JP2006264852A - エレベータ - Google Patents

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野 豊 明 菅
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    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
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    • B66B1/34Details, e.g. call counting devices, data transmission from car to control system, devices giving information to the control system
    • B66B1/36Means for stopping the cars, cages, or skips at predetermined levels
    • B66B1/44Means for stopping the cars, cages, or skips at predetermined levels and for taking account of disturbance factors, e.g. variation of load weight

Abstract

【課題】 開閉扉が開状態となっているときに案内ローラの回動を抑制するとともに案内レール上の案内ローラの摺動を抑制することによりかごの鉛直方向の揺れを確実に抑制することができるエレベータを提供する。
【解決手段】 エレベータは、かご1の外面に取り付けられ、案内レール3に当接するとともにかご1の昇降に応じて回動する案内ローラ4と、この案内ローラ4の回動を抑制する押圧部材7とを備えている。押圧部材7は、案内ローラ4を案内レール3側に押圧することによりこの案内ローラ4の回動を抑制する。更に、開閉扉5の開閉状態を検知し、この開閉扉5が開状態となっていることを検知したときに押圧部材7を駆動して案内ローラ4の回動を抑制する制動装置6が設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、昇降路内を昇降するかごを備えたエレベータに関し、とりわけかごの鉛直方向の揺れを抑制することができるエレベータに関する。
従来より、鉛直方向に延びる昇降路内を昇降するかごを備えたエレベータが知られている。このようなエレベータについて図10を用いて詳しく説明する。
図10に示すような従来のエレベータは、鉛直方向に延びる昇降路9内を昇降するかご1と、かご1の前面に設けられた両開きの引き戸型の開閉扉5と、昇降路9内に設けられ、かご1を鉛直方向(図1の上下方向)に案内する左右一対の案内レール3と、かご1の外面に取り付けられ、各案内レール3に当接するとともにかご1の昇降に応じて回動する2組の左右一対の案内ローラ4とを備えている。
かご1は複数の乗客を収容する直方体形状のものであり、その上端には鉛直方向上方に延びるエレベータロープ2が接続されている。このかご1は、巻上機等の動力装置(図示せず)によりエレベータロープ2を介して駆動されて鉛直方向に自在に昇降するようになっている。
このようなエレベータによれば、かご1に取り付けられた2組の左右一対の案内ローラ4が左右一対の案内レール3に当接しているので、かご1の水平方向の揺れを抑制することができる。
また、かごの振動を抑制するエレベータとしては例えば特許文献1に示すようなものが知られている。特許文献1に示すエレベータにおいては、かご1はかご枠およびかご枠の内部にあるかご室を有し、かご枠の速度の向きがかご室の加速度の向きと反対向きのときに案内ローラ4に制動力をかけてかご枠の速度を減速させることにより、かご室の加速度と反対向きの慣性力を発生させてかご室の加速度を小さくしている。
特開2003−104655号公報
しかしながら、図10に示すような従来のエレベータにおいては、かご1はエレベータロープ2により吊り下げられているので、乗客がかご1を乗り降りする際に当該かご1にかかる荷重が変動し、このためエレベータロープ2が伸縮してかご1が上下に振動してしまう。そして、前述のかご1の鉛直方向の揺れにより、当該かご1内の乗客に不快感を与えてしまうという問題がある。
また、特許文献1に示すエレベータにおいては、案内ローラ4に制動力をかけてこの案内ローラ4の回動を抑制するようにしているが、案内ローラ4の回動を抑制した場合であってもこの案内ローラ4が案内レール3上を滑ることによりかご1の鉛直方向の揺れを防止することができないという問題がある。さらに、案内ローラ4の回動を抑制するローラ制動装置を当該案内ローラ4の側面に連結させているので(特許文献1の図2参照)、エレベータの構成が複雑なものとなり案内ローラ4やローラ制動装置の取り付け作業やメンテナンス作業が煩雑なものとなってしまう。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、開閉扉が開状態となっているときに案内ローラの回動を抑制するとともに案内レール上の案内ローラの摺動を抑制することによりかごの鉛直方向の揺れを確実に抑制することができるエレベータを提供することを目的とする。
本発明は、昇降路内を昇降するかごと、前記かごに設けられた開閉扉と、前記昇降路内に設けられ、前記かごを鉛直方向に案内する案内レールと、前記かごの外面に取り付けられ、前記案内レールに当接するとともに前記かごの昇降に応じて回動する案内ローラと、前記案内ローラを前記案内レール側に押圧してこの案内ローラの回動を抑制する押圧部材と、前記開閉扉の開閉状態を検知し、この開閉扉が開状態となっていることを検知したときに前記押圧部材を駆動して前記案内ローラの回動を抑制する制動装置と、を備えたことを特徴とするエレベータである。
このようなエレベータによれば、制動装置は開閉扉の開閉状態を検知してこの開閉扉が開状態となっていることを検知したときに押圧部材を駆動し、押圧部材は案内ローラを案内レール側に押圧してこの案内ローラの回動を抑制するようになっている。このため、案内ローラと案内レールとの間に大きな摩擦力を発生させることができ、この摩擦力により案内ローラの回動を抑制することができるとともに案内レール上で案内ローラが摺動することを抑制することができるので、所望のタイミングでかごの鉛直方向の揺れを確実に抑制することができる。
本発明のエレベータにおいては、前記制動装置は、その両端が前記押圧部材および前記開閉扉にそれぞれ接続され、この開閉扉が開きはじめるときに前記押圧部材を駆動しはじめるリンク機構からなることが好ましい。
このようなエレベータによれば、押圧部材を駆動させるための制動装置の構成を単純なものとすることができ、その取り付け作業やメンテナンス作業を容易なものとすることができる。
本発明のエレベータにおいては、前記エレベータの乗り場側に乗り場側開閉扉が設けられており、前記制動装置は、当該乗り場側開閉扉が開状態となっていることを検知したときに電気的な信号に基づいて前記押圧部材を駆動することが好ましい。
このようなエレベータによれば、乗客がかごの乗り降りを行う際に乗り場側開閉扉の開閉に対応して案内ローラの回動を抑制することができ、所望のタイミングでかごの鉛直方向の揺れを抑制することができる。また、制動装置は、電気的な信号を利用して押圧部材を駆動するタイミングを定めているので、この制動装置の構成を単純なものとすることができ、その取り付け作業やメンテナンス作業を容易なものとすることができる。
本発明のエレベータにおいては、前記制動装置は、その両端が前記押圧部材および前記開閉扉にそれぞれ接続され当該開閉扉が開きはじめるときに前記押圧部材を駆動しはじめるワイヤ機構からなることが好ましい。
このようなエレベータによれば、乗客がかごの乗り降りを行う際に開閉扉の開閉に対応してワイヤ機構を用いて機械的な力を伝達することにより案内ローラの回動を抑制することができるので、所望のタイミングでかごの鉛直方向の揺れを抑制することができる。また、ワイヤ機構からなる制動装置はその構成を単純なものとすることができ、このため当該制動装置の取り付け作業やメンテナンス作業を容易なものとすることができる。
本発明のエレベータにおいては、前記押圧部材は前記案内ローラよりも小さなものとなっており、前記案内ローラの外周面に適合する形状の凹部を有することが好ましい。
このようなエレベータによれば、押圧部材の凹部に案内ローラを収容させることにより当該案内ローラを確実に案内レール側に押圧させることができる。このため、押圧部材の小型化、簡素化を図ることができ、当該押圧部材の取り付け作業やメンテナンス作業を容易なものとすることができる。
本発明のエレベータにおいては、前記押圧部材は前記案内ローラよりも小さなものとなっているとともに当該案内ローラと離間して対向する傾斜した平面部を有し、前記制動装置は、前記開閉扉が開きはじめたことを検知したときに前記押圧部材の平面部を前記案内ローラに当接させてこの案内ローラの回動を抑制することが好ましい。
このようなエレベータによれば、押圧部材の傾斜した平面部に案内ローラを当接させることにより当該案内ローラを確実に案内レール側に押圧させることができる。このため、押圧部材の小型化、簡素化を図ることができ、当該押圧部材の取り付け作業やメンテナンス作業を容易なものとすることができる。
本発明のエレベータによれば、制動装置は開閉扉の開閉状態を検知してこの開閉扉が開状態となっていることを検知したときに押圧部材を駆動し、押圧部材は案内ローラを案内レール側に押圧してこの案内ローラの回動を抑制するようになっている。このため、案内ローラと案内レールとの間に大きな摩擦力を発生させることができ、この摩擦力により案内ローラの回動を抑制することができるとともに案内レール上で案内ローラが摺動することを抑制することができるので、所望のタイミングでかごの鉛直方向の揺れを確実に抑制することができる。
第1の実施の形態
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図3は、エレベータの第1の実施の形態を示す図である。
このうち図1は、本実施の形態によるエレベータの構成を示す正面図であり、図2は、図1のエレベータの制動装置および押圧部材の詳細を示す上面図であり、図3は、図2のA−A矢視による制動装置および押圧部材の正面図である。
本実施の形態のエレベータは、図1に示すように、鉛直方向に延びる昇降路9内を昇降するかご1と、かご1の前面に設けられた両開きの引き戸型の開閉扉5と、昇降路9内に設けられ、かご1を鉛直方向(図1の上下方向)に案内する左右一対の案内レール3と、かご1の外面に取り付けられ、各案内レール3に当接するとともにかご1の昇降に応じて回動する2組の左右一対の案内ローラ4とを備えている。また、かご1の外面には、案内ローラ4を案内レール3側に押圧してこの案内ローラ4の回動を抑制する左右一対の押圧部材7が取り付けられている。更に、開閉扉5の開閉状態を検知し、この開閉扉5が開状態となっていることを検知したときに各押圧部材7を駆動して各案内ローラ4の回動を抑制する左右一対の制動装置6がかご1の外面に設置されている。
以下、このようなエレベータの構成の詳細について説明する。
かご1は複数の乗客を収容する直方体形状のものであり、その上端には鉛直方向上方に延びるエレベータロープ2が接続されている。このかご1は、巻上機等の動力装置(図示せず)によりエレベータロープ2を介して駆動されて鉛直方向に自在に昇降するようになっている。
かご1の前面に設けられた開閉扉5は前述のように両開きの引き戸型のものであり、かご1が乗降階の乗り場に到達したときに左右に開くようになっている。
左右一対の案内レール3は、各々鉛直方向に延びるようかご1の両側に設置されている。ここで、図1に示すように、かご1と各案内レール3との間には隙間が設けられている。
2組の左右一対の案内ローラ4は、ゴム等の弾性部材からなり、図1に示すように、かご1の上面および下面の左右両端にそれぞれ取り付けられ、その軸は図1の紙面に対して垂直方向に延びている。これらの案内ローラ4は各案内レール3に当接し、かご1が昇降すると当該案内ローラ4は回動して案内レール3上を移動するようになっている。
左右一対の押圧部材7は、各案内ローラ4の近傍におけるかご1の上面にそれぞれ取り付けられている。各押圧部材7は、かご1が昇降する際には各案内ローラ4からわずかに離間しているが、かご1が停止して開閉扉5が開いたときには後述する制動装置6により各案内ローラ4と当接するよう駆動されるようになっている。
具体的には、各押圧部材7は、対応する案内ローラ4を案内レール3側に押圧して当該案内ローラ4と案内レール3との間の摩擦力により案内ローラ4の回動を抑制するようになっている。
左右一対の制動装置6は、図2および図3に示すように、その一端が各押圧部材7に接続された第1のリンク機構6aと、第1のリンク機構6aの他端に設けられたピニオン歯車からなる第2のリンク機構6bと、その一端が第2のリンク機構に取り付けられた第3のリンク機構6cと、第3のリンク機構6cの他端に取り付けられるとともに開閉扉5の上面に接続されたピニオン歯車からなる第4のリンク機構6dとを各々有している。ここで、開閉扉5の上面はラック歯面となっている。
各制動装置6の第1のリンク機構6aはかご1の左右方向に延びる棒状のものであり、その一端はバネ等の弾性部材6eを介して押圧部材7に接続している。また、第1のリンク機構6aの他端の上面は図3に示すようにラック歯面となっている。
第2のリンク機構6bは前述のようにピニオン歯車からなり、第1のリンク機構6aの他端のラック歯面とかみ合うようになっている。
第3のリンク機構6cはかご1の前後方向(図1の紙面に対して垂直な方向)に延びる棒状のものであり、その一端は第2のリンク機構6bのピニオン歯車の軸に接続されている。
第4のリンク機構6dも前述のようにピニオン歯車からなり、その軸が第3のリンク機構6cに接続されている。また、この第4のリンク機構6dのピニオン歯車は開閉扉5の上面のラック歯面とかみ合うようになっている。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
まず、かご1が巻上機等の動力装置によりエレベータロープ2を介して駆動されて鉛直方向に昇降しているときには、各案内ローラ4は回動して各案内レール3上を移動している。このときに、開閉扉5は閉状態となっており各案内ローラ4と押圧部材7とは離間している。
次に、かご1がエレベータの乗降階の乗り場で停止し、開閉扉5が左右に開いたときには、この開閉扉5の上面のラック歯面とかみ合っているピニオン歯車(第4のリンク機構)6dが回転し、この第4のリンク機構6dの軸となっている棒状の第3のリンク機構6cを介してピニオン歯車からなる第2のリンク機構6bが図3の反時計回りに回転する。
ここで、第1のリンク機構6aの上面のラック歯面が第2のリンク機構6bのピニオン歯車とかみ合っているので、この第2のリンク機構6bが図3の反時計回り(矢印方向)に回転することにより第1のリンク機構6aは案内レール3側(図3の右側)に移動する。そして、第1のリンク機構6aはバネ等の弾性部材6eを介して押圧部材7を案内レール3側に移動させる。
このようにして制動装置6によって駆動された押圧部材7は、案内ローラ4と当接してこの案内ローラ4を案内レール3側に押圧するようになる。
押圧部材7により押圧された案内ローラ4は、当該案内ローラ4と案内レール3との間に発生する摩擦力によりその回動が抑制される。このため、かご1の鉛直方向の揺れが抑制されることとなる。
以上のように本実施の形態のエレベータによれば、制動装置6は開閉扉5の開閉状態を検知してこの開閉扉5が開状態となっていることを検知したときに押圧部材7を駆動し、押圧部材7は案内ローラ4を案内レール3側に押圧してこの案内ローラ4の回動を抑制するようになっている。このため、案内ローラ4と案内レール3との間に大きな摩擦力を発生させることができ、この摩擦力により案内ローラ4の回動を抑制することができるとともに案内レール3上で案内ローラ4が摺動することを抑制することができるので、所望のタイミング(かご1がエレベータの乗降階の乗り場で停止して開閉扉5が開いたとき)でかご1の鉛直方向の揺れを確実に抑制することができる。
また、制動装置6はその両端が押圧部材7および開閉扉5にそれぞれ接続され、この開閉扉5が開きはじめるときに押圧部材7を駆動しはじめる複数のリンク機構6a、6b、6c、6dを有しているので、押圧部材7を駆動させるための制動装置6の構成を単純なものとすることができ、その取り付け作業やメンテナンス作業を容易なものとすることができる。
第2の実施の形態
以下、図面を参照して本発明の第2の実施の形態について説明する。図4は、本実施の形態のエレベータの乗り場側に設けられた乗り場側開閉扉を示す説明図であり、図5は、本実施の形態のエレベータの制動装置および押圧部材の詳細を示す正面図である。
図4および図5に示す第2の実施の形態において、図1乃至図3に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図4に示すように、エレベータの乗り場側には引き戸側の乗り場側開閉扉5aが設置されている。ここで、かご1がエレベータの乗降階の乗り場で停止したときには、かご1の開閉扉5が開くとともに乗り場側の乗り場側開閉扉5aが開くことにより乗客がかご1に乗り降りすることができるようになる。
乗り場側開閉扉5aの上方にはこの乗り場側開閉扉5aの開閉状態を検知する検知スイッチ5bが設けられている。また、図5に示すように、押圧部材7を駆動する制動装置6は、この押圧部材7を案内ローラ4側に移動させる駆動機構6fと、駆動機構6fおよび前述の検知スイッチ5bとを電気的に接続する信号線6gとを有している。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
まず、かご1が巻上機等の動力装置によりエレベータロープ2を介して駆動されて鉛直方向に昇降しているときには、各案内ローラ4は回動して各案内レール3上を移動している。このときに、開閉扉5および乗り場側開閉扉5aは閉状態となっており各案内ローラ4と押圧部材7とは離間している。
次に、かご1がエレベータの乗降階の乗り場で停止し、開閉扉5が左右に開いたときには、乗り場側開閉扉5aも同時に開くようになる。そして、検知スイッチ5bは乗り場側開閉扉5aが開きはじめることを検知し、信号線6gを介して乗り場側開閉扉5aの開信号(電気的な信号)を制動装置6の駆動機構6fに送る。
駆動機構6fは、検知スイッチ5bから乗り場側開閉扉5aの開信号を受けたときに、バネ等の弾性部材6eを介して押圧部材7を案内レール3側(図5の右側)に移動させる。
このようにして制動装置6によって駆動された押圧部材7は、案内ローラ4と当接してこの案内ローラ4を案内レール3側に押圧するようになる。
押圧部材7により押圧された案内ローラ4は、当該案内ローラ4と案内レール3との間に発生する摩擦力によりその回動が抑制される。このため、かご1の鉛直方向の揺れが抑制されることとなる。
以上のように本実施の形態のエレベータによれば、乗り場側に乗り場側開閉扉5aが設けられており、制動装置6は、この乗り場側開閉扉5aが開状態となっていることを検知したときに電気的な信号に基づいて押圧部材7を駆動しているので、乗客がかご1の乗り降りを行う際に乗り場側開閉扉5aの開閉に対応して案内ローラ4の回動を抑制することができ、所望のタイミングでかご1の鉛直方向の揺れを抑制することができる。また、制動装置6は、電気的な信号を利用して押圧部材7を駆動するタイミングを定めているので、この制動装置6の構成を単純なものとすることができ、その取り付け作業やメンテナンス作業を容易なものとすることができる。
本実施の形態によるエレベータは、上記の態様に限定されるものではなく、様々の変更を加えることができる。
例えば、検知スイッチ5bから制動装置6の駆動機構6fに電気的な信号(乗り場側開閉扉5aの開信号)を送るために信号線6gを用いる代わりに、検知スイッチ5bで検知した乗り場側開閉扉5aの開状態の情報を無線信号により直接的に駆動機構6fに送るようになっていてもよい。
この場合には、検知スイッチ5bと制動装置6の駆動機構6fとの間に信号線6gを設ける必要がなくなるので、エレベータの構成をより単純なものとすることができ、信号線6gがかご1に絡まる等のトラブルの発生を防止することができる。
第3の実施の形態
以下、図面を参照して本発明の第3の実施の形態について説明する。図6は、本実施の形態のエレベータの制動装置および押圧部材の詳細を示す正面図である。
図6に示す第3の実施の形態において、図1乃至図3に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図6に示すように、制動装置6は、その両端が開閉扉5の上端部および押圧部材7にそれぞれ接続されたワイヤーロープ6hと、このワイヤーロープ6hを張架する滑車6i、6jとを有するワイヤ機構から構成されている。
ここで、滑車6iは押圧部材7よりも案内レール3側に近い位置に設置されており、一方、滑車6jは開閉扉5よりも案内レール3から遠い位置に設置されている。
ワイヤーロープ6hは、まず案内レール3から遠ざかるよう開閉扉5の上端部から図6の左方向に延びて滑車6jにより張架され、次に案内レール3に近づくよう図6の右方向に延びて滑車6iにより張架され、最後に再び案内レール3から遠ざかるよう図6の左方向に延びて押圧部材7に接続されている。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
まず、かご1が巻上機等の動力装置によりエレベータロープ2を介して駆動されて鉛直方向に昇降しているときには、各案内ローラ4は回動して各案内レール3上を移動している。このときに、開閉扉5は閉状態となっており各案内ローラ4と押圧部材7とは離間している。
次に、かご1がエレベータの乗降階の乗り場で停止し、開閉扉5が左右に開いたときには、この開閉扉5の上端部に一端が接続されたワイヤーロープ6hが図6に示す矢印方向に牽引され、このワイヤーロープ6hの他端に接続された押圧部材7が図6の矢印に示すように案内レール3側に引っ張られる。
このようにして制動装置6によって駆動された押圧部材7は、案内ローラ4と当接してこの案内ローラ4を案内レール3側に押圧するようになる。
押圧部材7により押圧された案内ローラ4は、当該案内ローラ4と案内レール3との間に発生する摩擦力によりその回動が抑制される。このため、かご1の鉛直方向の揺れが抑制されることとなる。
以上のように本実施の形態のエレベータによれば、制動装置6は、その両端が前記押圧部材7および前記開閉扉5にそれぞれ接続され、当該開閉扉5が開きはじめるときに前記押圧部材7を駆動しはじめるワイヤ機構からなっているので、乗客がかご1の乗り降りを行う際に開閉扉5の開閉に対応してワイヤ機構を用いて機械的な力を伝達することにより案内ローラ4の回動を抑制することができ、所望のタイミングでかご1の鉛直方向の揺れを抑制することができる。また、ワイヤ機構からなる制動装置6はその構成を単純なものとすることができ、このため当該制動装置6の取り付け作業やメンテナンス作業を容易なものとすることができる。
第4の実施の形態
以下、図面を参照して本発明の第4の実施の形態について説明する。図7は、本実施の形態のエレベータの制動装置および押圧部材の詳細を示す正面図であり、図8(a)は、図7の押圧部材の正面図であり、図8(b)は、図7の押圧部材の上面図であり、図8(c)は、図7の押圧部材の右側面図である。
図7および図8に示す第4の実施の形態において、図1乃至図3に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図7および図8(a)〜(c)に示すように、押圧部材7は案内ローラ4よりも小さなものとなっており、案内ローラ4と離間して対向する傾斜した平面部7aを有している。そして、この押圧部材7の傾斜した平面部7aには、案内ローラ4の外周面に適合する形状の溝部(凹部)7bが設けられており、図8(a)に示すように案内ローラ4に接触すべき押圧部材7の表面部分は凹となるよう湾曲している。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
制動装置6によって押圧部材7が案内レール3側に近づくよう(図7の右側に移動するよう)駆動されたときには、案内ローラ4を溝部7bが収容するよう押圧部材7が案内ローラ4に接近する。そして、押圧部材7の溝部7bの表面と案内ローラ4とが当接し、当該案内ローラ4が案内レール3側に押圧されるようになる。ここで、押圧部材7は案内ローラ4よりも小さなものとなっているが、溝部7bに案内ローラ4を収容させることにより当該案内ローラ4を確実に案内レール3側に押圧させることができる。
押圧部材7により押圧された案内ローラ4は、当該案内ローラ4と案内レール3との間に発生する摩擦力によりその回動が抑制される。このため、かご1の鉛直方向の揺れが抑制されることとなる。
以上のように本実施の形態のエレベータによれば、押圧部材7は案内ローラ4よりも小さなものとなっており、案内ローラ4の外周面に適合する形状の溝部(凹部)7bを有しているので、この溝部7bに案内ローラ4を収容させることにより当該案内ローラ4を確実に案内レール3側に押圧させることができる。このため、押圧部材7の小型化、簡素化を図ることができ、当該押圧部材7の取り付け作業やメンテナンス作業を容易なものとすることができる。
第5の実施の形態
以下、図面を参照して本発明の第5の実施の形態について説明する。図9は、本実施の形態のエレベータの制動装置および押圧部材の詳細を示す正面図である。
図9に示す第5の実施の形態において、図1乃至図3に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図9に示すように、押圧部材7は案内ローラ4よりも小さなものとなっており、案内ローラ4と離間して対向する傾斜した平面部7cを有している。
また、制動装置6は、開閉扉5が開きはじめたことを検知したときに前述の押圧部材7を図9の実線部分から鎖線部分まで回転移動させて(図9の矢印参照)この押圧部材7の平面部7cを案内ローラ4に当接させるよう構成されている。このようにして、押圧部材7が案内ローラ4を案内レール3側に押圧するようになっている。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
制動装置6において開閉扉5が開きはじめたことが検知されたときには、この制動装置6は図9の実線部分にある押圧部材7を駆動して鎖線部分まで回転移動させ、当該押圧部材7を案内ローラ4と当接させる。このようにして、当該案内ローラ4が案内レール3側に押圧されるようになる。ここで、押圧部材7は案内ローラ4よりも小さなものとなっているが、傾斜した平面部7cに案内ローラ4を当接させることにより当該案内ローラ4を確実に案内レール3側に押圧させることができる。
押圧部材7により押圧された案内ローラ4は、当該案内ローラ4と案内レール3との間に発生する摩擦力によりその回動が抑制される。このため、かご1の鉛直方向の揺れが抑制されることとなる。
以上のように本実施の形態のエレベータによれば、押圧部材7は案内ローラ4よりも小さなものとなっており、案内ローラ4と離間して対向する傾斜した平面部7cを有しているので、この傾斜した平面部7cに案内ローラ4を当接させることにより当該案内ローラ4を確実に案内レール3側に押圧させることができる。このため、押圧部材7の小型化、簡素化を図ることができ、当該押圧部材7の取り付け作業やメンテナンス作業を容易なものとすることができる。
第1の実施の形態によるエレベータの構成を示す正面図である。 図1のエレベータの制動装置および押圧部材の詳細を示す上面図である。 図2のA−A矢視による制動装置および押圧部材の正面図である。 第2の実施の形態のエレベータの乗り場側に設けられた乗り場側開閉扉を示す説明図である。 第2の実施の形態のエレベータの制動装置および押圧部材の詳細を示す正面図である。 第3の実施の形態のエレベータの制動装置および押圧部材の詳細を示す正面図である。 第4の実施の形態のエレベータの制動装置および押圧部材の詳細を示す正面図である。 (a)は、図7の押圧部材の正面図であり、(b)は、図7の押圧部材の上面図であり、(c)は、図7の押圧部材の右側面図である。 第5の実施の形態のエレベータの制動装置および押圧部材の詳細を示す正面図である。 従来のエレベータの構成を示す正面図である。
符号の説明
1 かご
2 エレベータロープ
3 案内レール
4 案内ローラ
5 開閉扉
5a 乗り場側開閉扉
5b 検知スイッチ
6 制動装置
6a 第1のリンク機構
6b 第2のリンク機構
6c 第3のリンク機構
6d 第4のリンク機構
6e 弾性部材
6f 駆動機構
6g 信号線
6h ワイヤーロープ
6i 滑車
6j 滑車
7 押圧部材
7a 表面部
7b 溝部(凹部)
7c 表面部
9 昇降路

Claims (6)

  1. 昇降路内を昇降するかごと、
    前記かごに設けられた開閉扉と、
    前記昇降路内に設けられ、前記かごを鉛直方向に案内する案内レールと、
    前記かごの外面に取り付けられ、前記案内レールに当接するとともに前記かごの昇降に応じて回動する案内ローラと、
    前記案内ローラを前記案内レール側に押圧してこの案内ローラの回動を抑制する押圧部材と、
    前記開閉扉の開閉状態を検知し、この開閉扉が開状態となっていることを検知したときに前記押圧部材を駆動して前記案内ローラの回動を抑制する制動装置と、
    を備えたことを特徴とするエレベータ。
  2. 前記制動装置は、その両端が前記押圧部材および前記開閉扉にそれぞれ接続され、この開閉扉が開きはじめるときに前記押圧部材を駆動しはじめるリンク機構からなることを特徴とする請求項1記載のエレベータ。
  3. 前記エレベータの乗り場側に乗り場側開閉扉が設けられており、
    前記制動装置は、当該乗り場側開閉扉が開状態となっていることを検知したときに電気的な信号に基づいて前記押圧部材を駆動することを特徴とする請求項1記載のエレベータ。
  4. 前記制動装置は、その両端が前記押圧部材および前記開閉扉にそれぞれ接続され当該開閉扉が開きはじめるときに前記押圧部材を駆動しはじめるワイヤ機構からなることを特徴とする請求項1記載のエレベータ。
  5. 前記押圧部材は前記案内ローラよりも小さなものとなっており、前記案内ローラの外周面に適合する形状の凹部を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のエレベータ。
  6. 前記押圧部材は前記案内ローラよりも小さなものとなっているとともに当該案内ローラと離間して対向する傾斜した平面部を有し、
    前記制動装置は、前記開閉扉が開きはじめたことを検知したときに前記押圧部材の平面部を前記案内ローラに当接させてこの案内ローラの回動を抑制することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のエレベータ。
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