JP2006266960A - 蓄電池内部インピーダンス測定装置および蓄電池内部インピーダンス測定方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 計測電流の周波数とノイズ成分の周波数とがきわめて近い場合に、被計測起電力成分を計測する際のコストアップを招くことなく蓄電池の内部インピーダンスを測定する手法を提供する。
【解決手段】 交流電流発生手段11および交流電圧計測手段12を制御する共通の制御部13を有する蓄電池内部インピーダンス測定装置10を用いる。交流電圧計測手段12は、所望の周波数を通過させるBPF14と、BPF14を通過したアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換部15と、A/D変換部15の出力信号に対してディジタルフィルタ処理を行うディジタルフィルタ16と、ディジタルフィルタ16の出力値から起電力成分の値を求める演算部17を含んで構成され、ディジタルフィルタ16は、BPF14の通過帯域周波数の範囲内で処理周波数が可変となるように構成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】 交流電流発生手段11および交流電圧計測手段12を制御する共通の制御部13を有する蓄電池内部インピーダンス測定装置10を用いる。交流電圧計測手段12は、所望の周波数を通過させるBPF14と、BPF14を通過したアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換部15と、A/D変換部15の出力信号に対してディジタルフィルタ処理を行うディジタルフィルタ16と、ディジタルフィルタ16の出力値から起電力成分の値を求める演算部17を含んで構成され、ディジタルフィルタ16は、BPF14の通過帯域周波数の範囲内で処理周波数が可変となるように構成されている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、蓄電池の内部インピーダンスを測定する装置および方法に関する。
多数の蓄電池が直列接続された蓄電池群の各蓄電池の内部インピーダンスを測定する方法として、いわゆる交流4端子法が知られている。
交流4端子法とは、内部インピーダンス測定対象の蓄電池に交流電流を流し、その際の発生起電力を計測することにより蓄電池の内部インピーダンスを求める方法である。
交流4端子法による蓄電池の内部インピーダンス測定の原理図を図4に示す。図4において、1は蓄電池、2は蓄電池群、3は交流電流発生手段、4は交流電圧計測手段であり、蓄電池1と並列に交流電流発生手段3および交流電圧計測手段4が接続されている。そして、交流電流発生手段3および交流電圧計測手段4を含んで蓄電池内部インピーダンス測定装置5が構成される。
ここで、蓄電池群2とは、目的の電圧値を得るために複数の蓄電池1が直列接続されたものである。例えば、鉛蓄電池の場合は蓄電池1個あたりの起電力が約2Vであり、これを6個直列接続して約12Vの起電力を得るようにしたものなどを本明細書では蓄電池群2と定義している。
交流電流発生手段3は、蓄電池1の内部インピーダンスを測定するための交流電流(本明細書では計測電流と表記する)を発生させるものである。この交流電流発生手段3は、例えば交流定電流源として機能するものであって、原理的に内部インピーダンスは無限大である。
交流電圧計測手段4は、交流電流発生手段3が発生した計測電流により蓄電池1に生じた起電力を計測するものである。この交流電圧計測手段4は、例えば交流電圧計として機能するものであって、原理的に内部インピーダンスは無限大である。
ところで、蓄電池1の内部インピーダンスの値は、一般に5mΩ以下であることが多く、内部インピーダンスの測定精度を高めるためには大きな計測電流を流す必要がある。
また、蓄電池群2は、電源装置のバックアップ用として使用されることが多く、この場合には商用電源の周波数である50Hzまたは60Hz、および商用電源の周波数の高調波成分のリップル電流が蓄電池1に流れるため、場合によっては、計測電流による交流起電力成分がリップル電流等のノイズ成分による交流起電力成分に埋もれてしまい、内部インピーダンスの測定精度が大きく低下する。
このような問題点を解決する手法として、蓄電池の内部インピーダンスを測定するにあたり、蓄電池において発生した被計測起電力を同期検波手段により計測する手法が知られている(特許文献1参照)。この手法は、被計測起電力成分の周期性を利用して、被計測起電力成分の周期と一致しないノイズ成分を除去するものである。また、被計測起電力成分のうち計測電流の周波数とほぼ等しい周波数成分のみを測定するため、アナログフィルタとディジタルフィルタとを用いた装置が知られている(特許文献2参照)。
しかし、特許文献1のように同期検波をするための回路および装置は一般に複雑なものであり、蓄電池の内部インピーダンスを測定する際のコストアップの原因となる。また、特許文献2のように計測電流の周波数とほぼ等しい周波数成分のみを測定することで、特許文献1のような問題点は解消されるが、計測電流の周波数とノイズ成分の周波数とがきわめて近い場合には、完全にノイズの影響から逃れることは難しくなる。
そこで、本発明では、計測電流の周波数とノイズ成分の周波数とがきわめて近い場合に、被計測起電力成分を計測する際のコストアップを招くことなく蓄電池の内部インピーダンスを測定する手法を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、複数の蓄電池が直列接続された蓄電池群の各蓄電池の内部インピーダンスの測定を行うための交流電流発生手段および交流電圧計測手段を有し、前記交流電流発生手段は、実質的に正弦波となる交流電流を発生する手段であり、前記交流電圧計測手段は、アナログ信号処理手段とディジタル信号処理手段とを有する蓄電池内部インピーダンス測定装置において、前記蓄電池内部インピーダンス測定装置は、前記交流電流発生手段および前記交流電圧計測手段を制御する共通の制御手段を含んで構成され、前記アナログ信号処理手段は、前記交流電流発生手段が発生する周波数の交流信号を通過させるアナログフィルタを有し、前記ディジタル信号処理手段は、前記アナログフィルタの通過帯域内の交流信号を処理するディジタルフィルタを有し、前記ディジタルフィルタは、前記アナログフィルタの通過帯域周波数の範囲内で処理周波数が可変となるように構成されていることを特徴とする。
請求項2の発明は、複数の蓄電池が直列接続された蓄電池群の各蓄電池の内部インピーダンスを、実質的に正弦波となる交流電流を発生する交流電流発生手段および交流電圧計測手段を用いて測定する蓄電池の内部インピーダンス測定方法において、前記交流電流発生手段からの交流電流を停止させるステップと、前記交流電流が停止した状態で内部インピーダンス測定対象の前記蓄電池の両端に生じる起電力成分をアナログフィルタで処理するステップと、前記アナログフィルタにより処理された前記起電力成分を前記アナログフィルタの通過帯域内で処理周波数可変に構成されたディジタルフィルタで前記処理周波数を変化させながら処理するステップと、前記処理周波数を変化させながら処理された前記起電力成分に基づいて前記被計測起電力成分が最も小さくなる周波数を計測周波数として設定するステップと、前記交流電流発生手段から前記計測周波数の交流電流を発生させて内部インピーダンス測定対象の前記蓄電池の両端に生じる前記計測周波数における被計測起電力成分をアナログフィルタで処理するステップと、を有することを特徴とする。
すなわち、本発明は、蓄電池の内部インピーダンス測定にあたり、あらかじめノイズ成分が最小となる周波数を計測周波数として設定することができるため、交流電流発生手段が発生する交流電流の周波数成分とノイズ周波数成分とが比較的近い場合であっても、精度よく蓄電池の内部インピーダンスを測定することができる。
本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態である蓄電池の内部インピーダンス測定装置の概略を示すブロック図である。図1において、1は蓄電池、2は蓄電池群、10は蓄電池内部インピーダンス測定装置である。蓄電池内部インピーダンス測定装置10は、交流電流発生手段11、交流電圧計測手段12を含む。これらの点は、図4とほぼ同様である。
また、図1において、蓄電池内部インピーダンス測定装置10は、交流電流発生手段11および交流電圧計測手段12を制御する共通の制御部13を有する。また、交流電圧計測手段12は、その入力側から順に、所望の周波数を通過させるアナログバンドパスフィルタ(BPF)14と、BPF14を通過したアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換部15と、A/D変換部15の出力信号に対してディジタルフィルタ処理を行うディジタルフィルタ16と、ディジタルフィルタ16の出力値から起電力成分の値を求める演算部17を含んで構成されており、ディジタルフィルタ16は、BPF14の通過帯域周波数の範囲内で処理周波数が可変となるように構成されている。
蓄電池群2を構成する各蓄電池1としては、鉛蓄電池などが用いられるが、液面の変化などで劣化の判断をすることが困難な密閉型鉛蓄電池を用いることが効果的である。なお、蓄電池群2とは、前述のとおり、目的の電圧値を得るために複数の蓄電池1が直列接続されたものである。蓄電池1が起電力約2Vの鉛蓄電池の場合、6個、12個、24個直列接続してそれぞれ約12V、約24V、約48Vの起電力を得ることができる。
交流電流発生手段11は、前述のとおり、蓄電池1の内部インピーダンスを測定するための交流電流(計測電流)を発生させるものであって、交流定電流源として機能する。この交流電流発生手段11は、蓄電池1に対して交流電流を供給するようにしてもよく、蓄電池1から交流電流を放電させるようにしてもよい。
交流電流発生手段11が発生する交流電流の波形は、実質的に正弦波とすることにより、高調波成分の影響を少なくして蓄電池1の内部インピーダンスを測定することが可能となる。
ここで、交流電流発生手段11が発生する交流電流の周波数は、ディジタルフィルタ15の処理周波数が変化する範囲内で可変となるようにされており、交流電流発生手段11が交流電流を発生する際には、ディジタルフィルタ15の処理周波数と同一の周波数の交流電流を発生するように、共通の制御部13により制御される。
次に、本発明の実施形態である蓄電池の内部インピーダンス測定装置について、実際の使用形態に適合させた一例のブロック図を図2に示す。図2において、1は蓄電池、2は蓄電池群で例えば整流器に負荷とは並列に接続されている。20は蓄電池内部インピーダンス測定装置である。蓄電池内部インピーダンス測定装置20は、交流電流発生手段および交流電圧計測手段を含み、これらの構成は以下に詳述する。なお、図2に示された構成は、図1とほぼ同様である。
図2において、蓄電池内部インピーダンス測定装置20のうち、交流電流発生手段に相当する構成については、マイクロプロセッサ(MPU)21と、MPU21が発生する信号をアナログ信号に変換するD/A変換部22と、D/A変換部22の出力信号を増幅する電流増幅部(AMP)23とを含む。また、交流電圧計測手段に相当する構成については、所望の周波数を通過させるBPF24と、BPF24を通過したアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換部25と、A/D変換部25の出力信号に対してディジタルフィルタ処理を行った後に起電力成分の値を求める前述のMPU21とを含む。すなわち、MPU21は、図1における制御部13、ディジタルフィルタ16、演算部17の各機能と、交流電流発生手段11の機能の一部とを備えている。
なお、図1、図2において、BPF14、24は、比較的急峻な特性を有することが望ましい。例えば、フィルタの品質を示すQ(Quality Factor)の値としては、2以上であることが望ましい。
次に、本発明の蓄電池の内部インピーダンス測定方法について説明する。図3は、本発明の実施形態である蓄電池の内部インピーダンス測定方法の概略的な流れを示す流れ図である。図2のように、本実施形態は、交流電流発生手段の出力(計測電流)を停止状態とするステップ(ステップ−1)、ディジタルフィルタの処理周波数を変えて、各周波数における蓄電池の両端の電圧(ノイズレベル)を測定するステップ(ステップ−2)、ノイズレベルが最小となる周波数を計測周波数fとして決定するステップ(ステップ−3)、交流電流発生手段から計測周波数fの計測電流Iを流すステップ(ステップ−4)、ステップ−4におけるディジタルフィルタの処理周波数を計測周波数fとして、計測電流Iを流した際の蓄電池の両端の電圧Vを測定するステップ(ステップ−5)、内部インピーダンスZ=V/Iを算出するステップ(ステップ−6)の6つのステップからなっている。
次に、上記各ステップの詳細を図面に基づいて説明する。以下では、図1の符号を利用して説明する。
(ステップ−1)
制御部13から制御信号を発生するか、または制御信号を停止することにより、交流電流発生手段11の出力を停止させて次のステップに進む。既に交流電流発生手段11の出力が停止している場合は、そのまま次のステップに進む。
制御部13から制御信号を発生するか、または制御信号を停止することにより、交流電流発生手段11の出力を停止させて次のステップに進む。既に交流電流発生手段11の出力が停止している場合は、そのまま次のステップに進む。
(ステップ−2)
ディジタルフィルタ16の処理周波数をBPF14の通過帯域の範囲内で変えて、各周波数における蓄電池1の両端の電圧を演算部17で測定する。この測定は、ノイズレベルの測定に相当する。測定終了後は、次のステップに進む。
ディジタルフィルタ16の処理周波数をBPF14の通過帯域の範囲内で変えて、各周波数における蓄電池1の両端の電圧を演算部17で測定する。この測定は、ノイズレベルの測定に相当する。測定終了後は、次のステップに進む。
(ステップ−2における具体的処理例)
このステップ2において、蓄電池1の内部インピーダンスの測定を、周波数10Hz程度の正弦波を用いて実施する例について説明する。ここで、BPF14の通過帯域を8〜12Hz、ディジタルフィルタ16の処理周波数の範囲も8〜12Hzとし、例えばディジタルフィルタ16において周波数10Hzの信号を32回サンプリングして測定周期を3.2秒とすることを標準的な状態とすると、制御部13によりディジタルフィルタ16の測定周期を変化させることで、ディジタルフィルタ16の処理周波数を簡単に変えることができる。具体的には、サンプリング回数を32回に固定した場合、測定周期3.1秒の場合は処理周波数は約10.32Hz、測定周期3.3秒の場合は処理周波数は約9.67Hzとなる。もちろん、測定周期を0.1秒ごとに変える必要はなく、例えば処理周波数が一定の周波数間隔となるようにしてもよい。
このステップ2において、蓄電池1の内部インピーダンスの測定を、周波数10Hz程度の正弦波を用いて実施する例について説明する。ここで、BPF14の通過帯域を8〜12Hz、ディジタルフィルタ16の処理周波数の範囲も8〜12Hzとし、例えばディジタルフィルタ16において周波数10Hzの信号を32回サンプリングして測定周期を3.2秒とすることを標準的な状態とすると、制御部13によりディジタルフィルタ16の測定周期を変化させることで、ディジタルフィルタ16の処理周波数を簡単に変えることができる。具体的には、サンプリング回数を32回に固定した場合、測定周期3.1秒の場合は処理周波数は約10.32Hz、測定周期3.3秒の場合は処理周波数は約9.67Hzとなる。もちろん、測定周期を0.1秒ごとに変える必要はなく、例えば処理周波数が一定の周波数間隔となるようにしてもよい。
この場合、交流電流発生手段11が出力する交流電流の周波数を、ディジタルフィルタ16の処理周波数と常に同じ周波数となるようにしておくと、ステップ−3以降の処理が精度よく行われるため望ましい。
(ステップ−3)
演算部17は、制御部13からの制御に基づき、ステップ−2において測定されたノイズレベルが最小となる周波数を計測周波数fとして決定する。また、計測周波数fの値は、制御部13に伝達される。終了後は次のステップに進む。
演算部17は、制御部13からの制御に基づき、ステップ−2において測定されたノイズレベルが最小となる周波数を計測周波数fとして決定する。また、計測周波数fの値は、制御部13に伝達される。終了後は次のステップに進む。
(ステップ−4)
制御部13は、交流電流発生手段11から上記ステップ−3で得られた計測周波数fの計測電流Iを流すように交流電流発生手段11を制御する。その後は次のステップに進む。
制御部13は、交流電流発生手段11から上記ステップ−3で得られた計測周波数fの計測電流Iを流すように交流電流発生手段11を制御する。その後は次のステップに進む。
(ステップ−5)
制御部13は、ディジタルフィルタ16の処理周波数を、上記ステップ−3で得られた計測周波数fとし、さらに演算部17において、交流電流発生手段11から計測周波数fの計測電流Iを流した際の蓄電池1の両端の電圧値(交流起電力成分)Vを測定するように制御する。処理後は次のステップに進む。
制御部13は、ディジタルフィルタ16の処理周波数を、上記ステップ−3で得られた計測周波数fとし、さらに演算部17において、交流電流発生手段11から計測周波数fの計測電流Iを流した際の蓄電池1の両端の電圧値(交流起電力成分)Vを測定するように制御する。処理後は次のステップに進む。
(ステップ−6)
演算部17は、計測周波数fの計測電流Iを流した際の蓄電池1の内部インピーダンスZを、ステップ−5で求められた電圧値Vを用いて、Z=V/Iの関係から演算する。この結果は、図示しない記憶部に記憶される。終了後は計測を終了する。
演算部17は、計測周波数fの計測電流Iを流した際の蓄電池1の内部インピーダンスZを、ステップ−5で求められた電圧値Vを用いて、Z=V/Iの関係から演算する。この結果は、図示しない記憶部に記憶される。終了後は計測を終了する。
なお、図3の流れ図は、蓄電池群2を構成する蓄電池1の1個分の内部インピーダンスを測定する場合について示したものであり、複数個の蓄電池1の内部インピーダンスを測定したい場合には、図3の流れ図における計測終了の後に、計測開始に戻って繰り返し測定を行えばよいことはいうまでもない。
このように、本実施形態によれば、交流電流発生手段が発生する交流電流の周波数成分以外のノイズ成分の影響を最小限にすることが可能となり、ノイズ成分に埋もれた被計測起電力成分を計測する際のコストアップを招くことなく蓄電池の内部インピーダンスを測定することができるが、その実施形態は上述したものに限られることはなく、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内で、適宜変更が可能であることはいうまでもない。
1 蓄電池
2 蓄電池群
3 交流電流発生手段
4 計測電流検出手段
5、10、20 蓄電池内部インピーダンス測定装置
11 交流電流発生手段
12 交流電圧計測手段
13 制御部
14、24 アナログバンドパスフィルタ(BPF)
15、25 A/D変換部
16 ディジタルフィルタ
17 演算部
21 マイクロプロセッサ(MPU)
22 D/A変換部
23 電流増幅部
2 蓄電池群
3 交流電流発生手段
4 計測電流検出手段
5、10、20 蓄電池内部インピーダンス測定装置
11 交流電流発生手段
12 交流電圧計測手段
13 制御部
14、24 アナログバンドパスフィルタ(BPF)
15、25 A/D変換部
16 ディジタルフィルタ
17 演算部
21 マイクロプロセッサ(MPU)
22 D/A変換部
23 電流増幅部
Claims (2)
- 複数の蓄電池が直列接続された蓄電池群の各蓄電池の内部インピーダンスの測定を行うための交流電流発生手段および交流電圧計測手段を有し、
前記交流電流発生手段は、実質的に正弦波となる交流電流を発生する手段であり、
前記交流電圧計測手段は、アナログ信号処理手段とディジタル信号処理手段とを有する蓄電池内部インピーダンス測定装置において、
前記蓄電池内部インピーダンス測定装置は、前記交流電流発生手段および前記交流電圧計測手段を制御する共通の制御手段を含んで構成され、
前記アナログ信号処理手段は、前記交流電流発生手段が発生する周波数の交流信号を通過させるアナログフィルタを有し、
前記ディジタル信号処理手段は、前記アナログフィルタの通過帯域内の交流信号を処理するディジタルフィルタを有し、
前記ディジタルフィルタは、前記アナログフィルタの通過帯域周波数の範囲内で処理周波数が可変となるように構成されていることを特徴とする蓄電池内部インピーダンス測定装置。 - 複数の蓄電池が直列接続された蓄電池群の各蓄電池の内部インピーダンスを、実質的に正弦波となる交流電流を発生する交流電流発生手段および交流電圧計測手段を用いて測定する蓄電池の内部インピーダンス測定方法において、
前記交流電流発生手段からの交流電流を停止させるステップと、
前記交流電流が停止した状態で内部インピーダンス測定対象の前記蓄電池の両端に生じる起電力成分をアナログフィルタで処理するステップと、
前記アナログフィルタにより処理された前記起電力成分を前記アナログフィルタの通過帯域内で処理周波数可変に構成されたディジタルフィルタで前記処理周波数を変化させながら処理するステップと、
前記処理周波数を変化させながら処理された前記起電力成分に基づいて前記被計測起電力成分が最も小さくなる周波数を計測周波数として設定するステップと、
前記交流電流発生手段から前記計測周波数の交流電流を発生させて内部インピーダンス測定対象の前記蓄電池の両端に生じる前記計測周波数における被計測起電力成分をアナログフィルタで処理するステップと、
を有することを特徴とする蓄電池の内部インピーダンス測定方法。
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