JP2002001148A - 粉砕装置 - Google Patents
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Crushing And Pulverization Processes (AREA)
- Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】3軸形式の粉砕装置にあって、破砕片を細砕刃
回転構造体が受け止める面積を大きくとり、しかも固定
刃と細砕刃との刃部間隙の調整作業を容易にする。 【解決手段】粗砕手段は、粗砕刃(2)が粗砕刃の略厚み
間隔をおいて多数取付けられた一対の粗砕刃回転構造体
(1)を備える。粗砕刃回転構造体は、一方の粗砕刃回転
構造体の粗砕刃が他方の粗砕刃回転構造体の粗砕刃間の
間隙に入り込む位置に互いに内向きに回転可能に支持さ
れ、粗砕刃が噛み込んだ被処理物を対向する両粗砕刃の
刃部によって剪断して粗砕し、粗砕した破砕片を下方に
落下させる。粗砕手段の下方に位置する細砕手段は、固
定刃(10)と共働して破砕片を細砕する細砕刃(92)を多数
有する細砕刃回転構造体(9)を備える。細砕刃回転構造
体は、その中心垂線L1を粗砕刃回転構造体の粗砕刃に
よる剪断部の中心垂線L2から左右方向にずらした位置
に配設されている。ずらした方向に固定刃を配設すると
ともに細砕刃回転構造体を固定刃に向かう方向に回転さ
せるようにしてある。
回転構造体が受け止める面積を大きくとり、しかも固定
刃と細砕刃との刃部間隙の調整作業を容易にする。 【解決手段】粗砕手段は、粗砕刃(2)が粗砕刃の略厚み
間隔をおいて多数取付けられた一対の粗砕刃回転構造体
(1)を備える。粗砕刃回転構造体は、一方の粗砕刃回転
構造体の粗砕刃が他方の粗砕刃回転構造体の粗砕刃間の
間隙に入り込む位置に互いに内向きに回転可能に支持さ
れ、粗砕刃が噛み込んだ被処理物を対向する両粗砕刃の
刃部によって剪断して粗砕し、粗砕した破砕片を下方に
落下させる。粗砕手段の下方に位置する細砕手段は、固
定刃(10)と共働して破砕片を細砕する細砕刃(92)を多数
有する細砕刃回転構造体(9)を備える。細砕刃回転構造
体は、その中心垂線L1を粗砕刃回転構造体の粗砕刃に
よる剪断部の中心垂線L2から左右方向にずらした位置
に配設されている。ずらした方向に固定刃を配設すると
ともに細砕刃回転構造体を固定刃に向かう方向に回転さ
せるようにしてある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として合成樹脂
製品のスクラップ材の粗破砕と細破砕を行う粉砕装置に
関するものである。
製品のスクラップ材の粗破砕と細破砕を行う粉砕装置に
関するものである。
【0002】
【従来技術】合成樹脂製品のスクラップ材を再利用する
ために用いられる粉砕装置のうち、粗砕と細砕とを単一
の装置で行うものは、一般に、図9に見られるように内
部に一対の粗砕刃回転構造体A,A'と、細砕刃回転構
造体B及びこれと共働する固定刃Cとを有する。粗砕刃
回転構造体Aは、一般に、軸部に粗砕刃aがその厚み分
の間隙をおき、かつ位相をずらした状態で多数取付けら
れている。両粗砕刃回転構造体A,A'は、一方の粗砕
刃回転構造体Aの粗砕刃aが他方の粗砕刃回転構造体A
の粗砕刃a'間の間隙に入り込む位置に支持され、駆動
力を受けて互いに内向する方向に回転する。粗砕刃a
は、その外周端面に爪状の突出刃a1が周方向に間隔をお
いて複数突設され、この突出刃a1と外周端面を含む外周
端縁部に刃部が形成されている。そして、一方の粗砕刃
回転構造体Aの粗砕刃間の間隙に、他方の粗砕刃回転構
造体A'の粗砕刃a'の刃部が侵入することにより、合成
樹脂製品のスクラップ材を両粗砕刃a,a'の刃部によ
って間隙部とほぼ同幅の破砕片に剪断し、この破砕片を
下方に落下させる。
ために用いられる粉砕装置のうち、粗砕と細砕とを単一
の装置で行うものは、一般に、図9に見られるように内
部に一対の粗砕刃回転構造体A,A'と、細砕刃回転構
造体B及びこれと共働する固定刃Cとを有する。粗砕刃
回転構造体Aは、一般に、軸部に粗砕刃aがその厚み分
の間隙をおき、かつ位相をずらした状態で多数取付けら
れている。両粗砕刃回転構造体A,A'は、一方の粗砕
刃回転構造体Aの粗砕刃aが他方の粗砕刃回転構造体A
の粗砕刃a'間の間隙に入り込む位置に支持され、駆動
力を受けて互いに内向する方向に回転する。粗砕刃a
は、その外周端面に爪状の突出刃a1が周方向に間隔をお
いて複数突設され、この突出刃a1と外周端面を含む外周
端縁部に刃部が形成されている。そして、一方の粗砕刃
回転構造体Aの粗砕刃間の間隙に、他方の粗砕刃回転構
造体A'の粗砕刃a'の刃部が侵入することにより、合成
樹脂製品のスクラップ材を両粗砕刃a,a'の刃部によ
って間隙部とほぼ同幅の破砕片に剪断し、この破砕片を
下方に落下させる。
【0003】一方、細砕刃回転構造体Bは、粗砕刃回転
構造体A,A'の下方にあって破砕片を受け止め、ケー
シングあるいは装置本体内壁に固定された固定刃Cとと
もに破砕片を細砕する。細砕刃回転構造体Bは、通常、
円筒状の胴部に細砕刃bを多数環状に配した環状細砕刃
を、胴部の軸方向に間隔をおいて多数形成して成る。固
定刃Cは、環状細砕刃と係合して破砕片を細かく粉砕す
る。
構造体A,A'の下方にあって破砕片を受け止め、ケー
シングあるいは装置本体内壁に固定された固定刃Cとと
もに破砕片を細砕する。細砕刃回転構造体Bは、通常、
円筒状の胴部に細砕刃bを多数環状に配した環状細砕刃
を、胴部の軸方向に間隔をおいて多数形成して成る。固
定刃Cは、環状細砕刃と係合して破砕片を細かく粉砕す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、細砕刃回転
構造体Bは、その中心垂線L1が上方の粗砕刃回転構造
体A,A'の剪断部の中心垂線L2とほぼ一致する位置
に配設されている。このため、破砕片を受けて固定刃と
の粉砕部に送るまでの距離が短く、破砕片を受ける面積
dも小さくなる。また、破砕片を細砕後の粉砕物の粒度
は、固定刃Cの刃部と細砕刃回転構造体Bの細砕刃bの
刃部との間隙量によって定まる。ところが、図9に見ら
れるように固定刃と細砕刃構造体の細砕刃との粉砕部
は、装置の中心に近く位置するため、その調整は極めて
やっかいである。
構造体Bは、その中心垂線L1が上方の粗砕刃回転構造
体A,A'の剪断部の中心垂線L2とほぼ一致する位置
に配設されている。このため、破砕片を受けて固定刃と
の粉砕部に送るまでの距離が短く、破砕片を受ける面積
dも小さくなる。また、破砕片を細砕後の粉砕物の粒度
は、固定刃Cの刃部と細砕刃回転構造体Bの細砕刃bの
刃部との間隙量によって定まる。ところが、図9に見ら
れるように固定刃と細砕刃構造体の細砕刃との粉砕部
は、装置の中心に近く位置するため、その調整は極めて
やっかいである。
【0005】本発明の目的は、破砕片を細砕刃回転構造
体が受け止める面積を大きくとることができ、しかも固
定刃と細砕刃との刃部間隙の調整を比較的に楽に行うこ
とのできる、3軸形式の粉砕装置を提供することにあ
る。
体が受け止める面積を大きくとることができ、しかも固
定刃と細砕刃との刃部間隙の調整を比較的に楽に行うこ
とのできる、3軸形式の粉砕装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を達成するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するために次の構成を備える。すなわち、本粉砕
装置は、装置本体ケーシング内の上部空間に粗砕手段を
配設する一方、装置本体ケーシングの下部空間に細砕手
段を配設し、被処理物を粗砕手段によって粗砕処理した
後、細砕手段によって細砕処理して粉砕する、粉砕装置
を改良したものである。粗砕手段は、粗砕刃が粗砕刃の
略厚み間隔をおいて多数取付けられた一対の粗砕刃回転
構造体を備える。粗砕刃回転構造体は、一方の粗砕刃回
転構造体の粗砕刃が他方の粗砕刃回転構造体の粗砕刃間
の間隙に入り込む位置に互いに内向きに回転可能に支持
され、粗砕刃が噛み込んだ被処理物を対向する両粗砕刃
の刃部によって剪断して粗砕し、粗砕した破砕片を下方
に落下させる。一方、細砕手段は、固定刃と共働して破
砕片を細砕する細砕刃を多数有する細砕刃回転構造体を
備える。細砕刃回転構造体は、その中心垂線を粗砕刃回
転構造体の粗砕刃による剪断部の中心垂線から左右方向
にずらした位置に配設されている。そして、このずらし
た方向に固定刃を配設するとともに細砕刃回転構造体を
固定刃に向かう方向に回転させるようにしてある。
を達成するために次の構成を備える。すなわち、本粉砕
装置は、装置本体ケーシング内の上部空間に粗砕手段を
配設する一方、装置本体ケーシングの下部空間に細砕手
段を配設し、被処理物を粗砕手段によって粗砕処理した
後、細砕手段によって細砕処理して粉砕する、粉砕装置
を改良したものである。粗砕手段は、粗砕刃が粗砕刃の
略厚み間隔をおいて多数取付けられた一対の粗砕刃回転
構造体を備える。粗砕刃回転構造体は、一方の粗砕刃回
転構造体の粗砕刃が他方の粗砕刃回転構造体の粗砕刃間
の間隙に入り込む位置に互いに内向きに回転可能に支持
され、粗砕刃が噛み込んだ被処理物を対向する両粗砕刃
の刃部によって剪断して粗砕し、粗砕した破砕片を下方
に落下させる。一方、細砕手段は、固定刃と共働して破
砕片を細砕する細砕刃を多数有する細砕刃回転構造体を
備える。細砕刃回転構造体は、その中心垂線を粗砕刃回
転構造体の粗砕刃による剪断部の中心垂線から左右方向
にずらした位置に配設されている。そして、このずらし
た方向に固定刃を配設するとともに細砕刃回転構造体を
固定刃に向かう方向に回転させるようにしてある。
【0007】固定刃は、装置本体ケーシングの回動扉に
固定し、回動扉を閉じたときに固定刃の先端刃が細砕刃
回転構造体の細砕刃と係合するようにすると、更に効率
良く固定刃と細砕刃との間隙調整を行える。また、細砕
刃回転構造体の細砕刃と固定刃の係合する刃部を共に平
面略台形状に形成すると良い。
固定し、回動扉を閉じたときに固定刃の先端刃が細砕刃
回転構造体の細砕刃と係合するようにすると、更に効率
良く固定刃と細砕刃との間隙調整を行える。また、細砕
刃回転構造体の細砕刃と固定刃の係合する刃部を共に平
面略台形状に形成すると良い。
【0008】粗砕刃には、外周端縁に刃部が形成された
粗砕刃本体の側面であって、上記刃部よりも径方向内側
で軸受け領域の外側の中間領域に、剪断された破砕片を
脱落し易くするための凹部が環状に形成されたものを用
いるのが望ましい。これにより、粗砕刃回転構造体によ
る粗砕を効率良く行うことができ、下方の細砕刃回転構
造体の細砕と相俟って粉砕処理効率を向上させることが
できる。
粗砕刃本体の側面であって、上記刃部よりも径方向内側
で軸受け領域の外側の中間領域に、剪断された破砕片を
脱落し易くするための凹部が環状に形成されたものを用
いるのが望ましい。これにより、粗砕刃回転構造体によ
る粗砕を効率良く行うことができ、下方の細砕刃回転構
造体の細砕と相俟って粉砕処理効率を向上させることが
できる。
【0009】
【実施の最良の形態】以下、本発明を図示した実施例に
基づいて詳説する。図1は本発明の一実施例に係る合成
樹脂製スクラップ材の粉砕装置要部の側面断面図、図2
は同装置の側面外観図、図3は同装置の正面外観図、図
4は同装置に用いられる粗砕刃の側面図、図5は同粗砕
刃を正面から見た断面図である。
基づいて詳説する。図1は本発明の一実施例に係る合成
樹脂製スクラップ材の粉砕装置要部の側面断面図、図2
は同装置の側面外観図、図3は同装置の正面外観図、図
4は同装置に用いられる粗砕刃の側面図、図5は同粗砕
刃を正面から見た断面図である。
【0010】図中符号1,1'は、装置本体ケーシング
内の上部空間に回転自在に支持された一対の粗砕刃回転
構造体で、両者は同じ構造を有する。図中左側の粗砕刃
回転構造体1について説明する。右側の粗砕刃回転構造
体1'の構成部材については、必要に応じ図中にあるい
は以下の説明において、左側の粗砕刃回転構造体1の図
中符号にタ゛ッシュを付加した符合を付することにより、そ
の説明を省略する。粗砕刃回転構造体1は、多数の粗砕
刃2と、粗砕刃2を所要の間隙を保って連結する環状連
結部材(スペーサ)3(図6参照)と、粗砕刃2及び環
状連結部材3を貫通してこれらを連結固定する連結ボル
ト(図示せず)を備える。粗砕刃2は、図4と図5に見
られるように、外周端面に爪状の突出刃21が周方向に
120度の間隔をおいて3個突設されている。これら突
出刃21とそれ以外の外周端面を含む外周端縁部には刃
部22が形成されている。
内の上部空間に回転自在に支持された一対の粗砕刃回転
構造体で、両者は同じ構造を有する。図中左側の粗砕刃
回転構造体1について説明する。右側の粗砕刃回転構造
体1'の構成部材については、必要に応じ図中にあるい
は以下の説明において、左側の粗砕刃回転構造体1の図
中符号にタ゛ッシュを付加した符合を付することにより、そ
の説明を省略する。粗砕刃回転構造体1は、多数の粗砕
刃2と、粗砕刃2を所要の間隙を保って連結する環状連
結部材(スペーサ)3(図6参照)と、粗砕刃2及び環
状連結部材3を貫通してこれらを連結固定する連結ボル
ト(図示せず)を備える。粗砕刃2は、図4と図5に見
られるように、外周端面に爪状の突出刃21が周方向に
120度の間隔をおいて3個突設されている。これら突
出刃21とそれ以外の外周端面を含む外周端縁部には刃
部22が形成されている。
【0011】23は粗砕刃2の側面に設けられた軸受け
部領域で、中心に連結ボルトの挿通孔24が形成され、
そこから所定の距離だけ離れた同心円上の位置には3つ
のピン孔25が形成されている。軸受け部領域23に
は、隣り合う粗砕刃との間に介装される環状連結部材3
の端面が当接固定される。環状連結部材3は、粗砕刃2
よりも小径で粗砕刃2の厚み幅と同じ幅を有し、粗砕刃
2と同様に、中心に連結ボルトの挿通孔を、またその周
囲に3つのピン孔を有する。そして、ピン孔にピンを、
挿通孔に連結ボルトを挿通してボルト端部をナット締め
することにより、粗砕刃2と環状連結部材3とが一体化
されて粗砕刃回転構造体1を成す。環状連結部材3の周
面外方で隣り合う2枚の粗砕刃2によって区切られた部
分は、他方の粗砕刃回転構造体1'の粗砕刃2'が侵入可
能な間隙部4を形成する。多数の粗砕刃2は、突出刃2
1の位相が少しずつずれるようにして取付けられてい
る。
部領域で、中心に連結ボルトの挿通孔24が形成され、
そこから所定の距離だけ離れた同心円上の位置には3つ
のピン孔25が形成されている。軸受け部領域23に
は、隣り合う粗砕刃との間に介装される環状連結部材3
の端面が当接固定される。環状連結部材3は、粗砕刃2
よりも小径で粗砕刃2の厚み幅と同じ幅を有し、粗砕刃
2と同様に、中心に連結ボルトの挿通孔を、またその周
囲に3つのピン孔を有する。そして、ピン孔にピンを、
挿通孔に連結ボルトを挿通してボルト端部をナット締め
することにより、粗砕刃2と環状連結部材3とが一体化
されて粗砕刃回転構造体1を成す。環状連結部材3の周
面外方で隣り合う2枚の粗砕刃2によって区切られた部
分は、他方の粗砕刃回転構造体1'の粗砕刃2'が侵入可
能な間隙部4を形成する。多数の粗砕刃2は、突出刃2
1の位相が少しずつずれるようにして取付けられてい
る。
【0012】粗砕刃側面の軸受け部領域23と上記した
刃部22との間は、中間部領域26を成す。中間部領域
26には、環状の凹部27が形成されている。凹部27
は、軸受け部領域23との境から刃部領域22との境ま
で、中間部領域26のほぼ全体にわたる。凹部27は、
粗砕刃2の両側面に設けられ、粗砕刃2の強度に支障を
きたさない範囲で適宜の深さに形成される。
刃部22との間は、中間部領域26を成す。中間部領域
26には、環状の凹部27が形成されている。凹部27
は、軸受け部領域23との境から刃部領域22との境ま
で、中間部領域26のほぼ全体にわたる。凹部27は、
粗砕刃2の両側面に設けられ、粗砕刃2の強度に支障を
きたさない範囲で適宜の深さに形成される。
【0013】両粗砕刃回転構造体1,1'は、互いにそ
の回転軸を平行にし、粗砕刃2の突出刃21が左右対称
になるようにして回転自在に支持されている。そして、
両粗砕刃回転構造体1,1'は、一方の粗砕刃回転構造
体1の粗砕刃2の突出刃21を含む刃部22が他方の粗
砕刃回転構造体1'の粗砕刃間の間隙部4'に入り込み、
両粗砕刃の刃部が摺接し得る状態で(図6参照)、互い
に内向きに相対回転する。
の回転軸を平行にし、粗砕刃2の突出刃21が左右対称
になるようにして回転自在に支持されている。そして、
両粗砕刃回転構造体1,1'は、一方の粗砕刃回転構造
体1の粗砕刃2の突出刃21を含む刃部22が他方の粗
砕刃回転構造体1'の粗砕刃間の間隙部4'に入り込み、
両粗砕刃の刃部が摺接し得る状態で(図6参照)、互い
に内向きに相対回転する。
【0014】図中符号5,5'は、粗砕刃回転構造体
1,1'の外方に配設した左右のスクレーパで、先端の
掻取り爪51が粗砕刃回転構造体1の粗砕刃間の間隙内
に入り込んだ位置にあり、粗砕刃回転構造体1が回転す
る間、間隙内に滞留する破砕片を掻き取る。図中左側の
一方のスクレーパ5は、上部が装置本体ケーシングにヒ
ンジ結合された左上部回動扉6の内壁面上部に固定され
ている。また、図中右側の他方のスクレーパ5'は、下
部が同ケーシングにヒンジ結合された右回動扉7の内壁
面上部に固定されている。右回動扉7の開放位置を図1
に破線で示す。左上部回動扉6の下方には、下部を同ケ
ーシングにヒンジ結合された左下部回動扉8が設けられ
ている。
1,1'の外方に配設した左右のスクレーパで、先端の
掻取り爪51が粗砕刃回転構造体1の粗砕刃間の間隙内
に入り込んだ位置にあり、粗砕刃回転構造体1が回転す
る間、間隙内に滞留する破砕片を掻き取る。図中左側の
一方のスクレーパ5は、上部が装置本体ケーシングにヒ
ンジ結合された左上部回動扉6の内壁面上部に固定され
ている。また、図中右側の他方のスクレーパ5'は、下
部が同ケーシングにヒンジ結合された右回動扉7の内壁
面上部に固定されている。右回動扉7の開放位置を図1
に破線で示す。左上部回動扉6の下方には、下部を同ケ
ーシングにヒンジ結合された左下部回動扉8が設けられ
ている。
【0015】一対の粗砕刃回転構造体1,1'の下方空
間には、一つの細砕刃回転構造体9が回転自在に支持さ
れている。細砕刃回転構造体9は、図7及び図8に示す
ように円筒状の胴部91の表面に多数の細砕刃92を環
状に突設し、この環状突設刃93を所要の間隔を置いて
多数並設してある。細砕刃92は、刃先が図7に見られ
るように平面台形状に形成されている。また、細砕刃回
転構造体9は、その径方向中心垂線L1を、上方の粗砕
刃回転構造体1,1'の刃部22が互いに係合して粗砕
を行う位置の中心垂線L2から図1中左方向にずらした
位置に支持されている。
間には、一つの細砕刃回転構造体9が回転自在に支持さ
れている。細砕刃回転構造体9は、図7及び図8に示す
ように円筒状の胴部91の表面に多数の細砕刃92を環
状に突設し、この環状突設刃93を所要の間隔を置いて
多数並設してある。細砕刃92は、刃先が図7に見られ
るように平面台形状に形成されている。また、細砕刃回
転構造体9は、その径方向中心垂線L1を、上方の粗砕
刃回転構造体1,1'の刃部22が互いに係合して粗砕
を行う位置の中心垂線L2から図1中左方向にずらした
位置に支持されている。
【0016】細砕刃回転構造体9の左前方、すなわち上
記中心垂線をずらした方向には、前記した左下部回動扉
8の内壁面下部が真近く対向している。この左下部回動
扉8の内壁面下部には、固定刃10が取付けられてい
る。固定刃10は、プレート材から成る固定刃本体の前
方端に櫛歯状の凹凸刃11を有する(図7参照)。凸刃
11aは、細砕刃92と同様に平面略台形状をしてお
り、細砕刃回転構造体9の細砕刃間の間隙94に入り込
んでいる。一方、凸刃間には細砕刃92が入り込んで凹
刃11bと対向する。12は固定刃本体に形成したボル
ト締付け固定用の長孔で、締め付け位置を長孔の長さの
範囲内で変更することにより、細砕刃回転構造体9の細
砕刃92と固定刃10の凹凸刃11との前後方向の隙間
が調整される。細砕刃回転構造体9は、固定刃10の方
向に向けて回転される。
記中心垂線をずらした方向には、前記した左下部回動扉
8の内壁面下部が真近く対向している。この左下部回動
扉8の内壁面下部には、固定刃10が取付けられてい
る。固定刃10は、プレート材から成る固定刃本体の前
方端に櫛歯状の凹凸刃11を有する(図7参照)。凸刃
11aは、細砕刃92と同様に平面略台形状をしてお
り、細砕刃回転構造体9の細砕刃間の間隙94に入り込
んでいる。一方、凸刃間には細砕刃92が入り込んで凹
刃11bと対向する。12は固定刃本体に形成したボル
ト締付け固定用の長孔で、締め付け位置を長孔の長さの
範囲内で変更することにより、細砕刃回転構造体9の細
砕刃92と固定刃10の凹凸刃11との前後方向の隙間
が調整される。細砕刃回転構造体9は、固定刃10の方
向に向けて回転される。
【0017】細砕刃回転構造体9の図中右後方には、前
記した右回動扉7の内壁面下部が真近く対向している。
この右回動扉7の内壁面下部には、細砕刃用のスクレー
パ15が取付けられている。細砕用のスクレーパ15
は、先端の櫛歯状の掻取り爪が細砕刃間の間隙に入り込
んで、この部分に滞留する粉砕小片を掻き落とす。図1
において、13は細砕刃回転構造体9の下方に設けられ
た排出口、図2と図3において、14は排出口13の下
方に配設した粉砕物の収容器である。
記した右回動扉7の内壁面下部が真近く対向している。
この右回動扉7の内壁面下部には、細砕刃用のスクレー
パ15が取付けられている。細砕用のスクレーパ15
は、先端の櫛歯状の掻取り爪が細砕刃間の間隙に入り込
んで、この部分に滞留する粉砕小片を掻き落とす。図1
において、13は細砕刃回転構造体9の下方に設けられ
た排出口、図2と図3において、14は排出口13の下
方に配設した粉砕物の収容器である。
【0018】本装置の作用を説明する。図1から図3の
装置上方の図示しない投入口から投入されたスクラップ
材は、粗砕刃回転構造体1,1'の上面に落下する。一
対の粗砕刃回転構造体1,1'は、スクラップ材を両粗
砕刃回転構造体の剪断部の中心垂線L2の方向に移動さ
せ、粗砕刃2の突出刃21によって巻き込むようにして
両粗砕刃2の刃部22で剪断する。剪断された破砕片
は、粗砕刃2の厚み幅の短冊状を成す。この短冊状の破
砕片は、剪断時に幅方向に若干撓みながら粗砕され、剪
断直後には突出刃21が入り込んでいる間隙部内で両端
が弾性復元して刃部間隔幅よりも拡開する。ところが、
粗砕刃2が刃部22の径方向内側の中間部領域26に凹
部27を有し、粗砕刃間の間隙が刃部間隔幅よりも両凹
部の深さ分だけ広くなっているために(図6参照)、破
砕片は、拡開長さ分が凹部に吸収されてしまい、間隙内
に挟み込まれることなく、落下する。このため、スクレ
ーパ下方に破砕片が堆積されることがなくなり、粗砕刃
回転構造体1,1'は、初期の稼働回転速度とトルクを
保持する。
装置上方の図示しない投入口から投入されたスクラップ
材は、粗砕刃回転構造体1,1'の上面に落下する。一
対の粗砕刃回転構造体1,1'は、スクラップ材を両粗
砕刃回転構造体の剪断部の中心垂線L2の方向に移動さ
せ、粗砕刃2の突出刃21によって巻き込むようにして
両粗砕刃2の刃部22で剪断する。剪断された破砕片
は、粗砕刃2の厚み幅の短冊状を成す。この短冊状の破
砕片は、剪断時に幅方向に若干撓みながら粗砕され、剪
断直後には突出刃21が入り込んでいる間隙部内で両端
が弾性復元して刃部間隔幅よりも拡開する。ところが、
粗砕刃2が刃部22の径方向内側の中間部領域26に凹
部27を有し、粗砕刃間の間隙が刃部間隔幅よりも両凹
部の深さ分だけ広くなっているために(図6参照)、破
砕片は、拡開長さ分が凹部に吸収されてしまい、間隙内
に挟み込まれることなく、落下する。このため、スクレ
ーパ下方に破砕片が堆積されることがなくなり、粗砕刃
回転構造体1,1'は、初期の稼働回転速度とトルクを
保持する。
【0019】粗砕刃2の側面に形成される凹部27は、
連続的な環状であることは必ずしも必要ではなく、点在
した環状配置のものであっても良い。また、場合によっ
ては一側面にのみ設けたものであっても良い。この場
合、隣合う粗砕刃同士の対向側面のいずれか一方に凹部
が位置するように粗砕刃を組み付ける。
連続的な環状であることは必ずしも必要ではなく、点在
した環状配置のものであっても良い。また、場合によっ
ては一側面にのみ設けたものであっても良い。この場
合、隣合う粗砕刃同士の対向側面のいずれか一方に凹部
が位置するように粗砕刃を組み付ける。
【0020】粗砕刃回転構造体1,1'の下方に落下し
た破砕片は、細砕刃回転構造体9の上面に受け止められ
る。このとき、両粗砕刃回転構造体1,1'の係合する
剪断部の中心垂線L2に対して細砕刃回転構造体9の中
心垂線L1が固定刃10の方向にずれているために、細
砕刃回転構造体9は、中心垂線L1よりも右方にずれた
上面位置に破砕片を受け入れることとなり、固定刃10
と共働して細砕を行う位置までの広い面積を破砕片の受
入れ空間にできる。
た破砕片は、細砕刃回転構造体9の上面に受け止められ
る。このとき、両粗砕刃回転構造体1,1'の係合する
剪断部の中心垂線L2に対して細砕刃回転構造体9の中
心垂線L1が固定刃10の方向にずれているために、細
砕刃回転構造体9は、中心垂線L1よりも右方にずれた
上面位置に破砕片を受け入れることとなり、固定刃10
と共働して細砕を行う位置までの広い面積を破砕片の受
入れ空間にできる。
【0021】細砕刃回転構造体9の環状突設刃93の回
転によって固定刃との粉砕部に移動された破砕片は、台
形状の固定刃10の凹凸刃11と細砕刃回転構造体9の
細砕刃92とによって細かく粉砕されて落下し、排出口
13から収容器14に収容される。粉砕度合いは、固定
刃10を長孔12に沿って前進あるいは後退させ、凹凸
刃11と細砕刃92及び細砕刃間隙との隙間を広狭調整
することにより設定される。この隙間調整のための作
業、例えば隙間ゲージを使っての確認やボルトによる固
定片の締付け作業は、細砕刃回転構造体9の中心垂線L
1が粗砕刃回転構造体1,1'の剪断部の中心垂線L2
よりも図中左方向にずれ、固定刃10が装置本体の中心
部よりも手前がわに位置している関係上、比較的に楽に
行なわれる。
転によって固定刃との粉砕部に移動された破砕片は、台
形状の固定刃10の凹凸刃11と細砕刃回転構造体9の
細砕刃92とによって細かく粉砕されて落下し、排出口
13から収容器14に収容される。粉砕度合いは、固定
刃10を長孔12に沿って前進あるいは後退させ、凹凸
刃11と細砕刃92及び細砕刃間隙との隙間を広狭調整
することにより設定される。この隙間調整のための作
業、例えば隙間ゲージを使っての確認やボルトによる固
定片の締付け作業は、細砕刃回転構造体9の中心垂線L
1が粗砕刃回転構造体1,1'の剪断部の中心垂線L2
よりも図中左方向にずれ、固定刃10が装置本体の中心
部よりも手前がわに位置している関係上、比較的に楽に
行なわれる。
【0022】粉砕に寄与する凹凸刃11と細砕刃は、平
面略台形状に形成されているので、先端が鈍角になり、
しかも基端部が先端よりも幅広である。このため、従来
の単なる平面長方形状のものとは異なり、欠けにくく、
磨耗した場合にも対応し易い。また、上記した隙間調整
の作業も比較的容易に行える利点がある。
面略台形状に形成されているので、先端が鈍角になり、
しかも基端部が先端よりも幅広である。このため、従来
の単なる平面長方形状のものとは異なり、欠けにくく、
磨耗した場合にも対応し易い。また、上記した隙間調整
の作業も比較的容易に行える利点がある。
【0023】上記したように一対の粗砕刃回転構造体
1,1は、対向し合う粗砕刃2の周縁部に設けられた刃
部22が互いに摺接することによりスクラップ材を剪断
して破砕片とする。したがって、破砕片は、粗砕刃2の
幅とほぼ同等な短冊状に形成されて比較的に大きな片に
ならざるを得ない。しかしながら、最終的な粉砕物は、
バージンペレットと遜色のない粒度品質を有するもので
なければ、そのままでは合成樹脂成形機に投入できな
い。このため、上記した実施例の装置では、粗砕刃回転
構造体1、1'の下方に細砕刃回転構造体9を配置し
て、破砕片の細砕化を行う。細砕化された粉砕物がバー
ジンペレットに近い粒度品質を保持するためには、先行
する粗砕過程で、生じる破砕片はあまり大きなものであ
ってはならない。発明者の知見によれば、処理効率を考
慮すると、粗砕刃2の幅は、細砕刃の山と谷寸法の1.
7倍以下に設定するのが望ましい。
1,1は、対向し合う粗砕刃2の周縁部に設けられた刃
部22が互いに摺接することによりスクラップ材を剪断
して破砕片とする。したがって、破砕片は、粗砕刃2の
幅とほぼ同等な短冊状に形成されて比較的に大きな片に
ならざるを得ない。しかしながら、最終的な粉砕物は、
バージンペレットと遜色のない粒度品質を有するもので
なければ、そのままでは合成樹脂成形機に投入できな
い。このため、上記した実施例の装置では、粗砕刃回転
構造体1、1'の下方に細砕刃回転構造体9を配置し
て、破砕片の細砕化を行う。細砕化された粉砕物がバー
ジンペレットに近い粒度品質を保持するためには、先行
する粗砕過程で、生じる破砕片はあまり大きなものであ
ってはならない。発明者の知見によれば、処理効率を考
慮すると、粗砕刃2の幅は、細砕刃の山と谷寸法の1.
7倍以下に設定するのが望ましい。
【0024】メンテナンスの必要が生じた場合、右回動
扉7を下方に開くと、右側の粗砕刃回転構造体1'の背
面部と右側の粗砕刃用スクレーパ5'及び細砕用スクレ
ーパ15とが露出する。左側下部回動扉8を下方に開く
と、細砕刃回転構造体9の正面部と固定刃10が露出す
る。また、左側上部回動扉6を上方に開くと、左側の粗
砕刃回転構造体と左側の粗砕刃用スクレーパとが露出す
る。スクレーパの下方空間に破砕片が詰まって堆積する
ことが殆どなくなるので、右回動7扉や左上部回動扉6
の開操作はスムースに行なわれる。また、清掃や部品交
換あるいは点検作業も、いたって楽に行われる。
扉7を下方に開くと、右側の粗砕刃回転構造体1'の背
面部と右側の粗砕刃用スクレーパ5'及び細砕用スクレ
ーパ15とが露出する。左側下部回動扉8を下方に開く
と、細砕刃回転構造体9の正面部と固定刃10が露出す
る。また、左側上部回動扉6を上方に開くと、左側の粗
砕刃回転構造体と左側の粗砕刃用スクレーパとが露出す
る。スクレーパの下方空間に破砕片が詰まって堆積する
ことが殆どなくなるので、右回動7扉や左上部回動扉6
の開操作はスムースに行なわれる。また、清掃や部品交
換あるいは点検作業も、いたって楽に行われる。
【0025】本発明に係る粗砕刃を用いた粉砕装置は、
上記した実施例のように粗砕刃回転構造体と細砕刃回転
構造体を上下に併設したものであれば、合成樹脂製品の
スクラップ材を処理する場合に限らず、他の種々の素材
を粉砕処理する装置として適用可能である。また、上記
実施例では、細砕刃回転構造体の中心垂線を図1中左方
向にずらしたが、右方向にずらす構成であっても良い。
ずらす程度は、装置の大きさ、粗砕刃回転構造体との距
離などに応じて種々設定される。右方向にずらした場
合、固定刃は、同様に右側の装置内壁面等に固定され、
粗砕刃回転構造体は、時計方向に回転する。
上記した実施例のように粗砕刃回転構造体と細砕刃回転
構造体を上下に併設したものであれば、合成樹脂製品の
スクラップ材を処理する場合に限らず、他の種々の素材
を粉砕処理する装置として適用可能である。また、上記
実施例では、細砕刃回転構造体の中心垂線を図1中左方
向にずらしたが、右方向にずらす構成であっても良い。
ずらす程度は、装置の大きさ、粗砕刃回転構造体との距
離などに応じて種々設定される。右方向にずらした場
合、固定刃は、同様に右側の装置内壁面等に固定され、
粗砕刃回転構造体は、時計方向に回転する。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、細砕刃回転構造体の中
心垂線を、粗砕刃回転構造体の粗砕刃による剪断部の中
心垂線から左右方向にずらし、このずらした方向に固定
刃を配設するとともに細砕刃回転構造体を固定刃に向か
う方向に回転させるようにしたので、粗砕刃回転構造体
によって粗砕された破砕片を細砕刃回転構造体が受け止
める面積を大きくとることができる。また、固定刃と細
砕刃とによる粉砕部が装置本体ケーシングの正面側ある
いは背面側に寄るので、刃部間隙の調整作業を比較的に
楽に行うことができる。
心垂線を、粗砕刃回転構造体の粗砕刃による剪断部の中
心垂線から左右方向にずらし、このずらした方向に固定
刃を配設するとともに細砕刃回転構造体を固定刃に向か
う方向に回転させるようにしたので、粗砕刃回転構造体
によって粗砕された破砕片を細砕刃回転構造体が受け止
める面積を大きくとることができる。また、固定刃と細
砕刃とによる粉砕部が装置本体ケーシングの正面側ある
いは背面側に寄るので、刃部間隙の調整作業を比較的に
楽に行うことができる。
【図1】本発明の一実施例に係る粉砕装置の要部の側面
断面図。
断面図。
【図2】図1の装置の外観側面図。
【図3】同装置の外観正面図である。
【図4】図1の装置に用いられる粗砕刃の側面図。
【図5】図1の装置に用いられる粗砕刃の正面断面図。
【図6】粗砕刃回転構造体の粗砕刃の噛み合い係合状態
を示す平面図。
を示す平面図。
【図7】細砕刃回転構造体と固定刃の平面図。
【図8】図7の細砕刃回転構造体の側面図。
【図9】従来装置を示す概略説明図。
1,1' 粗砕刃回転構造体。 2,2' 粗砕刃。 21,21' 突出刃。 27,27' 凹部。 3 環状連結部材。 4 間隙部。 5,5',15 スクレーパ。 6 左上部回動扉。 7 右回動扉。 8 左下部回動扉。 9 細砕刃回転構造体。 10 固定刃。 L1 細砕刃回転構造体の中心垂線。 L2 一対の粗砕刃回転構造体の剪断部の中
心垂線。
心垂線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29B 17/00 ZAB B29B 17/00 ZAB
Claims (5)
- 【請求項1】装置本体ケーシング内の上部空間に粗砕手
段を配設する一方、装置本体ケーシングの下部空間に細
砕手段を配設し、被処理物を粗砕手段によって粗砕処理
した後、細砕手段によって細砕処理して粉砕する、粉砕
装置において、 前記粗砕手段は、粗砕刃が粗砕刃の略厚み間隔をおいて
多数取付けられた一対の粗砕刃回転構造体を備え、 粗砕刃回転構造体は、一方の粗砕刃回転構造体の粗砕刃
が他方の粗砕刃回転構造体の粗砕刃間の間隙に入り込む
位置に互いに内向きに回転可能に支持され、粗砕刃が噛
み込んだ被処理物を対向する両粗砕刃の刃部によって剪
断して粗砕し、粗砕した破砕片を下方に落下させ、 前記細砕手段は、固定刃と共働して破砕片を細砕する細
砕刃を多数有する細砕刃回転構造体を備え、 細砕刃回転構造体は、その中心垂線を粗砕刃回転構造体
の粗砕刃による剪断部の中心垂線から左右方向にずらし
た位置に配設され、 このずらした方向に上記固定刃を配設するとともに細砕
刃回転構造体を固定刃に向かう方向に回転させるように
した、 ことを特徴とする、粉砕装置。 - 【請求項2】請求項1記載の粉砕装置において、 前記固定刃を、装置本体ケーシングの回動扉に固定し、 回動扉を閉じたときに固定刃の先端刃が細砕刃回転構造
体の細砕刃と係合する、 ことを特徴とする、粉砕装置。 - 【請求項3】請求項1記載の粉砕装置において、 前記粗砕刃は、外周端縁に刃部が形成された粗砕刃本体
の側面であって、上記刃部よりも径方向内側で軸受け領
域の外側の中間領域に、剪断された破砕片を脱落し易く
するための凹部が環状に形成されている、 ことを特徴とする粉砕装置。 - 【請求項4】前記細砕刃回転構造体の細砕刃と固定刃の
係合する刃部が共に平面略台形状をしている、 請求項1から3のいずれかに記載の粉砕装置。 - 【請求項5】前記被処理物が合成樹脂製品のスクラップ
材である、 請求項1から3記載の粉砕装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000180488A JP2002001148A (ja) | 2000-06-15 | 2000-06-15 | 粉砕装置 |
KR1020000057630A KR20010112828A (ko) | 2000-06-15 | 2000-09-30 | 분쇄장치 |
CA002340841A CA2340841A1 (en) | 2000-06-15 | 2001-03-15 | Crushing device |
TW090114165A TW533095B (en) | 2000-06-15 | 2001-06-12 | Pulverizing device |
US09/881,383 US20020023977A1 (en) | 2000-06-15 | 2001-06-13 | Crushing device |
EP01114414A EP1166877A1 (en) | 2000-06-15 | 2001-06-15 | Crushing device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000180488A JP2002001148A (ja) | 2000-06-15 | 2000-06-15 | 粉砕装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002001148A true JP2002001148A (ja) | 2002-01-08 |
Family
ID=18681569
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000180488A Pending JP2002001148A (ja) | 2000-06-15 | 2000-06-15 | 粉砕装置 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20020023977A1 (ja) |
EP (1) | EP1166877A1 (ja) |
JP (1) | JP2002001148A (ja) |
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CA (1) | CA2340841A1 (ja) |
TW (1) | TW533095B (ja) |
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-
2001
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