JP2006256294A - 光記録媒体 - Google Patents

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JP2006256294A
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勉 佐藤
Tatsuya Tomura
辰也 戸村
Yasunobu Ueno
泰伸 植野
So Noguchi
宗 野口
Masayuki Nishimatsu
雅之 西松
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Abstract

【課題】 前記従来システムに比べて、短波長に発振波長を有する半導体レーザーを用いるDVD−Rディスクシステムに適用可能な、光学特性及び熱分解挙動に優れ、高い信頼性(耐光性、保存安定性)を有する新たな記録材料の提供。
【解決手段】 基板上に記録層を設けてなる光記録媒体において、
(イ)記録媒体中に構造式(I)で示されるアゾ化合物と金属、その酸化物またはそれらの塩からなるアゾ金属錯体アニオン化合物と
(ロ)構造式(II)で示されるポリメチン色素カチオン化合物からなる塩形成色素を少なくとも一種類含有することを特徴とする光記録媒体。
【選択図】 なし

Description

本発明は、670nm以下の波長域のレーザー光で記録、再生が可能な新規アゾ金属錯体アニオン化合物(イ)とポリメチン色素カチオン化合物(ロ)との塩形成色素を用いた耐光性および保存安定性に優れた光記録媒体に関する。
現在、次世代大容量光ディスクとしてDVD−Rの開発が進められている。記録容量の向上の要素技術は、記録ピット微小化のための記録材料開発、MPEG2に代表される画像圧縮技術の採用、記録ピット読みとりのための半導体レーザ短波長化等の技術開発が必要である。
これまで赤色波長域の半導体レーザとしては、バーコードリーダ、計測器用に670nm体のAlGaInPレーザダイオードが商品化されているのみであったが、光ディスクの高密度化に伴い、赤色レーザが本格的に光ストレージ市場で使用されつつある。DVDドライブの場合、光源として635nm帯と650nm帯レーザダイオードの2つの波長で規格化されている。一方、再生専用のDVD−ROMドライブは波長が赤色波長範囲ではあるが通常650nm以下の波長で商品化されている。
このような状況下で最も好ましいDVD−Rメディアは、波長630〜670nmで記録、再生が可能なメディアである。耐光性、保存安定性に優れ、670nm以下のレーザを用いた光ピックアップで記録、再生が可能な記録材料の開発が必要となっている。
シアニン色素は、光学特性(高屈折率)に優れており、信号特性も満足すべき特性が得られるが、耐光性が極めて悪く、単独では実用に耐えない。改良として光安定化材の開発が進められているが、光安定化能と信号特性を両立するものは未だ見いだされていない状況である。
アゾ金属錯体色素は、高い信頼性(耐光性、保存安定性)が得られるが、光学特性(高屈折率)が若干低く、高速書き込みに対し満足すべき信号特性は得られていない。
この様な状況の中で、両者の利点を組み合わせたアゾ金属錯体アニオンとシアニン色素カチオンとからなる塩形成色素(特許文献1参照)が注目されている。
この技術には、アゾ金属錯体をアニオン化させる構造が必要で、従来技術ではそのアゾ構造のいずれか一方が芳香族環からなっているため、充分に高い吸収係数が得られない。そのため充分な光学特性(高屈折率)が得られず高速書き込みに対応出来ないという問題があった。
一方、本出願人は、このような状況をふまえ、特許文献2では、アゾ金属錯体アニオン化合物とスチリル色素カチオン化合物とからなる塩形成色素を用いる技術を、特許文献3では、アゾ金属錯体アニオン化合物とピリジウム化合物とからなる塩形成色素を用いる技術を、特許文献4および5では、アゾ金属錯体アニオン化合物とシアニン色素カチオン化合物とからなる塩形成色素を、それぞれ用いた光記録媒体を提案してきたが、アゾ金属錯体アニオン化合物とポリメチン色素カチオン化合物とから塩形成色素を形成することおよび、それを用いて高屈性率をもち、かつ耐光性、保存安定性にすぐれた光記録媒体については、未だ誰も提案していない。
国際公開第98/29257号パンフレット 特開2002−225432号公報 特開2003−063139号公報 特開2003−237240号公報 特開2003−246149号公報
本発明は、前記従来システムに比べて、短波長に発振波長を有する半導体レーザーを用いるDVD−Rディスクシステムに適用可能な、光学特性及び熱分解挙動に優れ、高い信頼性(耐光性、保存安定性)を有する新たな記録材料を提供することを目的とする。
本発明者等の研究の結果、(イ)特定のヘテロ環構造を有するアゾ金属錯体アニオン化合物と(ロ)ポリメチン色素カチオン化合物とからなる塩形成色素を主成分とする記録層を設けることにより、従来の類似色素では得られない光学特性(高屈折率化)を実現し、発振波長670nm以下の半導体レーザーを用いる次世代大容量光ディスクシステムに適用可能で、信号品質に優れかつ高い信頼性(耐光性、保存安定性)を示すことを見いだし、本発明に至った。
本発明の第1は、基板上に記録層を設けてなる光記録媒体において、記録媒体中に
(イ)構造式(I)で示されるアゾ化合物と、金属、金属酸化物またはそれらの塩(金属の塩)からなるアゾ金属錯体アニオン化合物と
(ロ)構造式(II)で示されるポリメチン色素カチオン化合物からなる塩形成色素を少なくとも一種類含有することを特徴とする光記録媒体に関する。
Figure 2006256294
(式中、Xはカルコゲンから選ばれる原子を表し、環Aは隣接するX原子と窒素原子と一緒になって環を形成する複素5員環を表し、R〜Rは、水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、水酸基、カルボキシル基、アミノ基、置換もしくは未置換のアルキル基、置換もしくは未置換のアリール基、置換もしくは未置換のアルケニル基、置換もしくは未置換のアルキルオキシ基、置換もしくは未置換のアリールオキシ基、置換もしくは未置換のアルキルアミノ基、置換もしくは未置換のアリールアミノ基、置換もしくは未置換のアルキルカルボニルアミノ基、置換もしくは未置換のアリールカルボニルアミノ基、カルバモイル基、置換もしくは未置換のアルキルカルバモイル基、置換もしくは未置換のアリールカルバモイル基、置換もしくは未置換のアルキルスルホニルアミノ基、置換もしくは未置換のアリールスルホニルアミノ基、置換もしくは未置換のアルキルカルボニル基、置換もしくは未置換のアリールカルボニル基、置換もしくは未置換のアルキルスルホニル基および置換もしくは未置換のアリールスルホニル基よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基であり、また、RとR、RとR、RとRは、それぞれが環を形成していても良い。)
Figure 2006256294
(式中、B環およびC環は、炭素と連結した置換基を有することもある複素環および置換基を有することもある芳香族環よりなる群からそれぞれ独立して選ばれたものであり、B環またはC環の、いずれか一方がカチオン化された複素環を表し、またこれらの複素環および芳香族環は、他の芳香族環と結合していてもよく、nは1〜3の整数である)。
本発明の第2は、構造式(I)におけるRが、下記構造式(III)で表されるものである請求項1記載の光記録媒体に関する。
Figure 2006256294
(式中、RとR10は、水素原子、置換基を有することもあるアルキル基、及び置換基を有することもあるアリール基よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基であり、またRとR10は環を形成していてもよい。)
本発明の第3は、一般式(I)で表わされるアゾ化合物が、下記構造式(IV)で示されるアゾ置換インドール化合物である請求項1または2記載の光記録媒体に関する。
Figure 2006256294
(式中、R〜Rは、水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、水酸基、カルボキシル基、アミノ基、アルキル基、アリール基、アルキルオキシ基、アリールオキシ基、アルキルアミノ基、アリールアミノ基、アルキルカルボニルアミノ基、アリールカルボニルアミノ基、カルバモイル基、アルキルカルバモイル基、アリールカルバモイル基、アルキルスルホニルアミノ基、アリールスルホニルアミノ基、アルキルカルボニル基、アリールカルボニル基、アルキルスルホニル基、及びアリールスルホニル基よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基であり、またこれらの基は置換基を有していてもよく、RとR10は、水素原子、置換基を有することもあるアルキル基、及び置換基を有することもあるアリール基よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基であり、またRとR10、RとR、R10とRはそれぞれが環を形成していても良い。)
本発明の第4は、一般式(I)で表わされるアゾ金属錯体アニオン化合物が、下記構造式(V)で示されるアゾ置換インドール化合物である請求項1または2記載の光記録媒体に関する。
Figure 2006256294
(式中、R〜Rは、水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、水酸基、カルボキシル基、アミノ基、アルキル基、アリール基、アルキルオキシ基、アリールオキシ基、アルキルアミノ基、アリールアミノ基、アルキルカルボニルアミノ基、アリールカルボニルアミノ基、カルバモイル基、アルキルカルバモイル基、アリールカルバモイル基、アルキルスルホニルアミノ基、アリールスルホニルアミノ基、アルキルカルボニル基、アリールカルボニル基、アルキルスルホニル基、及びアリールスルホニル基よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基であり、またこれらの基は置換基を有していてもよく、RとR10は、水素原子、置換基を有することもあるアルキル基、及び置換基を有することもあるアリール基よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基であり、またRとR10、RとR、R10とRはそれぞれが環を形成していても良い。)
本発明の第5は、アゾ金属錯体アニオン化合物の金属または金属酸化物の価数が3価である請求項1〜4いずれか記載の光記録媒体に関する。
本発明の第6は、アゾ金属錯体アニオン化合物の金属原子または金属酸化物がCo又はVOである請求項5記載の光記録媒体に関する。
本発明の第7は、構造式(II)で表わされるポリメチン色素カチオン化合物が、下記構造式(VI)で示す化合物であることを特徴とする請求項1〜6いずれか記載の光記録媒体に関する。
Figure 2006256294
(式中、R11〜R15は水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、水酸基、カルボキシル基、アミノ基、置換もしくは未置換のアルキル基、置換もしくは未置換のアリール基、置換もしくは未置換の複素環残基、置換もしくは未置換のアルキルカルボニル基、置換もしくは未置換のアリールカルボニル基、置換もしくは未置換のアルキルオキシカルボニル基、置換もしくは未置換のアリールオキシカルボニル基、置換もしくは未置換のアルキルスルホニル基、置換もしくは未置換のアリールスルホニル基、置換もしくは未置換のアルキルチオオキシ基、置換もしくは未置換のアリールチオオキシ基、置換もしくは未置換のアルキルオキシ基、置換もしくは未置換のアリールオキシ基、置換もしくは未置換のアルキルアミノ基、置換もしくは未置換のアリールアミノ基、置換もしくは未置換のアルキルカルボニルアミノ基、置換もしくは未置換のアリールカルボニルアミノ基、カルバモイル基、置換もしくは未置換のアルキルカルバモイル基、置換もしくは未置換のアリールカルバモイル基、置換もしくは未置換のアルキルスルホニルアミノ基、置換もしくは未置換のアリールスルホニルアミノ基、スルホ基、スルフィノ基、スルフェノ基、アミノスルホニル基および置換もしくは未置換のアルケニル基よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基であり、環Dはカチオン化された窒素原子を結合した複素環残基であり、nは1〜3の整数である。)
本発明の第8は、構造式(VI)記載のポリメチン色素カチオン化合物がスチリル色素カチオン化合物であって、該化合物において、環Dが、インドリン環残基およびベンゾインドリン環残基よりなる群から選ばれたカチオン化された窒素原子を結合したヘテロ環残基である請求項7記載の光記録媒体に関する。
本発明の第9は、記録再生波長±5nmの波長領域の光に対する記録層単層の屈折率nが1.5≦n≦3.0であり、消衰係数kが0.02≦k≦0.2である請求項1〜8いずれか記載の光記録媒体に関する。
本発明の第10は、有機色素の熱重量分析で、主減量過程での温度に対する減量の傾きが2%/℃以上である請求項1〜9いずれか記載の光記録媒体に関する。
本発明の第11は、有機色素の熱重量分析で、主減量過程での総減量が30%以上で、かつ減量開始温度が350℃以下である請求項1〜10いずれか記載の光記録媒体に関する。
本発明の第12は、基板上のトラックピッチが0.7〜0.8μmであり、溝幅が半値幅で、0.18〜0.40μmである請求項1〜11いずれか記載の光記録媒体に関する。
前記構造式(I)におけるハロゲン原子としては、例えば、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、等が挙げられる。
前記構造式(I)におけるアルキル基としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、n−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、n−ノニル基、n−デシル基等の一級アルキル基;イソブチル基、イソアミル基、2−メチルブチル基、2−メチルペンチル基、3−メチルペンチル基、4−メチルペンチル基、2−エチルブチル基、2−メチルヘキシル基、3−メチルヘキシル基、4−メチルヘキシル基、5−メチルヘキシル基、2−エチルペンチル基、3−エチルペンチル基、2−メチルヘプチル基、3−メチルヘプチル基、4−メチルヘプチル基、5−メチルヘプチル基、2−エチルヘキシル基、3−エチルヘキシル基、イソプロピル基、sec−ブチル基、1−エチルプロピル基、1−メチルブチル基、1,2−ジメチルプロピル基、1−メチルヘプチル基、1−エチルブチル基、1,3−ジメチルブチル基、1,2−ジメチルブチル基、1−エチル−2−メチルプロピル基、1−メチルヘキシル基、1−エチルヘプチル基、1−プロピルブチル基、1−イソプロピル−2−メチルプロピル基、1−エチル−2−メチルブチル基、1−エチル−2−メチルブチル基、1−プロピル−2−メチルプロピル基、1−メチルヘプチル基、1−エチルヘキシル基、1−プロピルペンチル基、1−イソプロピルペンチル基、1−イソプロピル−2−メチルブチル基、1−イソプロピル−3−メチルブチル基、1−メチルオクチル基、1−エチルヘプチル基、1−プロピルヘキシル基、1−イソブチル−3−メチルブチル基等の二級アルキル基;ネオペンチル基、tert−ブチル基、tert−ヘキシル基、tert−アミル基、tert−オクチル基等の三級アルキル基;シクロヘキシル基、4−メチルシクロヘキシル基、4−エチルシクロヘキシル基、4−tert−ブチルシクロヘキシル基、4−(2−エチルヘキシル)シクロヘキシル基、ボルニル基、イソボルニル基、アダマンタン基、等のシクロアルキル基、などが挙げられ、これら一級及び二級アルキル基は、更に置換基で置換されていてもよい。該置換基としては、水酸基、ハロゲン原子、ニトロ基、カルボキシル基、シアノ基、置換又は未置換のアリール基、置換又は未置換の複素環残基等を以て置換されていてもよい。
また酸素、硫黄、窒素等の原子を介して前記アルキル基で置換されていてもよい。
前記酸素を介して置換されているアルキル基としては、例えば、メトキシメチル基、メトキシエチル基、エトキシメチル基、エトキシエチル基、ブトキシエチル基、エトキシエトキシエチル基、フェノキシエチル基、メトキシプロピル基、エトキシプロピル基、ピペリジノ基、ピロリジノ基、モルホリノ基、等が挙げられる。前記硫黄を介して置換されているアルキル基としては、例えば、メチルチオエチル基、エチルチオエチル基、エチルチオプロピル基、フェニルチオエチル基、等が挙げられる。前記窒素を介して置換されているアルキル基としては、例えば、ジメチルアミノエチル基、ジエチルアミノエチル基、ジエチルアミノプロピル基、等が挙げられる。前記複素環残基としては、例えば、インドリル基、フリル基、チエニル基、ピリジル基、ピペリジル基、キノリル基、イソキノリル基、ピペリジノ基、モルホリノ基、ピロリジノ基、ピロリル基、等が挙げられる。
前記構造式(I)におけるアリール基としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、フェニル基、ペンタレニル基、インデニル基、ナフチル基、アズレニル基、ヘプタレニル基、ビフェニレニル基、フェナレニル基、フェナントレニル基、アントラセニル基、トリフェニレニル基、ピレニル基、等が挙げられ、該アリール基は更に置換基で置換されていてもよい。
前記構造式(I)におけるアルキルオキシ基としては、酸素原子に直接置換又は未置換のアルキル基が結合されているものであればよく、アルキル基としては前述の具体例等が挙げられ、該アルキルオキシ基は更に置換基で置換されていてもよい。
前記構造式(I)におけるアリールオキシ基としては、酸素原子に直接置換又は未置換のアリール基が結合されているものであればよく、アリール基としては前述の具体例等が挙げられ、該アリールオキシ基は更に置換基で置換されていてもよい。
前記構造式(I)におけるアルキルアミノ基としては、窒素原子に直接置換又は未置換のアルキル基が結合されているものであればよく、アルキル基としては前述の具体例等が挙げられ、該アルキルアミノ基は更に置換基で置換されていてもよい。
前記構造式(I)におけるアリールアミノ基としては、窒素原子に直接置換又は未置換のアリール基が結合されているものであればよく、アリール基としては前述の具体例等が挙げられ、該アリールアミノ基は更に置換基で置換されていてもよい。
前記構造式(I)におけるアルキルカルボニルアミノ基としては、カルボニルアミノ基の炭素原子に直接置換又は未置換のアルキル基が結合されているものであればよく、アルキル基としては前述の具体例等が挙げられ、該アルキルカルボニルアミノ基は更に置換基で置換されていてもよい。
前記構造式(I)におけるアリールカルボニルアミノ基としては、カルボニルアミノ基の炭素原子に直接置換又は未置換のアリール基が結合されているものであればよく、アリール基としては前述の具体例等が挙げられ、該アリールカルボニルアミノ基は更に置換基で置換されていてもよい。
前記構造式(I)におけるアルキルカルバモイル基としては、カルバモイル基の窒素原子に直接置換又は未置換のアルキル基が結合されているものであればよく、アルキル基としては前述の具体例等が挙げられ、該アルキルカルバモイル基は更に置換基で置換されていてもよい。
前記構造式(I)におけるアリールカルバモイル基としては、カルバモイル基の窒素原子に直接置換又は未置換のアリール基が結合されているものであればよく、アリール基としては前述の具体例等が挙げられ、該アリールカルバモイル基は更に置換基で置換されていてもよい。
前記構造式(I)におけるアルキルスルホニルアミノ基としては、硫黄原子に直接置換もしくは未置換のアルキル基が結合されているものであればよく、アルキル基としては前述の具体例等が挙げられ、該アルキルスルホニルアミノ基は更に置換基で置換されていてもよい。
前記構造式(I)におけるアリールスルホニルアミノ基としては、硫黄原子に直接置換又は未置換のアリール基が結合されているものであればよく、アリール基としては前述の具体例等が挙げられ、該アリールスルホニルアミノ基は更に置換基で置換されていてもよい。
前記構造式(I)におけるアルキルカルボニル基としては、カルボニル基の炭素原子に直接置換もしくは未置換のアルキル基が結合されているものであればよく、アルキル基としては前述の具体例等が挙げられ、該アルキルカルボニル基は更に置換基で置換されていてもよい。
前記構造式(I)におけるアリールカルボニル基としては、カルボニル基の炭素原子に直接置換もしくは未置換のアリール基が結合されているものであればよく、アリール基としては前述の具体例等が挙げられ、該アリールカルボニル基は更に置換基で置換されていてもよい。
前記構造式(I)におけるアルキルスルホニル基としては、スルホニル基の硫黄原子に直接置換もしくは未置換のアルキル基が結合されているものであればよく、アルキル基としては前述の具体例等が挙げられ、該アルキルスルホニル基は更に置換基で置換されていてもよい。
前記構造式(I)におけるアリールスルホニル基としては、スルホニル基の硫黄原子に直接置換もしくは未置換のアリール基が結合されているものであればよく、アリール基としては前述の具体例等が挙げられ、該アリールスルホニル基は更に置換基で置換されていてもよい。
前記構造式(I)におけるRとしては、DVDシステムに適合した光学特性(吸収係数、光学定数)を示す点で下記構造式(III)で表されるものが好ましい。
Figure 2006256294
ただし、前記構造式(III)中、R及びR10は、水素原子、アルキル基、及びアリール基よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基であり、これらの基は更に置換基により置換されていてもよく、またRとR10は互いに連結して環を形成していてもよい。
なお、前記アリール基、アルキルオキシ基、アリールオキシ基、アルキルアミノ基、アリールアミノ基、アルキルカルボニルアミノ基、アリールカルボニルアミノ基、カルバモイル基、アルキルカルバモイル基、アリールカルバモイル基、アルキルスルホニルアミノ基、アリールスルホニルアミノ基、アルキルカルボニル基、アリールカルボニル基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、複素環及び炭化水素環等は、置換基を有することができるが、この場合の置換基には、慣用の置換基、例えば、水酸基、カルボキシル基、ハロゲン原子、置換もしくは未置換のアルキル基、アルコキシ基、ニトロ基、置換又は未置換のアミノ基等が挙げられる。ハロゲン原子、アルキル基及びアルコキシ基におけるアルキル部分としては、前記と同様なものが挙げられる。
前記構造式(I)の化合物において、DVDシステムに適合した光学特性(吸収係数、光学定数)を示す点で下記構造式(IV)、(V)で表されるものが最も好ましい。
Figure 2006256294
なお、構造式(I)、(IV)、(V)で表される化合物は活性水素を2個もつため、錯体化すると−2価のアニオン化合物となる。したがって生成するアゾ金属錯体アニオン化合物としては、例えば−2価のアゾ色素が2個と+3価の配位金属が1個の2:1金属錯体で、全体で1個のアニオンとなる。
なお、以下の式中、Phはフェニル基、Meはメチル基、Etはエチル基、Buはブチル基を示す。
前記構造式(IV)で示されるアゾ置換インドール化合物の具体例を以下に示す。
Figure 2006256294
Figure 2006256294
前記構造式(V)で表されるアゾ置換インドール化合物の具体例を以下に示す。
Figure 2006256294
Figure 2006256294
本発明のアゾ置換インドール化合物の製造方法としては、特に制限はなく、目的に応じて公知の方法の中から適宜選択することができ、例えば、塩酸、硫酸、酢酸、りん酸等の酸にアミノ基を有するピラゾール環類を加熱溶解し、氷浴にて急冷する。その後、適当な温度にて亜硝酸を作用させジアゾ化する。次に、4位に置換若しくは未置換のアミノ基を有するインドール類とカップリングすることで目的のアゾ置換インドール化合物を合成することができる。
(アゾ金属錯体アニオン化合物)
本発明のアゾ金属錯体アニオン化合物(イ)は、下記構造式(VII)で表される。
Figure 2006256294
〔式中、R〜R、AおよびXはいずれも構造式(I)におけるR〜R、AおよびXの定義と同じであり、Mは金属原子を表わし、mは1〜2の整数である。〕
前記金属原子としては、3価の金属原子が好適であり、例えば、チタン、バナジウム、クロム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、ジルコニウム、ニオブ、モリブデン、テクネニウム、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、酸化バナジウム、酸化チタン、等が挙げられる。これらの中でも、耐光性、屈折率等の光学特性が優れている点からCo、VOが特に好ましい。
また、本発明のアゾ金属錯体アニオン化合物は、前記構造式(I)で表されるアゾ置換インドール化合物と金属原子を含有する金属塩とを反応させて得られる。
前記アゾ金属錯体アニオン化合物の生成には、アルコール、ジメチルフォルムアミド(DMF)、グリセリン等の溶剤中に、前記構造式(I)で表されるアゾ置換インドール化合物と、前記金属塩等を加える。更に必要に応じて、水酸化ナトリウム溶液、アンモニア水等のアルカリ成分を添加したり、室温〜溶剤の沸点の温度に加温する場合もある。
構造式(II)で示されるポリメチン色素カチオン化合物(ロ)において、B環およびC環は、炭素と連結した置換基を有することもある複素環および置換基を有することもある芳香族環よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基であり、B環またはC環の、いずれか一方がカチオン化された窒素原子を結合した複素環を表す。また、それらの複素環及び芳香族環は他の芳香族環と縮合していてもよい。nは1〜3の整数を表わす。
前記構造式(II)で示されるポリメチン色素カチオン化合物は、DVDシステムに適合した光学特性(吸収係数、光学定数)を示す点で、下記構造式(VI)で表される化合物であることが好ましい。
Figure 2006256294
(式中、R11〜R15は、水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、水酸基、カルボキシル基、アミノ基、置換もしくは未置換のアルキル基、置換もしくは未置換のアリール基、置換もしくは未置換の複素環残基、置換もしくは未置換のアルキルカルボニル基、置換もしくは未置換のアリールカルボニル基、置換もしくは未置換のアルキルオキシカルボニル基、置換もしくは未置換のアリールオキシカルボニル基、置換もしくは未置換のアルキルスルホニル基、置換もしくは未置換のアリールスルホニル基、置換もしくは未置換のアルキルチオオキシ基、置換もしくは未置換のアリールチオオキシ基、置換もしくは未置換のアルキルオキシ基、置換もしくは未置換のアリールオキシ基、置換もしくは未置換のアルキルアミノ基、置換もしくは未置換のアリールアミノ基、置換もしくは未置換のアルキルカルボニルアミノ基、置換もしくは未置換のアリールカルボニルアミノ基、カルバモイル基、置換もしくは未置換のアルキルカルバモイル基、置換もしくは未置換のアリールカルバモイル基、置換もしくは未置換のアルキルスルホニルアミノ基、置換もしくは未置換のアリールスルホニルアミノ基、スルホ基、スルフィノ基、スルフェノ基、アミノスルホニル基および置換もしくは未置換のアルケニル基よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基であり、環Dはカチオン化された窒素原子を結合した複素環残基であり、nは1〜3の整数である。)
前記D環としては、カチオン化された窒素原子を結合した下記の基、たとえばピリジン環、キノリン環、チアゾール環、ベンゾチアゾール環、オキサゾール環、ベンゾオキサゾール環、インドリン環、ベンゾインドリン環等のヘテロ環残基である。そのなかでも耐光性の点から、インドレニン環、ベンズインドレニン環が最も好ましい。
前記構造式(VI)で表されるポリメチン色素カチオン化合物具体例以下に示す。
Figure 2006256294
本発明は、アゾ金属錯体アニオン化合物(イ)とポリメチン色素カチオン化合物(ロ)からなる塩形成色素とすることで、ポリメチン色素の弱点である耐光性が著しく向上し、光学特性、耐光性及び溶解性の点で優れた光記録材料となる。また、本記録材料をDVDに用いる場合、材料の光安定性、記録波長での記録感度、塗布溶媒への溶解性を検証した結果、アゾ金属錯体アニオン化合物の金属種としてはCo、VOが最も耐光性が良く、ポリメチン色素カチオンとしては、インドレニン環および/またはベンズインドレニン環を含有するスチリル色素カチオン化合物が最も耐光性が優れている。
(光記録媒体)
本発明の光記録媒体は、基板と、該基板上に少なくとも記録層を設けてなり、反射層、保護層、更に必要に応じてその他の層を有してなるものであって、前記記録層は、構造式(I)で表されるアゾ置換インドール化合物と金属、金属酸化物及びこれらの塩から選択されるいずれかとからなるアゾ金属キレートアニオン化合物(イ)と、構造式(II)で表されるポリメチン色素カチオン化合物(ロ)とからなる塩形成色素を含有するものであり、更に必要に応じてその他の成分を含有していてもよい。
次に光記録媒体の構成について説明する。記録層を構成するのに必要な物性として、光学特性と熱的特性がある。以下、これらについて説明する。
光学特性として必要な条件は、記録再生波長である630nm〜690nmに対して大きな屈折率と適宜な消衰係数を有することである。そのためには記録材料の吸収帯の強度が大きく、かつ記録再生波長が該吸収帯の長波長端近傍にあることが必要である。
具体的には、記録再生波長域光に対する記録層単層の屈折率nが1.5以上3.0以下であることが必要で、消衰係数kが0.02以上0.2以下の範囲にあることが好ましい。nが1.5未満の場合には、充分な反射率及び記録変調度が得られなくなり、nが3.0を越える場合には、波長依存性が高くなり過ぎるため、レーザの温度変化等による波長変動に対応出来ずエラーが発生し易くなる。また、kが0.02未満の場合には、記録感度が悪くなるため好ましくなく、kが0.2を越える場合には、50%以上の反射率を得ることが困難となるので好ましくない。
熱的に必要な条件は、熱重量分析に於ける主減量過程での重量減量が、温度の変化に対して急であることが必要である。主減量過程により有機材料膜は分解し、膜厚の減少と光学定数の変化を起こし、光学的な意味での記録部が形成されるからである。従って、主減量過程の重量減量が温度の変化に対して穏やかな場合、これは広い温度範囲にわたって記録部が形成されてしまうため、高密度の記録部を形成させる場合は極めて不利となる。同様な理由で重量減量の過程が複数存在する材料を用いた場合も高密度対応には不利である。
本発明ではいくつかの重量減量過程のうちで、減量率が最大のものを主減量過程と呼ぶ。
本発明に於いて重量減量の傾きは下記のように求める。
図1に示すように、質量M0の有機材料を窒素雰囲気下中で、10℃/min.で昇温させる。この昇温に従って、質量は微量づつ減少し、ほぼ直線a−bの重量減量線を示し、ある温度に達すると急激な重量減少を起こし、ほぼ直線c−dに沿って重量減量を起こす。さらに温度を上げ続けると質量の急激な減量が終了し、ほぼ直線e−fに沿った重量減少を起こす。直線a−bと直線c−dとの交点に於ける温度をT1(℃)、初期質量M0に対する残存重量をm1(%)、直線c−dと直線e−fとの交点に於ける温度をT2(℃)、初期質量M0に対する残存重量をm2(%)とする。
減量開始温度はT1、減量終了温度はT2となり、重量減量の傾きは、
(m1−m2)(%)/(T2−T1)(℃)
で示される値で、初期重量に対する重量減量率は、(m1−m2)(%)で示される。
上記定義に基づくと光情報記録媒体に用いる有機色素(有機材料)としては、主減量過程に於ける重量減量の傾きが2%/℃以上であることが好ましい。この重量減量の傾きが2%/℃未満である記録材料を用いると、記録部の広がりが大きくなり、また短い記録部を形成することが困難となるため、光情報記録媒体には不向きである。
また、主減量過程に於ける重量減少率は、30%以上であることが好ましい。30%未満であると、良好な記録変調度、記録感度が得られない可能性がある。
更に、熱的特性に必要な条件は、重量開始温度T1が、ある温度範囲にあることが必要である。具体的には減量開始温度が350℃以下であり、好ましくは200〜350℃の範囲にあることが望ましい。減量開始温度が350℃以上であると、記録レーザ光のパワーが高くなり実用的でなく、200℃以下であると再生劣化を起こすなど記録安定性が悪化する。
基板は通常、深さ1000〜2500Åの案内溝を有している。トラックピッチは、通常、0.7〜1.0μmであるが、高容量化の用途には0.7〜0.8μmが好ましい。溝幅は、半値幅で0.18〜0.36μmが好ましい。0.18μm未満には十分なトラッキングエラー信号強度を得ることが困難となる恐れがある。また、0.36μmを越える場合には、記録したときに記録部が横に広がりやすくなるので好ましくない。
1・光記録媒体の構成
本発明の光記録媒体は、通常の追記型光ディスクである図2の構造(図3を2枚貼合わせたいわゆるエアーサンドイッチ、又は密着貼合わせ構造としてもよい)または図3で示すCD−R用メディアの構造、図4で示されるDVD用メディアの構造としてもよい。
2・各層の必要特性及び構成材料例
本発明の記録媒体の構成としては、第1基板と第2基板とを記録層を介して接着剤で貼り合わせた構造を基本構造とする。記録層は有機色素層単層でもよく、反射率を高めるため有機色素層と金属反射層との積層でも良い。記録層と基板間は下引き層あるいは保護層を介して層成してもよく、機能向上のためそれらを積層化した構成でも良い。最も通常に用いられるのは、第1基板/有機色素層/金属反射層/保護層/接着層/第2基板構造である。
<基板>
用いる基板としては基板側より記録、再生を行う場合のみ使用レーザに対して透明でなければならず、記録層側から記録、再生を行う場合基板は透明である必要はない。基板材料としては例えば、ポリエステル、アクリル樹脂、ポリアミド、ポリカーボネート樹脂、ポリオレフィン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミド等のプラスチック又は、ガラス、セラミックあるいは、金属等を用いることができる。尚、基板の表面にトラッキング用の案内溝や、案内ピット、さらにアドレス信号等のプレフォーマット等が形成されていても良い。
尚、基板を1層しか用いない場合、あるいは基板2枚をサンドイッチ状で用いる場合は請求項に記載の第1の基板の表面にトラッキング用の案内溝や案内ピット、さらにアドレス信号等のプレフォーマットが形成されていてもよい。なお、図2〜4では、案内溝、案内ピット、プレフォーマットの表示は省略されている。
<中間層>
下引き層等を含め基板、記録層、反射層、保護層以外に設けられた層をここでは中間層と呼ぶことにする。この中間層は(a)接着性の向上、(b)水、又はガス等のバリアー、(c)記録層の保存安定性の向上、(d)反射率の向上、(e)溶剤からの基板や記録層の保護、(f)案内溝・案内ピット・プレフォーマット等の形成等を目的として使用される。(a)の目的に対しては高分子材料、例えばアイオノマー樹脂、ポリアミド樹脂、ビニル系樹脂、天然樹脂、天然高分子、シリコーン、液状ゴム等の種々の高分子物質、およびシランカップリング剤等を用いることができ、(b)及び(c)の目的に対しては、前記高分子材料以外に無機化合物、例えばSiO、MgF、SiO、TiO、ZnO、TiN、SiN等金属、又は半金属、例えばZn、Cu、Ni、Cr、Ge、Se、Au、Ag、Al等を用いることができる。また(d)の目的に対しては金属、例えばAl、Ag等や、金属光沢を有する有機薄膜、例えばメチン染料、キサンテン系染料等を用いることができ、(e)及び(f)の目的に対しては紫外線硬化樹脂、熱硬化樹脂、熱可塑性樹脂等を用いることができる。下引き層の膜厚は0.01〜30μm、好ましくは0.05〜10μmが適当である。
<記録層>
記録層はレーザー光の照射により何らかの光学的変化を生じさせ、その変化により情報を記録できるものであって、本発明においてはこの記録層中に(イ)と(ロ)からなる特定の塩形成の色素が含有されていることが必要で、記録層の形成にあたって本発明の色素を1種、又は2種以上の組合せて用いてもよい。さらに、本発明の前記色素は光学特性、記録感度、信号特性等の向上の目的で他の有機色素及び金属、金属化合物と混合又は積層化しても良い。有機色素の例としては、ポリメチン色素、ナフタロシアニン系、フタロシアニン系、スクアリリウム系、クロコニウム系、ピリリウム系、ナフトキノン系、アントレキノン(インダンスレン)系、キサンテン系、トリフェニルメタン系、アズレン系、テトレヒドロコリン系、フェナンスレン系、トリフェノチアジン系染料、及び金属キレート化合物等が挙げられ、前記の染料を単独で用いてもよいし、2種以上の組合せにしてもよい。
また、前記染料中に金属、金属化合物例えば、In、Te、Bi、Se、Sb、Ge、Sn、Al、Be、TeO、SnO、As、Cd等を分散混合あるいは積層の形態で用いることもできる。さらに、前記染料中に高分子材料例えば、アイオノマー樹脂、ポリアミド系樹脂、ビニル系樹脂、天然高分子、シリコーン、液状ゴム等の種々の材料もしくはシランカップリング剤等を分散混合して用いてもよいし、あるいは特性改良の目的で安定剤(例えば遷移金属錯体)、分散剤、難燃剤、滑剤、帯電防止剤、界面活性剤、可塑剤等と一緒に用いることができる。
記録層の形成は蒸着、スパッタリング、CVDまたは溶液塗布等の通常の手段によって行うことができる。塗布法を用いる場合には前記染料等を有機溶媒等に溶解してスプレー、ローラーコーティング、ディッピングおよび、スピンコーティング等の慣用のコーティング法によって行われる。
用いられる有機溶剤としては一般にメタノール、エタノール、イソプロパノール等のアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル等のエーテル類、酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル類、クロロホルム、塩化メチレン、ジクロロエタン、四塩化炭素、トリクロロエタン等の脂肪族ハロゲン化炭化水素類、あるいはベンゼン、キシレン、モノクロロベンゼン、ジクロロベンゼン等の芳香族類、メトキシエタノール、エトキシエタノール等のセロソルブ類、ヘキサン、ペンタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン等の炭化水素類等を用いることができる。
記録層の膜厚は100Å〜10μm好ましくは200Å〜2000Åが適当である。
<金属反射層>
反射層は単体で高反射率の得られる腐食されにくい金属、半金属等が挙げられ、材料例としてはAu、Ag、Cr、Ni、Al、Fe、Sn等が挙げられるが、反射率、生産性の点からAu、Ag、Al、が最も好ましく、これらの金属、半金属は単独で使用しても良く、2種の合金としても良い。なお、半金属とは元素周期表3Bと4B族の元素を示す。
膜形成法としては蒸着、スッパタリング等が挙げられ、膜圧としては50〜5000Å好ましくは100〜3000Åである。
<保護層、基板表面ハードコート層>
保護層、又は基板表面ハードコート層は(a)記録層(反射吸収層)を傷、ホコリ、汚れ等から保護する、(b)記録層(反射吸収層)の保存安定性の向上、(c)反射率の向上等を目的として使用される。これらの目的に対しては、前記中間層に示した材料を用いることができる。又、無機材料として、SiO、SiO等も用いることができ、有機材料としてポリメチルアクリレート、ポリカーボネート、エポキシ樹脂、ポリスチレン、ポリエステル樹脂、ビニル樹脂、セルロース、脂肪族炭化水素樹脂、芳香族炭化水素樹脂、天然ゴム、スチレンブタジエン樹脂、クロロプレンゴム、ワックス、アルキッド樹脂、乾性油、ロジン等の熱軟化性、熱溶融性樹脂も用いることができる。
前記材料のうち保護層、又は基板表面ハードコート層に最も好ましい例としては生産性に優れた紫外線硬化樹脂である。保護層又は基板面ハードコート層の膜厚は0.01〜30μm好ましくは0.05〜10μmが適当である。本発明において、前記中間層、保護層、及び基板表面ハードコート層には記録層の場合と同様に、安定剤、分散剤、難燃剤、滑剤、帯電防止剤、界面活性剤、可塑剤等を含有させることができる。
前記の通り本発明によれば請求項1〜8により670nm以下の波長域のレーザー光で記録、再生が可能なアゾ金属錯体アニオン化合物(イ)とポリメチン色素カチオン化合物(ロ)との塩形成色素を用いた、耐光性、保存安定性に優れた光記録媒体が提供でき、請求項9により、安定した高反射率かつ高変調度で記録再生出来る光記録媒体が提供でき、請求項10及び11の光記録媒体により、低ジッタで高密度記録できる光記録媒体が提供でき、請求項12の光記録媒体により、安定した記録及び再生の出来る光記録媒体が提供できた。
以下に合成例、実施例、比較例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこれにより何ら限定されるものではない。
合成例1
No.A−4化合物 1.55g(3.01mmol)をエタノール 100mlに懸濁した。この懸濁液に5N−NaOH水溶液1.20ml(6.02mmol)を加えた後、コバルト(III)アセチルアセトナート0.54g(1.51mmol)を加え、80℃で10時間反応させた。反応液を濃縮後、水100mlを加え、弱酸になるまで塩酸水溶液を加え、析出した沈殿物を濾過し、乾燥した。
乾燥した沈殿物をDMF 30mlに溶解した後、No.C−7化合物のヨウ化物を1.33g(3.01mmol)加え、120℃で2時間反応させた。反応液を水200mlに注ぎ、析出した物質を濾別した。析出物質は乾燥後、クロマトグラフ法により精製した。充填材にはシリカゲルを、展開溶媒にはトルエン−メタノール(4:1)を用いた。第1フラクションより下記式で示される塩形成色素(色素塩化合物)No.1(収率69%)を得た。
Figure 2006256294
この化合物薄膜の吸収スペクトルは図5に示す。
合成例2および3
合成例1で用いたコバルト(III)塩の代わりに、酸化バナジル(III)塩、クロム(III)塩それぞれを用い、化学量論比を保つように同様に操作を行い、塩形成色素(色素塩化合物)No.2およびNo.3を得た。
合成例4〜8
合成例1で用いたNo.A−4化合物の代わりに、No.A−1化合物、No.A−10化合物、No.B−3化合物、No.B−5化合物、No.B−8化合物を用い、化学量論比を保つように同様に操作を行い、塩形成色素(色素塩化合物)No.4、No.5、No.6、No.7、No.8を得た。
合成例9〜10
同様に合成例1のNo.A−4化合物の代わりに、No.B−3化合物の酸化バナジル(III)塩とNo.C−3化合物のコバルト(III)塩を、またはNo.B−3化合物とNo.C−11化合物を用いて同様の操作を行い、色素塩化合物No.9およびNo.10を得た。
合成例11〜12
同様にして、No.B−3化合物の酸化バナジル(III)塩とNo.C−3化合物のコバルト(III)塩より塩形成色素(色素塩化合物)NO.11をまた、No.B−3化合物とNo.C−11化合物より塩形成色素(色素塩化合物)No.12を得た。
実施例1〜5
色素塩化合物No.1,2,4,8,12をトリフルオロアルコールに溶解し、石英基板(50mm×50mm×1mm)上にスピンコート法により成膜し、記録層とした。
比較例1〜4
No.C−5,C−7,C−11化合物のヨウ素化物、および下記式の従来タイプの芳香族アゾ金属錯体アニオン(III)とNo.C−7との塩形成色素を、同様にトリフルオロアルコールに溶解し、石英基板(50mm×50mm×1mm)上にスピンコート法により成膜した。
Figure 2006256294
実施例1〜5および比較例1〜4の薄膜を、耐光試験器(キセノンランプ、5万Lux)に入れ、その劣化定数を測定した。その評価結果を次の表に示す。
Figure 2006256294
実施例6〜8
厚さ0.6mm、深さ1750Å、半値幅0.32μm、トラックピッチ0.74μmの案内溝を形成した射出成形ポリカーボネート基板上に、塩形成色素(色素塩化合物)No.1,No.5,及びNo.12のそれぞれの2,2,3,3−テトラフルオロプロパンール溶液をスピナー塗布し、厚さ900Åの記録層を形成し、ついでスパッタ法により銀1200Åの反射層を設け、さらにその上にアクリル系フォトポリマーにて7μmの保護層を設けた後、厚さ0.6mmの射出成形ポリカーボネート平面基板をアクリル系フォトポリマーにて接着し、光記録媒体とした。
比較例5〜7
化合物No.A−4化合物のCoアゾ錯体化合物のトリメチルアンモニウム塩、No.C−7化合物のヨウ素化合物、および上記の芳香族アゾ金属錯体アニオン(A)とNo.C−7との塩形成色素をそれぞれ用い、同様に光記録媒体とした。
実施例6〜8および比較例5〜7の光記録媒体の記録媒体を評価するため、これらの光記録媒体に発振波長658nm、ビーム径1.0μmの半導体レーザー光を用い、トラッキングしながらEFM信号(線速3.5m/sec.)を記録し、発振波長658nmの半導体レーザーの連続光(再生パワー0.7mW)で再生し、再生波形を観察した。その結果を下記表に示す。
Figure 2006256294
〔考察〕
(1)アゾ金属錯体アニオン化合物およびポリメチン色素の単独系に比較し、本発明の塩形成し色素(色素塩化合物)は良好な光学特性と、高い耐光性を兼ね備え、これを用いた光記録媒体は、耐光性に優れかつ、高反射率、高変調度、低ジッタの記録再生信号特性が得られる。
(2)従来の芳香族アゾ金属錯体アニオンおよびポリメチン色素カチオンとの塩形成色素に比較し、本発明の塩形成色素(色素塩化合物)は光学特性に優れ、これを用いた光記録媒体は、高反射率、高変調度、低ジッタの記録再生信号特性が得られる。
図1は、有機材料の主減量過程、重量減量率を求める方法を説明する図である。左側縦軸のMOは初期の重さ、右側縦軸のTGは、熱重量測定(Thermo Gravimetry)を示す。 図2の(a)〜(d)は、通常の追記型光記録媒体のもついろいろの構成を表す図である。 図3の(a)〜(c)は、CD−R用の媒体がとり得るいろいろの構成を表す図である。 図4の(a)〜(c)は、追記型DVD−R用の媒体がとり得るいろいろの構成を表す図である。 図5は本発明の合成例1にかかる塩形成色素化合物薄膜の吸収スペクトル例を表す図である。
符号の説明
1 基板
2 記録層
3 下引き層
4 保護層
5 ハードコート層
6 金属反射層
7 保護基板
8 接着層

Claims (12)

  1. 基板上に記録層を設けてなる光記録媒体において、記録媒体中に
    (イ)構造式(I)で示されるアゾ化合物と、金属、金属酸化物またはそれらの塩からなるアゾ金属錯体アニオン化合物と
    (ロ)構造式(II)で示されるポリメチン色素カチオン化合物
    からなる塩形成色素を少なくとも一種類含有することを特徴とする光記録媒体。
    Figure 2006256294
    (式中、Xはカルコゲンから選ばれる原子を表し、環Aは隣接するX原子と窒素原子と一緒になって環を形成する複素5員環を表し、R〜Rは、水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、水酸基、カルボキシル基、アミノ基、置換もしくは未置換のアルキル基、置換もしくは未置換のアリール基、置換もしくは未置換のアルケニル基、置換もしくは未置換のアルキルオキシ基、置換もしくは未置換のアリールオキシ基、置換もしくは未置換のアルキルアミノ基、置換もしくは未置換のアリールアミノ基、置換もしくは未置換のアルキルカルボニルアミノ基、置換もしくは未置換のアリールカルボニルアミノ基、カルバモイル基、置換もしくは未置換のアルキルカルバモイル基、置換もしくは未置換のアリールカルバモイル基、置換もしくは未置換のアルキルスルホニルアミノ基、置換もしくは未置換のアリールスルホニルアミノ基、置換もしくは未置換のアルキルカルボニル基、置換もしくは未置換のアリールカルボニル基、置換もしくは未置換のアルキルスルホニル基および置換もしくは未置換のアリールスルホニル基よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基であり、また、RとR、RとR、RとRは、それぞれが環を形成していても良い。)
    Figure 2006256294
    (式中、B環およびC環は、炭素と連結した置換基を有することもある複素環および置換基を有することもある芳香族環よりなる群からそれぞれ独立して選ばれたものであり、B環またはC環の、いずれか一方がカチオン化された窒素原子を結合した複素環を表し、またこれらの複素環および芳香族環は、他の芳香族環と縮合していてもよく、nは1〜3の整数である)。
  2. 構造式(I)におけるRが、下記構造式(III)で表されるものである請求項1記載の光記録媒体。
    Figure 2006256294
    (式中、RとR10は、水素原子、置換基を有することもあるアルキル基、及び置換基を有することもあるアリール基よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基であり、またRとR10は環を形成していてもよい。)
  3. 一般式(I)で表わされるアゾ化合物が、下記構造式(IV)で示されるアゾ置換インドール化合物である請求項1または2記載の光記録媒体。
    Figure 2006256294
    (式中、R〜Rは、水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、水酸基、カルボキシル基、アミノ基、アルキル基、アリール基、アルキルオキシ基、アリールオキシ基、アルキルアミノ基、アリールアミノ基、アルキルカルボニルアミノ基、アリールカルボニルアミノ基、カルバモイル基、アルキルカルバモイル基、アリールカルバモイル基、アルキルスルホニルアミノ基、アリールスルホニルアミノ基、アルキルカルボニル基、アリールカルボニル基、アルキルスルホニル基、及びアリールスルホニル基よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基であり、またこれらの基は置換基を有していてもよく、RとR10は、水素原子、置換基を有することもあるアルキル基、及び置換基を有することもあるアリール基よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基であり、またRとR10、RとR、R10とRはそれぞれが環を形成していても良い。)
  4. 一般式(I)で表わされるアゾ化合物が、下記構造式(V)で示されるアゾ置換インドール化合物である請求項1または2いずれか記載の光記録媒体。
    Figure 2006256294
    (式中、R〜Rは、水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、水酸基、カルボキシル基、アミノ基、アルキル基、アリール基、アルキルオキシ基、アリールオキシ基、アルキルアミノ基、アリールアミノ基、アルキルカルボニルアミノ基、アリールカルボニルアミノ基、カルバモイル基、アルキルカルバモイル基、アリールカルバモイル基、アルキルスルホニルアミノ基、アリールスルホニルアミノ基、アルキルカルボニル基、アリールカルボニル基、アルキルスルホニル基、及びアリールスルホニル基よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基でありRとR10は、水素原子、置換基を有することもあるアルキル基、及び置換基を有することもあるアリール基よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基であり、またRとR10、RとR、R10とRはそれぞれが環を形成していても良い。)
  5. アゾ金属錯体アニオン化合物の金属または金属酸化物の価数が3価である請求項1〜4いずれか記載の光記録媒体。
  6. アゾ金属錯体アニオン化合物の金属原子または金属酸化物がCo又はVOである請求項5記載の光記録媒体。
  7. 構造式(II)で表わされるポリメチン色素カチオン化合物が、下記構造式(VI)で示す化合物である請求項1〜6いずれか記載の光記録媒体。
    Figure 2006256294
    (式中、R11〜R15は水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、水酸基、カルボキシル基、アミノ基、置換もしくは未置換のアルキル基、置換もしくは未置換のアリール基、置換もしくは未置換の複素環残基、置換もしくは未置換のアルキルカルボニル基、置換もしくは未置換のアリールカルボニル基、置換もしくは未置換のアルキルオキシカルボニル基、置換もしくは未置換のアリールオキシカルボニル基、置換もしくは未置換のアルキルスルホニル基、置換もしくは未置換のアリールスルホニル基、置換もしくは未置換のアルキルチオオキシ基、置換もしくは未置換のアリールチオオキシ基、置換もしくは未置換のアルキルオキシ基、置換もしくは未置換のアリールオキシ基、置換もしくは未置換のアルキルアミノ基、置換もしくは未置換のアリールアミノ基、置換もしくは未置換のアルキルカルボニルアミノ基、置換もしくは未置換のアリールカルボニルアミノ基、カルバモイル基、置換もしくは未置換のアルキルカルバモイル基、置換もしくは未置換のアリールカルバモイル基、置換もしくは未置換のアルキルスルホニルアミノ基、置換もしくは未置換のアリールスルホニルアミノ基、スルホ基、スルフィノ基、スルフェノ基、アミノスルホニル基および置換もしくは未置換のアルケニル基よりなる群からそれぞれ独立して選ばれた基であり、環Dはカチオン化された窒素原子を結合した複素環残基であり、nは1〜3の整数である。)
  8. 構造式(VI)記載のポリメチン色素カチオン化合物がスチリル色素カチオン化合物であって、該化合物において、環Dが、インドリン環残基およびベンゾインドリン環残基よりなる群から選ばれたカチオン化された窒素原子を結合したヘテロ環残基である請求項7記載の光記録媒体。
  9. 記録再生波長±5nmの波長領域の光に対する記録層単層の屈折率nが1.5≦n≦3.0であり、消衰係数kが0.02≦k≦0.2である請求項1〜8いずれか記載の光記録媒体。
  10. 有機色素の熱重量分析で、主減量過程での温度に対する減量の傾きが2%/℃以上である請求項1〜9いずれか記載の光記録媒体。
  11. 有機色素の熱重量分析で、主減量過程での総減量が30%以上で、かつ減量開始温度が350℃以下である請求項1〜10いずれか記載の光記録媒体。
  12. 基板上のトラックピッチが0.7〜0.8μmであり、溝幅が半値幅で、0.18〜0.40μmである請求項1〜11いずれか記載の光記録媒体。
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