JP2006270398A - 微小振動子、半導体装置及び通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 振動子素子が形成されている領域に発生する不要振動の領域周囲部分への伝達を抑制する。
【解決手段】 1又は複数の振動子素子が形成されている領域40が、この領域と異なる音響インピーダンスを有する障壁で囲われた構成とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 1又は複数の振動子素子が形成されている領域40が、この領域と異なる音響インピーダンスを有する障壁で囲われた構成とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、例えば信号フィルタ、ミキサー、共振器などの要素となる微小振動子、この微小振動子を有する半導体装置、及びこの微小振動子による帯域フィルタを用いた通信装置に関する。
マイクロマシン(MEMS:Micro Electro Mechanical Systems)技術を用いて作製された微小振動子が知られている。この微小振動子の高周波フィルタとしての利用がミシガン大学を始めとする研究機関から提案されている(非特許文献1参照)。
図9に、上述の高周波フィルタを構成する微小振動子、即ち静電駆動のビーム型振動子の概略を示す。この振動子1は、半導体基板2上に絶縁膜3を介して例えば多結晶シリコンによる入力側配線4と出力電極5が形成され、この出力電極5に対向して空間6を挟んで振動板となる電極、いわゆるビーム(梁)7が形成されて成る。ビーム7は、両端のアンカー部(支持部)8〔8A,8B〕にて支持されるようにブリッジ状に跨いで入力側配線層4に接続される。ビーム7は入力電極となる。入力側配線層4より入力端子t1が、出力電極5より出力端子t2 が夫々導出される。この振動子1は、ビーム7と接地間にDCバイアス電極V1 が印加された状態で、入力端子t1 を通じてビーム7に高周波信号S1が供給される。即ち、入力端子t1 からDCバイアス電圧V1 と高周波信号S1が供給されると、固有振動数を有するビーム7が、出力電極5とビーム7間に生じる静電力で振動する。この振動によって、出力電極5とビームとの間の容量の時間変化とDCバイアス電圧に応じた高周波信号が出力電極5(従って、出力端子t2)から出力される。高周波フィルタではビーム7の固有振動数(固有周波数)に対応した信号が出力される。
一方、1ないし多数の振動子が半導体、あるいは絶縁体基板上に配置され、信号処理がなされるときの信号品質を確保する、との立場からその周囲部分への振動エネルギーの漏洩に起因する不要信号に関して考察し、その実証がなされた例は皆無である。
C.T.-Nguyen, Micromechanical components for miniaturized low-power communications(invited plenary),proceedings, 1999 IEEE MTT-S International Microwave Symposium RF MEMS Workshop, June,18,1999,pp,48-77,
先行技術として静電駆動型の振動子の他の構成を図8に示す。この振動子11は、例えば半導体基板12上に絶縁膜13を介して入力電極14及び出力電極15が形成され、この入力電極14及び出力電極15に対向して空間16を挟んで振動板となる電極、いわゆるビーム(梁)17が形成されて成る。ビーム17は、入出力電極14、15をブリッジ状に跨ぎ、入出力電極14、15の外側に配置した配線層18に接続されるように、両端をアンカー部(支持部)19〔19A,19B〕で一体に支持される。入力電極14から入力端子t1が導出され、入力端子t1を通じて高周波信号S1が入力される。出力電極15から出力端子t2が導出される。ビーム17には所要のDCバイアス電圧V1が印加される。
この振動子11では、入力電極14に高周波信号S1 が入力されると、DCバイアス電圧V1 が印加されたビーム17と入力電極14間に生じる静電力でビーム17が共振し、出力電極15から目的周波数の高周波信号が出力される。この微小振動子11によれば、入出力電極14及び15の対向面積が小さく且つ入出力電極14及び15間の間隔を大きくとれるので、図9の振動子1に比べて入出力電極間の寄生容量Coが小さくなる。したがって、入出力電極14、15間の寄生容量Coを直接透過する信号、つまりノイズ成分が小さくなり、出力信号のSN比が向上する。
一方、図6に示すように、同一基板上に複数(いわゆる多数)の振動子(以下、振動子素子という)、例えば下部電極である入出力電極14、15とビーム17を有する振動子素子21〔21A,21B、21C〕を、入出力電極14、15を共通とするようにして並列接続し振動子群として構成し、全体の合成インピーダンスを下げて、高周波デバイスへの適用を可能したものも提案されている。
ところで、RF信号が静電駆動型の振動子に入力され、振動子の共振現象が起きる時、隣接して置かれた振動子の共振特性が近似的に同じである場合には、振動子間の干渉のため振動子群の集団的な振動現象が起きる。また、一つの振動子の場合であっても反射波による自己干渉が起きる。
これは、アンカー、電極が設置された台座部分への振動エネルギーの漏洩が存在し、漏洩した振動エネルギーが、台座、基板内を弾性波として伝播し、音響インピーダンスの差異が存在する境界では反射が起き、漏洩源へのエネルギー帰還があるためである。いずれの場合にも、振動子から基板あるいは台座へのエネルギー漏洩に起因する弾性波の振る舞いは、振動子の共振特性に影響を及ぼす。
図7に示すように、個別の振動子21は、上述したように電気的に駆動されるビーム(梁)17であり、ビーム17から離れて設けられた下部電極である入出力電極14及び15により駆動される。振動は基板22に垂直な方向に励起される。従って、その反力Fが入出力電極14及び15、アンカー部19〔19A,19B〕に印加され、それらの部分は基板22の側から見れば振動源となり、複数の振動源から発した弾性波は基板内で互いに伝播し合い、特に音響インピーダンスの差異のある境界では反射が生じる。このようにして発生した基板振動は振動子素子を励振させることとなる。
図5に示すような基板22を含めた、ある平面形状に配置された複数(多数を含む)の振動子素子21が並列接続して配置されて成る振動子群24は、弾性体と見なすことができる。入力電極14、出力電極15、DCバイアス供給線23は、各振動子素子21に共通に形成される。図5に示すように、振動子群24の境界線の形状が平行四辺形の場合、弾性波は振動子群24の境界線の形状により反射される。
反射された弾性波は定在波となり、個別の振動子素子の特性とは異なる共振状態が起きるのが一般的である。このため、個別の振動子素子の特性を基に設計が成された振動子群においては、所望の信号出力に対して雑音となるか、信号干渉によるリップルの発生となる。このような複雑な系の振動特性を正確にシミュレーションし、設計として取り込むのは極めて困難である。故に、このような不要出力を抑制する振動子群の構造、配置、配線の仕方を見出すことが要請されている。
反射された弾性波は定在波となり、個別の振動子素子の特性とは異なる共振状態が起きるのが一般的である。このため、個別の振動子素子の特性を基に設計が成された振動子群においては、所望の信号出力に対して雑音となるか、信号干渉によるリップルの発生となる。このような複雑な系の振動特性を正確にシミュレーションし、設計として取り込むのは極めて困難である。故に、このような不要出力を抑制する振動子群の構造、配置、配線の仕方を見出すことが要請されている。
水晶振動子に代えて静電駆動型の梁構造の1つの振動子素子で微小振動子を構成した場合にも、上述のような振動子からの振動エネルギーの漏洩に起因する不要信号を抑制することが望まれる。
また、振動子素子からの振動エネルギーが微小振動子の周囲部分へ漏洩することに起因する周囲部分での不要信号を抑制することが望まれる。
このような現象は、静電駆動型の振動子に限られず、他の駆動方法による場合でも、アンカーを有する有限質量の振動子において生じることから、問題となる。
また、振動子素子からの振動エネルギーが微小振動子の周囲部分へ漏洩することに起因する周囲部分での不要信号を抑制することが望まれる。
このような現象は、静電駆動型の振動子に限られず、他の駆動方法による場合でも、アンカーを有する有限質量の振動子において生じることから、問題となる。
本発明は、上述の点に鑑み、振動子からその周囲部分への振動エネルギーの漏洩を抑制できるようにした微小振動子と、この微小振動子を用いて信頼性の高い半導体装置及び通信装置を提供するものである。
より好ましくは、振動子が形成されている領域に振動子から伝播する振動エネルギーが、該領域内で定在波となることを抑制するようにした微小振動子と、この微小振動子を有する半導体装置及び通信装置を提供するものである。
より好ましくは、振動子が形成されている領域に振動子から伝播する振動エネルギーが、該領域内で定在波となることを抑制するようにした微小振動子と、この微小振動子を有する半導体装置及び通信装置を提供するものである。
本発明に係る微小振動子は、1又は複数の振動子素子が形成さている領域が、この領域と異なる音響インピーダンスを有する障壁で囲われていることを特徴とする。
本発明の好ましい形態は、上記微小振動子において、振動子素子が形成さている領域の平面形状を非方形かつ非真円形とした構成とする。
本発明に係る半導体装置は、上述の微小振動子を有することを特徴とする。
本発明に係る通信装置は、送信信号及び/又は受信信号の帯域制限を行うフィルタを備えた通信装置において、フィルタとして、上述の微小振動子によるフィルタを用いることを特徴とする。
本発明に係る通信装置は、送信信号及び/又は受信信号の帯域制限を行うフィルタを備えた通信装置において、フィルタとして、上述の微小振動子によるフィルタを用いることを特徴とする。
本発明の微小振動子では、振動子素子が形成されている領域が、この領域と異なる音響インピーダンスを有する障壁で囲われているので、振動子素子からその下の領域へ伝達された振動エネルギー(弾性波)が領域の周囲部分へ漏洩することがない。
この振動子素子が形成されている領域の平面形状を、非方形かつ非真円形とするときは、振動子素子からその下の領域へ伝達された振動エネルギー(弾性波)が、領域内で定在波となることがない。
この振動子素子が形成されている領域の平面形状を、非方形かつ非真円形とするときは、振動子素子からその下の領域へ伝達された振動エネルギー(弾性波)が、領域内で定在波となることがない。
本発明に係る微小振動子によれば、振動子素子が形成されている領域に発生する不要振動の領域周囲部分への伝達を抑制することができる。
振動子素子が形成されている領域の平面形状を非方形かつ非円形状とするときは、領域内に亘って発生する定在波の発生が抑制できるため、この微小振動子の不要信号や雑音レベルを下げることができる。
振動子素子が形成されている領域の平面形状を非方形かつ非円形状とするときは、領域内に亘って発生する定在波の発生が抑制できるため、この微小振動子の不要信号や雑音レベルを下げることができる。
本発明に係る半導体装置によれば、上述の微小振動子を有することにより、雑音の少ない優れた特性を有し、信頼性の高い半導体装置を提供することができる。
本発明に係る通信装置によれば、その帯域制限フィルタとして上述の本発明の微小振動子によるフィルタを用いることにより、雑音の少ない優れたフィルタ特性が得られ、信頼性の高い通信装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
本実施の形態に係る微小振動子は、1又は複数の振動子素子が所要の領域上に形成され、その領域が、該領域の音響インピーダンスと異なる音響インピーダンスを有する障壁により囲まれて構成される。ここで、音響インピーダンスは、媒質中でのある面での音圧と体積速度との比と定義し、音響系を電気的な等価回路で表現した時のインピーダンスに対応する。弾性波が伝わるときの伝わり難さを示す指標となる。また、振動子素子が形成されている領域とは、基板、あるいは基板上の台座、あるいは基板上に配置された他の基板等に相当するものを指す。異なる音響インピーダンスを有する障壁は、気相(空間)、溝、溝内を埋め込んだ異なる部材、領域より高い壁部、等で形成することができる。
換言すれば、微小振動子は、その振動するビーム(梁)が基板、あるいは基板上に設けられた台座の、上または内部に設置したアンカー(支持部)により固定される。その基板の微小振動子が設けられた領域の周り、あるいは微小振動子が設けられた台座の周りの音響インピーダンスは、その領域部分あるいは台座部分の音響インピーダンスとは異なったものにする。あるいは異なる音響インピーダンスの障壁が上記領域部分あるいは台座部分の周囲に設けられる。
一方、振動子素子が設けられた、基板の領域部分あるいは台座部分の平面形状は、非方形且つ非真円形にすることが好ましい。
上記平面形状としては、不規則な多角形(三角形以上の多角形)、あるいは少なくとも一部が不規則な多角形にすることができる。
上記平面形状としては、頂点または辺の数が素数とされた不規則な多角形にすることができる。
上記平面形状としては、不規則な多角形が平面内において1つの角度の二等分線と他の辺の交わる角度を90°以外の角度とする形状にすることができる。
上記平面形状としては、不等辺多角形、不等辺三角形にすることができる。上記平面形状としては、平行な二辺のない四角形にすることができる。
上記平面形状としては、少なくとも一部が不規則な曲面によって規定される形状にすることができる。
上記平面形状としては、不規則な多角形(三角形以上の多角形)、あるいは少なくとも一部が不規則な多角形にすることができる。
上記平面形状としては、頂点または辺の数が素数とされた不規則な多角形にすることができる。
上記平面形状としては、不規則な多角形が平面内において1つの角度の二等分線と他の辺の交わる角度を90°以外の角度とする形状にすることができる。
上記平面形状としては、不等辺多角形、不等辺三角形にすることができる。上記平面形状としては、平行な二辺のない四角形にすることができる。
上記平面形状としては、少なくとも一部が不規則な曲面によって規定される形状にすることができる。
本実施の形態の微小振動子では、微小振動子が設置された、基板の領域部分あるいは台座の周囲部分の基板領域へ不要弾性波が伝達されず、この周囲部分の基板領域に不要弾性波の影響が及ぶことが回避される。また、微小振動子が設置された、基板の領域部分あるいは台座部分の境界からの弾性波の反射に起因する不要出力を抑制することが可能となる。この境界の形状が非方形かつ非真円であることにより、弾性波の基板あるいは台座内での伝播距離を実効的に長くして弾性定在波が立ちにくくなり、弾性エネルギーの振動子への帰還に起因する、振動子の特性劣化を抑制できる。
振動子を個別に複数配置する場合、配置は規則的にする。不規則に並べると、プロセス管理上の種々の不具合が発生するからである。つまり、リソグラフィーのためのマスクの作製は極めて面倒であるし、CMP(Chemical Mechanical Polishing)特性の均質性が保たれない。また、ウエハーの利用効率が悪化し、素子が高価になってしまう。
図1に、本発明に係る微小振動子の概念的な実施の形態を示す。本実施の形態で対象とする振動子素子は、マイクロメータスケール、ナノメータスケールの素子である。なお、本実施の形態では、一例として基板上に下部電極である入力電極及び出力電極と、両端を支持して振動素子となるビームとを配置して構成される機械共振周波数100MHZの静電駆動型振動子群を取り上げる。
本実施の形態に係る微小振動子31は、図1A,Bに示すように、基板、本例では高抵抗シリコン基板33の表面に絶縁膜34が形成された基板32上に、多数の静電駆動型の振動子素子35を並列接続するように配列してなる振動子群36を配置して構成される。本例では絶縁膜34がシリコン酸化(SiO2)膜37及びシリコン窒化(SiN)膜38の積層膜で形成される。そして、この振動子群36が形成されている領域を取り囲むように、この領域の音響インピーダンスと異なる音響インピーダンスを有する障壁が形成される。本例では、この障壁が空間(気相)により形成される。すなわち、絶縁膜34の振動子群36が形成されている領域40の周囲に溝を形成し、あるいは絶縁膜34のこの領域を残して他部の絶縁膜34を選択的に除去して、この領域40の周囲に絶縁膜34の音響インピーダンスと異なる音響インピーダンスを有する空間が形成される。本例では絶縁膜34の領域40を残して他部絶縁膜34を選択的に除去される。この場合、この振動子群36を配した絶縁膜34の領域40が、台座に相当する。
絶縁膜34の領域、すなわち台座40は、その平面形状が非方形かつ非真円形に形成される。本例では台座40が互いに平行な辺をもたず不規則な多角形に形成される。
なお、図1A,Bでは理解し易くするために、振動子素子35の数を省略しているが、実際は多数の振動子素子35が配列されているものである。
なお、図1A,Bでは理解し易くするために、振動子素子35の数を省略しているが、実際は多数の振動子素子35が配列されているものである。
振動子群36内での振動子素子35は、規則性をもって配列されている。各振動子素子35は、後述する(図1Cを用いて詳述する)が、下部電極である入力電極43、出力電極44及び配線層45と、両端を配線層45に支持して振動電極となるビーム(梁)47とで構成される。各振動子素子35は、その入力電極43を台座40上に形成した共通の入力配線61に接続し、その出力電極44を台座40上に形成した共通の出力電極配線62に接続し、そのビーム47を台座40上に形成した共通のDCバイアス給電線(図示せず)に接続するようにして、並列接続される。
各振動子素子35は、前述と同様に図1Cに示すように、シリコン基板33の表面に絶縁膜(シリコン酸化膜37とシリコン窒化膜38の複合膜)34が形成された基板32上に、下部電極となる入力電極43及び出力電極44と、入出力電極43、44を挟む両側の配線層45〔45A,45B〕を形成し、この入出力電極43、44に対して空間46を挟んで対向する振動電極となるビーム(梁)47を配置して構成される。ビーム47は、両端が配線層45〔45A,45B〕に電気的かつ機械的に接続されたアンカー部(支持部)48〔48A,48B〕で支持される。このビーム47はいわゆる両持ち梁構造に形成される。
この振動子素子35は、前述と同様に、ビーム47にDCバイアス電圧を印加し、入力電極43に例えばRF信号を入力すると、ビーム47が共振し、出力電極44に目的周波数のRF信号が出力される。この振動子素子35は、図1Cに示すように、2次高調波振動モード49で共振する。
この振動子素子35は、前述と同様に、ビーム47にDCバイアス電圧を印加し、入力電極43に例えばRF信号を入力すると、ビーム47が共振し、出力電極44に目的周波数のRF信号が出力される。この振動子素子35は、図1Cに示すように、2次高調波振動モード49で共振する。
次に、図2及び図3を用いて本実施の形態の微小振動子の製造方法を説明する。なお、同図は図1AのAーA′線上の断面構造を示す。工程の仕様は通常のCMOS作製プロセスで用いられるものと同等である。
先ず、図2Aに示すように、高抵抗のシリコン基板33の上面に絶縁膜として例えば酸化シリコン薄膜(HDP膜:High Density Plasma酸化膜)37と窒化シリコン薄膜38との複合膜34を成膜した基板32を用意する。本例では膜厚200nm程度の複合膜34を成膜する。続けて、この複合膜34上に導電性膜、例えば導電性のある多結晶シリコン薄膜(PDAS膜:Phosphorus doped amorphous silicon)を所要の膜厚、本例では380nm程度に成膜し、レジストマスク(図示せず)を介して例えばドライエッチング法により多結晶シリコン薄膜を選択的にエッチング除去し、多結晶シリコン薄膜による下部電極である入力電極43及び出力電極44と、ビーム(梁)の固定部を兼ねる配線層45〔45A,45B〕を形成する。
先ず、図2Aに示すように、高抵抗のシリコン基板33の上面に絶縁膜として例えば酸化シリコン薄膜(HDP膜:High Density Plasma酸化膜)37と窒化シリコン薄膜38との複合膜34を成膜した基板32を用意する。本例では膜厚200nm程度の複合膜34を成膜する。続けて、この複合膜34上に導電性膜、例えば導電性のある多結晶シリコン薄膜(PDAS膜:Phosphorus doped amorphous silicon)を所要の膜厚、本例では380nm程度に成膜し、レジストマスク(図示せず)を介して例えばドライエッチング法により多結晶シリコン薄膜を選択的にエッチング除去し、多結晶シリコン薄膜による下部電極である入力電極43及び出力電極44と、ビーム(梁)の固定部を兼ねる配線層45〔45A,45B〕を形成する。
その後、台座境界を形成するためのレジストマスクを介して選択エッチング、例えばドライエッチングにより、複合膜34の所定部分を取り除いて溝57を形成し、この溝57で囲まれた複合膜34による台座40を形成する。この台座40上に前述の入力電極43、出力電極44、配線層45〔45A,45B〕が形成されている。台座40の平面形状は、例えば図1に示すように、不規則的な多角形に形成される。そして、この台座40の周囲に形成された溝57(すなわち空間)により、台座40の音響インピーダンスと異なる音響インピーダンスを有する障壁を形成する。
次に、図2Bに示すように、形成された入力電極43、出力電極44、配線層45〔45A,45B〕、及び溝57を絶縁膜の例えば酸化シリコン膜(HDP膜)54で埋め戻し、化学機械研磨法(CMP)により平坦化し、入力電極43、出力電極44及び配線層45〔45A,45B〕の表面を露出させる。
次に、図2Cに示すように、表面に入力電極43及び出力電極44とビームとの間の間隔に相当する所要の厚さの犠牲層55を形成する。本例では50nm程度の厚さの酸化シリコン薄膜(LPーTEOS膜)による犠牲層55を形成する。
次に、図3Aに示すように、この多結晶シリコン薄膜及び犠牲層55を例えばドライエッチング法により選択的にエッチング除去して、両配線層45〔45A,45B〕に達する透孔56〔56A,56B〕を形成する。
次に、図3Bに示すように、表面に透孔56を有する犠牲層55上に、多結晶シリコン膜(PDAS膜)57を所要の厚さになるまで成膜する。続いて、ドライエッチング法により多結晶シリコン膜57をパターニングして両端が配線層45A,45Bに接続されたビーム(梁)47を形成する。この場合、ビーム47の両端から延長して配線層45A,45Bに接続する部分、すなわち透孔56A,56B内の部分がビーム47のアンカー部(支持部)48〔48A,48B〕となる。
次に、図1の配線61、62、38及びパッド(図示せず)となる導電膜、例えばアルミシリコン(AlーSi)薄膜を形成し、配線36、61、62、パッド上にレジストマスクを形成した後、例えばフッ化水素を含むエッチング液を用いて不要なアルミシリコン膜及び犠牲層55を選択的に除去する。これにより、図3Cに示すように、入力電極43及び出力電極44とビーム47との間に50nmの空間46を有する振動子素子31を形成すると共に、複合膜34による台座40と台座周囲に溝57のよる音響インピーダンス障壁58を形成する。同時に配線、すなわち入力配線61、出力配線62、DCバイアス給電線を形成する。振動子素子31の概略寸法の一具体例として、図3Cに示す通り、ビーム長さLを13.2μm、ビームの膜厚tを1μm、空間hを50nmとすることにより、2次の高調波が励起された時の共振周波数がおよそ100MHzとなるような振動子素子35が作製される。このようにして目的の微小振動子35を得る。
上述した本実施の形態に係る微小振動子31によれば、電極43、44、アンカー45A、45Bから洩れる振動エネルギーに起因し、振動子群36に亘って発生する定在波の発生が抑制できるため、この振動子群(並列共振器)36の不要信号や雑音レベルを下げることができる。すなわち、本実施形態による共振器を構成要素として用いれば、雑音の少ない優れた特性を有する信号処理装置を実現することができる。
また、規則的に個別振動子素子35を配置する場合には、振動子群36の占有ウエハー面積を必要最小限に留めることができる。このために信号処理装置の性能の向上と低価格が実現できる。
また、規則的に個別振動子素子35を配置する場合には、振動子群36の占有ウエハー面積を必要最小限に留めることができる。このために信号処理装置の性能の向上と低価格が実現できる。
以上、本発明に係る実施の形態を説明したが、本発明は、これに限られるものではない。
図1の微小振動子31では、図1Cに示す第2高調波振動モード49の振動子素子35を用いたが、その他の振動モードの振動子素子を適用することもできる。例えば、1次振動モードの振動子素子1を適用することができる。また、基板12上に例えば入力電極を挟んで両側に出力電極を配置し、この入力電極及び出力電極に対向して両端がアンカー部に支持されるビームを配置して成る3次高調波振動モードの振動子素子を適用することができる。さらに、基板上に例えば下部電極となる入力電極と出力電極を、両者間が広く離れるように配置し、この入力電極と出力電極に対向してビームを配置して成る3次高調波振動モードの振動子素子を適用することができる。
図1の微小振動子31では、図1Cに示す第2高調波振動モード49の振動子素子35を用いたが、その他の振動モードの振動子素子を適用することもできる。例えば、1次振動モードの振動子素子1を適用することができる。また、基板12上に例えば入力電極を挟んで両側に出力電極を配置し、この入力電極及び出力電極に対向して両端がアンカー部に支持されるビームを配置して成る3次高調波振動モードの振動子素子を適用することができる。さらに、基板上に例えば下部電極となる入力電極と出力電極を、両者間が広く離れるように配置し、この入力電極と出力電極に対向してビームを配置して成る3次高調波振動モードの振動子素子を適用することができる。
上述の本発明の実施の形態では、複数の振動子素子35を並列化した振動子群36として構成したが、単一の振動子素子35による微小振動子にも適用できる。
上述の図2及び図3における実施の形態では、溝57による音響インピーダンス障壁58を形成したが、この溝57内に複合膜34と異なる材質を埋め込んで音響インピーダンス障壁58を形成することもできる。
上述の図2及び図3における実施の形態では、溝57による音響インピーダンス障壁58を形成したが、この溝57内に複合膜34と異なる材質を埋め込んで音響インピーダンス障壁58を形成することもできる。
本発明の他の実施の形態としては、図2及び図3における実施の形態において、微小振動子31を形成した台座40の外側に対応したシリコン基板33の領域に他の半導体素子を形成して、後述するような半導体装置(例えば大規模半導体集積回路等)を構成することができる。この場合、他の半導体素子と微小振動子を同じ製造プロセスの中で製造することができる。この半導体装置によれば、音響インピーダンス障壁により、微小振動子下に発生した不要振動の他の半導体素子へ伝達が抑制できる。
本発明の他の実施の形態としては、シリコン基板の一部に凹部を形成し、この凹部内に微小振動子31を形成し、この微小振動子31を取り囲む領域のシリコン基板表面に他の半導体素子を形成し、微小振動子31を取り囲む壁部分により音響インピーダンス障壁を構成することができる。
また、上例では、ビームを両持ち梁構造とした振動子素子を用いたが、片持ち梁構造のビームを有する振動子素子を用いることもできる。
また、図1〜図3の実施の形態としては、微小振動子31、あるいは、振動子群36を形成した台座40の境界線は、閉じた図形として示されている。しかしながら、振動子素子に求められる特性仕様から勘案して線路部分に起因する雑音の影響を無視してよい場合には、素子作製の便宜を優先しRF信号線路、DC給電線路の部分(例えばその下層部)には、音響インピーダンス障壁を形成しないで済ますことも可能である。
本発明の他の実施の形態としては、シリコン基板の一部に凹部を形成し、この凹部内に微小振動子31を形成し、この微小振動子31を取り囲む領域のシリコン基板表面に他の半導体素子を形成し、微小振動子31を取り囲む壁部分により音響インピーダンス障壁を構成することができる。
また、上例では、ビームを両持ち梁構造とした振動子素子を用いたが、片持ち梁構造のビームを有する振動子素子を用いることもできる。
また、図1〜図3の実施の形態としては、微小振動子31、あるいは、振動子群36を形成した台座40の境界線は、閉じた図形として示されている。しかしながら、振動子素子に求められる特性仕様から勘案して線路部分に起因する雑音の影響を無視してよい場合には、素子作製の便宜を優先しRF信号線路、DC給電線路の部分(例えばその下層部)には、音響インピーダンス障壁を形成しないで済ますことも可能である。
本発明に係る他の実施の形態においては、上述の微小振動子31を用いて、信号フィルタ、ミキサー、共振器、及びそれらが含まれるSiP(システム・イン・パッケージ)デバイスモジュール、SoC(システム・オン・チップ)デバイスモジュール等の半導体装置を構成することができる。
本実施の形態の半導体装置によれば、雑音の少ない優れた特性を有する微小振動子を備えるので、高い性能を持つ半導体装置を提供することができる。
本実施の形態の半導体装置によれば、雑音の少ない優れた特性を有する微小振動子を備えるので、高い性能を持つ半導体装置を提供することができる。
上述した実施の形態の静電駆動型の振動子群からなる微小振動子は、高周波(RF)フィルタ、中間周波(IF)フィルタ等の帯域信号フィルタとして用いることができる。
本発明は、上述した実施の形態の微小振動子によるフィルタを用いて構成される携帯電話機、無線LAN機器、無線トランシーバ、テレビチューナ、ラジオチューナ等の、電磁波を利用して通信する通信装置を提供することができる。
次に、上述した本発明の実施の形態のフィルタを適用した通信装置の構成例を、図4を参照して説明する。
まず送信系の構成について説明すると、Iチャンネルの送信データとQチャンネルの送信データを、それぞれデジタル/アナログ変換器(DAC)201I及び201Qに供給してアナログ信号に変換する。変換された各チャンネルの信号は、バンド・パス・フィルタ202I及び202Qに供給して、送信信号の帯域以外の信号成分を除去し、バンド・パス・フィルタ202I及び202Qの出力を、変調器210に供給する。
まず送信系の構成について説明すると、Iチャンネルの送信データとQチャンネルの送信データを、それぞれデジタル/アナログ変換器(DAC)201I及び201Qに供給してアナログ信号に変換する。変換された各チャンネルの信号は、バンド・パス・フィルタ202I及び202Qに供給して、送信信号の帯域以外の信号成分を除去し、バンド・パス・フィルタ202I及び202Qの出力を、変調器210に供給する。
変調器210では、各チャンネルごとにバッファアンプ211I及び211Qを介してミキサー212I及び212Qに供給して、送信用のPLL(phase-locked loop)回路203から供給される送信周波数に対応した周波数信号を混合して変調し、両混合信号を加算器214で加算して1系統の送信信号とする。この場合、ミキサー212Iに供給する周波数信号は、移相器213で信号位相を90°シフトさせてあり、Iチャンネルの信号とQチャンネルの信号とが直交変調されるようにしてある。
加算器214の出力は、バッファアンプ215を介して電力増幅器204に供給し、所定の送信電力となるように増幅する。電力増幅器204で増幅された信号は、送受信切換器205と高周波フィルタ206を介してアンテナ207に供給し、アンテナ207から無線送信させる。高周波フィルタ206は、この通信装置で送信及び受信する周波数帯域以外の信号成分を除去するバンド・パス・フィルタである。
受信系の構成としては、アンテナ207で受信した信号を、高周波フィルタ206及び送受信切換器205を介して高周波部220に供給する。高周波部220では、受信信号を低ノイズアンプ(LNA)221で増幅した後、バンド・パス・フィルタ222に供給して、受信周波数帯域以外の信号成分を除去し、除去された信号をバッファアンプ223を介してミキサー224に供給する。そして、チャンネル選択用PLL回路251から供給される周波数信号を混合して、所定の送信チャンネルの信号を中間周波信号とし、その中間周波信号をバッファアンプ225を介して中間周波回路230に供給する。
中間周波回路230では、供給される中間周波信号をバッファアンプ231を介してバンド・パス・フィルタ232に供給して、中間周波信号の帯域以外の信号成分を除去し、除去された信号を自動ゲイン調整回路(AGC回路)233に供給して、ほぼ一定のゲインの信号とする。自動ゲイン調整回路233でゲイン調整された中間周波信号は、バッファアンプ234を介して復調器240に供給する。
復調器240では、供給される中間周波信号をバッファアンプ241を介してミキサー242I及び242Qに供給して、中間周波用PLL回路252から供給される周波数信号を混合して、受信したIチャンネルの信号成分とQチャンネルの信号成分を復調する。この場合、I信号用のミキサー242Iには、移相器243で信号位相を90°シフトさせた周波数信号を供給するようにしてあり、直交変調されたIチャンネルの信号成分とQチャンネルの信号成分を復調する。
復調されたIチャンネルとQチャンネルの信号は、それぞれバッファアンプ244I及び244Qを介してバンド・パス・フィルタ253I及び253Qに供給して、Iチャンネル及びQチャンネルの信号以外の信号成分を除去し、除去された信号をアナログ/デジタル変換器(ADC)254I及び254Qに供給してサンプリングしてデジタルデータ化し、Iチャンネルの受信データ及びQチャンネルの受信データを得る。
ここまで説明した構成において、各バンド・パス・フィルタ202I,202Q,206,222,232,253I,253Qの一部又は全てとして、上述した実施の形態の構成のフィルタを適用して帯域制限することが可能である。
本発明の通信装置によれば、雑音の少ない優れた特性を有するフィルタを用いるので、高い性能を持つ通信装置を提供することができる。
図4の例では、各フィルタをバンド・パス・フィルタとして構成したが、所定の周波数よりも下の周波数帯域だけを通過させるロー・パス・フィルタや、所定の周波数よりも上の周波数帯域だけを通過させるハイ・パス・フィルタとして構成して、それらのフィルタに上述した各実施の形態の構成のフィルタを適用してもよい。また、図4の例では、無線送信及び無線受信を行う通信装置としたが、有線の伝送路を介して送信及び受信を行う通信装置が備えるフィルタに適用してもよく、さらに送信処理だけを行う通信装置や受信処理だけを行う通信装置が備えるフィルタに、上述した実施の形態の構成のフィルタを適用してもよい。
31・・微小振動子、32・・基板、33・・シリコン基板、34・絶縁膜、35・・振動子素子、36・・振動子群、58・・音響インピーダンス障壁、43・・入力電極、44・・出力電極、47・・ビーム(梁)、40・・台座
Claims (11)
- 1又は複数の振動子素子が形成さている領域が、該領域と異なる音響インピーダンスを有する障壁で囲われている
ことを特徴とする微小振動子。 - 前記領域の平面形状が、非方形かつ非真円形である
ことを特徴とする請求項1記載の微小振動子。 - 前記領域の平面形状が、不規則な多角形である
ことを特徴とする請求項1記載の微小振動子。 - 前記領域の平面形状が、平行な2辺を有しない四角形である
ことを特徴とする請求項1記載の微小振動子。 - 前記領域の平面形状が、不等辺三角形である
ことを特徴とする請求項1記載の微小振動子。 - 前記領域の平面形状の周縁の一部又は全部が、曲線状である
ことを特徴とする請求項1記載の微小振動子。 - 前記振動子素子が片側端又は両端で支持された梁を有し、
前記梁が前記領域面に垂直な方向に静電気力で振動する
ことを特徴とする請求項1記載の微小振動子。 - 前記複数の振動子素子が規則的に配列された振動子群として形成される
ことを特徴とする請求項1記載の微小振動子。 - 前記振動子素子が2次高調波振動モードで励振される
ことを特徴とする請求項7記載の微小振動子。 - 請求項1から請求項9のいずれかに記載の微小振動子を有して成る
ことを特徴とする半導体装置。 - 送信信号及び/又は受信信号の帯域制限を行うフィルタを備えた通信装置において、
前記フィルタとして、請求項1から請求項9のいずれかに記載の微小振動子によるフィルタが用いられて成る
ことを特徴とする通信装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010268428A (ja) * | 2009-02-27 | 2010-11-25 | Commissariat A L'energie Atomique Et Aux Energies Alternatives | 改善特性を有する共振装置 |
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- 2005-03-23 JP JP2005084338A patent/JP2006270398A/ja active Pending
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