JP2006251429A - 可変分散補償器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来の可変分散補償器では、特性の設定が難しいとか損失変動が生じるという課題があった。
【解決手段】 基板上に、光分岐カプラをツリー状に接続して形成されたて複数の光出力端を有する多段光分岐カプラと、複数段の光合波カプラを逆ツリー状に接続して形成された前記多段光分岐カプラの光出力端数と同数の光入力端を有する多段光合波カプラと、前記多段光分岐カプラのそれぞれの光出力端と前記多段光合波カプラの対応する光入力端との間に伝搬時間を互いに異ならせた光遅延線とを配置し、光分岐カプラと光合波カプラには光合波比を可変可能な光合波比調節手段を設け、光遅延線には伝搬光の位相を可変可能な光位相調節手段を設ける。これにより、損失および損失変動が小さく、所望特性の設定が容易で、分解能を増大しても小型化が可能な可変分散補償器を形成できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光通信分野に用いられる可変分散補償器に関するものである。
一般に、光通信(光伝送)を行う光伝送路は、その光伝送帯域において正の波長分散を有している。この波長分散による信号光の歪みを抑制するために、従来は、光伝送帯域において負の波長分散を有する分散補償光ファイバを光伝送路に接続し、光伝送路の波長分散を補償していた。この分散補償技術は、信号光の伝送速度が10Gbit/s以下の光伝送において実用化されつつある。
しかしながら、上述した分散補償技術では、信号光の伝送速度が更に高速化された場合、適用が困難となる。例えば、信号光の伝送速度が40Gbit/s以上の場合、上述の分散補償技術よりもさらに正確な分散補償技術が必要となってくる。
また、上述した分散補償光ファイバは、その光ファイバ長で分散補償量を制御する構成となっている。このため、数ps/nm〜数十ps/nm以下のように分散補償量が小さい場合に分散補償が困難であり、上述した40Gbit/s以上の高速伝送に対応した分散補償が難しい。また、分散補償光ファイバによって光伝送路の分散補償を行うためには、光伝送路1本1本にあった長さの分散補償光ファイバをそれぞれの光伝送路に対応させて形成する必要があり、コスト、サイズの面からも好ましくない。
そこで、上述したような状況に対応するため、分散補償光ファイバを利用した従来構成とは異なる構成で分散値を変化させることができる可変分散補償器が研究されるようになった。この可変分散補償器として、例えば、平面光導波回路(PLC)で形成されたラティスフィルタ型の可変分散補償器が提案されている(非特許文献1)。
ラティスフィルタを用いた可変分散補償器の例を図24に示す。ラティスフィルタ型分散補償器は、2本の光導波路1、2からなる対称マッハツェンダー干渉計(MZI)3および非対称MZI4を交互に多段に接続して構成されており、各MZI3、4の干渉アーム部に位相シフタ5を形成して結合率・位相を可変可能としている。
このようなラティスフィルタの周波数特性はインパルス時間応答のフーリエ変換で得られ、フーリエ級数を用いて以下のように表される。
Figure 2006251429
ここでN:光フィルタのタップ数、j=√(-1)、neff:導波路の等価屈折率、f:光周波数、ΔL:遅延回路の光路長差であり、gn:タップ係数である。この光フィルタでは、タップ係数gn、すなわち光フィルタの位相シフト値を変化させることにより、タップ数Nによって決まる値を上限とした任意のフィルタ特性が実現可能である。また、光路長差ΔLで決まる自由スペクトルレンジ(Free Spectral Range : FSR)ごとに特性が周期的に現れる。
このような特性を利用し、ラティスフィルタを用いて、非特許文献1のような可変分散補償器を構成可能である。ラティスフィルタでは、常に2本の導波路に光を閉じ込めるため、原理的損失および損失変動が無いという利点を有する。
一方、非特許文献1でも提案されているように、図25に示すようなトランスバーサルフィルタを用いても、ラティスフィルタと同様のフィルタ特性を得ることができ、可変分散補償器を構成可能である。
トランスバーサルフィルタは、図25に示すように可変光分岐器#1〜#nを用いて入力光をN本の経路(タップ)に分岐し、各経路間に遅延ΔLを付与し、さらに各経路に位相シフタψ1〜ψn+1を形成して、各経路の光強度および位相を可変させて、光合波器kによって合波して出力させる構成になっている。
このトランスバーサルフィルタでは、フーリエ係数が各経路の光強度および位相に直接対応するため、フーリエフィルタに比べて所望特性の設定が容易であり、また、フィルタ特性の分解能を増大させるためにタップ数Nを大きくした場合においても、遅延回路を並列に配置しているため、遅延回路を縦列接続しているフーリエフィルタに比べて小型にできる利点を有する。
瀧口浩一、「平面光波回路の光機能デバイスへの展開」、応用物理 第72巻 第11号 (2003) 1387〜1392ページ
しかしながら、このラティスフィルタを用いて可変分散補償器を構成する場合、フーリエ係数と各MZIの結合率とが直接対応しないため、所望特性の設定が難しいといった問題点があった。また、フィルタ特性の分解能を向上させるためにタップ数Nを増大させると回路長がタップ数Nに比例して増大するため、小型化が困難であるといった問題点があった。
一方、トランスバーサルフィルタでは、位相設定条件によって損失変動が生じるという問題点があった。
本発明は上記課題を解決するために成されたものであり、その目的は損失および損失変動が小さく、所望特性の設定が容易で、分解能が増大しても小型化が可能な可変分散補償器を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成をもって課題を解決するための手段としている。すなわち、本発明は、基板上に形成された光導波路の回路を有し、該光導波路の回路は、複数段の光分岐カプラをツリー状に接続して形成されて複数の光出力端を有する多段光分岐カプラと、複数段の光合波カプラを逆ツリー状に接続して形成された前記多段光分岐カプラの光出力端数と同数の光入力端を有する多段光合波カプラと、前記多段光分岐カプラのそれぞれの光出力端と前記多段光合波カプラの対応する光入力端との間に介設されて伝搬光の伝搬時間を設定時間遅延させる光遅延線とを有し、該光遅延線は互いに間隔を介して並設されて該並設方向の一端側から他端側に向けて順に長さが設定量ずつ長くなるように形成された光トランスバーサルフィルタ回路を有しており、一個以上の光分岐カプラには光分岐比を可変可能な光分岐比調節手段を設け、一個以上の光合波カプラには光合波比を可変可能な光合波比調節手段を設け、一本以上の光遅延線には伝搬光の位相を可変可能な光位相調節手段を設け、前記多段光分岐カプラのそれぞれの光出力端に分岐される光の強度比と前記多段光合波カプラの対応する光入力端から入力されて合波される光の強度比とを互いに等しい設定値に調節し、各光遅延線を伝搬する各伝搬光間の位相差を不等間隔に調節することにより、初段光分岐カプラの光入力端(光入力ポート)から入力されて最終段光合波カプラの光出力端(光出力ポート)から出力される光の通過波長特性が所定の通過波長帯域内において所望の群遅延特性を有するようにしたことを特徴とする可変分散補償器である。
本発明によれば、損失および損失変動が小さく、所望特性の設定が容易で、分解能が増大しても小型化が可能な可変分散補償器を形成できる。
以下、本発明の第一の実施形態を、図面を参照して説明する。図1には、本発明に係る可変分散補償器の構成図を示す。
図1に示すように、本実施形態例の可変分散補償器は、石英系平面光導波路により作製されており、2入力2出力型MZI回路からなる光分岐カプラVCx-x(x-xは2-1から4-4間の任意の値)をツリー状に3段接続して形成された、8個の光出力端を有する多段光分岐カプラと、2入力2出力型MZI回路からなる光合波カプラを逆ツリー状に3段接続して形成された、8個の光入力端を有する多段光合波カプラVCy-y(y-yは5-1から8-1間の任意の値)と、前記多段光分岐カプラVCx-xのそれぞれの光出力端と前記多段光合波カプラVCy-yの対応する光入力端との間に介設されて伝搬光の伝搬時間を設定時間遅延させる8本の光遅延線dとを有し、該光遅延線dは互いに間隔を介して並設されて該並設方向の一端側から他端側に向けて順に長さが設定量ずつ長くなるように形成された光トランスバーサルフィルタ回路で構成されている。
また前記各光分岐カプラVCx-x及び光合波カプラVCy-yは、図2のように2本の光導波路11・12を2カ所で近接させて形成した2つの方向性結合器13・14と、2つの方向性結合器13・14を接続する第一及び第二の接続導波路11'・12'からなり、2本の接続導波路11'・12'上には熱光学効果によって接続導波路の屈折率を変化させ、2本の接続導波路11'・12'間の光路長差を変化させることにより分岐比を調節する光分岐比調節手段である薄膜ヒータ15が形成されている。
また、各光遅延線d上には各光遅延線dを伝搬する伝搬光の位相を熱光学効果によって可変可能な位相調節手段である薄膜ヒータが形成され、位相シフタPS1〜PS8を構成している。
上記各薄膜ヒータには金薄膜からなる電気配線により給電しているが、簡略化のため、ここでは図示を省略した。
また前記光トランスバーサルフィルタ回路において、1段目の光分岐カプラVC2-1における2本の光入力端のうちの一方は光入力ポート104としてチップ端面に接続され、他方はモニタポート105としてチップ端面に接続されている。また1段目の光合波カプラVC8-1における2本の光出力端のうち、前記光入力ポート104に対応する一方は光出力ポート204としてチップ端面に接続されており、他方はモニタポート205としてチップ端面に接続されている
2段目以降の光分岐カプラVCx-xにおける2本の光入力端のうち、前段の光分岐カプラVCx-xとの接続に供しない光入力端は、モニタポート101〜103および106〜108としてチップ端面に接続されている。同様に、2段目以降の光合波カプラVCy-yにおける2本の光出力端のうち、前段の光合波カプラVCy-yとの接続に供しない光出力端は、モニタポート201〜203および206〜208としてチップ端面に接続されている。
また、ヒータの消費電力削減のため、各薄膜ヒータの両脇には、光導波路膜を基板に達するまで除去した断熱溝16が形成されている。
このような構成により、多段光分岐カプラVCx-x及び多段光合波カプラVCy-yを構成する各MZI回路上の薄膜ヒータ15への通電量を適宜調整し、各MZI回路の結合率を変化させることにより、8本の光経路(タップ)の光振幅を任意に調整することが出来る。また、各光遅延線d上の薄膜ヒータへの通電量を適宜調整することにより、各タップの位相を任意に調整することができる。
本分散補償器の作製は、以下のように行った。
まず、シリコン基板上に火炎加水分解堆積法(FHD法)とリアクティブイオンエッチング(RIE)を用いて石英系光導波路からなる光トランスバーサルフィルタ回路を形成した。導波路の比屈折率差は1.5%、コアサイズは5μm×5μmとした。次にスパッタ法により薄膜ヒータ及び給電用電極を形成した。次に、RIEにより断熱溝を形成した。最後にチップをダイシングにより切り出した。
本光トランスバーサルフィルタ回路を構成するのに使用した各種パラメータを表1に示す。
Figure 2006251429
次に、所望の分散特性を得るための各タップの光振幅および位相を決定する方法を以下に述べる。
今、光トランスバーサルフィルタのタップ数(光遅延線の総数)をN(Nは3以上の整数)とすると、光トランスバーサルフィルタの伝達関数は、式(数2)により表される。
Figure 2006251429
ここで、αn、βnは、それぞれ多段光分岐カプラと多段光合波カプラの光電界振幅の比であり、光電界振幅の二乗が光強度である。また、Φnは光位相調節手段PS1〜PS8の位相変化量、ΔLは、光遅延線の光路長差、neffは光導波路の等価屈折率、fは光周波数、cは光速であり、jは√(-1)である。
また、nはタップ番号であり、この番号は、光遅延線の配列番号である。ここでは、最短の長さの光遅延線から順に、0、1、2、・・・とし、最長の長さの光遅延線の番号をN−1とする。
ここで、光トランスバーサルフィルタの挿入損失を低減させるため、αn=βnとし、γn=αn 2=βn 2すると、(数2)は、式(数3)のように書き直せる。
Figure 2006251429
今、式(数4)〜(数6)とし(ただし、mは正の整数)、さらに、タップ係数gn=γnexp(jΦn)とすると、式(数7)が得られ、周波数領域で離散化できる。
Figure 2006251429
Figure 2006251429
Figure 2006251429
Figure 2006251429
ここで、所望の周波数特性をG、サンプリング数をN'とすると、式(数6)から、下の離散的フーリエ変換により、式(数8)に示すタップ係数gnが求まり、式(数9)、(数10)のようにγnと位相変化量Φnが求まる。
Figure 2006251429
Figure 2006251429
Figure 2006251429
このようにして、所望のターゲット特性を満足するタップ係数gnを求めることができる。
本実施例に於いては、可変分散補償器を構成するので、ターゲット特性としては、通過帯域内に於ける損失の波長特性は平坦で低く、且つ通過帯域内で一定の波長分散を示す特性が望ましい。波長分散は位相の2次微分で与えられるので、位相特性としては通過帯域内で2次曲線的な特性が望ましいこととなる。
そこで、通過帯域内での損失はゼロ、位相は通過帯域中心を頂点とする2次曲線とした式(数11)に示す定義式を用い、係数εを−1.5〜1.5の範囲で変化させることにより、ターゲット特性を定義した。
Figure 2006251429
ここで、λ:波長、λc:中心波長、ε:係数である。
このようにして求めたターゲット特性の例を図3に示す。図3の例は係数ε=0.4の場合である。
次に、式(数8)の離散的フーリエ変換により各εの時のタップ係数を求めた。結果を表2に示す。表2よりわかる通り、光遅延線の配列番号とそれぞれの光遅延線内を通る光強度と位相の関係が、N/2の光遅延線番号を中心として対称になることがわかる。なお、Nが奇数の時には(N−1)/2の光遅延線配列番号を中心として対称になる。即ち、表2におけるタップ番号=0が省略された形となる。
Figure 2006251429
続いて、求めたタップ係数を用いてタップ数=8の時に得られる損失及び群遅延スペクトルを計算した。求めた群遅延スペクトルを図4に、損失スペクトルを図5に、係数εに対する波長分散の変化を示すグラフを図6に示す。
図4より、係数εの変化に応じて群遅延スペクトルの傾き、即ち波長分散が変化することがわかる。また、図5より、約0.6nmの通過帯域内における損失変動は3dB以内に抑えられていることがわかる。また、波長分散の値としては、図6に示す通り、係数ε=±1.5において、±92ps/nmが得られることがわかる。群遅延、損失ともに、同様の波形がFSRの波長間隔(波長間隔=約0.8nm、周波数間隔=100GHz)の周期で現れることになる。
次に、求めたタップ係数を用いて、実際の可変分散補償器を制御するが、求めたタップ係数に正確に設定するため、モニタポートに通光して各光分岐カプラ及び光合波カプラの可変分岐特性を測定した。
例えば、光分岐カプラVC2-1の特性を測定する場合、光分岐カプラVC2-1の薄膜ヒータへの通電量を変化させながらモニタポート107から波長1.55μmのLED光を入力してモニタポート207から出力された光強度を測定した。モニタポート207には光分岐カプラVC2-1で分岐された光のうち一方のみが出力されるので、その光強度は光分岐カプラVC2-1の可変分岐特性に応じて変化し、図7のような特性が得られる。これを分岐比に直すと、図8のようになるので、これを用いて、任意の分岐比に設定するための通電量を求めることができる。
一方、光分岐カプラの2つの出力ポートが共に1つの光合波カプラに接続されている場合、分岐された光のうち一方のみを測定することが出来ないため、例えば光合波カプラVC4-1の場合、モニタポート101から入力してモニタポート201に出力された光強度を測定することとした。この場合、モニタポート201には光合波カプラVC4-1で分岐された光が位相シフタPS1及びPS2を伝搬した後、光合波カプラVC5-1で再び合波されて出力されるため、分岐光間の干渉が測定の妨げとなる問題が発生する。
しかし、今回は該光分岐カプラ及び光合波カプラ間を接続する2本の光遅延線間の光路長差が測定に使用するLED光のコヒーレント長よりも十分に長いため、分岐光間の干渉は発生しないため、問題なく測定することができた。
同様にして、他の光分岐カプラ及び光合波カプラについても通電量と分岐比の関係を測定し、すべての光分岐カプラ及び光合波カプラについて、任意の分岐比を得るための通電量を求められるようにした。
次に、各位相シフタの特性を把握するため、モニタポートより波長可変光源の光を入力し、多段光分岐カプラ及び多段光合波カプラの分岐比を適宜調整して互いに隣接する2つの位相シフタのみに等しい光強度で入力光が分配される状態として、一方の位相シフタへの通電量を変化させながら干渉スペクトルを測定した。
例えば、位相シフタPS4−PS5間に通光しながら位相シフタPS4へ通電して測定を行う場合、光入力ポート104から入力してポート204からの出力光を測定することとし、光合波カプラVC2−1及び光合波カプラVC7−1を結合率50%に、光合波カプラVC3-1、VC3-2、VC6-1、VC6-2を結合率0%に、光合波カプラVC4-2、VC4−3、VC5−2、VC5−3を結合率100%に設定することにより、位相シフタPS4と位相シフタPS5にそれぞれ50%の割合で光が分岐されるようにした。
このようにして測定した結果を図9に、図9に示すピーク波長と通電量の関係を図10に示す。図9、10より、通電量の変化に伴い、波長シフトが発生し、約650mWの通電により無通電時の隣接ピークと重なることがわかる。即ち、約650mWの通電により位相が1回転(2π)シフトすることになる。この結果から、任意の位相シフト量に設定するための位相シフタPS4への通電量を求めることができる。
同様にして他の位相シフタの特性も測定した。
しかしながら、無通電状態におけるすべての隣接する位相シフタ間のスペクトル測定結果を比較したところ、本来であれば隣接する位相シフタ間の光路長差は一定値であるためすべての波形は一致するはずであるが、実際には図11に示すように波形が一致しないことがわかった。これは作製プロセス誤差により、実効的な光路長差がわずかに変動しているためと考えられる。
そこで、上記のようにして測定した位相シフタの駆動特性を用い、すべての波形が一致するように各位相シフタに通電を行い、誤差の補正を行なった。結果を図12に示す。
図12より、各隣接位相シフタ間で測定した波形が一致していることがわかる。以後の測定においては、この状態を初期値として位相シフトを与えることにより、正確に所望の位相に設定することができた。
以上のようにして得られた特性を用い、各光分岐カプラ、光合波カプラ、および位相シフタの通電量を表2の各タップ係数を満足するように設定した。
各光分岐カプラ、光合波カプラの分岐比設定にあたっては、例えば光合波カプラVC4−1と光合波カプラVC5−1のように、光遅延線を挟んで対称な位置にある光分岐カプラおよび光合波カプラの分岐比が等しくなるように設定し、合波時に過剰な損失が発生しないようにした。
このようにして測定した群遅延スペクトルを図13に、損失スペクトルを図14に、係数εに対する波長分散の変化を示すグラフを図15に示す。
図13より、係数εの変化に応じて群遅延スペクトルの傾き、即ち波長分散が変化することが確認できた。また、図14より、係数ε=±1.5の時の約0.6nmの通過帯域内における最小損失は約10.4dBであり、損失変動は3.5dB程度であった。また、群遅延、損失ともに、FSR=約0.8nm(周波数間隔=100GHz)の周期で同様の波形が確認できた。波長分散の値としては、図15に示す通り、係数ε=±1.5において、約±90ps/nmが得られた。
なお、上記すべての光学特性測定に際しては、偏光子と偏波保持ファイバを用いてTE偏波光のみを可変分散補償器に入力して行った。これは、本実施形態例の可変分散補償器は偏波依存性を有するためである。
従って、本実施形態例の可変分散補償器を任意偏波が伝搬するシステムに適用する場合は、図16に示すようにサーキュレータ21を通して偏波スプリッタ/コンバイナ22に伝搬光を挿入し、TE偏波光とTM偏波光に分離したのち、偏波保持ファイバ23を用いて、TE偏波光は可変分散補償器24の光入力端から入力し、TM偏波光はTE偏波光に変換した上で可変分散補償器24の光出力端から入力し、可変分散補償器24を通過後の各偏波光を再び偏波スプリッタ/コンバイナ22により合波し、サーキュレータ21を通して出力させる、所謂偏波ダイバーシティ技術を用いて使用すれば良い。
次に、本発明の第二の実施形態を、図面を参照して説明する。図17には、本発明に係る可変分散補償器の構成図を示す。
本実施例による可変分散補償器の構成は、第一の実施例による可変分散補償器とほぼ同様であるが、4段の光分岐カプラVCx-x(x-xは1-1から4-8間の任意の値)および光合波カプラVCy-y(y-yは5-1から8-1間の任意の値)と16個の位相シフタPS1〜PS16からなる16タップの光トランスバーサルフィルタ回路で構成されている。
また、本実施例による可変分散補償器では、可変分散補償器を構成する石英系光導波路チップ上に導波路型偏波スプリッタ/コンバイナ31と半波長板32が集積化されている。
このように、タップ数を16に増やすことにより、トランスバーサルフィルタの分解能が高まり、より大きな波長分散が得られるようになり、また導波路型偏波スプリッタ/コンバイナ31と半波長板32を集積化することにより部品点数の削減・小型化などが可能となるが、図17中に破線で囲って示すようにモニタ用導波路との交差部分が増加するため、交差部における放射損失の増大が問題となる。
図17より分かるとおり、本実施例の光トランスバーサルフィルタ回路において交差導波路が存在するのは、各光分岐カプラVCx-x間または各光合波カプラVCy-y間を接続する接続導波路乃至偏波スプリッタ/コンバイナと光トランスバーサルフィルタ回路間を接続する接続導波路と、モニタポート用導波路との交差部分である。
ここで、実際に分散補償器として使用する場合、前記各接続導波路には信号光が伝搬するので損失増加が問題となるが、モニタポート用導波路は光分岐カプラ等の特性把握時に用いるだけで、信号光は伝搬しないので、特性把握に支障が出ない程度であれば損失増加が発生しても問題は無い。
そこで、本実施例においては、各光分岐カプラ間を接続する接続導波路または各光合波カプラ間を接続する接続導波路と、モニタポート用導波路との交差部分において、モニタ用導波路に不連続部分を設け、接続導波路とモニタ用導波路とが互いに分離されるようにした。
図18にその交差部分の模式図を示す。図18に示すように、接続導波路41とモニタ用導波路42との交差部分においては、モニタ用導波路42に不連続部分43を設け、モニタ用導波路42の不連続部分43間の端面を接続導波路41と平行になるようにした。
これにより、入出力ポート109から入力し、再び入出力ポート109出力される信号光の各経路にモニタ用導波路との接触部分が無くなるので、損失増加を抑制できる。
しかしながら、不連続部分の大きさによっては接続導波路に若干の損失が発生したり、モニタ用導波路の損失が大きくなりすぎるため、不連続部分の大きさと各導波路の交差部における損失の関係を調べた。
図19は、接続導波路の中心線から不連続部分の端面までの垂直距離(図18中のG、以下ギャップGという。)と、接続導波路およびモニタ用導波路の損失の関係を交差角45度及び63度の場合について調べたものである。比較のため、不連続部分無しの場合についても調べ、ギャップG=0μmとして図19にプロットした。なお、図19は図18に示す交差部分を24点有する導波路で測定したものである。
図19より、接続導波路については、ギャップG=4.65μmで大幅に損失低下し、6.4μm以上でほぼ損失がゼロとなるのが分かる。一方、モニタ用導波路については、ギャップGの増大とともに損失が増加し、ギャップG=8.1μmで約20dBの損失が生じている。しかしながら、交差一点あたりの損失で考えると1dB/点以下の損失であり、特性把握用測定で使用する経路での交差点数は図17の場合最大6点なので(例えばポート112からポート212)、損失としては6dB以下であるので、特性把握用としては支障の無い損失である。従って、G=4.65〜8.1μm程度の範囲であれば問題なく使用できると考えられる。
この結果から、図17に示した光トランスバーサルフィルタ回路の交差部分では、モニタ用導波路にギャップG=6.4μmの不連続部分を設けた。
このようにして設計した光トランスバーサルフィルタ回路を用いた可変分散補償器を第一の実施例と同様に作製・評価した。評価に当たっては、モニタポートを用いた測定については第1の実施例と同様に偏光子と偏波保持ファイバを用いてTE偏波のみを入力して行い、分散特性の測定時にはサーキュレータを通じて入出力端にシングルモードファイバを接続して行った。
なお、モニタポートを用いた測定時の損失が実施例1の場合と比較して最大6dB増加したが、通電量と分岐比または位相シフトの関係を把握する上では支障にはならなかった。
このようにして測定した群遅延スペクトルを図20に、損失スペクトルを図21に、係数εに対する通過帯域幅および波長分散の変化を示すグラフを図22に示す。これらのグラフより、係数ε=±2.0において、約±105ps/nmの波長分散、約0.6nmの通過帯域、約7.7dBの帯域内最小損失、1.2dB以内の帯域内損失変動が得られた。
なお、比較のため、交差部に不連続部を有しない可変分散補償器を作製したところ、約8.8dBの帯域内最小損失となり、約1.1dB高いことが分かった。これは交差部での損失のためである。
なお、本発明は上記実施形態例に限定されることはなく、様々な実施の態様を採り得る。
例えば分散補償器を形成する光トランスバーサルフィルタのタップ数は特に限定されるものでなく適宜設定されるものである。
また、交差部の形状は図17に示したものに限らず、例えば図23aに示すようにモニタ用導波路42と不連続部分43との境界線角度が接続導波路41と平行でない形状や、図23bに示すようにモニタ用導波路42と接続導波路41の幅方向や深さ方向の一部が接触する形状や、図23cに示すように接続導波路41の方側面にのみ不連続部分が存在する形状など、接続導波路41およびモニタ用導波路42に求められる損失に応じて適宜選択可能である。
また、上記実施形態例においてはFHD法とRIE法によって作製した石英系光導波路を用いたが、これに限定されるものではなく、ポリマーや半導体などの各種導波路材料や、化学的気相成長法、やスパッタリング法、蒸着法、塗布法などの各種成膜法、リフトオフ法、ウェットエッチング、型押し成型、押し出し成型、射出成型などの各種導波路パターン形成法適宜選択可能である。
また、上記実施形態例においては分岐比調節手段および位相調節手段として熱光学効果を利用した薄膜ヒータを用いたが、これに限定されるものではなく、電気光学効果や音響光学効果、磁気光学効果などを用いた種々の調節手段が選択可能である。
また、上記実施形態例においては2次関数状の位相特性を有するターゲット特性を用いたが、これに限定されるものではなく、サイン関数形状などの各種関数形状や、分散補償すべき伝送路の分散特性の逆特性をそのままターゲット特性として用いるなど、適宜選択可能である。
また、上記実施形態例においてはFSRを100GHzに設定したが、これに限定されるものではなく、必要とされる分散補償量や帯域を鑑みて適宜設定可能である。
第一実施例による可変分散補償器の回路構成を示す模式図。 光分岐カプラおよび光導波カプラの構成を示す模式図。 第一実施例で用いたターゲット特性を示す特性図。 第一実施例での可変分散補償器の群遅延スペクトル計算結果を示す特性図。 第一実施例での可変分散補償器の損失スペクトル計算結果を示す特性図。 第一実施例での係数εに対する波長分散変化の計算結果を示す特性図。 第一実施例での光分岐カプラVC2-1の通電量に対する損失変化測定結果を示す特性図。 第一実施例での光分岐カプラVC2-1の通電量に対する損失変化を分岐比変化に変換した結果を示す特性図。 第一実施例での位相シフタPS−4の通電量に対する位相シフタPS−4、PS−5間の干渉スペクトル変化測定結果を示す特性図。 第一実施例での位相シフタPS−4の通電量に対する位相シフタPS−4、PS−5間の干渉スペクトルピーク波長変化の測定結果を示す特性図。 第一実施例での無通電時における各隣接位相シフタ間の干渉スペクトルを示す特性図。 第一実施例での誤差補正後の各隣接位相シフタ間の干渉スペクトルを示す特性図。 第一実施例での可変分散補償器の群遅延スペクトル測定結果を示す特性図。 第一実施例での可変分散補償器の損失スペクトル測定結果を示す特性図。 第一実施例での係数εに対する波長分散変化特性を示す特性図。 第一実施例による可変分散補償器の偏波ダイバーシティを用いたシステム適用例を示す模式図。 第二実施例による可変分散補償器の回路構成を示す模式図。 第二実施例による可変分散補償器の交差部分を示す模式図。 接続導波路中心からモニタ用導波路の不連続部分端面までのギャップGに対する交差損失変化特性を示す特性図。 第二実施例での可変分散補償器の群遅延スペクトル測定結果を示す特性図。 第二実施例での可変分散補償器の損失スペクトル測定結果を示す特性図。 第二実施例での係数εに対する波長分散変化を示す特性図。 モニタ用導波路の不連続部分形状の他の変形例を示す模式図。 従来のラティスフィルタを用いた可変分散補償器の一例を示す模式図。 従来のトランスバーサルフィルタの一例を示す構成図。
符号の説明
11 光導波路
12 光導波路
11'・12' 接続導波路
13・14 方向性結合器
15 薄膜ヒータ
16 断熱溝
21 サーキュレータ
22 偏波スプリッタ/コンバイナ
23 偏波保持ファイバ
24 可変分散補償器
31 導波路型偏波スプリッタ/コンバイナ
32 半波長板
41 接続導波路
42 モニタ用導波路
43 不連続部分
104 光入力ポート
109 入出力ポート
204 光出力ポート
n タップ係数
G ギャップ
PS 位相シフタ
VCx-x 光分岐カプラ
VCy-y 光合波カプラ
d 光遅延線
k 光合波器
ε 係数
ψ1-ψn 位相シフタ

Claims (8)

  1. 基板上に形成された光導波路の回路を有し、該光導波路の回路は、複数段の光分岐カプラをツリー状に接続して複数の光出力端が形成された多段光分岐カプラと、複数段の光合波カプラを逆ツリー状に接続して形成された前記多段光分岐カプラの光出力端数と同数の光入力端を有する多段光合波カプラと、前記多段光分岐カプラのそれぞれの光出力端と前記多段光合波カプラの対応する光入力端との間に介設されて伝搬光の伝搬時間を設定時間遅延させる光遅延線とを有し、該光遅延線は互いに間隔を介して並設されて該並設方向の一端側から他端側に向けて順に長さが設定量ずつ長くなるように形成された光トランスバーサルフィルタ回路を有しており、一個以上の光分岐カプラには光分岐比を可変可能な光分岐比調節手段を設け、一個以上の光合波カプラには光合波比を可変可能な光合波比調節手段を設け、一本以上の光遅延線には伝搬光の位相を可変可能な光位相調節手段を設け、前記多段光分岐カプラのそれぞれの光出力端に分岐される光の強度比と前記多段光合波カプラの対応する光入力端から入力されて合波される光の強度比とを互いに等しい設定値に調節し、各光遅延線を伝搬する各伝搬光間の位相差を不等間隔に調節することにより、初段光分岐カプラの光入力端(光入力ポート)から入力されて最終段光合波カプラの光出力端(光出力ポート)から出力される光の通過波長特性が所定の通過波長帯域内において所望の群遅延特性を有するようにしたことを特徴とする可変分散補償器。
  2. 基板上には、共通ポートから入力される光を直交する2つの偏波モード光に分離して第一および第二の偏波ポートから出力し、更にこの第一および第二の偏波ポートから入力される互いに直交する2つの偏波モード光を合成して前記共通ポートから出力する導波路型偏波スプリッタ/コンバイナが集積され、第一または第二の偏波ポートには半波長板が挿入され、第一の偏波ポートは初段光分岐カプラの光入力端に接続され、第二の偏波ポートは最終段光合波カプラの光出力端に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の可変分散補償器。
  3. 多段光分岐カプラ乃至多段光分岐カプラには各段の光分岐カプラ乃至光合波カプラの分岐比をモニタするためのモニタ用導波路が少なくとも1本接続されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の可変分散補償器。
  4. 各段の光分岐カプラは2入力型の光カプラで構成され、該光カプラの2本の光入力端のうち、可変分散補償器の光入力端または他の光分岐カプラの光出力端との接続に供しない光入力端が前記モニタ用導波路に接続されていることを特徴とする請求項3に記載の可変分散補償器。
  5. 各段の光合波カプラは2出力型の光カプラで構成され、該光カプラの2本の光出力端のうち、可変分散補償器の光出力端または他の光合波カプラの光入力端との接続に供しない光出力端が前記モニタ用導波路に接続されていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の可変分散補償器。
  6. 一本以上のモニタ用導波路は各光分岐カプラ間または各光合波カプラ間を接続する接続導波路乃至偏波スプリッタ/コンバイナと光トランスバーサルフィルタ回路間を接続する接続導波路と交差し、その交差部においてモニタ用導波路に不連続部分が設けられていることを特徴とする請求項3ないし請求項5のいずれか1に記載の可変分散補償器。
  7. 不連続部分に接するモニタ用導波路の端面は接続導波路に平行であることを特徴とする請求項6に記載の可変分散補償器。
  8. 光遅延線の配列番号を、最短の長さの光遅延線から順に、0、1、2として最長の長さの光遅延線の番号をN−1(Nは3以上の整数)としたとき、光遅延線の配列番号とそれぞれの光遅延線内を通る光強度および位相との関係が、Nが偶数の時にはN/2の光遅延線番号を中心とし、Nが奇数の時には(N−1)/2の光遅延線配列番号を中心として対称に形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1に記載の可変分散補償器。
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