記検出部の出力値を前記所定回数収集して得られた前記統計値を用いて差分を算出するように構成してあることを特徴とする請求項3に記載の照明装置。
  5. 前記検出制御手段は、
    前記検出部の出力値が所定値より小さい場合、前記周期を長くし、
    前記検出部の出力値が前記所定値より大きい場合、前記周期を短くするようにしてあることを特徴とする請求項4に記載の照明装置。
  6. 前記光源制御手段は、
    前記光源を消灯させた後で、前記検出部で検出した照度が所定の照度閾値より小さくなった場合、前記光源を点灯するようにしてあることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の照明装置。
  7. 前記光源制御手段は、
    前記光源を消灯させた後で、前記検出部で連続して複数回検出した照度が所定の照度閾値より小さくなった場合、前記光源を点灯するようにしてあることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の照明装置。
  8. 前記照度閾値は、
    前記判定手段で前記出力値が最大出力値に等しいと判定した場合の該出力値に基づく統計値に所定係数k(0<k<1)を乗算した値であることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の照明装置。
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