JP2006269973A - 半導体装置 - Google Patents

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Masaki Kasahara
正樹 笠原
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Abstract

【課題】光を検出する半導体装置に関し、簡単な構成で、所望の波長の光を高感度に検出できる半導体装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明は、半導体基板(111;211)に形成された第1のPN接合と、半導体基板(111;211)の第1のPN接合とは半導体基板(111;211)の表面から異なる位置に形成された第2のPN接合とを有し、第1のPN接合により検出された信号と第2のPN接合により検出された信号とを演算して検出感度特性を所望の特性に設定することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は半導体装置に係り、特に、所望の波長の光を検出するための半導体装置に関する。
シリコンダイオードを用いた光センサの場合、その材料物性とPNジャンクションの深さから光に対する分光感度特性が決定されていた。その特性は、赤外領域に大きな感度を持つ性質があり、人間の感じる明るさとは大きく異なる出力を発生する。このような特性を改善するために、パッケージそのものに赤外領域の光をカットするフィルタを搭載したり、シリコンチップに直接赤外線カットフィルタを形成したりして、人間の視感度に近づけるような改良が施されている(特許文献1)。
特開2002−231993号公報
しかるに、従来のこの種の半導体装置においてパッケージにフィルタを搭載する構成では、パッケージが必要となるとともに、パッケージにフィルタを形成する必要があったため、製造コストが増加する。また、シリコンチップ上にフィルタを形成する場合には、成膜、パターニング工程の増加や特性的にはチップ側面からの光の入射により赤外領域の光に感度をもってしまい、所望の光の検出感度特性が得られないなどの問題点があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、簡単な構成で、所望の波長の光を高感度に検出できる半導体装置を提供することを目的とする。
本発明は、半導体基板(111;211)に形成された第1のPN接合と、半導体基板(111;211)の第1のPN接合とは半導体基板(111;211)の表面から異なる位置に形成された第2のPN接合とを有し、第1のPN接合により検出された信号と第2のPN接合により検出された信号とを演算して検出感度特性を所望の特性に設定することを特徴とする。
また、第2のPN接合は、第1のPN接合の内周側に配置され、第1のPN接合により検出された信号から第2のPN接合により検出された信号とを減算することにより、検出感度特性を所望の特性に設定したことを特徴とする。
第1のPN接合と第2のPN接合とはサイズが異なることを特徴とする。
半導体基板(111;211)には、第1のPN接合により検出された信号と第2のPN接合により検出された信号とを演算する演算回路(121)が搭載されたことを特徴とする。
半導体基板(111;211)は、シリコン基板から構成されたことを特徴とする。
なお、上記参照符号はあくまでも参考であり、これによって、特許請求の範囲の記載が限定されるものではない。
本発明によれば、半導体基板に第1のPN接合を形成し、半導体基板の第1のPN接合とは半導体基板の表面から異なる位置に第2のPN接合を形成し、第1のPN接合により検出された信号と第2のPN接合により検出された信号とを演算して検出感度特性を所望の特性に設定することにより、簡単な構成で、所望の波長の光を高感度に検出できる。
〔第1実施例〕
図1は本発明の第1実施例の斜視図、図2は本発明の第1実施例の構成図を示す。
本実施例の半導体装置101は、プリント配線板102上に直接、搭載されて用いられる。半導体装置101は、N型シリコン基板111の矢印Z1方向側の面、全面に亘って赤外線反射膜112を形成し、矢印Z2方向側の面に矩形状に形成された第1のP型領域113及び第2のP型領域114と、矢印Z2方向側の面に第2のP型領域114の内周側に設けられ、差動増幅回路が形成された回路領域115を有する構成とされている。
N型シリコン基板111は、シリコン基板にドナーをドーピングしたものであり、多数キャリアが電子とされている。N型シリコン基板111は、一般に他の成分に比べて赤外線を吸収する性質を有する。
赤外線反射膜112は、N型シリコン基板111の矢印Z1方向側の面、全面に亘って形成されており、N型シリコン基板111の矢印Z1方向側の面に入射する光のうち赤外線をN型シリコン基板111に入射しないようにする。これによって、N型シリコン基板111の側面からの赤外線に対して指向性を有するようになる。
第1のP型領域113は、アクセプタをチップのスクライブラインに沿って、矩形状にドーピングすることにより形成されている。第2のP型領域114は、第1のP型領域113の所定の距離dだけ内周側にアクセプタを矩形状にドーピングすることにより形成されている。
第1のP型領域113とN型シリコン基板111との間に第1のPN接合が形成される。また、第2のP型領域114とN型シリコン基板111との間に第2のPN接合が形成される。このとき、第2のPN接合は、第1のPN接合の内周側に形成されているため、第1のPN接合のサイズに比べて小さいサイズとなっている。
この第1のPN接合及び第2のPN接合が光センサとして作用し、回路領域115に形成された差動増幅回路により第1のPN接合で検出された信号から第2のPN接合で検出された信号を減算することにより所望の光の感度特性を取得できる。
図3は本発明の第1実施例の等価回路図を示す。
回路領域115には、差動増幅回路121が形成されている。差動増幅回路121の非反転入力端子には、第1のP型領域113が接続されている。また、差動増幅回路121の反転入力端子には、第2のP型領域114が接続されている。
差動増幅回路121は、第1のP型領域113の電圧から第2のP型領域114の電圧を減算した電圧を出力する。差動増幅回路121の出力端子は、処理回路141に供給される。差動増幅回路121の出力信号により処理回路141は各種処理を実行する。このとき、差動増幅回路121の出力信号は、所望の光の感度特性とされている。
〔動作〕
図4は本発明の第1実施例の動作波形図を示す。
第1のP型領域113は、N型シリコン基板111の外周側に位置する。このため、第1のP型領域113とN型シリコン基板111とで構成される第1のPN接合に到達する光はN型シリコン基板111を通過する距離が短いので、赤外線及び可視光を含む光となる。よって、第1のPN接合により検出される信号は図4(A)に示すように赤外線及び可視光を含む信号となる。
また、第2のP型領域114は、N型シリコン基板111の第1のP型領域113より内周側に位置する。このため、第2のP型領域113とN型シリコン基板111とで構成される第2のPN接合に到達する光はN型シリコン基板111を通過する距離が長いので、可視光が減衰され、また、赤外光が多く含む光となる。よって、第2のPN接合により検出される信号は図4(B)に示すように赤外線の成分を多く含む信号となる。
図4(A)に示す第1のPN接合で検出された信号と図4(B)に示す第2のPN接合で検出された信号とは、差動増幅回路に供給される。差動増幅回路は、図4(A)に示す第1のPN接合で検出された信号から図4(B)に示す第2のPN接合で検出された信号を減算する。これによって、図4(C)に示すような可視光が強調された信号を出力することができる。
図4(C)に示す差動増幅回路の出力信号は、赤外線成分が減衰され、可視光成分が強調された信号となる。よって、差動増幅回路の出力信号を参照することにより、可視光成分の感度が良好な信号を取得できる。したがって、人間の視感度に近似した特性を得ることができる。
〔効果〕
本実施例によれば、半導体基板111に第1のPN接合を形成し、半導体基板111の第1のPN接合の内周側に第2のPN接合を形成し、第1のPN接合により検出された信号から第2のPN接合により検出された信号を回路領域115に形成された差動増幅回路121により減算して、検出感度特性を可視光が強調された特性に設定することにより、簡単な構成で、可視光を高感度に検出できる。
このとき、本実施例によれば、N型シリコン基板111の深度に応じて赤外線の感度異なることを利用して、深度の異なる位置に形成されたPN接合により得られる光を所望の成分を抽出することができるため、特殊なフィルタなどが不要となる。
赤外線反射膜112は、N型シリコン基板111の矢印Z1方向側の面、全面に形成すればよいので、パターニングの工数を削減できる。
また、N型シリコン基板111の外周部分にPN接合が形成され、上面は遮蔽されているので、N型シリコン基板111の側面からの赤外線に対して指向性を有するようにできる。
〔第2実施例〕
図5は本発明の第2実施例の斜視図、図6は本発明の第2実施例の構成図を示す。同図中、図1、図2と同一構成部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
本実施例の半導体装置201は、プリント配線板102上に直接、搭載されて用いられる。半導体装置201は、P型シリコン基板211の矢印Z1方向側の面、全面に亘って赤外線反射膜112を形成し、矢印Z2方向側の面に矩形状に形成された第1のN型領域213及び第2のN型領域214と、矢印Z2方向側の面に第2のN型領域214の内周側に設けられ、差動増幅回路が形成された回路領域115を有する構成とされている。
P型シリコン基板211は、シリコン基板にアクセプタをドーピングしたものであり、多数キャリアが正孔とされている。P型シリコン基板211は、N型シリコン基板111と同様に一般に赤外線を吸収する性質を有する。
赤外線反射膜112は、P型シリコン基板211の矢印Z1方向側の面、全面に亘って形成されており、P型シリコン基板211の矢印Z1方向側の面に入射する光のうち赤外線をP型シリコン基板211に入射しないようにする。これによって、P型シリコン基板211の側面からの赤外線に対して指向性を持たせることができる。
第1のN型領域213は、ドナーをチップのスクライブラインに沿って、矩形状にドーピングすることにより形成されている。第2のN型領域214は、第1のN型領域213の所定の距離dだけ内周側にドナーを矩形状にドーピングすることにより形成されている。第1のN型領域213とP型シリコン基板211との間に第1のPN接合が形成される。また、第2のN型領域214とP型シリコン基板211との間に第2のPN接合が形成される。このとき、第2のPN接合は、第1のPN接合の内周側に形成されているため、第1のPN接合のサイズに比べて小さいサイズとなっている。
この第1のPN接合及び第2のPN接合が光センサとして作用し、回路領域115に形成された差動増幅回路により第1のPN接合で検出された信号から第2のPN接合で検出された信号を減算することにより所望の光の感度特性、人間の視感度に対応した特性を取得できる。これによって、第1実施例と同様に動作させることが可能となる。
〔その他〕
なお、上記第1及び第2実施例では、N型シリコン基板111及びP型シリコン基板211の矢印Z1方向の面に赤外線反射膜112を形成したが、N型シリコン基板111及びP型シリコン基板211の矢印Z1方向の面に形成するのは赤外線反射膜に限定されるものではない。例えば、赤外線吸収膜もしくは光未透過の膜、例えば、金属膜などであってもよい。要は、不要な成分の光、本実施例では赤外線がN型シリコン基板111及びP型シリコン基板211への入射を防止できればよい。
また、本実施例では、シリコン基板を例に説明を行なったが、シリコン基板に限定されるものではなく、他の半導体基板であってもよい。
本発明の第1実施例の斜視図である。 本発明の第1実施例の構成図である。 本発明の第1実施例の等価回路図である。 本発明の第1実施例の動作波形図である。 本発明の第2実施例の斜視図である。 本発明の第2実施例の構成図である。
符号の説明
101 半導体装置
102 プリント配線板
111 N型シリコン基板、112 赤外線反射膜
113 第1のP型領域、114 第2のP型領域、115 回路領域
201 半導体装置
211 P型シリコン基板
213 第1のN型領域、214 第2のN型領域

Claims (5)

  1. 半導体基板に形成された第1のPN接合と、
    前記半導体基板の前記第1のPN接合とは前記半導体基板の表面から異なる位置に形成された第2のPN接合とを有し、
    前記第1のPN接合により検出された信号と前記第2のPN接合により検出された信号とを演算して検出感度特性を所望の特性に設定することを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第2のPN接合は、前記第1のPN接合の内周側に配置され、
    前記第1のPN接合により検出された信号から前記第2のPN接合により検出された信号とを減算することにより、検出感度特性を所望の特性に設定したことを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記第1のPN接合と前記第2のPN接合とはサイズが異なることを特徴とする請求項1又は2記載の半導体装置。
  4. 前記半導体基板には、前記第1のPN接合により検出された信号と前記第2のPN接合により検出された信号とを演算する演算回路が搭載されたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載の半導体装置。
  5. 前記半導体基板は、シリコン基板から構成されたことを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015028454A (ja) * 2013-07-31 2015-02-12 ミツミ電機株式会社 光センサ用半導体集積回路
CN105444880A (zh) * 2014-09-30 2016-03-30 三美电机株式会社 光传感器用半导体集成电路

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