JP2006263655A - 破砕装置 - Google Patents

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哲男 氏家
Takashi Abe
隆 阿部
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Abstract

【課題】様々な大きさや種類の被破砕物を効率良く破砕する。
【解決手段】破砕装置は、回転駆動される薄板状の第1回転刃9と、第1固定刃7とを有し、第1回転刃が第1固定刃と噛み合うことによって、被破砕物を粗く破砕する粗破砕部2と、この粗破砕部の下側に配置され、回転駆動されるドラム状の回転刃ホルダ25に一体に取り付けられた第2回転刃26と、第2固定刃23とを有し、第2回転刃が第2固定刃と噛み合うことによって、粗破砕部2で破砕された被破砕物をより細かく破砕する細破砕部3と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、野菜などの被破砕物を破砕する破砕装置に関する。
従来の破砕装置として、例えば特許文献1に開示されたものが知られている。この破砕装置は、外周に複数の回転刃を設けた回転カッタ部と、この回転刃と噛み合う固定刃と、回転カッタ部の下側にふるいとして設けられた網状のスクリーンと、を備えている。このスクリーンは、回転カッタ部の外周に沿って円弧状に形成され、回転カッタ部の回転刃と所定の間隔を隔てて配置されている。この破砕装置では、被破砕物を、回転刃と固定刃の噛合いによる剪断によって破砕する。所定のサイズ以下に破砕された被破砕物は、スクリーンを通り抜け、下方の排出室に落下する。一方、所定サイズ以下にならなかった被破砕物は、回転刃によって上方に掻き出され、固定刃側に送られることによって、所定サイズ以下になるまで、繰り返し破砕される。
しかし、この従来の破砕装置では、回転カッタ部の回転刃とスクリーンとの間に、所定の間隔が設けられているため、スクリーン上の被破砕物を、回転刃で効率良く掻き出し、固定刃側に送ることができない。このため、投入された被破砕物をすべて所定サイズ以下にするまでに多くの時間を要し、破砕効率が低下してしまう。このような不具合は、例えば、被破砕物が薄い場合には、スクリーン上の被破砕物の掻き出しの効率がさらに低下するため、特に顕著になる。また、破砕すべき被破砕物が大きい場合には、これを所定サイズにするのにもともと多くの破砕回数が必要であることから、破砕効率がやはり低下してしまう。
特開平11−90258号公報
本発明の課題は、様々な大きさや種類の被破砕物を効率良く破砕することができる破砕装置を提供することにある。
請求項1記載の破砕装置は、回転駆動される薄板状の第1回転刃と、第1固定刃とを有し、第1回転刃が第1固定刃と噛み合うことによって、被破砕物を粗く破砕する粗破砕部と、この粗破砕部の下側に配置され、回転駆動されるドラム状の回転刃ホルダに一体に取り付けられた第2回転刃と、第2固定刃とを有し、第2回転刃が第2固定刃と噛み合うことによって、粗破砕部で破砕された被破砕物をより細かく破砕する細破砕部と、を備えることを特徴とする。
この破砕装置によれば、被破砕物は、上側の粗破砕部に投入され、回転する薄板状の第1回転刃と第1固定刃との噛合いによる剪断によって、粗く破砕される。粗破砕部で破砕された被破砕物は、下側の細破砕部に落下し、回転する回転刃ホルダに取り付けた第2回転刃と第2固定刃との噛合いによる剪断によって、より細かく破砕される。以上のように、この破砕装置では、被破砕物の破砕を、粗破砕部による粗破砕と、細破砕部による細破砕の2段階に分けて行うので、両破砕部においてそれぞれの所定サイズにするまでの破砕回数を低減でき、したがって、様々な大きさや種類の被破砕物を効率良く破砕することができる。また、粗破砕部と細破砕部が上下に配置されていて、被破砕物が粗破砕部から細破砕部に自動的に供給されるので、被破砕物を粗破砕部に投入するだけで、破砕処理を容易に行うことができる。
請求項2記載の破砕装置は、回転刃ホルダは外周面に円周方向に沿って延びる溝を有し、第2固定刃がこの溝に係合していることを特徴とする。
この破砕装置によれば、例えば、薄片状の被破砕物が回転刃ホルダの外周面に張り付いた場合でも、この外周面に形成した溝に係合する第2固定刃によって、被破砕物を掻き取ることができる。このため、張り付いた被破砕物が、回転刃ホルダと第2固定刃との隙間を通り抜けてしまうという現象を防止でき、薄片状の被破砕物も確実に破砕することができる。
請求項3記載の破砕装置は、第1固定刃は移動自在に設けられており、この第1固定刃を第1回転刃と噛み合う側に付勢する弾性体をさらに備えていることを特徴とする。
この破砕装置によれば、粗破砕部に大きなあるいは硬い被破砕物が投入されることなどによって、第1固定刃に過大な荷重が加わった場合、この過大な荷重を弾性体の弾性によって逃がすことができる。これにより、第1回転刃に加わる負荷が軽減されるため、第1回転刃が停止したり、第1回転刃を駆動するモータが過負荷状態になったりするのを防止することができる。
請求項4記載の破砕装置は、第1固定刃は、粗破砕部の側部を開閉するドアに取り付けられており、このドアが閉鎖された状態では第1回転刃と噛合い可能な噛合い位置に位置し、ドアを開放したときに粗破砕部の外部に移動するように構成されていることを特徴とする。
この破砕装置によれば、粗破砕部のドアが閉鎖された状態では、このドアに取り付けた第1固定刃は、第1回転刃と噛合い可能な噛合い位置に位置している。一方、このドアを開放すると、それに伴って第1固定刃は粗破砕部の外部に移動するとともに、内部の第1回転刃が開放されるので、その状態で、第1固定刃および第1回転刃の清掃や点検などを容易に行うことができる。また、ドアの開放によって、細破砕部内の第2回転刃および第2固定刃にもアクセスすることが可能になり、これらの清掃や点検なども容易に行うことができる。
請求項5記載の破砕装置は、第1回転刃は、回転駆動される回転軸に一体に設けられており、この回転軸から垂直に外方に延びる垂直部と、この垂直部の先端から屈曲して外方に延び、前記第1固定刃と噛み合う屈曲部と、を有することを特徴とする。
この破砕装置によれば、薄板状の第1回転刃の外側の屈曲部が第1固定刃に対して斜めに噛み合うので、この屈曲部に、被破砕物を破砕する機能に加えて、破砕した被破砕物を細破砕部側に送り込む機能をもたせることができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。図1および図2は、本発明を適用した破砕装置の全体構成を示している。この破砕装置1は、野菜を破砕するためのものであり、上から順に粗破砕部2、細破砕部3および架台4を積み重ね、一体に組み立てたものである。この破砕装置1では、被破砕物としての野菜が粗破砕部2に投入され、粗く破砕される。粗破砕部2で破砕された野菜は、下側の細破砕部3に送られ、細破砕部3でより細かく破砕された後、架台4の内部に送られ、収容される。
粗破砕部2は、上ケース5と、上ケース5内に設けられた回転カッタ部6および固定刃7(第1固定刃)を備えている。上ケース5は、上下の面が開放した横長のボックス状のものであり、その一方の側部は、野菜の投入を容易にするためにホッパ状に拡開している。
図1〜図3に示すように、回転カッタ部6は、上ケース5の端板5a、5a間に回転自在に支持され、上ケース5の長さ方向に延びる回転軸8と、回転軸8上に並設された多数の回転刃9(第1回転刃)を有している。回転軸8は、モータ(図示せず)に連結されており、このモータによって回転駆動される。回転刃9は、リング状の回転刃ホルダ10に保持されており、この回転刃ホルダ10を回転軸8にはめ込み、固定することによって、回転軸8に一体に取り付けられている。回転刃9は、薄板状のものであり、回転刃ホルダ10から回転軸8の軸線方向に対して垂直に外方に延びる垂直部9aと、この垂直部9aの両端から所定の角度で若干屈曲して外方に延びる2つの屈曲部9b、9bによって構成されている。これら2つの屈曲部9b、9bは、回転軸8の軸線方向に対して互いに逆側に屈曲している。
また、これらの回転刃9は、隣接するもの同士が互いに直角な方向に延びるように、さらに、同じ方向に延びる、隣接する各2つの回転刃9、9の互いに対向する一方の屈曲部9b、9bが近づき合い、他方の屈曲部9b、9bが離れ合うように設けられている。各回転刃9の屈曲部9b、9bは、回転軸8の回転に伴い、隣接する2つの固定刃7、7と交互に噛み合うようになっており、固定刃7に先に噛み合う側の側面はエッジ状に形成され、反対側の側面は平らに形成されている(図3参照)
固定刃7は、上ケース5の他方の側部に設けられている。図4に示すように、固定刃7は、回転軸8と平行に延びる固定刃台12に、回転刃9に対応するように多数、並設されている。各固定刃7は、固定刃台12の長さ方向、すなわち回転軸8の軸線方向に対して垂直に延び、回転刃9側に向かって突出しており、また、その上端部はエッジ状に形成されている。以上の構成により、回転軸8の回転に伴って、各回転刃9の一方の屈曲部9bが対応する固定刃7と噛み合い、180度、回転したときに、回転刃9の反対側に屈曲する他方の屈曲部9bが上記の固定刃7に隣接する固定刃7と噛み合い、そのような回転刃9と固定刃7との噛合いによる剪断によって、野菜が粗く破砕される。
図10などに示すように、固定刃7は、上ケース5の側部に設けたドア14の内側面に、固定刃台12を介して取り付けられている。このドア14は、上ケース5の側部にその長さ方向に沿って形成された開口15(図12参照)を開閉するためのものであり、その上端部において、ヒンジ5bを介して上ケース5に回動自在に取り付けられている。また、ドア14の内側面には取付部材16が設けられている。この取付部材16は、ドア14を閉じたときに、上ケース5の端板5aに当接するようになっており、それにより、固定刃7は、回転刃9と噛合い可能な所定の噛合い位置に位置決めされる。
さらに、取付部材16には、固定刃7を噛合い位置側に付勢するための弾性体17が取り付けられている。この弾性体17は、取付部材16に回動自在に連結されたシリンダ18と、このシリンダ18に摺動自在に嵌合するピストン19で構成されており、ピストン19は、細破砕部3に設けた取付部材20に回動自在に連結されている。シリンダ18内には窒素などの高圧ガスが封入されており、シリンダ18およびピストン19は、この高圧ガスによって、互いに離れ合う方向、すなわち弾性体17が伸びる方向に常時、付勢されている。この付勢力により、取付部材16が上方に押圧され、ドア14が閉鎖側(図10の矢印A方向)に付勢されることによって、ドア14と一体の固定刃7は、噛合い位置側に常時、付勢されている。
細破砕部3は、下ケース21と、下ケース21内に設けられた回転カッタ部22および固定刃23(第2固定刃)を備えている。下ケース21は、上下の面が開放した横長のボックス状に形成されている。
図1、図2および図5などに示すように、回転カッタ部22は、下ケース21に回転自在に支持され、粗破砕部2の回転軸8と平行な回転軸24と、回転軸24に一体に設けられたドラム状の回転刃ホルダ25と、回転刃ホルダ25の外周面に設けられた多数の回転刃26(第2回転刃)を有している。回転軸24は、モータ(図示せず)に連結されており、このモータによって回転駆動される。回転刃ホルダ25は、回転軸24の軸線方向に2つ、並設されている。図6に示すように、各回転刃ホルダ25の中央には回転軸24に嵌合する孔25aが形成され、外周面には、周方向に延びる多数の突条部27が、軸線方向に並設されており、隣接する各2つの突条部27、27の間は、周方向に延びる溝28になっている。また、回転刃ホルダ25の外周面には、4つの取付溝29が周方向に等間隔に設けられており、各取付溝29は、回転刃ホルダ25の軸線方向の全体にわたり、突条部27および溝28を横切るように延びている。
図5および図7に示すように、細破砕部3の回転刃26は、粗破砕部2の回転刃9が薄板状であるのに対し、突条部27とほぼ同じ幅を有しており、基部30と、基部30の周方向の一端部から突出するブロック状(直方体状)の刃先部31で構成されている。基部30は、各取付溝29の各突条部27に相当する部分に埋設され、刃先部31は、突条部27から所定の長さ、突出している。すなわち、回転刃ホルダ25の外周面には、取付溝29を形成した周方向の4個所に、多数の回転刃26が軸線方向に一列に並設されており、このような一列の回転刃26の先端部の軌跡は、軸線方向の全体として見れば、回転刃26の刃先部31とそれと交互に並ぶ溝28とによって、凹凸状になっている(図7参照)。
固定刃23は、粗破砕部2の固定刃7と同じ側に配置されており、下ケース21の内側面に、固定刃ホルダ32を介して取り付けられている。図8および図9に示すように、固定刃23は、上述した一列の回転刃26の先端部の軌跡と相補的な凹凸状に形成されており、多数の凹部23aおよび凸部23bを交互に有している。この構成により、回転軸24の回転に伴って、回転刃26の刃先部31が固定刃23の凹部23aと噛み合い、両者による剪断によって野菜が細かく破砕される。また、固定刃23の凸部23bは、刃先部31、31間に噛み合うとともに、回転刃ホルダ25の溝28に入り込み、これに係合している(図9参照)。
架台4は、下ケース21に連通する排出口33を上部に有するとともに、その内部には、取出し用の容器(図示せず)が収容されている。
次に、上記構成の破砕装置1の動作について説明する。破砕処理を行う場合には、粗破砕部2および細破砕部3のモータを作動させ、それぞれの回転軸8、24を回転駆動することにより、回転カッタ部6、22を図10の矢印方向に回転させ、その状態で、粗破砕部2に野菜を上方から投入する。投入された野菜は、回転する回転刃9によって固定刃7側に送られ、回転刃9の屈曲部9bと固定刃7との噛合いによる剪断によって、破砕される。この破砕によって所定の大きさ以下になった野菜は、固定刃7、7間の隙間を通って、下側の細破砕部3に送り込まれる。この場合、回転刃9が薄板状で、固定刃7、7間の隙間が大きいことと、屈曲部9bと固定刃7との噛合い長さが長いことにより、比較的大きな長さの野菜の通過が許容されるため、野菜は粗く破砕される。また、回転軸8の軸線方向に対して斜めに延びる回転刃9の屈曲部9bが、垂直に延びる固定刃7に斜めに噛み合うことによって、回転刃9が垂直に延びる場合と異なり、破砕された野菜が細破砕部3側に効率良く送り込まれる。
また、回転刃9による野菜の破砕は、具体的には次のようにして行われる。すなわち、前述したように、多数の回転刃9は、互いに同じ方向に延びる複数の回転刃9(以下「第1群の回転刃9」という)と、第1群の回転刃9と交互に配置され、それに対して直角に延びる複数の回転刃9(以下「第2群の回転刃9」という)とによって構成され、各回転刃9の2つの屈曲部9b、9bは互いに反対方向に屈曲している。このため、回転刃9による野菜の破砕は、回転軸8が1回転するごとに、90度間隔で次の順序によって行われる。
A.第1群の回転刃9の一方の屈曲部9bによる、複数の位置での野菜の剪断
B.第2群の回転刃9の一方の屈曲部9bによる、第1群の回転刃9と異なる複数の位置での野菜の剪断
C.第1群の回転刃9の他方の屈曲部9bによる、Aと異なる位置での野菜の剪断
D.第2群の回転刃9の他方の屈曲部9bによる、Bと異なる位置での野菜の剪断
以上のように、回転軸8が90度回転するごとに、第1群および第2群の回転刃9により、互いに異なる位置で交互に野菜を剪断するので、野菜を偏りなく効率良く破砕することができる。また、同じ1つの回転刃9でも、上記のAとCの剪断時、およびBとDの剪断時では、それぞれ異なる位置で野菜を剪断するので、野菜をより小さく破砕することができる。したがって、固定刃7上に野菜が載った場合でも、野菜が、破砕もされず、送り込みもされずに固定刃7上に残ってしまうという事態を確実に回避しながら、野菜を効率良く破砕することができる。
また、粗破砕部2での破砕処理中、例えば投入された野菜が大きくあるいは硬いために、固定刃7に過大な荷重が加わった場合には、この過大な荷重が取付部材16を介して弾性体17に作用することによって、弾性体17を縮ませる。これにより、ドア14が図10の閉鎖状態から図11に示すように若干開放され、それに伴い、ドア14と一体の固定刃7が外側に退避し、それと一緒に固定刃7上の野菜も外側に退避する。その結果、回転刃9で剪断される野菜の長さが短くなることによって、回転刃9に加わる負荷が軽減されるため、回転カッタ部6が停止したり、モータが過負荷状態になったりすることが防止される。
粗破砕部2で粗く破砕され、細破砕部3に送り込まれた野菜は、回転刃ホルダ25や回転刃26によって固定刃23側に送られ、回転刃26の刃先部31と固定刃23の凹部23aとの噛合いによる剪断によって、破砕される。この場合、刃先部31がブロック状で、刃先部31、31間の間隔が短いことと、固定刃23の凹部23aとの噛合い長さが短いことにより、野菜はより細かく破砕される。破砕された野菜は、刃先部31によってそのまま下側に送られ、架台4の排出口33を通って、内部の容器内に落下し、収容される。
また、細破砕部3での破砕処理中、例えば玉ねぎの皮などの薄片状の被破砕物が回転刃ホルダ25の外周面に張り付いた場合、この薄片状の被破砕物は、溝28に係合する固定刃23の凸部23bによって掻き取られる。このため、張り付いた被破砕物が、回転刃ホルダ25と固定刃23との隙間を通り抜けてしまうという現象が防止され、薄片状の被破砕物も確実に破砕される。
以上のように、本実施形態の破砕装置1によれば、野菜の破砕を、粗破砕部2での薄板状の回転刃9による粗破砕と、細破砕部3でのブロック状の回転刃26による細破砕との2段階に分けて行うので、両破砕部2、3において野菜をそれぞれの所定サイズにするまでの破砕回数を低減でき、したがって、様々な大きさや種類の野菜を効率良く破砕することができる。また、粗破砕部2と細破砕部3が上下に配置されていて、野菜が粗破砕部2から細破砕部3に自動的に供給されるので、野菜を粗破砕部2に投入するだけで、破砕処理を容易に行うことができる。
また、回転刃9の屈曲部9bが回転軸8の軸線方向に対して斜めに延びていて、垂直に延びる固定刃7に斜めに噛み合うので、この屈曲部9bに、野菜を破砕する機能に加えて、破砕した野菜を細破砕部3側に送り込む機能をもたせることができる。
さらに、弾性体17によって粗破砕部2の固定刃7が噛合い位置側に付勢されているので、粗破砕部2での破砕処理中に固定刃7に過大な荷重が加わった場合、弾性体17が縮み、固定刃7上の野菜を固定刃7と一緒に外側に退避させることによって、この過大な荷重を逃がすことができる。その結果、回転刃9に加わる負荷が軽減されるため、回転カッタ部6が停止したり、モータが過負荷状態になったりするのを防止することができる。
また、回転刃ホルダ25の溝28に固定刃23の凸部23bが係合しているので、玉ねぎの皮などの薄片状の被破砕物が回転刃ホルダ25の外周面に張り付いた場合でも、この薄片状の被破砕物を凸部23bによって上方に掻き取ることができる。このため、張り付いた被破砕物が、回転刃ホルダ25と固定刃23との隙間を通り抜けてしまうという現象を防止でき、薄片状の被破砕物も確実に破砕することができる。
図12は、粗破砕部2の固定刃7や回転刃9などを清掃または点検する場合の破砕装置1の状態を示している。すなわち、この場合には、ドア14の取っ手14aを持ち、ドア14を弾性体17の付勢力に抗して引き上げることによって、ドア14が開放される。この状態では、固定刃7がドア14と一緒に粗破砕部2の外部に移動するとともに、開放された開口15を介して内部の回転刃9に容易にアクセスでき、したがって、固定刃7および回転刃9の清掃や点検などを容易に行うことができる。また、開口15を介して、細破砕部3の回転刃26および固定刃23にもアクセスすることが可能になり、これらの清掃や点検なども容易に行うことができる。
なお、本発明は、説明した実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、実施形態では、粗破砕部2の固定刃23を噛合い位置側に付勢する弾性体17として、気体ばね式のものを用いているが、その形式は任意であり、例えば機械的なばねを用いてもよい。また、実施形態の破砕装置は、野菜の破砕用のものであるが、本発明は、これに限らず、野菜以外の被破砕物を破砕するのに広く適用することができる。その他、本発明の趣旨の範囲内で、細部の構成を適宜、変更することが可能である。
本発明の一実施形態による破砕装置の全体構成を示す側面図である。 図1の破砕装置の正面図である。 粗破砕部の回転カッタ部の正面図である。 粗破砕部の固定刃の(a)平面図、(b)背面図および(c)側面図である。 細破砕部の側面図である。 細破砕部の回転刃ホルダの(a)側面図および(b)正面図である。 図6の回転刃ホルダに回転刃を取り付けた状態の正面図である。 細破砕部の固定刃の平面図である。 細破砕部の回転刃と固定刃との噛合い状態を示す平面図である。 作動状態の粗破砕部および細破砕部の側面図である。 ドアが若干開いた状態の粗破砕部および細破砕部の側面図である。 清掃などを行う場合の粗破砕部および細破砕部の側面図である。
符号の説明
1 破砕装置
2 粗破砕部
3 細破砕部
7 粗破砕部の固定刃(第1固定刃)
9 粗破砕部の回転刃(第1回転刃)
9a 回転刃の垂直部
9b 回転刃の屈曲部
14 ドア
17 弾性体
23 細破砕部の固定刃(第2固定刃)
25 回転刃ホルダ
26 細破砕部の回転刃(第2回転刃)
28 溝

Claims (5)

  1. 回転駆動される薄板状の第1回転刃と、第1固定刃とを有し、前記第1回転刃が前記第1固定刃と噛み合うことによって、被破砕物を粗く破砕する粗破砕部と、
    この粗破砕部の下側に配置され、回転駆動されるドラム状の回転刃ホルダに一体に取り付けられた第2回転刃と、第2固定刃とを有し、前記第2回転刃が前記第2固定刃と噛み合うことによって、前記粗破砕部で破砕された被破砕物をより細かく破砕する細破砕部と、
    を備えることを特徴とする破砕装置。
  2. 前記回転刃ホルダは外周面に円周方向に沿って延びる溝を有し、前記第2固定刃がこの溝に係合していることを特徴とする請求項1記載の破砕装置。
  3. 前記第1固定刃は移動自在に設けられており、
    この第1固定刃を前記第1回転刃と噛み合う側に付勢する弾性体をさらに備えていることを特徴とする請求項1記載の破砕装置。
  4. 前記第1固定刃は、前記粗破砕部の側部を開閉するドアに取り付けられており、このドアが閉鎖された状態では前記第1回転刃と噛合い可能な噛合い位置に位置し、前記ドアを開放したときに前記粗破砕部の外部に移動するように構成されていることを特徴とする請求項3記載の破砕装置。
  5. 前記第1回転刃は、回転駆動される回転軸に一体に設けられており、この回転軸から垂直に外方に延びる垂直部と、この垂直部の先端から屈曲して外方に延び、前記第1固定刃と噛み合う屈曲部と、を有することを特徴とする請求項1記載の破砕装置。
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