JP2011085445A - 電池特性模擬装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】より正確な等価回路が導出できる電池特性模擬装置を提供すること。
【解決手段】電池の負荷電流をパルス状に制御することにより得られる電圧波形に基づき前記電池のインピーダンスを求めるように構成された電池特性模擬装置において、
前記電池の開放電圧値の変化を求める手段と、この開放電圧値の変化を補正する手段を設けたことを特徴とするもの。
【選択図】図4
【解決手段】電池の負荷電流をパルス状に制御することにより得られる電圧波形に基づき前記電池のインピーダンスを求めるように構成された電池特性模擬装置において、
前記電池の開放電圧値の変化を求める手段と、この開放電圧値の変化を補正する手段を設けたことを特徴とするもの。
【選択図】図4
Description
本発明は、電池特性模擬装置に関し、詳しくは、非線形特性の高精度の模擬に関するものである。
電池の特性を測定する方法の一つとして、電池の電圧―電流特性に基づいてインピーダンスを測定することが行われている。具体的な手法には、以下の3種類がある。
1)電池1の電圧あるいは電流が小振幅の正弦波で変動するように負荷2を制御し、電圧―電流からインピーダンスを計算する方法であり、複数の周波数で測定を行い、等価回路を算出する。
2)1)と同様であるが、測定したい複数の周波数を持った信号を合成し、そこから得られた結果をフーリエ変換することで各周波数におけるインピーダンスを計算する。
3)電池1の負荷電流をパルス状に制御し、その結果により得られる電圧波形からインピーダンスを計算する。
3)電池1の負荷電流をパルス状に制御し、その結果により得られる電圧波形からインピーダンスを計算する。
1)および2)の手法では複数の周波数の正弦波を発生する必要があり、測定系が複雑になる。それに対して3)の手法ではパルス状に電流を制御するのみで結果が得られるため、測定系を簡易に構成できる。
図4は、従来から用いられている電池特性評価回路の一例を示すブロック図である。図4において、電池1と直列に負荷2と電流計3が接続され、電池1および負荷2と並列に電圧計4が接続されている。負荷2は、演算制御部5により制御される。電流計3および電圧計4の測定結果は演算制御部5に入力され、所定の演算処理が行われる。
このような構成において、演算制御部5は電池1の電流がパルス状になるように負荷2を制御しながら電流計3と電圧計4の測定結果を取り込んで電池1の電圧―電流特性を測定し、測定した電圧―電流特性から電池1のインピーダンスを算出する。
図5は、電池1の等価回路例図である。図5において、直流電源Eと抵抗R1が直列接続され、さらに抵抗R2とコンデンサC2よりなる第1のRC並列回路と抵抗R3とコンデンサC3よりなる第2のRC並列回路とが直列接続された電気回路として表現されている。なお、速い周波数まで測定する場合はインダクタ分も考慮する必要があるが図5では省略している。
図5の出力電圧Voutは、
Vout=Voc+Vr1+Vr2+Vr3
で表すことができる。ここで、Vocは電池1の開放電圧、Vr1は抵抗R1の端子間電圧、Vr2は第1のRC並列回路の端子間電圧、Vr3は第2のRC並列回路の端子間電圧である。
Vout=Voc+Vr1+Vr2+Vr3
で表すことができる。ここで、Vocは電池1の開放電圧、Vr1は抵抗R1の端子間電圧、Vr2は第1のRC並列回路の端子間電圧、Vr3は第2のRC並列回路の端子間電圧である。
そして、出力電流Ioutは、
Iout=Vr1/R1
=Vr2/R2+d(C2・Vr2)/dt
=Vr3/R3+d(C3・Vr3)/dt
で表すことができる。
Iout=Vr1/R1
=Vr2/R2+d(C2・Vr2)/dt
=Vr3/R3+d(C3・Vr3)/dt
で表すことができる。
図6は、測定された電圧―電流特性例図である。演算制御部5は、この測定結果を図5の等価回路に同定させて、それぞれのRC定数を算出する。
特許文献1には、1次電池や2次電池やコンデンサなどの蓄電装置の特性を示す非線形等価回路モデルを用いて蓄電装置の特性因子を実験的に数値化する方法および装置の構成が記載されている。
ところで、電池1の内部状態は充電量(満充電に対して残りの流せる電流量)に応じて変化し、電流を流すことでVocやR,Cは変化してしまう。計算を簡易的に行うためには、流す電流が電池の容量に対して少ないものとし、各定数は一定としたい。
しかし、電流を流すと図6に示すようにVocが変化することから、Vocを一定と仮定してフィッティングを行うとRCの時定数が実際よりも長くなってしまう。図6の例では、電圧がV1からV3に少し低下しているため、電圧をV1のままで演算した時定数は実際よりも長いという結果になり、正確な等価回路が導出できないことになる。
本発明は、このような問題を解決するものであり、その目的は、より正確な等価回路が導出できる電池特性模擬装置を提供することにある。
このような課題を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、
電池の負荷電流をパルス状に制御することにより得られる電圧波形に基づき前記電池のインピーダンスを求めるように構成された電池特性模擬装置において、
前記電池の開放電圧値の変化を求める手段と、この開放電圧値の変化を補正する手段を設けたことを特徴とする。
電池の負荷電流をパルス状に制御することにより得られる電圧波形に基づき前記電池のインピーダンスを求めるように構成された電池特性模擬装置において、
前記電池の開放電圧値の変化を求める手段と、この開放電圧値の変化を補正する手段を設けたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の電池特性模擬装置において、
前記電圧波形は、放電特性波形であることを特徴とする。
前記電圧波形は、放電特性波形であることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の電池特性模擬装置において、
前記電圧波形は、充電特性波形であることを特徴とする。
前記電圧波形は、充電特性波形であることを特徴とする。
本発明の電池特性模擬装置によれば、効率よくより正確な等価回路が導出できる。
以下、本発明について、図面を用いて詳細に説明する。なお、本発明の全体構成は図4と共通しているので省略する。図1は本発明で用いる演算制御部5の内部の一実施例を示すブロック図、図2は開放電圧の変化例図、図3は本発明により測定された電圧―電流特性例図である。
図1において、電圧電流測定値格納部51は、電流計3および電圧計4による測定値を時刻データとともに逐次格納する。
開放電圧値変化演算部52は、電圧電流測定値格納部51に格納されている電圧測定値に基づき、時刻t1からt2の間にパルス状の電流Ioutが流れて電池1の充電量が変化したことに伴う図2に示すようなV1からV3への開放電圧Vocの変化分(V1−V3)を演算する。ここでは、初期値をV1とし、電流Ioutが流れている間におけるVocの変化量は小さいため直線的に変化してパルス状の電流Ioutがなくなった後は最終電圧V3になるものとする。
開放電圧値変化補正部53は、開放電圧値変化演算部52で演算された開放電圧Vocの変化分(V1−V3)に基づき開放電圧Vocを初期値V1に固定化するための補正値(V1−V3)を生成し、電圧−電流特性処理部54に入力する。
電圧−電流特性処理部54は、電圧電流測定値格納部51に格納されている電流計3および電圧計4による測定値と、開放電圧値変化補正部53から入力される開放電圧Vocを初期値V1に固定化するための補正値(V1−V3)に基づき、図3に示すように時刻t1からt2の間にパルス状の電流Ioutが流れたにもかかわらず開放電圧Vocが初期値V1に固定化された電圧−電流特性図を生成する。
等価回路同定処理部55は、電圧−電流特性処理部54で生成された開放電圧Vocが初期値V1に固定化された電圧−電流特性に基づいて図5に示した等価回路を同定し、R1〜R3とC2,C3のそれぞれの値を算出する。
このように構成された演算制御部を用いることにより、開放電圧Vocの変化分を補正できることから電流Ioutを流した後の電圧V3を電流Ioutを流す前の電圧V1と同じにすることができ、等価回路におけるRC時定数の誤差を小さくできる。
そして、開放電圧Vocの変化を出力電圧Voutから求めることができるため、あらかじめ電池の充電量とVocの関係を取得する必要はなく、効率よく高精度に電池特性を模擬することができる。
なお、場合によっては、あらかじめ測定しておいた出力電圧Voutと開放電圧Vocとの関係から、開放電圧Vocの変化を求めるようにしてもよい。具体的には、電圧電流測定値格納部51に測定結果を格納しておき、開放電圧値変化演算部52により出力電圧VoutがV1からV2に変化する部分を取り出して電流が流れていた時間t1−t2に変換し、前述のような図2を作成すればよい。
また、上記実施例では、電池の放電特性を測定する例について説明したが、充電特性についても同様に測定することができる。充電特性の場合には、開放電圧Vocは増える方向になるので、補正するためにはVocの変化分を差し引けばよい。
以上説明したように、本発明によれば、効率よくより正確な等価回路が導出できる電池特性模擬装置が実現でき、各種電池の開発や解析などに好適である。
1 電池
2 負荷
3 電流計
4 電圧計
5 演算制御部
51 電圧電流測定値格納部
52 開放電圧値変化演算部
53 開放電圧値変化補正部
54 電圧−電流特性処理部
55 等価回路同定処理部
2 負荷
3 電流計
4 電圧計
5 演算制御部
51 電圧電流測定値格納部
52 開放電圧値変化演算部
53 開放電圧値変化補正部
54 電圧−電流特性処理部
55 等価回路同定処理部
Claims (3)
- 電池の負荷電流をパルス状に制御することにより得られる電圧波形に基づき前記電池のインピーダンスを求めるように構成された電池特性模擬装置において、
前記電池の開放電圧値の変化を求める手段と、この開放電圧値の変化を補正する手段を設けたことを特徴とする電池特性模擬装置。 - 前記電圧波形は、放電特性波形であることを特徴とする請求項1記載の電池特性模擬装置。
- 前記電圧波形は、充電特性波形であることを特徴とする請求項1記載の電池特性模擬装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009237356A JP2011085445A (ja) | 2009-10-14 | 2009-10-14 | 電池特性模擬装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009237356A JP2011085445A (ja) | 2009-10-14 | 2009-10-14 | 電池特性模擬装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011085445A true JP2011085445A (ja) | 2011-04-28 |
Family
ID=44078499
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009237356A Pending JP2011085445A (ja) | 2009-10-14 | 2009-10-14 | 電池特性模擬装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011085445A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2397449A1 (en) | 2010-06-18 | 2011-12-21 | Asahi Glass Company, Limited | Glass for display device and glass plate |
JP2019090648A (ja) * | 2017-11-13 | 2019-06-13 | プライムアースEvエナジー株式会社 | 電池状態測定装置及び電池状態測定方法 |
-
2009
- 2009-10-14 JP JP2009237356A patent/JP2011085445A/ja active Pending
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JP2019090648A (ja) * | 2017-11-13 | 2019-06-13 | プライムアースEvエナジー株式会社 | 電池状態測定装置及び電池状態測定方法 |
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