JP2006264664A - 車両搭載用モニタ格納装置 - Google Patents

車両搭載用モニタ格納装置 Download PDF

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Abstract

【課題】バス車両等のテレビモニタを天井側に収納する構造において、安全確保のために必要な強度を有すると共に軽量化を実現し、安定した所定の姿勢を保ち得る構造であって、乗客が下方に開いたテレビモニタに頭部等をぶつけた場合でも、その衝撃を吸収緩和することによって安全を図るようにする。
【解決手段】本体枠2の内部にモニタ収納枠3を格納する格納スペース4が設けられ、モニタ収納枠3の背部に連結保持板5の一端を回動軸5aで支承すると共に他端を格納スペース4の後端縁に回動軸5bで支承する一方、モニタ収納枠3の一端両側にローラ7、7を回動自在に設け、夫々のローラ7の軌道を格納スペース4の両側に沿って直線状に案内するクッション板9が弾性的に支持され、クッション板9の途中に夫々のローラ7が乗り越して係止される移動止め突起20が設けられたことによって、モニタ収納枠3の所定開度を保持する。
【選択図】図6

Description

本発明は、バス車両等の天井に設けられるテレビモニタを天井側に収納するようにした車両搭載用モニタ格納装置に関するものである。
従来から、バス車両等にテレビ受像機を設け、乗客にテレビやビデオ等を放映することが行われている。このような映像の提供は、観光バスや長距離バス等において種々の案内や説明を行う際にも有益であり、欠かすことのできないサービスとなっている。
ところで、前後に長いバス車両等の室内においては、テレビモニタが離れている位置からでもよく見えるように画面の大きさを確保する必要があるが、装置の重量が大きくなると取付け強度に問題が生じるため、最近は、軽量で薄型の液晶型テレビモニタを採用する傾向にある。
また、車内におけるテレビモニタの取り付け箇所としては、乗客の前方視界を確保するため、中央通路の天井に設け、使用しないときには天井側へ収納することによって、乗客が乗り降りする際の支障とならないようにする必要がある。
ところで、車両の天井側にテレビモニタを格納可能にした従来技術としては、特許文献1に記載された車両用テレビの取付け構造がある。この装置は、図19に示すように、車両の天井Cに設けられたベース部50の凹部51にテレビ本体52を格納する構造として、テレビ本体52の一端に設けられた回動軸53を介してテレビ本体52を回動することにより、テレビ本体52をベース部50の凹部52に格納し、回動軸53の反対側端部54を凹部51の内側に係止することによって、テレビ本体52の格納状態を固定するようにしたものである。
ところが、このような構造は、小型のテレビモニタの場合には支障なく使用することができたとしても、バス車両等に設置される大型のテレビモニタの場合には、改善すべき種々の課題を有するものである。
特開2001−105988号公報
バス車両等のように、走行時に激しい振動や上下方向への大きな揺れ、或いは加速または制動時の加速変化等が生じる環境下で、テレビモニタを天井側に収納する開閉機構においては、以下のような課題を克服しなければならない。
(1)バス車両等においては、発進および停止時に前後方向の加速を受けたり、走行中に発生する路面からの振動や衝撃を受けたりするものである。従って、テレビモニタの収納構造において、上記の衝撃や振動あるいは加速変化にも耐え得る強度と、開放定位置における安全且つ安定した姿勢を保つことができる構造が必要である。
(2)従来品では、テレビモニタ収納装置を天井に取り付けた場合に室内側への突起量が大きく、乗客の頭部に接触する危険性が指摘されており、なるべく偏平であって収納したときの突起量が少なく、下方へ開放した際にも突起や部材が露出していない構造が要望されている。さらに、テレビモニタを下方へ開いている状態で乗車客が車内の通路を移動する場合、乗客の頭部や帽子等が当たる場合があり、このとき頭部への衝撃を吸収緩和することによって乗客の安全を図る必要がある。
(3)バス車両等におけるテレビモニタの収納構造においては、乗客の頭上に取り付ける装置であるため、走行中に受ける振動や衝撃に耐える強度を確保すると共に、軽量化によって安全性を図る必要がある。
(4)また、バス車両等のように狭い空間においては、天井埋め込みの各種搭載機器の寸法取り合いという問題があり、装置を小形化するという要望があった。
本発明は、以上の課題を解決するためになされたもので、バス車両等のように走行時に激しい振動や、上下方向への大きな揺れ、或いは加速または制動時の加速変化等が生じる環境下で、テレビモニタを天井側に収納する構造において、安全確保のために必要な強度を有すると共に軽量化を実現し、しかも安全且つ安定した所定の姿勢を保ち得る構造であって、仮に乗客が下方に開いたテレビモニタに頭部等をぶつけた場合でも、その衝撃を吸収緩和することによって安全を図るようにした車両搭載用モニタ格納装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、バス車両等のように走行時に激しい振動や、上下方向への大きな揺れ、或いは加速または制動時の加速変化等が生じる環境下で、テレビモニタを天井側に収納する構造において、安全確保のために必要な強度を有すると共に小型軽量化を実現し、しかも安全且つ安定した姿勢を保ち得る構造であって、テレビモニタを電動式に開閉することができるようにした車両搭載用モニタ格納装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1の車両搭載用モニタ格納装置は、バス車両等の天井に取り付けられる本体枠の内部にモニタ収納枠を格納する格納スペースが設けられ、前記モニタ収納枠の背部に連結保持板の一端を回動軸で支承すると共に該連結保持板の他端を前記格納スペースの後端縁に回動軸で支承する一方、前記モニタ収納枠の一端両側にローラを回動自在に設け、夫々のローラの軌道を前記格納スペースの両側に沿って直線状に案内するクッション板が前記格納スペースの両側にて弾性的に支持された構成によって、前記両側のローラが前記クッション板の案内によって前記格納スペースの両側に沿う直線軌道を移動すると共に、前記モニタ収納枠の背部を前記連結保持板が支持することにより、該モニタ収納枠を所定開度に開くことができ、前記クッション板の途中に夫々のローラが乗り越して定位置に係止される移動止め突起が設けられたことによって、前記モニタ収納枠の所定開度を保持するようにしたことを特徴とする。
また、本発明の請求項2の車両搭載用モニタ格納装置は、請求項1において、前記モニタ収納枠を前記本体枠の格納スペースに格納した状態を固定するラッチ機構を設け、該ラッチ機構のラッチ解除ボタンによって前記モニタ収納枠の格納状態を解除するようにしたことを特徴とする。
また、本発明の請求項3の車両搭載用モニタ格納装置は、請求項1又は2において、前記クッション板の移動止め突起の延長位置に上り勾配をなす衝撃吸収突起が設けられたことを特徴とする。
また、本発明の請求項4の車両搭載用モニタ格納装置は、請求項1、2又は3において、前記クッション板は前記本体枠の格納スペースの両側に設けられた支持片にクッション部材を介して設けられ、前記支持片に前記クッション板の高さを調整するクッション調整ネジが設けられたことを特徴とする。
また、本発明の請求項5の車両搭載用モニタ格納装置は、請求項1、2、3又は4において、前記モニタ収納枠の下面端部に開閉取手が設けられたことを特徴とする。
また、本発明の請求項6の車両搭載用モニタ格納装置は、バス車両等の天井に取り付けられる本体枠の内部にモニタ収納枠を格納する格納スペースが設けられ、前記モニタ収納枠の背部に連結保持板の一端を回動自在に支承すると共に該連結保持板の他端を前記格納スペースの後端縁に回動自在に支承する一方、前記モニタ収納枠の上部に固定されたモータの出力軸に取付けられた歯車が前記格納スペース内に固設されたガイド溝内の長手方向に沿うラックギヤに歯合され、該ガイド溝は直線軌道の端部に円弧軌道を有し、該円弧軌道は前記モニタ収納枠が閉じる際に円弧状に変化する前記歯車の軌道に従って湾曲した形状を有し、前記モータの駆動で前記歯車が前記ラックギアに歯合して走行することにより、前記モニタ収納枠を前記格納スペースに格納したり開いたりするようにしたことを特徴とする。
また、本発明の請求項7は、請求項6において、前記モニタ収納枠に取付けられた歯車が前記ガイド溝の直線軌道から、該モニタ収納枠の格納直前に前記連結保持板が格納スペースの後端縁に回動自在に支承されてなる支点を中心に円弧を描くことにより、前記歯車が前記ラックギアに円滑に噛み合うことによって前記モニタ収納枠を収納可能としたことを特徴とする。
また、本発明の請求項8は、請求項6又は7において、前記モニタ収納枠の格納時に、該モニタ収納枠を格納方向へ弾性的に引っ張る付勢手段が設けられたことを特徴とする。
また、本発明の請求項9は、請求項6、7又は8において、前記歯車が前記ガイド溝内のラックギヤに噛み合う反対側に該ガイド溝内の長手方向に沿う弾性部材が設けられ、前記モータの出力軸の歯車に隣接して回動自在に軸設された回転体が前記弾性部材に接触して回動することにより、前記モータの出力軸に取付けられた歯車が前記ガイド溝内のラックギヤに強く噛み合い且つ衝撃が緩和されるようにしたことを特徴とする。
さらに、本発明の請求項10は、請求項6、7又は8において、前記ガイド溝内のラックギヤが弾性部材を介して取付けられたことにより、前記モータの出力軸に取付けられた歯車が前記ガイド溝内のラックギヤに強く噛み合い且つ衝撃が緩和されるようにしたことを特徴とする。
本発明による請求項1の車両搭載用モニタ格納装置によれば、本体枠の格納スペースにモニタ収納枠を収納したり開放したりする開閉動作において、モニタ収納枠は背部に回動自在に設けられた連結保持板の一端の回動軸と、該連結保持板の他端の回動軸と、モニタ収納枠の一端両側に設けられたローラとの三点で支持する三角形の支持構造によって、単なる蝶番による開閉構造とは異なり、モニタ収納枠を所定開度に安定した状態で支持することができる。
さらに、ローラを所定位置で係止する移動止め突起が設けられたことによって、モニタ収納枠の所定開度を保持することができ、バス車両等のように走行時に激しい振動や、上下方向への大きな揺れ、或いは加速または制動時の加速変化等が生じる環境下においても、テレビモニタを安定した状態で所定開度に開いておくことができる。
また、上記の三角形状をなす支持構造において、連結保持板の両端の支点は回動自在であり、ローラはクッション板による直線軌道を有し、しかもこのローラは弾性的に支持されていることによって、モニタ収納枠の外部からの衝撃を吸収緩和することができる。また、モニタ収納枠に対して外部から大きな衝撃を受けた場合、クッション板の弾性によって衝撃を吸収緩和すると共に、ローラが移動止め突起を乗りこすことによって係止状態から解除され、このような不意の衝撃に対しても安全性が確保される。
さらに、請求項3の構造のように、クッション板の移動止め突起の延長位置に上り勾配をなす衝撃吸収突起が設けられたことにより、特に、モニタ収納枠を開く方向へ外部からの大きな力が加わった場合、ローラは衝撃吸収突起の上り勾配に沿って移動することによって制動を受け、また同時に、クッション板の弾性力も作用することによって、モニタ収納枠に対する衝撃を緩和しつつ、ローラの移動を制止することができる。
従って、このモニタ収納枠を開いた状態で乗客が頭部等をぶつけた場合でも、その衝撃を吸収緩和することができ、車内を移動する際の乗客の安全を図ることができる。
また、請求項2の構造により、モニタ収納枠を本体枠の格納スペースに格納した状態を固定するラッチ機構が設けられているため、モニタ収納枠を閉じた状態における安全を確保することができ、該ラッチ機構のラッチ解除ボタンによってモニタ収納枠の格納状態を解除することによって、容易にモニタ収納枠を開くことができる。
なお、モニタ収納枠を開く際に、誤って、モニタ収納枠から手を放した場合でも、ローラに対するクッション板の弾性力によって、モニタ収納枠が一挙に開くことはなく、緩やかな動きによる開放動作となり、安全性にも寄与することとなる。
上記のように、本発明の車両搭載用モニタ格納装置は、電気的な制動力や、油圧や空気圧を利用することなく、モニタ収納枠を三角形をなす支持構造で支持すると共に、その一点をローラで構成すると共に、該ローラの動きを弾性的な制動力による水平移動を可能とするように構成してあるため、簡単な構造で堅牢な支持構造を実現することができ、特に重量を要する部品も必要とせず、軽量化の実現にも寄与することができる。
また、本発明の請求項6の車両搭載用モニタ格納装置によれば、本体枠の格納スペースにモニタ収納枠を収納したり開放したりする開閉動作において、モニタ収納枠は背部に回動自在に設けられた連結保持板の一端の回動軸と、該連結保持板の他端の回動軸と、モニタ収納枠の一端両側に設けられた歯車との三点で支持する三角形の支持構造によって、単なる蝶番による開閉構造とは異なり、モニタ収納枠を所定開度に安定した状態で支持することができる。
さらに、本発明においては、モニタ収納枠の上部に固定されたモータの出力軸に取付けられた歯車が、モータの駆動によって、格納スペース内に固設されたガイド溝内の長手方向に沿うラックギヤに歯合された状態で走行することにより、モニタ収納枠を格納スペースに格納したり開いたりすることができるため、運転席のような遠隔場所で遠隔操作することによってモニタ収納枠を開閉することが可能となる。また、モニタ収納枠と一体に移動するモータの構成により、電動式による駆動構造を少ない部品点数で小型軽量に構成することができる。
また、本発明の請求項7の車両搭載用モニタ格納装置において、格納スペース内に固設されたガイド溝は直線軌道の端部に円弧軌道を有し、該円弧軌道は、モニタ収納枠が閉じる際に円弧状に変化する前記歯車の軌道に従って湾曲してある。より具体的には、モニタ収納枠に取付けられた歯車がガイド溝の直線軌道から、該モニタ収納枠の格納直前に、連結保持板が格納スペースの後端縁に回動自在に支承されてなる支点を中心に円弧を描くことにより、歯車がラックギアに円滑に噛み合うことによってモニタ収納枠をスムーズに収納可能とすることができる。
さらに、本発明においては、モニタ収納枠が開閉する方向に移動する際、歯車がラックギアに確実に噛み合うことが要求される。また、その反面、噛み合いに対する外部からの衝撃を緩和する必要がある。
本発明は、そのような構造上の要求を2種の構造によって実現している。即ち、前記歯車が前記ガイド溝内のラックギヤに噛み合う反対側に該ガイド溝内の長手方向に沿う弾性部材が設けられ、前記モータの出力軸の歯車に隣接して回動自在に軸設された回転体が前記弾性部材に接触して回動するようにした構造(請求項9の構造)、また、前記ガイド溝内のラックギヤが弾性部材を介して取付けられた構造(請求項10の構造)であり、後者のほうがより簡単な構成となる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
本発明による車両搭載用モニタ格納装置1は、図1又は図2に示すように、バス車両等の天井に取り付けられる本体枠2の内部にモニタ収納枠3を開閉式に格納する格納スペース4が設けられた構成を有する。また、モニタ収納枠3の内側面にはテレビモニタ12が設けられている。
なお、図1、図2には、バス車両等の天井自体は図示していないが、上記の本体枠2を天井の面から突出する状態で固定してもよいし、天井に本体枠2を収納するスペースを設け、このスペース内に本体枠2を収めた状態で固定することにより、本体枠2の下面を天井の面と同様の高さにし、これによって本体枠2を天井から突出しないように取り付けることも可能である。
上記の本体枠2は矩形箱形状をなし、この内部に形成された格納スペース4に矩形箱形状のモニタ収納枠3を開閉自在に格納するようにしている。その開閉機構としては、図5又は図6に示すように、モニタ収納枠3の背部の途中に連結保持板5(連結保持板5の斜視図は図2に示す)の一端を回動軸5aで支承すると共に該連結保持板5の他端を格納スペース4の後端縁に回動軸5bで支承した構成としてある。このような連結保持板5の回動軸5a、5bとしては、図3にも示すように、連結保持板5の四方に配した蝶番6を使用することによって構成することができる。
このような構成において、連結保持板5の長さの設定、或いは連結保持板5の一端をモニタ収納枠3の背部のどの位置に取り付けるか、さらにはモニタ収納枠3の一端両側に設けられた後述するローラ7の保持位置によって、モニタ収納枠3の開度を定めることができる。なお、図6に示すモニタ収納枠3の開度は、図示のように、105°としてある。
さらに、図5又は図6に示すように、上記のモニタ収納枠3の一端両側にはローラ取付片8(図3、図4参照)が設けられ、夫々のローラ取付片8にローラ7が回動自在に軸支されている。夫々のローラ7、7は、本体枠2の内部の両側、即ちモニタ収納枠3の両側に沿って設けられたクッション板9、9に沿って直線状に移動する。
このような構成について詳細に述べると、図4に示すように、モニタ収納枠3の両側にはクッション板9、9が同一の構成で固定されている。いずれのクッション板9、9も、図5に示すように長尺であり、図7に示すように断面形状として上側フランジ9aを有する。このクッション板9の上側フランジ9aの上面と本体枠2の天面との間にモニタ収納枠3の一端両側のローラ7が挟まれた状態で夫々のローラ7が直線状に転動し、これによってモニタ収納枠3の開閉時における案内がなされる。
なお、いずれのクッション板9、9においても、図5に示すように、上側フランジ9aの片側(モニタ収納枠3を閉じた状態においてローラ7が位置する側)には勾配を有する傾斜面9bが形成され、この傾斜面9bに応じて本体枠2の側にも勾配を有する天井片10が固設されている。これは、図5に示すように、モニタ収納枠3を完全に閉じる状態に近づいたとき、ローラ7は、連結保持板5の回動軸5bを中心にローラ7の中点を半径に弧を描くため、上側フランジ9aの片側には勾配を有する傾斜面9bが必要とされるのである。
また、図5に示すように、クッション板9の両端付近及び略中央には上下方向にやや長尺の長穴11が形成され、夫々の長穴11を介してクッション板9が本体枠2の側板にネジ12でネジ止めされることによって、該クッション板9は上下方向に長穴11の分だけ移動可能とされている。
さらに、図5に示すように、クッション板9の上側フランジ9aとこれに離間して左右の下側に配された短尺の支持板13、13との間には夫々の支持板に2個ずつ配されたゴム製の弾性部材14がネジ14aで固設されている。
また、夫々の支持板13には、その中央位置に設けられたネジ穴にクッション調整ネジ15が螺入され、このクッション調整ネジ15の頭部が、図7に示すように、本体枠2の側部を水平状に折り曲げてなる下側片2aに当接することによって支持され、このクッション調整ネジ15の調整によって各支持板13の高さが調整されることによって、クッション板9の高さを上下方向に移動し、これによって本体枠2の天面とクッション板9の上側フランジ9aとの間に挟まれたローラ7の移動を弾性部材14によって弾性的に緩衝するようにしている。
なお、クッション調整ネジ15は頭部にドライバー用の溝を設けたものを使用し、本体枠2のフランジ部2aに穿設した小穴16からドライバの先端を挿入してクッション調整ネジ15の締め回しを行うようにしてもよい。
さらに、上記の構成においては、図3に示すように、モニタ収納枠3の下面端部付近に開閉取手18が設けられ、この開閉取手18に手をかけて引っ張ることによって、図2に示すように、モニタ収納枠3を下方へ開くことができる。
本発明による車両搭載用モニタ格納装置1は、上記のように構成されているため、図6に示すように、モニタ収納枠3を下方に開くことで、両側のローラ7、7がクッション板9、9の弾性によって制動されながら移動するため、モニタ収納枠3の開閉の動きが抑制されることによって、安全性を図ることができる。
さらに、図6に示すように、モニタ収納枠3が開いた状態において、クッション板9、9の途中に夫々のローラ7が乗り越して定位置に係止される移動止め突起19が設けられている。この移動止め突起19は、図5に示すように、クッション板9の上側フランジ9aの面からやや高く突出する部材を設け、その部材の途中に凹部19aを備えることにより、ローラ7が突出部を乗り越して凹部19aに係止され(図6の状態)、モニタ収納枠3を所定開度に開いた状態で、ローラ7の停止状態を維持することができる。
さらに、図6に示すように、クッション板9、9の移動止め突起19の延長位置に上り勾配をなす衝撃吸収突起20が設けられたことによって、本体枠2の天板との関係で、ローラ7の軌道幅が徐々に狭くなる構成とされているため、モニタ収納枠3を開いた状態で、このモニタ収納枠3をさらに開かせる方向へ衝撃が加わったとき、ローラ7は図6の左方へ移動しようとするが、その移動は上記の衝撃吸収突起20によって抑制され、これと同時にクッション板9の弾性が作用する。従って、仮に、モニタ収納枠3を開いた状態で、人の頭があたった場合、その衝撃は衝撃吸収突起20によって吸収され、甚大な怪我を防止することに役立つ。
また、図8(a)、(b)に示すように、モニタ収納枠3を本体枠2の格納スペース4に格納した状態を固定するラッチ機構21が設けられている。このラッチ機構21は、本体枠2の下側片2bに形成された穴22を通過しうるラッチ解除ボタン23を備え、該ラッチ解除ボタン23は上方に伸びるロッド24を有する。
ロッド24は本体枠2の側部から延長された下側係止片25aの貫通孔26を挿通し、ロッド24の途中に設けられた移動規制ピン27が下側係止片25aの上部に位置することによって該ロッド24の下方への移動を規制する。さらに、ロッド24の上部には係止ピン28が設けられ、この係止ピン28に係止された状態でラッチ係止片29の穴部29aをロッド24の上部に挿通し、さらにラッチ係止片29の上方にコイルバネ30を設けてロッド24に挿通した状態にしている。
また、上記のラッチ係止片29は、本体枠2の側部から水平状に延長された上側係止片25bの上方に係止されるもので、該ラッチ係止片29の他端がラッチ31の側部に固定され、該ラッチ31は本体枠2の天板付近に回動自在に軸32で支承されているため、図8(a)に示すように、上記のラッチ解除ボタン23を上方へ押圧し、また離すことによって、ラッチ31を軸周りに左右方向へ振ることができる。
さらに、ラッチ31の下側端部は外側に屈曲され、モニタ収納枠3を上方に閉じる際にモニタ収納枠3の端部がラッチ31の屈曲片31aに当たって、該ラッチ31をコイルバネ30の弾性力に抗して開く。また、モニタ収納枠3をモニタ収納枠3に完全に収納したとき、モニタ収納枠3の側部に設けられた係止突起33がラッチ31の途中に形成された係止穴31bを係止することによって、モニタ収納枠3の格納状態を固定した状態にすることができる。
また、ラッチ機構21のラッチ解除ボタン23を押圧することによって、モニタ収納枠3の格納状態を解除し、モニタ収納枠3を開くことができる。
上記の実施例1においては、モニタ収納枠を手動で開閉するようにしてあるが、本実施例2においては、モニタ収納枠を電動で開閉するようにしてある。即ち、本実施例による車両搭載用モニタ格納装置101は、図9に示すように、バス車両等の天井102に取り付けられる本体枠103の内部に格納スペース104が設けられ、この格納スペース104にモニタ収納枠105を電動式に開いたり格納するようにしたものである。なお、上記のモニタ収納枠105の内側面にはテレビモニタ106が設けられ、モニタ収納枠105を開いたときに、バス車両等の乗客がテレビモニタ106を略平行方向に見ることができるようにされている。
図10(a)、(b)、(c)は、いずれも本体枠103の格納スペース104にモニタ収納枠105を格納した状態(モニタ収納枠105を閉じた状態)を示すものであり、図10(a)はモータ側の側面図であり、図10(b)は取付け状態を見あげた図であり、図10(c)はガイド溝110側の側面図である。
また、図11(a)は本体枠103の格納スペース104にモニタ収納枠105を格納した状態(モニタ収納枠105を閉じた状態)を側面方向から示すものであり、図11(b)はモニタ収納枠105を所定角度に開いた状態を側面方向から示すものである。
上記のモニタ収納枠105の開閉機構としては、図11(a)又は(b)に示すように、モニタ収納枠105の背部の途中に連結保持板107の一端を回動軸108a(支点A)で支承すると共に、該連結保持板107の他端を格納スペース104の後端縁に回動軸108b(支点B)で支承し、さらに後述するように、モニタ収納枠105の上部に設けられた歯車109(支点C)を本体枠103に対して水平に設けられたガイド溝110内にて支承することにより、支点A、B、Cの三点で支持する三角形の支持構造を構成するようにしている。
また、本実施例においては、後述するように、上記の歯車109(支点C)の位置をガイド溝110に沿って移動させることにより、モニタ収納枠105の視認角度を変化させると共に、モニタ収納枠105の開閉及び格納を行うようにしている。
なお、上記の連結保持板107の回動軸108a、108bとしては、図12(b)に示すように、蝶番125をネジで固定することによって構成することができる。
また、上記の構成において、連結保持板107の長さの設定、或いは連結保持板107の一端をモニタ収納枠105の背部のどの位置に取り付けるか、さらにはモニタ収納枠105の上部の歯車109(支点C)の停止位置によって、モニタ収納枠105の開度を定めることができる。
そこで、本実施例において、上記のモニタ収納枠105の開閉駆動を行う機構について述べる。図10及び図11に示すように、天井等に取付けられた本体枠103の格納スペース104内の両端付近には、互いに平行に固定されたガイドレール111、111によって、2条のガイド溝110、110が対向配置されている。なお、このガイドレール111は、図示のように格納スペース104内の両側に設けるのではなく、モニタ収納枠105が小型である場合は、格納スペース104の中央に1本だけ固定した構成としてもよい。
また、図11(a)又は(b)に示すガイド溝110は、片側を示すものであるが、両側において同様の形状を有するものである。このガイド溝110は、図14に示すように断面コ字形であって、図11(a)又は(b)に示すように、ほぼ直線形状を有するが、その端部に円弧軌道110aを有する。この円弧軌道110aは、モニタ収納枠105が閉じる際に歯車109の軌道が円弧状に変化するのに従って湾曲してある。
より具体的には、モニタ収納枠105に取付けられた歯車109がガイド溝110の直線軌道から、モニタ収納枠105の格納直前に、支点Bを中心に円弧を描くことにより、歯車109がラックギア112に円滑に噛み合うことによってモニタ収納枠105をスムーズに収納するようにしている。
即ち、図11(b)に示すようにモニタ収納枠105を開いた状態においては、支点BACの成す角度αが所定の開度を有するが、モニタ収納枠105が閉じるに従って角度αが減少し、連結保持板104がモニタ収納枠105の背面に合致する付近から、歯車109(支点C)は回動軸108a(支点A)を中心として円弧を描くようになる。この円弧軌道に従う形状でガイド溝110の端部に円弧軌道110aが形成されたことにより、モニタ収納枠105を格納スペース104に格納したり開いたりする動作を円滑に行うことが可能となる。
本実施例においては、上記の歯車109がラックギア112と確実に歯合するために、2態様の構成を示すものである。その1つとして、図15又は図17に示すように、ガイド溝110の内側において、上側にはガイド溝110(円弧軌道110aを含む)の長手方向に沿ってラックギヤ112が固定され、またその反対側である下側にはガイド溝110(円弧軌道110aを含む)の長手方向に沿って弾性部材113(図16(c)参照)が固定されている。この弾性部材としては、弾性を有するゴム部材等を用いることができる。
一方、モニタ収納枠105の上部にはブラケット114が固定され、図15に示すように、ブラケット114にギヤモータ115の端部が固定されると共に、このギヤモータ115の回転軸116aがガイド溝110方向に設けられ、回転軸116aに延長軸116bを連結固定することによってモータ115の出力軸116としている。
この出力軸116をブラケット114に取付けたベアリング117を介して回動自在にガイド溝110の内部にまで延長し、さらに出力軸116の端部に取付けた歯車109がガイド溝110内のラックギヤ112に歯合されると共に、出力軸の歯車109に隣接してベアリングを介して回動自在に軸設された回転体120がガイド溝110内の弾性部材113に接触して回動することにより、モータ115の出力軸116に取付けられた歯車109がガイド溝110内のラックギヤ112に強く噛み合い、且つ外部からの衝撃を緩和して回転走行することが可能となる。
上記の構成においては、出力軸116の歯車109がガイド溝110内のラックギヤ112に噛み合う作用と、モータ115の出力軸116の歯車109に隣接して回動自在に軸設された回転体120が弾性部材113に接触する作用とは、互いに反対方向に押し合う関係にあるため、ギヤモータ115の出力軸116の歯車109がラックギヤ112に対する噛み合い力を確実に保持して、ガタつきの発生を防止することができる。
また、本実施例において、上記の歯車109がラックギア112と確実に歯合するための構成として、他にも図17及び図18に示す構成によって実現可能である。即ち、上記のようにガイド溝110内にラックギヤ112を固設する際、弾性部材113を介してラックギア112を取付けることにより、ラックギア112に弾性力を発揮することが可能となる。こうすることによって、図15又は図16に示すように、回転体120の接触する部位に弾性体を設けずに、回転体120をガイド溝110の内側に直接接触することによって案内し、上記のように歯車109を確実にラックギヤ112に噛み合わすことが可能となり、上記同様に、モータ115の出力軸116に取付けられた歯車109がガイド溝110内のラックギヤ112に強く噛み合い、且つ外部からの衝撃を緩和することができる。
上記の構成により、ギヤモータ115の駆動によって歯車109がラックギヤ112に歯合して走行することにより、図11(a)又は(b)に示すように、支点Aと支点Cとによる辺ACと、支点Aと支点Bによる辺ABとのなす角度が変化して、モニタ収納枠105の角度を変えることができ、図11(a)に示すようにモニタ収納枠105の格納状態、図11(b)に示すように、モニタ収納枠105を開いた状態にすることができる。
なお、図11(b)に示す開いた状態を所定角度で停止するには、モニタ収納枠105の上部に不図示のセンサを設け、これをガイドレール111の所定位置に設けた不図示の受信側で感知することにより、モニタ収納枠105の上部の位置を検知し、これによってギアモータ115を停止することによって、モニタ収納枠105の開度を固定状態にすることができる。
さらに、本実施例においては、モニタ収納枠105の格納時に、該モニタ収納枠105を格納方向へ弾性的に付勢する付勢手段が設けられている。これは、図11(a)、(b)又は図12(a)に示すように、本体枠103の片側(モニタ収納枠105の後方側)の内部に左右に一対のプーリ121、121を設け、夫々のプーリ121、121に掛けたワイヤ122の一端を連結保持部材107に固設された支持部材107aの上端に固定し、両側のワイヤ122、122の他端を互いにコイルバネ123の両端に結合することによって、コイルバネ123の引張り力により、常時、モニタ収納枠105を閉じる方向へ付勢するようにしている。
このようなモニタ収納枠105を閉じる方向へ付勢する引張り力によって、モニタ収納枠105を格納する際に、モニタ収納枠105を容易に閉じる方向へ付勢することができる。特に、ガイド溝110の端部の円弧軌道110aのラックギヤ112に歯車109が歯合して移動する際、ギヤモータ115の荷重が倍増されて歯車109に作用するため、モニタ収納枠105を格納する方向へ引き込むことによって歯車109にかかる負担を軽減することができ、結果として、モータを小型化することができ、また歯の強度を上げる必要がない。
上記のようにモニタ収納枠105を閉じる方向に付勢する引張り力は、コイルバネ123によるものではなく、図14に示すように、エアシリンダ又はオイルシリンダ等によって同様に行うことができる。この場合も、シリンダ124の両端に左右のプーリ121、121に掛けたワイヤ122の一端を結合して、モニタ収納枠105を閉じる方向へ常時付勢するようにしてもよい。
本発明の車両搭載用モニタ格納装置は、バス車両等のように走行時に激しい振動や、上下方向への大きな揺れ、或いは加速または制動時の加速変化等が生じる環境下で、テレビモニタを天井側に収納する構造において、安全確保のために必要な強度を有すると共に軽量化を実現し、しかも安全且つ安定した所定の姿勢を保ち得る構造を実現すると共に、仮に乗客が下方に開いたテレビモニタに頭部等をぶつけた場合でも、その衝撃を吸収緩和し得る車両搭載用モニタ格納装置としての利用が可能である。
また、本発明の車両搭載用モニタ格納装置は、バス車両等のように走行時に激しい振動や、上下方向への大きな揺れ、或いは加速または制動時の加速変化等が生じる環境下で、テレビモニタを天井側に収納する構造において、モニタ収納枠を一体的に移動する電動モータによって駆動することによって軽量化を図り、しかも安全且つ安定した所定の姿勢を保ち得る構造を実現することができる車両搭載用モニタ格納装置としての利用が可能である。
本発明による車両搭載用モニタ格納装置のモニタ収納枠の開放状態を斜め前方から見た斜視図である。 本発明による車両搭載用モニタ格納装置のモニタ収納枠の開放状態を斜め後方から見た斜視図である。 本発明による車両搭載用モニタ格納装置においてモニタ収納枠を閉じた状態を示す平面図である。 本発明による車両搭載用モニタ格納装置のモニタ収納枠を開いた状態を示す正面図である。ただし、本体枠の両側は内部構造を示す。 本発明による車両搭載用モニタ格納装置の動作説明を行うための内部構造を示す図であり、モニタ収納枠を閉じた状態を示す。 本発明による車両搭載用モニタ格納装置の動作説明を行うための内部構造を示す図であり、モニタ収納枠を開いた状態を示す。 本発明による車両搭載用モニタ格納装置の本体枠の片側の拡大図である。 本発明におけるラッチ機構を示す図であり、(a)はラッチ機構の解除状態、(b)はラッチ機構の係止状態を示す。 本発明による車両搭載用モニタ格納装置のモニタ収納枠の開放状態を斜め前方から見た斜視図である。 (a)、(b)、(c)はいずれも本体枠の格納スペースにモニタ収納枠を格納した状態を示す図であり、(a)はモータ側の側面図であり、(b)は見あげた状態を示す図でありり、(c)はガイド溝側の側面図である。 (a)は本体枠の格納スペースにモニタ収納枠を格納した状態を側面方向から示す図であり、(b)はモニタ収納枠を所定角度で開いた状態を側面方向から示す図である。 (a)は本体枠の格納スペースにモニタ収納枠を格納した状態をモータの配置側から示す図であり、(b)はモニタ収納枠を所定角度で開いた状態をモータの配置側から示す図である。 (a)は図12(a)の一点鎖線Aで示す楕円内の拡大図であり、(b)は図12(b)の一点鎖線Bで示す楕円内の拡大図である。 本発明における本体枠にシリンダによる付勢手段を設けたことを示す平面図である。 図13(b)の一点鎖線Cで示す楕円内の拡大図であり、歯車をラックギアに歯合する構造の一態様を示す部分側面図である。 図15に示す構造の詳細図であり、(a)はガイド溝に設けたラックギアに歯車を歯合している状況を示し、(b)は歯車と回転体(点線で示す)との重なり状況を示し、(c)は回転体が弾性部材に接触している状況を示し、(d)はブラケットに取付けたモータの回転軸に回転体が取付けられている状況を示す。 本実施例において、歯車をラックギアに歯合する構造の他の態様を示す部分側面図である。 図17に示す構造の詳細図であり、(a)はガイド溝に設けたラックギアに歯車を歯合している状況を示し、 (b)は歯車と回転体(点線で示す)との重なり状況を示し、(c)は回転体がガイド溝の内側に直接接触している状況を示し、(d)はブラケットに取付けたモータの回転軸に回転体が取付けられている状況を示す。 (a)及び(b)は、特許文献1の装置の側面図である。
符号の説明
1 車両搭載用モニタ格納装置
2 本体枠
2a 下側片
2b 下側片
3 モニタ収納枠
4 格納スペース
5 連結保持板
5a 回動軸
5b 回動軸
6 蝶番
7 ローラ
8 ローラ取付片
9 クッション板
9a 上側フランジ
9b 傾斜面
10 天井片
11 長穴
12 テレビモニタ
13 支持板
14 弾性部材
14a ネジ
15 クッション調整ネジ
16 小穴
18 開閉取手
19 突起
19a 凹部
20 衝撃吸収突起
21 ラッチ機構
22 穴
23 ラッチ解除ボタン
24 ロッド
25a 下側係止片
25b 上側係止片
26 貫通孔
27 移動規制ピン
28 係止ピン
29 ラッチ係止片
29a 穴部
30 コイルバネ
31 ラッチ
31a 屈曲片
31b 係止穴
32 軸
101 車両搭載用モニタ格納装置
102 天井
103 本体枠
104 格納スペース
105モニタ収納枠
106 テレビモニタ
107 連結保持板
108a、108b 回動軸
109 歯車
110 ガイド溝
110a 円弧軌道
111 ガイドレール
112 ラックギヤ
113 弾性部材
114 ブラケット
115 ギヤモータ
116 出力軸
116a 回転軸
116b 延長軸
117 ベアリング
120 回転体
121 プーリ
122 ワイヤ
123 コイルバネ
124 シリンダ
125 蝶番

Claims (10)

  1. バス車両等の天井に取り付けられる本体枠の内部にモニタ収納枠を格納する格納スペースが設けられ、前記モニタ収納枠の背部に連結保持板の一端を回動軸で支承すると共に該連結保持板の他端を前記格納スペースの後端縁に回動軸で支承する一方、前記モニタ収納枠の一端両側にローラを回動自在に設け、夫々のローラの軌道を前記格納スペースの両側に沿って直線状に案内するクッション板が前記格納スペースの両側にて弾性的に支持された構成によって、前記両側のローラが前記クッション板の案内によって前記格納スペースの両側に沿う直線軌道を移動すると共に、前記モニタ収納枠の背部を前記連結保持板が支持することにより、該モニタ収納枠を所定開度に開くことができ、前記クッション板の途中に夫々のローラが乗り越して定位置に係止される移動止め突起が設けられたことによって、前記モニタ収納枠の所定開度を保持するようにしたことを特徴とする車両搭載用モニタ格納装置。
  2. 前記モニタ収納枠を前記本体枠の格納スペースに格納した状態を固定するラッチ機構を設け、該ラッチ機構のラッチ解除ボタンによって前記モニタ収納枠の格納状態を解除するようにしたことを特徴とする請求項1記載の車両搭載用モニタ格納装置。
  3. 前記クッション板の移動止め突起の延長位置に上り勾配をなす衝撃吸収突起が設けられたことを特徴とする請求項1又は2記載の車両搭載用モニタ格納装置。
  4. 前記クッション板は前記本体枠の格納スペースの両側に設けられた支持片にクッション部材を介して設けられ、前記支持片に前記クッション板の高さを調整するクッション調整ネジが設けられたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の車両搭載用モニタ格納装置。
  5. 前記モニタ収納枠の下面端部に開閉取手が設けられたことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の車両搭載用モニタ格納装置。
  6. バス車両等の天井に取り付けられる本体枠の内部にモニタ収納枠を格納する格納スペースが設けられ、前記モニタ収納枠の背部に連結保持板の一端を回動自在に支承すると共に該連結保持板の他端を前記格納スペースの後端縁に回動自在に支承する一方、前記モニタ収納枠の上部に固定されたモータの出力軸に取付けられた歯車が前記格納スペース内に固設されたガイド溝内の長手方向に沿うラックギヤに歯合され、該ガイド溝は直線軌道の端部に円弧軌道を有し、該円弧軌道は前記モニタ収納枠が閉じる際に円弧状に変化する前記歯車の軌道に従って湾曲した形状を有し、前記モータの駆動で前記歯車が前記ラックギアに歯合して走行することにより、前記モニタ収納枠を前記格納スペースに格納したり開いたりするようにしたことを特徴とする車両搭載用モニタ格納装置。
  7. 前記モニタ収納枠に取付けられた歯車が前記ガイド溝の直線軌道から、該モニタ収納枠の格納直前に前記連結保持板が格納スペースの後端縁に回動自在に支承されてなる支点を中心に円弧を描くことにより、前記歯車が前記ラックギアに円滑に噛み合うことによって前記モニタ収納枠を収納可能としたことを特徴とする請求項6記載の車両搭載用モニタ格納装置。
  8. 前記モニタ収納枠の格納時に、該モニタ収納枠を格納方向へ弾性的に引っ張る付勢手段が設けられたことを特徴とする請求項6又は7記載の車両搭載用モニタ格納装置。
  9. 前記歯車が前記ガイド溝内のラックギヤに噛み合う反対側に該ガイド溝内の長手方向に沿う弾性部材が設けられ、前記モータの出力軸の歯車に隣接して回動自在に軸設された回転体が前記弾性部材に接触して回動することにより、前記モータの出力軸に取付けられた歯車が前記ガイド溝内のラックギヤに強く噛み合い且つ衝撃が緩和されるようにしたことを特徴とする請求項6、7又は8記載の車両搭載用モニタ格納装置。
  10. 前記ガイド溝内のラックギヤが弾性部材を介して取付けられたことにより、前記モータの出力軸に取付けられた歯車が前記ガイド溝内のラックギヤに強く噛み合い且つ衝撃が緩和されるようにしたことを特徴とする請求項6、7又は8記載の車両搭載用モニタ格納装置。

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