JP2006261846A - 情報処理装置および本情報処理装置にて行われる電源制御方法 - Google Patents

情報処理装置および本情報処理装置にて行われる電源制御方法 Download PDF

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Shunichi Morisawa
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Abstract

【課題】 無線LANサービスエリア内外に応じて無線LAN機能が搭載される情報処理
装置の電源状態を変更するとともに無線LAN機能をオン/オフ可能な情報処理装置およ
び該情報処理装置にて行われる電源制御方法を提供する。
【解決手段】 無線通信を実行可能な情報処理装置は、所定の周波数帯域の無線信号を用
いて無線通信を実行する無線通信部と、無線信号の強度を検出する検出部と、情報処理装
置のサスペンド状態時に検出部へ電源を供給するとともに、電源が供給された検出部にて
検出される無線信号の強度が所定の閾値よりも大きい値である場合、情報処理装置をサス
ペンド状態から少なくとも無線通信部に電源が供給される電源オン状態に遷移させる電源
制御部と、を具備する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、例えばパーソナルコンピュータのような情報処理装置に関し、特に無線通信
を実行可能な情報処理装置に関する。
近年、IEEE802.11規格(無線LAN)に対応する無線通信デバイスを搭載し
たノートブック型パーソナルコンピュータが開発されている。この種のコンピュータは、
そのコンピュータが公衆無線LANサービスエリア内に存在する時は、インターネットな
どの外部ネットワークに無線接続することができる。
また、最近では、近くの公衆無線LANサービスエリアを探索する機能を有するコンピ
ュータも開発されている。この探索機能は、通常、無線通信デバイスと無線通信デバイス
を制御するソフトウェアとによって実現されている。このため、探索機能はコンピュータ
が電源オンされている状態では使用可能であるがコンピュータが電源オフされている状態
では使用することができない。また、例えば特許文献1には、移動局は、基地局から送信
されるビーコン信号のタイミングに同期して自動的に電源投入状態へ移行し、その後の一
定期間を基地局から送信されるデータを受信可能な期間とする移動局における間歇電源投
入型の電源制御方法について記載されている。
特開平9−162798号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている電源制御方法では、移動局が基地局から発
信されるビーコン信号のタイミングに従って間歇電源投入動作を行う必要がある。
従って、移動局側が基地局から発信されるビーコン信号のタイミングを予め把握してい
ない場合、移動局側は基地局から送信されるデータを受信することができない。
本発明は上述の事情を考慮してなされたものであり、無線LANサービスエリア内外に
応じて無線LAN機能が搭載される情報処理装置の電源状態を変更するとともに無線LA
N機能をオン/オフ可能な情報処理装置および該情報処理装置にて行われる電源制御方法
を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、請求項1に係る発明の情報処理装置では、無線通信を実行
可能な情報処理装置において、所定の周波数帯域の無線信号を用いて前記無線通信を実行
する無線通信部と、前記無線信号の強度を検出する検出部と、本情報処理装置のサスペン
ド状態時に前記検出部へ電源を供給するとともに、前記電源が供給された検出部にて検出
される無線信号の強度が所定の閾値よりも大きい値である場合、本情報処理装置を前記サ
スペンド状態から少なくとも前記無線通信部に電源が供給される電源オン状態に遷移させ
る電源制御部と、を具備することを特徴とする。
また、請求項11に係る発明の電源制御方法では、所定の周波数帯域の無線信号を用い
て無線通信を実行する無線通信部と無線信号の強度を検出する検出部とを有する情報処理
装置にて行われる電源制御方法において、前記情報処理装置のサスペンド状態時に前記検
出部へ電源を供給し、前記電源が供給された検出部にて検出される無線信号の強度が所定
の閾値よりも大きい値である場合、前記情報処理装置を前記サスペンド状態から少なくと
も前記無線通信部に電源が供給される電源オン状態にすることを特徴とする。
本発明によれば、無線LANサービスエリア内外に応じて無線LAN機能が搭載可能な
情報処理装置の電源状態をオン/オフするとともに無線LAN機能をオン/オフ可能とな
る。
以下本発明に係る実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1および図2を参照して、本発明の一実施形態に係る情報処理装置の構成の一例につ
いて説明する。情報処理装置は、例えば無線LANといった無線通信を実行する機能を有
する携帯型情報処理装置であり、ノートブック型パーソナルコンピュータ(以下、コンピ
ュータと称す。)1として実現されている。
図1はノートブック型パーソナルコンピュータ(以下、コンピュータと称す。)1のデ
ィスプレイユニット3を本体2に対して開いた状態の一例を示す斜視図である。
コンピュータ1は本体2とディスプレイユニット3とから構成される。ディスプレイユ
ニット3には、LCD(Liquid Crystal Display)4を有する表示装置が組み込まれてお
り、LCD4はディスプレイユニット3のほぼ中央に位置される。
ディスプレイユニット3は本体2に支持され、本体2に対して本体2の上面が露出され
る開放位置と本体2の上面を覆う閉塞位置との間を回動自由に取り付けられている。本体
2は略箱形の形状を有しており、本体2の上面にはキーボード5、コンピュータ1の電源
オン/オフするためのパワーボタン6等が配置される。パワーボタン6はコンピュータ1
を使用開始する際、押し下げ操作される。
また、本体2には、ワイヤレスコミュニケーションスイッチ33、無線LANサービス
エリア検出スイッチ34、インジケータ7等が設けられている。
ワイヤレスコミュニケーションスイッチ33、無線LANサービスエリア検出スイッチ
34およびインジケータ7は、ディスプレイユニット3が本体2に対して閉塞位置にある
状態であってもユーザによって操作されることが可能であるように、ディスプレイユニッ
ト3が閉塞位置にある状態で外部に露出される例えば本体2の側面、前面等に配置される
ワイヤレスコミュニケーションスイッチ33、無線LANサービスエリア検出スイッチ
34およびインジケータ7の機能は、後述にて詳細に説明する。
さらに、本体2には、無線LANアクセスポイント(基地局)によって提供される公衆
無線LANサービスエリアといった無線サービスエリアとの無線通信を実行する無線通信
部として、例えば無線LANデバイス24が搭載されている。次に、コンピュータ1の構
成について説明する。
図2はコンピュータ1のハードウェア構成の一例を示す図である。
ホストハブ(第1のブリッジ回路)11には、CPU10、メインメモリ13、グラフ
ィックスコントローラ15およびI/O(Input/Output)ハブ20が接続されている。
ホストハブ11はシステムバス12を介してCPU10と接続される。ホストハブ11
はメインメモリ13へのアクセスを制御するメモリコントローラを内蔵する。
CPU10はコンピュータ1のシステムを制御するメインプロセッサである。CPU1
0は外部記憶装置であるHDD21からメモリバス14を介してメインメモリ13にロー
ドされる、オペレーティングシステム(OS)13b、アプリケーションプログラム、無
線LANデバイス省電力ユーティリティプログラム13c等を実行する。無線LANデバ
イス省電力ユーティリティ13cについては後述にて説明する。
また、CPU10はBIOS−ROM27からメインメモリ23にロードされたSys
tem BIOS(Basic Input Output System)13aを実行する。
ホストハブ11にAGP(Accelerated Graphics Port)バス16を介して接続される
グラフィクスコントローラ15はLCD4にデジタル表示信号を出力する。グラフィクス
コントローラ15にはビデオメモリ(VRAM)17が接続されており、グラフィックス
コントローラ15はOS/アプリケーションプログラムによってビデオメモリ17に描画
されたデータをLCD4に表示する。
ホストハブ11と例えばハブインターフェイスといった専用バスで接続されるI/Oハ
ブ(第二のブリッジ回路)20は、LPC(Low pin count)バス26に接続される各デ
バイスおよびPCI(Peripheral Component Interconnect)バス19に接続される各デ
バイスを制御する。
I/Oハブ20は、HDD117を制御するためのシリアルATA(AT Attachment)
コントローラを内蔵している。I/Oハブ20は、シリアルATA規格をサポートするシ
リアルATAバス21aを介して外部記憶装置でありシリアルATA規格をサポートする
HDD21と接続される。
HDD(磁気ディスクデバイス)21は磁気ディスクデバイスである。HDD21には
オペレーティングシステム(OS)13b、アプリケーションプログラム、無線LANデ
バイス省電力ユーティリティプログラム13cおよびアプリケーションを使用することで
生成されたデータ等が記憶される。
また、I/Oハブ20には、オーディオコーディック23およびCMOS29が接続さ
れる。
オーディオコーディック23はI/Oハブ20とAC(Audio Codec)97(22)を
介して接続される。オーディオコーディック23は、サウンド入出用のコーディックの一
種である。オーディオコーディック23は、入出力されるサウンドのコーディック部等を
有する。
オーディオコーディック23にはアンプ(AMP)25aが接続される。AMP25a
はオーディオコーディック23にて生成されたサウンド信号を増幅する。AMP25aに
よって増幅されたサウンド信号はスピーカに送出され、スピーカは可聴周波数帯の音波を
出力する。
CMOS(complementary metal-oxide semiconductor)29にはRTC(Real Time C
lock)29aが内蔵される。RTC29aは日時をカウントするモジュールであり、シス
テム電源オフ状態時においても例えば内蔵電池から供給される電源を用いて動作する。
また、CMOS29には、BIOSのSetup画面にて指定された設定内容等が記憶
される。
PCIバス19には無線LANデバイス24が接続される。
無線LANデバイス24は、例えばIEEE802.11規格に対応する無線通信デバ
イスであり、例えばISM(Industrial Scientific and Medical)バンドといった2.
4GHz帯、または5.2GHz等の周波数帯域を用いて無線LANサービスエリアのア
クセスポイントとの無線通信を実行する。また、無線LANデバイス24はEC/KBC
28に接続される。
LPCバス26にはBIOS−ROM27およびエンベデッドコントローラ/キーボー
ドコントローラIC(EC/KBC)23が接続される。
BIOS−ROM27はSystem BIOS13a等を記憶する記憶媒体である。
BIOS−ROM27として使用される記憶媒体は、プログラムの書き換えが可能である
記憶媒体、例えばフラッシュメモリ等である。
System BIOS13aは各種ハードウェアにアクセスするためのファンクショ
ン実行ルーチンを体系化したプログラムである。System BIOS13aには、シ
ステムに対するパワーオン時に各種デバイスの初期化及びテストを行うIRTルーチンと
、各種ハードウェアを制御するためのドライバ群が含まれる。
エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)28は、電
力管理等を行うためのエンベデッドコントローラと、キーボード(KB)ユニット5を制
御するためのキーボードコントローラとが集積された1チップマイクロコンピュータであ
る。
EC/KBC28にはキーボード5、パワーボタン6、インジケータ7、PSC(Powe
r Supply Controller)30、ワイヤレスコミュニケーションスイッチ(WCS)33、
無線LANサービスエリア検出スイッチ(SW)34およびインジケータ7が接続される
EC/KBC28は、PSC30と共同してシステム電源のオン/オフ等を制御する電
源シーケンス制御機能、および電源ステータス通知機能等を有する。EC/KBC28に
はコンピュータ1の電源状態がいかなる状態であっても電力が供給される。
電源ステータス通知機能とは、PSC30と共同してレジューム処理ルーチンの開始要
因となるウェイクアップイベントの発生を監視し、ウェイクアップイベント発生時にシス
テム管理割り込みSMI(System Management Interrupt)を用いてSystem BI
OS13aにイベントが発生した旨を通知する機能である。
ウェイクアップイベントとして、パワーボタン6の押下げ操作に応じた電源スイッチ3
0aのオン、本体2に対してディスプレイユニット3を閉状態から開状態にする操作に応
じたパネルスイッチ30bのオン等がある。
EC/KBC28は、System BIOS13aと通信を行うためのI/Oポート
を有する。System BIOS13aはI/Oポートを介してEC/KBC28に設
けられるコンフィグレーションレジスタに対してリード/ライトを行うことで、発生した
イベントを示すステータスのリード、監視および通知するイベントの種類の設定を行う。
EC/KBC28とPSC30との間の通信はI2Cバスを介して行われる。
電源制御部であるPSC30はACアダプタ31または二次電池32から供給される電
力をコンピュータ1内の各モジュールに供給する。二次電池32は交換可能に設けられる
。ACアダプタ31からコンピュータ1に電源が供給されている場合、ACアダプタ31
から供給される電力は、PSC30を介して二次電池32に蓄積される。
ユーザがパワーボタン6を操作すると、EC/KBC28はパワーボタン6が操作され
たことを検出する。EC/KBC28は、パワーボタン6が操作されたことを検出すると
、例えば本コンピュータ1のシステムに対して電源供給を開始するようにPSC30に通
知する。PSC30はEC/KBC28からの通知に基いて、ACアダプタ31または二
次電池32からコンピュータ1のシステムに対して電源供給を開始するように制御する。
また、EC/KBC28は、ワイヤレスコミュニケーションスイッチ(WCS)33、
無線LANサービスエリア検出スイッチ(WSDS)34およびインジケータ7を制御す
る機能を有する。
ワイヤレスコミュニケーションスイッチ33は、本体2に搭載された無線LANデバイ
ス24の機能をオン/オフするために操作されるスイッチである。ワイヤレスコミュニケ
ーションスイッチ33は、無線LANデバイス24の機能オンを指示するオンステートと
、無線LANデバイス24の機能オフを指示するオフステートとの2つのステートを持つ
2ステートスイッチである。
コンピュータ1のシステムステートがオン状態において、ワイヤレスコミュニケーショ
ンスイッチ33がユーザによってオンステートに設定された場合、無線LANデバイス2
4の機能がオンされる。無線LANデバイス24の機能をオンにする方法の一つとして、
無線LANデバイス24に電力を供給する方法が考えられる。
一方、コンピュータ1のシステムステートがオン状態において、ワイヤレスコミュニケ
ーションスイッチ16がユーザによってオフステートに設定された場合には、無線LAN
デバイス24の機能がオフされる。無線LANデバイス24の機能をオフにする方法の一
つとして、無線LANデバイス24への電力供給を停止する方法が考えられる。
無線LANサービスエリア検出スイッチ34は公衆無線LANサービスエリアを探索す
るための探索機能の実行を指示する操作スイッチである。ユーザが無線LANサービスエ
リア検出スイッチ34を操作することで、公衆無線LANサービスエリア探索機能のオン
/オフが切り替えられる。公衆無線LANサービスエリア探索機能のオン/オフ切り替え
制御については、後述にて詳細に説明する。
インジケータ7は、上述の探索機能によって探索される無線LANサービスエリアから
送信される無線信号の強度に応じて、コンピュータ1の現在位置に対応する無線通信環境
を示すステータス情報を表示する表示デバイス(表示部)である。インジケータ7として
例えばLED(Light Emitting Diode)といった表示デバイスがある。
インジケータ7に表示されるステータス情報は、例えば無線LANデバイス24によっ
て受信される無線信号の電波強度のレベルを示す。
後述にて詳細に説明するが、コンピュータ1は、例えばコンピュータ1のオフ状態、サ
スペンド状態中にユーザによって無線LANサービスエリア検出スイッチ34のオン操作
された場合、無線LANアクセスポイントからの無線信号を受信して、受信した無線信号
の電波強度をステータス情報としてインジケータ7に表示する機能を有する。次に、無線
LANデバイス24の構成および無線LANデバイス24への電力供給制御について説明
する。
図3は無線LANデバイス24の構成および無線LANデバイス24への電力供給制御
の一例について説明した図である。
無線LANデバイス24は、PCIインターフェース100、通信部123a、信号検
出部123bおよび電力制御回路123cで構成される。PCIインターフェース100
は、無線LANデバイス24をPCIバス2に接続するために設けられるインターフェー
スである。電力制御回路123cは無線LANデバイス24を構成するコンポーネントへ
の電力供給を制御する回路である。
通信部123aは無線信号を用いてデータを送受信するユニットであり、物理層I/O
(Input/Output)デバイス200と、変調回路201と、デジタルアナログコンバータ
(DAC)202と、パワーアンプ203と、バンドパスフィルタ(BPF)204と、
パワーアンプ205と、パワーアンプ210と、バンドパスフィルタ211と、アナログ
デジタルコンバータ(ADC)212と、復調回路213とから構成されている。
信号検出部123bは、アクセスポイントから送信される無線信号の強度を検出するユ
ニットであり、スイッチ206と、バンドパスフィルタ207と、パワーアンプ208と
、バンドパスフィルタ209とから構成されている。
通信部123aの構成について説明する。通信部123aは送信部と受信部とで構成さ
れる。データを送信する送信部は変調回路201、デジタルアナログコンバータ202、
パワーアンプ203、バンドパスフィルタ204およびパワーアンプ205で構成される
。また、データを受信する受信部はパワーアンプ208、バンドパスフィルタ209、パ
ワーアンプ210、バンドパスフィルタ211、アナログデジタルコンバータ212およ
び復調回路213で構成される。受信部に含まれるパワーアンプ208およびバンドパス
フィルタ209は、アンテナ24aを介して受信された無線信号の信号レベルを検出する
検出機能を有している。したがって、パワーアンプ208およびバンドパスフィルタ20
9は、通信部123aと信号検出部123bとで共用される。
送信部の機能について説明する。例えば無線LANアクセスポイントに送出されるデー
タは、PCIインターフェース100および物理層I/Oデバイス200を介して変調回
路201に入力され、変調される。物理層I/Oデバイス200は、PCIバス19に接
続されるPCIコネクタに無線LANデバイス24を接続するインターフェースである。
変調回路201によって得られた信号は、デジタルアナログコンバータ(DAC)20
2に入力され、デジタル−アナログ変換される。DAC202によるデジタル−アナログ
変換処理によって得られた信号は、パワーアンプ203に入力されて、信号の利得が制御
される。パワーアンプ203による利得制御処理によって得られた信号は、バンドパスフ
ィルタ(BPF)204に入力され2.4GHzの周波数帯域の信号が抽出される。
バンドパスフィルタ204による信号抽出処理によって得られた信号は、パワーアンプ
205に入力され信号の利得が制御される。パワーアンプ205よる利得制御によって得
られた信号は、スイッチ206を介してバンドパスフィルタ207に入力され2.4GH
zの周波数帯域の信号が抽出される。信号を送出する場合、スイッチ206は、パワーア
ンプ205およびバンドパスフィルタ207を接続するように切り換えられる。バンドパ
スフィルタ207による信号抽出処理によって得られた信号は、アンテナ1を介して例え
ば無線LANアクセスポイントに送信される。
次に受信部の機能について説明する。無線LANアクセスポイントからアンテナ24a
を介して受信された無線信号はバンドパスフィルタ207に入力され、バンドパスフィル
タ207は2.4GHzの周波数帯域の無線信号を抽出する。バンドパスフィルタ207
による信号抽出処理によって得られた無線信号は、スイッチ206を介してパワーアンプ
208に入力される。
無線信号を受信する場合、スイッチ206は、バンドパスフィルタ207およびパワー
アンプ208を接続するように切り換えられる。パワーアンプ208による利得制御によ
って得られた無線信号は、バンドパスフィルタ209に入力されて、バンドパスフィルタ
209は2.4GHzの周波数帯域の無線信号を抽出する。バンドパスフィルタ209に
よる信号抽出処理によって得られた無線信号は、パワーアンプ210に入力される。
パワーアンプ210による利得制御によって得られた無線信号は、バンドパスフィルタ
211を介して、アナログデジタルコンバータ(ADC)212に入力され、ADC21
2はアナログ−デジタル変換を行う。ADC212によるアナログーデジタル変換処理に
よって得られたデジタル信号は、復調回路213に入力されて復調される。復調回路21
3による復調処理によって得られた信号は物理層I/Oデバイス200およびPCIイン
ターフェース100を介してCPU10に送出される。
一方、バンドパスフィルタ209によって抽出される2.4GHz帯の信号は整流ダイ
オードを介してEC/KBC28にも入力される。
EC/KBC28はアナログデジタルコンバータ(ADC)122a、通知部122b
および表示制御部122cで構成される。ADC122aおよび通知部122bは無線信
号の強度を検出するために用いられる無線信号検出部の一部である。
バンドパスフィルタ209によって抽出される2.4GHz帯の信号は整流ダイオード
を介してADC122aに入力される。ADC122aはバンドパスフィルタ209によ
って抽出された信号をアナログ−デジタル変換する。
ADC122aによるアナログ−デジタル変換処理によって得られたデジタル信号は表
示制御部122cに入力される。
表示制御部122cはADC122aによって変換されたデジタル信号の信号レベルを
評価する。表示制御部122cは受信された無線信号の強度(電界強度)に対応するステ
ータス情報をインジケータ7に表示するステータス表示機能を有する。
表示制御部122cはデジタル信号の強度が所定の閾値より大きい場合、例えばインジ
ケータ7を点灯する。また、表示制御部221はデジタル信号が所定の閾値以下の場合、
例えばインジケータ7を点滅する。表示制御部221は検出された信号レベルに応じて、
インジケータ7の発光色を変更することも可能である。
通知部122bはADC122cによって変換されたデジタル信号の信号レベルを評価
する。通知部122bは受信された無線信号の強度に対応する信号レベルに応じてPSC
30にPME(Power Management Event)信号を送出する。通知部122bからPME信
号を送出するタイミング等については後述にて詳細に説明する。
PSC30は通信部123aおよび信号検出部123bに電力を供給する。PSC30
は通信部123aにはPCIインターフェース100および電力制御回路123cを介し
て電力を供給し、信号検出部123bにはPCIインターフェース100を介さずに電力
を供給する。
後述にて詳細に説明するが、PSC30はコンピュータ1の電源状態がオン状態である
場合にPCIインターフェース100および電力制御回路123cを介して通信部123
aに電力を供給することが可能である。電力制御回路123cはコンピュータ1の電源状
態がオン状態であるときに無線LANドライバ401から送出されるコマンドによって制
御される。
またPSC30はコンピュータ1の電源状態がオフ状態、サスペンド状態、オン状態で
あるときにPCIインターフェース100を介さずに信号検出部123bに電力を供給す
ることが可能である。
コンピュータ1の電源状態がサスペンド状態、オフ状態であるときに、ユーザが無線L
ANサービスエリア検出機能をオンにするように無線LANサービスエリア検出スイッチ
34を操作すると、EC/KBC28は無線LANサービスエリア検出スイッチがオン操
作されたことを検出する。EC/KBC28は無線LANサービスエリア検出スイッチの
オン操作を検出するとPSC30に信号検出部123bに電力を供給するように指示する
。PSC30はEC/KBC28からの指示に基づいて信号検出部123bに電力を供給
する。
PSC30が信号検出部123bに電力を供給すると、信号検出部123bおよびEC
/KBC28の状態は電力が供給されている状態となる。信号検出部123bおよびEC
/KBC28に電力が供給されると、無線LANサービスエリア検出機能がオンになると
ともに、コンピュータ1の現在位置に対応する無線通信環境をインジケータ7に示すステ
ータス表示機能がオンになる。ステータス表示機能の使用方法の一例について説明する。
通常、ユーザはコンピュータ1を携行している間にコンピュータ1の現在の位置が公衆
無線LANサービスエリアと無線通信が可能か否かを判別するとき、例えばディスプレイ
ユニットを閉塞位置の状態から開放位置の状態にする操作およびコンピュータを電源オン
状態にする操作を行う必要がある。
ユーザが無線LANサービスエリア検出機能をオンするように無線LANサービスエリ
ア検出スイッチ34を操作すると、コンピュータ1の電源状態がオフ状態、サスペンド状
態であっても、信号検出部123bに電力が供給される。従って、ユーザはコンピュータ
1に設けられるパワーボタン6を操作することで電源状態をオン状態にすることなく、コ
ンピュータ1の現在位置に対応する無線通信環境を知ることが可能となる。
また、ユーザがコンピュータ1を携行している場合、ディスプレイユニット3は本体2
に対して閉塞位置の状態である。インジケータ7はディスプレイユニット3が本体2に対
して閉塞位置にある状態であってもユーザによって見られることが可能な位置に配置され
ているので、ユーザはコンピュータ1のディスプレイユニット3を本体2に対して開くこ
となく、インジケータ7を見ることでステータス情報を確認することが可能となる。次に
、電源状態と無線LANデバイス24の電源状態との関係について説明する。
図4は、コンピュータ1の電源状態と無線LANデバイス24の電源状態との関係の一
例について説明する図である。
コンピュータ1は、大別して、オン(電源オン)状態ST1、サスペンド状態ST2お
よびオフ(電源オフ)状態ST3の電源状態をとる。
ここで、コンピュータ1が採用するパワーマネージメント技術であるACPI(Adv
anced Configuration and Power Interface
Specification)仕様について説明する。
ACPI仕様とは、コンピュータ1の電力消費の低減、およびシステムステートを動作
状態に復帰させるまでの時間の短縮等を図るための技術である。
ACPI仕様では、動作状態、停止状態の他、動作状態および停止状態の間のシステム
ステートとして、複数のスリープ状態が規定されている。
ACPI仕様は、S0からS5までのシステムステートを定義している。S0は動作状
態(システムの電源が入っており、ソフトウェアが実行中の状態)、S5はオフ状態(ソ
フトウェアの実行が終了し、システムの電源が入っていない状態)であり、S1からS4
はS0からS5の間の状態(スリープ状態と呼ぶ、ソフトウェアの実行状態を保持しつつ
システムの動作が停止している状態)である。
S1ではシステムを構成する全てのコンポーネント(CPU10やメインメモリ13、
各チップセット等)の内容(コンテキスト)および、それらに供給される電源は保持され
ている。ただし、CPUに対するクロックの供給が停止される。S1での消費電力はスリ
ープ状態の中で最大だが高速にS0へ戻ることが可能である。
S2ではCPU10およびシステムキャッシュへ電源が供給されない。従って、S1の
要する消費電力と比較して、S2の要する消費電力は減少する。
S3ではメインメモリ(および一部のチップセット)の電源を保持する。つまりメイン
メモリ(および一部のチップセット)に記憶されている内容が保持される。S3で必要な
消費電力はS2で必要な消費電力と比較してさらに少なくなる。
S4ではハードディスク等の不揮発性記憶装置(non−volatile stor
age)にメインメモリ等の内容が保存され、不揮発性記憶装置以外のコンポーネントへ
の電源供給は停止される。S4の消費電力はスリープ中の消費電力の中で最小(S5の状
態に等しい)だが、S0へ復帰するのにスリープ状態の中で最も時間を要する。つまりス
リープ状態の中で、最も「深い」スリープ状態である。
なお、S0から各スリープ状態へ遷移する前に、システムメモリ等に記憶される内容は
保存されており、S1ないしS4からS0への復帰時には、保存されている内容が復元さ
れるので、S0復帰後にソフトウェアの継続的動作が可能である。
各システムステートの消費電力の大小関係、およびS1ないしS5からS0への復帰時
間の大小関係は、次の通りである。
消費電力;S0>S1>S2>S3>S4>S5
復帰時間: S1<S2<S3<S4<S5
図4に示されるオン状態ST1はACPI仕様におけるS0状態である。すなわち、コ
ンピュータ1のシステムを構成するほとんどのコンポーネントに原則、電力が供給される
。従って、無線LANデバイス24を構成する通信部123aおよび信号検出部123b
に電力が供給され、原則、無線LANデバイス24の機能がオンとなる。
ただし、無線LANデバイス24の機能をオフにするために、ワイヤレスコミュニケー
ションスイッチ33がユーザによってオフステートに設定された場合には、無線LANデ
バイス24を構成する通信部123aおよび信号検出部123bへの電力供給が停止され
る。
オフ状態ST3はACPI仕様におけるS5状態である。すなわち、コンピュータ1の
システムを構成するコンポーネントへの電力供給が原則、停止される。
ただし、無線LANサービス検出スイッチ34がオン操作されると、前述にて説明した
ように、信号検出部123bに電力が供給される。
サスペンド状態ST2は、ACPI仕様におけるS3状態およびS4状態に近い状態で
ある。サスペンド状態ST2は、メインメモリ13に記憶されている内容を保持するため
にメインメモリ13に電力が供給されている状態、または、ハードディスク等の不揮発性
記憶装置にメインメモリ等の内容が保存された後、不揮発性記憶装置へ電力を供給する状
態である。
サスペンド状態ST2では、無線LANデバイス24を構成するコンポーネントの一つ
である通信部123aへの電力供給が停止される。無線LANサービス検出スイッチ34
がオン操作されると、前述にて説明したように信号検出部123bに電力が供給される。
次に、コンピュータ1が無線LANサービスエリア外からサービスエリア内に入った場合
におけるコンピュータ1のシステム動作について説明する。
図5は、コンピュータ1が無線LANサービスエリア外からサービスエリア内に入った
場合における、コンピュータ1のシステム動作を説明するフローチャートの一例である。
ユーザは電源状態がサスペンド状態ST2の状態であるコンピュータ1を携行している
。コンピュータ1に設けられる無線LANサービス検出スイッチ34はオン操作された状
態である。すなわち、信号検出部123bおよびEC/KBC28に電力が供給されてい
る。
コンピュータ1が無線LANサービスエリア内に設置される無線LANアクセスポイン
トから送出される無線信号を受信し、ADC122cによって変換されたデジタル信号を
通知部122bは受け取る。通知部122bは受け取ったデジタル信号を評価し、デジタ
ル信号の強度が所定の閾値以上ならば、PSC30にPME信号を送出する(ステップ
S100 Yes)。
PSC30は通知部122bから送信されるPME信号を受信すると、PSC30はコ
ンピュータ1を構成するコンポーネント群のうち、CPU10、ホストハブ11、I/O
ハブ20、メインメモリ13等に電力を供給する。コンピュータ1の電源状態がサスペン
ド状態の中のハイバネーション状態である場合、HDD21にも電力が供給される。
従って、コンピュータ1の電源状態は、サスペンド状態ST2からオン状態ST1に遷
移開始する(ステップ S101)。
コンピュータ1の電源状態がオン状態ST1に遷移開始すると、System BIO
S13aはシステムウェイクアップ要因を判定する。System BIOS13aは、
システムウェイクアップ要因が通知部122bからの通知であると判定した場合(ステッ
プ S102 Yes)、PSC30はPCIインターフェース100を介して通信部1
23aに電力を供給する(ステップ S103)。
System BIOS13aは、システムウェイクアップ要因が通知部122bから
の通知であると判定しなかった場合(ステップ S102 No)、System BI
OS13aはシステムウェイクアップ要因がRTC29aにてカウントする時刻と設定し
た時刻とが一致したことであるか否かを判定する(ステップ S104)。System
BIOS13aは、システムウェイクアップ要因がRTC29aにてカウントする時刻
と設定した時刻とが一致したことであると判定した場合(ステップ S104 Yes)
、PSC30はPCIインターフェース100を介して通信部123aに電力を供給する
(ステップ S103)。RTC29aにてカウントする時刻と設定した時刻との一致に
よるシステムウェイクアップについての説明は後述にて説明する。コンピュータ1の電源
状態は通信部123aに電力が供給されるとオン状態ST1となる。
System BIOS13aは、システムウェイクアップ要因がRTC29aにてカ
ウントする時刻と設定した時刻とが一致したという要因であると判定しなかった場合(ス
テップ S104 No)、コンピュータ1の電源状態はオン状態となる。次に、コンピ
ュータ1の電源状態がオン状態ST1に遷移した後のシステム動作について説明する。
図6は、コンピュータ1の電源状態がサスペンド状態ST2からオン状態ST1に遷移
した後のシステム動作について説明するフローチャートの一例である。
コンピュータ1の電源状態がオン状態ST1となり通信部123aに電力が供給されて
いる状態において、無線機能を使用するアプリケーションの実行を開始する(ステップ
S201)。無線機能を使用するアプリケーションの一例として、例えばメールアプリケ
ーション、インターネット上の所定のサーバからデータをダウンロード、または所定のサ
ーバへデータをアップロードするアプリケーション等が挙げられる。
アプリケーションプログラムの実行中においても、通知部122bにて無線LANデバ
イス24が受信した無線信号の電界強度の評価は行われる。アプリケーションプログラム
の実行中において、通知部122bがデジタル信号の強度が所定の閾値以上であると判定
した場合(ステップ S202 No)、アプリケーションプログラムの実行は終了され
ることなく続けられる(ステップ S205)。
OS13bが、アプリケーションプログラムの実行が終了したと判定した場合(ステッ
プ S206 Yes)、OS13bは無線LANドライバ401に通信部123aへの
電力供給を停止するように通知する。OS13bが、アプリケーションプログラムの実行
が終了したと判定していない場合(ステップ S206 No)、ステップS202の処
理に戻る。
アプリケーションプログラムの実行は、例えばアプリケーションプログラムが無線機能
を使用する所定の処理を終えた後に終了される。例えば、アプリケーションプログラムが
予めユーザによって設定されたメールの送受信といった所定の処理を終えた後にアプリケ
ーションプログラムの実行が終了される。無線LANドライバ401はOS13bからの
通知に基づき、電力制御回路123cにコマンドを送出することで通信部123aへの電
力供給を停止する(ステップ S207)。
OS13bはSystem BIOS13aにアプリケーションプログラム実行の終了
を通知する。System BIOS13aはこの通知を受けると、システムウェイクア
ップ処理が再び開始される時刻を設定する(ステップ S208)。この設定された時刻
データは例えばCMOS29等に記憶される。
システムウェイクアップ処理が再び開始される時刻は、以下のようにして設定される。
System BIOS13aは、例えばコンピュータ1が無線LANサービスエリア内
に入りウェイクアップ処理を行うことでサスペンド状態から遷移されたオン状態から、再
びサスペンド状態に遷移した時刻("サスペンド処理が終了した時刻"、と称する。)を例
えばCMOS29に記憶する。
また、コンピュータ1のユーザは、コンピュータ1が無線LANサービスエリア内でオ
ン状態へウェイクアップ後にオン状態からサスペンド状態に遷移した時刻から再度サスペ
ンド状態からオン状態へのウェイクアップ処理の開始時刻までの時間("再ウェイクアッ
プを開始するまでの時間"、と称する。)を予め設定しておく。ユーザはこの時間を例え
ばコンピュータ1のOSを起動する前にBIOSの設定画面を通じて設定する、またはコ
ンピュータ1のOSを起動した後にユーティリティを起動してこの時間を設定する。この
設定された時間は例えばCMOS29に記憶される。
System BIOS13aは、例えば"サスペンド処理が終了した時刻"に"再ウェ
イクアップを開始するまでの時間"を加算することでステップS208にて設定される時
刻を算出する。
System BIOS13aはシステムウェイクアップ処理が再び開始される時刻を
設定すると、サスペンド処理を開始する(ステップ S209)。System BIO
S13aによるサスペンド処理後、コンピュータ1の電源状態はオン状態ST1からサス
ペンド状態ST2へと遷移する。
一方、アプリケーションプログラムの実行中に、通知部122bがデジタル信号の強度
が所定の閾値以上であると判定しない、つまりデジタル信号の強度が閾値未満であると判
定し(ステップ S202 Yes)、所定の時間が経過した場合(ステップ S203
Yes)、System BIOS13bはデジタル信号の強度が所定の閾値未満であ
ることを認識する。アプリケーションプログラムの実行中において、通知部122bがデ
ジタル信号の強度が所定の閾値未満であると判定し(ステップ S202 Yes)、所
定の時間が経過していない場合(ステップ S203 No)、ステップS202の処理
が引き続き行われる。
System BIOS13bは受信した無線信号の電界強度が所定の閾値未満である
ことを認識すると、OS13bにアプリケーションプログラムの実行を終了するように通
知する。OS13bはアプリケーションプログラムの実行の終了の通知を受け取ると、ア
プリケーションプログラムの実行を終了させる(ステップ S204)。
さらに、OS13bはアプリケーションプログラムの実行の終了の通知を受け取ると、
OS13bは無線LANドライバ401に通信部123aへの電力供給を停止するように
通知する。無線LANドライバ401はOS13bからの通知に基づき、電力制御回路1
23cにコマンドを送出することで通信部123aへの電力供給を停止する(ステップ
S210)。
OS13bはSystem BIOS13aにアプリケーションプログラム実行の終了
を通知する。System BIOS13aは、サスペンド処理を開始する(ステップ
S211)。System BIOS13aによるサスペンド処理後、コンピュータ1の
電源状態はオン状態ST1からサスペンド状態ST2へと遷移する。
ステップ S202 Yesおよびステップ S203 Yesの処理によるSyst
em BIOS13bがデジタル信号の強度が所定の閾値未満であることを認識する処理
、ステップS204、ステップS210およびステップS211の処理は、コンピュータ
1が無線LANサービスエリア内からサービスエリア外に出た場合に行われる処理である
。次に、ステップS209の処理後にコンピュータ1の電源状態がサスペンド状態ST2
に遷移した後のシステム動作について説明する。
図7は、コンピュータ1の電源状態がサスペンド状態ST2に遷移した後のシステム動
作について説明するフローチャートの一例を示す図である。
ステップS209の処理後にコンピュータ1の電源状態がサスペンド状態ST2に遷移
した後、System BIOS13aはステップS208にて設定された時刻とRTC
にてカウントした時刻とが一致したか否かを判定する(ステップ S301)。Syst
em BIOS13aがステップS208にて設定された時刻とRTCにてカウントした
時刻とが一致したと判定した場合(ステップ S301 Yes)、System BI
OS13aはシステムウェイクアップ処理を行う。System BIOS13aはEC
/KBC28にシステムウェイクアップ処理を行う旨を通知する。EC/KBC28はP
SC30にコンピュータ1を構成するコンポーネント群に電力を供給するように通知する
PSC30はEC/KBC28からの通知を受け取ると、コンピュータ1を構成するコ
ンポーネント群のうちCPU10、ホストハブ11、I/Oハブ20、メインメモリ13
等に電力を供給する。コンピュータ1の電源状態がハイバネーション状態である場合、H
DD21にも電力が供給される(ステップ S302)。
コンピュータ1の電源状態は、サスペンド状態ST2からオン状態ST1に遷移開始す
る。コンピュータ1の電源状態がオン状態ST1に遷移開始すると、System BI
OS13aはシステムウェイクアップ要因を判定する。System BIOS13aは
、システムウェイクアップ要因が通知部122bからの通知であると判定した場合(ステ
ップ S303 Yes)、PSC30はPCIインターフェース100を介して通信部
123aに電力を供給する(ステップ S304)。
System BIOS13aは、システムウェイクアップ要因が通知部122bから
の通知であると判定しなかった場合(ステップ S303 No)、System BI
OS13aはシステムウェイクアップ要因がRTC29aにてカウントする時刻と設定し
た時刻とが一致したという要因であるか否かを判定する(ステップ S305)。Sys
tem BIOS13aは、システムウェイクアップ要因がRTC29aにてカウントす
る時刻と設定した時刻とが一致したという要因であると判定した場合(ステップ S30
5 Yes)、PSC30はPCIインターフェース100を介して通信部123aに電
力を供給する(ステップ S304)。コンピュータ1の電源状態は通信部123aに電
力が供給されるとオン状態ST1となる。コンピュータ1の電源状態がオン状態ST1に
なった後、コンピュータ1のシステムは図7のフローチャートを用いて説明した動作を実
行する。
図5を用いて説明した、無線LANサービス検出スイッチ34がオン操作された状態の
コンピュータ1が無線LANサービスエリア外からサービスエリア内に入った場合におけ
るサスペンド状態ST2からオン状態ST1へのウェイクアップ機能は、図8に示される
ウィンドウをコンピュータ1の電源状態がオン状態にてLCD4に表示させ、このウィン
ドウを用いてイネーブルまたはディセーブに設定される。次に、図3を用いて説明した無
線LANデバイス24への電力供給制御の変形例について説明する。
図9は、図3を用いて説明した無線LANデバイス24への電力供給制御の変形例を示
す図である。
図9に示される構成と図3に示される構成との違いは、図3における通信部123aに
供給される電力を図9においては送信部123dおよび受信部123eに別個に供給する
点である。
すなわち、図9に示される無線LANデバイス24への電力供給制御では、無線LAN
ドライバ401から電力制御回路123cに送信されるコマンドによってPSC30から
PCIインターフェース100を介して電力制御回路123cに供給される電力を、送信
部123dおよび受信部123eに供給する、送信部123dにのみ供給する、または受
信部123eのみに供給する、といった制御を行う。
このような電力供給制御を行うことで、無線LANサービス検出スイッチ34がオン操
作された状態のコンピュータ1が無線LANサービスエリア外からサービスエリア内に入
った場合においてサスペンド状態ST2からオン状態ST1へウェイクアップした後、以
下に説明するような電力制御を行うことが可能となる。
オン状態ST1に遷移したコンピュータ1が無線LANサービスエリア内で無線機能を
用いるアプリケーションプログラムを実行する際、アプリケーションプログラムが無線L
ANサービスエリア内に設けられるアクセスポイントから送信されるデータを受信だけす
る場合、電力制御回路123cを制御することで受信部123cにのみ電力供給すればよ
い。この場合、送信部123dに供給される電力分だけ省電力化を図ることが可能となる
また、オン状態ST1に遷移したコンピュータ1が無線LANサービスエリア内で無線
機能を用いるアプリケーションプログラムを実行する際、アプリケーションプログラムか
ら無線LANサービスエリア内に設けられるアクセスポイントにデータを送信だけする場
合、電力制御回路123cを制御することで送信部123cにのみ電力供給すればよい。
この場合、受信部123eに供給される電力分だけ省電力化を図ることが可能となる。
図9を用いて説明した、無線LANサービス検出スイッチ34がオン操作された状態の
コンピュータ1が無線LANサービスエリア外からサービスエリア内に入った場合におい
てサスペンド状態ST2からオン状態ST1へウェイクアップした後、例えば無線LAN
デバイス24内の送信部123dおよび受信部123eに別個に電力供給させる機能は、
図10に示されるウィンドウをコンピュータ1の電源状態がオン状態にてLCD4に表示
させ、このウィンドウを用いて設定される。図10に示されるウィンドウは図2にて説明
した省電力ユーティリティ13cが有するGUIである。次に、第二の実施形態について
説明する。
図11は、第二の実施形態におけるコンピュータ1のハードウェア構成の一例を示す図
である。
図11に示される構成と図2に示される構成との違いは、図2におけるインジケータ7
がEC/KBC28に接続されず、無線LANデバイス24に接続される点である。次に
、第二の実施形態における無線LANデバイス24のハードウェア構成例について説明す
る。
図12は、第二の実施形態における無線LANデバイス24の構成および無線LANデ
バイス24への電力供給制御の一例について説明した図である。
図12に示される構成と図3に示される構成との違いは、図3におけるADC122a
、通知部122bおよび表示制御部122cをEC/KBC28内に設けずに無線LAN
デバイス24内の信号検出部123b内にADC220、通知部221および表示制御部
222を設け、通知部221とEC/KBC28とを接続した構成である。
通知部221はADC220によって変換されたデジタル信号の信号レベルを評価する
。通知部221は受信された無線信号の強度に対応する信号レベルに応じてEC/KBC
28に所定の信号を送出する。EC/KBC28は通知部221から送出される所定の信
号を受けると、PSC30にPME(Power Management Event)信号を送出する。PSC
30がEC/KBC28から送出されるPME信号を受けた後、図3、図5ないし図7を
用いて説明した処理が行われる。次に、図12を用いて説明した無線LANデバイス24
への電力供給制御の変形例について説明する。
図13は、図12を用いて説明した無線LANデバイス24への電力供給制御の変形例
を示す図である。
図13に示される構成と図12に示される構成との違いは、図13における通信部12
3aに供給される電力を図13においては送信部123dおよび受信部123eに別個に
供給する点である。なお、図13を用いて説明する電力供給制御の考え方は、図9を用い
て説明した電力制御方法の考え方に基づいているので、これ以上の説明は図9を用いた説
明を参照されたい。
以上のように、本実施形態においては、信号検出部に予め電力を供給しておくことで、
本発明に関わる情報処理装置であるコンピュータ1は無線LANサービスエリア内のアク
セスポイントから送信される無線信号の強度を検出することが可能となり、無線信号の強
度に応じて無線LANサービスエリア内外を判断することが可能となる。
また、コンピュータ1は無線LANサービスエリア内にいると判断した場合、コンピュ
ータ1の電源状態をサスペンド状態から電源オン状態へと復帰するとともに、コンピュー
タ1の有する無線LANデバイス24内の通信部123aに電源が供給されるので、無線
LANサービスエリア内のアクセスポイントと無線通信可能となる。
さらに、コンピュータ1は無線LANサービスエリア内に入って初めて無線LANデバ
イス24内の通信部123aの電源をオンとするので、無線LANサービスエリア外では
通信部123aに供給されるべき電力量が消費されず、省電力化を図ることが可能となる
また、本実施形態においては、コンピュータ1の電源状態がサスペンド状態において、
無線信号の電界強度を検出するために無線LANデバイスを構成する一部のコンポーネン
トに電力を供給することで構成としたが、無線信号の電界強度を検出するための検出部を
無線LANデバイスと別個に設け、無線LANデバイスと別個に設けられる検出部にサス
ペンド状態において電力を供給し無線信号の電界強度を検出する構成としてもよい。
また、本実施形態においては、コンピュータ1が無線LANサービスエリア内に入った
場合にコンピュータ1の電源状態がサスペンド状態からオン状態へウェイクアップする構
成について説明した。しかしながら、コンピュータ1の電源状態がオフ状態時に無線信号
を検出する検出部に電力を供給する構成とすることで、オフ状態のコンピュータ1が無線
LANサービスエリア内に入った場合にコンピュータ1の電源状態がオフ状態からオン状
態へと起動(ブート)するという構成であってもよい。さらに、コンピュータ1の電源状
態が無線LANサービスエリア内に入りオフ状態からオン状態にブートした後に所定のア
プリケーションプログラムを起動する構成であってもよい。
また、本実施形態においては、インジケータ7に無線信号の強度(電界強度)に対応す
るステータス情報を表示する構成について説明した。しかしながら、コンピュータ1が無
線LANサービスエリア内にてサスペンド状態からオン状態にウェイクアップした後に実
行される所定のアプリケーションプログラムの実行状態をインジケータ7は表示するとい
う構成であってもよい。この場合、アプリケーションプログラムが例えばメール送受信機
能を有するアプリケーションプログラムならば、インジケータ7は新着メール着信等の状
態を表示する、といったインジケータ7の使用方法が考えられる。さらに、インジケータ
7は無線LANサービスエリアが特定の契約プロバイダが提供している無線LANサービ
スエリアであるか否かを表示する、といったインジケータ7の使用方法も考えられる。
また、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要
旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示され
ている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実
施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実
施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
コンピュータ1のディスプレイユニット3を本体2に対して開いた状態の一例を示す斜視図。 コンピュータ1のハードウェア構成の一例を示す図。 無線LANデバイス24の構成および無線LANデバイス24への電力供給制御の一例について説明した図。 コンピュータ1の電源状態と無線LANデバイス24の電源状態との関係の一例について説明する図。 コンピュータ1が無線LANサービスエリア外からサービスエリア内に入った場合における、コンピュータ1のシステム動作を説明するフローチャートの一例。 コンピュータ1の電源状態がサスペンド状態ST2またはオフ状態ST3からオン状態ST1に遷移した後のシステム動作について説明するフローチャートの一例。 コンピュータ1の電源状態がサスペンド状態ST3に遷移した後のシステム動作について説明するフローチャートの一例。 コンピュータ1が無線LANサービスエリア外からサービスエリア内に入った場合におけるオン状態ST1へのウェイクアップ機能の設定を行う画面の一例を示す図。 図3を用いて説明した無線LANデバイス24への電力供給制御の変形例を示す図。 コンピュータ1が無線LANサービスエリア外からサービスエリア内に入った場合におけるオン状態ST1へウェイクアップした後の無線LANデバイス24内のコンポーネントへの電力供給制御機能の設定を行う画面の一例を示す図。 第二の実施形態におけるコンピュータ1のハードウェア構成の一例を示す図。 第二の実施形態における無線LANデバイス24の構成および無線LANデバイス24への電力供給制御の一例について説明した図。 図12を用いて説明した無線LANデバイス24への電力供給制御の変形例を示す図。
符号の説明
1…コンピュータ、2…本体、3…ディスプレイユニット、4…LCD、
7…インジケータ、10…CPU、11…ホストハブ、13…メインメモリ、
20…I/Oハブ、21…HDD、24…無線LANデバイス、28…EC/KBC、
29a…RTC、30…PSC、33…ワイヤレスコミュニケーションスイッチ、
34…無線LANサービスエリア検出スイッチ、122a…ADC、
122b…通知部、122c…表示制御部、

Claims (19)

  1. 外部機器と無線通信を行うことが可能な情報処理装置において、
    所定の周波数帯域の無線信号を用いて前記無線通信を実行する無線通信部と、
    前記無線信号の強度を検出する検出部と、
    本情報処理装置のサスペンド状態時に前記検出部へ電源を供給するとともに、前記電源
    が供給された検出部にて検出される無線信号の強度が所定の閾値よりも大きい値である場
    合、本情報処理装置を前記サスペンド状態から少なくとも前記無線通信部に電源が供給さ
    れる電源オン状態に遷移させる電源制御部と、
    を具備することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記検出部の無線信号強度検出機能をオン/オフするスイッチをさらに具備し、
    前記スイッチをオンにすると本情報処理装置の前記サスペンド状態時にて前記電源制御
    部は前記検出部へ電源を供給することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記無線信号の強度に応じて前記無線信号レベルを表示する表示部をさらに具備し、
    前記表示部は本情報処理装置が前記サスペンド状態時に前記検出部が検出した無線信号
    の強度に応じた無線信号レベルを表示することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置
  4. 前記無線通信部にて実行される無線通信を用いるアプリケーションプログラムをさらに
    具備し、
    前記電源制御部が前記無線通信部に電源を供給した後に前記アプリケーションプログラ
    ムは実行されることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  5. 前記アプリケーションプログラムが所定の処理を実行した後、前記電源制御部は前記無
    線通信部への電源供給を停止し、本情報処理装置を前記電源オン状態から前記サスペンド
    状態に遷移させることを特徴とする請求項4記載の情報処理装置。
  6. 前記電源制御部が本情報処理装置を前記電源オン状態にした後、サスペンド状態から電
    源オン状態へのウェイクアップ処理を開始する時刻を設定する手段をさらに具備すること
    を特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  7. 前記電源制御部は本情報処理装置を前記電源オン状態にした後、サスペンド状態へと遷
    移させ、前記設定されたウェイクアップ処理開始の時刻に応じて本情報処理装置を前記サ
    スペンド状態から前記オン状態に遷移させることを特徴とする請求項6記載の情報処理装
    置。
  8. 前記電源制御部が本情報処理装置を前記電源オン状態にした後、前記検出部が所定の閾
    値よりも小さい値の無線信号の強度を所定の期間に亘って検出した場合、本情報処理装置
    を前記サスペンド状態に遷移させることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  9. 前記検出部にて検出される無線信号の強度が所定の閾値よりも大きい値である場合、前
    記電源制御部が本情報処理装置を前記サスペンド状態から前記電源オン状態にする機能の
    オン/オフを設定する手段をさらに具備することを特徴とする請求項1記載の情報処理装
    置。
  10. 前記無線通信部は送信部と受信部とを含み、
    前記送信部および前記受信部への電源供給制御を個別に行うドライバをさらに具備する
    ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  11. 所定の周波数帯域の無線信号を用いて外部機器と無線通信を行う無線通信部と無線信号
    の強度を検出する検出部とを有する情報処理装置にて行われる電源制御方法において、
    前記情報処理装置がサスペンド状態時に前記検出部へ電源を供給し、
    前記電源が供給された検出部にて検出される無線信号の強度が所定の閾値よりも大きい
    値である場合、前記情報処理装置を前記サスペンド状態から少なくとも前記無線通信部に
    電源が供給される電源オン状態にすることを特徴とする電源制御方法。
  12. 前記検出部の無線信号強度検出機能をオン/オフするスイッチをオンにすると前記情報
    処理装置の前記サスペンド状態時にて前記電源制御部は前記検出部へ電源を供給すること
    をと特徴とする請求項11記載の電源制御方法。
  13. 前記電源制御部が前記無線通信部に電源を供給した後に、前記無線通信部にて実行され
    る無線通信を用いるアプリケーションプログラムが実行されることを特徴とする請求項1
    2記載の電源制御方法。
  14. 前記アプリケーションプログラムが所定の処理を実行した後、前記電源制御部は前記無
    線通信部への電源供給を停止し、前記情報処理装置を前記電源オン状態から前記サスペン
    ド状態に遷移させることを特徴とする請求項13記載の電源制御方法。
  15. 前記電源制御部が前記情報処理装置を前記電源オン状態にした後、サスペンド状態から
    電源オン状態へのウェイクアップ処理を開始する時刻を設定することを特徴とする請求項
    11記載の電源制御方法。
  16. 前記電源制御部は前記情報処理装置を前記電源オン状態にした後、サスペンド状態へと
    遷移させ、前記設定されたウェイクアップ処理開始の時刻に応じて前記情報処理装置を前
    記サスペンド状態から前記電源オン状態に遷移させることを特徴とする請求項15記載の
    電源制御方法。
  17. 前記電源制御部が前記情報処理装置を前記電源オン状態にした後、前記検出部が所定の
    閾値よりも小さい値の無線信号の強度を所定の期間に亘って検出した場合、前記情報処理
    装置を前記サスペンド状態に遷移させることを特徴とする請求項11記載の電源制御方法
  18. 前記無線通信部に含まれる送信部および受信部への電源供給制御をドライバによって個
    別に行うことを特徴とする請求項11記載の電源制御方法。
  19. 外部機器と無線通信を行うことが可能な情報処理装置において、
    所定の周波数帯域の無線信号を用いて前記無線通信を実行する無線通信部と、
    前記無線信号の強度を検出する検出部と、
    少なくとも前記検出部に電源が供給される第1の電源状態時に前記検出部にて検出され
    る無線信号の強度が所定の閾値よりも大きい値である場合、前記第1の電源状態から少な
    くとも前記無線通信部および前記検出部に電源が供給される第2の電源状態に遷移させる
    電源制御部と、
    を具備することを特徴とする情報処理装置。
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