JP2006246805A - 回転刃及び刈払機 - Google Patents
回転刃及び刈払機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006246805A JP2006246805A JP2005069197A JP2005069197A JP2006246805A JP 2006246805 A JP2006246805 A JP 2006246805A JP 2005069197 A JP2005069197 A JP 2005069197A JP 2005069197 A JP2005069197 A JP 2005069197A JP 2006246805 A JP2006246805 A JP 2006246805A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotary blade
- blade
- convex
- convex portions
- rotary
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Harvester Elements (AREA)
Abstract
【課題】回転刃の刃こぼれを防止するようにした回転刃を提供する。
【解決手段】回転刃本体部2aの外周に設けられる刃2b・・・の一部に刃2b・・・の外方に突出するように凸部2d1、2d2、・・・を設けられており、且つ、複数個の凸部2d1、2d2、・・・の相隣接する凸部2d1、2d2の一方2d1が、回転刃本体部2aの表面に対し、縦方向に一方向に凸状に湾曲し、複数個の凸部2d1、2d2、・・・の相隣接する凸部2d1、2d2の他方2d2が、回転刃本体部2aの表面に対し、縦方向に他方向に凸状に湾曲している。
【選択図】図1
【解決手段】回転刃本体部2aの外周に設けられる刃2b・・・の一部に刃2b・・・の外方に突出するように凸部2d1、2d2、・・・を設けられており、且つ、複数個の凸部2d1、2d2、・・・の相隣接する凸部2d1、2d2の一方2d1が、回転刃本体部2aの表面に対し、縦方向に一方向に凸状に湾曲し、複数個の凸部2d1、2d2、・・・の相隣接する凸部2d1、2d2の他方2d2が、回転刃本体部2aの表面に対し、縦方向に他方向に凸状に湾曲している。
【選択図】図1
Description
本発明は、回転刃の刃こぼれを防止するようにした回転刃、及び、回転刃の刃こぼれを防止するようにした回転刃を備える刈払機に関する。
雑草等の草刈には、例えば、刈払機が使用されている。
図5は、そのような刈払機の一例を模式的に示す斜視図である。
従来の刈払機101は、回転刃102と、回転刃取付具103aを有するシャフト103と、シャフト103の途中に設けられたハンドル104と、エンジン等の回転刃を回転させるための駆動源105とを備える。
尚、図5中、106で示す部材は、駆動源105の駆動・停止を行うスイッチを示している。
刈払機101を用いて雑草等を刈る際には、まず、回転刃取付具103aに回転刃102を取り付ける。
その後、作業者は、ハンドル104を持ち、スイッチ106をオンにして、駆動源105を駆動させ、回転刃取付具103aに取り付けた回転刃102を回転させ、雑草を刈る。
雑草の刈り取り作業が終了すれば、作業者は、スイッチ106をオフにする。
マキタ総合カタログ 2002−1、カタログNo.Z1155A1、第124頁 MEM201
マキタ総合カタログ 2002−1、カタログNo.Z1155A1、第124頁 MEM201
しかしながら、従来の刈払機101の回転刃102は、図6(a)に示すように、回転刃本体部102aの外周に複数の刃102b・・・が設けられ、刃102b・・・の各々には、切削用のチップ102c・・・が設けられた構造になっている。
このため、図6(b)に示すように、例えば、雑草等の草刈作業中に、回転刃102が石St等にあたると、刃こぼれ(チップ102cの欠損)を生じることがあった。
尚、図6(a)中、h1は、回転刃取付具103aに回転刃102を回転可能に取り付ける際に用いる固定穴を示しており、h2、h2は、回転刃102の軽量化のための軽量化用切抜き部を示している。
本発明は、以上のような問題を解決するためになされたものであって、回転刃の刃こぼれを防止するようにした回転刃、及び、そのような回転刃を備える刈払機を提供することを目的とする。
請求項1に記載の回転刃は、回転刃本体部と、回転刃本体部の外周に設けられる刃と、回転刃本体部の外周に設けられる刃の一部に刃の外方に突出するように複数個の凸部が設けられており、且つ、複数個の凸部の相隣接する凸部の一方が、回転刃本体部の表面に対し、縦方向に一方向に凸状に湾曲し、複数個の凸部の相隣接する凸部の他方が、回転刃本体部の表面に対し、縦方向に他方向に凸状に湾曲している。
請求項2に記載の刈払機は、請求項1に記載の回転刃を備える。
請求項1に記載の回転刃は、回転刃本体部の外周に設けられる刃の一部に刃の外方に突出するように複数個の凸部を備えるので、回転刃の使用中に、回転刃が、硬いものにあたっても、凸部が硬いものにあたり、刃を保護するので、回転刃の刃こぼれが生じない。
のみならず、この回転刃では、複数個の凸部の、相隣接する凸部の一方を、回転刃本体部の表面に対し、縦方向に一方向に凸状に湾曲させ、複数個の凸部の、相隣接する凸部の他方を、回転刃本体部の表面に対し、縦方向に他方向に凸状に湾曲させているので、回転刃の使用中に、石その他の硬いものが、回転刃本体の両面のいずれかに接近しても、回転刃本体部の表面に対し、縦方向に一方向に凸状に湾曲するように設けられている凸部、又は、回転刃本体部の表面に対し、縦方向に他方向に凸状に湾曲するように設けられている凸部に、石その他の硬いものが当たる結果、回転刃の使用中に、回転刃本体に設けられているチップに、石その他の硬いものが当たるのを防ぐことができる。
この結果、この回転刃は、使用の耐久性に優れている。
請求項2に記載の刈払機は、請求項1に記載の回転刃を備えるので、回転刃の刃こぼれが生じ難い。この結果、この刈払機は、使用の耐久性に優れている。
以下、本発明に係る回転刃及び刈払機について、図面を参照しながら更に詳しく説明する。
図1は、本発明に係る回転刃の一例を概略的に示す平面図であり、また、図2は、図1に示す回転刃の一つの効果を模式的に説明する説明図である。
この回転刃2は、図1に示すように、回転刃本体部2aと、回転刃本体部2aの外周に複数の刃2b・・・が設けられ、刃2b・・・の各々には、切削用のチップ2c・・・が設けられた構造になっている。
尚、図1中、h1は、回転刃取付具(図5に示す回転取付具103a)に回転刃2を回転可能に取り付ける際に用いる固定穴を示しており、h2、h2は、回転刃2の軽量化のための軽量化用切抜き部を示している。
この回転刃2の以上の構成は、図6(a)に示す従来の回転刃102と同様であるが、この回転刃2は、以下の構成を更に備える点で、従来の回転刃102と異なっている。
即ち、この回転刃2は、回転刃本体部2aの外周に設けられる刃2b・・・の一部に刃2b・・・の外方に突出するように複数個の凸部2d1、2d2、・・・が設けられている点で、従来の回転刃102と異なっている。
尚、この例では、凸部2d1、2d2、・・・を、4個設けている例を示しているが、これは、単に例示であって、凸部2d1、2d2、・・・の数は、4個に限定されることはない。
また、凸部2d1、2d2、・・・を複数個設ける場合にあっては、凸部2d1、2d2、・・・は、回転刃本体部2aの外周に均等間隔を隔てるように設けるのが好ましく、且つ、複数個の凸部2d1、2d2、・・・の数は、回転刃を回転させた場合のバランスを考慮すると、偶数数個にすることが好ましく、その場合、複数個の凸部2d1、2d2、・・・の大きさは、同じ大きさ又は概ね同じ大きさにすることが、好ましい。
また、凸部2d1、2d2、・・・の各々の先端は、刃2b・・・の各々の先端に対し、例えば、0.2mm以上5mm以下の範囲内で、刃2b・・・の各々の外方に突出するように設けるのが好ましい。
尚、凸部2d1、2d2、・・・の各々の先端は、刃2b・・・の各々の先端に対し、例えば、0.2mm以上0.75mm以下の範囲内で、刃2b・・・の各々の外方に突出するように設けるのが好ましい。
これは、凸部2d1、2d2、・・・の各々の先端を、刃2b・・・の各々の先端に対し、例えば、5mmを超える範囲で、刃2b・・・の各々の外方に突出するように設けると、回転刃2の草を刈る機能が劣るので好ましくなく、例えば、0.2mmを未満の範囲で、刃2b・・・の各々の外方に突出するように設けると、石等に回転刃2が当たった場合、刃こぼれ(チップ2cの欠損)を生じ易くなったり、回転刃2の使用により、凸部2d・・・のちびにより、凸部2d1、2d2、・・・の、刃2b・・・(チップ2c・・・)の保護機能が失われ易いためである。
本発明者は、凸部2d1、2d2、・・・の各々の先端を、刃2b・・・の各々の先端に対し、種々の突出量にした回転刃を作製し、これを草刈機に取り付けて、実際に、草を刈るという実験をした。その結果、0.75mm以下の範囲で、突出させた場合草を刈る機能が劣ることがなく、また、磨耗等によって、0.2mmになっても、凸部2d1、2d2、・・・の、刃2b・・・(チップ2c・・・)の保護機能が失われない、ということが判った。
また、図3は、図1中、凸部2d1の形状を説明する説明図であって、図3(a)は、凸部2d1及びその近傍部分を概略的に示す平面図であり、図3(b)は、図3(a)に示す部分の概略的な側面図であり、また、図3(c)は、図3(a)に示す部分の概略的な斜視図である。
また、図4は、図1中、凸部2d2の形状を説明する説明図であって、図4(a)は、凸部2d2及びその近傍部分を概略的に示す平面図であり、図4(b)は、図4(a)に示す部分の概略的な側面図であり、また、図4(c)は、図4(a)に示す部分の概略的な斜視図である。
この回転刃2では、図3及び図4に示すように、複数個の凸部2d1、2d2、・・・は、相隣接する凸部2d1、2d2の一方2d1が、回転刃本体部2aの表面に対し、縦方向に一方向(この例では、下方向)に凸状に湾曲し、複数個の凸部2d1、2d2、・・・の相隣接する凸部2d1、2d2の他方2d2が、回転刃本体部2aの表面に対し、縦方向に、凸部2d1とは、逆方向の他方向(この例では、上方向)に凸状に湾曲するように設けられている。
次に、この回転刃の使用方法について、例示的に、説明する。
刈払機を用いて雑草等を刈る際には、まず、例えば、図5に示す刈払機101を用いる場合を例にして説明すると、回転刃取付具103aに回転刃2を取り付ける。
その後、作業者は、ハンドル104を持ち、スイッチ106をオンにして、駆動源105を駆動させ、回転刃取付具103aに取り付けた回転刃2を回転させ、雑草を刈る。
雑草の刈り取り作業が終了すれば、作業者は、スイッチ106をオフにする。
回転刃2を使用した場合、この回転刃2は、図2に示すように、回転刃本体2aの外周に複数の刃2b・・・が設けられ、刃2b・・・の各々には、切削用のチップ2c・・・が設けられ、且つ、刃2b・・・の一部に凸部2d1、2d2、・・・が設けられた構造になっている。
このため、図2に示すように、例えば、雑草等の草刈作業中に、回転刃2が石St等にあたった場合であっても、石St等には、凸部2d1、2d2、・・・が当たり、刃2b・・・(チップ2c・・・)の各々が石St等に当たることが防止されるので、回転刃2の刃こぼれ(チップ2cの欠損)が生じることが防止される。
一方、雑草等は、凸部2d1、2d2、・・・の存在にかかわらず、これらは、靭性があるので、刃2b・・・(チップ2c・・・)の各々によって切られることになる。
以上の説明により、明らかなように、この回転刃2は、回転刃本体部2aの外周に設けられる刃2b・・・の一部に刃2b・・・の外方に突出するように凸部2d1、2d2、・・・を備えるので、回転刃2の使用中に、回転刃2が、硬いものにあたっても、凸部2d・・・が硬いものにあたり、刃2aを保護するので、回転刃2の刃こぼれ(チップ2cの欠損)が生じない。
のみならず、この回転刃2では、図3及び図4からも明らかなように、複数個の凸部2d1、2d2、・・・の、相隣接する凸部2d1、2d2の一方2d1を、回転刃本体部2aの表面に対し、縦方向に一方向(この例では、下方向)に凸状に湾曲させ、複数個の凸部2d1、2d2、・・・の、相隣接する凸部2d1、2d2の他方2d2を、回転刃本体部2aの表面に対し、縦方向に他方向(この例では、上方向)に凸状に湾曲させているので、回転刃2の使用中に、石その他の硬いものが、回転刃本体2aの両面のいずれかに接近しても、回転刃本体部2aの表面に対し、縦方向に一方向(この例では、下方向)に凸状に湾曲するように設けられている凸部2d1、又は、回転刃本体部2aの表面に対し、縦方向に他方向(この例では、上方向)に凸状に湾曲するように設けられている凸部2d2に、石その他の硬いものが当たる結果、回転刃2の使用中に、回転刃本体2aに設けられているチップに、石その他の硬いものが当たるのを防ぐことができる。
この結果、この回転刃は、使用の耐久性に優れている。
また、この回転刃2は、複数個の凸部2d1、2d2、・・・の、相隣接する凸部2d1、2d2の一方2d1を、回転刃本体部2aの表面に対し、縦方向に一方向(この例では、上方向)に凸状に湾曲させ、複数個の凸部2d1、2d2、・・・の、相隣接する凸部2d1、2d2の他方2d2を、回転刃本体部2aの表面に対し、縦方向に他方向(この例では、下方向)に凸状に湾曲させているので、まず、平板形状の複数個の凸部を有する回転刃を形成した後、一つ置きに、プレス加工により、縦方向に一方向に凸状に湾曲させ、その後、回転刃を表裏面を逆にして、一つ置きに存在する、複数個の平板形状の凸部を、プレス加工により、縦方向に他方向に凸状に湾曲させるという工程により、簡単に製造できる、という効果もある。
尚、本発明にかかる回転刃は、例えば、車輌の底面に回転可能に取り付け、そのような車輌を芝刈り機等として使用するようにしてもよい。
本発明に係る回転刃は、刃こぼれが防止されるので、回転刃の使用耐久性が向上する。
また、本発明に係る刈払機は、本発明に係る回転刃を備えるので、使用に際し、回転刃の刃こぼれが生じ難い。この結果、この刈払機は、使用の耐久性に優れている。
即ち、本発明に係る回転刃及び刈払機は、雑草等の草刈りに好適に用いることができる。
2 回転刃
2a 回転刃本体
2b 刃
2c チップ
2d1 回転刃本体部の表面に対し、縦方向に一方向に凸状に湾曲させるように設けられた凸部
2d2 回転刃本体部の表面に対し、縦方向に他方向に凸状に湾曲させるように設けられた凸部
2a 回転刃本体
2b 刃
2c チップ
2d1 回転刃本体部の表面に対し、縦方向に一方向に凸状に湾曲させるように設けられた凸部
2d2 回転刃本体部の表面に対し、縦方向に他方向に凸状に湾曲させるように設けられた凸部
Claims (2)
- 回転刃本体部と、
前記回転刃本体部の外周に設けられる刃と、
前記回転刃本体部の外周に設けられる刃の一部に前記刃の外方に突出するように複数個の凸部が設けられており、且つ、
前記複数個の凸部の相隣接する凸部の一方が、前記回転刃本体部の表面に対し、縦方向に一方向に凸状に湾曲し、前記複数個の凸部の相隣接する凸部の他方が、前記回転刃本体部の表面に対し、縦方向に他方向に凸状に湾曲している、回転刃。 - 請求項1に記載の回転刃を備える、刈払機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005069197A JP2006246805A (ja) | 2005-03-11 | 2005-03-11 | 回転刃及び刈払機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005069197A JP2006246805A (ja) | 2005-03-11 | 2005-03-11 | 回転刃及び刈払機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006246805A true JP2006246805A (ja) | 2006-09-21 |
Family
ID=37087918
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005069197A Pending JP2006246805A (ja) | 2005-03-11 | 2005-03-11 | 回転刃及び刈払機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006246805A (ja) |
-
2005
- 2005-03-11 JP JP2005069197A patent/JP2006246805A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9468143B2 (en) | Grass blade for a trimmer | |
JP2009011223A (ja) | 草刈り刃 | |
JP2006246805A (ja) | 回転刃及び刈払機 | |
KR200475786Y1 (ko) | 예취기 날 | |
JP3787703B2 (ja) | 回転刃、保護板及び刈払機 | |
JP5365764B2 (ja) | 刈払い用チップソー | |
JP2006051045A (ja) | 回転刃及び刈払機 | |
JP2007082503A (ja) | 刈払機用刈刃 | |
JP3240818U (ja) | ナイロンコード式刈払機用カッターヘッド | |
JP4005890B2 (ja) | スローアウェイドリルおよびそれに用いるドリルインサート | |
JP3117704U (ja) | 草刈機における刃 | |
JP3754920B2 (ja) | スローアウェイエンドミル | |
JPS6131013A (ja) | 刈払機用丸鋸 | |
JP3133565U (ja) | 草刈り用回転刃 | |
JP3179767U (ja) | 草刈機用の刈刃 | |
JP3182487U (ja) | 刈払用回転刃 | |
JP2006020627A (ja) | 刈払い機用安全装置 | |
JP2013106576A (ja) | 草刈刃および草刈機 | |
JP3175442U (ja) | 草刈機用補助刃及び草刈機用回転刃 | |
JP4796979B2 (ja) | 刈込機 | |
JP2011087463A (ja) | 刈払機用の草取具 | |
JP2006180866A (ja) | 刈払い機用回転カッター | |
JPH0724986Y2 (ja) | 草刈刃板 | |
JP2803359B2 (ja) | 回転式刈払機のカッターコード | |
JPH0871843A (ja) | 刈払機用チップソー |