JP2006257416A - ジエン系重合体ラテックスの水素化 - Google Patents

ジエン系重合体ラテックスの水素化 Download PDF

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Abstract

【課題】有機溶剤を使用することなく、ジエン系重合体ラテックスの選択的水素化が高度の水素化度でゲルの問題もなく、効率的に達成される該ラテックスの水素化法の提供。
【解決手段】共役ジエン及び他の共重合性モノマーからなるラテックス状の重合体を、式RhQLx[式中、Qは水素又はアニオン、Lは式RmB(RはC1〜C8のアルキル基等、Bは燐、ヒ素、硫黄又はスルホキシド基であり、mは2又は3である)の配位子化合物であり、xは2、3又は4である]の触媒の存在下、有機溶剤の不存在下に約35〜約180℃の温度及び約0.1〜約20MPaの水素圧で水素化する工程を含む前記ラテックスの炭素−炭素二重結合の水素化方法。
【選択図】なし

Description

発明の分野
本発明はジエン系重合体中の炭素−炭素二重結合の水素化方法に関する。
発明の背景
重合体中の炭素−炭素二重結合は、重合体を有機溶液中、触媒の存在下に水素で処理することにより、うまく水素化できることが知られている。このような方法は、例えば芳香族基又はナフテン基の二重結合は水素化されず、かつ炭素と、窒素又は酸素のような他の原子間の二重又は三重結合は影響を受けないように水素化される二重結合には選択的であり得る。この技術分野では、このような水素化に好適な触媒として、コバルト、ニッケル、ロジウム、オスミウム及びルテニウムをベースとする触媒等の多くの例がある。触媒の適性は、必要とする水素化の程度、水素化反応の速度、及び重合体中のカルボキシル基及びニトリル基のような他の基の存在又は不存在に依り変化する。
USP 6,410,657は、均質重合体又は共重合体の共役ジエン単位中の不飽和二重結合を選択的に水素化する方法を教示している。触媒として、置換又は非置換のモノシクロペンタジエニルチタン化合物と、溶液中でアルキルリチウムと水素との反応で誘導した水素化リチウムとからなる触媒混合物を用いて、高度の水素化及び水素化再現性を証明している。
USP 6,020,439は、共役二重結合モノマーと芳香族ビニルモノマーとを主成分とするリビング重合体の水素化を示している。少なくとも1種の共役ジエン化合物で作った重合体を触媒の存在下で水素と接触させる。触媒はシクロペンタジエニルチタン化合物から形成したもので、或る触媒はアルコキシリチウム化合物の形態で供給される。この触媒系は、溶液中でリビング重合体の共役ジエン単位中の不飽和二重結合を選択的に水素化する。
USP 5,705,571は、共役ジエン重合体の選択的水素化を提供している。この方法は、不活性有機溶剤中、水素化触媒の存在下に共役ジエン重合体を水素と接触させるというものである。触媒は、置換又は非置換のビス(シクロペンタジエニル)第VIII族遷移金属化合物と有機リチウム化合物とを組合せたものである。水素化は、マイルドな条件下、少量の水素化触媒組合わせの存在下で実施でき、水素化転化率も共役ジェン単位に対する選択率も高いと主張している。
USP 5,057,581は、有機溶剤の均質溶液中、大きなアルキル置換基を有するホスフィン配位子を含有する特定の二価ルテニウムカルボニル錯体触媒の存在下で共役ジエン共重合体の炭素−炭素二重結合を選択的に水素化する方法を教示している。
USP 3,454,644は、ケト、ホルミル、ニトリル、非芳香族炭素二重結合及び炭素−炭素三重結合から選ばれた部分を少なくとも1つ有する炭素原子数2〜20の不飽和有機化合物の溶液中で、触媒として、水素及びハロゲンから選ばれた2つの陰性種に結合して、カルボニル又は第三ホスフィンのような少なくとも2種の有機安定化配位子と錯体を形成したルテニウム又はオスミウムの金属錯体を用いて水素化することを教示している。
Journal of Molecular Catalysis(第63巻、第3号、1990年12月15日、279〜298頁;第72巻、第2号、1992年3月1日、193〜208頁)でGuo及びRempelは、マイルドな条件下で溶液中、RhCl(PPhの存在下でのポリシス−1,4−ポリブタジエン及びスチレン−ブタジエン共重合体の水素化について説明している。重合体鎖長特性に大規模な変化もなく、炭素−炭素不飽和の定量的水素化が達成できる。
Journal of Molecular Catalysis,A;Chemical(第135巻、第2号、1998年10月14日、121〜132頁)でMao及びRempelは、モノクロロベンゼン中に一連のカチオン性ロジウム錯体[Rh(diene)(L)](diene=ノルボルナジエン(NBD)及び1,5−シクロオクタジエン(COD);L=(PPhのRhP(CHPPh(n=2、3及び4);CyP(CHPCy)で触媒したニトリル−ブタジエン共重合体の水素化について教示している。
Journal of Applied Polymer Science(第89巻、第1号、2003年7月5日、142〜152頁)でCharmondusit等は、溶液中、触媒としてOsHCl(CO)(O)(PCyの存在下、115〜140℃の温度範囲に亘る(CPIP)の定量的均質水素化について説明している。
Industrial & Engineering Chemistry Research(第37巻、第11号、1998年11月、4253〜4261頁)でParent、McManus及びRampelは、溶液中、均質触媒前駆体OsHCl(CO)(L)(PCy(1、L=なし;2、L=(O)によるアクリロニトリル−ブタジエン共重合体中のオレフィンの選択的水素化について説明している。ニトリルの錯体1への可逆的配位は、水素化速度を低下させるばかりでなく、この方法の先例のない感圧性を作り出す。この系に特有なことは、水素化速度の[H]に対する明白な二次依存性で、圧力が60バールを超えると、ゼロ次に向かって小さくなる。
Industrial & Engineering Chemistry Research(第35巻、第12号、1996年12月、4417〜4423頁)でParent、McManus及びRampelは、溶液中でアクリロニトリル−ブタジエン共重合体を選択的に水素化するため、RhCl(PPh及びRhH(PPhの形態の均質触媒前駆体について説明している。この速度論的結果から、過酷な条件下で観察された挙動は、周囲付近の圧力及び温度について報告された挙動と一致することが示唆される。希釈溶液の粘度データを用いて、RhCl(PPh及びRhH(PPhの両方で触媒した水素化の均一な選択率を示している。
Macromolecular Rapid Communications(第25巻、2004年4月、843〜847頁)でPan及びRampelは、溶液中でルテニウム錯体を用いて、ブタジエン−スチレン共重合体の効果的な水素化について説明している。
要するにこの分野の研究、即ち、ジエン系重合体の水素化は、ジエン系重合体を有機溶剤に溶解すれば、非常にうまく行われている。
しかし、多くのジエン系重合体及び/又は共重合体は、乳化重合法で作られ、重合反応器から取り出された時はラテックス状態である。したがって、ジエン系重合体ラテックスを直接水素化できる方法を発明するのが望ましい。重合体ラテックスの直接水素化は、この十年間、ますます注目されている。このような方法を実現するため、以下に述べるように、多くの努力がなされてきた。
USP 6,552,132は、ジエンモノマー及びニトリル基含有モノマー単位よりなる重合体の水素化法を述べている。この方法では水素化は、水性分散液の形態でヒドラジン及び酸化性化合物の存在下で行なわれる。
USP 6,521,694には、不飽和重合体に(1)ヒドラジン及びヒドラジン放出性化合物よりなる群から選ばれた還元剤、(2)酸化性化合物及び(3)周期表第13族元素を含む触媒を加えることにより、不飽和重合体を水性分散液の形態で水素化する方法が記載されている。
USP 5,272,202には、不飽和ニトリル基含有重合体の炭素−炭素二重結合を水素化触媒の存在下に水素で選択的に水素化する方法が記載されている。不飽和ニトリル基含有重合体の水性エマルジョンが含まれる。この重合体を溶解又は膨潤できる有機溶剤を、水性エマルジョンと有機溶剤との容量比1:3〜1:0の範囲で任意に存在させる。水素化触媒としてパラジウム化合物が使用される。水性エマルジョンは、乳化状態を維持しながら、ガス状又は溶解した水素と接触させる。
JP 02178305には、ニトリルゴムエマルジョンを、任意にエマルジョンを有機溶剤に膨潤させ、Pd化合物の存在下で水素と接触させることにより、ニトリルゴムを水素化する方法が記載されている。こうして、10%ニトリルゴムエマルジョン100ml(アクリロニトリルから誘導された単位を39.4%含有)をベンゼン5ml中、安息香酸パラジウム63.3mgと混合し、50℃、水素圧30気圧で6時間加熱して水素化エマルジョン96.2%得た。
JP 2001288212には、ジエン系重合体ラテックスの水素化法が記載されている。2−クロロ−1,3−ブタジエン(共)重合体ラテックスをこの(共)重合体を溶解又は膨潤する有機溶剤の触媒溶液又は分散液と混合し、次いで水素と接触させる。ポリ(2−クロロ−1,3−ブタジエン)ゴム(Tg −42℃、Mn 150,000)のラテックスをRhCl(PPh及びPhPを含むトルエン溶液に加え、100℃,5.0MPaで2時間水素化し、Tg −54℃、Mn 120,000の水素化重合体を得る。
DE 19924340には、重合体中の非芳香族C=C及びCoC結合を、触媒としてRh又はRuの錯体又は塩と、ノニオン性P化合物、例えばPR又はRP(O)Z(O)〔R=C1−10アルキル、C4−12シクロアルキル、C1−10アルコキシ、アリール(オキシ)、F等;Z=二価炭化水素残基;x、y=0、1〕との存在下に水素で選択的に水素化する方法を教示している。水素化は、有機媒体の代りに水性分散液中で行われる。水素化重合体を含む水性分散液及びその塗料用としての用途も請求している。こうして、Ru(acac)BuP(ラテックスに加える)も含むモノマー混合物のラジカル重合によりアクリル酸−ブタジエン−スチレン共重合体ラテックスを製造した。この系を周囲温度で16時間撹拌後、150℃、280バールで水素化し、分散液を得た。この分散液は、屋外用着色塗料やシリケート含有塗料に配合するのに使用した。
Journal of Applied Polymer Science(第65巻、第4号、1997年7月25日、667〜675頁)でGuo及びRempelは、ニトリル−ブタジエンゴムエマルジョン中のC=C結合をRu(Cl)(PPh錯体触媒の存在下で選択的に水素化する2つの方法を説明している。両方法とも重合体を溶解又は膨潤する特定量の有機溶剤の援助でC=Cの定量的水素化を実現できる。
J. Molecular Catalysis(123、15−20、1997年)でMudalige及びRempelは、水溶性ロジウム錯体で触媒したポリブタジエン、スチレン−ブタジエン及びニトリル−ブタジエン重合体を100℃、水素圧 5.5MPaで水性相水素化することについて説明している。若干の有機溶剤も使用している。
Hecheng Xiangjiao Gongye(2003年,26(2)78−80頁)でZhang等は、ホウ酸触媒の存在下、周囲圧力でニトリルゴムラテックスをヒドラジン水和物/過酸化水素レドックス系により水素化することについて説明している。ホウ酸(2.64ミリモル)、ヒドラジン水和物(95.2ミリモル)、反応温度60℃、反応時間6時間で得られた水素化ニトリルラテックスの水素化度は、90%を超えていたと述べている。
Guilin Gongxueyuan Xuebao(1999年,9(1)、66−69頁)でWeiは、レドックス系としてヒドラジン水和物及びHを用いてポリイソプレンラテックスを水素化する方法について説明している。水素化中のポリイソプレンの構造的変化を研究し、1,2−構造から得た水素化重合体は3,4−及び1,4−構造よりも良好で、反応速度も早かった。DSCから水素化ポリイソプレンのTgは、エチレン−プロピレンゴムのTgに近いことが判った。
Polym.Sci.(1994年,1,181−5頁)でSingha等は、ニトリルゴムラテックスの水素化用Wilkinson触媒の水溶性類似体を使用することについて説明している。水素化はマイルドな条件下(水素圧1気圧、75℃)でラテックスの凝集もなく起こり、60%までの水素化が達成できる。ラテックス中のゲル含有量は、触媒濃度の増加と共に増大する。
Proizvodstvo i lspol’zovanie Elastomerov(1992年,(12),4−8頁)でSokolov等は、ニトリルゴムSKN−40ASMラテックスのヒドラジン水和物による水素化中、二重結合の転化に及ぼすpH、Cu触媒の種類、酸素濃度及び温度の影響について説明している。最高度の水素化はpH8.3で達成された。CuSO.5HO触媒は、CuCl.xHOよりも活性であった。反応媒体中で空気を酸素と置換すると、例えば3時間後、水素化度を39.1%から58.21%に増大することにより、この方法を加速した。温度を10℃から60℃に上げると、副反応、特に架橋が起こる。
この分野の研究では、要するに2つの主要な方法がある。一方の方法は、従来の溶液接触水素化に類似するが、重合体は均質な有機溶液の代りに有機溶剤が存在するラテックスの形態で水素化される。他方の方法は、ジイミドを使用し、レドックス反応の結果として現場で水素源を発生させる。現在、これら両方法は、高転化率を達成すると共に、ゲルの形成を阻止することはできない。
USP 6,410,657 USP 6,020,439 USP 5,705,571 USP 5,057,581 USP 3,454,644 USP 6,552,132 USP 6,521,694 USP 5,272,202 JP 02178305 JP 2001288212 DE 19924340 USP 4,631,315 Journal of Molecular Catalysis(第63巻、第3号、1990年12月15日、279〜298頁;第72巻、第2号、1992年3月1日、193〜208頁) Journal of Molecular Catalysis,A;Chemical(第135巻、第2号、1998年10月14日、121〜132頁) Journal of Applied Polymer Science(第89巻、第1号、2003年7月5日、142〜152頁) Industrial & Engineering Chemistry Research(第37巻、第11号、1998年11月、4253〜4261頁) Industrial & Engineering Chemistry Research(第35巻、第12号、1996年12月、4417〜4423頁) Macromolecular Rapid Communications(第25巻、2004年4月、843〜847頁) Journal of Applied Polymer Science(第65巻、第4号、1997年7月25日、667〜675頁) J. Molecular Catalysis(123、15−20、1997年) Hecheng Xiangjiao Gongye(2003年,26(2)78−80頁) Guilin Gongxueyuan Xuebao(1999年,9(1)、66−69頁) Polym.Sci.(1994年,1,181−5頁) Proizvodstvo i lspol’zovanie Elastomerov(1992年,(12),4−8頁) Organometallics 1986,5,2295
本発明は、有機溶剤を使用することなく、ジエン系重合体ラテックスの選択的水素化が高度の水素化度でしかもゲルの問題もなく、効率的に達成される方法に向けたものである。
発明の概要
本発明は、ラテックス状の重合体に存在する炭素−炭素二重結合を有機溶剤なしで水素化する方法を提供する。
また本発明は、ラテックス状のジエン重合体、又は共役ジオレフィンと少なくとも1種の他の共重合性モノマーを含む、ラテックス状の重合体を有機溶剤なしで水素化する方法も提供する。
本発明方法はラテックス状の重合体を、式
RhQL
〔式中、Qは水素又はアニオン、好ましくはハロゲン化物、更に好ましくは塩化物又は臭化物イオンであり、Lは式RB(但し、RはC〜Cのアルキル基、C〜Cのシクロアルキル基、C〜C15のアリール基又はC〜C15のアラルキル基であり、Bは燐、ヒ素、硫黄、又はスルホキシド基であり、またmは2又は3であり、Bが硫黄又はスルホキシドの時、好ましくはmは2であり、またBが燐又はヒ素の時、好ましくはmは3である)の配位子化合物であり、またxは2、3又は4であり、Qがハロゲンの時、好ましくはxは3であり、またQが水素の時、好ましくはxは4である〕
の触媒の存在下、約35〜約180℃の温度及び約0.1〜約20MPaの水素圧で水素化する工程を含む。
発明の詳細な説明
本発明方法は、ラテックス状で炭素−炭素二重結合を有する重合体を含む。本発明に有用な、炭素−炭素二重結合を有する重合体としては、共役ジエン均質重合体、又は共役ジエン及び少なくとも1種の他の共重合性モノマーの重合体がある。
好適な共役ジエンとしては、ブタジエン、イソプレン、ピペリレン及び2,3−ジメチルブタジエン、好ましくはブタジエン及びイソプレン、最も好ましくはブタジエンが挙げられる。
好適な共重合性モノマーとしては、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、スチレン、α−メチルスチレン、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、メクリル酸プロピル、メタクリル酸ブチル;及びフマル酸、マレイン酸、アクリル酸及びメタクリル酸から選ばれた不飽和カルボン酸が挙げられる。
本発明では、共役ジエンは、炭素−炭素二重結合含有ラテックス状重合体の約15〜約100重量%を形成する。他の共重合性モノマーを使用し、スチレン及びα−メチルスチレンから選ばれた場合、スチレン及び/又はα−メチルスチレンモノマーは好ましくは該重合体の約15〜約60重量%を形成する。他の共重合性モノマーを使用し、アクリロニトリル及び/又はメタクリロニトリルから選ばれた場合、アクリロニトリル及び/又はメタクリロニトリルモノマーは好ましくは該重合体の約15〜約50重量%を形成し、共役ジオレフィンは重合体の約50〜約85重量%を形成する。
他の共重合性モノマーを使用し、アクリロニトリル及びメタクリロニトリルから選ばれ、更に不飽和カルボン酸から選ばれた場合、アクリロニトリル又はメタクリロニトリルモノマーは該重合体の約15〜約50重量%を形成し、不飽和カルボン酸は重合体の約1〜約10重量%を形成し、また共役ジオレフィンは重合体の約40〜約85重量%を形成する。
好ましい重合体としては、ランダム又はブロック型のスチレン−ブタジエン重合体、ブタジエン−アクリロニトリル重合体及びブタジエン−アクリロニトリル−メタクリル酸重合体が挙げられる。好ましいブタジエン−アクリロニトリル重合体は、アクリロニトリル含有量が約25〜約45重量%のものである。
本発明に有用な重合体は高分子量材料で、分子量は、ムーニー粘度(ML1+4@100℃)で表わして、約25〜約70である。ムーニー粘度が約34の重合体は、クロロベンゼン中、35℃で測定した約1.1dL/gの固有粘度を有する。
本発明で有用な炭素−炭素二重結合含有ラテックス状重合体は、エマルジョン重合、溶液重合又は塊状重合のような当業者に公知のいかなる方法で製造してもよい。本発明で有用な炭素−炭素二重結合含有ラテックス状重合体は、重合体を直接ラテックス状で製造できることから、水性エマルジョン重合法が好ましい。本発明では、ラテックス中の重合体含有量は、ラテックスの全重量に対し、好ましくは1〜70重量%、更に好ましくは5〜30重量%の範囲でよい。
本発明の水素化方法は、ロジウム含有触媒を使用して達成できる。好ましくは、触媒は式
RhQL
〔式中、Qは水素又はアニオン、好ましくはハロゲン化物、更に好ましくは塩化物又は臭化物イオンであり、Lは式RB(但し、RはC〜Cのアルキル基、C〜Cのシクロアルキル基、C〜C15のアリール基又はC〜C15のアラルキル基であり、Bは燐、ヒ素、硫黄、又はスルホキシド基であり、またmは2又は3であり、好ましくはBが硫黄又はスルホキシドの時、mは2であり、またBが燐又はヒ素の時、mは3である)の配位子化合物であり、またxは2、3又は4であり、好ましくはQがハロゲンの時、xは3であり、またQが水素の時、xは4である〕
の触媒である。
好ましい触媒としては、トリス−(トリフェニルホスフィン)−ロジウム(I)−クロリド、トリス−(トリフェニルホスフィン)−ロジウム(III)−クロリド、トリス−(ジメチルスルホキシド)−ロジウム(III)−クロリド、及びテトラキス−(トリフェニルホスフィン)−ロジウム水素化物、並びにトリフェニルホスフィン部分をトリシクロヘキシルホスフィン部分で置換した対応する化合物が挙げられる。触媒は少量使用でき、ラテックスの重合体固形分重量に対し0.01〜5.0重量%、好ましくは0.02〜2.0重量%の範囲の量である。
触媒は、式RB(R、m、Bは前述のとおり。mは好ましくは3である)の配位子である助触媒と併用できる。好ましくはBは燐であり、R基は同一でも異なってもよい。したがって、トリアリール、トリアルキル、トリシクロアルキル、ジアリールモノアルキル、ジアルキルモノアリール、ジアリールモノシクロアルキル、ジアルキルモノシクロアルキル、ジシクロアルキルモノアリール又はジシクロアルキルモノアリール助触媒が使用できる。好適な助触媒配位子の例はUSP 4,631,315に示されている。この特許の開示をここに援用する。好ましい助触媒配位子はトリフェニルホスフィンである。助触媒は、触媒の重量に対し、好ましくは0〜5000重量%、更に好ましくは500〜3000重量%の量で使用される。助触媒とロジウム含有触媒化合物との重量比は、好ましくは0〜50の範囲、更に好ましくは5〜30の範囲である。
本発明の水素化方法は、本質的に純粋な水素ガスにより約0.1〜約20MPaの圧力、好ましくは約1〜約16MPaの圧力で行うことが好ましい。
本発明の水素化方法は、温度調節器及び撹拌機を備えた反応器中で実施できる。本発明では重合体ラテックスは、反応器に供給し、必要ならばガス抜きした後、触媒を純粋な材料として、又は幾つかの場合には少量の有機溶剤と共に溶液として添加し、次いで反応器を水素で加圧するか、或いは反応器を水素で加圧した後、触媒を純粋な材料として、又は溶液として添加できる。或いは本発明では、触媒を純粋な材料として反応器に添加し、次いで重合体ラテックスを反応器に供給し、必要ならばガス抜きできる。
一般に本発明では、反応装置及び重合体ラテックスを加熱してから、触媒を加えることが好ましい。本発明に好適な水素化温度は、約35〜約180℃、好ましくは約80〜約160℃である。
本発明の水素化反応過程中、水素を反応器に添加してよい。反応時間は、操作条件に依存して、約1/4時間から約100時間である。重合体の炭素−炭素二重結合が水素化できる程度は、約80〜約99.5%、好ましくは約90〜99.5%である。
水素化反応が所望程度まで完了すれば、反応容器は冷却し排気する。得られた水素化ラテックスは、必要ならば、ラテックス状で使用できるか、或いは固化し洗浄して固体状の水素化重合体を得ることができる。
本発明を更に以下の実施例で説明するがこれらの例によって本発明を限定する意図はない。例中、部及び%は、特に規定しない限り、重量基準である。
第1表に示す実験条件を含む下記実施例は、本発明の範囲を例示するもので、これに限定する意図はない。
第2表に水素化反応及び分析に使用した材料を示す。
実施例1
温度調節器、撹拌機及び水素ガス添加点付き300mlガラス裏打ちステンレス鋼オートクレーブを使用した。結合アクリロニトリル含有量約38重量%、ムーニー粘度(ML1+4@100℃)約29のブタジエン−アクリロニトリル重合体のラテックスを使用した。ラテックス中の固形分は14.3重量%である。ラテックス中の重合体の平均直径は約75nmである。このラテックス50ml、水100ml、触媒RhCl(PPh 0.0378g及びPPh 0.594gを反応器に充填した。次いでラテックスを水素でガス抜きした。温度を145℃に上げ、水素圧を900psi(6.1MPa)に上げた。結果を第3表に示す。87時間後、水素化度は92%に達した。ゲルは発生せず、また得られた重合体はメチルエチルケトンに可溶である。
実施例2
実施例1に記載の方法と同じ方法を用いた。但し、ラテックス100ml、水50ml、触媒0.0698g及びPPh 0.695gを使用し、また水素圧は1000psi(6.8MPa)、温度は145℃とした。結果を第3表に示す。93時間で水素化度91%に達し、ゲルは発生しなかった。
実施例3
実施例1に記載の方法と同じ方法を用いた。但し、ラテックス100ml、水添加なし、触媒0.06g及びPPh 0.6gを使用し、また水素圧は1000psi(6.8MPa)、温度は145℃とした。結果を第3表に示す。163時間で水素化度94%に達し、ゲルは発生しなかった。
実施例4
実施例1に記載の方法と同じ方法を用いた。但し、ラテックス50ml、水100ml、触媒0.0379g(但し、モノクロロベンゼン7mlに溶解)及びPPh 0.592gを使用し、また水素圧は1000psi(6.81MPa)、温度は145℃とした。結果を第3表に示す。63時間で水素化度95%に達し、ゲルは発生しなかった。
実施例5
実施例1に記載の方法と同じ方法を用いた。但し、ラテックス100ml、水添加なし、触媒0.0072g及びPPh 0.094gを使用し、また水素圧は1500psi、温度は160℃とした。結果を第3表に示す。187時間で水素化度64%に達し、ゲルは発生しなかった。
実施例6
実施例3に記載の方法及び条件を用いた。但し、温度は160℃とした。結果を第3表に示す。112時間で水素化度91%に達し、ゲルは発生しなかった。
実施例7
実施例1に記載の方法と同じ方法を用いた。但し、ラテックス50ml、水100ml添加、触媒0.0356g及びPPh添加なし、を使用し、また水素圧は1000psi、温度は145℃とした。結果を第3表に示す。36時間で水素化度31%に達し、ゲルは発生しなかった。
実施例8
実施例1に記載の方法と同じ方法を用いた。但し、ラテックス100ml、水添加なし、触媒0.122g及びPPh 1.22gを使用し、また水素圧は1000psi、温度は145℃とした。結果を第3表に示す。90時間で水素化度97.8%に達し、ゲルは発生しなかった。
実施例9
実施例1に記載の方法及び条件を用いた。但し、ラテックス25ml、水75ml、触媒0.031g及びPPh 0.31gを使用した。結果を第3表に示す。52時間で水素化度97.0%に達し、ゲルは発生しなかった。
実施例10
実施例9に記載の方法及び条件を用いた。但し、系は窒素でガス抜きし、反応系を設定温度に加熱して11時間後、水素を導入した。結果を第3表に示す。34.5時間で水素化度96.3%に達し、ゲルは発生しなかった。
実施例11
実施例10に記載の方法及び条件を用いた。但し、反応系を設定温度に加熱して21時間後、水素を導入した。50時間で水素化度96.6%に達し、ゲルは発生しなかった。
実施例12
実施例11に記載の方法及び条件を用いた。但し、反応系を設定温度に加熱して45時間後、水素を導入した。結果を第3表に示す。48.5時間で水素化度98.3%に達し、ゲルは発生しなかった。
実施例13
実施例12に記載の方法及び条件を用いた。但し、触媒を0.015gとし、反応系を設定温度に加熱して23時間後、水素を導入した。結果を第3表に示す。72.5時間で水素化度93.3%に達し、ゲルは発生しなかった。
例14(比較例)
実施例1と同じ方法及び条件を用いた。但し、触媒として、OsHCl(CO)(PCyを0.0377g用い、PPhを添加せず、また温度を160℃とした。26時間で水素化度22%に達し、しかもゲルが発生した。
結果の検討
第3表には、ニトリル−ブタジエンゴムラテックスにおける水素化程度の概要を反応時間の関数として示した。
これらの結果から明らかに、多くの操作条件下では90%を超える水素化度を達成できることが判る。PPh無添加の実施例7を除く全ての実施例において、触媒量が0.4%より多いと、90%より高い水素化度が達成された。同様な操作条件下で触媒量をこれより多くすると、予想される所定の水素化度に要する反応時間が大幅に短縮できる。ラテックスに水を加えると、触媒の安定性が向上すると共に、同等の操作条件下で触媒使用量を少なくできる。
触媒を少量の有機溶剤(ラテックスに対し10〜15容量%)に溶解し、この溶液をラテックスに加えた後、同等の条件下で水素化すると、所望の水素化度に要する反応時間は若干短縮する。しかし、90%を超える水素化度は、このような有機溶剤がなければ達成できる。
RhCl(Pph触媒の存在下でのラテックスの水素化は、PPhの添加で非常に容易になる。RhCl(Pph触媒系の存在下でのラテックスの水素化では、ラテックス全体がそのまま保全され、ゲルの生成は観察されない。
OsHCl(CO)(PCy触媒系の場合は、水素化度が非常に低く、またゲルも生じる。
*オスミウム系触媒を用いた例14を除く全例でゲルは観察されなかった。
HD%:ニトリル−ブタジエンゴムラテックス中のC=C含有量の水素化度(%)
以上、本発明を説明の目的で詳細に説明したが、このような詳細は、単に前記目的のためであり、特許請求の範囲により可能な限定を除く本発明の精神及び範囲を逸脱しない限り、当業者により種々の変化がなし得ることは理解すべきである。

Claims (14)

  1. 共役ジエン及び任意に他の共重合性モノマーからなる、ラテックス状の重合体を、式
    RhQL
    〔式中、Qは水素又はアニオンであり、Lは式RB(但し、RはC〜Cのアルキル基、C〜Cのシクロアルキル基、C〜C15のアリール基又はC〜C15のアラルキル基であり、Bは燐、ヒ素、硫黄、又はスルホキシド基であり、またmは2又は3である)の配位子化合物であり、またxは2、3又は4である〕
    の触媒の存在下、有機溶剤の不存在下に約35〜約180℃の温度及び約0.1〜約20MPaの水素圧で水素化する工程を含む前記重合体ラテックスの炭素−炭素二重結合の水素化方法。
  2. 更に式L〔但し、Lは式RB(但し、RはC〜Cのアルキル基、C〜Cのシクロアルキル基、C〜C15のアリール基又はC〜C15のアラルキル基であり、Bは燐、ヒ素、硫黄、又はスルホキシド基である)の配位子化合物である〕の助触媒が存在する請求項1に記載の方法。
  3. 前記共役ジエンがブタジエン及びイソプレンから選ばれる請求項1に記載の方法。
  4. 前記任意の他の共重合性モノマーがスチレン及びα−メチルスチレンから選ばれる請求項1に記載の方法。
  5. 前記任意の他の共重合性モノマーがアクリロニトリル及びメタクリロニトリルから選ばれる請求項1に記載の方法。
  6. 前記任意の他の共重合性モノマーがアクリロニトリル;及びフマル酸、マレイン酸、アクリル酸及びメタクリル酸から選ばれた不飽和カルボン酸である請求項1に記載の方法。
  7. 前記任意の他の共重合性モノマーがアクリロニトリル;及びアクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、メクリル酸プロピル及びメタクリル酸ブチルの1種である請求項1に記載の方法。
  8. 前記重合体が、80〜160℃の水素化操作温度及び約1〜16MPaの水素圧で、5容量%未満の少量の有機溶剤が存在するラテックス状で水素化される請求項1に記載の方法。
  9. 前記触媒がラテックス中の重合体固形分重量に対し、約0.01〜5重量%存在すると共に、前記助触媒が触媒の重量に対し、0〜5000重量%存在する請求項2に記載の方法。
  10. xが3で、Qがハロゲンである請求項2に記載の方法。
  11. xが4で、Qが水素である請求項2に記載の方法。
  12. 前記触媒が、トリス−(トリフェニルホスフィン)−ロジウム(I)−クロリド、トリス−(トリフェニルホスフィン)−ロジウム(III)−クロリド及びトリス−(ジメチルスルホキシド)−ロジウム(III)−クロリド、及びテトラキス−(トリフェニルホスフィン)−ロジウム水素化物よりなる群から選ばれる請求項1に記載の方法。
  13. mが2で、かつBが硫黄又はスルホキシドである請求項1に記載の方法。
  14. mが3で、かつBが燐又はヒ素である請求項1に記載の方法。

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