JP2006261487A - フィールド酸化膜形成法 - Google Patents

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秀誠 高見
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Abstract

【課題】フィールド酸化膜の直下に素子孔から離間してチャンネルストッパ領域を簡単に且つ精度良く形成する。
【解決手段】図2(C)に示すようにシリコン基板10の一方の主面にシリコン酸化膜18を介してシリコン窒化膜20を形成した後、膜20の上に素子孔パターンに従って破線対応のレジスト層22aを形成する。層22aをマスクとするイオン注入処理によりP型ウエル領域12の表面にボロンイオンを注入してイオン注入領域24を形成する。層22aに等方性ドライエッチング処理を施して層22aの厚さ及び平面的寸法を所定量Δtだけ減少させる。図2(D)に示すように層22aをマスクとするドライエッチング処理により膜20をパターニングして膜20の一部20aを残す。膜20aをマスクとする選択酸化処理により膜20a対応の素子孔を有するフィールド酸化膜と領域24に基づくP型のチャンネルストッパ領域とを形成する。
【選択図】図2

Description

この発明は、MOS型IC(集積回路)等の製造に用いるに好適なフィールド酸化膜(素子分離膜)形成法に関し、特にフィールド酸化膜の直下に素子孔から離間してチャンネルストッパ領域を形成する技術の改良に関するものである。
従来、フィールド酸化膜の直下に素子孔から離間してチャンネルストッパ領域を形成するフィールド酸化膜形成法としては、図11〜13に示すようにサイドスペーサを利用するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
図11の工程では、P型シリコン基板1の表面に熱酸化法によりシリコン酸化膜2を形成した後、シリコン酸化膜2の上にCVD(ケミカル・ベーパー・デポジション)法によりシリコン窒化膜3を形成し、さらにシリコン窒化膜3の上にCVD法によりシリコン酸化膜4を形成する。そして、レジスト層(図示せず)をマスクとするドライエッチング処理によりシリコン窒化膜3及びシリコン酸化膜4の積層を所望の素子孔パターンに従ってパターニングする。
次に、残存するシリコン窒化膜3及びシリコン酸化膜4の積層を覆ってシリコン酸化膜2の上にシリコン酸化膜をCVD法により形成した後、このシリコン酸化膜を異方性ドライエッチング処理によりエッチバックすることにより該シリコン酸化膜の残存部からなるサイドスペーサ4aをシリコン窒化膜3及びシリコン酸化膜4の積層の側部を覆ってシリコン酸化膜2の上に閉ループ状に形成する。そして、シリコン酸化膜2、シリコン窒化膜3及びシリコン酸化膜4の積層Mと、シリコン酸化膜2及びサイドスペーサ4aの積層とをマスクとするイオン注入処理によりボロンイオンBをシリコン酸化膜2を介して基板1の表面に注入することによりサイドスペーサ4aの周辺部にチャンネルストッパ用のイオン注入領域5aを形成する。この後、フッ酸系の薬液を用いるエッチング処理によりシリコン酸化膜4と、サイドスペーサ4aと、シリコン酸化膜2においてシリコン窒化膜3で覆われない部分(破線で示す部分)とを除去する。この結果、基板1の表面において残存シリコン酸化膜2とシリコン窒化膜3との積層に覆われない部分が露呈され、イオン注入領域5aの表面も露呈される。
図12の工程では、シリコン酸化膜2とシリコン窒化膜3との積層をマスクとする選択酸化処理により基板1の表面に素子孔6Aを有するフィールド酸化膜6を形成する。このときの熱処理によりイオン注入領域5aに基づいてP型のチャンネルストッパ領域5Aが形成される。チャンネルストッパ領域5Aは、フィールド酸化膜6の直下に素子孔6Aから離間して形成される。
図13の工程では、シリコン窒化膜3及びシリコン酸化膜2を順次のエッチング処理により除去して素子孔6A内に基板1の表面部分を露呈させる。素子孔6A内のシリコン表面に熱酸化法によりシリコン酸化膜からなるゲート酸化膜7を形成した後、ゲート酸化膜7の上にドープトポリシリコン等からなるゲート電極層8を形成し、さらにフィールド絶縁膜6とゲート電極層8とをマスクとするイオン注入処理によりN型のソース,ドレイン領域9S,9Dを形成する。この結果、素子孔6A内には、MOS型トランジスタが形成される。
上記したフィールド酸化膜形成法によれば、フィールド絶縁膜6の直下に素子孔6Aから離間してチャンネルストッパ領域5Aが形成される。このため、素子孔6A内に図13に示すようにMOS型トランジスタを形成した場合に、(イ)ソース,ドレイン領域9S,9Dとチャンネルストッパ領域5Aとの間にPN接合が形成されず、接合耐圧の向上及び接合容量の低減が可能になること、(ロ)チャンネル長さ方向(ソース−ドレイン間電流の流通方向)に直交する方向のチャンネル幅がチャンネルストッパ領域5Aによって狭小化されず、チャンネル幅の狭小化によるトランジスタ特性の変動(いわゆる狭チャンネル効果)を回避できることなどの利点がある。
従来のフィールド酸化膜形成法の他の例としては、図14〜16に示すようにイオン注入マスクとしてレジスト層を用いるものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
図14の工程では、シリコン基板の一方の主面にN型ウエル領域1a及びP型ウエル領域1bを形成した後、該一方の主面に熱酸化法によりシリコン酸化膜2を形成し、さらにシリコン酸化膜2の上にCVD法によりシリコン窒化膜3を形成する。ウエル領域1aの上方でシリコン窒化膜3の上に所望の素子孔パターンに従ってレジスト層4Bをホトリソグラフィ処理により形成した後、レジスト層4Bをマスクとするドライエッチング処理によりシリコン窒化膜3をパターニングしてレジスト層4Bに対応するパターンでシリコン窒化膜3を残存させる。
次に、図15の工程では、レジスト層4B及びその周辺のシリコン酸化膜部分を露呈し且つP型ウエル領域1bを覆うようにシリコン酸化膜2の上にレジスト層4Cをホトリソグラフィ処理により形成する。そして、レジスト層4B,4Cをマスクとするイオン注入処理によりN型決定不純物をウエル領域1aにイオン注入してチャンネルストッパ用のイオン注入領域5bを形成する。この後、レジスト層4B,4Cを除去する。
図16の工程では、シリコン酸化膜2及びシリコン窒化膜3の積層をマスクとする選択酸化処理により基板1の上面にフィールド酸化膜6を形成する。フィールド酸化膜6は、シリコン窒化膜3に対応する素子孔6Aを有するように形成される。また、このときの熱処理によりイオン注入領域5bに基づいてウエル領域1aの表面にN型のチャンネルストッパ領域5Bが形成される。チャンネルストッパ領域5Bは、内方端部が素子孔6A内に位置するように形成される。この後は、図13に関して前述した方法を準用して素子孔6A内にMOS型トランジスタを形成することができる。
特開平5−136123号公報 特開2000−12789号公報
図11〜13に関して上記したフィールド酸化膜形成法によると、シリコン窒化膜3を形成するためのCVD処理の他に、シリコン酸化膜4を形成するためのCVD処理やサイドスペーサ4aを形成するためのCVD処理が必要であり、しかもシリコン窒化膜3をパターニングするためのドライエッチング処理の他に、サイドスペーサ4aを形成するためのドライエッチング処理が必要である。従って、工程数が多く、歩留り低下やコスト高を招く。
一方、図14〜16に関して上記したフィールド酸化膜形成法は、工程的には簡単であるものの、チャンネルストッパ領域5Bが素子孔6A内に延長するように形成されるため、前述した(イ)及び(ロ)の作用効果が得られない。
この発明の目的は、フィールド酸化膜の直下に素子孔から離間してチャンネルストッパ領域を簡単に且つ精度良く形成することができる新規なフィールド酸化膜形成法を提供することにある。
この発明に係る第1のフィールド酸化膜形成法は、
一方の主面の少なくとも素子配置予定部が一導電型であるシリコン基板を用意する工程と、
前記シリコン基板の一方の主面に前記素子配置予定部を覆って酸化マスク材層を形成する工程と、
前記酸化マスク材層の上に前記素子配置予定部の一部に対応する素子孔パターンに従ってレジスト層を形成する工程と、
前記一導電型を決定する不純物を前記レジスト層をマスクとし且つ前記酸化マスク材層を介して前記シリコン基板の一方の主面にイオン注入することによりチャンネルストッパ用のイオン注入領域を形成する工程と、
前記イオン注入領域を形成した後、前記レジスト層に等方性エッチング処理を施して前記レジスト層の厚さ及び平面的寸法を所定量だけ減少させる工程と、
前記等方性エッチング処理の後、前記レジスト層をマスクとするエッチング処理により前記酸化マスク材層をパターニングして前記酸化マスク材層の残存部からなる酸化マスクを形成する工程と、
前記レジスト層を除去した後、前記酸化マスクを用いる選択酸化処理により前記シリコン基板の一方の主面に前記酸化マスクに対応する素子孔を有するフィールド酸化膜と、前記イオン注入領域に基づいて前記一導電型を有するチャンネルストッパ領域とを形成する工程と
を含むものである。
第1のフィールド酸化膜形成法によれば、レジスト層をマスクとするイオン注入処理によりチャンネルストッパ用のイオン注入領域が形成される。そして、レジスト層に等方性エッチング処理を施してレジスト層の厚さ及び平面的寸法を所定量だけ減少させた後、レジスト層をマスクとするエッチング処理により酸化マスク材層をパターニングすることにより酸化マスクが形成される。レジスト層を除去した後、酸化マスクを用いる選択酸化処理により酸化マスクに対応する素子孔を有するフィールド酸化膜と、イオン注入領域に基づくチャンネルストッパ領域とが形成される。上記した所定量を素子孔とチャンネルストッパ領域との離間距離に対応して予め設定しておくことでチャンネルストッパ領域を素子孔から所望の距離だけ離間してフィールド酸化膜の直下に精度良く形成することができる。また、CVD処理としては、シリコン窒化膜等の酸化マスク材層を形成するために1回の処理を必要とするだけであり、しかもサイドスペーサ形成のためのドライエッチング処理を必要としないから、工程数が少なくて済む。
この発明に係る第2のフィールド酸化膜形成法は、
一方の主面の少なくとも素子配置予定部が一導電型であり、該一方の主面には該一導電型とは反対導電型のウエル領域が形成されたシリコン基板を用意する工程と、
前記シリコン基板の一方の主面に前記素子配置予定部及び前記ウエル領域を覆って酸化マスク材層を形成する工程と、
前記酸化マスク材層の上に前記素子配置予定部の一部に対応する第1の素子孔パターンと前記ウエル領域の一部に対応する第2の素子孔パターンとにそれぞれ従って第1のレジスト層と第2のレジスト層とを形成する工程と、
前記一導電型を決定する不純物を前記第1及び第2のレジスト層をマスクとし且つ前記酸化マスク材層を介して前記シリコン基板の一方の主面にイオン注入することによりチャンネルストッパ用の第1のイオン注入領域を形成する工程と、
前記第1のイオン注入領域を形成した後、前記第1及び第2のレジスト層に等方性エッチング処理を施して各レジスト層の厚さ及び平面的寸法を所定量だけ減少させる工程と、
前記等方性エッチング処理の後、前記第1及び第2のレジスト層をマスクとするエッチング処理により前記酸化マスク材層をパターニングしてそれぞれ前記酸化マスク材層の残存部からなる第1及び第2の酸化マスクを形成する工程と、
前記素子配置予定部及び前記第1のレジスト層を覆うように第3のレジスト層を形成すると共に、前記第1のイオン注入領域の一部として前記ウエル領域内に存在するイオン注入部を覆わず且つ前記第2の酸化マスクの側部及び前記第2のレジスト層を覆うように第4のレジスト層を形成する工程と、
前記反対導電型を決定する不純物を前記第3及び第4のレジスト層をマスクとして前記ウエル領域にイオン注入することにより前記第1のイオン注入領域の一部として前記ウエル領域内に存在するイオン注入部の代りにチャンネルストッパ用の第2のイオン注入領域を形成する工程と、
前記第3及び第4のレジスト層並びに前記第1及び第2のレジスト層を除去した後、前記第1及び第2の酸化マスクを用いる選択酸化処理により前記シリコン基板の一方の主面に前記第1及び第2の酸化マスクにそれぞれ対応する第1及び第2の素子孔を有するフィールド酸化膜と、前記第1のイオン注入領域に基づいて前記一導電型を有する第1のチャンネルストッパ領域と、前記第2のイオン注入領域に基づいて前記反対導電型を有する第2のチャンネルストッパ領域とを形成する工程と
を含むものである。
第2のフィールド酸化膜形成法において、一例として、一導電型をP型とすれば、P型の素子配置予定部及びN型のウエル領域を有するシリコン基板が用意される。P型の素子配置予定部については、酸化マスク材層を形成する工程と、第1のレジスト層を形成する工程と、第1のイオン注入領域を形成する工程と、第1のレジスト層の厚さ及び平面的寸法を減少させる工程と、第1の酸化マスクを形成する工程と、第3のレジスト層を形成する工程とにおいて前述の第1のフィールド酸化膜形成法の場合と同様にして処理が行なわれる。また、N型のウエル領域については、酸化マスク材層を形成する工程と、第2のレジスト層を形成する工程と、第1のイオン注入領域を形成する工程と、第2のレジスト層の厚さ及び平面的寸法を減少させる工程と、第2の酸化マスクを形成する工程と、第4のレジスト層を形成する工程とにおいて処理をP型の素子配置予定部と共通に行なうことができる。
第3及び第4のレジスト層を形成する工程では、素子配置予定部及び第1のレジスト層を覆うように第3のレジスト層が形成されると共に、第1のイオン注入領域の一部としてN型のウエル領域内に存在するイオン注入部を覆わず且つ第2の酸化マスクの側部及び第2のレジスト層を覆うように第4のレジスト層が形成される。そして、N型を決定する不純物を第3及び第4のレジスト層をマスクとしてN型のウエル領域にイオン注入することによりN型のウエル領域内には第1のイオン注入領域の一部としてのイオン注入部の代りにチャンネルストッパ用の第2のイオン注入領域が形成される。
第3及び第4のレジスト層並びに第1及び第2のレジスト層を除去した後、第1及び第2の酸化マスクを用いる選択酸化処理により第1及び第2の酸化マスクにそれぞれ対応する第1及び第2の素子孔を有するフィールド酸化膜と、第1のイオン注入領域に基づくP型の第1のチャンネルストッパ領域と、第2のイオン注入領域に基づくN型の第2のチャンネルストッパ領域とが形成される。第1のチャンネルストッパ領域は、第1の素子孔から離間してフィールド酸化膜の直下に精度良く形成されると共に、第2のチャンネルストッパ領域は、第2の素子孔から離間してフィールド酸化膜の直下に精度良く形成される。N型のウエル領域のために専用の工程としては、第3及び第4のレジスト層を形成する工程と、第2のイオン注入領域を形成する工程との2工程を追加するだけでよく、工程数の増加が抑制される。
この発明に係る第1のフィールド酸化膜形成法によれば、一導電型の素子配置予定部において、フィールド酸化膜の直下に素子孔から離間してチャンネルストッパ領域を簡単に且つ精度良く形成可能となる効果が得られる。また、工程数が少なくて済むので、歩留りの向上及びコスト低減を達成できる効果も得られる。
この発明に係る第2のフィールド酸化膜形成法によれば、一導電型の素子配置予定部及び反対導電型のウエル領域のいずれにおいても、フィールド酸化膜の直下に素子孔から離間してチャンネルストッパ領域を簡単に且つ精度良く形成可能となる効果が得られる。また、工程数の増加が抑制されるので、歩留りの向上及びコスト低減を達成できる効果も得られる。
図1〜4は、この発明の一実施形態に係るCMOS型ICにおけるNチャンネルMOS型トランジスタ部の製法を示すもので、各々の図に対応する工程(1)〜(4)を順次に説明する。
(1)図1(A)の工程では、P型シリコン基板10の一方の主面にP型ウエル領域12及びN型ウエル領域14,16を公知の方法で並べて形成する。N型ウエル領域14,16は、P型ウエル領域12を取囲むように1つのウエル領域として形成してもよい。ウエル領域12〜16を形成した後、基板10の一方の主面に熱酸化処理によりシリコン酸化膜(ストレス緩和用のパッド酸化膜)18を形成する。シリコン酸化膜18の厚さは、例えば30〜40nmの範囲内とすることができる。シリコン酸化膜18の上には、CVD法によりシリコン窒化膜20を形成する。シリコン窒化膜20の厚さは、75〜150nm(好ましくは100nm)とすることができる。
シリコン窒化膜20の上には、所望の素子孔(活性領域配置孔)パターンに従ってレジスト層22aをホトリソグラフィ処理により形成する。レジスト層22aの材料としてはノボラック系レジストを用い、その厚さは、700〜1200nm(好ましくは900nm)とすることができる。
次に、図1(B)の工程では、レジスト層22aをマスクとするイオン注入処理によりP型決定不純物をシリコン酸化膜18及びシリコン窒化膜20の積層を介してウエル領域12〜16の表面にイオン注入することによりレジスト層22aの周辺部にチャンネルストッパ用のイオン注入領域24を閉ループ状に形成する。このときの注入処理では、一例として、ボロンイオンBを加速エネルギー100keV、ドーズ量1.5×1013cm−2の条件で注入することができる。
(2)図2(C)の工程では、レジスト層22aに等方性ドライエッチング処理を施してレジスト層22aの厚さ及び平面的寸法を所定量Δtだけ減少させる。この結果、レジスト層22aの端縁位置は、エッチング量Δtに対応してイオン注入領域24の内方端から後退することになる。このときのドライエッチング条件は、
ガス流量:O=100sccm
圧力:0.3Torr
RFパワー:125W
とすることができる。
次の表1は、このような条件でレジストエッチングを行なったときの処理時間[s]とエッチング量(レジスト後退量)Δt[nm]との関係を示すものである。表1において、「エッチング量」は、ウエハ(基板10)の表面にて予め定められた9個の測定点で測定されたエッチング量を平均した平均値を示す。
Figure 2006261487
図5は、表1に示す処理時間とエッチング量との関係をグラフとして示したものである。表1及び図5によれば、エッチング量Δtが処理時間にほぼ比例していることがわかる。図2(C)の工程におけるエッチング量Δtは、150〜340nmの範囲内とすることができる。この点については、表2及び図6を参照して後述する。
次に、図2(D)の工程では、レジスト層22aをマスクとする異方性ドライエッチング処理によりシリコン窒化膜20をパターニングしてシリコン窒化膜20の残存部からなる酸化マスク20aを形成する。このときのエッチングは、RFプラズマエッチングとし、エッチング条件は、
エッチングガス:CF/CHF
圧力:160mTorr
RFパワー:700W(13.56MHz)
とすることができる。
酸化マスク20aを形成した後、酸化マスク20a及びレジスト層22aの積層をマスクとするウェットエッチング処理(例えばバッファードフッ酸を用いるもの)によりシリコン酸化膜18を酸化マスク20aで覆われない部分において除去してウエル領域12〜16の表面を露呈させてもよい。しかし、図示のようにシリコン酸化膜18をエッチングしないで残しておくと、シリコン基板表面の汚染を防止できると共に、イオン注入時にチャンネリング防止効果が期待できる。
(3)図3(E)の工程では、酸化マスク20a、レジスト層22a及びP型ウエル領域12を覆い且つN型ウエル領域14,16を覆わないようにシリコン酸化膜18の上にレジスト層26aをホトリソグラフィ処理により形成する。レジスト層26aは、この後のイオン注入処理においてイオン注入マスクとして用いられるもので、900〜1500nm(好ましくは1100nm)程度の厚さとすることができる。レジスト層22aは、図1(A)の工程で硬化処理が施されているので、レジスト層26aを重ねて形成することができる。
次に、レジスト層26aをマスクとするイオン注入処理によりN型決定不純物をN型ウエル領域14,16の表面にシリコン酸化膜18を介してイオン注入することによりチャンネルストッパ用のイオン注入領域28,30をそれぞれN型ウエル領域14,16内に形成する。イオン注入領域28,30は、いずれも閉ループ状のパターンで形成されるものであり、代表としてイオン注入領域30の詳細について図9を参照して後述する。このときのイオン注入処理では、一例として、リンイオンPを加速エネルギー50keV、ドーズ量4.8×1012cm−2の条件で注入することができる。P型ウエル領域12内には、イオン注入領域24の一部24aが残される。なお、N型ウエル領域14,16にはPチャンネルMOS型トランジスタ用のチャンネルストッパ領域(不純物ドープ領域)が不要である場合、図3(E)のレジスト層形成工程及びイオン注入工程を省略してもよい。
次に、図3(F)の工程では、レジスト層26a,22aをO又はOのアッシングにより除去する。そして、硫酸+過酸化水素水を用いる薬液処理と純水リンス処理とを順次に施し、さらに乾燥処理を施す。この後、酸化マスク20aを用いる選択酸化処理により基板10の表面に素子孔32Aを有するフィールド酸化膜32を形成する。酸化マスク20aの下には、シリコン酸化膜18の一部18aが残される。このときの熱処理によりフィ−ルド酸化膜32の直下にはイオン注入領域24aに基づくP型のチャンネルストッパ領域34が素子孔32Aから離間して形成される。また、N型ウエル領域14,16においてフィールド酸化膜32の直下にはイオン注入領域28,30に基づくN型のチャンネルストッパ領域36,38がそれぞれ形成される。選択酸化処理では、一例として、横型拡散炉を用い、温度1000℃のウェット熱酸化を行なうことができ、フィールド酸化膜32としては、350〜1000nm(好ましくは400〜600nm、更に好ましくは500nm)の厚さのシリコン酸化膜を得ることができる。
(4)図4(G)の工程では、酸化マスク(シリコン窒化膜)20a及びシリコン酸化膜18aを順次に除去する。酸化マスク20aは、160℃の熱リン酸を用いる60分程度のウェットエッチング処理により除去することができ、シリコン酸化膜18aは、バッファードフッ酸を用いるウェットエッチング処理により除去することができる。
素子孔32A内においてシリコン酸化膜18aを除去したシリコン表面には、犠牲酸化膜として30〜50nmの厚さのシリコン酸化膜を熱酸化処理により形成する。このときの熱酸化処理は、ドライO(又はドライ空気)中950℃の温度で行なうことができる。犠牲酸化膜としてのシリコン酸化膜をフッ酸処理により除去した後、素子孔32A内のシリコン表面には、ゲート絶縁膜40Aとしてのシリコン酸化膜を熱酸化処理により形成する。このときの熱酸化処理は、ドライO中950℃の温度で行なうことができる。ゲート絶縁膜40Aとしてのシリコン酸化膜の厚さは、6.5〜35nm(好ましくは12〜20nm、更に好ましくは15nm)とすることができる。
ゲート絶縁膜40Aとしては、上記のようにして形成した単層のシリコン酸化膜に限らず、シリコン酸化膜にシリコン窒化膜(又はシリコン酸化窒化膜)を重ねた積層、酸化タンタル膜(又は高誘電率膜)とシリコン酸化膜やシリコン窒化膜(又はシリコン酸化窒化膜)との積層あるいは2層のシリコン酸化膜の間にシリコン窒化膜(又はシリコン酸化窒化膜)や高誘電率膜を介在させたサンドイッチ構造等を用いてもよい。
図4(H)の工程では、基板上面にドープトポリシリコン等のゲート電極材層を被着した後、ゲート電極材層をホトリソグラフィ及びドライエッチング処理によりパターニングしてゲート電極層42Aをゲート絶縁膜40Aの上に形成する。そして、フィールド酸化膜32とゲート電極層42Aとをマスクとしてヒ素等のN型決定不純物のイオンをP型ウエル領域12の表面に注入した後、注入不純物を活性化するためのアニール処理を行なうことによりN型ソース,ドレイン領域44A,46Aを形成する。この結果、素子孔32A内には、NチャンネルMOS型トランジスタが形成される。
次の表2は、図2(C)のレジストエッチング工程におけるエッチング量Δt[nm]と図4(H)に示すN型ドレイン領域46A及びP型ウエル領域12の間のドレインPN接合の接合耐圧[V]との関係を示すものである。表2において、「MAX」は最大値を、「MIN」は最小値を、「AVG」は最大値と最小値を平均した平均値をそれぞれ表わす。
Figure 2006261487
図6は、表2に示すエッチング量Δtと接合耐圧AVGとの関係をグラフとして示したものである。図6において、「R」は、接合耐圧の許容範囲として21〜27[V]の範囲を示す。図6によれば、エッチング量Δtを150〜340nmの範囲内に設定すると、良好な接合耐圧が得られることがわかる。
上記したフィールド酸化膜形成法によれば、図3(F)に示すようにフィールド酸化膜32の直下に素子孔32Aから離間してチャンネルストッパ領域34が形成されるので、図4(H)に示すようにソース,ドレイン領域44A,46Aとチャンネルストッパ領域34との間に十分な距離ΔLを確保することができ、接合耐圧の向上及び接合容量の低減を達成することができる。また、チャンネルストッパ領域34によりチャンネル幅が狭小化されないので、狭チャンネル効果によるトランジスタ特性の劣化(しきい値電圧の増大とドレイン電流の低下)を防止することができる。その上、図1(B)のイオン注入工程では、レジスト層22aをマスクとして用いるので、種々の絶縁膜やサイドスペーサ等を形成する処理が不要である。従って、工程数が少なくて済み、歩留りの向上及びコスト低減を達成することができる。
図7〜10は、図1〜4に関して前述したCMOS型ICにおけるPチャンネルMOS型トランジスタ部の製法を示すもので、図1〜4と同様の部分には同様の符号を付して詳細な説明を省略する。
図7(A)の工程では、図1(A)に関して前述したP型ウエル領域12の形成処理を流用してP型シリコン基板10の一方の主面にN型ウエル領域16に並べてP型ウエル領域13を形成する。そして、図1(A)に関して前述した熱酸化処理及びCVD処理によりそれぞれシリコン酸化膜18及びシリコン窒化膜20を形成する。この後、図1(A)に関して前述したレジスト層22aの形成処理を流用してシリコン窒化膜20の上に所望の素子孔パターンに従ってレジスト層22bを形成する。
次に、図7(B)の工程では、図1(B)に関して前述したイオン注入処理を行なう。このイオン注入処理では、レジスト層22aの他にレジスト層22bもマスクとして用いることによりレジスト層22bの周辺部にもP型決定不純物イオンを含むイオン注入領域24を閉ループ状に形成する。
図8(C)の工程では、図2(C)に関して前述した等方性エッチング処理を流用してレジスト層22bの厚さ及び平面的寸法を所定量Δtだけ減少させる。この結果、レジスト層22bの端縁位置は、エッチング量Δtに対応してイオン注入領域24の内方端から後退することになる。この後、図8(D)の工程では、図2(D)に関して前述した異方性ドライエッチング処理を行なう。このドライエッチング処理では、レジスト層22aの他にレジスト層22bもマスクとして用いることによりレジスト層22bの下にもシリコン窒化膜20の残存部からなる酸化マスク20bを形成する。なお、シリコン酸化膜18は、酸化マスク20bで覆われない部分において除去してもよいが、図2(D)に関して前述したと同様に図示のように残しておいてもよい。
図9(E)の工程では、図3(E)に関して前述したレジスト層26aの形成処理を流用してレジスト層26b,26cを形成する。レジスト層26bは、酸化マスク20bの側部及びレジスト層22bを覆い且つイオン注入領域24の一部としてN型ウエル領域16内に存在するイオン注入部(図8(D)参照)を覆わないように形成し、レジスト層26cは、P型ウエル領域13を覆うように形成する。
次に、図3(E)に関して前述したN型決定不純物のイオン注入処理を行なう。このイオン注入処理では、レジスト層26aの他にレジスト層26b,26cもマスクとして用いることによりレジスト層26bの周辺部にN型決定不純物イオンを含むチャンネルストッパ用のイオン注入領域30を閉ループ状に形成する。この結果、レジスト層26bの周辺部には、図8(D)に示すようにイオン注入領域24の一部としてN型ウエル領域16内に存在していたイオン注入部の代わりにイオン注入領域30が形成されることになる。P型ウエル領域13内には、イオン注入領域24の一部24cが残される。
図9(F)の工程では、図3(F)に関して前述したレジスト層26a,22aの除去処理を流用してレジスト層26b,26c,22bを除去する。そして、図3(F)に関して前述した薬液処理、純水リンス処理、乾燥処理を順次に行なう。この後、図3(F)に関して前述した選択酸化処理を行なう。この選択酸化処理では、酸化マスク20aの他に酸化マスク20bも用いることにより酸化マスク20a,20bにそれぞれ対応する素子孔32A,32Bを有するフィールド酸化膜32を基板10の表面に形成する。酸化マスク20bの下には、シリコン酸化膜18の一部18bが残される。このときの熱処理では、P型のチャンネルストッパ領域34が図3(F)に関して前述したように形成されると共に、図9(F)に示すようにフィールド酸化膜32の直下にイオン注入領域30に基づくN型のチャンネルストッパ領域38が素子孔32Bから離間して形成される。また、P型ウエル領域13においてフィールド酸化膜32の直下にはイオン注入領域24cに基づくP型チャンネルストッパ領域39が形成される。
図10(G)の工程では、図4(G)に関して前述した酸化マスク20a及びシリコン酸化膜18aの除去処理をそれぞれ流用して酸化マスク20b及びシリコン酸化膜18bを除去する。そして、図4(G)に関して前述した熱酸化処理及びフッ酸処理をそれぞれ流用して犠牲酸化膜の形成及び除去を行なう。この後、図4(G)に関して前述したゲート絶縁膜40Aの形成処理を流用するか又は独立の処理によりゲート絶縁膜40Bを素子孔32B内に形成する。
図10(H)の工程では、基板上面にドープトポリシリコン等のゲート電極材層を被着した後、ゲート電極材層をホトリソグラフィ及びドライエッチング処理によりパターニングしてゲート電極層42Bをゲート絶縁膜40Bの上に形成する。そして、フィールド酸化膜32とゲート電極層42BとをマスクとしてBF等のP型決定不純物のイオンをN型ウエル領域16の表面に注入した後、注入不純物を活性化するためのアニール処理を行なうことによりP型ソース,ドレイン領域44B,46Bを形成する。この結果、素子孔32B内には、PチャンネルMOS型トランジスタが形成される。
図7〜10に関して上記したフィールド酸化膜形成法によれば、図9(F)に示すようにフィールド酸化膜32の直下に素子孔32Bから離間してチャンネルストッパ領域38が形成されるので、図10(H)に示すようにソース,ドレイン領域44B,46Bとチャンネルストッパ領域38との間に十分な距離ΔLを確保することができ、接合耐圧の向上及び接合容量の低減を達成することができる。また、チャンネルストッパ領域38によりチャンネル幅が狭小化されないので、狭チャンネル効果によるトランジスタ特性の劣化(しきい値電圧の増大とドレイン電流の低下)を防止することができる。その上、N型ウエル領域16のために専用の工程としては、図9に示したレジスト層形成工程及びイオン注入工程を追加するだけでよく、工程数の増加を抑制することができる。従って、歩留りの向上及びコスト低減を達成することができる。
なお、MOS型トランジスタの構造及び形成方法は、上記したものに限らず、公知の種々の構造及び形成方法を用いることができる。また、素子孔内には、MOS型トランジスタに限らず、MOS型キャパシタ、抵抗素子等の回路素子を形成することもできる。
(A)及び(B)は、この発明の一実施形態に係るCMOS型ICのNチャンネルMOS型トランジスタ部の製法におけるレジスト層形成工程及びイオン注入工程をそれぞれ示す断面図である。 (C)及び(D)は、図1(B)の工程に続くレジストエッチング工程及びシリコン窒化膜エッチング工程をそれぞれ示す断面図である。 (E)及び(F)は、図2(D)の工程に続くレジスト層形成・イオン注入工程及びレジスト除去・選択酸化工程をそれぞれ示す断面図である。 (G)及び(H)は、図3(F)の工程に続くゲート絶縁膜形成工程及びゲート・ソース・ドレイン形成工程をそれぞれ示す断面図である。 図2(C)のレジストエッチング工程における処理時間とレジストエッチング量(後退量)との関係を示すグラフである。 レジストエッチング量とドレイン接合耐圧との関係を示すグラフである。 (A)及び(B)は、図1に関して前述したCMOS型ICのPチャンネルMOS型トランジスタ部の製法におけるレジスト層形成工程及びイオン注入工程をそれぞれ示す断面図である。 (C)及び(D)は、図2(C)及び(D)に対応するレジストエッチング工程及びシリコン窒化膜エッチング工程をそれぞれ示す断面図である。 (E)及び(F)は、図3(E)及び(F)に対応するレジスト層形成・イオン注入工程及びレジスト除去・選択酸化工程をそれぞれ示す断面図である。 (G)及び(H)は、図4(G)及び(H)に対応するゲート絶縁膜形成工程及びゲート・ソース・ドレイン形成工程をそれぞれ示す断面図である。 従来のフィールド酸化膜形成法の一例におけるイオン注入工程を示す断面図である。 図11の工程に続く選択酸化工程を示す断面図である。 図12の工程に続くMOS型トランジスタ形成工程を示す断面図である。 従来のフィールド酸化膜形成法の他の例におけるシリコン窒化膜エッチング工程を示す断面図である。 図14の工程に続くレジスト層形成・イオン注入工程を示す断面図である。 図15の工程に続く選択酸化工程を示す断面図である。
符号の説明
10:シリコン基板、12〜16:ウエル領域、18:シリコン酸化膜、20:シリコン窒化膜、22a,22b,26a〜26c:レジスト層、24,28,30:イオン注入領域、32:フィールド酸化膜、32A,32B:素子孔、34〜39:チャンネルストッパ領域、40A,40B:ゲート絶縁膜、42A,42B:ゲート電極層、44A,44B:ソース領域、46A,46B:ドレイン領域。

Claims (2)

  1. 一方の主面の少なくとも素子配置予定部が一導電型であるシリコン基板を用意する工程と、
    前記シリコン基板の一方の主面に前記素子配置予定部を覆って酸化マスク材層を形成する工程と、
    前記酸化マスク材層の上に前記素子配置予定部の一部に対応する素子孔パターンに従ってレジスト層を形成する工程と、
    前記一導電型を決定する不純物を前記レジスト層をマスクとし且つ前記酸化マスク材層を介して前記シリコン基板の一方の主面にイオン注入することによりチャンネルストッパ用のイオン注入領域を形成する工程と、
    前記イオン注入領域を形成した後、前記レジスト層に等方性エッチング処理を施して前記レジスト層の厚さ及び平面的寸法を所定量だけ減少させる工程と、
    前記等方性エッチング処理の後、前記レジスト層をマスクとするエッチング処理により前記酸化マスク材層をパターニングして前記酸化マスク材層の残存部からなる酸化マスクを形成する工程と、
    前記レジスト層を除去した後、前記酸化マスクを用いる選択酸化処理により前記シリコン基板の一方の主面に前記酸化マスクに対応する素子孔を有するフィールド酸化膜と、前記イオン注入領域に基づいて前記一導電型を有するチャンネルストッパ領域とを形成する工程と
    を含むフィールド酸化膜形成法。
  2. 一方の主面の少なくとも素子配置予定部が一導電型であり、該一方の主面には該一導電型とは反対導電型のウエル領域が形成されたシリコン基板を用意する工程と、
    前記シリコン基板の一方の主面に前記素子配置予定部及び前記ウエル領域を覆って酸化マスク材層を形成する工程と、
    前記酸化マスク材層の上に前記素子配置予定部の一部に対応する第1の素子孔パターンと前記ウエル領域の一部に対応する第2の素子孔パターンとにそれぞれ従って第1のレジスト層と第2のレジスト層とを形成する工程と、
    前記一導電型を決定する不純物を前記第1及び第2のレジスト層をマスクとし且つ前記酸化マスク材層を介して前記シリコン基板の一方の主面にイオン注入することによりチャンネルストッパ用の第1のイオン注入領域を形成する工程と、
    前記第1のイオン注入領域を形成した後、前記第1及び第2のレジスト層に等方性エッチング処理を施して各レジスト層の厚さ及び平面的寸法を所定量だけ減少させる工程と、
    前記等方性エッチング処理の後、前記第1及び第2のレジスト層をマスクとするエッチング処理により前記酸化マスク材層をパターニングしてそれぞれ前記酸化マスク材層の残存部からなる第1及び第2の酸化マスクを形成する工程と、
    前記素子配置予定部及び前記第1のレジスト層を覆うように第3のレジスト層を形成すると共に、前記第1のイオン注入領域の一部として前記ウエル領域内に存在するイオン注入部を覆わず且つ前記第2の酸化マスクの側部及び前記第2のレジスト層を覆うように第4のレジスト層を形成する工程と、
    前記反対導電型を決定する不純物を前記第3及び第4のレジスト層をマスクとして前記ウエル領域にイオン注入することにより前記第1のイオン注入領域の一部として前記ウエル領域内に存在するイオン注入部の代りにチャンネルストッパ用の第2のイオン注入領域を形成する工程と、
    前記第3及び第4のレジスト層並びに前記第1及び第2のレジスト層を除去した後、前記第1及び第2の酸化マスクを用いる選択酸化処理により前記シリコン基板の一方の主面に前記第1及び第2の酸化マスクにそれぞれ対応する第1及び第2の素子孔を有するフィールド酸化膜と、前記第1のイオン注入領域に基づいて前記一導電型を有する第1のチャンネルストッパ領域と、前記第2のイオン注入領域に基づいて前記反対導電型を有する第2のチャンネルストッパ領域とを形成する工程と
    を含むフィールド酸化膜形成法。
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