JP2004038295A - 情報処理装置及び電源制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の通信デバイスを装着している場合に、無駄な電力消費を避けながら、必要なウェイクアップ動作を実行させる。
【解決手段】装置本体の電源オン時に情報処理を行なうCPU+ノースブリッジ回路21と、装置本体の電源がオフされた状態で外部装置からのウェイクアップ信号を受信してその外部装置との通信状態に移行可能な通信デバイスとしての無線LANカード19及びブルートゥースカード20と、これらカード19,20とCPU+ノースブリッジ回路21との間での情報の送受を制御するカードコントローラ24と、電源オフ時に電源供給するカードの識別情報を保持し、当該カード19,20からのウェイクアップ信号に基づいて装置本体の電源をオン設定するEC29と、EC29の保持する識別情報に基づいて上記カード19,20への電源供給を個々にオン/オフ制御するカード電源コントローラ32とを備える。
【選択図】 図2
【解決手段】装置本体の電源オン時に情報処理を行なうCPU+ノースブリッジ回路21と、装置本体の電源がオフされた状態で外部装置からのウェイクアップ信号を受信してその外部装置との通信状態に移行可能な通信デバイスとしての無線LANカード19及びブルートゥースカード20と、これらカード19,20とCPU+ノースブリッジ回路21との間での情報の送受を制御するカードコントローラ24と、電源オフ時に電源供給するカードの識別情報を保持し、当該カード19,20からのウェイクアップ信号に基づいて装置本体の電源をオン設定するEC29と、EC29の保持する識別情報に基づいて上記カード19,20への電源供給を個々にオン/オフ制御するカード電源コントローラ32とを備える。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばPDAやハンドヘルドタイプのパーソナルコンピュータ等に好適な情報処理装置及び電源制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、PDA(Personal Digital Assiatant:携帯情報端末)やハンドヘルドタイプのパーソナルコンピュータ等の携帯容易な情報処理装置がより広く普及しつつある。
【0003】
また、無線通信技術の発達により、これらの情報処理装置に無線通信手段が内蔵されたものも普及しており、手軽にネットワークに接続可能な機器も普及している。
【0004】
この無線通信手段としては、例えばBluetooth(以下「ブルートゥース」と称する)やIEEE802.11規格に準じた無線方式等があり、これらの無線通信手段を情報処理装置内に内蔵して無線通信を実現している。
【0005】
また、近年は無線通信機能を有するカードデバイスも開発されており、上記のような無線通信手段が内蔵されていない情報処理装置においても、無線カードデバイスを情報処理装置に設けられた所定のカードスロットに挿入し、手軽に無線通信を行なうことを可能としている。
【0006】
このような無線通信可能な情報処理装置では、その情報処理装置が電源をオフしている状態で、外部からの信号を無線通信手段を介して受信し、その信号をトリガとして情報処理装置の電源を行なう状態に移行させるというウェイクアップ技術が搭載されているものもある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記ウェイクアップ技術を実現するためには、電源オフ時にもカードスロットに挿入された無線通信カードへの電源供給を続行しなければならず、容量が制限されている電池を電源として使用する携帯情報装置では、無駄に電源の電力を消費してしまうこともある。
【0008】
そのため、上記ウェイクアップ技術の実行の有無を予め設定しておくことで、ある程度の電力消費は避けられないものの、ウェイクアップ動作に備えるか、あるいはウェイクアップ動作を一切行なわないものとして電源の消費を極力抑えるかを選択可能にした携帯情報装置もある。
【0009】
しかしながら、このような携帯情報装置では、ウェイクアップ動作が可能な例えば無線通信カードのような複数の通信デバイスを装着している場合であっても、単にウェイクアップ動作を行なうか否かを択一的に設定するものであり、消費電力と必要なウェイクアップ動作とのバランスを考慮して詳細に設定することはできなかった。
【0010】
上記課題を解決するためにこの発明では、複数ののような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、複数の通信デバイスを有するか、または着脱可能に装着する情報処理装置において、通信デバイスの消費電力を低減させつつ、必要なウェイクアップ動作を実行することが可能な情報処理装置及び電源制御方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、外部からの信号を受信可能な第1の通信デバイスと、この第1の通信デバイスと異なる外部からの信号を受信可能な第2の通信デバイスと、自装置が電源をオフした状態で上記第1の通信デバイスまたは第2の通信デバイスへ選択的に電源供給可能な電源供給手段と、この電源供給手段により電源が供給されている上記第1の通信デバイスまたは第2の通信デバイスを介して受信した信号に基づいて、自装置の電源をオンする起動手段とを具備したことを特徴とする。
【0012】
このような構成とすれば、2つの通信デバイス中でウェイクアップ動作の実行が必要なもののみに装置本体の電源がオフしている状態でも電源を供給することにより、無駄な電力消費を避けながら、ウェイクアップ動作を待機することができる。
【0013】
請求項9記載の発明は、外部からの信号を受信可能な第1の通信デバイスと、この第1の通信デバイスと異なる外部からの信号を受信可能な第2の通信デバイスとを備えた情報処理装置の電源制御方法であって、上記情報処理装置が電源をオフした状態で上記第1の通信デバイスまたは第2の通信デバイスへ選択的に電源を供給する電源供給工程と、この電源供給工程で電源が供給されている上記第1の通信デバイスまたは第2の通信デバイスを介して受信した信号に基づいて、上記情報処理装置の電源をオンする起動工程とを有したことを特徴とする。
【0014】
このような方法とすれば、2つの通信デバイス中でウェイクアップ動作の実行が必要なもののみに装置本体の電源がオフしている状態でも電源を供給させることにより、無駄な電力消費を避けながら、ウェイクアップ動作を待機させることができる。
【0015】
請求項10記載の発明は、外部からの信号を受信可能な第1の通信デバイスと、この第1の通信デバイスと異なる外部からの信号を受信可能な第2の通信デバイスとを備え、少なくともその一方は装置に対して着脱自在に設けられた情報処理装置の電源制御方法であって、上記情報処理装置が電源をオフした状態で上記第1の通信デバイスまたは第2の通信デバイスへ選択的に電源を供給する第1の工程と、この第1の工程で電源が供給されている上記第1の通信デバイスまたは第2の通信デバイスを介して受信した信号に基づいて、上記情報処理装置の電源をオンする第2の工程と、上記第1の工程で、上記第1の通信デバイス及び上記第2の通信デバイスのうち電源を供給している通信デバイスが上記情報処理装置からの離脱を検出した場合にその通信デバイスへの電源の供給を停止する第3の工程と、この第3の工程により電源の供給を停止した通信デバイスに代えて、それまで電源を供給していなかった通信デバイスに対して電源の供給を開始する第4の工程と、上記離脱された通信デバイスが再度上記情報処理装置に装着された場合に、装着された通信デバイスへの電源の供給を再開し、それまで電源を供給していた通信デバイスへの電源の供給を停止する第5の工程とを有したことを特徴とする。
【0016】
このような方法とすれば、2つの通信デバイス中でウェイクアップ動作の実行が必要なもののみに装置本体の電源がオフしている状態でも電源を供給させることにより、無駄な電力消費を避けながら、ウェイクアップ動作を待機させることができるだけでなく、初期の設定状態を優先しながらも、その時点で装着されている通信デバイスに基づいてウェイクアップ動作を継続することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下この発明をノートブックタイプのパーソナルコンピュータに適用した場合の一実施の形態について図面を参照して説明する。
【0018】
図1は、パーソナルコンピュータ(PC)10の外観構成を示すものである。同図でパーソナルコンピュータ10は、本体ケース11に対してヒンジ機構12,12によりカバーを兼ねた表示部13が折畳み可能に接続されて構成される。
【0019】
表示部13は、その内面側にバックライト付きのカラー液晶パネル14と電源スイッチ15とを備える。
【0020】
本体ケース11は、その上面にポインティングデバイスを含むキーボード16を備える一方で、その右側面にPCMCIA規格に準拠したPCカードスロット17を備えると共に、その前面左端にSD(Secure Digital)カードスロット18を備える。
【0021】
ここでは、PCカードスロット17にウェイクアップ起動信号を受信する通信デバイスとして、例えばIEEE802.11規格に準拠した無線LANカード19を着脱自在に装着する。
【0022】
SDカードスロット18にウェイクアップ起動信号を受信する通信デバイスとして、ブルートゥース規格に従って外部機器とのデータの送受を行なうブルートゥースカード20を着脱自在に装着する。
【0023】
図2は上記パーソナルコンピュータ10内の一部回路構成を示す。
同図で、21はこのパーソナルコンピュータ10の電源オン時に各種データ処理を行なうCPU+ノースブリッジ回路21である。
【0024】
このCPU+ノースブリッジ回路21に対してPCI(PeripheralComponent Interconnect)バス22を介して、サウスブリッジ回路23及びカードコントローラ24が接続される。
【0025】
サウスブリッジ回路23は、PCIバス22とISAバス26との間でのデータ変換、トラフィック制御等を行なうコントローラである。
【0026】
このサウスブリッジ回路23は、RTC(RealTime Clock)25と接続されると共に、ISA(Industry Standard Architecture)バス26を介してBIOS−ROM27と、シリアルバス28を介してEC(Embeded Controller:埋込みコントローラ)29と、IDEインターフェイス(I/F)30を介してHDD(ハードディスク装置)31とそれぞれ接続される。
【0027】
RTC25は、電源のオン/オフ状態に関係なく現在の時刻を計時し続ける。
【0028】
BIOS−ROM27は、BIOS(Basic Input/Output
System:基本入出力システム)を固定記憶するROMである。
【0029】
HDD31は、OS(Operating System:オペレーティングシステム)や各種アプリケーションプログラム、データファイル等を記憶する。
【0030】
カードコントローラ24は、上記PCカードスロット17及びSDカードスロット18に装着されたカードと、上記PCIバス22を介してCPU+ノースブリッジ回路21及びサウスブリッジ回路23との間でデータの送受を行なうコントローラであり、PCカードコントローラ24aとSDカードコントローラ24bを内蔵する。
【0031】
カードコントローラ24とPCカードスロット17とを接続する信号線は上記EC29とも接続され、PCカードスロット17に無線LANカード19が装脱されることでカードコントローラ24から出力されるカード検出信号CD−Pと、無線LANカード19で検出されるウェイクアップ信号がEC29に送られる。
【0032】
同様に、カードコントローラ24とSDカードスロット18を接続する信号線は上記EC29とも接続され、SDカードスロット18にブルートゥースカード20が装脱されることでカードコントローラ24から出力されるカード検出信号CD−Sと、ブルートゥースカード20で検出されるウェイクアップ信号がEC29に送られる。
【0033】
上記EC29は、カードコントローラ24からのウェイクアップ信号を受ける一方で、さらにカード電源コントローラ32、上記電源スイッチ15、バッテリ33、及び電源コントローラ34とも接続される。
【0034】
カード電源コントローラ32は、EC29から与えられる信号とカードコントローラ24からのコントロール信号に対応して、無線LANカード19を動作させるための動作電力PC−VをPCカードスロット17及びカードコントローラ24のPCカードコントローラ24aに対して供給する一方、ブルートゥースカード20を動作させるための動作電力SD−VをSDカードスロット18及びカードコントローラ24のSDカードコントローラ24bに供給する。
【0035】
バッテリ33は、このパーソナルコンピュータ10の電源の1つであり、例えばリチウム−イオンタイプの充電池などが用いられる。このバッテリ33は、電力をダイオードD1を介してDC−DCコンバータ35に供給する一方、上記電源コントローラ34にも供給する。
【0036】
また、このパーソナルコンピュータ10をAC駆動するためのACプラグ36が図示しないACコンセントに接続された場合、ACプラグ36から与えられる交流電力は、ACアダプタ37により整流、降圧され、ダイオードD2を介して上記DC−DCコンバータ35に供給される。
【0037】
DC−DCコンバータ35は、電源コントローラ34の制御の下に、与えられる電力を所定のいくつかの電圧値に変換して上記カード電源コントローラ32を含む各回路に供給する。
【0038】
上記ダイオードD1,D2は、バッテリ33及びACアダプタ37からの電力が相互に逆流しないように設けたものである。
【0039】
電源コントローラ34は、バッテリ33の電圧状態を監視し、DC−DCコンバータ35の動作を制御すると共に、EC29に対してバッテリ33の電圧状態を報告する。
【0040】
次に上記実施の形態の動作について説明する。
【0041】
この実施の形態では、あじめ上記PCカードスロット17に無線LANカード19を、SDカードスロット18にブルートゥースカード20をそれぞれ装着しておくものとする。
【0042】
この装着に際しては、無線LANカード19及びブルートゥースカード20の各個体に固有な識別情報、例えばタプル情報をカードコントローラ24を介してEC29が読出し、保持することとなる。
【0043】
図3は、上記電源スイッチ15の操作による電源オン状態から、電源オフ時に無線LANカード19、ブルートゥースカード20をウェイクアップ起動信号を受信する通信デバイスとして設定するまでの処理内容を示す。
なお、本実施の形態では、この処理内容は主としてEC29により行なわれる。
【0044】
まず、電源オフ状態から電源スイッチ15の操作があるか否かを繰返し判断して、電源スイッチ15の操作を待機する(ステップA01)。
【0045】
電源スイッチ15が操作されると、EC29がこれを検出してサウスブリッジ回路23によりHDD31に記憶されたOSを起動させる(ステップA02)。
【0046】
このOSの起動の過程で、一時的にEC29はカード電源コントローラ32により、カードコントローラ24のPCカードコントローラ24aと無線LANカード19へ電力PC−Vを供給すると共に、カードコントローラ24のSDカードコントローラ24bとブルートゥースカード20へ電力SD−Vを供給する。
【0047】
OSによる設定処理中、ユーティリティの設定に基づいてウェイクアップ起動信号を受信する通信デバイス選択の実行の有無が設定されているか否かを判断し(ステップA04)、設定されていないと判断した場合にはそのまま他の処理に移行する。
【0048】
また、このステップA04でウェイクアップ起動信号を受信する通信デバイス選択の実行の有無の設定がされていると判断した場合には、続いて具体的にPCカードスロット17に装着された無線LANカード19及びSDカードスロット18に装着されたブルートゥースカード20の少なくとも一方について選択がされているか否かを判断する(ステップA05)。
【0049】
ここで、上記2つの少なくとも一方について選択指定されていると判断した場合には、次いでSDカードスロット18に装着されたブルートゥースカード20のみウェイクアップ起動信号を受信する通信デバイスとして選択されているか否かを判断する(ステップA06)。
【0050】
ブルートゥースカード20のみがウェイクアップ起動信号を受信する通信デバイスとして選択されていると判断した場合には、ブルートゥースカード20に関連した回路にのみ電源供給を行なうべく、カード電源コントローラ32により、一方のカードコントローラ24のSDカードコントローラ24bとブルートゥースカード20への電力SD−Vのみをオン設定して供給させ、他方のカードコントローラ24のPCカードコントローラ24aと無線LANカード19への電力PC−Vはオフ設定させてその供給を停止する(ステップA07)。
【0051】
また、上記ステップA06でブルートゥースカード20のみがウェイクアップ起動信号を受信する通信デバイスとして選択されているのではないと判断した場合には、次にPCカードスロット17に装着された無線LANカード19のみがウェイクアップ起動信号を受信する通信デバイスとして選択されているか否かを判断する(ステップA08)。
【0052】
無線LANカード19のみがウェイクアップ起動信号を受信する通信デバイスとして選択されていると判断した場合には、無線LANカード19に関連した回路にのみ電源供給を行なうべく、カード電源コントローラ32により、一方のカードコントローラ24のPCカードコントローラ24aと無線LANカード19への電力PC−Vのみをオン設定して供給させ、他方のカードコントローラ24のSDカードコントローラ24bとブルートゥースカード20への電力SD−Vはオフ設定させてその供給を停止する(ステップA09)。
【0053】
さらに、上記ステップA08で無線LANカード19のみがウェイクアップ起動信号を受信する通信デバイスと所定選択されているのでもないと判断した場合には、無線LANカード19とブルートゥースカード20の双方がウェイクアップ起動信号を受信する通信デバイスとして選択されていることとなるので、無線LANカード19とブルートゥースカード20の双方の関連回路に共に電源供給を行なうべく、カード電源コントローラ32により、一方のカードコントローラ24のPCカードコントローラ24aと無線LANカード19への電力PC−Vをオン設定して供給させると共に、他方のカードコントローラ24のSDカードコントローラ24bとブルートゥースカード20への電力SD−Vもオン設定させて供給させる(ステップA10)。
【0054】
なお、上記ステップA04でウェイクアップ起動信号を受信する通信デバイス選択の実行がされていると判断したものの、ステップA05で上記2つのウェイクアップ起動信号を受信する通信デバイスが共に選択されていないと判断した場合には、上記ステップA07,A09,A10の処理は実行しない。
【0055】
しかして、上記ステップA05で上記2つのウェイクアップ起動信号を受信する通信デバイスが共に選択されていないと判断した場合、及び上記ステップA07,A09,A10の処理後、サスペンド状態で一旦電源をオフし(ステップA11)、以上でウェイクアップ起動信号を受信する通信デバイスの設定に基づく処理を一旦終了して、ウェイクアップ起動信号の待機状態に移行する。
【0056】
なお、上記ステップA05で上記2つのウェイクアップ起動信号を受信する通信デバイスが共に選択されていないと判断した場合には、上記ステップA07,A09,A10の処理を行なっていないために、サスペンド状態となった時点で、カード電源コントローラ32による、カードコントローラ24のPCカードコントローラ24aと無線LANカード19への電力PC−Vの供給と、カードコントローラ24のSDカードコントローラ24bとブルートゥースカード20への電力SD−Vの供給は、共に停止されるものとする。
【0057】
続いて、図4によりサスペンド状態下でウェイクアップ動作を待機する場合の主としてEC29による処理内容について説明する。
【0058】
サスペンド状態にあっては、無線LANカード19またはブルートゥースカード20からウェイクアップ信号が入力されたか否かを判断する(ステップB01)。
【0059】
ウェイクアップ信号が入力されなければ、次にPCカードスロット17から無線LANカード19が抜かれるか、またはSDカードスロット18からブルートゥースカード20が抜かれることによりカードコントローラ24から出力されるカード検出信号CD−PまたはCD−Sがあるか否かを判断する(ステップB02)。
【0060】
これらカード検出信号を検出しない場合には、さらに新たにPCカードスロット17に無線LANカード19が装着されたか、あるいはSDカードスロット18にブルートゥースカード20が装着されたことによりカードコントローラ24から出力されるカード検出信号CD−PまたはCD−Sがあるか否かを判断する(ステップB03)。
【0061】
これらの判断処理ステップB01〜B03を繰返し実行することにより、ウェイクアップ信号があるか、無線LANカード19またはブルートゥースカード20が装脱されるのを待機する。
【0062】
ステップB01で無線LANカード19またはブルートゥースカード20からウェイクアップ信号が入力されたと判断した場合、EC29はそのウェイクアップ信号に基づいてさらに無線LANカード19とブルートゥースカード20の一方から他方への変更設定がなされているか否かを判断する(ステップB04)。
【0063】
ここで、該変更設定がなされていると判断した場合にのみ、その設定に対応して、上記ウェイクアップ信号が無線LANカード19からのものであれば、カード電源コントローラ32からの電力PC−Vに代えてSDカードコントローラ24b及びブルートゥースカード20への電力SD−Vをオン設定させて電源供給する。
【0064】
反対に上記ウェイクアップ信号がブルートゥースカード20からのものであれば、カード電源コントローラ32からの電力SD−Vに代えてPCカードコントローラ24a及び無線LANカード19への電力PC−Vをオン設定させて電源供給する。
【0065】
その後、サスペンド状態からリジューム機能により電源オン状態に復帰し(ステップB06)、その時点で電源供給されているウェイクアップ起動信号を受信する通信デバイスにより最寄りの外部通信機器とのデータ通信を開始する。
【0066】
上記ステップB04またはB05での処理は、ウェイクアップの待機状態とモバイルコンピューティング環境下でのデータ通信状態とでそれぞれ適したデータ通信の系統制御を実行するためのものである。
【0067】
これは例えば、サスペンド状態では待機電力の小さいブルートゥースカード20によるウェイクアップの待機動作を実行させる。そして、このパーソナルコンピュータ10が移動して、外部との無線通信が可能な場所に移動した場合には、待機電力はブルートゥースカード20に比較できないほど大きいものの、データの転送速度でははるかに有利な無線LANカード19による無線通信に切換える、というように実行する。
【0068】
また、上記ステップB02でカードコントローラ24から出力されるカード検出信号CD−PまたはCD−Sがあると判断した場合には、次にその検出信号がCD−Sであるか否かを判断する(ステップB07)。
【0069】
CD−Sであった場合、抜かれたのはブルートゥースカード20であることになるので、それまで装着されていたブルートゥースカード20の識別情報を保持した上で、上記カード電源コントローラ32からSDカードコントローラ24b及びブルートゥースカード20への電力SD−Vをオフ設定させてその電源供給を停止させ(ステップB08)、再び上記ステップB01からの待機状態に移行する。
【0070】
この際、図中に()で示すように、新たにカード電源コントローラ32からPCカードコントローラ24a及び無線LANカード19への電力PC−Vをオン設定して電源供給を開始させ、異なる無線通信系統によるウェイクアップ動作の待機に移行するものとしてもよい。
【0071】
また、上記ステップB07でカードコントローラ24から出力されるカード検出信号はCD−Sではないと判断した場合には、その検出信号はCD−Pであることとなり、無線LANカード19がPCカードスロット17から抜かれたこととなるので、EC29はそれまで装着されていた無線LANカード19の識別情報を保持する。
【0072】
その上でEC29は、上記カード電源コントローラ32からPCカードコントローラ24a及び無線LANカード19への電力PC−Vをオフ設定させてその電源供給を停止させ(ステップB09)、再び上記ステップB01からの待機状態に移行する。
【0073】
この際、図中に()で示すように、新たにカード電源コントローラ32からSDカードコントローラ24b及びブルートゥースカード20への電力SD−Vをオン設定して電源供給を開始させ、異なる無線通信系統によるウェイクアップ動作の待機に移行するものとしてもよい。
【0074】
上記ステップB03で新たにPCカードスロット17に無線LANカード19が装着されたか、あるいはSDカードスロット18にブルートゥースカード20が装着されたことによりカードコントローラ24から出力されるカード検出信号CD−PまたはCD−Sがあると判断した場合には、次にその新しく装着されたカード19(または20)の識別情報がそれまでそのスロット17(または18)に装着されていたカードの識別情報と一致するか否かにより、一度抜かれたカードが再度装着されたものであるか否かを判断する(ステップB10)。
【0075】
ここで識別情報が一致したと判断した場合にのみ、一度抜かれたカードが再度装着されたものとして、そのカードに関連してカード電源コントローラ32からPCカードコントローラ24a及び無線LANカード19への電力PC−V、またはSDカードコントローラ24b及びブルートゥースカード20への電力SD−Vの一方を電源供給するものとし(ステップB11)、その後再び上記ステップB01からの待機状態に移行する。
【0076】
このように、複数の通信デバイスとして例えば無線LANカード19とブルートゥースカード20とを装着している場合に、設定によりウェイクアップ動作の実行が必要なもののみに、サスペンド状態とした電源オフ時にも電源を供給することにより、無駄な電力消費を避けながら、ウェイクアップ動作を待機することができる。
【0077】
加えて、上記無線LANカード19及びブルートゥースカード20はPCカードスロット17、SDカードスロット18から装脱することが可能であり、ウェイクアップ動作の待機中に抜かれてしまうことも充分考え得る。
【0078】
したがって、通信デバイスである無線LANカード19またはブルートゥースカード20が脱離された場合にはこれを検出して直ちにその電源供給を停止させることで、無駄な電力消費を避けることができる。
【0079】
その際、上記ステップB08またはB09で説明したように、抜かれなかったもう一方の通信デバイスに代わって電源を供給するようにすれば、確実にウェイクアップ動作を継続することができる。
【0080】
なお、通信デバイスである無線LANカード19及びブルートゥースカード20の識別情報を保持しておくことにより、その通信デバイスが抜かれてしまった場合でも、新たに通信デバイスが装着された際に取得する識別情報との一致を判断することで、正しい通信デバイスが装着されたのかどうかを認識できる。
【0081】
したがって、一旦脱離された通信デバイスが再度装着されると、これを認識して再びその電源供給を開始し、元のウェイクアップ動作の待機状態に移行できる。
【0082】
この場合、上記ステップB08またはB09で示したように、ウェイクアップ動作を継続させるものとして電源供給の系統を他に切換えた場合には、その切換えた他の系統の電源供給を停止して、元の系統でのウェイクアップ待機状態に戻すことで、無駄な電力消費を避けることができる。
【0083】
なお、上記サウスブリッジ回路23には、電源のオン/オフに関係なく現在時刻を計時し続けるRTC25を接続している。したがって、EC29に予めウェイクアップ動作を行なう時間帯の情報を設定しておけば、EC29はサウスブリッジ回路23に接続されたRTC25の計時する現在時刻に対応して、設定した時間帯内でのみ、カード電源コントローラ32により無線LANカード19の系統、もしくはブルートゥースカード20の系統へ電源供給させることも可能となる。
【0084】
これにより、ウェイクアップ起動信号を待機する動作が必要ないと考える時間帯には通信デバイスの動作に要する電源供給を停止するため、必要時間帯外の無駄な電力消費を確実に抑えられる。
【0085】
なお、上記実施の形態では、図3でウェイクアップ動作の設定後、自動的にオペレーティングシステム及びアプリケーションプログラムの動作状態を維持するサスペンド状態として電源をオフするものとした。
【0086】
このサスペンド状態での電源オフとすることにより、オペレーティングシステム及びアプリケーションプログラムを完全に終了させて電源をオフする場合に比べて、その後のウェイクアップ動作により電源をオンした場合に、速やかに起動してあるアプリケーションプログラムの動作に移行できる。
【0087】
(この実施の形態の変形例)
図5に、上記図2で示した内容とは異なるパーソナルコンピュータ10内の一部回路構成を示す。
なお、基本的には上記図2で示したものと同様であるので、同一部分には同一符号を付してその説明は省略する。
【0088】
しかして、カードコントローラ24とPCカードスロット17との間に、データの送受の通過/遮断を切換えるインターフェイス断続用のQ(Quick)−スイッチ(図では「Q−SW」と称する)41を設ける。
【0089】
同様に、カードコントローラ24とSDカードスロット18との間に、データの送受の遮断/通過を切換えるインターフェイス断続用のQ−スイッチ42を設ける。
【0090】
これらQ−スイッチ41,42は、それぞれ無線LANカード19またはブルートゥースカード20を用いてウェイクアップを待機する動作時以外にはデータの送受を遮断するように切換えておく。
【0091】
これにより、カードコントローラ24と無線LANカード19またはブルートゥースカード20の間で、一方の系統に供給されている電力が他方の系統にも流れてしまうのを確実に回避することができ、無駄な電力消費を抑えられる。
【0092】
なお、上記実施の形態は、PCカードスロット17に無線LANカード19を装着し、SDカードスロット18にブルートゥースカード20を装着したパーソナルコンピュータ10について例示したものであるが、この発明はこれに限らず、例えば有線LANインターフェイスなどのウェイクアップ動作が可能なデバイスを複数有する携帯情報機器であれば、PDAやPOS(Point Of Sales)システムの携帯登録端末機など、いずれにも適用可能であることは勿論である。
【0093】
本実施の形態では、着脱可能な通信デバイスの例を示したが、この発明はこれに限定されず、複数の内蔵型通信デバイスにも適用可能である。
【0094】
その他、この発明は上記実施の形態に限らず、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施することが可能であるものとする。
【0095】
さらに、上記実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施の形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題の少なくとも1つが解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0096】
【発明の効果】
この発明によれば、複数のウェイクアップ起動信号を受信可能な通信デバイス中でウェイクアップ起動信号の受信動作の実行が必要なもののみに装置本体の電源オフ時にも電源を供給することにより、無駄な電力消費を避けながら、ウェイクアップ起動信号の受信を待機することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係るパーソナルコンピュータの外観構成を示す図。
【図2】同実施の形態に係るパーソナルコンピュータ内の一部回路構成を示すブロック図。
【図3】同実施の形態に係るウェイクアップ機能設定時の処理内容を示すフローチャート。
【図4】同実施の形態に係るウェイクアップ動作時の処理内容を示すフローチャート。
【図5】同実施の形態に係るパーソナルコンピュータ内の他の一部回路構成を示すブロック図。
【符号の説明】
10…パーソナルコンピュータ(PC)
11…本体ケース
12…ヒンジ機構
13…表示部
14…カラー液晶パネル
15…電源スイッチ(SW)
16…キーボード
17…PCカードスロット
18…SDカードスロット
19…無線LANカード
20…ブルートゥースカード
21…CPU+ノースブリッジ回路
22…PCIバス
23…サウスブリッジ回路
24…カードコントローラ
25…RTC
26…ISAバス
27…BIOS−ROM
28…シリアルバス
29…EC
30…IDEインターフェイス
31…HDD
32…カード電源コントローラ
33…バッテリ
34…電源コントローラ
35…DC−DCコンバータ
36…ACプラグ
37…ACアダプタ
41,42…Q−スイッチ(SW)
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばPDAやハンドヘルドタイプのパーソナルコンピュータ等に好適な情報処理装置及び電源制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、PDA(Personal Digital Assiatant:携帯情報端末)やハンドヘルドタイプのパーソナルコンピュータ等の携帯容易な情報処理装置がより広く普及しつつある。
【0003】
また、無線通信技術の発達により、これらの情報処理装置に無線通信手段が内蔵されたものも普及しており、手軽にネットワークに接続可能な機器も普及している。
【0004】
この無線通信手段としては、例えばBluetooth(以下「ブルートゥース」と称する)やIEEE802.11規格に準じた無線方式等があり、これらの無線通信手段を情報処理装置内に内蔵して無線通信を実現している。
【0005】
また、近年は無線通信機能を有するカードデバイスも開発されており、上記のような無線通信手段が内蔵されていない情報処理装置においても、無線カードデバイスを情報処理装置に設けられた所定のカードスロットに挿入し、手軽に無線通信を行なうことを可能としている。
【0006】
このような無線通信可能な情報処理装置では、その情報処理装置が電源をオフしている状態で、外部からの信号を無線通信手段を介して受信し、その信号をトリガとして情報処理装置の電源を行なう状態に移行させるというウェイクアップ技術が搭載されているものもある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記ウェイクアップ技術を実現するためには、電源オフ時にもカードスロットに挿入された無線通信カードへの電源供給を続行しなければならず、容量が制限されている電池を電源として使用する携帯情報装置では、無駄に電源の電力を消費してしまうこともある。
【0008】
そのため、上記ウェイクアップ技術の実行の有無を予め設定しておくことで、ある程度の電力消費は避けられないものの、ウェイクアップ動作に備えるか、あるいはウェイクアップ動作を一切行なわないものとして電源の消費を極力抑えるかを選択可能にした携帯情報装置もある。
【0009】
しかしながら、このような携帯情報装置では、ウェイクアップ動作が可能な例えば無線通信カードのような複数の通信デバイスを装着している場合であっても、単にウェイクアップ動作を行なうか否かを択一的に設定するものであり、消費電力と必要なウェイクアップ動作とのバランスを考慮して詳細に設定することはできなかった。
【0010】
上記課題を解決するためにこの発明では、複数ののような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、複数の通信デバイスを有するか、または着脱可能に装着する情報処理装置において、通信デバイスの消費電力を低減させつつ、必要なウェイクアップ動作を実行することが可能な情報処理装置及び電源制御方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、外部からの信号を受信可能な第1の通信デバイスと、この第1の通信デバイスと異なる外部からの信号を受信可能な第2の通信デバイスと、自装置が電源をオフした状態で上記第1の通信デバイスまたは第2の通信デバイスへ選択的に電源供給可能な電源供給手段と、この電源供給手段により電源が供給されている上記第1の通信デバイスまたは第2の通信デバイスを介して受信した信号に基づいて、自装置の電源をオンする起動手段とを具備したことを特徴とする。
【0012】
このような構成とすれば、2つの通信デバイス中でウェイクアップ動作の実行が必要なもののみに装置本体の電源がオフしている状態でも電源を供給することにより、無駄な電力消費を避けながら、ウェイクアップ動作を待機することができる。
【0013】
請求項9記載の発明は、外部からの信号を受信可能な第1の通信デバイスと、この第1の通信デバイスと異なる外部からの信号を受信可能な第2の通信デバイスとを備えた情報処理装置の電源制御方法であって、上記情報処理装置が電源をオフした状態で上記第1の通信デバイスまたは第2の通信デバイスへ選択的に電源を供給する電源供給工程と、この電源供給工程で電源が供給されている上記第1の通信デバイスまたは第2の通信デバイスを介して受信した信号に基づいて、上記情報処理装置の電源をオンする起動工程とを有したことを特徴とする。
【0014】
このような方法とすれば、2つの通信デバイス中でウェイクアップ動作の実行が必要なもののみに装置本体の電源がオフしている状態でも電源を供給させることにより、無駄な電力消費を避けながら、ウェイクアップ動作を待機させることができる。
【0015】
請求項10記載の発明は、外部からの信号を受信可能な第1の通信デバイスと、この第1の通信デバイスと異なる外部からの信号を受信可能な第2の通信デバイスとを備え、少なくともその一方は装置に対して着脱自在に設けられた情報処理装置の電源制御方法であって、上記情報処理装置が電源をオフした状態で上記第1の通信デバイスまたは第2の通信デバイスへ選択的に電源を供給する第1の工程と、この第1の工程で電源が供給されている上記第1の通信デバイスまたは第2の通信デバイスを介して受信した信号に基づいて、上記情報処理装置の電源をオンする第2の工程と、上記第1の工程で、上記第1の通信デバイス及び上記第2の通信デバイスのうち電源を供給している通信デバイスが上記情報処理装置からの離脱を検出した場合にその通信デバイスへの電源の供給を停止する第3の工程と、この第3の工程により電源の供給を停止した通信デバイスに代えて、それまで電源を供給していなかった通信デバイスに対して電源の供給を開始する第4の工程と、上記離脱された通信デバイスが再度上記情報処理装置に装着された場合に、装着された通信デバイスへの電源の供給を再開し、それまで電源を供給していた通信デバイスへの電源の供給を停止する第5の工程とを有したことを特徴とする。
【0016】
このような方法とすれば、2つの通信デバイス中でウェイクアップ動作の実行が必要なもののみに装置本体の電源がオフしている状態でも電源を供給させることにより、無駄な電力消費を避けながら、ウェイクアップ動作を待機させることができるだけでなく、初期の設定状態を優先しながらも、その時点で装着されている通信デバイスに基づいてウェイクアップ動作を継続することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下この発明をノートブックタイプのパーソナルコンピュータに適用した場合の一実施の形態について図面を参照して説明する。
【0018】
図1は、パーソナルコンピュータ(PC)10の外観構成を示すものである。同図でパーソナルコンピュータ10は、本体ケース11に対してヒンジ機構12,12によりカバーを兼ねた表示部13が折畳み可能に接続されて構成される。
【0019】
表示部13は、その内面側にバックライト付きのカラー液晶パネル14と電源スイッチ15とを備える。
【0020】
本体ケース11は、その上面にポインティングデバイスを含むキーボード16を備える一方で、その右側面にPCMCIA規格に準拠したPCカードスロット17を備えると共に、その前面左端にSD(Secure Digital)カードスロット18を備える。
【0021】
ここでは、PCカードスロット17にウェイクアップ起動信号を受信する通信デバイスとして、例えばIEEE802.11規格に準拠した無線LANカード19を着脱自在に装着する。
【0022】
SDカードスロット18にウェイクアップ起動信号を受信する通信デバイスとして、ブルートゥース規格に従って外部機器とのデータの送受を行なうブルートゥースカード20を着脱自在に装着する。
【0023】
図2は上記パーソナルコンピュータ10内の一部回路構成を示す。
同図で、21はこのパーソナルコンピュータ10の電源オン時に各種データ処理を行なうCPU+ノースブリッジ回路21である。
【0024】
このCPU+ノースブリッジ回路21に対してPCI(PeripheralComponent Interconnect)バス22を介して、サウスブリッジ回路23及びカードコントローラ24が接続される。
【0025】
サウスブリッジ回路23は、PCIバス22とISAバス26との間でのデータ変換、トラフィック制御等を行なうコントローラである。
【0026】
このサウスブリッジ回路23は、RTC(RealTime Clock)25と接続されると共に、ISA(Industry Standard Architecture)バス26を介してBIOS−ROM27と、シリアルバス28を介してEC(Embeded Controller:埋込みコントローラ)29と、IDEインターフェイス(I/F)30を介してHDD(ハードディスク装置)31とそれぞれ接続される。
【0027】
RTC25は、電源のオン/オフ状態に関係なく現在の時刻を計時し続ける。
【0028】
BIOS−ROM27は、BIOS(Basic Input/Output
System:基本入出力システム)を固定記憶するROMである。
【0029】
HDD31は、OS(Operating System:オペレーティングシステム)や各種アプリケーションプログラム、データファイル等を記憶する。
【0030】
カードコントローラ24は、上記PCカードスロット17及びSDカードスロット18に装着されたカードと、上記PCIバス22を介してCPU+ノースブリッジ回路21及びサウスブリッジ回路23との間でデータの送受を行なうコントローラであり、PCカードコントローラ24aとSDカードコントローラ24bを内蔵する。
【0031】
カードコントローラ24とPCカードスロット17とを接続する信号線は上記EC29とも接続され、PCカードスロット17に無線LANカード19が装脱されることでカードコントローラ24から出力されるカード検出信号CD−Pと、無線LANカード19で検出されるウェイクアップ信号がEC29に送られる。
【0032】
同様に、カードコントローラ24とSDカードスロット18を接続する信号線は上記EC29とも接続され、SDカードスロット18にブルートゥースカード20が装脱されることでカードコントローラ24から出力されるカード検出信号CD−Sと、ブルートゥースカード20で検出されるウェイクアップ信号がEC29に送られる。
【0033】
上記EC29は、カードコントローラ24からのウェイクアップ信号を受ける一方で、さらにカード電源コントローラ32、上記電源スイッチ15、バッテリ33、及び電源コントローラ34とも接続される。
【0034】
カード電源コントローラ32は、EC29から与えられる信号とカードコントローラ24からのコントロール信号に対応して、無線LANカード19を動作させるための動作電力PC−VをPCカードスロット17及びカードコントローラ24のPCカードコントローラ24aに対して供給する一方、ブルートゥースカード20を動作させるための動作電力SD−VをSDカードスロット18及びカードコントローラ24のSDカードコントローラ24bに供給する。
【0035】
バッテリ33は、このパーソナルコンピュータ10の電源の1つであり、例えばリチウム−イオンタイプの充電池などが用いられる。このバッテリ33は、電力をダイオードD1を介してDC−DCコンバータ35に供給する一方、上記電源コントローラ34にも供給する。
【0036】
また、このパーソナルコンピュータ10をAC駆動するためのACプラグ36が図示しないACコンセントに接続された場合、ACプラグ36から与えられる交流電力は、ACアダプタ37により整流、降圧され、ダイオードD2を介して上記DC−DCコンバータ35に供給される。
【0037】
DC−DCコンバータ35は、電源コントローラ34の制御の下に、与えられる電力を所定のいくつかの電圧値に変換して上記カード電源コントローラ32を含む各回路に供給する。
【0038】
上記ダイオードD1,D2は、バッテリ33及びACアダプタ37からの電力が相互に逆流しないように設けたものである。
【0039】
電源コントローラ34は、バッテリ33の電圧状態を監視し、DC−DCコンバータ35の動作を制御すると共に、EC29に対してバッテリ33の電圧状態を報告する。
【0040】
次に上記実施の形態の動作について説明する。
【0041】
この実施の形態では、あじめ上記PCカードスロット17に無線LANカード19を、SDカードスロット18にブルートゥースカード20をそれぞれ装着しておくものとする。
【0042】
この装着に際しては、無線LANカード19及びブルートゥースカード20の各個体に固有な識別情報、例えばタプル情報をカードコントローラ24を介してEC29が読出し、保持することとなる。
【0043】
図3は、上記電源スイッチ15の操作による電源オン状態から、電源オフ時に無線LANカード19、ブルートゥースカード20をウェイクアップ起動信号を受信する通信デバイスとして設定するまでの処理内容を示す。
なお、本実施の形態では、この処理内容は主としてEC29により行なわれる。
【0044】
まず、電源オフ状態から電源スイッチ15の操作があるか否かを繰返し判断して、電源スイッチ15の操作を待機する(ステップA01)。
【0045】
電源スイッチ15が操作されると、EC29がこれを検出してサウスブリッジ回路23によりHDD31に記憶されたOSを起動させる(ステップA02)。
【0046】
このOSの起動の過程で、一時的にEC29はカード電源コントローラ32により、カードコントローラ24のPCカードコントローラ24aと無線LANカード19へ電力PC−Vを供給すると共に、カードコントローラ24のSDカードコントローラ24bとブルートゥースカード20へ電力SD−Vを供給する。
【0047】
OSによる設定処理中、ユーティリティの設定に基づいてウェイクアップ起動信号を受信する通信デバイス選択の実行の有無が設定されているか否かを判断し(ステップA04)、設定されていないと判断した場合にはそのまま他の処理に移行する。
【0048】
また、このステップA04でウェイクアップ起動信号を受信する通信デバイス選択の実行の有無の設定がされていると判断した場合には、続いて具体的にPCカードスロット17に装着された無線LANカード19及びSDカードスロット18に装着されたブルートゥースカード20の少なくとも一方について選択がされているか否かを判断する(ステップA05)。
【0049】
ここで、上記2つの少なくとも一方について選択指定されていると判断した場合には、次いでSDカードスロット18に装着されたブルートゥースカード20のみウェイクアップ起動信号を受信する通信デバイスとして選択されているか否かを判断する(ステップA06)。
【0050】
ブルートゥースカード20のみがウェイクアップ起動信号を受信する通信デバイスとして選択されていると判断した場合には、ブルートゥースカード20に関連した回路にのみ電源供給を行なうべく、カード電源コントローラ32により、一方のカードコントローラ24のSDカードコントローラ24bとブルートゥースカード20への電力SD−Vのみをオン設定して供給させ、他方のカードコントローラ24のPCカードコントローラ24aと無線LANカード19への電力PC−Vはオフ設定させてその供給を停止する(ステップA07)。
【0051】
また、上記ステップA06でブルートゥースカード20のみがウェイクアップ起動信号を受信する通信デバイスとして選択されているのではないと判断した場合には、次にPCカードスロット17に装着された無線LANカード19のみがウェイクアップ起動信号を受信する通信デバイスとして選択されているか否かを判断する(ステップA08)。
【0052】
無線LANカード19のみがウェイクアップ起動信号を受信する通信デバイスとして選択されていると判断した場合には、無線LANカード19に関連した回路にのみ電源供給を行なうべく、カード電源コントローラ32により、一方のカードコントローラ24のPCカードコントローラ24aと無線LANカード19への電力PC−Vのみをオン設定して供給させ、他方のカードコントローラ24のSDカードコントローラ24bとブルートゥースカード20への電力SD−Vはオフ設定させてその供給を停止する(ステップA09)。
【0053】
さらに、上記ステップA08で無線LANカード19のみがウェイクアップ起動信号を受信する通信デバイスと所定選択されているのでもないと判断した場合には、無線LANカード19とブルートゥースカード20の双方がウェイクアップ起動信号を受信する通信デバイスとして選択されていることとなるので、無線LANカード19とブルートゥースカード20の双方の関連回路に共に電源供給を行なうべく、カード電源コントローラ32により、一方のカードコントローラ24のPCカードコントローラ24aと無線LANカード19への電力PC−Vをオン設定して供給させると共に、他方のカードコントローラ24のSDカードコントローラ24bとブルートゥースカード20への電力SD−Vもオン設定させて供給させる(ステップA10)。
【0054】
なお、上記ステップA04でウェイクアップ起動信号を受信する通信デバイス選択の実行がされていると判断したものの、ステップA05で上記2つのウェイクアップ起動信号を受信する通信デバイスが共に選択されていないと判断した場合には、上記ステップA07,A09,A10の処理は実行しない。
【0055】
しかして、上記ステップA05で上記2つのウェイクアップ起動信号を受信する通信デバイスが共に選択されていないと判断した場合、及び上記ステップA07,A09,A10の処理後、サスペンド状態で一旦電源をオフし(ステップA11)、以上でウェイクアップ起動信号を受信する通信デバイスの設定に基づく処理を一旦終了して、ウェイクアップ起動信号の待機状態に移行する。
【0056】
なお、上記ステップA05で上記2つのウェイクアップ起動信号を受信する通信デバイスが共に選択されていないと判断した場合には、上記ステップA07,A09,A10の処理を行なっていないために、サスペンド状態となった時点で、カード電源コントローラ32による、カードコントローラ24のPCカードコントローラ24aと無線LANカード19への電力PC−Vの供給と、カードコントローラ24のSDカードコントローラ24bとブルートゥースカード20への電力SD−Vの供給は、共に停止されるものとする。
【0057】
続いて、図4によりサスペンド状態下でウェイクアップ動作を待機する場合の主としてEC29による処理内容について説明する。
【0058】
サスペンド状態にあっては、無線LANカード19またはブルートゥースカード20からウェイクアップ信号が入力されたか否かを判断する(ステップB01)。
【0059】
ウェイクアップ信号が入力されなければ、次にPCカードスロット17から無線LANカード19が抜かれるか、またはSDカードスロット18からブルートゥースカード20が抜かれることによりカードコントローラ24から出力されるカード検出信号CD−PまたはCD−Sがあるか否かを判断する(ステップB02)。
【0060】
これらカード検出信号を検出しない場合には、さらに新たにPCカードスロット17に無線LANカード19が装着されたか、あるいはSDカードスロット18にブルートゥースカード20が装着されたことによりカードコントローラ24から出力されるカード検出信号CD−PまたはCD−Sがあるか否かを判断する(ステップB03)。
【0061】
これらの判断処理ステップB01〜B03を繰返し実行することにより、ウェイクアップ信号があるか、無線LANカード19またはブルートゥースカード20が装脱されるのを待機する。
【0062】
ステップB01で無線LANカード19またはブルートゥースカード20からウェイクアップ信号が入力されたと判断した場合、EC29はそのウェイクアップ信号に基づいてさらに無線LANカード19とブルートゥースカード20の一方から他方への変更設定がなされているか否かを判断する(ステップB04)。
【0063】
ここで、該変更設定がなされていると判断した場合にのみ、その設定に対応して、上記ウェイクアップ信号が無線LANカード19からのものであれば、カード電源コントローラ32からの電力PC−Vに代えてSDカードコントローラ24b及びブルートゥースカード20への電力SD−Vをオン設定させて電源供給する。
【0064】
反対に上記ウェイクアップ信号がブルートゥースカード20からのものであれば、カード電源コントローラ32からの電力SD−Vに代えてPCカードコントローラ24a及び無線LANカード19への電力PC−Vをオン設定させて電源供給する。
【0065】
その後、サスペンド状態からリジューム機能により電源オン状態に復帰し(ステップB06)、その時点で電源供給されているウェイクアップ起動信号を受信する通信デバイスにより最寄りの外部通信機器とのデータ通信を開始する。
【0066】
上記ステップB04またはB05での処理は、ウェイクアップの待機状態とモバイルコンピューティング環境下でのデータ通信状態とでそれぞれ適したデータ通信の系統制御を実行するためのものである。
【0067】
これは例えば、サスペンド状態では待機電力の小さいブルートゥースカード20によるウェイクアップの待機動作を実行させる。そして、このパーソナルコンピュータ10が移動して、外部との無線通信が可能な場所に移動した場合には、待機電力はブルートゥースカード20に比較できないほど大きいものの、データの転送速度でははるかに有利な無線LANカード19による無線通信に切換える、というように実行する。
【0068】
また、上記ステップB02でカードコントローラ24から出力されるカード検出信号CD−PまたはCD−Sがあると判断した場合には、次にその検出信号がCD−Sであるか否かを判断する(ステップB07)。
【0069】
CD−Sであった場合、抜かれたのはブルートゥースカード20であることになるので、それまで装着されていたブルートゥースカード20の識別情報を保持した上で、上記カード電源コントローラ32からSDカードコントローラ24b及びブルートゥースカード20への電力SD−Vをオフ設定させてその電源供給を停止させ(ステップB08)、再び上記ステップB01からの待機状態に移行する。
【0070】
この際、図中に()で示すように、新たにカード電源コントローラ32からPCカードコントローラ24a及び無線LANカード19への電力PC−Vをオン設定して電源供給を開始させ、異なる無線通信系統によるウェイクアップ動作の待機に移行するものとしてもよい。
【0071】
また、上記ステップB07でカードコントローラ24から出力されるカード検出信号はCD−Sではないと判断した場合には、その検出信号はCD−Pであることとなり、無線LANカード19がPCカードスロット17から抜かれたこととなるので、EC29はそれまで装着されていた無線LANカード19の識別情報を保持する。
【0072】
その上でEC29は、上記カード電源コントローラ32からPCカードコントローラ24a及び無線LANカード19への電力PC−Vをオフ設定させてその電源供給を停止させ(ステップB09)、再び上記ステップB01からの待機状態に移行する。
【0073】
この際、図中に()で示すように、新たにカード電源コントローラ32からSDカードコントローラ24b及びブルートゥースカード20への電力SD−Vをオン設定して電源供給を開始させ、異なる無線通信系統によるウェイクアップ動作の待機に移行するものとしてもよい。
【0074】
上記ステップB03で新たにPCカードスロット17に無線LANカード19が装着されたか、あるいはSDカードスロット18にブルートゥースカード20が装着されたことによりカードコントローラ24から出力されるカード検出信号CD−PまたはCD−Sがあると判断した場合には、次にその新しく装着されたカード19(または20)の識別情報がそれまでそのスロット17(または18)に装着されていたカードの識別情報と一致するか否かにより、一度抜かれたカードが再度装着されたものであるか否かを判断する(ステップB10)。
【0075】
ここで識別情報が一致したと判断した場合にのみ、一度抜かれたカードが再度装着されたものとして、そのカードに関連してカード電源コントローラ32からPCカードコントローラ24a及び無線LANカード19への電力PC−V、またはSDカードコントローラ24b及びブルートゥースカード20への電力SD−Vの一方を電源供給するものとし(ステップB11)、その後再び上記ステップB01からの待機状態に移行する。
【0076】
このように、複数の通信デバイスとして例えば無線LANカード19とブルートゥースカード20とを装着している場合に、設定によりウェイクアップ動作の実行が必要なもののみに、サスペンド状態とした電源オフ時にも電源を供給することにより、無駄な電力消費を避けながら、ウェイクアップ動作を待機することができる。
【0077】
加えて、上記無線LANカード19及びブルートゥースカード20はPCカードスロット17、SDカードスロット18から装脱することが可能であり、ウェイクアップ動作の待機中に抜かれてしまうことも充分考え得る。
【0078】
したがって、通信デバイスである無線LANカード19またはブルートゥースカード20が脱離された場合にはこれを検出して直ちにその電源供給を停止させることで、無駄な電力消費を避けることができる。
【0079】
その際、上記ステップB08またはB09で説明したように、抜かれなかったもう一方の通信デバイスに代わって電源を供給するようにすれば、確実にウェイクアップ動作を継続することができる。
【0080】
なお、通信デバイスである無線LANカード19及びブルートゥースカード20の識別情報を保持しておくことにより、その通信デバイスが抜かれてしまった場合でも、新たに通信デバイスが装着された際に取得する識別情報との一致を判断することで、正しい通信デバイスが装着されたのかどうかを認識できる。
【0081】
したがって、一旦脱離された通信デバイスが再度装着されると、これを認識して再びその電源供給を開始し、元のウェイクアップ動作の待機状態に移行できる。
【0082】
この場合、上記ステップB08またはB09で示したように、ウェイクアップ動作を継続させるものとして電源供給の系統を他に切換えた場合には、その切換えた他の系統の電源供給を停止して、元の系統でのウェイクアップ待機状態に戻すことで、無駄な電力消費を避けることができる。
【0083】
なお、上記サウスブリッジ回路23には、電源のオン/オフに関係なく現在時刻を計時し続けるRTC25を接続している。したがって、EC29に予めウェイクアップ動作を行なう時間帯の情報を設定しておけば、EC29はサウスブリッジ回路23に接続されたRTC25の計時する現在時刻に対応して、設定した時間帯内でのみ、カード電源コントローラ32により無線LANカード19の系統、もしくはブルートゥースカード20の系統へ電源供給させることも可能となる。
【0084】
これにより、ウェイクアップ起動信号を待機する動作が必要ないと考える時間帯には通信デバイスの動作に要する電源供給を停止するため、必要時間帯外の無駄な電力消費を確実に抑えられる。
【0085】
なお、上記実施の形態では、図3でウェイクアップ動作の設定後、自動的にオペレーティングシステム及びアプリケーションプログラムの動作状態を維持するサスペンド状態として電源をオフするものとした。
【0086】
このサスペンド状態での電源オフとすることにより、オペレーティングシステム及びアプリケーションプログラムを完全に終了させて電源をオフする場合に比べて、その後のウェイクアップ動作により電源をオンした場合に、速やかに起動してあるアプリケーションプログラムの動作に移行できる。
【0087】
(この実施の形態の変形例)
図5に、上記図2で示した内容とは異なるパーソナルコンピュータ10内の一部回路構成を示す。
なお、基本的には上記図2で示したものと同様であるので、同一部分には同一符号を付してその説明は省略する。
【0088】
しかして、カードコントローラ24とPCカードスロット17との間に、データの送受の通過/遮断を切換えるインターフェイス断続用のQ(Quick)−スイッチ(図では「Q−SW」と称する)41を設ける。
【0089】
同様に、カードコントローラ24とSDカードスロット18との間に、データの送受の遮断/通過を切換えるインターフェイス断続用のQ−スイッチ42を設ける。
【0090】
これらQ−スイッチ41,42は、それぞれ無線LANカード19またはブルートゥースカード20を用いてウェイクアップを待機する動作時以外にはデータの送受を遮断するように切換えておく。
【0091】
これにより、カードコントローラ24と無線LANカード19またはブルートゥースカード20の間で、一方の系統に供給されている電力が他方の系統にも流れてしまうのを確実に回避することができ、無駄な電力消費を抑えられる。
【0092】
なお、上記実施の形態は、PCカードスロット17に無線LANカード19を装着し、SDカードスロット18にブルートゥースカード20を装着したパーソナルコンピュータ10について例示したものであるが、この発明はこれに限らず、例えば有線LANインターフェイスなどのウェイクアップ動作が可能なデバイスを複数有する携帯情報機器であれば、PDAやPOS(Point Of Sales)システムの携帯登録端末機など、いずれにも適用可能であることは勿論である。
【0093】
本実施の形態では、着脱可能な通信デバイスの例を示したが、この発明はこれに限定されず、複数の内蔵型通信デバイスにも適用可能である。
【0094】
その他、この発明は上記実施の形態に限らず、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施することが可能であるものとする。
【0095】
さらに、上記実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施の形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題の少なくとも1つが解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0096】
【発明の効果】
この発明によれば、複数のウェイクアップ起動信号を受信可能な通信デバイス中でウェイクアップ起動信号の受信動作の実行が必要なもののみに装置本体の電源オフ時にも電源を供給することにより、無駄な電力消費を避けながら、ウェイクアップ起動信号の受信を待機することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係るパーソナルコンピュータの外観構成を示す図。
【図2】同実施の形態に係るパーソナルコンピュータ内の一部回路構成を示すブロック図。
【図3】同実施の形態に係るウェイクアップ機能設定時の処理内容を示すフローチャート。
【図4】同実施の形態に係るウェイクアップ動作時の処理内容を示すフローチャート。
【図5】同実施の形態に係るパーソナルコンピュータ内の他の一部回路構成を示すブロック図。
【符号の説明】
10…パーソナルコンピュータ(PC)
11…本体ケース
12…ヒンジ機構
13…表示部
14…カラー液晶パネル
15…電源スイッチ(SW)
16…キーボード
17…PCカードスロット
18…SDカードスロット
19…無線LANカード
20…ブルートゥースカード
21…CPU+ノースブリッジ回路
22…PCIバス
23…サウスブリッジ回路
24…カードコントローラ
25…RTC
26…ISAバス
27…BIOS−ROM
28…シリアルバス
29…EC
30…IDEインターフェイス
31…HDD
32…カード電源コントローラ
33…バッテリ
34…電源コントローラ
35…DC−DCコンバータ
36…ACプラグ
37…ACアダプタ
41,42…Q−スイッチ(SW)
Claims (11)
- 外部からの信号を受信可能な第1の通信デバイスと、
この第1の通信デバイスと異なる外部からの信号を受信可能な第2の通信デバイスと、
自装置が電源をオフした状態で上記第1の通信デバイスまたは第2の通信デバイスへ選択的に電源供給可能な電源供給手段と、
この電源供給手段により電源が供給されている上記第1の通信デバイスまたは第2の通信デバイスを介して受信した信号に基づいて、自装置の電源をオンする起動手段と
を具備したことを特徴とする情報処理装置。 - 上記第1の通信デバイス及び上記第2の通信デバイスの少なくとも一方は、上記情報処理装置に着脱自在に設けられ、
上記電源供給手段は、上記第1の通信デバイス及び上記第2の通信デバイスのうち電源を供給している通信デバイスが上記情報処理装置からの離脱を検出した場合にその通信デバイスへの電源供給を停止する
ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。 - 上記電源供給手段は、上記第1の通信デバイス及び上記第2の通信デバイスのうち電源を供給している通信デバイスが上記情報処理装置からの離脱を検出した場合にそれまで電源を供給していなかった通信デバイスに対して電源の供給を開始することを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
- 上記電源供給手段は、上記離脱された通信デバイスが再度上記情報処理装置に装着された場合に、装着された通信デバイスへの電源の供給を再開し、それまで電源を供給していた通信デバイスへの電源の供給を停止することを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
- 上記情報処理装置の電源をオフした状態で上記電源供給手段により電源を供給する通信デバイスの識別情報を記憶する記憶手段をさらに具備し、
上記電源供給手段は、上記第1の通信デバイスまたは上記第2の通信デバイスが上記情報処理装置に装着され、上記記憶手段が記憶している識別情報と装着された通信デバイスの識別情報とが一致した場合に、その装着された通信デバイスへの電源の供給を開始する
ことを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。 - 上記情報処理装置の電源をオフした状態で上記電源供給手段により電源を供給する通信デバイスの識別情報を記憶する記憶手段をさらに具備し、
上記電源供給手段は、上記第1の通信デバイスまたは上記第2の通信デバイスが上記情報処理装置に装着され、上記記憶手段が記憶している識別情報と装着された通信デバイスの識別情報とが一致した場合に、その装着された通信デバイスへの電源の供給を開始し、
それまで電源を供給していた通信デバイスに対する電源の供給を停止させる
ことを特徴とする請求項2記載の携帯情報装置。 - 時計部と、
所定時間帯を記憶する記憶部とをさらに具備し、
上記電源供給手段は、上記と軽侮の計時する現在時刻と上記記憶部に記憶した所定時間帯の情報に基づき、上記情報処理装置が電源をオフした状態で電源を供給している上記第1の通信デバイスまたは上記第2の通信デバイスに対しても電源の供給を停止する
ことを特徴とする請求項1、2、5及び6いずれかに記載の情報処理装置。 - オペレーティングシステム及びアプリケーションプログラムを記憶デバイスに保持して電源オフ状態に移行させるサスペンド処理手段と、
上記サスペンド処理手段により移行した電源オフ時に、上記第1の通信デバイスまたは上記第2の通信デバイスへ選択的に電源供給を行ない、電源を供給している上記第1の通信デバイスまたは上記第2の通信デバイスを介して受信した信号に基づいて、上記情報処理装置の電源をオンにする起動手段と
をさらに具備したことを特徴とする請求項1または2記載の情報処理装置。 - 外部からの信号を受信可能な第1の通信デバイスと、この第1の通信デバイスと異なる外部からの信号を受信可能な第2の通信デバイスとを備えた情報処理装置の電源制御方法であって、
上記情報処理装置が電源をオフした状態で上記第1の通信デバイスまたは第2の通信デバイスへ選択的に電源を供給する電源供給工程と、
この電源供給工程で電源が供給されている上記第1の通信デバイスまたは第2の通信デバイスを介して受信した信号に基づいて、上記情報処理装置の電源をオンする起動工程と
を有したことを特徴とする電源制御方法。 - 外部からの信号を受信可能な第1の通信デバイスと、この第1の通信デバイスと異なる外部からの信号を受信可能な第2の通信デバイスとを備え、少なくともその一方は装置に対して着脱自在に設けられた情報処理装置の電源制御方法であって、
上記情報処理装置が電源をオフした状態で上記第1の通信デバイスまたは第2の通信デバイスへ選択的に電源を供給する第1の工程と、
この第1の工程で電源が供給されている上記第1の通信デバイスまたは第2の通信デバイスを介して受信した信号に基づいて、上記情報処理装置の電源をオンする第2の工程と、
上記第1の工程で、上記第1の通信デバイス及び上記第2の通信デバイスのうち電源を供給している通信デバイスが上記情報処理装置からの離脱を検出した場合にその通信デバイスへの電源の供給を停止する第3の工程と、
この第3の工程により電源の供給を停止した通信デバイスに代えて、それまで電源を供給していなかった通信デバイスに対して電源の供給を開始する第4の工程と、
上記離脱された通信デバイスが再度上記情報処理装置に装着された場合に、装着された通信デバイスへの電源の供給を再開し、それまで電源を供給していた通信デバイスへの電源の供給を停止する第5の工程と
を有したことを特徴とする電源制御方法。 - 上記情報処理装置の電源をオフした状態で電源を供給する通信デバイスの識別情報を記憶する記憶工程をさらに有し、
上記第5の工程は、上記第1の通信デバイスまたは上記第2の通信デバイスが上記情報処理装置に装着され、上記記憶工程で記憶した識別情報と装着された通信デバイスの識別情報とが一致した場合にのみ、その装着された通信デバイスへの電源の供給を開始する
ことを特徴とする請求項10記載の電源制御方法。
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