JP2006252147A - 設計支援装置、設計支援方法、および設計支援プログラム - Google Patents

設計支援装置、設計支援方法、および設計支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 設計効率を向上させること。
【解決手段】 複数の部品の結合部が相互に重なり、結合位置において結合された設計モデルに対し、結合が適正か否かを確認する設計支援装置は、結合位置において結合される部品を取得する結合部品取得手段と、結合部品取得手段により取得された部品の形状情報を取得する形状情報取得手段と、結合位置と、形状情報取得手段により取得された部品の形状情報に基づいて、結合位置において結合される部品の結合部に対して、結合位置を夫々投影し、結合部上に投影点を形成する投影点形成手段と、投影点形成手段により形成された投影点に基づいて、結合位置における部品の結合が適正か否かを判定する適正判定手段と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、設計効率を向上させた設計支援装置、設計支援方法、および設計支援プログラムに関する。
従来、結合の対象となる複数の部品データの結合位置を指示する結合位置指示手段と、指示した結合位置において結合すべき複数の部品データを特定する結合部品特定手段と、を含む部品結合データ作成装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−102383号公報
しかしながら、上記従来の部品結合データ作成装置においては、結合位置において結合すべき部品データの特定がなされているが、一方で結合すべき部品の形状データの適否が検証されていない。したがって、設計後の実物での検討段階において、組付けが困難となることが判明し、設計変更を余儀なくされることがある。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、設計効率を向上させることを主たる目的とする。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、複数の部品の結合部が相互に重なり、結合位置において結合された設計モデルに対し、前記結合が適正か否かを確認する設計支援装置であって、上記結合位置において結合される上記部品を取得する結合部品取得手段と、上記結合部品取得手段により取得された上記部品の形状情報を取得する形状情報取得手段と、上記結合位置と、上記形状情報取得手段により取得された上記部品の形状情報に基づいて、上記結合位置において結合される上記部品の結合部に対して、上記結合位置を夫々投影し、上記結合部上に投影点を形成する投影点形成手段と、上記投影点形成手段により形成された上記投影点に基づいて、上記結合位置における上記部品の結合が適正か否かを判定する適正判定手段と、を備えることを特徴とする設計支援装置である。
この一態様によれば、上記適正判定手段は上記投影点形成手段により形成された上記投影点に基づいて、上記結合位置における上記部品の結合が適正か否かを判定する。これにより、上記結合位置における上記部品の不適正な結合を設計段階において、早期かつ効率的に検出することができる。したがって、上記部品の不適正な結合を設計段階において、より確実に修正可能となり、設計効率を向上させることができる。
また、この一態様において、上記結合位置において結合される上記部品の結合部のうち、上記投影点形成手段により上記投影点が形成できない上記部品の結合部があるとき、上記適正判定手段は上記結合位置における上記部品の結合が適正でないと判定するのが好ましい。これにより、上記投影点が形成できない上記部品の結合部は、上記結合位置において結合されないことが判明し、設計段階において修正が可能となる。
さらに、この一態様において、上記形状情報取得手段により取得された上記形状情報に基づいて、上記部品の結合部に板厚を形成する板厚形成手段と、上記結合部の上記投影点から上記板厚方向へ上記板厚の厚さだけ線分を形成する線分形成手段と、を更に備え、上記適正判定手段は、上記線分形成手段により形成された上記線分の位置関係に基づいて、上記結合位置における上記部品の結合が適正か否かを判定するのが好ましい。なお、上記線分の位置関係とは、例えば相互に隣接する上記部品に形成された上記線分が重複、離間等する関係を指す。相互に隣接する上記部品の上記線分が重複する場合は、相互に隣接する上記部品同士が干渉するとして、上記適正判定手段は上記結合位置における上記部品の結合が適正でないと判定する。一方、相互に隣接する上記部品の上記線分が離間する場合は、相互に隣接する上記部品間に隙間が生じるとして、上記適正判定手段は上記結合位置における上記部品の結合が適正でないと判定する。これらの判定により、上記結合位置における上記部品の不適正な結合を設計段階において、早期かつ効率的に検出することができる。したがって、上記部品の不適正な結合を設計段階において、より確実に修正可能となり、設計効率を向上させることができる。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、複数の部品の結合部が相互に重なり、結合位置において結合された設計モデルに対し、上記結合が適正か否かを確認する設計支援方法であって、上記結合位置において結合される上記部品を取得する結合部品取得ステップと、上記結合部品取得ステップにより取得された上記部品の形状情報を取得する形状情報取得ステップと、上記結合位置と、上記形状情報取得ステップにより取得された上記部品の形状情報に基づいて、上記結合位置において結合される上記部品の結合部に対して、上記結合位置を夫々投影し、上記結合部上に投影点を形成する投影点形成ステップと、上記形状情報取得ステップにより取得された上記形状情報に基づいて、上記部品の結合部に板厚を形成する板厚形成ステップと、上記結合部の前記投影点から上記板厚方向へ上記板厚の厚さだけ線分を形成する線分形成ステップと、上記線分形成ステップにより形成された上記線分の位置関係に基づいて、上記結合位置における上記部品の結合が適正か否かを判定する適正判定ステップと、を備えることを特徴とする設計支援方法であってもよい。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、複数の部品の結合部が相互に重なり結合位置において結合された設計モデルに対し、上記結合が適正か否かを確認する設計支援プログラムであって、上記結合位置において結合される上記部品を取得する結合部品取得手順と、上記結合部品取得手順により取得された上記部品の形状情報を取得する形状情報取得手順と、上記結合位置と、上記形状情報取得手順により取得された上記部品の形状情報に基づいて、上記結合位置において結合される上記部品の結合部に対して、上記結合位置を夫々投影し、上記結合部上に投影点を形成する投影点形成手順と、上記形状情報取得手順により取得された上記形状情報に基づいて、上記部品に板厚を形成する板厚形成手順と、上記結合部の上記投影点から上記板厚方向へ上記板厚の厚さだけ線分を形成する線分形成手順と、上記線分形成手順により形成された上記線分の位置関係に基づいて、上記結合位置における上記部品の結合が適正か否かを判定する適正判定手順と、を備えることを特徴とする設計支援プログラムであってもよい。
この一態様において、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に上記設計支援プログラムが格納されていてもよい。
なお、これらの態様において上記結合位置とは、例えばリベット、ボルト等の締結位置、打点位置等を指す。また、上記設計モデルとは、例えばCAD装置上に構築された2次元モデル又は3次元モデルを指す。
本発明によれば、設計効率を向上させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。なお、CAD(Computer Aided Design)装置の基本概念、主要なハードウェア構成、作動原理、及び基本的な制御手法等については当業者には既知であるため、詳しい説明を省略する。
図1は、本発明の一実施例に係る設計支援装置の特徴的な機能を表す機能ブロック図である。本実施例に係る設計支援装置1は所謂CAD装置が有する機能を含んでいる。例えば、設計支援装置1はCADデータをユーザに対し表示するCRT(Cathode Ray Tube)等の画像表示手段3と、CADデータ等を階層状に構築されたデータベースにより保持するメモリ、ハードディスク等のデータ保持手段5とを備えている。
データ保持手段5には、車両のシェルボディ等の3次元モデルを構成する複数の部品(コード等)、各部品の形状情報(板厚等の寸法情報)、各部品の結合部におけるリベット、ボルト等の締結位置、打点位置等の結合位置(x、y、z)が保持されている。
なお、打点位置とは点溶接(スポット溶接)が行われる位置をいう。また、3次元モデルは基準面のみ(厚みのない面)により構成されている。さらに、結合位置(x、y、z)は、車両の任意の位置(例えば、車両の重心位置)を原点とした3次元の車両座標系により定義されている。
データ保持手段5には、結合位置(x、y、z)における結合部品(結合位置において結合される部品のコード)Ciの組合せが記憶されており、結合部品Ciに基づいて結合部品Ciの結合部の形状情報が読み出せる構成となっている。例えば、結合位置(x1、y1、z1)と、結合部品C1、C2、C3とが組み合わされた状態でデータ保持部5に記憶され、結合部品C1、C2、C3に基づいて、各結合部品C1、C2、C3の夫々の形状情報がデータ保持手段5から取得される。
図2は、3次元モデルの一例を示す概略図であり、結合位置および結合される結合部品を示す図である。なお、図2において3次元モデルは理解し易いように、各結合部品の結合部を僅かに離間して、示している。
以下、図2に示す3次元モデルを一例に挙げて説明する。なお、3次元モデルは3つの結合部品C1、C2、C3より構成され、2つの結合位置(x1、y1、z1)、(x2、y2、z2)により結合されているものとする。
データ保持手段5には、データ保持手段5により保持された結合位置(x、y、z)における結合部品Ciを取得する結合部品取得手段7が接続されている。例えば、結合位置(x1、y1、z1)と結合部品C1、C2、C3とが、組合された状態でデータ保持手段5に保持される。また、結合位置(x2、y2、z2)と結合部品C1、C3とが、組合された状態で、データ保持手段5に保持される。
結合部品取得手段7およびデータ保持手段5には、結合部品取得手段7により取得された結合部品Ciに基づいて、データ保持手段5から当該結合部品Ciの形状情報を取得する形状情報取得手段11が接続されている。
さらに、結合部品取得手段7には、後述する判定対象となる結合位置(x、y、z)がユーザにより選択、入力される、マウス等のポインティングデバイス、キーボード等の入力手段9が接続されている。画像表示手段3に表示された複数の結合位置の中から、適正か否かの判定対象となる結合位置が入力手段9を介してユーザにより選択、入力される。例えば、画像表示手段3に表示された3次元モデル上の結合位置Xがマウスにより直接的にクリックされることにより、結合位置が選択、入力されてもよく、3次元モデル上において範囲が指定され、当該範囲内にある結合位置が自動的に選択されてもよい。また、キーボードにより結合位置の座標(x、y、z)が入力されてもよく、3次元モデル上の全ての結合位置が自動的に選択される構成にしてもよい。
図3(a)は図2に示すQ部分の部分拡大図であり、直線A―A′で切断した際の断面図である。
結合部品取得手段7、および形状情報取得手段11には、結合位置(x、y、z)を各結合部品Ciの結合部上に投影し、投影点piを形成する投影点形成手段13が接続されている。例えば、投影点形成手段13は結合位置(x1、y1、z1)から各結合部品C1、C2、C3の結合部に対して串刺し状に垂線Lを下ろし、垂線Lと各結合部との交点である投影点p1、p2、p3を形成する(図3(a))。
投影点形成手段13には、投影点形成手段13により形成された投影点piに基づいて、結合位置(x、y、z)における各結合部品Ciの結合が適正か否かを判定する適正判定手段15が接続されている。投影点形成手段13により、結合位置(x、y、z)における全ての結合部品Ciの結合部に投影点piが夫々形成されたとき、適正判定手段15は当該結合位置における結合部品の結合が適正であると判定する。例えば、結合位置(x1、y1、z1)における結合部品C1、C2、C3の結合部には、投影点p1、p2、p3が夫々形成される。したがって、結合位置における全ての結合部品の結合部に投影点が形成されることから、適正判定手段15は結合位置(x1、y1、z1)における結合部品C1、C2、C3の結合が適正であると判定する。一方、投影点形成手段13により、結合位置(x、y、z)における結合部品Ciの結合部のうち、投影点piが形成されない結合部品Ciがあるときは、適正判定手段15は当該結合位置(x、y、z)における結合部品Ciの結合が適正でないと判定する。例えば、図2に示す如く、結合位置(x2、y2、z2)における結合部品C1、C3の結合部には、投影点p1のみが形成される(部品C3の結合部上に投影点p3は形成されない)。したがって、結合位置(x2、y2、z2)における結合部品C1、C3の結合部のうち投影点piが形成されない結合部品C3があることから、適正判定手段15は結合位置(x2、y2、z2)における結合部品C1、C3の結合が適正でないと判定する。
適正判定手段15により、結合位置(x、y、z)おける結合部品Ciの結合が適切でないと判定されると、当該結合位置(x、y、z)、結合されない部品(投影点が形成されない部品)Ciがデータ保持手段5に構築された不適正結合リストに書き加えられる。例えば、結合位置(x2、y2、z2)において、結合されない結合部品(結合位置に形状の無い部品)C3として不適正結合リストに書き加えられる。
結合部品取得手段7、形状情報取得手段11、および入力手段9には、入力手段9により選択された結合位置(x、y、z)における各結合部品Ciの結合部に板厚tiを形成する板厚形成手段17が接続されている。板厚形成手段17は形状情報取得手段11により取得された各結合部品Ciの結合部の形状情報に基づいて、各結合部品Ciの結合部の板厚tiを形成する。例えば、結合位置(x1、y1、z1)における結合部品C1、C2、C3の結合部には、板厚t1、t2、t3が形成される(図3(b))。
板厚形成手段17には、投影点形成手段13により形成された各結合部品Ciの結合部上の投影点piから結合部の板厚方向へ板厚tiだけ線分Liを形成する線分形成手段19が接続されている。例えば、結合位置(x1、y1、z1)における結合部品C1、C2、C3の結合部上の投影点p1、p2、p3から板厚方向へ板厚t1、t2、t3だけ線分(実線)L1、L2、L3が形成される(図3(c))。
線分形成手段19には上述した適正判定手段15が接続され、適正判定手段15は線分形成手段19に形成された各結合部品Ciの結合部の線分Liに基づいて、結合位置(x、y、z)における各結合部品Ciの結合が適正か否かを判定する。
例えば、線分形成手段19により形成された隣接する結合部品C1、C2の線分L1、L2が離間して、結合部品C1、C2の結合部間に隙間が生じる場合がある(図3(c))。この場合、適正判定手段15は結合位置(x1、y1、z1)における結合部品C1、C2の結合が適正でないと判定する。なお、これら結合部品C1、C2の結合部間における隙間が所定値以上のときに、適正判定手段15は結合位置(x1、y1、z1)における結合部品C1、C2の結合が適正でないと判定してもよい。
また、例えば線分形成手段19により形成された隣接する結合部品C2、C3の線分L2、L3が重複して、結合部品C2、C3の結合部が干渉している場合がある(図3(c))。この場合、適正判定手段15は結合位置(x1、y1、z1)における結合部品C2、C3の結合が適正でないと判定する。なお、これら結合部品C2、C3の結合部における干渉が所定値以上のときに、適正判定手段15は結合位置(x1、y1、z1)における結合部品C2、C3の結合が適正でないと判定してもよい。
適正判定手段15により結合位置(x、y、z)における結合部品Ciの結合が適正でないと判定されたとき、データ保持手段5に構築された不適正結合リストに書き加えられる。データ保持手段5には、不適正な結合となる結合位置(x、y、z)、当該不適正の内容(隙間、干渉等)の不適正結合リストが構築される。例えば、不適正結合リストには、不適正な結合となる結合位置(x1、y1、z1)、不適正の内容(C1、C2において隙間あり、C2、C3において干渉あり)と書き加えられる。
上述した画像表示手段3にはデータ保持手段5が接続される。画像表示手段3はデータ保持手段5に構築された不適正結合リスト等を入力手段からの指示に基づいて、又は適正判定手段15による判定処理が終了したときに自動的に表示を行う。
なお、図1に示す結合部品取得手段7、形状情報取得手段11、投影点形成手段13、適正判定手段15、板厚形成手段17、および線分形成手段19はプログラムにより実現されている。
次に、上述した設計支援装置1の動作フローをフローチャートにより、説明する。
図4は設計支援装置1の動作フローを示すフローチャートである。
図4に示す如く、まず入力手段9により結合位置が選択、入力される(S100)。
次に、入力手段9により選択、入力された結合位置(x、y、z)に基づいて、結合部品取得手段7はデータ保持手段5から結合位置(x、y、z)における結合部品Ciを取得する(S110)。
その後、形状情報取得手段11は結合部品取得手段7からの結合部品Ciに基づいて、データ保持手段5から当該結合部品Ciの形状情報を取得する(S120)。
また、投影点形成手段13は、結合位置(x、y、z)を各部品Ciの結合部上に投影し、投影点piを形成する(S130)。
適正判定手段15は、投影点形成手段13により形成された投影点piに基づいて、結合位置(x、y、z)における結合部品Ciの結合が適正か否かを判定する(S140)。
具体的には、投影点形成手段13により、結合位置(x、y、z)における全ての結合部品Ciの結合部に投影点piが夫々形成されたとき、適正判定手段15は当該結合位置(x、y、z)における結合部品Ciの結合が適正であると判定する。一方、投影点形成手段13により、結合位置(x、y、z)における結合部品Ciの結合部のうち、投影点piが形成されない結合部品Ciがあるとき、適正判定手段15は当該結合位置(x、y、z)における結合部品Ciの結合が適正でないと判定する。
適正判定手段15により結合位置(x、y、z)における結合部品Ciの結合が適正であると判定されたときは、次の(S150)処理に移行する。一方、適正判定手段15により、結合位置(x、y、z)おける結合部品Ciの結合が適正でないと判定されたとき、当該結合位置(x、y、z)、および結合されない結合部品Ciがデータ保持手段5に構築された不適正結合リストに書き加えられ(S190)、後述する(S170)の処理に移行する。
(S150)処理において、板厚形成手段17は結合位置(x、y、z)における各結合部品Ciの結合部に板厚tiを形成する。また、線分形成手段19は投影点形成手段13により形成された各部品Cの結合部上の投影点piから結合部の板厚方向へ板厚tiだけ線分Liを形成する。
次に、適正判定手段15は線分形成手段19により形成された線分Liに基づいて、結合位置(x、y、z)における結合部品Ciの結合が適正であるか否かを判定する(S160)。具体的には、適正判定手段15は隣接する結合部品Ciの線分Liが、離間、重複しているか等を判定することにより、結合位置(x、y、z)における結合部品Ciの結合が適正であるか否かを判定する。
適正判定手段15により結合位置(x、y、z)における結合部品Ciの結合が適正でないと判定されたとき、データ保持手段5に保持された不適正結合リストに不適正な結合位置(x、y、z)、当該不適正の内容(隙間、干渉等)が書き加えられ(S200)、後述する(S170)の処理に移行する。
一方、適正判定手段15は結合位置(x、y、z)における結合部品Ciの結合が適正であると判定すると、入力手段9により選択、入力された結合位置(x、y、z)の全てに対して、適正の判定を行ったか否かを判断する(S170)。適正判定手段15により結合位置(x、y、z)の全てに対して、適正の判定が行なわれているとき、画像表示手段3はデータ保持手段5において保持された不適正結合リストを表示する(S180)。一方、適正判定手段15は結合位置(x、y、z)の全てに対して、適正の判定が行なわれていないときは、上述した(S110)の処理に移行し、適正判定を行っていない結合位置(x、y、z)に対して、上述した判定が繰り返される。
以上、投影点形成手段13により結合位置における結合部品Ciの結合部に投影点piを形成され、適正判定手段15は形成された投影点piに基づいて、当該結合位置における結合部品Ciの結合が適正か否かを判定する。また、線分形成手段19により結合位置における結合部品Ciの結合部に線分Liが形成され、適正判定手段15は形成された線分Liに基づいて、当該結合位置における結合部品の結合が適正か否かを判定する。これにより、上述した結合部品の不適正な結合を設計段階において、早期かつ効率的に検出することができる。したがって、これら結合部品の不適正な結合を設計段階において、より確実に修正可能となることから、設計効率を向上させることができる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について一実施例を用いて説明したが、本発明はこうした一実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、上述した一実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、(S180)において、適正判定手段15により結合位置(x、y、z)の全てに対して、適正の判定が行なわれているとき、画像表示手段3はデータ保持手段5において保持された不適正結合リストを表示しているが、プリンタ等の出力手段21により出力されてもよい。
また、上記一実施例において、設計モデルが3次元モデルである場合について適用されているが、設計モデルが2次元モデルである場合についても適用可能である。
本発明は、CAD装置に利用できる。例えば、スポット打点を多用する車両のシェルボディ設計に対して用いられるCAD装置において、特に有効な効果が期待できる。
本発明の一実施例に係る設計支援装置の特徴的な機能を表す機能ブロック図である。 3次元モデルの一例を示す概略図であり、結合位置および結合される部品を示す図である。 (a)図2に示すQ部分の部分拡大図であり、直線A―A′で切断した際の断面図である。(b)図2に示すQ部分の部分拡大図であり、直線A―A′で切断した際の断面図である。(c)図2に示すQ部分の部分拡大図であり、直線A―A′で切断した際の断面図である。 設計支援装置の動作フローを示すフローチャートである。
符号の説明
1 設計支援装置
3 画像表示手段
5 データ保持手段
7 結合部品取得手段
9 入力手段
11 形状情報取得手段
13 投影点形成手段
15 適正判定手段
17 板厚形成手段
19 線分形成手段
21 出力手段

Claims (6)

  1. 複数の部品の結合部が相互に重なり、結合位置において結合された設計モデルに対し、前記結合が適正か否かを確認する設計支援装置であって、
    前記結合位置において結合される前記部品を取得する結合部品取得手段と、
    前記結合部品取得手段により取得された前記部品の形状情報を取得する形状情報取得手段と、
    前記結合位置と、前記形状情報取得手段により取得された前記部品の形状情報に基づいて、前記結合位置において結合される前記部品の結合部に対して、前記結合位置を夫々投影し、前記結合部上に投影点を形成する投影点形成手段と、
    前記投影点形成手段により形成された前記投影点に基づいて、前記結合位置における前記部品の結合が適正か否かを判定する適正判定手段と、を備えることを特徴とする設計支援装置。
  2. 請求項1記載の設計支援装置であって、
    前記結合位置において結合される前記部品の結合部のうち、前記投影点形成手段により前記投影点が形成できない前記部品の結合部があるとき、前記適正判定手段は前記結合位置における前記部品の結合が適正でないと判定することを特徴とする設計支援装置。
  3. 請求項1又は2記載の設計支援装置であって、
    前記形状情報取得手段により取得された前記形状情報に基づいて、前記部品の結合部に板厚を形成する板厚形成手段と、
    前記結合部の前記投影点から前記板厚方向へ前記板厚の厚さだけ線分を形成する線分形成手段と、を更に備え、
    前記適正判定手段は、前記線分形成手段により形成された前記線分の位置関係に基づいて、前記結合位置における前記部品の結合が適正か否かを判定することを特徴とする設計支援装置。
  4. 複数の部品の結合部が相互に重なり、結合位置において結合された設計モデルに対し、前記結合が適正か否かを確認する設計支援方法であって、
    前記結合位置において結合される前記部品を取得する結合部品取得ステップと、
    前記結合部品取得ステップにより取得された前記部品の形状情報を取得する形状情報取得ステップと、
    前記結合位置と、前記形状情報取得ステップにより取得された前記部品の形状情報に基づいて、前記結合位置において結合される前記部品の結合部に対して、前記結合位置を夫々投影し、前記結合部上に投影点を形成する投影点形成ステップと、
    前記形状情報取得ステップにより取得された前記形状情報に基づいて、前記部品の結合部に板厚を形成する板厚形成ステップと、
    前記結合部の前記投影点から前記板厚方向へ前記板厚の厚さだけ線分を形成する線分形成ステップと、
    前記線分形成ステップにより形成された前記線分の位置関係に基づいて、前記結合位置における前記部品の結合が適正か否かを判定する適正判定ステップと、を備えることを特徴とする設計支援方法。
  5. 複数の部品の結合部が相互に重なり結合位置において結合された設計モデルに対し、前記結合が適正か否かを確認する設計支援プログラムであって、
    前記結合位置において結合される前記部品を取得する結合部品取得手順と、
    前記結合部品取得手順により取得された前記部品の形状情報を取得する形状情報取得手順と、
    前記結合位置と、前記形状情報取得手順により取得された前記部品の形状情報に基づいて、前記結合位置において結合される前記部品の結合部に対して、前記結合位置を夫々投影し、前記結合部上に投影点を形成する投影点形成手順と、
    前記形状情報取得手順により取得された前記形状情報に基づいて、前記部品に板厚を形成する板厚形成手順と、
    前記結合部の前記投影点から前記板厚方向へ前記板厚の厚さだけ線分を形成する線分形成手順と、
    前記線分形成手順により形成された前記線分の位置関係に基づいて、前記結合位置における前記部品の結合が適正か否かを判定する適正判定手順と、を備えることを特徴とする設計支援プログラム。
  6. 請求項5に記載の設計支援プログラムが格納されていることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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