JP2006264641A - 筐体 - Google Patents

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Atsushi Suzumura
淳 鈴村
Takashi Nishio
貴士 西尾
Akira Muramatsu
明 村松
Shigeru Tanabe
茂 田辺
Yukinobu Kunimatsu
幸信 国松
Kazuhisa Hidaka
一久 日高
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Abstract

【課題】
導電部材と電気部品との間の電気的接点における変形の発生を防止すること。
【解決手段】
ターミナル10が組み付けられると共にターミナル10の移動を規制するガイドブロック511及びガイドピン512と、ターミナル10に接続されるマイクロスイッチ7が組み付けられると共に、マイクロスイッチ7の移動を規制する取り付けピン513と、を備えるハウジング5において、ターミナル10とガイドブロック511との間、ターミナル10とガイドピン512との間、ならびにマイクロスイッチ7と取り付けピン513との間には、隙間511a、512a、513cがそれぞれ設けられ、マイクロスイッチ7とターミナル10との接続、ならびにマイクロスイッチ7と取り付けピン513との組み付けは、一方向に成される構成としたこと。
【選択図】 図11

Description

本発明は、車両用ドアロック装置に用いられる筐体に関する。
公知の筐体が、後述の特許文献1に記載されている。この筐体は、ドアロック用アクチュエータに用いられるものである。筐体には、スイッチが組み付けられている。スイッチは、挿通孔と、接続部とを備えている。挿通孔は、筐体に設けられたピンに嵌合されている。この嵌合により、筐体に対するスイッチの移動が規制されている。接続部は、筐体に設けられた端子に電気的に接続されている。
特開平11−53975号公報(図1及び図2参照)
上述の筐体においては、スイッチの接続部に接続される端子と、スイッチの挿通孔に嵌合されるピンとが、筐体における所定箇所に配置されている。この構造においては、寸法誤差等に起因して、端子とピンとの間の位置関係が、正規のものからずれる可能性がある。端子とピンとの間の位置関係がずれた状態の筐体にスイッチが組み付けられると、筐体の端子及びスイッチの接続部には、正規なレベルを超える荷重が作用し、この荷重の大きさ次第では、筐体の端子及びスイッチの接続部が変形するおそれがあった。つまり、筐体に設けられた端子(導電部材)とスイッチ(電気部品)との間の電気的接点に変形が生じるおそれがあった。
よって、本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、導電部材と電気部品との間の電気的接点における変形の発生を防止することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明にて講じた技術的手段は、請求項1に記載の様に、導電部材が組み付けられると共に該導電部材の移動を規制する第1規制部と、前記導電部材に接続される電気部品が組み付けられると共に、該電気部品の移動を規制する第2規制部と、を備える筐体において、前記導電部材と前記第1規制部との間、ならびに前記電気部品と前記第2規制部との間には隙間が設けられ、前記電気部品と前記導電部材との接続、ならびに前記電気部品と前記第2規制部との組み付けは、一方向に成される構成としたことである。
好ましくは、請求項2に記載の様に、前記第2規制部には、前記隙間を介して前記電気部品に対向する案内部と、前記電気部品が圧入される保持部とが、前記一方向に関して順に設けられると良い。
請求項1に記載の発明によれば、導電部材と第1規制部との間、ならびに電気部品と第2規制部との間には隙間が設けられるので、導電部材が第1規制部に対して、電気部品が第2規制部に対して、隙間の範囲内でそれぞれ相対的に動くことができる。これらの相対移動により、電気部品と導電部材との接続、ならびに電気部品と第2規制部との組み付けが一方向に成される場合に、導電部材及び電気部品の寸法誤差が吸収され、導電部材と電気部品との間の位置関係が保持される。したがって、導電部材及び電気部品には、正規なレベルを超える荷重が作用することはなく、これら部材間の電気的接点における変形の発生を防止できる。
請求項2に記載の発明によれば、電気部品が第2規制部の案内部に組み付けられた段階では、電気部品と第2規制部との間には隙間があり、電気部品の第2規制部に対する移動は可能である。電気部品が第2規制部の保持部に組み付けられた段階では、電気部品と第2規制部との間には隙間がなく、電気部品の第2規制部に対する移動は規制される。この構造においては、導電部材及び電気部品の寸法誤差が吸収されると共に、第2規制部の保持部により、電気部品が確実に保持される。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を基に説明する。図1は、本発明に係るハウジング5(筐体)を備えたドアロック装置1の分解斜視図、図2は、ドアロック装置1の正面図(図1におけるII方向矢視図)である。図3及び図4は、ドアロック装置1における要部の構造を示す図である。
ドアロック装置1は、車両のドア(図示せず)の内部に配設されており、車体(図示せず)に固定されたストライカ20との係合によりドアを閉状態(ドアが車体に対して閉じられた状態)で保持するラッチ機構2と、閉状態にあるドアを開けるべくラッチ機構2を作動させるリンク機構3と、ラッチ機構2とリンク機構3とを収容するハウジング5とを備えている。
ハウジング5は、樹脂製のメインケース51、第1カバー52、及び第2カバー53によって形成されている。メインケース51は、第1ケース部分51aと、第1ケース部分51aに対して略直角に延在する第2ケース部分51bとを一体に備えている。第1カバー52は、第1ケース部分51aと重合するようにメインケース51に固着されており、これら第1カバー52と第1ケース部分51aとによって、第1収容空間Aが画成されている。第2カバー53は、第2ケース部分51bと重合するようにメインケース51に取り付けられており、これら第2カバー53と第2ケース部分51bとによって、第2収容空間Bが画成されている。第2カバー53は、箱状を呈した樹脂製のボディ53aと、金属製のベースプレート53bと、金属製のサブベースプレート53cとを備えている。ベースプレート53bは、ボディ53aに取り付けられており、これらボディ53aとベースプレート53bとによって、第3収容空間Cが画成されている。ボディ53aは、サブベースプレート53cを介してメインケース51に固着されている。
ラッチ機構2は、ハウジング5の第3収容空間Cに収容されている。ラッチ機構2は、ベースプレート53bに固着されたラッチ軸21により回転自在に支持されたラッチ22と、その軸部23にてベースプレート53bにより回転自在に支持されると共にラッチ軸21と平行に延在するポール24とを備えている。ポール24の軸部23は、ボディ53a及びサブベースプレート53cを貫通して第2収容空間B内に延びている。ラッチ22には、車体に固定されたストライカ20に係合する溝22aと、ポール24と係脱自在な爪部22bとが形成されている。ラッチ22は、スプリング25により、一方向(ラッチ22の付勢方向)に回転するように常時付勢されている。ポール24は、スプリング26により、ラッチ22の付勢方向とは逆方向(ポール24の一方向)に回転するように常時付勢されている。
ドアが閉状態で保持されている場合、ラッチ22の溝22aが車体のストライカ20に係合し且つポール24がラッチ22の爪部22bに係合することで、スプリング25の付勢力によるラッチ22の一方向への回転が規制されている(ラッチ状態)。この状態において、スプリング26の付勢力に抗してポール24を他方向に回転させると、ラッチ22の爪部22bからポール24が離脱し、スプリング25の付勢力によりラッチ22が一方向に回転する。これにより、ラッチ22の溝22aがストライカ20から離脱可能となる(アンラッチ状態)。この状態においては、ドアを開けることができる。
リンク機構3は、リフトレバー31と、アウトサイドオープンレバー32と、オープンリンク33と、インサイドオープンレバー34と、インサイドオープンレバー35と、ロッキングレバー36とを備えている。
リフトレバー31及びアウトサイドオープンレバー32は、ハウジング5の第2収容空間Bに収容されている。リフトレバー31は、第2収容空間B内に位置したポール24の軸部23に固着されており、ポール24と共に回転する。つまり、リフトレバー31の回転動作により、ラッチ機構2がラッチ状態からアンラッチ状態に切り替えられる。リフトレバー31には、フランジ壁31aが形成されている。アウトサイドオープンレバー32は、サブベースプレート53cに固定されたピン32aにより、回転自在に支持されている。アウトサイドオープンレバー32は、その一端に立設されたピン32bにて、ドアの車室外側に設けられるアウトサイドハンドル(図示せず)に連係されている。アウトサイドオープンレバー32には、スプリング32cが係止されている。アウトサイドオープンレバー32は、スプリング32cの付勢力により、図2に示す初期位置に保持されている。
オープンリンク33、インサイドオープンレバー34及びインサイドオープンレバー35は、ハウジング5の第1収容空間Aに収容されている。オープンリンク33は、アウトサイドオープンレバー32に対して直交するように配置され、アウトサイドオープンレバー32の他端にて、図3に示すアンロック位置と図4に示すロック位置との間で揺動自在に支持されている。オープンリンク33には、長孔33aと、フランジ壁33bとが形成されている。フランジ壁33bは、リフトレバー31のフランジ壁31aと当接可能であり、L字状を成している。アウトサイドハンドルが操作されると、アウトサイドオープンレバー32がピン32aを中心に回転する。これにともない、アウトサイドオープンレバー32の他端にて支持されたオープンリンク33が装置上方(図3及び図4示上方)に移動する。
図5は、インサイドオープンレバー34及びその周辺の構造を示す図、図6は、支持シャフト6の周辺の構造を示す図である。
インサイドオープンレバー34は、ハウジング5の第1収容空間A内にて延在する支持シャフト6により、回転自在に支持されている。インサイドオープンレバー34の一端には、オープンリンク33のフランジ壁33bと当接可能な腕部34aが形成され、他端には、スライドブッシュ37が摺動自在に支持されている。スライドブッシュ37には、ピン37aが形成されている。インサイドオープンレバー35は、インサイドオープンレバー34と同様に、支持シャフト6により、回転自在に支持されている。インサイドオープンレバー35は、その長手方向に沿って延在する長孔35aと、この長孔35aに連続し、且つインサイドオープンレバー35の回転方向に延在する円弧長孔35bとにより形成される連係孔35cをその一端に備えている。連係孔35cには、インサイドオープンレバー34に支持されたスライドブッシュ37のピン37aが挿通されている。これにより、インサイドオープンレバー34とインサイドオープンレバー35とが、スライドブッシュ37を介して連係されている。また、インサイドオープンレバー35は、その他端にて、ドアの車室内側に設けられたインサイドハンドル(図示せず)に連係されるケーブル35dに連結されている。インサイドハンドルが操作されると、インサイドオープンレバー35及びスライドブッシュ37を介してインサイドオープンレバー34が回転する。この回転にともなって、インサイドオープンレバー34の腕部34aがオープンリンク33のフランジ壁33bに当接し、オープンリンク33が装置上方(図3及び図4示上方)に移動する。
ドアの閉状態において、オープンリンク33がアンロック位置(図3示)に位置している場合、オープンリンク33のフランジ壁33bの移動軌跡上には、リフトレバー31のフランジ壁31aが存在している。したがって、アウトサイドハンドル等の操作を受けてオープンリンク33が移動すると、リフトレバー31が回転し、ラッチ機構2がラッチ状態からアンラッチ状態に切り替えられる。これにより、ドアが閉状態から開状態に移行する。つまり、オープンリンク33がアンロック位置に位置している場合、ドアが解錠されている。
一方、ドアの閉状態において、オープンリンク33がロック位置(図4示)に位置している場合、オープンリンク33のフランジ壁33bの移動軌跡上には、リフトレバー31のフランジ壁31aが存在しない。したがって、オープンリンク33が移動しても、リフトレバー31が回転せず、ラッチ機構2がラッチ状態からアンラッチ状態に切り替えられない。これにより、ドアが閉状態のまま保持される。つまり、オープンリンク33がロック位置に位置している場合、ドアが解錠されている。
ロッキングレバー36は、ハウジング5の第1収容空間Aに収容されており、ハウジング5のメインケース51に設けられた円筒状のボス部51a(図6参照)の外周面にて、図3に示すアンロック位置と図4に示すロック位置との間でメインケース51に対して回転自在に支持されている。ボス部51aには、上述した支持シャフト6が同軸に嵌合されている。ロッキングレバー36には、ブッシュ36eと、係合凸部36bと、係合凹部36cとが設けられている。ブッシュ36eは、オープンリンク33の長孔33aに挿通されている。これにより、ロッキングレバー36は、オープンリンク33に連係されている。また、ロッキングレバー36には、ドアの車室内側に設けられたロックノブ(図示せず)に連係するケーブル36d(図1参照)が連結される。
ハウジング5の第1収容空間A内には、駆動機構8が設けられている。駆動機構8は、モータ81と、モータ81の出力軸81aに固定されるウォームギヤ82と、ウォームギヤ82に噛合するホイールギヤ83とを備えた公知の機構であり、モータ81の駆動力をホイールギヤ83の回転として出力する。ホイールギヤ83には、対の係合突起83aが形成されている。この係合突起83aは、ロッキングレバー36の係合凹部36cに連係可能である。
オープンリンク33がアンロック位置(図3示)にある状態で、モータ81の駆動力によりホイールギヤ83が一方向(図3示時計回り方向)に回転すると、係合突起83aの一方がロッキングレバー36の係合凹部36cに係合する。そして、ロッキングレバー36は、ホイールギヤ83の回転にともなってロック方向(図3示反時計回り方向)に回転し、ロック位置(図4示)に到達する。この時点で、ロッキングレバー36にブッシュ36eを介して連係されたオープンリンク33は、ロック位置(図4示)に切り替えられている。つまり、ロッキングレバー36のロック方向への回転がオープンリンク33に伝達されることで、ドアが施錠される。
一方、オープンリンク33がロック位置(図4示)にある状態で、モータ81の駆動力によりホイールギヤ83が他方向(図4示反時計回り方向)に回転すると、係合突起83aの他方がロッキングレバー36の係合凹部36cに係合する。そして、ロッキングレバー36は、ホイールギヤ83の回転にともなってアンロック方向(図4示時計回り方向)に回転し、アンロック位置(図3示)に到達する。この時点で、ロッキングレバー36にブッシュ36eを介して連係されたオープンリンク33は、アンロック位置(図3示)に切り替えられている。つまり、ロッキングレバー36のアンロック方向への回転がオープンリンク33に伝達されることで、ドアが解錠される。
なお、ロッキングレバー36は、上述した駆動機構8の作動に加え、自身にケーブル36d(図1参照)を介して連係されるロックノブの操作によっても、ロック方向及びアンロック方向への回転が成される構造となっている。
ハウジング5の第1収容空間A内には、マイクロスイッチ7(電気部品)が設けられている。マイクロスイッチ7は、ロッキングレバー36がロック位置にあるのかアンロック位置にあるのかを検出するためのスイッチである。マイクロスイッチ7は、ハウジング5のメインケース51の第1ケース部分51aに組み付けられている。マイクロスイッチ7は、ターミナル10(導電部材)に接続されている。ターミナル10は、金属で形成され、薄板状を成している。ターミナル10は、マイクロスイッチ7と同様に、ハウジング5のメインケース51の第1ケース部分51aに組み付けられ、コネクタ11を介してハウジング5の外部に導出されている。マイクロスイッチ7には、作動レバー71が設けられている。作動レバー71は、ロッキングレバー36の係合凸部36bに係合可能である。ロッキングレバー36がアンロック位置(図3示)にある場合、ロッキングレバー36の係合凸部36bは、マイクロスイッチ7の作動レバー71に係合する。ロッキングレバー36がロック位置(図4示)にある場合、ロッキングレバー36の係合凸部36bは、マイクロスイッチ7の作動レバー71に係合しない。マイクロスイッチ7は、作動レバー71と凸部36bとが係合する状態と、作動レバー71と係合凸部36bとが係合しない状態、つまり、これらの異なる状態に応じた2種類の信号を、コネクタ11に接続される制御装置(図示なし)にターミナル10を介して出力する。これにより、ロッキングレバー36がアンロック位置にあるのかロック位置にあるのかが検出される。
次に、マイクロスイッチ7及びターミナル10のハウジング5への組み付け構造について、図7乃至図12を参照して説明する。図7は、ターミナル10が組み付けられたハウジング5(メインケース51)の部分的な拡大図、図8(a)〜(c)は、それぞれ図7におけるa−a線、b−b線、c−c線に沿う断面図である。図9は、マイクロスイッチ7、ターミナル10及びハウジング5間の組み付け関係を模式的に示す斜視図である。
図7において、ハウジング5のメインケース51の底面510には、ガイドブロック511(第1規制部)及びガイドピン512(第1規制部)が設けられている。ガイドブロック511は、図8(a)、(b)に示す様に、装置幅方向(図1示W方向、図7にて紙面に直交する方向)に関して凹状を成している。ガイドブロック511には、ターミナル10が収容されている。ガイドブロック511とターミナル10との間には、メインケース51の底面510に沿う方向(図7及び図8示左右方向。以下、底面方向)に関して、隙間511aが設けられている。この構造において、ターミナル10は、底面方向に関して、ガイドブロック511に対する位置が規制されるものの、隙間511aの範囲内で、ガイドブロック511に対して動くことができる。ガイドピン512は、図8(c)に示す様に、装置幅方向に延在し、丸棒状を成している。ガイドピン512は、ターミナル10に形成された挿通孔10aに挿通されている。ガイドピン512の外径は、ターミナル10の挿通孔10aの内径よりも小さく形成され、これにより、ガイドピン512とターミナル10の挿通孔10aとの間には、底面方向に関して、隙間512aが設けられている。この構造において、ターミナル10は、底面方向に関して、ガイドピン512に対する位置が規制されるものの、隙間512aの範囲内では、ガイドピン512に対して動くことができる。以上の様に、ターミナル10は、ハウジング5のメインケース51に対し、隙間511a、512aの範囲内で動くことができる。
メインケース51の底面510には、取り付けピン513(第2規制部)が設けられている。取り付けピン513は、装置幅方向に関して延在し、図9に示す様に、マイクロスイッチ7に形成された挿通孔72に挿通される。取り付けピン513は、装置幅方向に関して、底面510に近い側から、保持部513aと、案内部513bとを備えている。保持部513aは、円柱状を成している。保持部513aは、マイクロスイッチ7の挿通孔72に圧入固定されるべく、当該挿通孔72の内径よりもその外径が大きく形成されている。案内部513bは、保持部513aに同軸に設けられ、円柱状を成している。案内部513bの外径は、マイクロスイッチ7の挿通孔72の内径よりも小さく形成されている。
マイクロスイッチ7は、取り付けピン513に組み付けられると共に、ハウジング5のガイドブロック511及びガイドピン512に保持されたターミナル10に接続される。マイクロスイッチ7には、図9に示す様に、端子73が設けられている。端子73は、ターミナル10に形成された接続部10bに接続される。マイクロスイッチ7の端子73とターミナル10の接続部10bとの接続、ならびにマイクロスイッチ7と取り付けピン513との組み付けは、取り付けピン513の軸方向(図9示上下方向、一方向)に成される。
図10乃至図12は、ターミナル10を保持したハウジング5にマイクロスイッチ7が組み付けられる態様を模式的に示す図である。
まず、図10に示す様に、マイクロスイッチ7の挿通孔72の位置、端子73の位置を、ハウジング5(メインケース51)の取り付けピン513の位置、ハウジング5に保持されたターミナル10の接続部10bの位置にそれぞれ合わせる。
次に、図11に示す様に、マイクロスイッチ7の挿通孔72にハウジング5の取り付けピン513の案内部513bを挿通させると共に、マイクロスイッチ7の端子73にターミナル10の接続部10bを係合させる。上述した様に、取り付けピン513の案内部513bの外径は、マイクロスイッチ7の挿通孔72の内径よりも小さく形成されている。つまり、図11に示す段階では、マイクロスイッチ7の挿通孔72と取り付けピン513の案内部513bとの間には、底面方向(図11示左右方向)に関して、隙間513cが設けられている。つまり、取り付けピン513の案内部513bは、マイクロスイッチ7の挿通孔72に隙間513cを介して対向している。したがって、この隙間513cの範囲内で、マイクロスイッチ7は、取り付けピン513に対して底面方向に動くことができる。この構造においては、ターミナル10の寸法誤差等が原因で、マイクロスイッチ7の端子73の位置とターミナル10の接続部10bの位置との間に底面方向に関してズレがあったとしても、マイクロスイッチ7を取り付けピン513に対して底面方向に相対移動させることで、当該ズレが吸収される。
続いて、図12に示す様に、マイクロスイッチ7の挿通孔72にハウジング5の取り付けピン513の保持部513aを圧入すると共に、マイクロスイッチ7の端子73にターミナル10の接続部10bを接続する。仮に、図11に示す段階で、マイクロスイッチ7の端子73の位置とターミナル10の接続部10bの位置との間に底面方向に関してズレがあったとすると、このズレを吸収すべく、マイクロスイッチ7が取り付けピン513に対してズレ方向に相対的に動いた状態となっている。したがって、マイクロスイッチ7の挿通孔72にハウジング5の取り付けピン513の保持部513aが圧入される場合に、マイクロスイッチ7は、取り付けピン513に対して、ズレ方向とは逆の方向に、当該ズレの分だけ相対的に動かされる。これにともなって、マイクロスイッチ7の端子73に係合したターミナル10の接続部10bにおいては、マイクロスイッチ7の移動方向に力が作用する。上述した様に、ターミナル10は、ハウジング5(メインケース51)に対し、隙間511a、512a(図8参照)の範囲内で動くことができるので、マイクロスイッチ7の移動にともなって、ターミナル10の接続部10bは、マイクロスイッチ7の端子73に係合した状態のまま同じ方向に動かされ、ターミナル10の接続部10bとマイクロスイッチ7の端子73との間の位置関係が、底面方向に関して保持される。したがって、ターミナル10の接続部10bとマイクロスイッチ7の端子73との間には、正規のレベル(通常の接続状態において作用するレベル)を超える荷重が底面方向に関して作用することがなく、これら部位、つまり、マイクロスイッチ7とターミナル10との間に電気的接点における変形の発生が防止される。
マイクロスイッチ7の挿通孔72にハウジング5の取り付けピン513の保持部513aが圧入された段階で、マイクロスイッチ7の取り付けピン513に対する位置は、底面方向(図12示左右方向)に関して規制され、ターミナル10の接続部10bは、マイクロスイッチ7の端子73により、底面方向に関して挟持される。これにより、ターミナル10を保持したハウジング5へのマイクロスイッチ7の組み付けが完了する。
以上説明した様に、本発明のハウジング5によれば、ターミナル10とガイドブロック511との間、ターミナル10とガイドピン512との間、ならびにマイクロスイッチ7と取り付けピン513との間には隙間511a、512a、513cがそれぞれ設けられる。したがって、ターミナル10がガイドブロック511に対して、ターミナル10がガイドピン512に対して、マイクロスイッチ7が取り付けピン513に対して、隙間511a、512a、513cの範囲内でそれぞれ相対的に動くことができる。これらの相対移動により、マイクロスイッチ7とターミナル10との接続、ならびにマイクロスイッチ7と取り付けピン513との組み付けが一方向に成される場合に、マイクロスイッチ7及びターミナル10の寸法誤差が吸収され、マイクロスイッチ7とターミナル10との間の位置関係が保持される。したがって、マイクロスイッチ7の端子73及びターミナル10の接続部10bには、正規なレベルを超える荷重が作用することはなく、これら部材間の電気的接点における変形の発生を防止できる。
また、本発明によれば、マイクロスイッチ7が取り付けピン513の案内部513bに組み付けられた段階では、マイクロスイッチ7と取り付けピン513との間には隙間513cがあり、マイクロスイッチ7の取り付けピン513に対する移動は可能である。マイクロスイッチ7が取り付けピン513の保持部513aに組み付けられた段階では、マイクロスイッチ7と取り付けピン513との間には隙間がなく、マイクロスイッチ7の取り付けピン513に対する移動は規制される。この構造においては、ターミナル10及びマイクロスイッチ7の寸法誤差が吸収されると共に、取り付けピン513の保持部513aにより、マイクロスイッチ7が確実に保持される。
本発明に係るハウジング5を備えたドアロック装置1の分解斜視図。 ドアロック装置1の正面図(図1におけるII方向矢視図)。 ドアロック装置1における要部の構造を示す図。 ドアロック装置1における要部の構造を示す図。 インサイドオープンレバー34及びその周辺の構造を示す図。 支持シャフト6の周辺の構造を示す部分断面図。 ターミナル10が組み付けられたハウジング5の部分的な拡大図。 それぞれ図7におけるa−a線、b−b線、c−c線に沿う断面図。 マイクロスイッチ7、ターミナル10及びハウジング5間の組み付け関係を模式的に示す斜視図。 ターミナル10を保持したハウジング5にマイクロスイッチ7が組み付けられる態様を模式的に示す図。 ターミナル10を保持したハウジング5にマイクロスイッチ7が組み付けられる態様を模式的に示す図。 ターミナル10を保持したハウジング5にマイクロスイッチ7が組み付けられる態様を模式的に示す図。
符号の説明
5 ハウジング(筐体)
7 マイクロスイッチ(電気部品)
10 ターミナル(導電部材)
511 ガイドブロック(第1規制部)
511a 隙間
512 ガイドピン(第1規制部)
512a 隙間
513 取り付けピン(第2規制部)
513a 保持部
513b 案内部
513c 隙間

Claims (2)

  1. 導電部材が組み付けられると共に該導電部材の移動を規制する第1規制部と、
    前記導電部材に接続される電気部品が組み付けられると共に、該電気部品の移動を規制する第2規制部と、
    を備える筐体において、
    前記導電部材と前記第1規制部との間、ならびに前記電気部品と前記第2規制部との間には隙間が設けられ、
    前記電気部品と前記導電部材との接続、ならびに前記電気部品と前記第2規制部との組み付けは、一方向に成されることを特徴とする筐体。
  2. 前記第2規制部には、前記隙間を介して前記電気部品に対向する案内部と、前記電気部品が圧入される保持部とが、前記一方向に関して順に設けられることを特徴とする請求項1に記載の筐体。
JP2005089428A 2005-03-25 2005-03-25 筐体 Withdrawn JP2006264641A (ja)

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