JP2006234440A - 三番車外し構造及びこれを備えた時計 - Google Patents

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Abstract

【課題】 巻真の引出しに応じた針合せを可能にすると共に針合せの際衝撃を受けても秒針が振れるのを防ぎ得る三番車外し構造及びこれを備えた時計を提供すること
【解決手段】 時計1の三番車外し構造2では、巻真21のA1、A2方向の出入れに応じて基体10に対して平面内で回動されるレバー70が、巻真21の引出しに応じて三番かな62に押付けられ該三番かな62を二番歯車41から離間させる三番かな規正部74を備える。三番真67が嵌合される穴部12を備え三番車60を二番車40との噛合位置に弾性的に偏倚させる三番車偏倚ばね11を更に有し、レバー70の三番かな規正部74が、巻真21の引出しに応じて三番かな62に押付けられ三番車偏倚ばね11の弾性偏倚力に抗して該三番かな62を二番歯車41から離間させる。ばね11は、基体10に形成されていても、レバー70に形成されていてもよい。
【選択図】図4

Description

本発明は、時計の三番車外し構造に係る。
巻真の出し入れに応じて地板に対して平面内で回動されるレバーに三番車のほぞが嵌るほぞ保持部を設け、巻真の引出しに伴う回動に応じたほぞ保持部の移動により三番車を二番車から外すようにした三番車外し構造は知られている(特許文献1、特許文献2)。
この特許文献1に開示された三番車外し構造では、巻真の引出しに伴って回動するレバーにより三番車が二番車から外されることにより、巻真を回すことによる針合せの際、時針及び分針が回転されても二番車(分車)の回転が秒針に回転が伝達されるのを避け得る。
しかしながら、この特許文献1に開示の三番車外し構造では、三番車及びこれに噛合した四番車(秒車)の回転がフリーになるので、針合せの際、衝撃を受けると秒針が振れる虞れある。
実公昭63−29270号公報 特開昭63−173991号公報
本発明は前記した点に鑑みなされたものであって、その目的とするところは、巻真の引出しに応じた針合せを可能にすると共に針合せの際衝撃を受けても秒針が振れるのを防ぎ得る三番車外し構造及びこれを備えた時計を提供することにある。
本発明の三番車外し構造は、前記目的を達成すべく、巻真の出し入れに応じて基体に対して平面内で回動されるレバーが、巻真の引出しに応じて三番かなに押付けられ該三番かなを二番歯車から離間させる三番かな規正部を備える。
本発明の三番車外し構造では、「巻真の出し入れに応じて基体に対して平面内で回動されるレバーの三番かな規正部が、巻真の引出しに応じて三番かなを二番歯車から離間させる」ので、巻真の引出しに応じて三番車と二番車との噛合が解除され、引出位置にある巻真を回すことによる針合せの際、時針及び分針が回転されても二番車(分車)の回転が三番車を介して秒車に伝達されるのを避け得、秒針が回るのを避け得る。また、本発明の三番車外し構造では、特に、「レバーの三番かな規正部が三番かなを二番歯車から離間させる際、巻真の引出しに応じて三番かなに押付けられる」ので、三番車の回転がレバーの三番かな規正部によって規正(規制)・禁止され得る。従って、三番に噛合した四番車(秒車)の回転は、三番車が二番車から外された状態においても、三番車によって禁止され得るから、針合せの際に衝撃等を受けても秒針が振れる虞れがない。
本発明の三番車外し構造では、三番真がレバーの三番かな規正部によって変位され得る限りどのように支持されていてもよいけれども、典型的には、「三番真が嵌合される穴部を備え三番車を二番車との噛合位置に弾性的に偏倚させる三番車偏倚ばねを更に有し、前記レバーの三番かな規正部が、巻真の引出しに応じて三番かなに押付けられ三番車偏倚ばねの弾性偏倚力に抗して該三番かなを二番歯車から離間させる」。
この場合、巻真が押込まれて通常運針位置(0段目)に戻されると、三番車偏倚ばねが三番車を偏倚させて三番車を二番車に再度噛合させ得る。また、三番車偏倚ばねの弾性偏倚力が三番かな規正部による三番かなの回転の規正力を与えることも可能になる。
この三番車偏倚ばねは、典型的には、地板の如き板状支持体のように時計のケースに対して静置される基体に形成される。但し、所望ならば、ケースに対して可動な部品に三番車偏倚ばねを形成してもよく、例えば、レバー自体に三番車偏倚ばねを形成してもよい。
前者の場合、本発明の三番車外し構造は、「巻真の出し入れに応じて基体に対して平面内で回動されるレバーと、前記基体に形成され、三番真が嵌合される穴部を備え三番車を二番車との噛合位置に弾性的に偏倚させる三番車偏倚ばねとを有する三番車外し構造であって、レバーが、巻真の引出しに応じて三番かなに押付けられ三番車偏倚ばねの弾性偏倚力に抗して該三番かなを二番歯車から離間させる三番かな規正部を有する三番車外し構造」の形態を採る。
このような三番車外し構造を備えた時計では、コストを最低限に抑えつつ針合せの際における秒針の振れを防止し得る。
次に、本発明の好ましい一実施の形態を添付図面に示した好ましい実施例に基づいて説明する。
図1から図5に示した本発明による好ましい一実施例において、時計1は、地板10(例えば、図2)に対してA1、A2方向に引出し・押込み可能で、中心軸線Bのまわりで回転可能な巻真21を備える。巻真21は、先端部22に角柱状部23及び小径部24を備える。巻真21の先端部22にはクラッチとして働くつづみ車25が嵌合されている。つづみ車25は、巻真21の角柱状部23と係合可能な角筒状穴部を備え、端部につづみ歯車部26を備える。つづみ車25は、A1、A2方向変位が規制された状態で地板10の凹部(図示せず)に配置されており、巻真21がA2方向に押込まれた通常運針位置(巻真0段目)にある状態S1(図1及び図2)では、中心軸線Bのまわりで回転自在に小径部24に嵌合され、巻真21がA1方向に引出された針合せ位置(巻真1段目)にある状態S2(図4及び図5)では、角柱状部23に嵌合されて中心軸線Bのまわりで巻真21と一体的に回転可能である。
図2に示したように、地板10の文字板側には、中心軸線Cのまわりで回転可能に筒車(時車)30が配置され、地板10と輪列受27との間には、筒車30と同軸に二番車(分車)40及び四番車(秒車)50が回転可能に配置されている。二番車40の近くには、三番車60が配置されている。
三番車60は、三番真67の一端68で輪列受27の軸受部28により回転自在に支持され、他端部69で地板10のばね部11の軸受穴12に回転自在に支持されている。
より詳しくは、地板10は、図1に加えて図3の拡大図に示したように、地板本体部13に形成された細長い開口14を備え、該開口14には、細長い腕部15及び先端軸受部16を備えたばね部11が突出している。三番車偏倚ばねとしてのばね部11では、腕部15の基端部15aが開口14の長手方向の一端14aにおいて地板本体部13に連続的につながっている。従って、ばね部11は、基端部15aを基準にしてD1、D2方向に回動ないし揺動可能である。ばね部11の先端軸受部16には、前述の軸受穴12が形成されている。開口14の側縁14b、14cとばね部11との間の間隙14d、14eは、中心軸線Cに近接する側(14d)よりも中心軸線Cから離れた側(14e)で大きく、ばね部11がD1方向に大きく揺動可能である。なお、図2からわかるように、ばね部11の厚さは、地板10の本体部13の厚さと比較して十分に薄く、ばね部11は、D1、D2方向に撓むように弾性的に変形可能である。
三番車60は三番歯車61と細長い三番かな62とを有し、図1及び図2に示した巻真0段目状態(通常運針位置)S1では、細長い三番かな62がその裏蓋側部分63で二番車40の二番歯車41に噛合し、三番歯車61が四番車50の四番かな52に噛合している。すなわち、後述のように三番かな62にレバー70による力がかかっていない状態では、三番かな62は、ばね部11のD2方向偏倚力により、四番歯車51に押付けられた状態で該四番歯車51に噛合している。なお、二番車40の二番かな42は日の裏車28(図1)を介して筒車30に結合されている。一方、四番車50の四番歯車51は五番車53を介してモータのロータ54に結合されている。
地板10上には、タツノオトシゴ状のレバー70がレバー軸71のまわりでE1、E2方向に回動可能に配設されている。レバー70は、巻真21の先端部22の先端係合部22aに当接される巻真当接部72を先端に備えた腕部73を軸71の一方の側に有し、三番かな62の文字板側部分64に当接可能な三番かな規正部としての三番かな当接・規正部74を中間部に備えた腕部75を他方の側に有する。腕部75の先端部には、U字状のばね部76が形成され、ばね部76の先端部77は地板10に形成された係止突起部18に係止されている。従って、レバー70には、U字状ばね部76により、E1方向偏倚力が働いている。
以上において、時計1の三番車外し構造2は、三番かな当接・規正部74を備えたレバー70とばね部11を備えた地板10とからなる。
図1及び図2に示したように巻真21がA2方向に押込まれた通常運針位置(巻真0段目状態)S1にある場合、巻真21の先端部22の先端係合部22aがレバー70の腕部73の当接部72をF1方向に押すので、腕部73を介して腕部75にE2方向偏倚力が加えられる。従って、三番かな当接・規正部74も、U字状ばね部76のばね力に抗して、軸71を中心としてE2方向に回動偏倚される。その結果、図2に示したように、三番かな当接・規正部74がH1方向に変位されて地板11の係止突起部19に当接する。このとき、レバー70の三番かな当接・規正部74と三番かな62との間には間隙Gが形成される。即ち、三番かな当接・規正部74は、三番かな62から離間状態に保たれる。このとき、ばね部11は、図1に示したように、軸受部16において三番真67の先端部69を介して三番かな62にD2方向の偏倚力を及ぼしており、三番かな62は、裏蓋側部分63で二番歯車41に噛合されている。従って、電池29から給電されたモータのロータ54の回転が五番車53を介して四番車50に伝達され、更に、三番車60を介して二番車40に伝達されると共に、日の裏車28を介して筒車30に伝達されて、時刻表示針(図示せず)の通常の運針が行なわれる。
なお、以上において、ばね部11が三番かな62に及ぼすD2方向偏倚力は、三番かな62と二番歯車41との間の噛合・回転を支えるに足ればよく、該噛合が解除されたり不十分になるのを妨げ得る限り、噛合状態では、実際上ゼロに近い偏倚力ないし押圧力であってもよい。
一方、図4及び図5に示したように巻真21がA1方向に引出された針合せ位置(巻真1段目状態)S2に設定されると、巻真21の引出しに伴い巻真21の先端部22の先端係合部22aがレバー70の巻真当接部72から離間する。これによりレバー70に対するE2方向偏倚力がなくなるので、レバー70は、U字状ばね部76によりE1方向に回動偏倚される。その結果、レバー70の三番かな当接・規正部74がH2方向に変位されて、側縁部74bが地板10の係止突起部19から離れ、三番かな62の文字板側部分64に側縁部74aでH2方向に押付けられる。従って、三番真67の端部69を支持しているばね部11の軸受部16も開口14内で間隙14eの方へD1方向に揺動され、三番真67が輪列受27の軸受部28により支持された端部68を中心にJ1方向に揺動されるから、三番かな62と二番歯車41との噛合が解除される。なお、レバー70の三番かな当接・規正部74が、ばね部11のD2方向ばね力に抗して、側縁部74aで三番かな62の歯にH2方向に押付けられているので、三番かな62を含む三番車60の回転は、三番かな当接・規正部74により規正・禁止される。
この状態S2では、巻真21を中心軸線Bのまわりで回転させると、つづみ車25を介して、日の裏車28が回転され、これに噛合した二番車40及び筒車30が回転されるので、図示しない分針及び時針の針合せが行なわれる。なお、三番車60と二番車40との噛合が三番かな当接・規正部74により解除されているので、二番車40の回転は、四番車50には伝わらない。また、三番車60の回転が三番かな62に押付けられた三番かな当接・規正部74により規正ないし禁止されているので、針合せの際に四番車50が回転する虞れがなく、針合せの際に秒針(図示せず)が振れる(例えば、ピクピク動く)虞れもない。従って、コストを最低限に抑えつつ、針合せの際に秒針に不動の安定した挙動を採らせ得る。
以上においては、状態S1においてレバー70の三番かな当接・規正部74が地板10の係止用突起部19に当接する例について説明したけれども、その代わりに、状態S1においてレバー70の他の部分が係止用突起部に当接するようにしておいてもよい。なお、所望ならば、係止用突起部はなくてもよい。
レバー70は、巻真21が0段目にある場合と1段目にある場合とに応じて、異なる位置を採ることから、該レバー70は、典型的には、巻真21が0段目にある場合と1段目にある場合とに応じてリセット端子(図示せず)に対して接離する接点部を備えたリセットレバーとして働く。但し、レバー70は、巻真21が0段目にあるか1段目にあるかを識別する情報が利用される任意の部分に関係付けられて、巻真21の引き出し状態を表す情報を与える。なお、図示した例では、巻真21の引出しが一段だけ行われるけれども、カレンダ機構を備えるような場合、巻真21は二段の引出位置を有する。その場合、針合せが行われる状態S2は、通常、巻真21を二段引き出した状態、巻真二段目状態になる。
以上においては、三番真67の端部69を支持する軸受部を備えたばね部が地板10に形成されている例について説明したけれども、当該ばね部は、地板10の代わりに、他の部材に形成ないし係合されていてもよい(なお、ケースに対して静置されている部材は地板10と同等であるので地板10とみなし得る)。
図6から図10には、地板10の代わりにレバーがばね部を備えている変形例の三番車外し構造102を有する時計101が示されている。この変形例の時計101において、図1〜図5に示した実施例の時計1と同じ部材ないし部位には同一の符号が付され、部分的に異なる部材ないし部位には、100の位に1を加えた符号が付されている。
図6及び図9の平面図並びに図8の斜視図からわかるように、レバー170は、U字状ばね部176の基端側部分178から三番かな当接・規正部74に隣接するところまで延びた三番車偏倚ばね部111を有する。三番車偏倚ばね部111は、腕部115の先端部に軸受穴112(図7等)を備えた軸受部116を有する。
レバー170は、腕部115以外の部分では、実質的に同一の平面内に位置し、地板110の表面110aに沿って軸71のまわりでE1、E2方向に回動可能である。
腕部115は、図8の斜視図からわかるように、基端部115aから先端軸受部116に近づく程文字板側に位置するように、斜めに地板110の開口114(図7等)内に延びている。従って、図7及び図10からわかるように、装着状態において、先端軸受部116の側縁116aおよび116bは、地板110の開口114の側縁114c、114bと水平方向に対面する。ここで、水平方向とは、中心軸線Cに垂直な平面の延在方向をいう。なお、レバー111の腕部115の基端115aから1/3程度の部位の側縁115bに対して水平方向に対面するところに、地板110が湾曲した係止面113aを備えた係止部113を有する。
以上のように構成された時計101の三番車外し構造102では、図6及び図7に示した巻真0段目状態S1では、巻真21の先端部22の先端係合部22aが腕部73の巻真当接部72に当接し該当接部72をF1方向に押すので、レバー170がE2方向に回動され、腕部175もE2方向に回動される。その結果、レバー170の腕部175の当接・規正部74が側縁74bで地板110の係止突起部19に当接する。なお、状態S1では、腕部73が想像線で示す状態から実線で示す状態まで湾曲され、その弾性変形に起因するE2方向トルクに応じて、当接・規正部74の側縁74bが係止突起部19に押付けられる。また、この状態S1では、図7からわかるように、レバー170の腕部175の当接・規正部74は、側縁74aが三番かな62の文字板側部分64に対して間隙Gだけ離間した状態で、該文字板側部分64に対面している。従って、図6及び図7に示されているとおり、三番かな62の裏蓋側部分63がばね部111により二番歯車41に対してD2方向に押付けられる(少なくとも、三番かな62の裏蓋側部分63と二番歯車41の噛合が解除されるのをばね部111が禁止している)。以上において、ばね部111が地板110の一部ではなくてレバー170の一部になっている点を除き、図1及び図2に示した場合と同様である。
一方、巻真21がA1方向に引出されて巻真1段目状態S2になると、時計101の三番車外し構造102は、図9及び図10に示した状態を採る。
巻真0段目状態S1から巻真1段目状態S2に移行する際、巻真21の先端部22の先端係合部22aがレバー170の腕部73の巻真当接部72から離れるので、U字状ばね76によりレバー170(の腕部73、175)がE1方向に回動される。従って、レバー170の腕部175がE1方向に回動され、それに応じてばね部111もE1方向に回動される。ばね部111がE1方向に少し回動されるとばね部111の腕部115の側縁部115bが地板110の係止部113に当接する。この段階では、三番真67が多少J1方向に揺動されるけれども、三番かな62と二番歯車41とは噛合状態に保たれている。レバー170が更にE1方向に回動されると、それに応じて、腕部175の三番かな規正・当接部74がE1方向に回動される。一方、ばね部111は係止部113により規制されているので、当接部74が三番かな62の文字板側部分64に近接し、当接し、更には該部分64をE1方向に押す。従って、ばね部111の先端側部分111aは係止部113に当接した側縁部115bを中心としてK1方向に湾曲され、軸受部116がK1方向に揺動され、三番真67がJ1方向に揺動されて、三番かな62と二番歯車41との噛合が解除される。レバー170が更にE1方向に回動されると、三番かな当接・規制部74がばね部111の先端側部分111aを更にK1方向に湾曲させるように三番かな62の対応部分64に押付けられて、三番かな62を規正する。
この状態S2では、図10からわかるように、三番真67が端部68のまわりでJ1方向に揺動されて、三番かな62と二番歯車41との噛合が解除される。従って、巻真21の回転に伴う日の裏車28の回転は、三番車60及び四番車50には伝わらない。また、三番かな62の歯にレバー170の当接・規正部74が押付けられるので、三番車60の回転が禁止されているから、外部からの衝撃などがあっても四番車50が回る虞れがなく、秒針が振れる虞れがない。
本発明による好ましい一実施例の三番車外し構造を備えた時計が巻真0段目にある状態を示した平面説明図。 図1の時計の断面説明図。 図1の時計の地板のばね部を示した斜視説明図。 図1の時計が巻真1段目にある状態を示した図1と同様な平面説明図。 図4の時計についての図2と同様な断面説明図。 本発明による変形例の三番車外し構造を備えた時計が巻真0段目にある状態についての図1と同様な平面説明図。 図6の時計についての図2と同様な断面説明図。 図6の時計のレバーのばね部等を示した斜視説明図。 図6の時計が巻真1段目にある状態を示した図6と同様な平面説明図。 図9の時計についての図7と同様な断面説明図。
符号の説明
1、101 時計
2、102 三番車外し構造
10、110 地板
11、111 ばね部
12、112 軸受穴
14、114 開口
14a 端部
14b、14c、114b、114c 側縁
14d.14e 間隙
15、115 腕部
16、116 軸受部
18、19 係止突起部
21 巻真
22 先端部
22a 先端係合部
25 つづみ車
26 歯車部
28 日の裏車
30 筒車
40 二番車
41 二番歯車
42 二番かな
50 四番車
51 四番歯車
52 四番かな
60 三番車
61 三番歯車
62 三番かな
63 三番かなの裏蓋側部分
64 三番かなの文字板側部分
67 三番真
68、69 端部
70、170 レバー
71 レバー軸
72 巻真当接部
73、75、175 腕部
74 三番かな当接・規正部
74a、74b 側縁部
76、176 U字状ばね部
77 先端部
111a 先端側部分
113 係止部
113a 係止面
115a 基端部
115b 側縁部
116a、116b 側縁
A1、A2 巻真の出入方向
D1、D2 ばね部の揺動方向
E1、E2 レバーの腕部の回動方向
F1 レバーの巻真当接部に対する巻真の回動偏倚力の方向
G 間隙
H1、H2 三番かな当接・規正部の変位方向
J1 三番真の揺動方向
K1 湾曲(揺動)方向
S0 巻真0段目状態
S1 巻真1段目状態

Claims (6)

  1. 巻真の出し入れに応じて基体に対して平面内で回動されるレバーが、前記巻真の引出しに応じて三番かなに押付けられ該三番かなを二番歯車から離間させる三番かな規正部を備える三番車外し構造。
  2. 三番真が嵌合される穴部を備え三番車を二番車との噛合位置に弾性的に偏倚させる三番車偏倚ばねを更に有し、前記レバーの三番かな規正部が、前記巻真の引出しに応じて三番かなに押付けられ三番車偏倚ばねの弾性偏倚力に抗して該三番かなを前記二番歯車から離間させる請求項1に記載の三番車外し構造。
  3. 前記ばねが、基体に形成されている請求項2に記載の三番車外し構造。
  4. 前記ばねが、前記レバーに形成されている請求項2に記載の三番車外し構造。
  5. 巻真の出し入れに応じて基体に対して平面内で回動されるレバーと、
    前記基体に形成され、三番真が嵌合される穴部を備え三番車を二番車との噛合位置に弾性的に偏倚させる三番車偏倚ばねとを有する三番車外し構造であって、
    前記レバーが、前記巻真の引出しに応じて三番かなに押付けられ三番車偏倚ばねの弾性偏倚力に抗して該三番かなを二番歯車から離間させる三番かな規正部を有する三番車外し構造。
  6. 請求項1から5までのいずれか一つの項に記載の三番車外し構造を備えた時計。
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