JP2006259141A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006259141A JP2006259141A JP2005075579A JP2005075579A JP2006259141A JP 2006259141 A JP2006259141 A JP 2006259141A JP 2005075579 A JP2005075579 A JP 2005075579A JP 2005075579 A JP2005075579 A JP 2005075579A JP 2006259141 A JP2006259141 A JP 2006259141A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- image forming
- forming apparatus
- layer
- mass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
- Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
Abstract
【解決手段】 少なくとも、電子写真感光体、帯電手段、露光手段、現像手段及び転写手段を備えた画像形成装置であって、前記露光手段が350〜500nmの範囲に主たる発光波長領域を有する露光光源を有し、かつ前記電子写真感光体が導電性基材上に少なくとも下引層と感光層とを有してなり、該下引層が金属酸化物粒子と該金属酸化物粒子と反応可能な基を有するアクセプター性化合物とを含有する画像形成装置である。
【選択図】 なし
Description
これに関しては、セレン、セレン合金を用いた青色レーザー用の感光体が提案されている(例えば、特許文献3、4参照)が、この感光体は、感度や熱的安定性に優れるものの、一方で、反転現像を行った際にかぶりを生じ易いという問題があった。
すなわち、本発明の目的は、350〜500nmの範囲に主たる発光波長領域を有する露光光源、特に青色のLEDあるいは紫外青紫色レーザー光を発振する露光光源を備えた画像形成装置において、高画質の画像を繰り返し、安定に得ることができる画像形成装置を提供することである。
<1> 少なくとも、電子写真感光体、帯電手段、露光手段、現像手段及び転写手段を備えた画像形成装置であって、前記露光手段が350〜500nmの範囲に主たる発光波長領域を有する露光光源を有し、かつ前記電子写真感光体が導電性基材上に少なくとも下引層と感光層とを有してなり、該下引層が金属酸化物粒子と該金属酸化物粒子と反応可能な基を有するアクセプター性化合物とを含有する画像形成装置である。
本発明の第1の画像形成装置(以下、「第1の本発明」という場合がある)は、少なくとも、電子写真感光体、帯電手段、露光手段、現像手段及び転写手段を備えた画像形成装置であって、前記露光手段が350〜500nmの範囲に主たる発光波長領域を有する露光光源を有し、かつ前記電子写真感光体が導電性基材上に少なくとも下引き層と感光層とを有してなり、該下引き層が金属酸化物粒子と該金属酸化物粒子と反応可能な基を有するアクセプター性化合物とを含有することを特徴とする。
本発明の第1、第2の画像形成装置は、下引層の構成を除いて同様であるため、以下併せて説明する。
図1に示す電子写真装置100は、回動可能に設けられたドラム状(円筒状)の電子写真感光体7を備えている。この電子写真感光体7の周囲には、電子写真感光体7の外周面の移動方向に沿って、帯電装置(帯電手段)8、露光装置(露光手段)10、現像装置(現像手段)11、転写装置(転写手段)12、クリーニング装置13及び除電器(イレーズ装置)14がこの順で配置されている。
なお、本発明の画像形成装置は非接触帯電装置、接触帯電装置のいずれも用いることができる。接触帯電装置には帯電ローラー、帯電ブラシ、帯電ブレード、帯電フィルムなどの帯電部材を用いることができる。
転写装置12は、電子写真感光体7上に現像されたトナー像を被転写媒体に転写する。なお、本実施形態においては、被転写媒体は記録紙であるが、中間転写体を用いて1次転写、2次転写を行う場合には、中間転写体も被転写媒体に含まれる。
除電器(イレーズ装置)14は、電子写真感光体7の残存電荷を消去する。また、電子写真装置100は、転写工程後の被転写媒体にトナー像を定着させる定着装置15を備えている。
また、露光装置10は、デジタル処理された画像信号に基づき露光を行うデジタル方式の露光手段が好適である。デジタル処理された画像信号に基づき露光を行うデジタル方式の露光手段とは、前述の紫外青紫色レーザー、非線型光学素子等の露光光源を用い、2値化又はパルス幅変調や強度変調を行い多値化された光により露光を行う露光装置である。
本発明の画像形成装置においては、導電性基材上に少なくとも下引層と感光層とを設けてなる電子写真感光体が用いられる。図2は本発明の画像形成装置に用いられる電子写真感光体の一例を示す概略断面図である。電子写真感光体50は、導電性基体7上に下引層2、中間層4、感光層3及び保護層5が順次積層された構造を有している。なお、図2に示す電子写真感光体50は機能分離型の感光体であり、感光層3は電荷発生層31と電荷輸送層32とから構成されている。
また、金属酸化物粒子の体積平均粒径は50〜200nmの範囲であることが好ましい。
乾式法にて表面処理を施す場合には、金属酸化物微粒子をせん断力の大きなミキサ等で攪拌しながら、直接あるいは有機溶媒に溶解させたシランカップリング剤を滴下、乾燥空気や窒素ガスとともに噴霧させることによって均一に処理される。添加あるいは噴霧する際には溶剤の沸点以下の温度で行われることが好ましい。溶剤の沸点以上の温度で噴霧すると、均一に攪拌される前に溶剤が蒸発し、シランカップリング剤が局部的にかたまってしまい均一な処理ができにくい欠点があり、好ましくない。添加あるいは噴霧した後、さらに100℃以上で焼き付けを行うことができる。焼き付けは所望の電子写真特性が得られる温度、時間であれば任意の範囲で実施できる。
また20質量%を超えると、金属酸化物同士の凝集を引き起こしやすく、その為下引層形成時に下引層内で金属酸化物が良好な導電路を形成することができず、繰り返し使用時に残留電位の上昇など維持性の悪化を招きやすくなるだけでなく、黒点などの画質欠陥も引き起こしやすくなる。
アクセプター化合物を添加あるいは噴霧する際には溶剤の沸点以下の温度で行われることが好ましく、溶剤の沸点以上の温度で噴霧すると、均一に攪拌される前に溶剤が蒸発し、アクセプター化合物が局部的にかたまってしまい均一な処理ができにくい欠点があるため好ましくない。添加あるいは噴霧した後、さらに溶剤の沸点温度以上で乾燥を行うことができる。また、金属酸化物微粒子を溶剤中で攪拌、超音波、サンドミルやアトライター、ボールミルなどを用いて分散し、アクセプター化合物の有機溶剤溶液を添加し、還流あるいは有機溶剤の沸点以下で攪拌あるいは分散したのち、溶剤除去することで均一に付与される。また、溶剤除去方法はろ過あるいは蒸留、加熱乾燥により留去される。
上記添加物としては、クロラニル、ブロモアニル等のキノン系化合物、テトラシアノキノジメタン系化合物、2,4,7−トリニトロフルオレノン、2,4,5,7−テトラニトロ−9−フルオレノン等のフルオレノン化合物、2−(4−ビフェニル)−5−(4−t−ブチルフェニル)−1,3,4−オキサジアゾールや2,5−ビス(4−ナフチル)−1,3,4−オキサジアゾール、2,5−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)−1,3,4オキサジアゾール等のオキサジアゾール系化合物、キサントン系化合物、チオフェン化合物、3,3’,5,5’−テトラ−t−ブチルジフェノキノン等のジフェノキノン化合物等の電子輸送性物質、多環縮合系、アゾ系等の電子輸送性顔料、ジルコニウムキレート化合物、チタニウムキレート化合物、アルミニウムキレート化合物、チタニウムアルコキシド化合物、有機チタニウム化合物、シランカップリング剤等の公知の材料を用いることができる。
これらの化合物は単独にあるいは複数の化合物の混合物あるいは重縮合物として用いることができる。
体積抵抗率が106Ωcm未満では、帯電電位が十分のらなかったりリークが発生することがある。また、1013Ωcmを超えると繰り返し使用で安定した電位特性を得ることができない場合がある。
下引層2の厚さが1μm未満であるときには、充分な耐リーク性能を得ることができず、また50μmを超えると、長期使用時に残留電位が残りやすくなるため画像濃度異常を招きやすい欠点がある。
また、表面粗さ調整のために下引層を研磨することもできる。研磨方法としては、バフ研磨、サンドブラスト処理、ウエットホーニング、研削処理等を用いることもできる。
感光層3における電荷発生層31は、電荷発生物質を真空蒸着により形成するか、電荷発生物質を含む分散液塗布により形成される。分散液塗布により電荷発生層を形成する場合、電荷発生物質を有機溶剤及び結着樹脂、添加剤等とともに分散し、得られた分散液を塗布することにより電荷発生層31は形成される。
具体的には、例えばビスアゾ、トリスアゾなどのアゾ系顔料、ペリレン系顔料、縮合多環顔料、フタロシアニン顔料、スクアリリウム系顔料、トリゴナルセレン系顔料、色素増感した酸化亜鉛微粒子等を用いることができる。これらの中では、特に縮合多環顔料、フタロシアニン系顔料が本発明における露光系に対して高感度で繰り返し安定性に優れるため好ましい。
表面処理に用いるカップリング剤の例としては、ビニルトリメトキシシラン、γ−メタクリルオキシプロピル−トリス(β−メトキシエトキシ)シラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルメトキシシラン、N,N−ビス(β−ヒドロキシエチル)−γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−クロルプロピルトリメトキシシラン等のシランカップリング剤が挙げられる。
これらの化合物は単独にあるいは複数の化合物の混合物あるいは重縮合物として用いることができる。
なお、電荷発生層31の膜厚は0.1〜3μmの範囲とすることが好ましい。
すなわち、2,5−ビス(p−ジエチルアミノフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール等のオキサジアゾール誘導体、1,3,5−トリフェニル−ピラゾリン、1−[ピリジル−(2)]−3−(p−ジエチルアミノスチリル)−5−(p−ジエチルアミノスチリル)ピラゾリン等のピラゾリン誘導体、トリフェニルアミン、トリ(p−メチル)フェニルアミン、N,N'−ビス(3,4−ジメチルフェニル)ビフェニル−4−アミン、ジベンジルアニリン、9,9−ジメチル−N,N’−ジ(p−トリル)フルオレノン−2−アミン等の芳香族第3級アミノ化合物、N,N’−ジフェニル−N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−[1,1−ビフェニル]−4,4’−ジアミン等の芳香族第3級ジアミノ化合物、3−(4’−ジメチルアミノフェニル)−5,6−ジ−(4’−メトキシフェニル)−1,2,4−トリアジン等の1,2,4−トリアジン誘導体、4−ジエチルアミノベンズアルデヒド−1,1−ジフェニルヒドラゾン、4−ジフェニルアミノベンズアルデヒド−1,1−ジフェニルヒドラゾン、[p−(ジエチルアミノ)フェニル](1−ナフチル)フェニルヒドラゾン等のヒドラゾン誘導体、2−フェニル−4−スチリル−キナゾリン等のキナゾリン誘導体、6−ヒドロキシ−2,3−ジ(p−メトキシフェニル)−ベンゾフラン等のベンゾフラン誘導体、p−(2,2−ジフェニルビニル)−N,N’−ジフェニルアニリン等のα−スチルベン誘導体、エナミン誘導体、N−エチルカルバゾール等のカルバゾール誘導体、ポリ−N−ビニルカルバゾールおよびその誘導体等の正孔輸送物質、
これらの電荷輸送物質は、1種又は2種以上を組み合せて使用できる。
結着樹脂と電荷輸送物質との配合比(質量比)は、いずれの場合も任意に設定することができるが、電気特性低下、膜強度低下に注意しなくてはならない。電荷輸送物質と上記結着樹脂との配合比は10:1〜1:5の範囲が好ましい。
電荷輸送層32の形成に使用される溶媒としては、例えば、トルエン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素系溶剤、メタノール、エタノール、n−ブタノール等の脂肪族アルコール系溶剤、アセトン、シクロヘキサノン、2−ブタノン等のケトン系溶剤、塩化メチレン、クロロホルム、塩化エチレン等のハロゲン化脂肪族炭化水素溶剤、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレングリコール、ジエチルエーテル等の環状或いは直鎖状エーテル系溶剤、或いはこれらの混合溶剤等を用いることができる。
電荷輸送層中に前記フッ素系樹脂を分散させる方法としては、ロールミル、ボールミル、振動ボールミル、アトライター、サンドミル、高圧ホモジナイザー、超音波分散機、コロイドミル、衝突式メディアレス分散機、貫通式メディアレス分散機等の方法を用いることができる。
電荷輸送層32を形成する塗工液を製造する工程では、塗工液の温度を0℃〜50℃の範囲に制御することが好ましい。塗工液製造工程での塗工液の温度を0℃〜50℃に制御する方法として、水で冷やす、風で冷やす、冷媒で冷やす、製造工程の室温を調節する、温水で暖める、熱風で温める、ヒーターで暖める、発熱しにくい材料で塗工液製造設備を作る、放熱しやすい材料で塗工液製造設備を作る、蓄熱しやすい材料で塗工液製造設備を作るなどの方法が利用できる。
電荷輸送層32の膜厚は、5〜50μmの範囲が好ましく、10〜40μmの範囲がより好ましい。
たとえば、酸化防止剤としてはヒンダードフェノール、ヒンダードアミン、パラフェニレンジアミン、アリールアルカン、ハイドロキノン、スピロクロマン、スピロインダノン及びそれらの誘導体、有機硫黄化合物、有機燐化合物などが挙げられる。
有機硫黄系および有機燐系酸化防止剤は2次酸化防止剤と言われフェノール系あるいはアミン系などの1次酸化防止剤と併用することにより相乗効果を得ることができる。
前記ベンゾフェノン系光安定剤としては、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン、2,2’−ジ−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン等が挙げられる。
その他の化合物としては、2,4−ジ−t−ブチルフェニル−3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシベンゾエート、ニッケルジブチル−ジチオカルバメート等がある。
前記電子受容性物質としては、例えば無水琥珀酸、無水マレイン酸、ジブロム無水マレイン酸、無水フタル酸、テトラブロム無水フタル酸、テトラシアノエチレン、テトラシアノキノジメタン、o−ジニトロベンゼン、m−ジニトロベンゼン、クロラニル、ジニトロアントラキノン、トリニトロフルオレノン、ピクリン酸、o−ニトロ安息香酸、p−ニトロ安息香酸、フタル酸等をあげる事ができる。これらのうち、フルオレノン系、キノン系や、Cl,CN,NO2等の電子吸引性置換基を有するベンゼン誘導体が特によい。
この保護層5は、硬化性樹脂、電荷輸送性化合物を含む樹脂硬化膜、導電性材料を適当な結着樹脂中に含有させて形成された膜などから成る。硬化性樹脂としては公地の樹脂であれば何でも使用できるが、例えばフェノール樹脂、ポリウレタン樹脂、メラミン樹脂、ジアリルフタレート樹脂、シロキサン樹脂等が挙げられる。
前記フッ素含有化合物の添加量としては、保護層中の20質量%以下とすることが好ましい。これを越えると、架橋硬化膜の成膜性に問題が生じる場合がある。
前記保護層5を形成するためには、前述の各種材料、および各種添加剤の混合物を感光層の上に塗布し加熱処理する。これにより、3次元的に架橋硬化反応を起こさせ、強固な硬化膜を形成する。加熱処理の温度は、下層である感光層3に影響しなければ特に制限はないが、室温〜200℃の範囲、特に100〜160℃の範囲に設定するのが好ましい。
前記トナーは、特に製造方法により限定されるものではなく、例えば結着樹脂と着色剤、離型剤、必要に応じて帯電制御剤等を混練、粉砕、分級する混練粉砕法、混練粉砕法にて得られた粒子を機械的衝撃力または熱エネルギーにて形状を変化させる方法、結着樹脂の重合性単量体を乳化重合させ、形成された分散液と、着色剤、離型剤、必要に応じて帯電制御剤等の分散液とを混合し、凝集、加熱融着させ、トナー粒子を得る乳化重合凝集法、結着樹脂を得るための重合性単量体と着色剤、離型剤、必要に応じて帯電制御剤等の溶液を水系溶媒に懸濁させて重合する懸濁重合法、結着樹脂と着色剤、離型剤、必要に応じて帯電制御剤等の溶液を水系溶媒に懸濁させて造粒する溶解懸濁法等により得ることができる。
なお、上記においてMLはトナー粒子の最大長、Aはトナー粒子の投影面積を表す。
これらの微粒子の粒子径としては、小さすぎると研磨能力に欠け、また、大きすぎると電子写真感光体表面に傷を発生しやすくなるため、体積平均粒子径で5nm〜1000nmの範囲、好ましくは5nm〜800nmの範囲、より好ましくは5nm〜700nmの範囲のものが使用される。また、前記滑性粒子の添加量との和が0.6質量%以上であることが好ましい。
<電子写真感光体の作製>
各実施例、比較例に用いた電子写真感光体は、以下のようにして作製した。
(電子写真感光体(1))
酸化亜鉛(体積平均粒子径:70nm、テイカ社製、比表面積値:15m2/g)100質量部をテトラヒドロフラン500質量部と攪拌混合し、シランカップリング剤としてのN−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン(KBM603、信越化学社製)1.25質量部を添加し、2時間攪拌した。その後、トルエンを減圧蒸留にて留去し、120℃で3時間焼き付けを行い、シランカップリング剤表面処理酸化亜鉛微粒子を得た。
酸化亜鉛(体積平均粒子径:70nm、テイカ社製、比表面積値:15m2/g)100質量部をテトラヒドロフラン500質量部と攪拌混合し、シランカップリング剤としてのN−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン(KBM603、信越化学社製)1.25質量部を添加し、2時間攪拌した。その後トルエンを減圧蒸留にて留去し、120℃で3時間焼き付けを行い、シランカップリング剤表面処理酸化亜鉛微粒子を得た。
酸化亜鉛(体積平均粒子径:70nm、テイカ社製、比表面積値:15m2/g)100質量部をテトラヒドロフラン500質量部と攪拌混合し、シランカップリング剤としてのN−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン(KBM603、信越化学社製)1.25質量部を添加し、2時間攪拌した。その後トルエンを減圧蒸留にて留去し、120℃で3時間焼き付けを行い、シランカップリング剤表面処理酸化亜鉛微粒子を得た。
電子写真感光体(2)の作製において、下引層の厚みが15μmの下引層を形成し、同様にして感光層を形成して電子写真感光体(4)を得た。
電子写真感光体(1)の作製において、酸化亜鉛の表面処理に用いるシランカップリング剤としてγ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランを用いた以外は同様にして厚みが25μmの下引層を形成し、同様にして感光層を形成して電子写真感光体(5)を得た。
電子写真感光体(1)の作製において、下引層にアリザリンを加えなかった以外は同様にして厚みが25μmの下引層を形成し、同様にして感光層を形成して電子写真感光体(6)を得た。
電子写真感光体(2)の作製において、金属酸化物微粒子としてアリザリン付与しない酸化亜鉛微粒子を用いた以外は同様にして厚みが25μmの下引層を形成し、同様にして感光層を形成して電子写真感光体(7)を得た。
直径30mm、長さ340mm、肉厚1mmの鏡面加工したアルミニウム基材上に、ジルコニウム化合物(商品名:オルガノチックスZC540、マツモト製薬社製)20質量部、シラン化合物(商品名:A1100、日本ユニカー社製)2.5質量部、およびブタノール45質量部からなる塗工液を浸漬コーティング法により塗布し、150℃で10分間加熱乾燥して膜厚が0.1μmの下引き層を成膜した。
この下引層上に、電子写真感光体(2)の作製と同様にして電荷発生層、電荷輸送層を形成し、電子写真感光体(8)を得た。
直径30mm、長さ340mm、肉厚1mmの鏡面加工したアルミニウム基材の表面を、算術平均粗さRaが0.2μmとなるように湿式ホーニング処理を施した。次に、ジルコニウム化合物(商品名:オルガノチックスZC540、マツモト製薬社製)20質量部、シラン化合物(商品名:A1100、日本ユニカー社製)2.5質量部、オリビニルブチラール(エスレックBM−1、積水化学社製)20質量部およびブタノール45質量部からなる塗工液を浸漬コーティング法により塗布し、150℃で10分間加熱乾燥して膜厚が1.0μmの下引き層を成膜した。
この下引層上に、電子写真感光体(1)の作製と同様にして電荷発生層、電荷輸送層を形成し、電子写真感光体(9)を得た。
電子写真感光体(1)を、富士ゼロックス社製Laser Press 4160II改造機(光源として、日立金属株式会社製のSHG半導体レーザーICD−430(発振波長:430nm)を装着したもの)に装着してプリント試験を行い、20℃、40%RHの環境下で、初期および10000枚プリント後における画質欠陥(白ヌケ、黒ポチなど)発生の有無について評価した。なお、トナーとしては体積平均粒径が6μm、形状係数が125のものを用いた。
その結果を表1に示す。
実施例1において、電子写真感光体(1)の代わりに電子写真感光体(2)〜(5)を用いた以外は同様にして評価を行なった。
結果を表1に示す。
実施例1において、電子写真感光体(1)の代わりに、各々電子写真感光体(6)〜(9)を用いた以外は同様にして評価を行なった。
結果を表1に示す。
2 下引層
3 感光層
4 中間層
5 保護層
7 電子写真感光体
8 帯電装置(帯電手段)
10 露光装置(露光手段)
11 現像装置(現像手段)
12 転写装置(転写手段)
13 クリーニング装置
14 除電装置
15 用紙搬送装置
31 電荷発生層
32 電荷輸送層
Claims (5)
- 少なくとも、電子写真感光体、帯電手段、露光手段、現像手段及び転写手段を備えた画像形成装置であって、前記露光手段が350〜500nmの範囲に主たる発光波長領域を有する露光光源を有し、かつ前記電子写真感光体が導電性基材上に少なくとも下引層と感光層とを有してなり、該下引層が金属酸化物粒子と該金属酸化物粒子と反応可能な基を有するアクセプター性化合物とを含有することを特徴とする画像形成装置。
- 少なくとも、電子写真感光体、帯電手段、露光手段、現像手段及び転写手段を備えた画像形成装置であって、前記露光手段が350〜500nmの範囲に主たる発光波長領域を有する露光光源を有し、かつ前記電子写真感光体が導電性基材上に少なくとも下引層と感光層とを有してなり、該下引層がアクセプター性化合物を付与した金属酸化物粒子を含有することを特徴とする画像形成装置。
- 前記金属酸化物粒子が、表面処理されていることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
- 前記表面処理が、少なくともシランカップリング剤を用いた表面処理であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記金属酸化物粒子が、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化スズ及び酸化ジルコニウムから選ばれる1種以上からなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005075579A JP4595602B2 (ja) | 2005-03-16 | 2005-03-16 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005075579A JP4595602B2 (ja) | 2005-03-16 | 2005-03-16 | 画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006259141A true JP2006259141A (ja) | 2006-09-28 |
JP4595602B2 JP4595602B2 (ja) | 2010-12-08 |
Family
ID=37098497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005075579A Expired - Fee Related JP4595602B2 (ja) | 2005-03-16 | 2005-03-16 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4595602B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007226187A (ja) * | 2006-01-24 | 2007-09-06 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置及び画像形成方法 |
US8263300B2 (en) | 2008-03-03 | 2012-09-11 | Ricoh Company, Ltd. | Electrophotographic photoconductor, image forming apparatus, and process cartridge |
WO2013081170A1 (en) * | 2011-11-30 | 2013-06-06 | Canon Kabushiki Kaisha | Electrophotographic photosensitive member, method of producing electrophotographic photosensitive member, process cartridge, and electrophotographic apparatus |
JP2013137526A (ja) * | 2011-11-30 | 2013-07-11 | Canon Inc | 電子写真感光体、電子写真感光体の製造方法、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 |
CN103309179A (zh) * | 2012-03-07 | 2013-09-18 | 富士施乐株式会社 | 电子照相感光体、处理盒和图像形成设备 |
US20130252147A1 (en) * | 2012-03-23 | 2013-09-26 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Electrophotographic photoreceptor, process cartridge, and image forming apparatus |
JP2013200528A (ja) * | 2012-03-26 | 2013-10-03 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
JP2020038310A (ja) * | 2018-09-05 | 2020-03-12 | コニカミノルタ株式会社 | 電子写真感光体、画像形成装置、プロセスカートリッジおよび画像形成方法 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09197701A (ja) * | 1996-01-22 | 1997-07-31 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真感光体 |
JP2004126069A (ja) * | 2002-09-30 | 2004-04-22 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真用感光体、電子写真用カートリッジおよび画像形成装置 |
US20050042533A1 (en) * | 2003-08-22 | 2005-02-24 | Xerox Corporation | Photoconductive imaging members |
JP2006030696A (ja) * | 2004-07-16 | 2006-02-02 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置及びプロセスカートリッジ |
JP2006030697A (ja) * | 2004-07-16 | 2006-02-02 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 |
JP2006030698A (ja) * | 2004-07-16 | 2006-02-02 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置及びプロセスカートリッジ |
JP2006030700A (ja) * | 2004-07-16 | 2006-02-02 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真感光体、電子写真用カートリッジおよび電子写真装置 |
-
2005
- 2005-03-16 JP JP2005075579A patent/JP4595602B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09197701A (ja) * | 1996-01-22 | 1997-07-31 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真感光体 |
JP2004126069A (ja) * | 2002-09-30 | 2004-04-22 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真用感光体、電子写真用カートリッジおよび画像形成装置 |
US20050042533A1 (en) * | 2003-08-22 | 2005-02-24 | Xerox Corporation | Photoconductive imaging members |
JP2006030696A (ja) * | 2004-07-16 | 2006-02-02 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置及びプロセスカートリッジ |
JP2006030697A (ja) * | 2004-07-16 | 2006-02-02 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 |
JP2006030698A (ja) * | 2004-07-16 | 2006-02-02 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置及びプロセスカートリッジ |
JP2006030700A (ja) * | 2004-07-16 | 2006-02-02 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真感光体、電子写真用カートリッジおよび電子写真装置 |
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007226187A (ja) * | 2006-01-24 | 2007-09-06 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置及び画像形成方法 |
US8263300B2 (en) | 2008-03-03 | 2012-09-11 | Ricoh Company, Ltd. | Electrophotographic photoconductor, image forming apparatus, and process cartridge |
WO2013081170A1 (en) * | 2011-11-30 | 2013-06-06 | Canon Kabushiki Kaisha | Electrophotographic photosensitive member, method of producing electrophotographic photosensitive member, process cartridge, and electrophotographic apparatus |
JP2013137526A (ja) * | 2011-11-30 | 2013-07-11 | Canon Inc | 電子写真感光体、電子写真感光体の製造方法、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 |
JP2013137527A (ja) * | 2011-11-30 | 2013-07-11 | Canon Inc | 電子写真感光体、電子写真感光体の製造方法、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 |
US9335646B2 (en) | 2011-11-30 | 2016-05-10 | Canon Kabushiki Kaisha | Electrophotographic photosensitive member, method of producing electrophotographic photosensitive member, process cartridge, and electrophotographic apparatus |
JP2013186260A (ja) * | 2012-03-07 | 2013-09-19 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
CN103309179A (zh) * | 2012-03-07 | 2013-09-18 | 富士施乐株式会社 | 电子照相感光体、处理盒和图像形成设备 |
US20130252147A1 (en) * | 2012-03-23 | 2013-09-26 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Electrophotographic photoreceptor, process cartridge, and image forming apparatus |
JP2013200417A (ja) * | 2012-03-23 | 2013-10-03 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 |
US8808953B2 (en) * | 2012-03-23 | 2014-08-19 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Electrophotographic photoreceptor, process cartridge, and image forming apparatus |
JP2013200528A (ja) * | 2012-03-26 | 2013-10-03 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
JP2020038310A (ja) * | 2018-09-05 | 2020-03-12 | コニカミノルタ株式会社 | 電子写真感光体、画像形成装置、プロセスカートリッジおよび画像形成方法 |
JP7230376B2 (ja) | 2018-09-05 | 2023-03-01 | コニカミノルタ株式会社 | 電子写真感光体、画像形成装置、プロセスカートリッジおよび画像形成方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4595602B2 (ja) | 2010-12-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4501973B2 (ja) | 画像形成装置及びプロセスカートリッジ | |
JP4840271B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4595602B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5807507B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP2006221094A (ja) | 画像形成装置及びプロセスカートリッジ | |
JP2008065173A (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP2005309358A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2013200417A (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 | |
JP6003544B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP2010230981A (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP4640159B2 (ja) | 電子写真感光体の製造方法、電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP2004126069A (ja) | 電子写真用感光体、電子写真用カートリッジおよび画像形成装置 | |
JP4019809B2 (ja) | 電子写真感光体、電子写真感光体の製造方法、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
JP2012203404A (ja) | 電子写真感光体、画像形成装置及びプロセスカートリッジ | |
JP4882231B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2012194260A (ja) | 電子写真感光体及びその製造方法、プロセスカートリッジ、並びに画像形成装置 | |
JP4214857B2 (ja) | 電子写真感光体およびその製造方法、画像形成装置、画像形成方法並びにプロセスカートリッジ | |
JP4140393B2 (ja) | 金属酸化物微粒子を含有する被処理液の分散処理方法、電子写真感光体及びその製造方法、電子写真装置並びにプロセスカートリッジ | |
JP4483693B2 (ja) | 電子写真感光体、画像形成装置およびプロセスカートリッジ | |
JP2014145841A (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP3823852B2 (ja) | 電子写真感光体の製造方法、電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
JP2010164952A (ja) | 電子写真感光体と画像形成装置 | |
JP2008116659A (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP4045944B2 (ja) | 電子写真感光体、電子写真感光体の製造方法、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
JP2005331881A (ja) | 金属酸化物微粒子を含有する被処理液の分散処理方法、電子写真感光体及びその製造方法、電子写真装置並びにプロセスカートリッジ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080221 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100209 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100216 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100419 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100824 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100906 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4595602 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131001 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |