JP4675948B2 - 照度センサ - Google Patents

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Description

本発明は、可視光を受け、その強度に応じた電流を検出する照度センサに関する。
シリコン基板に形成したフォトダイオードを、可視光領域(波長λ=400〜800nm)の光を検出する照度センサとして用いると、赤外線領域(波長λ=800〜900nm)に吸収ピークを持つ感度特性となり、人間の目には暗くても、照度センサは明るいとして検出してしまうため、フォトダイオードにおける赤外線領域の感度を抑制することが課題となっている。
この赤外線領域の感度を抑制するために、従来の照度センサは、P型シリコン基板の表面にN型領域を形成し、P型領域とN型領域との間に形成されるフォトダイオードPD1と、N型領域とP型シリコン基板の間に形成されるフォトダイオードPD2とをシリコン基板の深さ方向に配置し、光の波長の吸収係数がシリコン基板の深さに依存することを利用して、フォトダイオードPD1のピークを可視光領域に、フォトダイオードPD2のピークを赤外線領域に設定し、演算回路を用いてフォトダイオードPD1の出力電流から、所定の引き算倍率係数を乗じたフォトダイオードPD2の出力電流を減じて赤外線領域の感度を低減した感度特性を有する照度センサを形成している(例えば、特許文献1参照。)。
また、焦点調節のための画像を撮像する光学機器用焦点検出装置において、光拡散層として入射光を様々な方向に変更する回折格子を用い、光電変換部上に結像させる瞳像の周辺をぼやけた状態にして透過光利用効率を滑らかに低下させ、アポダイゼイションフィルタと同様の作用を得ているものがある(例えば、特許文献2参照。)。
更に、赤外線式ガス検出器において、赤外線光源から放射された被測定ガスの赤外線吸収波長の赤外線を吸収する赤外線センサと、被測定ガスの赤外線吸収波長と重複しない波長の赤外線を吸収する参照用赤外線センサとを並設し、赤外線光源と、赤外線センサおよび参照用赤外線センサとの間に赤外線透過波長選択素子として回折格子を設け、この回折格子で回折させたそれぞれの波長の一次回折光を、赤外線センサおよび参照用赤外線センサに入射させ、被測定ガスの濃度を検出する場合に、参照用赤外線センサの参照信号に基づいて赤外線センサの検出信号を補正しているものもある(例えば、特許文献3参照。)。
特開2004−6694号公報(主に第3頁段落0003、第5頁段落0017−第6頁段落0035、第1図、第3図、第7図) 特開2005−252391号公報(主に第4頁段落0022−第5頁段落0027、第1図、第3図) 特開2006−71601号公報(主に第10頁段落0069−第11頁段落0074、第4図)
しかしながら、上述した従来の特許文献1の技術においては、シリコン基板の深さ方向に2つのフォトダイオードを形成し、これらから出力される電流を演算処理して赤外線領域の感度を低減した感度特性を得ているため、深さ方向に2つのフォトダイオードを形成するときの、導電性不純物のプロファイル設定の制御が非常に煩雑になり、それぞれのフォトダイオードの感度特性にバラツキが生じやすくなるという問題がある。
また、2つのフォトダイオードから出力される電流を演算処理する演算回路を必要とするため、照度センサの回路構成が複雑になり、センササイズが大型化するという問題がある。
本発明は、上記課題を解決するために、照度センサが、導電性不純物を拡散させた半導体基板に、前記半導体基板の一の面に、前記半導体基板の導電性不純物とは逆型の導電性不純物を拡散させて形成されたウェル層と、前記ウェル層の前記一の面側に、前記半導体基板の導電性不純物と同型の導電性不純物を拡散させて形成された拡散層とを有するフォトダイオードと、前記半導体基板の一の面上に、透光性を有する絶縁材料で形成された厚さL1の第1の絶縁層と、前記第1の絶縁層上に、前記第1の絶縁層と同じ絶縁材料で形成された厚さL2の第2の絶縁層と、前記第2の絶縁層の上面に、所定のピッチPで形成された回折格子と、を備え、可視光領域の検出すべき一の波長である特定の波長をλとしたときに、前記半導体基板の上面に沿った距離Xを、
Figure 0004675948
として、前記拡散層の上面の上面中心を、前記回折格子の一のスリットである基準スリットのスリット中心線から、前記距離Xの位置に配置し、前記第1の絶縁層の上面に、前記拡散層の幅の上方を覆う信号配線を設けると共に、前記基準スリットで回折された波長λの1次回折光を透過させる間隔を介して、前記基準スリットの下方を覆うカバー配線を設け、前記信号配線とカバー配線との間の間隔を、可視光領域の下限波長以上の間隔で、かつ前記カバー配線が前記基準スリットのスリット幅を超える幅となる間隔以下に設定したことを特徴とする。
これにより、本発明は、信号配線およびカバー配線により高濃度拡散層への0次回折光を遮光して赤外線領域の光の影響を抑制することができ、可視光領域の特定の波長の光の強度に応じた照度を精度よく検出することができるという効果が得られる。
以下に、図面を参照して本発明による照度センサの実施例について説明する。
図1は実施例1の照度センサの断面を示す説明図である。
図1において、1は照度センサである。
2は半導体基板としてのシリコン基板であり、シリコン(Si)からなる基板にボロン(B)等のP型の導電性不純物(P型不純物という。)を低濃度に拡散させて形成されている。
3はウェル層としてのNウェル層であり、シリコン基板2の一の面側にP型不純物とは逆型のN型の導電性不純物(N型不純物という。)を比較的深く注入して、N型不純物を低濃度に拡散させて形成される。
5は拡散層としてのP+拡散層であり、Nウェル層3の一の面側にP型不純物を比較的浅く注入して、P型不純物を高濃度に拡散させて形成され、Nウェル層3に周囲を囲まれた幅Wを有する矩形の領域に形成される。
6は拡散層としてのN+拡散層であり、Nウェル層3の一の面にN型不純物を比較的浅く注入して、N型不純物を高濃度に拡散させて形成され、Nウェル層3に周囲を囲まれた状態で、スリット中心線CLsのP+拡散層5を挟んだ反対側で、P+拡散層5から離間した位置に形成されている。
上記のNウェル層3、およびその内部に形成されたP+拡散層5とN+拡散層6により本実施例のフォトダイオード8が形成される。
また、本実施例の照度センサ1は、上記のフォトダイオード8をスリット中心線CLsを中心として対称に配置した、2つのフォトダイオード8a、8bを備えている。
11は第1の絶縁層であり、半導体基板2の一の面上に、CVD法等により酸化シリコン(SiO)等の透光性を有する絶縁材料で成膜された、フォトダイオード8a、8b上を覆う厚さL1(本実施例では、L1=1000nm)の絶縁膜である。
12は第2の絶縁層であり、第1の絶縁層11上に、第1の絶縁層11と同じ成膜条件を用いて、同じ絶縁材料で成膜された厚さL2(本実施例では、L2=1500nm)の絶縁膜である。
13はコンタクトプラグであり、第1の絶縁層11を貫通してフォトダイオード8a、8bのそれぞれのP+拡散層5およびN+拡散層6に達する貫通穴として形成されたコンタクトホールに、スパッタ法等によりアルミニウム(Al)やタングステン(W)等の導電性を有する金属材料を埋め込んで形成された導電プラグである。
15a、15bは信号配線であり、第1の絶縁層11上に、スパッタ法等によりコンタクトプラグ13と同様の金属材料で形成された金属配線層をエッチングして形成され、信号配線15aはコンタクトプラグ13を介してP+拡散層5と、信号配線15bはコンタクトプラグ13を介してN+拡散層6と、それぞれ電気的に接続している。
16はカバー配線であり、第1の絶縁層11上の左右の信号配線15aの間の中央に、それぞれの信号配線15aと所定の間隔Tを介して配置されており、信号配線15a、15bを形成するときに、これらを形成するための金属配線層を同時にエッチングして形成され、フローティング状態にされている。
18は回折格子であり、第2の絶縁層12上に、金属材料で形成された不透光の桟18aと、光を透過させるスリット幅Sのスリット18bとを、交互に所定のピッチPで配置して形成され、カバー配線16および左右の信号配線15a、15bの上方に配置されている。
このような回折格子18は、第2の絶縁層12上に、信号配線15a、15bと同様の金属材料で形成された金属配線層をエッチングして形成される図示しない配線パターンと同時に形成され、フローティング状態にされている。
上記の回折格子18は、入射光の波長に応じた回折角θで複数の次数の回折光に回折させる機能を有しており、そのときの光の波長λと回折角θとの関係は、回折格子18の所定のピッチをPとし、次数をnとすると、
Psinθ=nλ (n=0、1,2,3....) ・・・・・・・・(1)
で表される。
本実施例の照度センサ1は、可視光領域(λ=400〜800nm)の一の波長である特定波長の回折光の中で、最も多くのエネルギを有する1次(n=1)の回折光を検出するので、所定のピッチPは、検出すべき特定波長(本実施例では、λ=550nm)を超え、可視光領域の上限波長(λ=800nm)以下の範囲で設定される。
このように設定すれば、式(1)を変形した
sinθ=nλ/P ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(1a)
より、ピッチPを800nm以下に設定してあるので、波長λ=800nmを超える赤外光領域の光が入射したときに、λ/P->1となって、n=0(θ=0)以外の解が存在しなくなり、赤外光領域の光の1次以上の回折光を除去して、図1に太い破線で示した0次回折光のみとすることができ、ピッチPを550nmを超えるように設定してあるので、本実施例の特定波長(λ=550nm)の光の2次以上の回折光を発生させないようにすることができる。
このため、本実施例の回折格子18のピッチPはP=720nmに設定されている。
また、フォトダイオード8a、8bの受光面であるP+拡散層5の上面の上面中心Cjは、回折格子18の一のスリット18b(基準スリットKという。)のスリット中心線CLsと、第2の絶縁層12の上面との交点Bsを基準として、特定波長λの1次回折光の回折角θにおける半導体基板2の上面に沿った距離Xの位置に配置する。
この場合の距離Xは、以下のようにして求められる。
すなわち、式(1)から、次数n=1とすると、
Psinθ=λ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2)
なる関係が得られ、第1の絶縁層11の厚さL1と第2の絶縁層12の厚さL2とから、L=L1+L2とすると、sinθは
Figure 0004675948
で表され、これを式(2)に代入すると、
Figure 0004675948
から、距離Xは、
Figure 0004675948
で求められる。
本実施例では、λ=550nm、P=720nm、L1=1000nm、L2=1500nmであるので、式(5)より、X=2959nmとなる。
従って、フォトダイオード8a、8bのそれぞれのP+拡散層5の上面の上面中心Cjは、回折格子18の基準スリットKのスリット中心線CLsから半導体基板2の上面に沿ってX=2959nmの位置に対称に配置される。
このような位置に配置されたフォトダイオード8a、8bのP+拡散層5の上方の第1の絶縁層11の上面には、P+拡散層5の幅Wと同等以上の幅で形成された、P+拡散層5の上方を覆う信号配線15aが配置され、赤外線領域の波長を含む光の0次回折光が、P+拡散層5の上面へ直接入射することを防止する。
このため、第1の絶縁層11の厚さL1は、L1>W/(2tanθ)で、かつ配線間の絶縁容量が回路動作上の許容範囲以上となるように設定される。
また、信号配線15aのスリット中心線CLs側に間隔Tを介して配置されるカバー配線16は、少なくとも基準スリットKのスリット幅Sの下方を覆うように配置され、基準スリットKからの0次回折光が、第1の絶縁層11へ入射することを防止する。
この場合に、間隔Tは、基準スリットKで回折された特定波長の光の1次回折光を透過させる位置となるように配置され、その間隔Tは、可視光領域の下限波長(λ=400nm)以上の間隔で、カバー配線16の幅が、基準スリットKのスリット幅Sを超える幅となる間隔以下に設定される。
このようにすれば、可視光領域の光が、間隔Tの間を通過するときに回折することを防止することができ、基準スリットKで回折された特定波長の光の1次回折光の直進性を損なうことはなく、カバー配線16の幅を基準スリットKからの0次回折光の遮光に有効な幅とすることができるからである。
また、本実施例の第1および第2の絶縁層11、12は、同じ成膜条件を用いて、同じ絶縁材料で形成されているので、第1の絶縁層11と第2の絶縁層12との境界における屈折の影響は無視できる。
上記のように構成された本実施例の照度センサ1においては、フォトダイオード8a、8bのそれぞれのP+拡散層5とN+拡散層6との間に、所定の電圧を印加してP+拡散層5のNウェル層3との界面の近傍に空乏層を形成しておき、回折格子18の上方から光を入射させると、主に回折格子18で回折された特定波長の光の1次回折光が、P+拡散層5の上面から回折角θで入射し、発生したキャリアの電流値を信号配線15a、15bを介して検出すれば、特別な演算回路を設けることなく、特定波長の可視光の強度に応じた照度を検出することが可能になる他、特別な演算回路が不要であるので、照度センサ1の小型化を図ることができる。
また、本実施例の信号配線15aは、P+拡散層5の上方を覆っており、カバー配線16が、基準スリットKから第1の絶縁層11への0次回折光を遮光しているのでので、赤外線領域の光が直接入射することはなく、赤外線領域の光の影響を抑制して可視光領域の光の強度を精度よく検出することができる。
更に、本実施例では、P+拡散層5およびN+拡散層6に接続するコンタクトプラグ13を、スリット中心線CLsの反対側に配置してあるので、P+拡散層5の上面への1次回折光の入射を妨げることはなく、フォトダイオード8a、8bから出力される電流を増加させることができる。
更に、本実施例の信号配線15a、15bには微弱な電流が流れ、他のカバー配線16や回折格子18はフローティング状態にされていので、信号配線15a、15bに流れる電流により形成される磁界による影響を、無視できる程度に小さくすることができる。
なお、本実施例では、フォトダイオード8は、基準スリットKのスリット中心線CLsの両側に対称に配置するとして説明したが、本実施例の照度センサ1は、特別な演算回路を設ける必要がないので、いずれか一方のフォトダイオード8を設ければ、上記と同様の作用を得ることができると共に、照度センサ1の更なる小型化を図ることが可能になる。
以上説明したように、本実施例では、P型不純物を拡散させて形成された半導体基板に、半導体基板の一の面に、P型不純物とは逆型のN型不純物を拡散させて形成されたNウェル層と、Nウェル層の一の面側にP型不純物を拡散させて形成されたP+拡散層とを有するフォトダイオードと、半導体基板の一の面上に透光性を有する絶縁材料で形成された厚さL1の第1の絶縁層と、第1の絶縁層上に第1の絶縁層と同じ絶縁材料で形成された厚さL2の第2の絶縁層と、第2の絶縁層の上面に所定のピッチPで形成された回折格子とを備えた照度センサにおいて、可視光領域の検出すべき一の波長である特定波長をλとしたときに、半導体基板の上面に沿った距離Xを、
Figure 0004675948
として、P+拡散層の上面の上面中心Cjを、回折格子の一のスリットである基準スリットKのスリット中心線CLsから距離Xの位置に配置し、第1の絶縁層の上面に、P+拡散層の幅Wの上方を覆う信号配線を設けると共に、基準スリットKで回折された波長λの1次回折光を透過させる間隔Tを介して、基準スリットKの下方を覆うカバー配線を設け、その間隔Tを、可視光領域の下限波長以上の間隔で、かつカバー配線が基準スリットのスリット幅を超える幅となる間隔以下に設定したことによって、信号配線およびカバー配線によりP+拡散層への0次回折光を遮光して赤外線領域の光の影響を抑制することができ、特別な演算回路を設けることなく、可視光領域の特定波長の光の強度に応じた照度を精度よく検出することができる。
図2は実施例2の照度センサの断面を示す説明図である。
なお、上記実施例1と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施例の第2の絶縁層12の上面には、スリット中心線CLsを中心として対称に配置されたフォトダイオード8a、8bのそれぞれのP+拡散層5のスリット中心線CLs側の端面間の領域の上方に開口部21aを有し、フォトダイオード8a、8bの形成領域を覆う遮光カバー21が形成されており、その遮光カバー21の開口部21に、上記実施例1と同様に構成された回折格子18が設けられている。
このような遮光カバー21および回折格子18は、第2の絶縁層12上に、上記実施例1と同様に、図示しない配線パターンを形成するときの金属配線層のエッチングにより同時に形成され、フローティング状態にされている。
このようにすれば、上記実施例1と同様の効果に加えて、遮光カバーにより照度センサの外部から内部に入射する光を遮光することができ、赤外線領域の光の影響を更に抑制することができる。
なお、本実施例では、第2の絶縁層12の上面に遮光カバー21のみを設けるとして説明したが、図3に示すように、フォトダイオード8a、8bのそれぞれの信号配線15aと、遮光カバー21との間を接続するフローティング状態の複数の柱状プラグ25を設け、これらの柱状プラグ25を互いの隙間を覆うように千鳥状に配置するようにしてもよい。
このような柱状プラグ25は、第2の絶縁層12を貫通して第1の絶縁層11上の信号配線15a、15bに達する図示しないビアプラグを形成するときに、ビアプラグと同形状にして、同時に形成するとよい。
このようにすれば、上記と同様の効果に加えて、フォトダイオードの形成領域以外の周辺回路等からの光の入射を防止することができる。
なお、本実施例において、フォトダイオード8を一つにした照度センサ1を形成するときは、第2の絶縁層12の上面に形成する遮光カバー21の開口部21aを、フォトダイオード8をスリット中心線CLsを中心として対称に配置したときに、それぞれのP+拡散層5のスリット中心線CLs側の端面間となる領域の上方に配置し、その開口部21aに回折格子18を設けるようにするとよい。
また、柱状プラグ25は、第1の絶縁層11の上面の、信号配線15aをスリット中心線CLsを中心として対称に配置したときに信号配線15aとなる領域にダミー配線を設け、このダミー配線および信号配線15aと、遮光カバー21とを接続するように千鳥状に配置した複数の柱状プラグを形成するとよい。
上記各実施例においては、高濃度拡散層は、P型不純物を拡散させて形成するとして説明したが、半導体基板および各拡散層に拡散させる導電性不純物をそれぞれ逆型にして、高濃度拡散層にN型の不純物を高濃度に拡散させて形成しても、上記と同様の効果を得ることができる。
また、上記各実施例においては、回折格子は第2の絶縁層上に形成するとして説明したが、絶縁層が3以上ある場合には、第2の絶縁層より上の絶縁層に回折格子を形成するようにしてもよい。
実施例1の照度センサの断面を示す説明図 実施例2の照度センサの断面を示す説明図 実施例2の照度センサの他の態様を示す説明図
符号の説明
1 照度センサ
2 半導体基板
3 Nウェル層
5 P+拡散層
6 N+拡散層
8、8a、8b フォトダイオード
11 第1の絶縁層
12 第2の絶縁層
13 コンタクトプラグ
15a、15b 信号配線
16 カバー配線
18 回折格子
18a 桟
18b スリット
21 遮光カバー
21a 開口部
25 柱状プラグ

Claims (6)

  1. 導電性不純物を拡散させた半導体基板に、前記半導体基板の一の面に、前記半導体基板の導電性不純物とは逆型の導電性不純物を拡散させて形成されたウェル層と、前記ウェル層の前記一の面側に、前記半導体基板の導電性不純物と同型の導電性不純物を拡散させて形成された拡散層とを有するフォトダイオードと、
    前記半導体基板の一の面上に、透光性を有する絶縁材料で形成された厚さL1の第1の絶縁層と、
    前記第1の絶縁層上に、前記第1の絶縁層と同じ絶縁材料で形成された厚さL2の第2の絶縁層と、
    前記第2の絶縁層の上面に、所定のピッチPで形成された回折格子と、を備え、
    可視光領域の検出すべき一の波長である特定の波長をλとしたときに、前記半導体基板の上面に沿った距離Xを、
    Figure 0004675948
    として、
    前記拡散層の上面の上面中心を、前記回折格子の一のスリットである基準スリットのスリット中心線から、前記距離Xの位置に配置し、
    前記第1の絶縁層の上面に、前記拡散層の幅の上方を覆う信号配線を設けると共に、前記基準スリットで回折された波長λの1次回折光を透過させる間隔を介して、前記基準スリットの下方を覆うカバー配線を設け、
    前記信号配線とカバー配線との間の間隔を、可視光領域の下限波長以上の間隔で、かつ前記カバー配線が前記基準スリットのスリット幅を超える幅となる間隔以下に設定したことを特徴とする照度センサ。
  2. 請求項1において、
    前記フォトダイオードおよび前記第1の絶縁層の上面の前記信号配線を、前記スリット中心線を中心として対称に配置すると共に、
    前記第2の絶縁層の上面に、それぞれのフォトダイオードの前記拡散層の前記スリット中心線側の端面間の領域の上方に開口部を有する遮光カバーを設け、
    前記遮光カバーの開口部に、前記回折格子を設けたことを特徴とする照度センサ。
  3. 請求項2において、
    前記それぞれの信号配線と、前記遮光カバーとを接続する複数の柱状プラグを設け、
    前記柱状プラグを、互いの隙間を覆うように千鳥状に配置したことを特徴とする照度センサ。
  4. 請求項1において、
    前記第2の絶縁層の上面に、開口部を有する遮光カバーを設け、
    前記開口部を、前記フォトダイオードを前記スリット中心線を中心として対称に配置したときに、それぞれのフォトダイオードの前記拡散層の前記スリット中心線側の端面間となる領域の上方に配置し、
    前記遮光カバーの開口部に、前記回折格子を設けたことを特徴とする照度センサ。
  5. 請求項4において、
    前記第1の絶縁層の上面の、前記信号配線を前記スリット中心線を中心として対称に配置したときに前記信号配線となる領域にダミー配線を設けると共に、
    前記信号配線およびダミー配線と、前記遮光カバーとを接続する複数の柱状プラグを設け、
    前記柱状プラグを、互いの隙間を覆うように千鳥状に配置したことを特徴とする照度センサ。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか一項において、
    前記拡散層と、前記信号配線とを電気的に接続するコンタクトプラグを設け、
    前記コンタクトプラグを、前記スリット中心線の反対側に配置したことを特徴とする照度センサ。
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