JP2007024759A - 時計 - Google Patents

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Abstract

【課題】 レバーの走査領域を最低限に抑え得且つ時計輪列の噛合・同解除が確実に行なわれ得る電子時計を提供すること
【解決手段】 電子時計1は、通常運針位置と針回し位置との間で出入れ可能な巻真50に一端部で係合され、巻真の出入れに応じて回転中心軸線のまわりで回動可能な本体部を備えたレバー70と、共通中心軸線Cのまわりで同心に回転される第一及び第二の車20,40と共通中心軸線と平行な別の中心軸線Dのまわりで回転され該第一及び第二の車に噛合された第三の車30とを備えた時計輪列9と、第三の車の真の一端を回転自在に支持する軸受部を備え、第三の車の中心と第一及び第二の車の中心とを結ぶ方向に移動可能に支持体2に支持され、レバーの他端側に係合され、巻真50が引出された際、第三の車と第一の車との噛合を解除すべく第三の車の真を第一の車から離間方向に平行移動されるスライド部材60とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、時計に係り、より詳しくは、針回しのために時計輪列が係脱されるタイプの時計に係る。
電子時計において、通常運針時にはモータの回転を秒車に伝達すると共に該秒車の回転を三番車を介して分車や時車に伝達する時計輪列について、針回しの際には巻真の回転に伴う時車や分車の回転が秒車その他の増速側に伝達されるのを避けるべく三番車と分車(二番車)との噛合を解除する三番車外し構造は、知られている。
従来の三番車外し構造では、典型的には、巻真の出入れにより回動されるレバーの腕部に三番車の一方のほぞ部を回転自在に支持するほぞ穴が形成され、該レバーの回動により三番車と二番車とが噛合されたり該噛合が解除される(特許文献1)。
しかしながら、三番車の真の一端側のほぞ部は、レバーの回動に伴い回動されるほぞ穴に嵌合されているので、三番車と二番車との噛合・同解除の際に、三番車が該三番車の中心と二番車の中心とを結ぶ方向に対して多少なりとも斜めに回動されるのを避け難く、結果として、噛合・同解除が確実に行なわれ難い虞れがある。なお、三番真のほぞ部が嵌合されるレバーのほぞ穴の移動方向が該三番車の中心と二番車の中心とを結ぶ方向に極力一致するようにするためには、ほぞ穴のあるレバーの腕部の長さを長くする必要があり、該レバーの腕部が長くなると該レバーの回動の際に該腕部が走査する領域の面積が増大することから、他の部品の配置を制約する虞れもある。
なお、巻真の出し入れにより回動される第一のレバーの一つの腕部に該第一のレバーの該腕部に係合されて回動される第二のレバーを備え、該第二のレバーが三番車の一方のほぞ部に回転自在に嵌合される穴を備え、該第二のレバーの回動により三番車と二番車との噛合や該噛合の解除が行なわれるようにした三番車外し構造も知られている(特許文献2)。
しかしながら、このように複数のレバーを有する場合でも、三番車の真の一端側のほぞ部は、三番車と二番車との噛合・同解除の際に、三番車が該三番車の中心と二番車の中心とを結ぶ方向に対して多少なりとも斜めに回動されるのを避け難く、結果として、噛合・同解除が効果的に行なわれ難い虞れがある。また、複数のレバー有する場合、レバー全体の走査領域を大きくする必要があり、結果としてレバーが全体として走査する領域の面積が増大することから、他の部品の配置を制約する虞れもある。
特開昭63−173991号公報 実公平7−23757号公報
本発明は、前記した点に鑑みなされたものであって、その目的とするところは、レバーの走査領域が大きくなるのを最低限に抑え得且つ時計輪列の噛合・同解除が確実に行なわれ得る時計を提供することにある。
本発明の時計は、前記目的を達成すべく、通常運針位置と針回し位置との間で出入れ可能な巻真に一端部で係合され、巻真の出入れに応じて回転中心軸線のまわりで回動可能な本体部を備えたレバーと、共通中心軸線のまわりで同心に回転される第一及び第二の車と該共通中心軸線と平行な別の中心軸線のまわりで回転され該第一及び第二の車に噛合された第三の車とを備えた時計輪列と、前記第三の車の真の一端を回転自在に支持する軸受部を備え、該第三の車の中心と前記第一及び第二の車の中心とを結ぶ方向に対して実質的に平行な方向に移動可能に静置支持体に支持されると共に前記レバーの他端側に係合されたスライド部材であって、巻真が通常運針位置から針回し位置に引出された際、第三の車と第一の車との噛合を解除すべく第三の車の真を第一の車から離間させるように平行移動されるものとを有する。
本発明の時計では、「通常運針位置と針回し位置との間で出入れ可能な巻真に一端部で係合され、巻真の出入れに応じて回転中心軸線のまわりで回動可能な本体部を備えたレバー」に加えて、「第三の車の真の一端を回転自在に支持する軸受部を備え、該第三の車の中心と第一及び第二の車の共通の回転中心とを結ぶ方向に対して実質的に平行な方向に移動可能に静置支持体に支持されると共に前記レバーの他端側に係合されたスライド部材であって、巻真が通常運針位置から針回し位置に引出された際、第三の車と第一の車との噛合を解除すべく第三の車の真を第一の車から離間させるように平行移動されるもの」が設けられているから、巻真の出し入れに応じてレバーが回動され、該レバーの回動に応じて、スライド部材が、実質的に第三の車の中心と第一及び第二の車の共通中心とを結ぶ方向に平行移動されるので、巻真の出し入れに応じて、第三の車が第一の車に対して該第一の車の半径方向内向きに真直ぐ近接されて該第一の車に噛合され、また第一の車から該第一の車の半径方向外向きに離間されて該第一の車と第三の車との噛合が解除され得る。従って、第三の車と第一の車との噛合及びその解除が確実に行なわれ得る。また、本発明の時計では、「第三の車の真の一端を回転自在に支持する軸受部を備えたスライド部材が実質的に第三の車の中心と第一及び第二の車の中心とを結ぶ方向に平行移動可能に静置支持体に支持されている」ので、実際上レバーの腕の長さや向きにかかわらず、該レバーの回動により第三の車が該第三の車の中心と第一及び第二の車の中心とを結ぶ方向に直線的に第一の車に対して近接・離間され得る。従って、レバーやスライド部材が走査される範囲が最小限に抑えられ得るから、他の時計部品の配置の自由度が増す。
本発明の時計では、典型的には、第三の車が三番車であり、第一及び第二の車が分車及び秒車である。
その場合、「レバーが、通常運針位置と針回し位置との間で出入れ可能な巻真に一端部で係合され、巻真の出入れに応じて回転中心軸線のまわりで回動可能な本体部を備え」、且つ「スライド部材が、三番車の真の一端を回転自在に支持する軸受部を備え、該三番車の中心と分車及び秒車の共通の回転中心とを結ぶ方向に対して実質的に平行な方向に移動可能に静置支持体に支持されると共に前記レバーの他端側に係合され、巻真が通常運針位置から針回し位置に引出された際、三番車と分車との噛合を解除すべく三番真を分車から離間させるようにスライド部材が平行移動される」から、巻真の出し入れに応じてレバーが回動され、該レバーの回動に応じて、スライド部材が、実質的に三番車の中心と分車及び秒車の共通中心とを結ぶ方向に平行移動されるので、巻真の出し入れに応じて、三番車が分車に対して該分車の半径方向内向きに真直ぐ近接されて該分車に噛合され、また分車から該分車の半径方向外向きに離間されて該分車と三番車との噛合が解除され得る。従って、三番車と分車との噛合及びその解除が確実に行なわれ得る。また、その場合、「三番真の一端を回転自在に支持する軸受部を備えたスライド部材が実質的に三番車の中心と分車及び秒車の共通中心とを結ぶ方向に平行移動可能に静置支持体に支持されている」ので、実際上レバーの腕の長さや向きにかかわらず、該レバーの回動により三番車が該三番車の中心と分車及び秒車の共通中心とを結ぶ方向に直線的に分車に対して近接・離間され得る。従って、レバーやスライド部材が走査される範囲が最小限に抑えられ得るから、他の時計部品の配置の自由度が増す。
本発明の時計では、典型的には、前記レバーは、巻真が通常運針位置にある際に採る通常位置から巻真が針回し位置にある際に採る並進位置へと該レバーの本体部に偏倚力を及ぼすばね部を有する。その場合、レバーを一方の回動位置に偏倚させるばね部材を別途設ける必要がない。なお、所望ならば、ばね部は、前述の代わりに、巻真が針回し位置にある際に採る並進位置から巻真が通常運針位置にある際に採る通常位置へと該レバーの本体部に偏倚力を及ぼすように構成されていてもよい。ばね部は、レバーに設けられる代わりに、地板のような静置支持体に一体的に設けられていてもよい。
本発明の時計では、スライド部材及び静置支持体のうちの一方が第三の車と第一の車とを結ぶ方向に延在した長穴を備え、スライド部材及び静置支持体のうちの他方が該長穴に遊嵌される突起部を備える。すなわち、スライド部材が長穴を備える場合には静置支持体が該長穴に遊嵌される突起部を備え、静置支持体が長穴を備える場合には、スライド部材が該長穴に遊嵌される突起部を備える。
本発明の時計では、典型的には、突起部が、一列に並んだ複数の突起部分からなる。但し、所望ならば、一つの突起部が細長く形成されていても、複数の長穴の夫々に複数の突起部分が夫々遊嵌されていてもよい。
本発明の時計では、スライド部材が係合溝部を備え、レバーが該係合溝部に係合される腕部分を備えていても、スライド部材がレバー係合突起部を備え、レバーは、該レバー係合突起部が遊嵌される長穴を備えていてもよい。
前者の場合、典型的には、レバーの前記腕部分が回転中心軸線から延びた一方の腕部の中間に形成される。この場合、レバーが、典型的には、リセットレバーからなる。また、この場合、典型的には、レバーの前記腕部分が回転中心軸線から延びた一方の腕部から分岐して延びる。
後者の場合、典型的には、レバーの前記腕部分が回転中心軸線から巻真係合部まで延びた腕部の中間部分から分岐している。
以上において、静置支持体は、典型的には、地板又は輪列受からなる。但し、地板の代わりに中枠であってもよく、また、輪列受は、N番受(Nは三等の数)と呼ばれるものであってもよい。
なお、本発明の時計は、典型的には、モーター駆動の電子時計からなるけれども、その代わりに、機械式の時計であってもよい。
次に、本発明の好ましい実施の形態のいくつかを添付図面に示した好ましい実施例に基づいて説明する。
本発明の好ましい一実施例の電子時計1は、図1及び図2に示したように、地板2の文字板側(以下では「裏側」という)に配置された時車ないし筒車10と、地板2の裏蓋側(以下では「表側」という)に配置された分車ないし二番車20と、三番車30と、秒車ないし四番車40とを有する。筒車10、二番車20及び四番車40は、厚さ方向Zに延びた共通の中心軸線Cに沿って同軸に配置され該中心軸線Cのまわりで回転される。筒車10は、筒歯車部11と円筒状の真部ないし胴部12とを備える。
二番車20は、二番歯車21及び二番かな22を含む本体部23と該本体部23が嵌着された真ないし軸24とを備え、ほぼ円筒状の二番真24は、地板2の軸受部2aに回転自在に嵌合されて地板2の裏側に突出している。
三番車30は、三番歯車31及び三番かな32を備え、軸方向長さが比較的長い三番かな32には、二番歯車21が噛合されている。三番車30の真ないし軸33は、表側端部34で輪列受3の軸受部3aにより回転自在に支持され、裏側端部ないしほぞ部35でスライド部材としての三番外し座60の軸受部61により中心軸線Dのまわりで回転自在に支持されている。中心軸線Dは、中心軸線Cと平行である。
四番車40は、四番歯車41及び四番かな42を含む本体部43と、該本体部43が嵌着された真ないし軸44とを備える。Z方向に比較的長い四番かな42には、三番歯車31が噛合している。四番真44は、四番かな42の端面45で二番真24の表側端面25に摺動可能に当接し、ソロバン玉状部46で円筒状二番真24に摺動自在に嵌合されている。四番真44の先端側真部47は該二番真24を−Z方向に貫通して裏側に突出している。
電子時計1は、図2に加えて図1に示したように、時計輪列9として、モータのロータ6に固定されたロータかなないし六番車6aと、該六番車6aに歯車部5aで噛合しかな部5bで四番歯車41に噛合した五番車5と、二番かな部22に歯車部8aで噛合しかな部8bで筒歯車11に噛合した日の裏車ないし八番車8とを有する。
従って、電子時計1では、通常運針時には、モータのロータ6の回転に応じた輪列6a,5,40,30,20,8,10の回転により、時車10、分車20及び秒車40の真12,24,44の先端部13,26,47に取付けられた時・分・秒の時刻表示針14,27,48が回転される。
電子時計1は、更に、図1に示したように、A1,A2方向に出し入れ可能に且つ中心軸線Bのまわりで回転可能に地板2の穴ないし凹部(図示せず)に装着された巻真50を備える。巻真50は、先端側及び中間の小径軸部51,52と、該小径軸部51,52間の円柱状大径軸部53と、先端の角柱部54とを含む。巻真50の先端近傍には、地板2の凹部2bに嵌込まれたつづみ車55が嵌合されている。つづみ車55は、先端側に歯車部56を備えると共に、基端側大径穴57及び先端側角穴58を備える。つづみ車55の歯車部56は直接的に又は小鉄車(図示せず)の如き中間車を介して日の裏車8に噛合されている。大径穴57は、巻真50の大径軸部53が回転自在に嵌合される大きさであり、角穴58は、巻真50の角柱部54が丁度嵌合される大きさ及び形状である。つづみ車55は、地板2の凹部2b内に配置された状態において、地板2に対するA1,A2方向の相対変位が禁止されると共に、中心軸線Bのまわりにおける回転が許容されている。
従って、巻真50が、A2方向に押込まれた巻真0段目ないし通常運針位置P0にある場合、図1に示したように、巻真50の先端側小径軸部51及び大径軸部53が夫々つづみ車55の角穴58及び大径穴57に回転自在に嵌合されるので、つづみ車55は地板2の凹部2b内で巻真50に対して回転自在である。従って、時計輪列9は、巻真50によって規制されることなく、モータのロータ6の回転に応じて回転され時刻表示が行なわれる。一方、巻真50が、A1方向に引出された巻真1段目ないし針回し位置P1にある場合、図3に示したように、巻真50の角柱部54がつづみ車55の角穴58に嵌合されるので、巻真50の回転がつづみ車55を介して日の裏車8に伝達されて、針回しが行なわれる。
電子時計1において、スライド部材としての三番外し座60は、図5に示したように、細長い板状の本体部62と、本体部62の一端側において裏蓋側に突出した突起部の形態で軸受穴63を備えた前記軸受部61と、本体部62の他端側において裏蓋側に突出したピン状突起部64と、本体部62の両端において地板側に突出した一対の同径の円柱状のスライドピン部65,66とを有する。軸受部61とピン状突起部64との間には、凹部67が形成され、軸受部61及びピン状突起部64の該凹部67に面する表面は、滑らかな凸状に湾曲している。ピン状突起部64とスライドピン部66とは一直線状に整列し、ピン状突起部64及びスライドピン部66の一外側縁部64a,66aは、本体部62の端縁68と実際上面一である。但し、端縁68よりも内側にあってもよい。
地板2は、図2や図4に加えて図6に示したように、裏蓋側の表面2cに、長穴形成表面領域2dを備え、該長穴形成領域2dには長穴ないしスリット2eが形成されている。長穴形成領域2dは、裏蓋側表面2cの他の領域2hと同じ高さであっても、三番外し座60の配置・変位領域を他の領域と画成する凹部になっていてもよい。長穴2eの長手方向Eは、回転中心軸線D及び回転中心軸線Cを結ぶ線分H(図1参照)の延在方向と一致している。即ち、長穴2eは、回転中心軸線C,Dを結ぶ方向に延びている。長地板2の長穴2eには、三番外し座60のスライドピン部65,66がE方向すなわちE1,E2方向に摺動自在に嵌合されている。スライドピン部65,66の径は、長穴2eの幅にほぼ一致している。
従って、三番外し座60は、スライドピン部66の外側縁部66aが長穴2eの一端縁2fに当接する通常運針位置Q0と、スライドピン部65の外側縁部65aが長穴2eの他端縁2gに当接する針回し位置Q1との間で、E1,E2方向に平行移動可能である。なお、位置Q0,Q1において、ピン部66,65の外側縁66a,65aが長穴2eの端縁2f,2gに当接する代わりに、該端縁2f,2gに近接してもよい。なお、座部材60がE方向に平行移動される限り、スライド係合部が、複数のピン65,66からなる代わりに、E方向に細長い一つの突起からなっていてもよい。
電子時計1は、更に、巻真50のA1,A2方向の出し入れに応じて回動中心軸71のまわりでF1,F2方向に回動されるリセットレバー70を備える。
リセットレバー70は、全体としてタツノオトシゴ状の平面形状を備え、軸71の一方の側に、巻真50の先端部に当たる剛性当接部72と入力側腕部73とを備えた入力側レバー部74を有し、軸71の他方の側に、レバー本体部75と、U字状ばね部76とを備えた出力側レバー部77とを有する。出力側レバー部77は、U字状ばね部76の先端係合部78で地板2に形成された係止突起2hに係止され、レバー本体部75の中間部にある座係合腕部79で三番外し座60の凹部67に係合している。
従って、図1及び図2に示したように、巻真50がA2方向に押込まれて通常運針位置P0に達する場合、巻真50の先端部54がその側縁部でリセットレバー70の入力側レバー部74の剛性当接部72の先端に当たってリセットレバー70の入力側レバー部74をF2方向に回動させる。従って、リセットレバー70の出力側レバー部77のレバー本体部75が、U字状ばね部76の弾性力に抗してF2方向に回動され、レバー本体部75の座係合腕部79がL2方向に移動されて、該座係合腕部79が凹部67に嵌り込んだ三番外し座60にL2方向の変位力を及ぼす。三番外し座60は、スライドピン65,66と長穴2eとの嵌合により、変位可能な方向がE方向に規制されているので、三番外し座60は、長穴2eの延在方向Eに沿ってE2方向に変位される。この変位は、三番外し座60のスライドピン部66が外側縁66aで長穴2eの一端2fに当接するところで、停止する。三番外し座60のE2方向変位に伴いF2方向に揺動されるレバー本体部75の座係合腕部79は、僅かにG2方向に突出する位置(通常位置)を採る。即ち、三番外し座60は、レバー本体部75の座係合腕部79の厳密な変位方向にかかわらずそのE方向変位成分に応じて、E2方向に平行移動される。三番外し座60が、E2方向に変位されて通常運針位置Q0に達すると、三番外し座60の軸受部61に三番真33の一端ほぞ部35が嵌合された三番車30は、その中心軸線が回転中心軸線Dに一致する位置J0に達すると共に三番かな32が二番歯車21に所定の噛合い深さで噛合する。この三番かな32と二番歯車21との噛合に際して、三番車30は、丁度、両方の車30,20の中心軸線D,Cを結ぶ方向Eに沿って径方向に近接されるので、三番車30も二番車20も実際上回転する必要がないから、該噛合が確実に行なわれ得る。なお、この噛合に際して一方又は両方の車30,20が若干回転する必要がある場合でも、相互に当接し合う部位において歯面に沿って噛合いが進行する際に周方向力が確実にかかるので、従来のように斜めに近接される可能性がある場合と比較して、噛合が確実に行なわれ得る。
一方、図3及び図4に示したように、巻真50がA1方向に引出されて針回し位置P1に達する場合、側縁部でリセットレバー70の入力側レバー部74の剛性当接部72の先端に当たっていた巻真50の先端部54がリセットレバー70の剛性当接部72からA1方向に逃げる。従って、図3に示したように、剛性当接部72に対するF2方向押圧力が解除されるので、リセットレバー70のレバー本体部75は、U字状ばね部76のばね力によって、F1方向に回動される。その結果、レバー本体部75の座係合腕部79がL1方向に移動されて、該座係合腕部79が凹部67に嵌り込んだ三番外し座60にL1方向の変位力を及ぼす。三番外し座60は、スライドピン65,66と長穴2eとの嵌合により、変位可能な方向がE方向に規制されているので、三番外し座60は、長穴2eの延在方向に沿ってE1方向に変位される。この変位は、三番外し座60のスライドピン部65が外側縁65aで長穴2eの他端2gに当接するところで、停止する。三番外し座60のE1方向変位に伴いF1方向に揺動されるレバー本体部75の座係合腕部79は、僅かにG1方向に引っ込んだ位置(並進位置)を採る。即ち、三番外し座60は、レバー本体部75の座係合腕部79の厳密な変位方向にかかわらずそのE方向変位成分に応じて、E1方向に平行移動される。三番外し座60が、E1方向に変位されて針回し位置Q1に達すると、三番外し座60の軸受部61に三番真33の一端が嵌合された三番車30は、その中心軸線が回転中心軸線Dに対して大きく傾斜した噛合解除位置J1に達すると共に三番かな32と二番歯車21との噛合が完全に解除される。この三番かな32と二番歯車21との噛合解除に際して、三番車30は、丁度、両方の車30,20の中心軸線D,Cを結ぶ方向Eに径方向に離間されるので、三番かな32と二番歯車21との噛合解除に際して三番車30も二番車20も実際上回転する必要がないから、該噛合解除が確実に行なわれ得る。
この例では、リセットレバー70が回動中心71のまわりでF1,F2に回動される際における座係合腕部79の変位方向L1,L2が線分Hの延在方向にほぼ一致しているけれども、電子時計1では、変位方向L1,L2がE方向成分として夫々E1,E2を有する限り、座係合腕部79のL1,L2方向変位に応じて三番外し座60がE1,E2方向に変位され得るので、リセットレバー70の回動中心71の位置は比較的自由に選択され得る。従って、電子時計1では、レイアウトの自由度が高い。
電子時計は、図1等に示したタツノオトシゴ状の平面形状のリセットレバー70のような長いものを備える代わりに、より短い三番外し専用のレバーを備えていてもよい。
図7には、そのような短い三番外しレバー70vを備えた電子時計1vが示されている。図7に示した電子時計1vにおいて、図1等に示した電子時計1と同様な部材や部位や要素には同一の符号が付され、部分的に異なる点があるものには添字vが付されている。電子時計1vの三番外しレバー70vは、図7及び図8に加えて図9の斜視図からわかるように、巻真50のA1,A2方向の出し入れに応じて回動中心軸71vのまわりでF1,F2方向に回動されるもので、大まかには全体としてY字状の平面形状を備える。
より詳しくは、三番外しレバー70vは、「Y」字のうちの上部の部分81は、「U」字状の形状をなし、「U」の一方の腕部74vが巻真50の先端部に当たる剛性当接部72vとこれを支える入力側腕部73vとを有する入力側レバー部を形成している。腕部74vは、「U」の底部をなす腕部82を介して軸部71vにつながっている。なお、この例では、三番外しレバー70vの軸部71vは、地板2から突設されたピン状突起部2jと、該突起部2jに回転自在に嵌合された穴部83とからなる。軸部71vの他方の側には、「U」の他方の腕部をなすように延在したアーム状ばね部76vが形成され、該ばね部76vは、先端係合部78vで地板2に形成された係止突起部2hvに係止されている。
三番外しレバー70vは、更に、腕部81の先端から「Y」の脚部をなすように、延設された出力側レバー部77vを備え、該出力側レバー部77vは、三番外し座60の凹部67に係合された座係合腕部79vを備える。
この三番外しレバー70vは、回動中心軸71vのまわりでF1,F2方向に回動自在で、係止突起部2hvに係止されたばね部76vによりF1方向の回動偏倚力を受け、巻真50の先端係合部54によりF2方向の回動力を受ける。
従って、電子時計1vでは、巻真50が図7に示したようにA2方向に押込まれて通常運針位置P0に設定される場合、三番外しレバー70vの剛性当接部72vが巻真50の先端部54の側縁によりK2方向に押されるので、入力側レバー部74vがF2方向の回動力を受け、三番外しレバー70vは、ばね部76vのばね力に抗してF2方向に回動される。従って、三番外しレバー70vの出力側レバー部77vを構成する座係合腕部79vもF2方向に回動されて、L2方向に変位される。
座係合腕部79vのL2方向変位に従い、凹部67で座係合腕部79vに係合した三番外し座60もL2方向変位力を受ける。ところが、三番外し座60は、スライドピン65,66と長穴2eとの係合により可動方向がE方向に規制されているので、三番外し座60はL2方向の変位のうちE方向成分の向きに対応するE2方向に変位される。従って、座係合腕部79vは、L2方向とE2方向とのズレに応じて、三番外し座60の凹部67に対してG2方向に変位され突出する。
すなわち、三番外しレバー70vでは、座係合腕部79vの変位方向L2が三番外し座60の変位方向E2に対して比較的大きく傾いていることから三番外しレバー70vの座係合腕部79vが三番外し座60に対してG2方向に比較的大きく突出される点を除き、電子時計1の場合と同様に、三番外し座60をE2方向に変位させ、三番外し座60を通常運針位置Q0に位置決めする。従って、電子時計1vにおいても、電子時計1におけるのと同様に、三番車30のかな部32は、E方向に真直ぐ変位されて、二番車20の歯車部21と噛合する。電子時計1vにおける三番かな32と二番歯車21との噛合も、座係合腕部79vの変位方向にかかわらず三番外し座60のスライド方向Eに従って両歯車32,21の中心D,Cを結ぶ線分Hの延在方向に行われるので、その噛合が確実に行われ得る。
なお、電子時計1vが図7の通常運針位置にある場合、リセットレバー70を三番外しレバー70vとみなせば、電子時計1について図2に示した断面形状がそのまま電子時計1vにあてはまる。
一方、電子時計1vにおいて、巻真50が図8に示したようにA1方向に引出されて針回し位置P1に設定される場合、巻真50の先端部54がA1方向に逃げるので、三番外しレバー70vの剛性当接部72vが巻真50の先端部54の側縁から外れるから、三番外しレバー70vがばね部76vのばね力によってF1方向に回動される。従って、三番外しレバー70vの出力側レバー部77vを構成する座係合腕部79vもF1方向に回動されて、L1方向に変位される。
座係合腕部79vのL1方向変位に従い、凹部67で座係合腕部79vに係合した三番外し座60もL1方向変位力を受ける。ところが、三番外し座60は、スライドピン65,66と長穴2eとの係合により可動方向がE方向に規制されているので、三番外し座60はL2方向の変位のうちE方向成分の向きに対応するE1方向に変位される。従って、座係合腕部79vは、L1方向とE1方向とのズレに応じて、三番外し座60の凹部67に対してG1方向に変位され引込む。
すなわち、三番外しレバー70vでは、座係合腕部79vの変位方向L1が三番外し座60の変位方向E1に対して比較的大きく傾いていることから三番外しレバー70vの座係合腕部79vが三番外し座60に対してG1方向に比較的大きく引込む点を除き、電子時計1の場合と同様に、三番外し座60をE1方向に変位させ、三番外し座60を針回し位置Q1に位置決めする。従って、電子時計1vにおいても、電子時計1におけるのと同様に、三番車30のかな部32は、E方向に真直ぐ変位されて、二番車20の歯車部21との噛合が解除される。電子時計1vにおける三番かな32と二番歯車21との噛合解除も、座係合腕部79vの変位方向にかかわらず三番外し座60のスライド方向Eに従って両歯車32,21の中心D,Cを結ぶ線分の延在方向に行われるので、その噛合解除が確実に行われ得る。
なお、電子時計1vが図8の針回し位置にある場合、リセットレバー70を三番外しレバー70vとみなせば、電子時計1について図4に示した断面形状がそのまま電子時計1vにあてはまる。
この例の電子時計1vで典型的に示されているように、レバー70vの回転中心71から座係合腕部79vまでの回転半径が小さくても、三番外し座60により三番車30と二番車20との噛合及びその解除を確実に行い得るので、時計1vの小型化を図ることが可能になる。
また、この電子時計1vでも、変位方向L1,L2がE方向成分として夫々E1,E2を有する限り、座係合腕部79vのL1,L2方向変位に応じて三番外し座60がE1,E2方向に変位され得るので、レバー70vの回動中心71vの位置は比較的自由に選択され得るから、電子時計1vでは、レイアウトの自由度が高い。
なお、巻真50のA1,A2方向の出入りによりF1,F2方向に回動されるレバーと該レバーによりE1,E2方向に平行移動される三番外し座との係合は、三番外し座の凹部にレバーの一部が遊嵌される代わりに、レバーの凹部に三番外し座の一部が遊嵌されることにより実現されていてもよい。
次に、このようなリセットレバー70w及び三番外し座60wを備えた電子時計1wの一例を図10〜図13に基づいて説明する。電子時計1wにおいて、図1〜図6に示した電子時計1と同様な部材、部位ないし要素には同一の符号が付され、部分的に異なる点があるものには、添字wが付されている。
電子時計1wにおいて、三番外し座60wは、図5に示した三番外し座60と比較して、軸受部61とピン状突起部64wとの間の凹部67wの長さが短い点を除いて、三番外し座60と同様に構成されている。
また、電子時計1wでは、地板2wが、二番車20の軸受部2aのうち長穴2ewに面する側の表面部に係止突起部2kを備え、長穴2ewが、軸受部2aの表面ではなくて係止突起部2kの表面近傍まで延びている点を除いて、地板2と同様に構成されている。
更に、電子時計1wでは、出力側レバー部77wの座係合腕部79wが、長穴91を備え、該長穴91に三番外し座60wのピン状突起部64wが遊嵌され、その結果、座係合腕部79wの長穴91の一側壁92が三番外し座60wの凹部67wに遊嵌されている点を除き、タツノオトシゴ状のリセットレバー70wが、リセットレバー70と同様に構成されている。なお、長穴91は、リセットレバー70wのF1,F2方向の回動に伴って座係合腕部79wが回動中心軸71のまわりでF1,F2方向に移動される際に、三番外し座60wのピン状突起部64wのE1,E2方向の直線的変位を可能にするような形状で細長く延びている。
以上の如く構成された電子時計1wでは、図10及び図11に示したように、巻真50がA2方向に押込まれて通常運針位置P0に達する場合、巻真50の先端部54によりリセットレバー70wの入力側レバー部74がF2方向に回動され、リセットレバー70wの座係合腕部79wが、出力側レバー部77wのF2方向回動に伴ってL2方向に移動され、該座係合腕部79が側壁部92において凹部67wに嵌り込み長穴91でピン状突起部64wに遊嵌された三番外し座60wに対してL2方向の変位力を及ぼす。三番外し座60wは、スライドピン65,66wと長穴2ewとの嵌合により、変位可能な方向がE方向に規制されているので、三番外し座60wは、長穴2ewの延在方向Eに沿ってE2方向に変位される。この変位は、リセットレバー70wの側壁93の外縁94が地板2wの係止突起部2kに当接するところで、停止する。三番外し座60wのE2方向変位に伴いF2方向に揺動されるレバー本体部75wの座係合腕部79wは、僅かにG2方向に突出する。この座係合腕部79wのG2方向の突出は、三番外し座60wのピン状突起部64wに対して座係合腕部79wの長穴91が延在方向に変位することにより許容される。即ち、三番外し座60wは、レバー本体部75wの座係合腕部79wの厳密な変位方向にかかわらずそのE方向変位成分に応じて、E2方向に平行移動される。三番外し座60wが、E2方向に変位されて通常運針位置Q0に達すると、三番外し座60wの軸受部61に三番真33の一端ほぞ部35が嵌合された三番車30は、その中心軸線が回転中心軸線Dに一致する位置J0に達すると共に三番かな32が二番歯車21に所定の噛合い深さで噛合する。この三番かな32と二番歯車21との噛合に際して、三番車30は、丁度、両方の車30,20の中心軸線D,Cを結ぶ方向Eに沿って径方向に近接されるので、該噛合が確実に行なわれ得る。
一方、図12及び図13に示したように、巻真50がA1方向に引出されて針回し位置P1に達する場合、巻真50の先端部54がリセットレバー70wの剛性当接部72からA1方向に逃げる。従って、リセットレバー70wのレバー本体部75wは、U字状ばね部76のばね力によって、F1方向に回動される。その結果、レバー本体部75wの座係合腕部79wがL1方向に移動されて、該座係合腕部79wが側壁部92及び長穴91で凹部67w及びピン状突起部64wに係合された三番外し座60wに対してL1方向の変位力を及ぼす。三番外し座60wは、変位可能な方向がE方向に規制されているので、三番外し座60wは、長穴2ewの延在方向に沿ってE1方向に変位される。この変位は、三番外し座60wのスライドピン部65が外側縁65aで長穴2eの端部2gに当接するところで、停止する。三番外し座60wのE1方向変位に伴いF1方向に揺動されるレバー本体部75wの座係合腕部79wは、僅かにG1方向に引っ込む。この座係合腕部79wのG1方向の引込みは、三番外し座60wのピン状突起部64wに対して座係合腕部79wの長穴91が延在方向に変位することにより許容される。即ち、三番外し座60wは、レバー本体部75wの座係合腕部79wの厳密な変位方向にかかわらずそのE方向変位成分に応じて、E1方向に平行移動される。三番外し座60wが、E1方向に変位されて針回し位置Q1に達すると、三番外し座60wの軸受部61に三番真33の一端ほぞ部35が嵌合された三番車30は、その中心軸線が回転中心軸線Dに対して大きく傾斜した噛合解除位置J1に達すると共に三番かな32と二番歯車21との噛合が完全に解除される。この三番かな32と二番歯車21との噛合解除に際して、三番車30は、丁度、両方の車30,20の中心軸線D,Cを結ぶ方向Eに径方向に離間されるので、該噛合解除が確実に行なわれ得る。
以上においては、時計が電子時計からなる例について説明したけれども、時計は、電子時計の代わりに、機械式時計であってもよい。その場合、リセットレバーの代わりに、通常運針位置と針回し位置との間で出入れ可能な巻真に一端部で係合され巻真の出入れに応じて回転中心軸線のまわりで回動可能な本体部を備えた別のレバーが用いられる。
本発明による好ましい一実施例の電子時計が通常運針位置にある状態の平面説明図。 図1の電子時計の断面説明図。 図1の電子時計が針回し位置にある状態についての図1と同様な平面説明図。 図1の電子時計が図3の状態にある場合における図2と同様な断面説明図。 図1の電子時計の三番外し座の斜視説明図。 図1の電子時計の地板のうち三番外し座が係合する領域の斜視説明図。 本発明の一変形例の電子時計が通常運針位置にある状態についての図1と同様な平面説明図。 図7の電子時計が針回し位置にある状態についての図3と同様な平面説明図。 図7の電子時計の三番外しレバーについての斜視説明図。 本発明の別の一変形例の電子時計が通常運針位置にある状態についての図1と同様な平面説明図。 図10の電子時計についての図2と同様な断面説明図。 図10の電子時計が針回し位置にある状態についての図3と同様な平面説明図。 図10の電子時計が図12の状態にある場合における図4と同様な断面説明図。
符号の説明
1,1v,1w 電子時計
2,2w 地板
2e,2ew 長穴
2k 係止部
3 輪列受
10 筒車(時車)
20 二番車(分車)
21 二番歯車
22 二番かな
24 二番真
30 三番車
31 三番歯車
32 三番かな
33 三番真
34,35 端部(ほぞ部)
40 四番車(秒車)
41 四番歯車
42 四番かな
44 四番真
50 巻真
54 先端部
55 つづみ車
60,60w 三番外し座(スライド部材)
61 軸受部
63 穴
64,64w ピン状突起部
64a,66a 側縁
65,66,66w スライドピン部
67,67w 凹部
68 端縁
70,70v,70w レバー
71,71v 回動軸部
72,72v 剛性当接部
76,76v ばね部
79,79v,79w 座係合部
91 長穴
92,93 側壁部
94 側縁部
C,D 回転中心軸線
E,E1,E2 方向
F1,F2 回動方向
H 中心を結ぶ線分
J0 噛合位置
J1 噛合解除位置
P0,Q0 通常運針位置
P1,Q1 針回し位置

Claims (12)

  1. 通常運針位置と針回し位置との間で出入れ可能な巻真に一端部で係合され、前記巻真の出入れに応じて回転中心軸線のまわりで回動可能な本体部を備えたレバーと、
    共通中心軸線のまわりで同心に回転される第一及び第二の車と該共通中心軸線と平行な別の中心軸線のまわりで回転され該第一及び第二の車に噛合された第三の車とを備えた時計輪列と、
    前記第三の車の真の一端を回転自在に支持する軸受部を備え、該第三の車の中心と前記第一及び第二の車の中心とを結ぶ方向に対して平行な方向に移動可能に静置支持体に支持されると共に前記レバーの他端側に係合されたスライド部材であって、巻真が通常運針位置から針回し位置に引出された際、前記第三の車と前記第一の車との噛合を解除すべく前記第三の車の真を前記第一の車から離間させるように平行移動されるものと
    を有する時計。
  2. 前記第三の車が三番車であり、前記第一及び前記第二の車が分車及び秒車である請求項1に記載の時計。
  3. 前記レバーは、前記巻真が通常運針位置にある際に採る通常位置から前記巻真が針回し位置にある際に採る並進位置に該レバーの本体部に偏倚力を及ぼすばね部を有する請求項1又は2に記載の時計。
  4. 前記スライド部材及び前記静置支持体のうちの一方が前記第三の車と前記第一の車とを結ぶ方向に延在した長穴を備え、前記スライド部材及び前記静置支持体のうちの他方が該長穴に遊嵌される突起部を備える請求項1から3までのいずれか一つの項に記載の時計。
  5. 前記突起部が、一列に並んだ複数の突起部分からなる請求項4に記載の時計。
  6. 前記スライド部材が係合溝部を備え、前記レバーが該係合溝部に係合される腕部分を備える請求項4又は5に記載の時計。
  7. 前記レバーの前記腕部分が回転中心軸線から延びた一方の腕部の中間に形成されている請求項4に記載の時計。
  8. 前記レバーがリセットレバーである請求項7に記載の時計。
  9. 前記レバーの前記腕部分が回転中心軸線から延びた一方の腕部から分岐して延びている請求項6に記載の時計。
  10. 前記レバーの前記腕部分が回転中心軸線から巻真係合部まで延びた腕部の中間部分から分岐している請求項9に記載の時計。
  11. 前記スライド部材がレバー係合突起部を備え、前記レバーは、該レバー係合突起部が遊嵌される長穴を備える請求項4又は5に記載の時計。
  12. 前記静置支持体が地板又は輪列受からなる請求項1から11までのいずれか一つの項に記載の時計。
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