JP2006269196A - 燃料電池システム - Google Patents
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Abstract
【課題】停止処理を実行している間に再起動要求がなされた際に短時間で再起動する。
【解決手段】アノードに空気を供給している状態の停止処理中に再起動要求がなされた場合、空気の供給を停止することなく空気供給開始時の起動処理ルーチンから起動処理を実行する。これにより、音振の違和感を生じさせることなく、再起動要求がなされてから短時間でシステムを再起動することができる。
【選択図】図11
【解決手段】アノードに空気を供給している状態の停止処理中に再起動要求がなされた場合、空気の供給を停止することなく空気供給開始時の起動処理ルーチンから起動処理を実行する。これにより、音振の違和感を生じさせることなく、再起動要求がなされてから短時間でシステムを再起動することができる。
【選択図】図11
Description
本発明は、燃料ガス及び酸化剤ガスの供給を受けて発電する燃料電池を有する燃料電池システムに関する。
従来より、燃料ガス及び酸化剤ガスの供給を受けて発電する燃料電池を有し、燃料電池が発電した電力を車両の電気系(車両電気システム)に供給する燃料電池システムが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2004−139950号公報
ところで、従来の燃料電池システムは、システム停止中に燃料電池を劣化させないための停止処理や車両電気システムの停止処理等の停止処理を実行している際に再起動要求がなされた場合であっても、全ての停止処理ルーチンが完全に終了した後に起動動作を最初の起動処理ルーチンから実行する。このため、従来までの燃料電池システムによれば、停止処理を実行している間に再起動要求がなされた際、システムを短時間で再起動することが困難であった。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、停止処理を実行している間に再起動要求がなされた際に、短時間で再起動することが可能な燃料電池システムを提供することにある。
上述の課題を解決するために、本発明に係る燃料電池システムは、システムの停止処理実行中に起動要求が発生した場合、システム状態に応じて停止処理の中止点と起動処理の開始点を決定し、決定した中止点で停止処理を中止するのに応じて、決定した開始点から起動処理を実行する。
本発明に係る燃料電池システムによれば、システムの停止処理実行中に起動要求が発生した場合、停止処理を中止して速やかに起動処理に移行するので、停止処理を実行している間に再起動要求がなされた際に短時間で再起動することができる。
以下、図面を参照して、本発明の第1乃至第3の実施形態となる燃料電池システムの構成及びその動作について説明する。
始めに、本発明の第1の実施形態となる燃料電池システムの構成及びその動作について説明する。
〔燃料電池システムの構成〕
本発明の第1の実施形態となる燃料電池システムは、図1に示すように、水素極及び酸化極にそれぞれ燃料ガス及び酸化剤ガスとしての水素及び空気の供給を受けて発電する燃料電池1が複数積層された燃料電池スタック2を備える。なお、アノード及びカソードにおける電気化学反応及び燃料電池スタック2全体としての電気化学反応は以下に示す式(1)〜(3)による。
本発明の第1の実施形態となる燃料電池システムは、図1に示すように、水素極及び酸化極にそれぞれ燃料ガス及び酸化剤ガスとしての水素及び空気の供給を受けて発電する燃料電池1が複数積層された燃料電池スタック2を備える。なお、アノード及びカソードにおける電気化学反応及び燃料電池スタック2全体としての電気化学反応は以下に示す式(1)〜(3)による。
〔アノード〕 H2 → 2H+ +2e- …(1)
〔カソード〕 1/2 O2 +2H+ +2e- → H2O …(2)
〔全体〕 H2 +1/2 O2 → H2O …(3)
〔水素系の構成〕
上記燃料電池システムは、水素タンク3及び減圧弁4を備え、元弁5を介して水素タンク3から供給される水素の圧力を減圧弁4によって所定圧力まで機械的に減圧した後、水素供給弁6によって燃料電池1の運転状態に応じた圧力まで減圧して燃料電池1のアノードに水素を供給する。なお、アノードに供給される水素の圧力は、圧力センサ21により検出された水素圧力をフィードバックして水素供給弁6を駆動することによって制御される。水素の圧力を所望の目標圧力に制御することにより、燃料電池1が消費した分だけの水素が自動的に補われることになる。
〔カソード〕 1/2 O2 +2H+ +2e- → H2O …(2)
〔全体〕 H2 +1/2 O2 → H2O …(3)
〔水素系の構成〕
上記燃料電池システムは、水素タンク3及び減圧弁4を備え、元弁5を介して水素タンク3から供給される水素の圧力を減圧弁4によって所定圧力まで機械的に減圧した後、水素供給弁6によって燃料電池1の運転状態に応じた圧力まで減圧して燃料電池1のアノードに水素を供給する。なお、アノードに供給される水素の圧力は、圧力センサ21により検出された水素圧力をフィードバックして水素供給弁6を駆動することによって制御される。水素の圧力を所望の目標圧力に制御することにより、燃料電池1が消費した分だけの水素が自動的に補われることになる。
アノードで未使用の水素は、水素循環流路7及び水素循環装置8を介してアノードの上流側へ循環される。水素循環流路7及び水素循環装置8を設けることにより、アノードで未使用の水素を再利用することが可能となり、燃料電池システムの燃費性能を向上させることができる。なお、水素循環流路7及び水素循環装置8を介してアノードに戻る水素の循環流路には、カソード側からリークした空気中の窒素やアルゴン等の不純物ガス、或いは過剰な水分が液化した液水が蓄積することがある。そして、これらの不純物ガスは、水素の分圧を低下させて発電効率を低下させたり、循環ガスの平均分子量を上昇させ水素の循環を困難にする。また液水は水素の循環を妨げる。
このため、アノードの出口側には、水素排出流路9と、これを開閉するパージ弁10が設けられている。そして、不純物ガスや液水が蓄積した際には、パージ弁10を短時間開き、カソードから排出される空気を利用して排水素処理装置11で不純物ガスや液水を希釈又は燃焼した後に系外へ排出するパージを行う。これにより、アノードを含む水素循環流路7内の水素分圧や循環性能を回復させることができる。
〔空気系の構成〕
上記燃料電池システムは、空気を圧縮して吐出するコンプレッサ12を備え、コンプレッサ12から吐出された空気は、加湿装置13で加湿された後に燃料電池1のカソードに供給される。カソードで未使用の空気は、空気調圧弁14により圧力調整された後、排水素処理装置11に送られる。なお、カソードに供給される空気の圧力は、圧力センサ22により検出された空気圧力をフィードバックして空気調圧弁14を駆動することによって制御される。
上記燃料電池システムは、空気を圧縮して吐出するコンプレッサ12を備え、コンプレッサ12から吐出された空気は、加湿装置13で加湿された後に燃料電池1のカソードに供給される。カソードで未使用の空気は、空気調圧弁14により圧力調整された後、排水素処理装置11に送られる。なお、カソードに供給される空気の圧力は、圧力センサ22により検出された空気圧力をフィードバックして空気調圧弁14を駆動することによって制御される。
〔冷却系の構成〕
上記燃料電池システムは、冷却水を燃料電池1に圧送するポンプ15と、冷却水を冷却するラジエタ16を経由するラジエタ側流路17とラジエタ16を経由しないバイパス流路18との間で燃料電池1から排出された冷却水の流路を切り替える三方弁19とを備え、燃料電池1に冷却水を供給することにより燃料電池1を適切な運転温度に保持する。なお、ラジエタ16は、ラジエタファン20から供給される冷風との熱交換によって内部を流れる冷却水を冷却する。
上記燃料電池システムは、冷却水を燃料電池1に圧送するポンプ15と、冷却水を冷却するラジエタ16を経由するラジエタ側流路17とラジエタ16を経由しないバイパス流路18との間で燃料電池1から排出された冷却水の流路を切り替える三方弁19とを備え、燃料電池1に冷却水を供給することにより燃料電池1を適切な運転温度に保持する。なお、ラジエタ16は、ラジエタファン20から供給される冷風との熱交換によって内部を流れる冷却水を冷却する。
〔制御系の構成〕
上記燃料電池システムは、アノードに供給される水素の圧力を検出する圧力センサ21と、カソードに供給される空気の圧力を検出する圧力センサ22と、燃料電池1の入口側の冷却水温度を検出する温度センサ23と、燃料電池1の出口側の冷却水温度を検出する温度センサ24と、燃料電池1の出力電圧を検出する電圧センサ25と、燃料電池1から電力を取り出してモータ等の車両電気システムに電力を供給する出力取出装置26と、燃料電池システム全体の動作を制御するコントローラ27とを備える。なお、この実施形態では、コントローラ27は、CPUと、プログラムROMと、作業用RAMと、入出力インタフェースとを備えたマイクロプロセッサにより構成される。そして、コントローラ27は、CPUがプログラムROM内に記憶された制御プログラムを実行することにより、図2に示す、本発明に係る停止要求演算手段31,起動要求演算手段32,停止処理状態検出手段33,停止処理制御手段34,及び再起動制御手段35の機能を実現する。
上記燃料電池システムは、アノードに供給される水素の圧力を検出する圧力センサ21と、カソードに供給される空気の圧力を検出する圧力センサ22と、燃料電池1の入口側の冷却水温度を検出する温度センサ23と、燃料電池1の出口側の冷却水温度を検出する温度センサ24と、燃料電池1の出力電圧を検出する電圧センサ25と、燃料電池1から電力を取り出してモータ等の車両電気システムに電力を供給する出力取出装置26と、燃料電池システム全体の動作を制御するコントローラ27とを備える。なお、この実施形態では、コントローラ27は、CPUと、プログラムROMと、作業用RAMと、入出力インタフェースとを備えたマイクロプロセッサにより構成される。そして、コントローラ27は、CPUがプログラムROM内に記憶された制御プログラムを実行することにより、図2に示す、本発明に係る停止要求演算手段31,起動要求演算手段32,停止処理状態検出手段33,停止処理制御手段34,及び再起動制御手段35の機能を実現する。
そして、このような構成を有する燃料電池システムでは、コントローラ27が以下に示す停止制御処理及び起動制御処理を実行することにより、停止処理を実行している間に再起動要求がなされた際に短時間で再起動することを可能にする。以下、図3及び図7に示すフローチャートを参照して停止制御処理及び起動制御処理を実行する際のコントローラ27の動作について説明する。
[停止制御処理]
始めに、図3に示すフローチャートを参照して、停止制御処理を実行する際のコントローラ27の動作について説明する。
始めに、図3に示すフローチャートを参照して、停止制御処理を実行する際のコントローラ27の動作について説明する。
図3に示すフローチャートは、コントローラ27が停止要求演算手段31として機能することにより停止要求が演算されるのに応じて開始となり、停止制御処理はステップS1の処理に進む。
ステップS1の処理では、コントローラ27が、以下の処理において使用する変数Fの値を0に設定する。これにより、このステップS1の処理は完了し、停止制御処理はステップS2の処理に進む。
ステップS2の処理では、コントローラ27が、コンプレッサ12を回転駆動した状態(Comp ON状態)で燃料電池システムの停止処理を実行する。なお、この停止処理の詳細については図4に示すフローチャートを参照して後述する。これにより、このステップS2の処理は完了し、停止制御処理はステップS3の処理に進む。
ステップS3の処理では、コントローラ27が、変数Fの値が1であるか否かを判別する。そして、判別の結果、変数Fの値が1である場合、コントローラ27は停止制御処理を終了する。一方、変数Fの値が1でない場合には、コントローラ27は停止制御処理をステップS4の処理に進める。
ステップS4の処理では、コントローラ27が、システム停止中に燃料電池1を劣化させないための劣化防止制御処理を実行する。なお、この劣化防止制御処理の詳細については図5に示すフローチャートを参照して後述する。これにより、このステップS4の処理は完了し、停止制御処理はステップS5の処理に進む。
ステップS5の処理では、コントローラ27が変数Fの値が2であるか否かを判別する。そして、判別の結果、変数Fの値が2である場合、コントローラ27は停止制御処理を終了する。一方、変数Fの値が2でない場合には、コントローラ27は停止制御処理をステップS6の処理に進める。
ステップS6の処理では、コントローラ27が、燃料電池システムが電力を供給する車両電気システムの停止処理を実行する。なお、この車両電気システム停止処理の詳細については図6に示すフローチャートを参照して後述する。これにより、このステップS6の処理は完了し、一連の停止制御処理は終了する。
〔停止処理〕
図4に示すフローチャートは、図3に示すステップS1の処理が完了するのに応じて開始となり、停止処理はステップS11の処理に進む。
図4に示すフローチャートは、図3に示すステップS1の処理が完了するのに応じて開始となり、停止処理はステップS11の処理に進む。
ステップS11の処理では、コントローラ27が、コンプレッサ12がカソードに空気を供給している状態で燃料電池システムの停止処理を実行する。これにより、このステップS11の処理は完了し、停止処理はステップS12の処理に進む。
ステップS12の処理では、コントローラ27が、変数Fの値が1であるか否かを判別する。そして、判別の結果、変数Fの値が1である場合、コントローラ27は停止処理をステップS15の処理に進める。一方、変数Fの値が1でない場合には、コントローラ27は停止処理をステップS13の処理に進める。
ステップS13の処理では、コントローラ27が、再起動要求を出力するスタートスイッチ(STSW)がオン状態であるか否かを示す。そして、判別の結果、スタートスイッチがオン状態でない場合、コントローラ27は停止処理をステップS15の処理に進める。一方、スタートスイッチがオン状態である場合には、コントローラ27は、再起動要求がなされたと判断し、停止処理中に再起動要求がなされた旨を設定するべく、ステップS14の処理として変数Fの値を1に設定した後、停止処理をステップS15の処理に進める。
ステップS15の処理では、コントローラ27が、全ての停止処理ルーチンが終了したか否かを判別する。そして、判別の結果、全ての停止処理ルーチンが終了していない場合、コントローラ27は停止処理をステップS11の処理に戻す。一方、全ての停止処理ルーチンが終了している場合には、コントローラ27は一連の停止処理を終了する。
〔劣化防止制御処理〕
図5に示すフローチャートは、図3に示すステップS3の処理において変数Fの値が1でないと判別されるのに応じて開始となり、劣化防止制御処理はステップS21の処理に進む。
図5に示すフローチャートは、図3に示すステップS3の処理において変数Fの値が1でないと判別されるのに応じて開始となり、劣化防止制御処理はステップS21の処理に進む。
ステップS21の処理では、コントローラ27が、システム停止中に燃料電池1を劣化させないための劣化防止処理を実行する。これにより、このステップS21の処理は完了し、劣化防止制御処理はステップS22の処理に進む。
ステップS22の処理では、コントローラ27が、変数Fの値が2であるか否かを判別する。そして、判別の結果、変数Fの値が2である場合、コントローラ27は劣化防止制御処理をステップS25の処理に進める。一方、変数Fの値が2でない場合には、コントローラ27は劣化防止制御処理をステップS23の処理に進める。
ステップS23の処理では、コントローラ27が、再起動要求を出力するスタートスイッチがオン状態であるか否かを示す。そして、判別の結果、スタートスイッチがオン状態でない場合、コントローラ27は劣化防止制御処理をステップS25の処理に進める。一方、スタートスイッチがオン状態である場合には、コントローラ27は、再起動要求がなされたと判断し、劣化防止制御処理中に再起動要求がなされた旨を設定するべく、ステップS24の処理として変数Fの値を2に設定した後、劣化防止制御処理をステップS25の処理に進める。
ステップS25の処理では、コントローラ27が、全ての劣化防止制御処理ルーチンが終了したか否かを判別する。そして、判別の結果、全ての劣化防止処理ルーチンが終了していない場合、コントローラ27は停止処理をステップS21の処理に戻す。一方、全ての劣化防止処理ルーチンが終了している場合には、コントローラ27は一連の劣化防止制御処理を終了する。
〔車両電気システム停止処理〕
図6に示すフローチャートは、図3に示すステップS5の処理において変数Fの値が2でないと判別されるのに応じて開始となり、車両電気システム停止処理はステップS31の処理に進む。
図6に示すフローチャートは、図3に示すステップS5の処理において変数Fの値が2でないと判別されるのに応じて開始となり、車両電気システム停止処理はステップS31の処理に進む。
ステップS31の処理では、コントローラ27が、燃料電池システムが電力を供給する車両電気システムの停止処理を実行する。これにより、このステップS31の処理は完了し、システム停止処理はステップS32の処理に進む。
ステップS32の処理では、コントローラ27が、変数Fの値が3であるか否かを判別する。そして、判別の結果、変数Fの値が3である場合、コントローラ27はシステム停止処理をステップS35の処理に進める。一方、変数Fの値が3でない場合には、コントローラ27はシステム停止処理をステップS33の処理に進める。
ステップS33の処理では、コントローラ27が、再起動要求を出力するスタートスイッチがオン状態であるか否かを示す。そして、判別の結果、スタートスイッチがオン状態でない場合、コントローラ27はシステム停止処理をステップS35の処理に進める。一方、スタートスイッチがオン状態である場合には、コントローラ27は、再起動要求がなされたと判断し、システム停止処理中に再起動要求がなされた旨を設定するべく、ステップS34の処理として変数Fの値を3に設定した後、システム停止処理をステップS35の処理に進める。
ステップS35の処理では、コントローラ27が、全てのシステム停止処理ルーチンが終了したか否かを判別する。そして、判別の結果、全てのシステム停止処理ルーチンが終了していない場合、コントローラ27はシステム停止処理をステップS31の処理に戻す。一方、全てのシステム停止処理ルーチンが終了している場合には、コントローラ27は一連のシステム停止処理を終了する。
[起動制御処理]
次に、図7に示すフローチャートを参照して、起動制御処理を実行する際のコントローラ27の動作について説明する。
次に、図7に示すフローチャートを参照して、起動制御処理を実行する際のコントローラ27の動作について説明する。
図7に示すフローチャートは、コントローラ27が起動要求演算手段31として機能することにより起動要求が演算されるのに応じて開始となり、起動制御処理はステップS41の処理に進む。
ステップS41の処理では、コントローラ27が、変数Fの値が0であるか否かを判別する。そして、判別の結果、変数Fの値が0である場合、コントローラ27は起動制御処理をステップS43の処理に進める。一方、変数Fの値が0でない場合には、コントローラ27は起動制御処理をステップS42の処理に進める。
ステップS42の処理では、コントローラ27が、変数Fの値が3であるか否かを判別する。そして、判別の結果、変数Fの値が3でない場合、コントローラ27は起動制御処理をステップS46の処理に進める。一方、変数Fの値が3である場合には、コントローラ27は起動制御処理をステップS43の処理に進める。
ステップS43の処理では、コントローラ27が、車両電気システムを起動する。なお、この電気システム起動処理の詳細については図8に示すフローチャートを参照して後述する。これにより、このステップS43の処理は完了し、起動制御処理はステップS44の処理に進む。
ステップS44の処理では、コントローラ27が、変数Fの値が3であるか否かを判別する。そして、判別の結果、変数Fの値が3である場合、コントローラ27は、車両電気システムの停止処理中の起動要求であると判断し、起動制御処理をステップS46の処理に進める。一方、変数Fの値が3でない場合には、コントローラ27は起動制御処理をステップS45の処理に進める。
ステップS45の処理では、コントローラ27が、アノードへに水素を供給しながら燃料電池1を劣化させないための劣化防止制御処理を実行する。これにより、このステップS45の処理は完了し、起動制御処理はステップS46の処理に進む。
ステップS46の処理では、コントローラ27が、カソードに空気を供給し、燃料電池1の発電を開始する。なお、このステップS46の処理の詳細については図9に示すフローチャートを参照して後述する。これにより、このステップS46の処理は完了し、一連の起動制御処理は終了する。
〔電気システム起動処理〕
図8に示すフローチャートは、図7に示すステップS41の処理において変数Fの値が0である、又は、ステップS42の処理において変数Fの値が3であると判別されるのに応じて開始となり、電気システム起動処理はステップS51の処理に進む。
図8に示すフローチャートは、図7に示すステップS41の処理において変数Fの値が0である、又は、ステップS42の処理において変数Fの値が3であると判別されるのに応じて開始となり、電気システム起動処理はステップS51の処理に進む。
ステップS51の処理では、コントローラ27が、車両電気システムの起動制御処理を実行する。これにより、このステップS51の処理は完了し、起動処理はステップS52の処理に進む。
ステップS52の処理では、コントローラ27が、車両電気システムの全ての起動処理ルーチンが完了したか否かを判別する。そして、全ての起動処理ルーチンが完了したと判別するのに応じて、コントローラ27は一連の電気システム起動処理を終了する。
〔空気供給・発電開始処理〕
図9に示すフローチャートは、図7に示すステップS42の処理において変数Fの値が3でない、若しくは、ステップS44の処理において変数Fの値が3であると判別される、又は、ステップS45の処理が完了するのに応じて開始となり、空気供給・発電開始処理はステップS61の処理に進む。
図9に示すフローチャートは、図7に示すステップS42の処理において変数Fの値が3でない、若しくは、ステップS44の処理において変数Fの値が3であると判別される、又は、ステップS45の処理が完了するのに応じて開始となり、空気供給・発電開始処理はステップS61の処理に進む。
ステップS61の処理では、コントローラ27が、燃料電池1のカソードへの空気の供給を開始する。これにより、このステップS61の処理は完了し、空気供給・発電開始処理はステップS62の処理に進む。
ステップS62の処理では、コントローラ27が、燃料電池1のカソードへの空気の供給が完了したか否かを判別する。そして、燃料電池1のカソードへの空気の供給が完了したと判別するのに応じて、コントローラ27は空気供給・発電開始処理をステップS63の処理に進める。
ステップS63の処理では、コントローラ27が、燃料電池1の発電処理を開始する。これにより、このステップS63の処理は完了し、一連の空気供給・発電開始処理は終了する。
従来の燃料電池システムは、停止処理中に再起動要求(STSW ON)がなされても、図10に示すように、燃料電池システム(発電システム)及び車両電気システム(車両電気)の停止処理ルーチンを全て実行した後、起動処理を最初の起動処理ルーチン(車両電気システムの起動処理)から実行する構成になっているために、再起動要求がなされてから再起動が完了するまでに多くの時間を要する。
これに対して、上記の通り、本発明の第1の実施形態となる燃料電池システムは、アノードに空気を供給している状態の停止処理中に再起動要求がなされた場合、図11に示すように、空気の供給を停止することなく空気供給開始時の起動処理ルーチンから起動処理を実行するので、音振の違和感を生じさせることなく、再起動要求がなされてから短時間でシステムを再起動することができる。
また、本発明の第1の実施形態となる燃料電池システムは、燃料電池1の劣化防止制御処理中に再起動要求がなされた場合、図12に示すように、劣化防止制御処理まで実行した後、劣化防止制御処理後の起動処理ルーチンから起動処理を実行するので、燃料電池1の劣化を生じさせることなく、再起動要求がなされてから短時間でシステムを再起動することができる。
また、本発明の第1の実施形態となる燃料電池システムは、車両電気システムの停止処理中に再起動要求がなされた場合、図13に示すように、車両電気システムの停止処理完了後、最初の処理ルーチンから起動処理を実行し、且つ、停止処理後すぐの起動であるために起動時の劣化防止制御処理を省略するので、車両の電気的な停止処理を確実に実行しつつ、再起動要求がなされてから短時間でシステムを再起動することができる。
次に、本発明の第2の実施形態となる燃料電池システムの構成及びその動作について説明する。なお、本発明の第2の実施形態となる燃料電池システムでは、停止処理,劣化防止制御処理,及び車両電気システム停止処理の際の動作が上記第1の実施形態におけるそれとは異なる。そこで、以下では、図14,15,16を参照して、停止処理,劣化防止制御処理,及び車両電気システム停止処理の際の燃料電池システムの動作についてのみ説明する。
〔停止処理〕
図14に示すフローチャートは、図3に示すステップS1の処理が完了するのに応じて開始となり、停止処理はステップS71の処理に進む。
図14に示すフローチャートは、図3に示すステップS1の処理が完了するのに応じて開始となり、停止処理はステップS71の処理に進む。
ステップS71の処理では、コントローラ27が、コンプレッサ12がカソードに空気を供給している状態で燃料電池システムの停止処理を実行する。これにより、このステップS71の処理は完了し、停止処理はステップS72の処理に進む。
ステップS72の処理では、コントローラ27が、再起動要求を出力するスタートスイッチ(STSW)がオン状態であるか否かを示す。そして、判別の結果、スタートスイッチがオン状態でない場合、コントローラ27は停止処理をステップS74の処理に進める。一方、スタートスイッチがオン状態である場合には、コントローラ27は、再起動要求がなされたと判断し、停止処理中に再起動要求がなされた旨を設定するべく、ステップS73の処理として変数Fの値を1に設定した後、一連の停止処理を終了する。
ステップS73の処理では、コントローラ27が、全ての停止処理ルーチンが終了したか否かを判別する。そして、判別の結果、全ての停止処理ルーチンが終了していない場合、コントローラ27は停止処理をステップS71の処理に戻す。一方、全ての停止処理ルーチンが終了している場合には、コントローラ27は一連の停止処理を終了する。
〔劣化防止制御処理〕
図15に示すフローチャートは、図3に示すステップS3の処理において変数Fの値が1でないと判別されるのに応じて開始となり、劣化防止制御処理はステップS81の処理に進む。
図15に示すフローチャートは、図3に示すステップS3の処理において変数Fの値が1でないと判別されるのに応じて開始となり、劣化防止制御処理はステップS81の処理に進む。
ステップS81の処理では、コントローラ27が、システム停止中に燃料電池1を劣化させないための劣化防止処理を実行する。これにより、このステップS81の処理は完了し、劣化防止制御処理はステップS82の処理に進む。
ステップS82の処理では、コントローラ27が、再起動要求を出力するスタートスイッチがオン状態であるか否かを示す。そして、判別の結果、スタートスイッチがオン状態でない場合、コントローラ27は劣化防止制御処理をステップS84の処理に進める。一方、スタートスイッチがオン状態である場合には、コントローラ27は、再起動要求がなされたと判断し、劣化防止制御処理中に再起動要求がなされた旨を設定するべく、ステップS83の処理として変数Fの値を2に設定した後、一連の劣化防止制御処理を終了する。
ステップS84の処理では、コントローラ27が、全ての劣化防止制御処理ルーチンが終了したか否かを判別する。そして、判別の結果、全ての劣化防止処理ルーチンが終了していない場合、コントローラ27は停止処理をステップS81の処理に戻す。一方、全ての劣化防止処理ルーチンが終了している場合には、コントローラ27は一連の劣化防止制御処理を終了する。
〔車両電気システム停止処理〕
図16に示すフローチャートは、図3に示すステップS5の処理において変数Fの値が2でないと判別されるのに応じて開始となり、車両電気システム停止処理はステップS91の処理に進む。
図16に示すフローチャートは、図3に示すステップS5の処理において変数Fの値が2でないと判別されるのに応じて開始となり、車両電気システム停止処理はステップS91の処理に進む。
ステップS91の処理では、コントローラ27が、車両電気システムの停止処理を実行する。これにより、このステップS91の処理は完了し、システム停止処理はステップS92の処理に進む。
ステップS92の処理では、コントローラ27が、再起動要求を出力するスタートスイッチがオン状態であるか否かを示す。そして、判別の結果、スタートスイッチがオン状態でない場合、コントローラ27はシステム停止処理をステップS94の処理に進める。一方、スタートスイッチがオン状態である場合には、コントローラ27は、再起動要求がなされたと判断し、システム停止処理中に再起動要求がなされた旨を設定するべく、ステップS93の処理として変数Fの値を3に設定した後、一連のシステム停止処理を終了する。
ステップS35の処理では、コントローラ27が、全てのシステム停止処理ルーチンが終了したか否かを判別する。そして、判別の結果、全てのシステム停止処理ルーチンが終了していない場合、コントローラ27はシステム停止処理をステップS91の処理に戻す。一方、全てのシステム停止処理ルーチンが終了している場合には、コントローラ27は一連のシステム停止処理を終了する。
次に、本発明の第3の実施形態となる燃料電池システムの構成及びその動作について説明する。なお、本発明の第3の実施形態となる燃料電池システムでは、電気システム起動処理及び空気供給・発電開始処理の際の動作が上記第2の実施形態におけるそれとは異なる。そこで、以下では、図17,18を参照して、電気システム起動処理及び空気供給・発電開始処理の際の燃料電池システムの動作についてのみ説明する。
〔電気システム起動処理〕
図17に示すフローチャートは、図7に示すステップS41の処理において変数Fの値が0である、又は、ステップS42の処理において変数Fの値が3であると判別されるのに応じて開始となり、電気システム起動処理はステップS101の処理に進む。
図17に示すフローチャートは、図7に示すステップS41の処理において変数Fの値が0である、又は、ステップS42の処理において変数Fの値が3であると判別されるのに応じて開始となり、電気システム起動処理はステップS101の処理に進む。
ステップS101の処理では、コントローラ27が、変数Fの値が0であるか否かを判別する。そして、判別の結果、変数Fの値が0である場合、コントローラ27は、ステップS102の処理としてシステム停止時点におけるシステム状態(各アクチュエータやガス及び電気の状態)と同じ処理ステップから起動処理を開始した後、起動制御処理をステップS104に進める。一方、変数Fの値が0でない場合には、コントローラ27は、ステップS103の処理として車両電気システムの起動処理を開始した後、起動制御処理をステップS104に進める。
ステップS104の処理では、コントローラ27が、車両電気システムの全ての起動処理ルーチンが完了したか否かを判別する。そして、全ての起動処理ルーチンが完了したと判別するのに応じて、コントローラ27は一連の電気システム起動処理を終了する。
〔空気供給・発電開始処理〕
図18に示すフローチャートは、図7に示すステップS42の処理において変数Fの値が3でない、若しくは、ステップS44の処理において変数Fの値が3であると判別される、又は、ステップS45の処理が完了するのに応じて開始となり、空気供給・発電開始処理はステップS111の処理に進む。
図18に示すフローチャートは、図7に示すステップS42の処理において変数Fの値が3でない、若しくは、ステップS44の処理において変数Fの値が3であると判別される、又は、ステップS45の処理が完了するのに応じて開始となり、空気供給・発電開始処理はステップS111の処理に進む。
ステップS111の処理では、コントローラ27が、変数Fの値が1であるか否かを判別する。そして、判別の結果、変数Fの値が1である場合、コントローラ27は、ステップS112の処理としてシステム停止時点におけるシステム状態(各アクチュエータやガス及び電気の状態)と同じ処理ステップから起動処理を開始した後、空気供給・発電開始処理をステップS114に進める。一方、変数Fの値が0でない場合には、コントローラ27は、ステップS113の処理としてカソードへの空気の供給を開始した後、空気供給・発電開始処理をステップS114に進める。
ステップS114の処理では、コントローラ27が、空気供給・発電開始処理の全ての処理ルーチンが完了したか否かを判別する。そして、全ての処理ルーチンが完了したと判別するのに応じて、コントローラ27は空気供給・発電開始処理をステップS115の処理に進める。
ステップS115の処理では、コントローラ27が、燃料電池1の発電処理を開始する。これにより、このステップS115の処理は完了し、一連の空気供給・発電開始処理は終了する。
以上の説明から明らかなように、本発明の第3の実施形態となる燃料電池システムは、アノードに空気を供給している際(Comp ON)に再起動要求がなされた場合、図19に示すように、空気の供給を停止することなく、起動処理中における空気供給制御処理と同条件の時点に移行して起動処理を実行するので、音振の違和感を生じさせることなく、再起動要求がなされてから短時間でシステムを再起動することができる。
また、本発明の第3の実施形態となる燃料電池システムは、燃料電池1の劣化防止制御処理中に再起動要求がなされた場合、図20に示すように、その時点で停止処理を終了し、起動処理中における劣化防止制御処理と同条件の時点に移行して起動処理を実行するので、燃料電池1の劣化を生じさせることなく、再起動要求がなされてから短時間でシステムを再起動することができる。
また、本発明の第1の実施形態となる燃料電池システムは、車両電気システムの停止処理中に再起動要求がなされた場合、図21に示すように、その時点で停止処理を終了し、起動処理中における車両電気システム起動処理と同条件の時点に移行して起動処理を実行するので、車両の電気的な処理の不整合を生じさせることなく、再起動要求がなされてから短時間でシステムを再起動することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施の形態について説明したが、この実施の形態による本発明の開示の一部をなす論述及び図面により本発明は限定されることはない。すなわち、上記実施の形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施の形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論であることを付け加えておく。
1:燃料電池
2:燃料電池スタック
27:コントローラ
2:燃料電池スタック
27:コントローラ
Claims (10)
- 燃料ガス及び酸化剤ガスの供給を受けて発電する燃料電池を有する燃料電池システムであって、
システムの停止処理を実行する停止処理制御手段と、
システムの起動処理を実行する再起動制御手段と、
システムの停止処理中のシステム状態を検出する停止処理状態検出手段とを備え、
システムの停止処理実行中に起動要求が発生した場合、前記停止処理制御手段は、前記停止処理状態検出手段により検出されたシステム状態に応じて停止処理の中止点を決定し、前記再起動制御手段は、前記停止処理状態検出手段により検出されたシステム状態に応じて起動処理の開始点を決定し、前記停止処理制御手段が決定した中止点で停止処理を中止するのに応じて、決定した開始点から起動処理を実行すること
を特徴とする燃料電池システム。 - 請求項1に記載の燃料電池システムであって、
前記停止処理及び前記起動処理には、前記燃料電池に酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給処理ルーチンが含まれ、前記起動要求が酸化剤ガス供給処理ルーチン実行時に発生した場合、前記停止処理制御手段は、酸化剤ガス供給処理ルーチン完了時を停止処理の中止点とし、前記再起動制御手段は、酸化剤ガス供給処理ルーチン実行時を起動処理の開始点とすることを特徴とする燃料電池システム。 - 請求項1に記載の燃料電池システムであって、
前記停止処理及び前記起動処理には、前記燃料電池に酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給処理ルーチンが含まれ、前記起動要求が酸化剤ガス供給処理ルーチン実行時に発生した場合、前記停止処理制御手段は、停止処理を中止し、前記再起動制御手段は、酸化剤ガス供給処理ルーチン実行時を起動処理の開始点とすることを特徴とする燃料電池システム。 - 請求項2又は請求項3に記載の燃料電池システムであって、
前記停止処理には、燃料電池の劣化を防止するための劣化防止制御処理ルーチンが前記酸化剤ガス供給処理ルーチン完了後に含まれ、前記起動要求が劣化防止制御処理ルーチン実行時に発生した場合、前記停止処理制御手段は、劣化防止制御処理ルーチン完了時を停止処理の中止点とすることを特徴とする燃料電池システム。 - 請求項2又は請求項3に記載の燃料電池システムであって、
前記停止処理には、燃料電池の劣化を防止するための劣化防止制御処理ルーチンが前記酸化剤ガス供給処理ルーチン完了後に含まれ、前記起動要求が劣化防止制御処理ルーチン実行時に発生した場合、前記停止処理制御手段は、停止処理を中止することを特徴とする燃料電池システム。 - 請求項4又は請求項5に記載の燃料電池システムであって、
前記停止処理には、燃料電池が電力を供給する電気システムを停止する電気システム停止処理ルーチンが前記劣化防止制御処理ルーチン完了後に含まれ、前記起動要求が電気システム停止処理ルーチン実行時に発生した場合、前記停止処理制御手段は、電気システム停止処理ルーチン完了時を停止処理の中止点とすることを特徴とする燃料電池システム。 - 請求項4又は請求項5に記載の燃料電池システムであって、
前記停止処理には、燃料電池が電力を供給する電気システムを停止する電気システム停止処理ルーチンが前記劣化防止制御処理ルーチン完了後に含まれ、前記起動要求が電気システム停止処理ルーチン実行時に発生した場合、前記停止処理制御手段は、停止処理を中止することを特徴とする燃料電池システム。 - 請求項6又は請求項7に記載の燃料電池システムであって、
前記起動処理には、燃料電池が電力を供給する電気システムを起動する電気システム起動処理ルーチン、燃料電池の劣化を防止するための劣化防止制御処理ルーチン、及び燃料電池に酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給処理ルーチンが順に含まれ、前記起動要求が電気システム停止処理ルーチン実行時に発生した場合、前記再起動制御手段は、劣化防止制御処理ルーチンの実行を省略することを特徴とする燃料電池システム。 - 請求項8に記載の燃料電池システムであって、
前記再起動制御手段は、システム起動処理ルーチンの開始点を起動処理の開始点とすることを特徴とする燃料電池システム。 - 請求項1乃至請求項9のうち、いずれか1項に記載の燃料電池システムであって、
前記再起動制御手段は、停止処理を中止した時点のシステム状態と同じシステム状態になる起動処理の時点を起動処理の開始点とすることを特徴とする燃料電池システム。
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